JP2542975Y2 - 引き戸付き間仕切り壁 - Google Patents
引き戸付き間仕切り壁Info
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- JP2542975Y2 JP2542975Y2 JP2382692U JP2382692U JP2542975Y2 JP 2542975 Y2 JP2542975 Y2 JP 2542975Y2 JP 2382692 U JP2382692 U JP 2382692U JP 2382692 U JP2382692 U JP 2382692U JP 2542975 Y2 JP2542975 Y2 JP 2542975Y2
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- sliding door
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、間仕切り壁に引き戸を
設ける技術に関するものである。
設ける技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から対向する壁、柱、家具等の縦部
材間を間仕切り壁により間仕切りすることが行われてい
る。この間仕切り壁は壁パネルを複数建て込んで形成し
てあるが、間仕切り壁に出入り口を設ける場合、通常は
天井に下方開口の上レールを取付けると共に床に下レー
ルを取付け、この上下レールに間仕切りパネルを走行自
在に吊り下げて間仕切りパネルを閉じることで間仕切り
壁を構成し、必要な時には全体の間仕切りパネルを上下
レールに沿って移動させて開放するようにしている。
材間を間仕切り壁により間仕切りすることが行われてい
る。この間仕切り壁は壁パネルを複数建て込んで形成し
てあるが、間仕切り壁に出入り口を設ける場合、通常は
天井に下方開口の上レールを取付けると共に床に下レー
ルを取付け、この上下レールに間仕切りパネルを走行自
在に吊り下げて間仕切りパネルを閉じることで間仕切り
壁を構成し、必要な時には全体の間仕切りパネルを上下
レールに沿って移動させて開放するようにしている。
【０００３】ところがこれでは日常的に出入りする際に
間仕切り壁の一部分のみ開閉するには適していないの
で、天井に下向き開口の上レールを２条形成すると共に
床に上向き開口の下レールを２条形成し、上下一対のレ
ールには固定側となる固定壁パネルを取付けると共に固
定壁パネルの側端部と壁、柱、家具等の縦部材との間に
出入り用開口部を設け、他の上下一対のレールには引き
戸となる引き戸用壁パネルを走行自在に取付け、引き戸
となる引き戸用壁パネルを走行させることで出入り用開
口部を開閉するようにしている。
間仕切り壁の一部分のみ開閉するには適していないの
で、天井に下向き開口の上レールを２条形成すると共に
床に上向き開口の下レールを２条形成し、上下一対のレ
ールには固定側となる固定壁パネルを取付けると共に固
定壁パネルの側端部と壁、柱、家具等の縦部材との間に
出入り用開口部を設け、他の上下一対のレールには引き
戸となる引き戸用壁パネルを走行自在に取付け、引き戸
となる引き戸用壁パネルを走行させることで出入り用開
口部を開閉するようにしている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例においては、上レールだけでなく、下レールが必要で
あり、しかも、上下レールとも外部から丸見えであって
外観が悪いという問題があり、しかも、下レールがある
ため、出入り用開口部を出入りする際に歩行がしにくい
という問題がある。
例においては、上レールだけでなく、下レールが必要で
あり、しかも、上下レールとも外部から丸見えであって
外観が悪いという問題があり、しかも、下レールがある
ため、出入り用開口部を出入りする際に歩行がしにくい
という問題がある。
【０００５】本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考
案したものであって、その目的とするところは、下レー
ルが必要でなく、また、レールが見えず外観が良く、更
に、出入り用開口部を出入りするのに何らの支障がない
引き戸付き間仕切り壁を提供するにある。
案したものであって、その目的とするところは、下レー
ルが必要でなく、また、レールが見えず外観が良く、更
に、出入り用開口部を出入りするのに何らの支障がない
引き戸付き間仕切り壁を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の引き戸付き間仕
切り壁は、対向する壁、柱、家具等の縦部材１間を間仕
切りする間仕切り壁２を固定壁パネル３と、引き戸用壁
パネル４とで構成し、固定壁パネル３の側端部と縦部材
１との間に出入り用開口部５を設け、間仕切り壁２の上
枠６の内部に出入り用開口部５に沿って長くなった外部
から見えない内部レール７を設け、該内部レール７内に
内部ランナ８を走行自在に内装し、固定壁パネル３の上
端面部にランナ走行用凹溝部９を設け、引き戸用壁パネ
ル４の上部の後端部に吊り元側ランナ１０を設けると共
に該吊り元側ランナ１０を固定壁パネル３の上端面部の
ランナ走行用凹溝部９に走行自在に吊り下げ、固定壁パ
ネル３の下部の側端部付近において固定壁パネル３から
引き戸用壁パネル４側に向けてガイドローラ１１を突出
させ、該ガイドローラ１１を引き戸用壁パネル４の下面
部に設けたガイド溝１２に走行転動自在にはめ込み、引
き戸用壁パネル４の上端部の前端部に吊り先側ランナ１
３を設け、内部ランナ８乃至吊り先側ランナ１３の少な
くとも一方に磁石を設けると共に他方に該磁石と磁着す
る磁性体を設けて吊り先側ランナ１３を上枠６の下面材
１４を介して内部ランナ８に吸引し、引き戸用壁パネル
４を固定壁パネル３に重複して出入り用開口部５を開く
位置と出入り用開口部５を閉じる位置とで走行自在とし
て成るものであって、このような構成を採用すること
で、上記した従来例の問題点を解決して本考案の目的を
達成したものである。
切り壁は、対向する壁、柱、家具等の縦部材１間を間仕
切りする間仕切り壁２を固定壁パネル３と、引き戸用壁
パネル４とで構成し、固定壁パネル３の側端部と縦部材
１との間に出入り用開口部５を設け、間仕切り壁２の上
枠６の内部に出入り用開口部５に沿って長くなった外部
から見えない内部レール７を設け、該内部レール７内に
内部ランナ８を走行自在に内装し、固定壁パネル３の上
端面部にランナ走行用凹溝部９を設け、引き戸用壁パネ
ル４の上部の後端部に吊り元側ランナ１０を設けると共
に該吊り元側ランナ１０を固定壁パネル３の上端面部の
ランナ走行用凹溝部９に走行自在に吊り下げ、固定壁パ
ネル３の下部の側端部付近において固定壁パネル３から
引き戸用壁パネル４側に向けてガイドローラ１１を突出
させ、該ガイドローラ１１を引き戸用壁パネル４の下面
部に設けたガイド溝１２に走行転動自在にはめ込み、引
き戸用壁パネル４の上端部の前端部に吊り先側ランナ１
３を設け、内部ランナ８乃至吊り先側ランナ１３の少な
くとも一方に磁石を設けると共に他方に該磁石と磁着す
る磁性体を設けて吊り先側ランナ１３を上枠６の下面材
１４を介して内部ランナ８に吸引し、引き戸用壁パネル
４を固定壁パネル３に重複して出入り用開口部５を開く
位置と出入り用開口部５を閉じる位置とで走行自在とし
て成るものであって、このような構成を採用すること
で、上記した従来例の問題点を解決して本考案の目的を
達成したものである。
【０００７】
【作用】しかして、上記のような構成の本考案によれ
ば、間仕切り壁２の上枠６の内部に出入り用開口部５に
沿って長くなった外部から見えない内部レール７を設
け、該内部レール７内に内部ランナ８を走行自在に内装
し、固定壁パネル３の上端面部にランナ走行用凹溝部９
を設け、引き戸用壁パネル４の上部の後端部に吊り元側
ランナ１０を設けると共に該吊り元側ランナ１０を固定
壁パネル３の上端面部のランナ走行用凹溝部９に走行自
在に吊り下げ、引き戸用壁パネル４の上端部の前端部に
吊り先側ランナ１３を設け、内部ランナ８乃至吊り先側
ランナ１３の少なくとも一方に磁石を設けると共に他方
に該磁石と磁着する磁性体を設けて吊り先側ランナ１３
を上枠６の下面材１４を介して内部ランナ８に吸引する
構成とすることで、内部レール７が外部に露出せず、外
観上レールが見えないような外観にでき、しかもレール
が見えないような外観にしたにもかかわらず、磁石と磁
性体との吸引により吊り先側ランナ１３が吊り下げられ
て上枠６の下面に転動しながら走行するので、吊り下げ
走行に何ら支障なく引き戸用壁パネル４を開閉操作でき
るようになったものである。また、固定壁パネル３の下
部の側端部付近において固定壁パネル３から引き戸用壁
パネル４側に向けてガイドローラ１１を突出させ、該ガ
イドローラ１１を引き戸用壁パネル４の下面部に設けた
ガイド溝１２に走行転動自在にはめ込むことで、従来の
ような床に固定する下レールも必要でなくなったもので
ある。
ば、間仕切り壁２の上枠６の内部に出入り用開口部５に
沿って長くなった外部から見えない内部レール７を設
け、該内部レール７内に内部ランナ８を走行自在に内装
し、固定壁パネル３の上端面部にランナ走行用凹溝部９
を設け、引き戸用壁パネル４の上部の後端部に吊り元側
ランナ１０を設けると共に該吊り元側ランナ１０を固定
壁パネル３の上端面部のランナ走行用凹溝部９に走行自
在に吊り下げ、引き戸用壁パネル４の上端部の前端部に
吊り先側ランナ１３を設け、内部ランナ８乃至吊り先側
ランナ１３の少なくとも一方に磁石を設けると共に他方
に該磁石と磁着する磁性体を設けて吊り先側ランナ１３
を上枠６の下面材１４を介して内部ランナ８に吸引する
構成とすることで、内部レール７が外部に露出せず、外
観上レールが見えないような外観にでき、しかもレール
が見えないような外観にしたにもかかわらず、磁石と磁
性体との吸引により吊り先側ランナ１３が吊り下げられ
て上枠６の下面に転動しながら走行するので、吊り下げ
走行に何ら支障なく引き戸用壁パネル４を開閉操作でき
るようになったものである。また、固定壁パネル３の下
部の側端部付近において固定壁パネル３から引き戸用壁
パネル４側に向けてガイドローラ１１を突出させ、該ガ
イドローラ１１を引き戸用壁パネル４の下面部に設けた
ガイド溝１２に走行転動自在にはめ込むことで、従来の
ような床に固定する下レールも必要でなくなったもので
ある。
【０００８】
【実施例】本考案を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。対向する壁、柱、家具等の縦部材１の上端
部間には上枠５が取付けてある。図１乃至図６には本考
案の一実施例が示してあり、この添付図面に示す実施例
においては対向する壁１ａよりなる縦部材１の上端間に
上枠６を配置して天井３１に固着具により固着してあ
る。対向する壁、柱、家具等の縦部材１間を間仕切りす
る間仕切り壁２は固定壁パネル３と、引き戸用壁パネル
４とで構成してある。そして、固定壁パネル３の上面部
の中央部には図４に示すように凹部１５が設けてあり、
この凹部１５には嵌合部材１６が上下にスライド自在に
はめ込んであり、ばね１７により上方に突出するように
弾性付勢してある。この嵌合部材１６には嵌合凹部１８
が設けてある。また固定壁パネル３の下面部には下嵌合
凹部１９が設けてある。そして、上枠６の下面部と床２
０の上面部とにそれぞれ上係止具２１と下係止具２２と
を取付け、嵌合凹部１８を上係止具２１に嵌合した状態
で固定壁パネル３を上方にばね１７に抗して押上げ、こ
の状態で下嵌合凹部１９を下係止具２２の上に位置さ
せ、その後、固定壁パネル３を上に押上ている外力を解
除してと固定壁パネル３を下方に落とし込むことで下嵌
合凹部１９を下係止具２２を下係止具２２に係止するも
のである。上記のように１乃至複数の固定壁パネル３を
建て込むのであるが、このようにして１乃至複数の固定
壁パネル３を建て込んだ場合、一方の縦部材１である壁
１ａに沿設した縦枠１ｂに固定壁パネル３の一方の側端
部が当接するが、他方の縦部材１である壁１ａに設けた
縦枠１ｂと固定壁パネル３の他側端部と他方の縦部材１
との間に出入り用開口部５が形成されるように建て込む
ものである。出入り用開口部５側の固定壁パネル３には
出入り用開口部５側の下部の側端面にＬ状金具２３の縦
片を固着してあり、Ｌ状金具２３の横片に軸を突設して
軸にガイドローラ１１が回転自在に取付けてある。ま
た、固定壁パネル３の上端面部の側部にはランナ走行用
凹溝部９を設けてある。
て詳述する。対向する壁、柱、家具等の縦部材１の上端
部間には上枠５が取付けてある。図１乃至図６には本考
案の一実施例が示してあり、この添付図面に示す実施例
においては対向する壁１ａよりなる縦部材１の上端間に
上枠６を配置して天井３１に固着具により固着してあ
る。対向する壁、柱、家具等の縦部材１間を間仕切りす
る間仕切り壁２は固定壁パネル３と、引き戸用壁パネル
４とで構成してある。そして、固定壁パネル３の上面部
の中央部には図４に示すように凹部１５が設けてあり、
この凹部１５には嵌合部材１６が上下にスライド自在に
はめ込んであり、ばね１７により上方に突出するように
弾性付勢してある。この嵌合部材１６には嵌合凹部１８
が設けてある。また固定壁パネル３の下面部には下嵌合
凹部１９が設けてある。そして、上枠６の下面部と床２
０の上面部とにそれぞれ上係止具２１と下係止具２２と
を取付け、嵌合凹部１８を上係止具２１に嵌合した状態
で固定壁パネル３を上方にばね１７に抗して押上げ、こ
の状態で下嵌合凹部１９を下係止具２２の上に位置さ
せ、その後、固定壁パネル３を上に押上ている外力を解
除してと固定壁パネル３を下方に落とし込むことで下嵌
合凹部１９を下係止具２２を下係止具２２に係止するも
のである。上記のように１乃至複数の固定壁パネル３を
建て込むのであるが、このようにして１乃至複数の固定
壁パネル３を建て込んだ場合、一方の縦部材１である壁
１ａに沿設した縦枠１ｂに固定壁パネル３の一方の側端
部が当接するが、他方の縦部材１である壁１ａに設けた
縦枠１ｂと固定壁パネル３の他側端部と他方の縦部材１
との間に出入り用開口部５が形成されるように建て込む
ものである。出入り用開口部５側の固定壁パネル３には
出入り用開口部５側の下部の側端面にＬ状金具２３の縦
片を固着してあり、Ｌ状金具２３の横片に軸を突設して
軸にガイドローラ１１が回転自在に取付けてある。ま
た、固定壁パネル３の上端面部の側部にはランナ走行用
凹溝部９を設けてある。
【０００９】上枠６の内部には出入り用開口部５に沿っ
て長くなった外部から見えない内部レール７を設けてあ
る。つまり、図２、図４に示すように、内部レール７は
上枠６のシートその他の下面材１４により隠されていて
外部から見えないようになっている。内部レール７内に
は内部ランナ８を走行自在に内装してある。引き戸用壁
パネル４の上部の後端部には固定壁パネル３側に向けて
吊り元側ランナ１０を突出して設けてあり、この吊り元
側ランナ１０は固定壁パネル３の上端面部のランナ走行
用凹溝部９に走行自在に吊り下げてある。また、引き戸
用壁パネル４の下面部には略長手方向の全長にわたって
ガイド溝１２が設けてあり、ガイド溝１２にガイドロー
ラ１１が走行転動自在にはめ込んである。引き戸用壁パ
ネル４の上端部の前端部には吊り先側ランナ１３が設け
てある。ここで、内部ランナ８乃至吊り先側ランナ１３
の少なくとも一方に磁石が設けてあり、他方に該磁石と
磁着する磁性体が設けてあって吊り先側ランナ１３を上
枠６の下面材１４を介して内部ランナ８に吸引してい
る。したがって、引き戸用壁パネル４の後端部は吊り元
側ランナ１０がランナ走行用凹溝部９に走行自在に吊り
下げてあることで吊り下げ支持され、引き戸用壁パネル
４の前端部は内部レール７に走行自在にはめ込んだ内部
ランナ８に上枠６の下面材１４を介し吊り先側ランナ１
３が吸引して吊り下げられることで吊り下げ支持され、
また、引き戸用壁パネル４の下部はガイド溝１２にガイ
ドローラ１１が走行自在にはめ込んであることで振れ止
めがなされながら支持されるものである。ここで、内部
ランナ８と吊り先側ランナ１３の両方が磁石の場合には
内部ランナ８と吊り先側ランナ１３の上下に対向する部
分がいずれかがＮ極、他方がＳ極となるようにするもの
である。また、いずれか一方が磁石で、他方が鉄などの
磁石に吸着される金属であってもよいものである。
て長くなった外部から見えない内部レール７を設けてあ
る。つまり、図２、図４に示すように、内部レール７は
上枠６のシートその他の下面材１４により隠されていて
外部から見えないようになっている。内部レール７内に
は内部ランナ８を走行自在に内装してある。引き戸用壁
パネル４の上部の後端部には固定壁パネル３側に向けて
吊り元側ランナ１０を突出して設けてあり、この吊り元
側ランナ１０は固定壁パネル３の上端面部のランナ走行
用凹溝部９に走行自在に吊り下げてある。また、引き戸
用壁パネル４の下面部には略長手方向の全長にわたって
ガイド溝１２が設けてあり、ガイド溝１２にガイドロー
ラ１１が走行転動自在にはめ込んである。引き戸用壁パ
ネル４の上端部の前端部には吊り先側ランナ１３が設け
てある。ここで、内部ランナ８乃至吊り先側ランナ１３
の少なくとも一方に磁石が設けてあり、他方に該磁石と
磁着する磁性体が設けてあって吊り先側ランナ１３を上
枠６の下面材１４を介して内部ランナ８に吸引してい
る。したがって、引き戸用壁パネル４の後端部は吊り元
側ランナ１０がランナ走行用凹溝部９に走行自在に吊り
下げてあることで吊り下げ支持され、引き戸用壁パネル
４の前端部は内部レール７に走行自在にはめ込んだ内部
ランナ８に上枠６の下面材１４を介し吊り先側ランナ１
３が吸引して吊り下げられることで吊り下げ支持され、
また、引き戸用壁パネル４の下部はガイド溝１２にガイ
ドローラ１１が走行自在にはめ込んであることで振れ止
めがなされながら支持されるものである。ここで、内部
ランナ８と吊り先側ランナ１３の両方が磁石の場合には
内部ランナ８と吊り先側ランナ１３の上下に対向する部
分がいずれかがＮ極、他方がＳ極となるようにするもの
である。また、いずれか一方が磁石で、他方が鉄などの
磁石に吸着される金属であってもよいものである。
【００１０】しかして、引き戸用壁パネル４を走行させ
て引き戸用壁パネル４を固定壁パネル３に重複させて出
入り用開口部５を開くことで、図６のように間仕切り壁
２の一部を出入り口として開口した状態とすることがで
きて、出入り用開口部５から出入りすることができるも
のであり、また、引き戸用壁パネル４を逆方向に走行さ
せて引き戸用壁パネル４で出入り用開口部５を閉じるこ
とで図５のように出入り用開口部５が閉じられた間仕切
り壁２とすることができる。このように引き戸用壁パネ
ル４を移動させる場合、磁石と磁性体との吸引により吊
り先側ランナ１３が内部ランナ８により吊り下げられて
上枠６の下面に転動しながら走行することになり（この
時内部ランナ８も吊り先側ランナ１３に吸引されて内部
レール７を走行するものである）、吊り下げ走行に何ら
支障なく引き戸用壁パネル４を開閉操作できるようにな
ったものである。
て引き戸用壁パネル４を固定壁パネル３に重複させて出
入り用開口部５を開くことで、図６のように間仕切り壁
２の一部を出入り口として開口した状態とすることがで
きて、出入り用開口部５から出入りすることができるも
のであり、また、引き戸用壁パネル４を逆方向に走行さ
せて引き戸用壁パネル４で出入り用開口部５を閉じるこ
とで図５のように出入り用開口部５が閉じられた間仕切
り壁２とすることができる。このように引き戸用壁パネ
ル４を移動させる場合、磁石と磁性体との吸引により吊
り先側ランナ１３が内部ランナ８により吊り下げられて
上枠６の下面に転動しながら走行することになり（この
時内部ランナ８も吊り先側ランナ１３に吸引されて内部
レール７を走行するものである）、吊り下げ走行に何ら
支障なく引き戸用壁パネル４を開閉操作できるようにな
ったものである。
【００１１】ところで、本考案によれば、上記の出入り
用開口部１２が開いた状態、閉じた状態のいずれの場合
も内部レール７は外から見えず、また、ガイドローラ１
１が外部に露出しないようになっている。なお、図７の
ように縦枠１ｂの上部の吊り先側ランナ１３に対応する
部分に磁石や鉄片等の磁性体２５を設けておくと引き戸
用壁パネル４を閉じた場合に吊り先側ランナ１３に設け
た磁石乃至磁性体を縦枠１ｂに設けた磁性体２５に磁着
させて閉じ状態を保持することができるものである。
用開口部１２が開いた状態、閉じた状態のいずれの場合
も内部レール７は外から見えず、また、ガイドローラ１
１が外部に露出しないようになっている。なお、図７の
ように縦枠１ｂの上部の吊り先側ランナ１３に対応する
部分に磁石や鉄片等の磁性体２５を設けておくと引き戸
用壁パネル４を閉じた場合に吊り先側ランナ１３に設け
た磁石乃至磁性体を縦枠１ｂに設けた磁性体２５に磁着
させて閉じ状態を保持することができるものである。
【００１２】
【考案の効果】本考案にあっては、上述のように間仕切
り壁の上枠の内部に出入り用開口部に沿って長くなった
外部から見えない内部レールを設け、該内部レール内に
内部ランナを走行自在に内装し、固定壁パネルの上端面
部にランナ走行用凹溝部を設け、引き戸用壁パネルの上
部の後端部に吊り元側ランナを設けると共に該吊り元側
ランナを固定壁パネルの上端面部のランナ走行用凹溝部
に走行自在に吊り下げ、引き戸用壁パネルの上端部の前
端部に吊り先側ランナを設け、内部ランナ乃至吊り先側
ランナの少なくとも一方に磁石を設けると共に他方に該
磁石と磁着する磁性体を設けて吊り先側ランナを上枠の
下面材を介して内部ランナに吸引する構成としてあるの
で、内部レールが外部に露出せず、外観が良くなるもの
であり、しかもこのようにレールが見えないような外観
にしたにもかかわらず、磁石と磁性体との吸引により吊
り先側ランナが吊り下げられて上枠の下面に転動しなが
ら走行するので、吊り下げ走行に何ら支障なく引き戸用
壁パネルを開閉操作できるものであり、また、固定壁パ
ネルの下部の側端部付近において固定壁パネルから引き
戸用壁パネル側に向けてガイドローラを突出させ、該ガ
イドローラを引き戸用壁パネルの下面部に設けたガイド
溝に走行転動自在にはめ込むことで、従来のような床に
固定する下レールも必要でなくなり、出入り用開口部を
出入りするのに下レールを設けるもののように下レール
が歩行の支障になるというおそれがないものであり、ま
た、下レールを設けなくともガイドローラをガイド溝に
はめ込むことで引き戸用壁パネルを安定して開閉できる
ものであり、また、下レールを設けないので、この点で
も外観が良くなるものである。
り壁の上枠の内部に出入り用開口部に沿って長くなった
外部から見えない内部レールを設け、該内部レール内に
内部ランナを走行自在に内装し、固定壁パネルの上端面
部にランナ走行用凹溝部を設け、引き戸用壁パネルの上
部の後端部に吊り元側ランナを設けると共に該吊り元側
ランナを固定壁パネルの上端面部のランナ走行用凹溝部
に走行自在に吊り下げ、引き戸用壁パネルの上端部の前
端部に吊り先側ランナを設け、内部ランナ乃至吊り先側
ランナの少なくとも一方に磁石を設けると共に他方に該
磁石と磁着する磁性体を設けて吊り先側ランナを上枠の
下面材を介して内部ランナに吸引する構成としてあるの
で、内部レールが外部に露出せず、外観が良くなるもの
であり、しかもこのようにレールが見えないような外観
にしたにもかかわらず、磁石と磁性体との吸引により吊
り先側ランナが吊り下げられて上枠の下面に転動しなが
ら走行するので、吊り下げ走行に何ら支障なく引き戸用
壁パネルを開閉操作できるものであり、また、固定壁パ
ネルの下部の側端部付近において固定壁パネルから引き
戸用壁パネル側に向けてガイドローラを突出させ、該ガ
イドローラを引き戸用壁パネルの下面部に設けたガイド
溝に走行転動自在にはめ込むことで、従来のような床に
固定する下レールも必要でなくなり、出入り用開口部を
出入りするのに下レールを設けるもののように下レール
が歩行の支障になるというおそれがないものであり、ま
た、下レールを設けなくともガイドローラをガイド溝に
はめ込むことで引き戸用壁パネルを安定して開閉できる
ものであり、また、下レールを設けないので、この点で
も外観が良くなるものである。
【図１】本考案の分解斜視図である。
【図２】同上の要部拡大分解斜視図である。
【図３】同上の正面図である。
【図４】同上の断面図である。
【図５】同上の出入り用開口部を閉じた場合の平面図で
ある。
ある。
【図６】同上の出入り用開口部を開いた場合の平面図で
ある。
ある。
【図７】同上の縦枠に磁性体を設けた場合の斜視図であ
る。
る。
１ 縦部材 ２ 間仕切り壁 ３ 固定壁パネル ４ 引き戸用壁パネル ５ 出入り用開口部 ６ 上枠 ７ 内部レール ８ 内部ランナ ９ ランナ走行用凹溝部 １０ 吊り元側ランナ １１ ガイドローラ １２ ガイド溝 １３ 吊り先側ランナ １４ 下面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−217572（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−47368（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 対向する壁、柱、家具等の縦部材間を間
仕切りする間仕切り壁を固定壁パネルと、引き戸用壁パ
ネルとで構成し、固定壁パネルの側端部と縦部材との間
に出入り用開口部を設け、間仕切り壁の上枠の内部に出
入り用開口部に沿って長くなった外部から見えない内部
レールを設け、該内部レール内に内部ランナを走行自在
に内装し、固定壁パネルの上端面部にランナ走行用凹溝
部を設け、引き戸用壁パネルの上部の後端部に吊り元側
ランナを設けると共に該吊り元側ランナを固定壁パネル
の上端面部のランナ走行用凹溝部に走行自在に吊り下
げ、固定壁パネルの下部の側端部付近において固定壁パ
ネルから引き戸用壁パネル側に向けてガイドローラを突
出させ、該ガイドローラを引き戸用壁パネルの下面部に
設けたガイド溝に走行転動自在にはめ込み、引き戸用壁
パネルの上端部の前端部に吊り先側ランナを設け、内部
ランナ乃至吊り先側ランナの少なくとも一方に磁石を設
けると共に他方に該磁石と磁着する磁性体を設けて吊り
先側ランナを上枠の下面材を介して内部ランナに吸引
し、引き戸用壁パネルを固定壁パネルに重複して出入り
用開口部を開く位置と出入り用開口部を閉じる位置とで
走行自在として成る引き戸付き間仕切り壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2382692U JP2542975Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 引き戸付き間仕切り壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2382692U JP2542975Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 引き戸付き間仕切り壁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0583255U JPH0583255U (ja) | 1993-11-12 |
| JP2542975Y2 true JP2542975Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=12121179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2382692U Expired - Fee Related JP2542975Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 引き戸付き間仕切り壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2542975Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4510199B2 (ja) * | 1999-12-27 | 2010-07-21 | 株式会社岡村製作所 | 空間形成用ローパーティション装置 |
| JP2011208408A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Comany Inc | 天井との間に空間を形成した間仕切り装置 |
| JP6734660B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2020-08-05 | 株式会社日建ハウジングシステム | 間仕切り構造及びこれに適用される間仕切りパネル |
| CN109854112A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-06-07 | 重庆工业职业技术学院 | 一种用磁力为滚轮减压的轨道及滚轮结构 |
| JP2020172819A (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-22 | 株式会社明工 | アウトセット引戸装置 |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP2382692U patent/JP2542975Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0583255U (ja) | 1993-11-12 |
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