JP2003314133A - 引戸の支持装置 - Google Patents

引戸の支持装置

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JP2003314133A
JP2003314133A JP2002127437A JP2002127437A JP2003314133A JP 2003314133 A JP2003314133 A JP 2003314133A JP 2002127437 A JP2002127437 A JP 2002127437A JP 2002127437 A JP2002127437 A JP 2002127437A JP 2003314133 A JP2003314133 A JP 2003314133A
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篤 日下
Katsuaki Hayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外観良好にして、安定した支持状態を実現する
とともに、開口を最大限に有効利用できる引戸の支持装
置を提供する。 【解決手段】建物の開口部Sの開口縁に沿って配置さ
れ、前記開口部Sを開閉する引戸Dを支持するに際し
て、引戸Dの配設位置から板厚方向へ変位させて開口縁
に配置される固定ガイド部1と、引戸Dの配設位置に対
して前記固定ガイド部1を隠蔽する位置に設けられる化
粧面Kとを具備し、前記固定ガイド部1に引戸Dの開閉
方向に沿って可動部2を移動可能に支持させてリニアガ
イド機構を構成するとともに、この可動部2の一部を前
記化粧面Kと干渉しないように引戸Dの配設位置に持ち
出して、この持ち出し端側に引戸Dを取り付けるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部を開
閉する引戸を見栄え良く簡易に支持し得るようにした引
戸の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の居住空間を区成する手段として、
間仕切りが利用されているのは周知のところである。そ
して、かかる間仕切りによって囲まれた部屋に出入りす
るために、間仕切りの一部に開口を形成して引戸を配
し、これを出入口とすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来よりこ
の種の引戸として、少なくとも引戸の下端部に車輪やガ
イドローラを設け、これを床上に転動させながら開口を
開閉すべく引戸を作動させるようにしたものがある。し
かしながら、このようにすると、車輪等が通過する床が
カーペット等のように柔らかいものである場合にはレー
ルが必要になるため、床に段差ができて出入りの妨げに
なるという不都合がある。また、たとえ床がある程度硬
いものであっても、頻繁に引戸の車輪等が通過すると、
床に傷や変形が生じることは避け難いものである。
【0004】これに対して、引戸を吊り下げて支持すべ
く、開口の上縁近傍にレールを設ける一方、引戸の上端
にブラケットを介して車輪等を設け、この車輪等をレー
ル上に引っ掛けるように係わり合わせることによってレ
ールに引戸を吊り下げた状態に支持させて、引戸の下端
側を基本的に自由端としたものも考えられている。しか
しながら、このようにすると開口からレール付近が視認
され、引戸を上端側でのみ支持することによりレール構
造自体が大掛かりになりがちであることも相俟って、見
栄えが損なわれることが避け難いものとなる。また、こ
のようにすると、下端がフラついて引戸の開閉にガタつ
きが生じ易くなるため、何らかの手立てを講じることも
必要になる。
【0005】さらに、引戸の厚み内において上端や下端
に車輪等を配置すると、この車輪等が引戸と開口縁との
間に介在する分だけ有効開口が小さくなるため、開口を
最大限に有効利用したいとき等には不都合である。
【0006】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、外観良好にして引戸を吊り下げた状
態その他片持ち的な状態等に有効に支持することがで
き、必要に応じてその機能をより充実したものにできる
ようにした引戸の支持装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0008】すなわち、本発明に係る引戸の支持装置
は、建物の開口部の開口縁に沿って配置され、前記開口
部を開閉する引戸を支持するに際して、引戸の配設位置
から板厚方向へ変位させて開口縁に配置される固定ガイ
ド部と、引戸の配設位置に対して前記固定ガイド部を隠
蔽する位置に設けられる化粧面とを具備し、前記固定ガ
イド部に引戸の開閉方向に沿って可動部を移動可能に支
持させてリニアガイド機構を構成するとともに、この可
動部の一部を前記化粧面と干渉しないように引戸の配設
位置に持ち出して、この持ち出し端側に引戸を取り付け
るようにしたものである。
【0009】このようにすると、引戸側から見て、固定
ガイド部と可動部の間が化粧面の背後に隠蔽され、視認
されなくなるので、固定ガイド部と可動部との間に構成
されるリニアガイド機構がたとえ大掛かりなものになっ
ても、それが外部に露出して見栄えが損なわれることを
有効に防止することができる。このため、外観良好にし
て、支持状態の安定した引戸の支持装置を実現すること
が可能となる。また、固定ガイド部は、引戸の配設位置
から板厚方向へ変位した位置に設けてあり、引戸と開口
縁との間に介在するものではないため、開口を実質的に
狭めることがなく、開口を最大限に有効利用したい場合
等に有効な構造となる。
【0010】具体的な実施の態様としては、固定ガイド
部が、中空体状をなす枠材の内部に収容されており、そ
の枠材の外壁の一部を前記化粧面として利用しているも
のが挙げられる。例えば、枠材は少なくとも一部がチャ
ネル状をなし、引戸と略直交する底壁及び引戸と略平行
をなす起立壁が前記化粧面として機能しているようなも
のである。
【0011】可動部の一部を化粧面と干渉することなく
持ち出すための簡易な構造としては、化粧面と開口縁と
の間に引戸の開閉方向に延びるスリット状の隙間を形成
するようにしたものや、化粧面に引戸の開閉方向に延び
るスリットを形成するようにしたもの等が挙げられる。
【0012】リニアガイド機構は、固定ガイド部若しく
は可動部の何れか一方に突条を形成するとともに、他方
に溝を形成し、これら突条と溝とを係わり合わせた構成
からなるものが的確である。
【0013】本発明は、以上のような構成であるから、
開口縁を開口部の上縁とし、引戸の上端部をこの上縁に
吊り下げた状態に支持する場合に極めて有用なものとな
る。
【0014】このような吊り下げタイプのものにおい
て、フラつきを生じることなく引戸の下端部を自由端と
して歩行やキャスタ等の移動の妨げとなることを防止す
るためには、当該引戸と、隣接位置に設けた非可動部と
の召し合わせ部分若しくはその近傍部分のみに、引戸の
下端部を開閉方向に案内する下ガイド部材を設けておく
ことが望ましい。
【0015】引戸と、その引戸の隣接位置に配置される
非可動部との間に外観上の連続性をもたせるためには、
固定ガイド部を中空体状をなす枠材の内部に収容し、そ
の枠材の外壁の一部を前記化粧面として利用するように
して、前記枠材の一部を、引戸の隣接位置に配置される
非可動部を支持する支持枠として機能させるように構成
しておくことが望ましい。
【0016】適用対象となる開口部としては、天井と床
の間を間仕切る可動間仕切りに付帯されるものにあって
は天井から床までの開口が、欄間の下に配置される引戸
にあっては床から欄間までの開口が、窓のように起立壁
の一部に設けられるものにあっては当該窓に対応する開
口がそれぞれ挙げられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0018】図1に示すように、この実施形態の支持装
置は、間仕切りの引戸Dに適用されるもので、建物の天
井Hと床Fとの間にあって且つガラス等のパネル体を組
み込んだ非可動部Lと支柱Pとの間に形成される開口部
Sに対し、ガラス等を組み込んだ引戸Dを、非可動部L
の隣接位置に移動させることによって当該開口部Sを閉
止させ、非可動部Lと略重合する位置に移動させること
によって当該開口部Sを開成させるものである。
【0019】そのために、この支持装置は、図2、図3
及び図4に示すように、引戸Dの配設位置から板厚方向
へ変位させて開口縁S1に配置される固定ガイド部1
と、引戸Dの配設位置に対して前記固定ガイド部1を隠
蔽する位置に設けられる化粧面Kとを具備する。そし
て、前記固定ガイド部1に引戸Dの開閉方向に沿って可
動部2を移動可能に支持させることによりリニアガイド
機構を構成するとともに、この可動部2の一部を前記化
粧面Kと干渉しないように引戸Dの配設位置に持ち出し
て、この持ち出し端側に引戸Dを取り付けている。
【0020】具体的に説明すると、この引戸Dの支持装
置は、図4及び図5に示すように、水平壁11a及び垂
下壁11bからなる逆L字状の固定ブラケット11を足
場とするもので、この固定ブラケット11の水平壁11
aは非可動部L、引戸Dの可動領域及び開口部Sの全領
域に略対応する位置の上方に広がる平面形状をなし、垂
下壁11bはその水平壁11aの他端側より下方に向け
て一体的に突出して設けられている。そして、固定ガイ
ド部1は、前記垂下壁11b及びこの垂下壁11bに取
り付けられる固定レール12からなる。この実施形態
は、前記水平壁11aの一端側を引戸Dの可動領域と
し、また他端側を非可動部Lの配置領域並びに開口部S
の開口位置として設定しているもので、垂下壁11b及
び固定レール12は引戸Dの配設位置から板厚方向へ変
位した部位に位置している。固定ブラケット11の垂下
壁11bの内面には、長手方向に沿って連続する溝11
cが形成してあり、固定レール12をこの溝11cに嵌
め込んだ状態に取り付けている。
【0021】固定レール12は、長尺な角材状のもの
で、その横断面は上面12a及び下面12bの中央部分
が凹んだ形状をなしており、長手方向の適宜部位を前記
固定ブラケット11に止め具13により固定されてい
る。
【0022】しかして、この固定ガイド部1は、開口部
Sの上方から非可動部Lの上方に亘って延びているもの
で、非可動部Lはこの固定ガイド部1の下方の片半部領
域に位置づけられ、中空体状をなす枠材3の一部を利用
して取り付けられている。すなわち、枠材3は、底壁3
1aの両側に起立壁31bを有する上向きチャネル状の
もので、前記固定ガイド部1を下方から覆うようにして
前記固定ブラケット11の垂下壁11bに取り付けられ
ている。そして、この枠材3の中空部に底壁31aに平
行な内壁31cを設け、これら底壁31a、起立壁31
b及び内壁31cを支持枠31Aとして機能させて、こ
の支持枠31Aに前記非可動部Lの上端部L1を支持さ
せている。底壁31aの一部は着脱可能なカバーC1、
C2になっており、支持枠31Aとして機能させるとき
はカバーC2にスリットを有するものを使用するが、開
口部Sにおいては支持枠31Aは不要であるため、カバ
ーC2にスリットを有しないものを使用する。
【0023】しかして、この枠材3の外壁の一部、すな
わち引戸Dと直交する底壁31a及び引戸Dと平行をな
す起立壁31bを、固定ガイド部1を引戸Dの配設位置
から隠蔽するための化粧面Kとして機能させている。
【0024】一方、リニアガイド機構を構成する可動部
2は、前記固定レール12に係わり合わせて取り付けら
れる一対のスライダ21と、それらのスライダ21に取
り付けられる可動ブラケット22とからなる。スライダ
21は、断面略コ字形をなし、その一部に形成される溝
21aを介して前記固定レール12の上下面12a、1
2b及び一側面12cの三面を抱くように係わり合うも
ので、固定レール12の上下面12a、12bに対応す
る位置にボール(図示省略)を多数有し、実際はころが
りによるが、見掛け上、固定レール12の長手方向に沿
ってスライド移動するものである。勿論、これ以外の支
持構造を採用することは可能である。可動ブラケット2
2は、前記スライダ21の起立面21bに当てがって適
宜部位を止め具23により固定される内起立壁22a
と、この内起立壁22aに連続する頂壁22b及び外起
立壁22cからなる下向きチャネル状のもので、頂壁2
2bは少なくとも前記固定レール12よりも高位置に配
置されている。そして、外起立壁22cに引戸Dの上保
護枠4を止め具41により固定し、この止め具41を含
む上端部D1をカバーC4により被覆するようにしてい
る。
【0025】すなわち、本実施形態における化粧面Kと
開口縁S1との間には、引戸Dの開閉方向に延びるスリ
ット状の隙間Tが形成されるものであり、この隙間Tを
介して可動部2の一部である可動ブラケット22の頂壁
22b及び外起立壁22cからなるアングル部分を引戸
Dの配設位置に持ち出されており、この外起立壁22c
に引戸Dを取り付けているものである。
【0026】さらに、このように構成された引戸Dの下
端部D1は自由端となっている。そこで、本実施形態
は、引戸Dと、図6に示すように隣接する非可動部Lの
縦枠との召し合わせ部分ないしその近傍部分Xのみに、
引戸Dの下端部D1を開閉方向に案内する下ガイド部材
5を設けている。この下ガイド部材5は、前記召し合わ
せ部分ないしその近傍部分Xにおいて床Fにプレート5
1(図3参照)を固定し、このプレート51の長手方向
間欠位置よりガイドローラ52を立ち上げたもので、こ
のガイドローラ52を、引戸Dの下端部D2を構成する
下向きチャネル状の枠材D21の内部に係わり合わせて
いるものである。召し合わせ部分ないしその近傍部分X
とは、引戸Dを全閉にした際に非可動部Lとの間に残る
重合部分と、引戸Dを全開にした際に非可動部Lとの間
に残る非重合部分とを含む領域をいう。前者の重合部分
は、引戸Dがガイドされなくなる状態を作らないために
必要であり、後者の非重合部分は把手やストッパーなど
との関係で通常生じる引き残しを利用するという趣旨に
よるものである。
【0027】なお、この支持装置のメンテナンス等の便
のために、枠材3はカバーC3及び止め具32を外すこ
とによって固定ブラケット11から外れるようになって
おり、支持枠31Aは、その一部を構成するカバーC
1、C2を外すことによって非可動部Lに挟み込んで固
定されているパネル体を外せるようになっており、引戸
Dはその上端部D1に設けたカバーC4を外し、当該引
戸Dを可動ブラケット22に取り付けている止め具41
を外すことによって当該可動ブラケット22から外せる
ようになっている。可動ブラケット22は、止め具23
を外すことによってスライダ21から外せるものであ
る。
【0028】以上のように、本実施形態の支持装置は、
引戸Dの配設位置から板厚方向へ変位させて開口縁S1
に配置される固定ガイド部1と、引戸Dの配設位置に対
して前記固定ガイド部1を隠蔽する位置に設けられる化
粧面Kとを具備し、前記固定ガイド部1に引戸Dの開閉
方向に沿って可動部2を移動可能に支持させてリニアガ
イド機構を構成するとともに、この可動部2の一部を前
記化粧面Kと干渉しないように引戸Dの配設位置に持ち
出して、この持ち出し端側に引戸Dを取り付けるように
したものである。
【0029】このようにすると、引戸D側から見て、固
定ガイド部1と可動部2の間が化粧面Kの背後に隠蔽さ
れ、視認されなくなるので、固定ガイド部1と可動部2
との間に構成されるリニアガイド機構がたとえ大掛かり
なものになっても、それが外部に露出して見栄えが損な
われることを有効に防止することができる。このため、
外観良好にして、支持状態の安定した引戸Dの支持装置
を実現することが可能となる。また、固定ガイド部1
は、引戸Dの配設位置から板厚方向へ変位した位置に設
けてあり、引戸Dと開口縁S1との間に介在するもので
はないため、仮に非可動部Lの支持枠31Aを開口部S
まで延ばさない構造にすれば、開口を最大限に確保した
状態で引戸Dを支持する構造を有効に実現することが可
能となる。
【0030】具体的な構造として本実施形態は、固定ガ
イド部1を、中空体状をなす枠材3の内部に収容し、そ
の枠材3の外壁の一部を前記化粧面Kとして利用するよ
うにしているため、固定ガイド部1を引戸Dの配設位置
のみならず開口部Sその他どこから見ても隠蔽された状
態ないしそれに近い状態を有効に実現することができる
だけでなく、埃等が進入して可動部分が作動不良に陥る
ことを有効に防止することができ、メンテナンスの手間
も有効に削減することができる。
【0031】より具体的に本実施形態は、枠材3をチャ
ネル状のものにし、引戸Dと略直交する底壁31a及び
引戸Dと略平行をなす起立壁31bを主に前記化粧面K
として機能させているため、構造簡素であり、また着脱
容易性を損なうことなく上記のような隠蔽効果を有効に
確保することができる。
【0032】特に、化粧面Kと、開口縁S1である天井
面との間に引戸Dの開閉方向に延びるスリット状の隙間
Tを形成し、隙間Tを介して可動部2の一部を持ち出し
ているため、隠蔽効果を損なうことなく、化粧面Kとの
干渉を効果的に回避することができる。
【0033】また、リニアガイド機構の固定ガイド部1
として突条の固定レール12を設け、可動部2として前
記固定レール12に対向する位置に溝21aを有するス
ライダ21を設けて、固定レール12と溝21aとを係
わり合わせているため、比較的簡易な構成ながら的確な
ガイド作用を得ることができる。特に、この実施形態の
ものは、固定レール12の3面をコ字形のスライダ21
が抱くように係わり合っているため、上記の機能を有効
に担保することができる。
【0034】本実施形態は、以上のような構成であるか
ら、開口縁S1を開口部Sの上縁とし、引戸Dの上端部
D1をこの上縁に吊り下げた状態に支持する場合に極め
て適した構造となる。
【0035】また、このような吊り下げタイプのもので
あっても、当該引戸Dと、隣接する非可動部Lの縦枠と
の召し合わせ部分若しくはその近傍部分Xのみに、引戸
Dの下端部D2を開閉方向に案内する下ガイド部材5を
設けているため、引戸Dにフラつきを生じさせることが
なく、また引戸Dの下端部D2を自由端としたメリット
すなわち歩行やキャスタ等の移動の妨げとならないとい
うメリットを妨げることにもならない。
【0036】さらに、前記枠材3の一部を、引戸Dの隣
接位置に配置される非可動部Lを支持する支持枠31A
として機能させるようにしているため、引戸Dと、その
引戸Dの隣接位置に配置される非可動部Lとの間で、枠
の連続性を確保することができ、外観を一体性のあるす
っきりしたものにしておくことができる。
【0037】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0038】例えば、化粧面Kと干渉することなく可動
部2の一部を引戸Dの配設位置に持ち出す構造として、
化粧面Kに引戸Dの開閉方向に延びるスリットを形成し
ておく態様なども有効である。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る引戸の支持装置は、以上説
明した構成であるから、外観良好にして引戸を吊り下げ
た状態その他片持ち的な状態等に有効に支持することが
でき、必要に応じて引戸のフラつき防止や最大有効開口
の確保などの手立ても的確に講じることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における引戸の支持装置を
適用した建物の一部を示す概略図。
【図2】図1におけるa−a線拡大端面図。
【図3】図1におけるb−b線拡大端面図。
【図4】図2の要部拡大図。
【図5】同実施形態における要部分解斜視図。
【図6】同実施形態におけるc−c線拡大端面図。
【符号の説明】
1…固定ガイド部 2…可動部 3…枠材 31a…底壁 31b…起立壁 31A…支持枠 5…下ガイド部材 D…引戸 K…化粧面 L…非可動部 S…開口部 S1…開口縁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の開口部の開口縁に沿って配置され、
    前記開口部を開閉する引戸を支持するものであって、 引戸の配設位置から板厚方向へ変位させて開口縁に配置
    される固定ガイド部と、引戸の配設位置に対して前記固
    定ガイド部を隠蔽する位置に設けられる化粧面とを具備
    し、前記固定ガイド部に引戸の開閉方向に沿って可動部
    を移動可能に支持させてリニアガイド機構を構成すると
    ともに、この可動部の一部を前記化粧面と干渉しないよ
    うに引戸の配設位置に持ち出して、この持ち出し端側に
    引戸を取り付けていることを特徴とする引戸の支持装
    置。
  2. 【請求項2】固定ガイド部が、中空体状をなす枠材の内
    部に収容されており、その枠材の外壁の一部を前記化粧
    面として利用している請求項1記載の引戸の支持装置。
  3. 【請求項3】枠材は、少なくとも一部がチャネル状をな
    すものであり、引戸と略直交する底壁及び引戸と略平行
    をなす起立壁が前記化粧面として機能している請求項2
    記載の引戸の支持装置。
  4. 【請求項4】化粧面と開口縁との間に、引戸の開閉方向
    に延びるスリット状の隙間を形成し、この隙間を介して
    可動部の一部を持ち出している請求項1〜3記載の引戸
    の支持装置。
  5. 【請求項5】化粧面に、引戸の開閉方向に延びるスリッ
    トを形成し、このスリットを貫通して可動部の一部を持
    ち出している請求項1〜3記載の引戸の支持装置。
  6. 【請求項6】固定ガイド部若しくは可動部の何れか一方
    に突条を形成するとともに、他方に溝を形成し、これら
    突条と溝とを係わり合わせて前記リニアガイド機構を構
    成している請求項1〜5記載の引戸の支持装置。
  7. 【請求項7】開口縁を開口部の上縁とし、この上縁に引
    戸の上端部を吊り下げた状態に支持している請求項1〜
    6記載の引戸の支持装置。
  8. 【請求項8】引戸の下端部を自由端とし、当該引戸と、
    隣接位置に配置される非可動部との召し合わせ部分若し
    くはその近傍部分のみに、引戸の下端部を開閉方向に案
    内する下ガイド部材を設けている請求項7記載の引戸の
    支持装置。
  9. 【請求項9】固定ガイド部が、中空体状をなす枠材の内
    部に収容されており、その枠材の外壁の一部を前記化粧
    面として利用しているものであって、前記枠材の一部
    が、引戸の隣接位置に配置される非可動部を支持する支
    持枠として機能している請求項1〜8記載の引戸の支持
    装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9記載の支持装置によって引
    戸を支持するようにしていることを特徴とする間仕切
    り。
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CN105645241A (zh) * 2016-03-30 2016-06-08 西继迅达(许昌)电梯有限公司 一种电梯门机及层门装置挂板处的限位机构
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