JP2018155002A - 引戸装置 - Google Patents
引戸装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018155002A JP2018155002A JP2017052021A JP2017052021A JP2018155002A JP 2018155002 A JP2018155002 A JP 2018155002A JP 2017052021 A JP2017052021 A JP 2017052021A JP 2017052021 A JP2017052021 A JP 2017052021A JP 2018155002 A JP2018155002 A JP 2018155002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- groove
- door panel
- guide
- guide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
Description
例えば、下記特許文献1には、引戸パネルの下端部の凹溝に挿入されるガイドピンを有した下端ガイド部材を備えた引戸装置が開示されている。また、この引戸装置は、開閉に伴い移動する引戸パネルの直下に少なくとも一つが存在するように複数箇所に配置される下端ガイド部材を備えた構成とされている。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係る引戸装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る引戸装置1は、図2に示すように、戸幅方向にスライド自在に上レール36に吊下支持される戸パネル20を備えている。また、引戸装置1は、図4に示すように、この戸パネル20の下端部に設けられた凹溝30に挿入されるガイド部43を有したガイド部材40を備えている。このような構成とすれば、床側に下枠や下レール等を設ける必要がなく、床側の段差等を生じ難くすることができる。
本実施形態では、この引戸装置1を、戸厚方向に重合するように引き違い状に配設され、連動機構27,28によって連動される三枚の戸パネル10A,10B,20を備えた構成としている。つまり、引戸装置1は、三枚連動式とされている。このような構成とすれば、戸厚方向外側の戸パネル10A,10Bの移動に連動させて中央戸パネル20を戸幅方向に移動させることができる。また、本実施形態では、これら三枚の戸パネル10A,10B,20のうちの中央戸パネル20を、ガイド部材40に下端側がガイドされる戸パネルとしている。
上枠3は、戸幅方向に長尺状とされ、開口部の開口幅に応じた長さ寸法とされている。この上枠3の下面側には、図4に示すように、上レール36を受け入れる凹溝が長手方向に延びるように、かつ下方側に向けて開口するように設けられている。図例では、上レール36の上側部位のみを受け入れる凹溝を上枠3に設けた例を示しているが、上レール36の略全体を受け入れる凹溝を上枠3に設けた態様としてもよい。
これら両側の縦枠4A,4Bと上枠3とは、上枠3の長手方向の各端面に、両側の縦枠4A,4Bの内側面の上端部を突き合わせ、適宜の止具によって三方枠状に枠組みされた状態で、開口部の適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
なお、図例では、これら両側の縦枠4A,4B及び上枠3を、固定枠状とした例を示しているが、額縁状部材を備えたいわゆるケーシング枠としてもよい。
これらガイド溝37A,37B,38及び受入溝39は、上レール36の全長に亘って設けられている。
なお、上レール36は、上記のような形状に一体的に形成されたものでもよく、複数部材から構成されたものでもよい。また、上レール36は、ねじや釘等の止具や、接着剤等によって上枠3に固定されるものでもよい。
また、上レール36を含み、開口枠を構成する上枠3及び両側の縦枠4,4は、当該引戸装置1が備えたものでもよい。
また、本実施形態では、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの戸幅寸法を、中央戸パネル20の戸幅寸法よりも大きい寸法としている。本実施形態では、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの戸幅寸法を、互いに略同寸法とし、中央戸パネル20の戸幅寸法に、後記する引手としての把手12,13が設けられた開閉側端部の戸幅寸法を足し合わせた寸法としている。これら各戸パネル10A,10B,20の戸幅寸法は、図2(a)及び図3(a)に示すように、閉鎖状態で隣り合う戸パネル同士の戸幅方向の端部が戸厚方向に重合するように、開口5の開口幅(両縦枠4A,4B間の寸法)に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。
各把手12,13,12,13は、略同様の構成とされており、上下方向に延びる棒状(バー状)の把持部を備えた構成とされている。
また、各戸パネル10A,10Bの外側(反壁心側)に突出する外側把手12,12と中央側に突出する中央側把手13,13とは、各戸パネル10A,10Bの戸幅方向で略一致する位置に設けられている。これら外側把手12,12及び中央側把手13,13は、壁体2の壁厚方向のいずれ側においても、また、右引き及び左引きのいずれ側にも開閉操作が可能なように設けられている。
本実施形態では、全開状態で第1戸パネル10Aの反開閉側端面11Aと中央戸パネル20の一方の縦枠(第1縦枠)4A側に向く戸幅方向一方側の第1端面21とを戸幅方向で略一致させるように、第1戸パネル10Aの上記開放側への移動が阻止される構成としている。つまり、第1戸パネル10Aは、中央戸パネル20と最大限戸厚方向に重合して全開された際に、その反開閉側端面11Aと中央戸パネル20の第1端面21とが略同一平面状となる位置で中央戸パネル20に対する上記開放側への移動が阻止される。
なお、図2(b)及び図3(b)では、全開状態で、第1縦枠4A側に出入口を形成した例を示しているが、第2縦枠4B側に出入口を形成することも可能である。また、図2(b)において二点鎖線にて示すように、全開状態で、これら戸パネル10A,10B,20を、開口5の戸幅方向の途中部位に位置させることも可能な構成とされている。また、引手としては、上記のような棒状の把持部を備えた把手12,13に限られず、戸厚方向両面側において凹状に設けられたものでもよい。
なお、上レール36の第1ガイド溝37A及び第2ガイド溝37Bに、閉鎖状態の第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの開閉側端部の上端部に設けられたランナー部材14A,14Bを捕捉するキャッチ部を設けた構成としてもよい。
本実施形態では、この連動機構27,28を、中央戸パネル20の戸幅方向両端部にそれぞれ回転自在に設けられた回転車27,27と、これら回転車27,27に巻き掛けられた無端状伝動体28と、を備えたものとしている。本実施形態では、これら回転車27,27及び無端状伝動体28を、中央戸パネル20の上端側に設けている。
回転車27,27は、軸方向を上下方向に沿わせた回転軸27a,27a回りに回転自在とされ、例えば、滑車(プーリー)とされている。これら回転車27,27は、各回転軸27a,27aを円心とする略同径の略円盤形状とされ、その外周には、無端状伝動体28としてのワイヤーが係合して掛けられる係合溝が周方向に沿って形成されている。なお、無端状伝動体28としては、ワイヤーに限られず、ベルトやボールチェーン等の他の紐状体としてもよい。また、回転車27,27としては、滑車に限られず、歯車(スプロケット)等、他の回転車としてもよい。この場合は、無端状伝動体28を回転車27,27の構成に応じて、チェーン等とすればよい。
無端状伝動体28は、これら回転車27,27が同一方向に回転するよう平行状に巻き掛けられている。この無端状伝動体28と第1戸パネル10Aとは、第1連結部16Aによって連結され、無端状伝動体28と第2戸パネル10Bとは、第2連結部16Bによって連結されている。
第1連結部16Aは、図3及び図4に示すように、第1戸パネル10Aの開閉操作される側とは異なる側の反開閉側端部の上端部に設けられたランナー部材15Aと無端状伝動体28とを連結するように設けられている。この第1連結部16Aは、両回転車27,27に巻き掛けられた無端状伝動体28の戸厚方向一方側部位に連結されている。
第2連結部16Bは、第2戸パネル10Bの開閉操作される側とは異なる側の反開閉側端部の上端部に設けられたランナー部材15Bと無端状伝動体28とを連結するように設けられている。この第2連結部16Bは、両回転車27,27に巻き掛けられた無端状伝動体28の戸厚方向他方側部位に連結されている。
また、これら第1連結部16A及び第2連結部16Bは、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bの反開閉側端部側のランナー部材15A,15Bに一体的に設けられたものでもよく、または、適宜の締結具等によって連結固定されたものでもよい。
このような構成により、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのうちのいずれか一方をスライドさせれば、両回転車27,27の回転を伴い、各連結部16A,16Bが戸幅方向に互いに逆側に無端状伝動体28とともに移動する。これに伴い、中央戸パネル20が第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのうちのいずれか一方の移動速度に対して略1/2の移動速度で同方向に移動する。つまり、第1戸パネル10A及び第2戸パネル10Bのうちのいずれか一方の移動量に対して中央戸パネル20が同方向に略1/2移動する。
第1戸パネル10Aの下端側をガイドするガイド部22は、中央戸パネル20の第1端面21側の端部に連結部材を介して固定されている。
第2戸パネル10Bの下端側をガイドするガイド部24は、中央戸パネル20の第2端面23側の端部に連結部材を介して固定されている。
各戸パネル10A,10Bは、これらガイド部22,24が凹溝17A,17Bに挿入され、戸厚方向への振れが抑制される。なお、図3では、各ガイド部22,24の連結部材の図示を省略している。また、戸厚方向両側の戸パネル10A,10Bの下端側をガイドするガイド部22,24としては、上下方向に沿う軸回りに回転自在とされたローラーでもよい。
また、中央戸パネル20が戸厚方向に押圧され、または引っ張られながらスライドされる際には、第1のガイド部材40A(40B)のガイド部43に凸部34,34が引っ掛かり、中央戸パネル20のスライド方向先側への移動が抑制される。これにより、スライド方向先側に配置される第2のガイド部材40B(40A)のガイド部43の凹溝30への挿入不良を抑制することができる。つまり、スライド方向先側に配置される第2のガイド部材40B(40A)のガイド部43が凹溝30に挿入される前に、中央戸パネル20のスライド方向先側への移動が抑制される。
また、本実施形態のように、上記のような連動機構27,28を設けた構成とした場合には、上端側に設けられた連動機構27,28への負荷を効果的に抑制することができる。
また、これらガイド部材40,40のうちの第2縦枠4B側のガイド部材40Aは、全開状態とされて中央戸パネル20が第2縦枠4B側に位置した状態(図3(b)に示す状態)で、中央戸パネル20の第1端面21側の端部の直下に位置するように配される。また、これらガイド部材40,40のうちの第1縦枠4A側のガイド部材40Bは、図示は省略しているが、全開状態とされて中央戸パネル20が第1縦枠4A側に位置した状態で、中央戸パネル20の第2端面23側の端部の直下に位置するように配される。
また、中央戸パネル20が第1縦枠4A側から第2縦枠4B側に移動する際には、第1縦枠4A側のガイド部材40Bが第1のガイド部材を構成し、第2縦枠4B側のガイド部材40Aがスライド方向先側に配置される第2のガイド部材を構成する。
なお、第2縦枠4B側のガイド部材40A及び第1縦枠4A側のガイド部材40Bの区別を要しない場合には、ガイド部材40,40として説明する。また、これらガイド部材40,40は、互いに同様の構成であるので、具体的構成について、一方を例にとって以下に説明する。
この凹溝30の溝底側には、図4に示すように、ガイド部材40のガイド部43の磁石44を吸引して上方側に向けて突出させる吸引部35が設けられている。このような吸引部35としては、凹溝30の溝長手方向に長尺状とされた鉄板等の強磁性体でもよく、ガイド部43の磁石44と互いに吸引するように配された磁石でもよい。例えば、凹溝30の溝長手方向両端部に、吸引部35としての磁石を設け、これら磁石間に吸引部35としての強磁性体を設けた構成としてもよい。また、この凹溝30は、中央戸パネル20の下端部に設けられた受入溝に嵌め込まれて埋込状に設けられた溝部材に設けられている。
凸部34,34,34,34の突出寸法は、ガイド部43の係止が可能なように、また、互いに向き合うように突出する凸部34,34間をガイド部43の通過が可能なように、ガイド部43の戸厚方向に沿う寸法(径)に応じて適宜の寸法としてもよい。
また、これら第1端面21側の端部の凸部34,34は、第1縦枠4A側のガイド部材40Bのガイド部43に引っ掛かるように係止した状態で、第2縦枠4B側のガイド部材40Aのガイド部43に第2端面23が近接した位置となるように設けられたものでもよい。
これら凸部34,34,34,34の傾斜面34a,34a,34a,34aは、溝長手方向外側で溝幅方向中心側に向くように傾斜状に設けられている。換言すれば、これら傾斜面34a,34a,34a,34aは、溝長手方向中央側に向かうに従い徐々に溝幅を小さくするように設けられている。
また、これら凸部34,34,34,34の係止面となる溝長手方向中央側に向く面は、ガイド部43の係止が可能なように、適宜の形状としてもよい。図例では、これら凸部34,34,34,34の溝長手方向中央側に向く面を、溝内壁33,33に対して略直交状とされた平坦面とした例を示している。
本実施形態では、凹溝30の溝長手方向両端側部位となる外側溝部31,31の溝幅を、溝長手方向両側の凸部34,34,34,34間の中央側溝部32の溝幅よりも大としている。つまりは、凹溝30は、溝長手方向両端側に幅広の外側溝部31,31を設け、溝長手方向中央側に幅狭の中央側溝部32を設けた構成とされている。また、これら溝長手方向両端側の外側溝部31,31と中央側溝部32との境界部に位置するように凸部34,34,34,34を設けた構成としている。
溝長手方向両側の外側溝部31,31は、各端部の凸部34,34,34,34から凹溝30の溝長手方向両側の外側開口に至るまで設けられている。これら外側溝部31,31は、溝幅方向中心が中央戸パネル20の戸厚方向略中心に位置するように設けられている。また、これら外側溝部31,31は、全長に亘って略一様な溝幅寸法とされている。
また、これら外側溝部31,31及び中央側溝部32からなる凹溝30の溝深さ寸法は、突出状態とされたガイド部43の上下方向に沿う寸法よりも小とされている。この凹溝30の溝深さ寸法は、全長に亘って略一様な寸法とされている。
また、連動機構27,28としては、上記のような構成とされたものに限られない。例えば、閉鎖した状態で戸厚方向に重合する端部(召し合せ部)等に、互いに引っ掛けられる引掛部等を閉鎖側へスライド移動させる際の連動機構として設けた態様としてもよい。本実施形態に係る引戸装置1が備える各部の具体的構成としては、その他、種々の変形が可能である。
なお、以下の各実施形態では、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る引戸装置1Aは、戸厚方向に重合するように引き違い状に配設される二枚の戸パネル10C,20Aを備えた構成とされている。また、これら二枚の戸パネル10C,20Aが全開された際に納められる袖壁部7を壁体2に設けた構成としている。つまり、本実施形態では、二枚の戸パネル10C,20Aを戸厚方向に重合させて袖壁部7に沿わせるように配設した状態で、これら戸パネル10C,20Aの戸先側に、出入口が形成される構成とされている。
また、開口枠は、三方枠を構成する上枠3A、戸先側縦枠4C及び戸尻側縦枠4Dに加えて戸先側縦枠4Cとによって開口5Aの開口幅方向両側を区画する中方立(中間縦枠)6を備えている。この中方立6は、袖壁部7の開口5A側の端部に沿うように設けられている。また、戸尻側縦枠4Dは、袖壁部7の壁厚に応じて戸先側縦枠4Cよりも見込寸法(壁厚方向に沿う寸法)が小とされている。また、上枠3Aは、袖壁部7の壁厚に応じて、袖壁部7側部位の見込寸法が開口5A側部位の見込寸法よりも小とされている。
戸先側戸パネル10Cは、上記と概ね同様、戸先側端部の戸厚方向両側に把手12,13を設けた構成とされている。この戸先側戸パネル10Cは、図5(a)において二点鎖線にて示すように、全開位置において、戸尻側端面が戸尻側縦枠4Dに当接または近接され、戸先側端部が開口5A側において把手12,13の操作が可能なように開口5A側に位置する構成とされている。つまり、この戸先側戸パネル10Cの戸幅寸法は、袖壁部7の壁幅寸法に中方立6の壁幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法よりも大とされている。また、この戸先側戸パネル10Cの下端部には、上記同様の凹溝17Aが設けられている。
また、本実施形態においても、この袖壁側戸パネル20Aが閉鎖位置において、この袖壁側戸パネル20Aの戸幅方向の各端部の直下に位置するように配設される二つのガイド部材40,40を備えた構成としている。
なお、本実施形態では、戸先側戸パネル10Cと袖壁側戸パネル20Aとを開口5A側において戸厚方向に重合させた状態で、開放側に向けて移動させる可能性は低いため、戸先側端部の凸部34,34を設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、二枚の戸パネル10C,20Aを袖壁納めで設けた例を示しているが、上記第1実施形態と概ね同様、袖壁部7を設けていない両側の縦枠4A,4B間に設けた態様としてもよい。
また、袖壁側戸パネル20Aの下端部の凹溝30A等、引戸装置1Aを構成する各部の具体的構成としては、上記のような構成とされたものに限られず、上記第1実施形態同様、その他、種々の変形が可能である。
本実施形態に係る引戸装置1Bは、片引き状に配設される一枚の戸パネル20Bを備えた構成とされている。また、本実施形態では、この戸パネル20Bを、全開位置において壁体2の壁厚方向一方面に沿うように納められるアウトセット納めで建て付けた構成としている。つまり、本実施形態では、この戸パネル20Bを開口5Bの開口幅方向一方側の壁体2の壁厚方向一方面に沿わせるように配設した状態で、この戸パネル20Bの戸先側に、出入口が形成される構成とされている。
また、本実施形態では、戸先側縦枠4Eは、見込方向(壁厚方向)一方側端部にアウトセット状に配された戸パネル20Bの戸先側端面が当接されるように、該一方側端部が壁体2の壁厚方向一方側面よりも壁厚方向一方側に突出する構成とされている。戸尻側縦枠4Fは、見込方向一方側端面が戸パネル20Bの戸厚方向壁体2側に向く面に近接して対向するように、見込寸法が戸先側縦枠4Eよりも小とされている。なお、閉鎖位置の戸パネル20Bの戸先側端面に当接されるように戸先側縦枠4Eの一方側端部が壁厚方向一方側に突出される構成に代えて、戸先側縦枠4Eの見込寸法を戸尻側縦枠4Fの見込寸法と略同寸法としてもよい。
本実施形態では、引戸装置1Bは、この戸パネル20Bの移動軌跡の直下に位置するように、スライド方向に間隔を空けて配置される三つのガイド部材として、第1のガイド部材40Cと第2のガイド部材40Dと第3のガイド部材40Eとを備えている。これらガイド部材40C,40D,40Eは、互いに同様の構成とされている。
また、本実施形態では、戸パネル20Bが閉鎖位置から開放側に移動する際には、単一のガイド部材のガイド部43が凹溝30Bに挿入された状態からこれに加えて二つ目のガイド部材のガイド部43が凹溝30Bに挿入される状態が生じない構成とされている。つまり、戸パネル20Bが閉鎖位置から開放側に移動する際には、第3のガイド部材40E及び第2のガイド部材40Dのガイド部43,43が凹溝30Bに挿入された状態で、第1のガイド部材40Cのガイド部43が凹溝30Bに挿入される構成とされている。
これら凸部34,34は、上記と概ね同様、溝長手方向戸尻側に向く面が傾斜面34a,34aとされ、溝長手方向戸先側に向く面が係止面とされている。
なお、本実施形態では、戸パネル20Bをアウトセット納めで設けた例を示しているが、上記第2実施形態と概ね同様、袖壁納めで設けた態様としてもよい。
また、戸パネル20Bの下端部の凹溝30B等、引戸装置1Bを構成する各部の具体的構成としては、上記のような構成とされたものに限られず、上記第1実施形態同様、その他、種々の変形が可能である。
20 中央戸パネル(戸パネル)
20A 袖壁側戸パネル(戸パネル)
20B 戸パネル
27 回転車(連動機構)
28 無端状伝動体(連動機構)
30,30A,30B 凹溝
31 外側溝部(戸幅方向外側部位)
32 中央側溝部(戸幅方向中央側部位)
33 溝内壁
34 凸部
34a 傾斜面
36 上レール
40 ガイド部材
40A 第1のガイド部材(第2のガイド部材)
40B 第2のガイド部材(第1のガイド部材)
40C 第1のガイド部材
40D 第2のガイド部材
43 ガイド部
Claims (5)
- 戸幅方向にスライド自在に上レールに吊下支持される戸パネルと、該戸パネルの下端部に戸幅方向の全体に亘って設けられた凹溝に挿入されるガイド部を有したガイド部材と、を備えた引戸装置であって、
前記ガイド部材は、第1のガイド部材のガイド部が前記凹溝に挿入された状態から該第1のガイド部材に加えて第2のガイド部材のガイド部が前記凹溝に挿入される状態が生じるように、スライド方向に間隔を空けて複数箇所に配置される構成とされており、
前記戸パネルの凹溝の溝幅方向両側の溝内壁には、スライド方向先側に配置される前記第2のガイド部材のガイド部が該凹溝に挿入されていない状態で、前記戸パネルの下端側が戸厚方向に変位した際に該第1のガイド部材のガイド部に引っ掛かるように係止し、該戸パネルのスライド方向先側への移動を抑制する凸部が溝幅方向中央側に向けて突出するように設けられていることを特徴とする引戸装置。 - 請求項1において、
前記凹溝の溝幅方向両側の溝内壁の凸部の戸幅方向外側に向く面は、突出方向先端から基端側の溝内壁に向けて下るように傾斜する傾斜面とされていることを特徴とする引戸装置。 - 請求項1または2において、
前記凸部は、前記凹溝の戸幅方向両端部の溝幅方向両側の溝内壁に設けられていることを特徴とする引戸装置。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記凹溝は、前記凸部よりも戸幅方向外側部位の溝幅が戸幅方向中央側部位の溝幅よりも大とされていることを特徴とする引戸装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記戸パネルは、戸厚方向に重合するように引き違い状に配設され、連動機構によって連動される三枚の戸パネルのうちの中央戸パネルであることを特徴とする引戸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017052021A JP6761988B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 引戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017052021A JP6761988B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 引戸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018155002A true JP2018155002A (ja) | 2018-10-04 |
JP6761988B2 JP6761988B2 (ja) | 2020-09-30 |
Family
ID=63716409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017052021A Active JP6761988B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 引戸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6761988B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109386214A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-02-26 | 广信铝业股份有限公司 | 一种便于推拉的铝合金窗 |
TWI712729B (zh) * | 2018-11-13 | 2020-12-11 | 奧地利商朱利葉斯百隆股份有限公司 | 用於家具部件之可移動安裝的引導滑塊、具有該引導滑塊的引導系統以及具有該引導系統的家具 |
TWI712728B (zh) * | 2020-02-13 | 2020-12-11 | 晟鈺工程企業有限公司 | 窗滾輪 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1046905A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-17 | Suehiro Sangyo:Kk | 吊り戸用走行装置及びそれに用いられるストッパー部材 |
JP2004251104A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-09-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 吊り戸装置 |
JP2015052199A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | パナソニック株式会社 | 引戸装置 |
-
2017
- 2017-03-17 JP JP2017052021A patent/JP6761988B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1046905A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-17 | Suehiro Sangyo:Kk | 吊り戸用走行装置及びそれに用いられるストッパー部材 |
JP2004251104A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-09-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 吊り戸装置 |
JP2015052199A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | パナソニック株式会社 | 引戸装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI712729B (zh) * | 2018-11-13 | 2020-12-11 | 奧地利商朱利葉斯百隆股份有限公司 | 用於家具部件之可移動安裝的引導滑塊、具有該引導滑塊的引導系統以及具有該引導系統的家具 |
US11725441B2 (en) | 2018-11-13 | 2023-08-15 | Julius Blum Gmbh | Guide carriage for movably mounting a furniture part |
CN109386214A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-02-26 | 广信铝业股份有限公司 | 一种便于推拉的铝合金窗 |
TWI712728B (zh) * | 2020-02-13 | 2020-12-11 | 晟鈺工程企業有限公司 | 窗滾輪 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6761988B2 (ja) | 2020-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018155002A (ja) | 引戸装置 | |
JP5587502B2 (ja) | 収納式折戸装置 | |
CN101523006B (zh) | 滑门定位系统 | |
CN205223654U (zh) | 门锁及上盖式洗衣机 | |
JP6103493B2 (ja) | 引戸装置 | |
KR101301675B1 (ko) | 2중의 잠금장치가 구비된 금고용 도어 | |
JP6367131B2 (ja) | ドアユニット及びエレベータ | |
JP5633212B2 (ja) | 移動式間仕切装置 | |
JP6238196B2 (ja) | 引戸装置 | |
KR20070112359A (ko) | 폴딩도어 | |
KR20170018788A (ko) | 양문형 연동 미닫이문의 연동장치 | |
KR101091184B1 (ko) | 슬라이딩 개방 또는 회전 개방, 슬라이딩 개방 및 회전 개방이 가능한 분전함용 도어 | |
JP2008025282A (ja) | 可動間仕切装置及び引き戸取付ユニット | |
JP6877267B2 (ja) | 折戸ユニット | |
JP6227099B1 (ja) | 電波吸収衝立の開閉機構 | |
JP2006147669A (ja) | 磁気シールドドア及び磁気シールド室 | |
JP6140040B2 (ja) | スライド扉 | |
JP2006312817A (ja) | 3連式引戸を備えた開口部装置 | |
CN103452437B (zh) | 一种用于塔机下支座通道的推拉窗门及塔机 | |
CN207275251U (zh) | 一种可折叠的金属周转笼式托盘 | |
JP5420738B2 (ja) | 引戸装置 | |
JP5107670B2 (ja) | 引戸装置及び風除室 | |
JP2020197063A (ja) | 間仕切り | |
KR20210127405A (ko) | 효율적인 접철문 슬라이드식 이동장치 | |
KR200468522Y1 (ko) | 이중창문의 잠금장치 및 이를 구비한 이중창문 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20171002 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200825 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6761988 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |