JP2003206669A - 移動間仕切装置 - Google Patents

移動間仕切装置

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JP2003206669A
JP2003206669A JP2002005283A JP2002005283A JP2003206669A JP 2003206669 A JP2003206669 A JP 2003206669A JP 2002005283 A JP2002005283 A JP 2002005283A JP 2002005283 A JP2002005283 A JP 2002005283A JP 2003206669 A JP2003206669 A JP 2003206669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動間仕切装置において、各移動パネルを収
納位置としたときに、その上端部を正確に位置決めしう
るとともに、各移動パネルのがたつき等を防止すること
ができるようにする。 【解決手段】 複数の移動パネルの各上端両側部に突設
したピン35が嵌合され、複数の移動パネルを互いに側
方に重合するようにして収納位置に保持し得るようにし
た互いに平行をなす1対の収納レール23,24のそれ
ぞれの底壁に設けた長手方向を向くガイド溝34の一側
縁に、ガイド溝34と交差する方向を向き、かつ各ピン
38が嵌合しうる複数の引き込み溝35を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス等の室内
空間を、複数の移動パネルにより、必要に応じて適当な
大きさに仕切ることができ、不使用時には、複数の移動
パネルを収納位置において互いに側方に重合させて収納
し得るようにした移動間仕切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の移動間仕切装置は、天井
等に支持された互いに平行をなす1対の収納レールと、
同じく室内の間仕切ろうとする位置に設けられたガイド
レールと、上記1対の収納レールとガイドレールとを接
続する誘導レールとにより、上端両側部に上向きのピン
が突設された複数の移動パネルが、1対の収納レールの
下方において互いに側方に重合するようにして収納され
た収納位置と、ガイドレールの下方において1列に列設
されて室内空間を仕切る間仕切位置との間を移動しうる
ように、前記ピンを案内するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の移動間
仕切装置においては、1対の収納レールは、その底壁に
長手方向を向くガイド溝が設けられているだけであるの
で、複数の移動パネルの収納時に、各ピンがこのガイド
溝に沿って遊動し、移動パネルの間隔が不揃いとなった
り、移動パネルががたついたりするおそれがある。
【0004】特に、各移動パネルの下端に、床面に沿っ
て無方向に転動し得るようにしたキャスタを設け、この
キャスタにより、移動パネルの荷重を支持するようにし
たものにおいては、移動パネルの収納時に、各移動パネ
ルが収納レールの長手方向にまちまちに傾き、収納状態
が見苦しくなったり、隣接する移動パネルの上下の端部
同士が互いに当接して、傷がつく等のおそれがある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、各移動パネルを収納位置としたとき
に、その上端部を正確に位置決めしうるとともに、各移
動パネルのがたつき等を防止することができ、また、天
井が高いホールや吹き抜け等にも体裁よく設けることが
できるようにした移動間仕切装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1)複数の移動パネルを、その各上端両側部に突設し
たピンが、仕切ろうとする室内空間の上方に配設された
ガイドレールに沿って一列に並ぶ間仕切位置とすること
により、前記室内空間を仕切ることができ、また前記各
ピンが、前記ガイドレールに接続された互いに平行をな
す1対の収納レールにそれぞれ嵌合され、かつ移動パネ
ル同士が互いに側方に重合する収納位置に収納し得るよ
うにした移動間仕切装置において、前記両収納レールの
それぞれの底壁に設けた長手方向を向くガイド溝の一側
縁に、前記ガイド溝と交差する方向を向き、かつ前記各
ピンが嵌合しうる複数の引き込み溝を設ける。
【0007】(2)上記(1)項において、複数の引き込
み溝を、移動パネルの厚さとほぼ等しいか、または若干
大きい間隔をもって、ガイド溝の一側縁に設ける。
【0008】(3)上記(1)または(2)項において、各
引き込み溝を、平面視においてガイド溝の進入方向に対
して鋭角をなす方向に設けるとともに、引き込み溝相互
の間隔を、移動パネルの厚さに近づける。
【0009】(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、かつ床面上に載置した複数の間仕切パネルの上端部
に横連結杆を固着し、複数の横連結杆を、平面視におい
て1個または連続する複数個の閉鎖した枠状に連結する
ことにより、各間仕切パネルを傾倒不能とした間仕切装
置において、各収納レールを、前記横連結杆に支持させ
るとともに、ガイドレール及びこのガイドレールと各収
納レールとを接続する誘導レールを、それぞれ前記横連
結杆に支持させる。
【0010】(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、各移動パネルの下端に、床面上を無方向に移動でき
るキャスタを設ける。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用したロー
パーティションの一例を示すもので、この例では、床面
(1)上に載置した前後方向及び左右方向(図1の左下方
を前方、右下方を右方とする)を向く複数種類の多数の
間仕切パネル(2)の上端に、それらと同方向を向くほぼ
水平の横連結杆(3)を固着し、この横連結杆(3)を、1
個または連続する複数個の閉鎖した枠状(図示の例で
は、平面視「日」字状)をなすように連結することによ
り、すべての間仕切パネル(2)が、天井や側壁(いずれ
も図示略)に連結したり、床面(1)にアンカーしたりす
ることなく、確実に自立しうるようにしてある。
【0012】基本的には、多数の横連結杆(3)を連結し
て形成された枠(4)におけるL字状、T字状(または十
字状)等の各コーナー部(4a)には、幅の大小に拘らず、
向きの異なる複数の間仕切パネル(2)が必ず配設される
ようにしてある。
【0013】間仕切パネル(2)は、広幅のもの(2A)(2B)
(2C)と、そのほぼ2分の1の狭幅のもの(2D)とがあり、
広幅のものには、無地のもの(2A)、模様付きのもの(2
B)、ガラス等の透光部を設けたもの(2C)とがある。この
例では、狭幅のもの(2D)には、ガラス等の透光部を設け
てある。
【0014】横連結杆(3)は、図2に示すように、ほぼ
縦長方形の角管の両側面に、開口部が奥部より狭まった
断面ほぼ横向きT字状をなす上下2段の長手方向を向く
溝形レール部(5)(5)が形成され、かつ上面及び下面の
中央に、長手方向を向く凹溝(6)(6)が形成されたもの
よりなっている。
【0015】各間仕切パネル(2)の上端部は、横連結杆
(3)における下面の凹溝(6)に、直接または取付金具
(図示略)を介して間接的に嵌合され、適宜ねじ止めし
て、強固に固着されている。
【0016】枠(4)におけるコーナー部(4a)以外の部分
の下方には、間仕切パネル(2)を隙間なく配設して、側
壁を形成した部分と、隣接する間仕切パネル(2)(2)を
互いに離間させて、それらの間に、間仕切装置の内外へ
の出入り用の通路となる開口(7)を形成したものとがあ
り、開口(7)を形成した面の上方の横連結杆(3)におけ
る内外いずれかの側面の上下いずれかの溝形レール部
(5)には、開口(7)を開閉するスライドドア(8)の両側
部を吊支する吊支ローラ装置(9)が、横連結杆(3)の長
手方向に転動しうるように装着されている。
【0017】枠(4)の前後方向の中央における左右方向
を向く横連結杆(3A)の両端部は、前後方向を向く左右1
対の横連結杆(3B)(3B)の中間部に、連結金具(10)をもっ
て連結され、この横連結杆(3A)の両端部の下方にだけ、
狭幅の間仕切パネル(2D)が配設されている。
【0018】これらの左右の間仕切パネル(2D)(2D)間に
形成された空間(S)の上方における横連結杆(3A)の下面
には、底壁中央に長手方向を向くスリット状のガイド溝
(11)が形成されたほぼ角管状のガイドレール(12)が、凹
溝(6)に嵌合され、かつ止めねじ(13)をもって固着され
ている。
【0019】図1及び図3以降に示すように、横連結杆
(3A)の下面における左方の間仕切パネル(2D)とガイドレ
ール(12)の左端との間には、底壁の中央に長手方向を向
くスリット状のガイド溝(14)が形成された前後方向を向
くほぼ角管状の誘導レール(15)の後端部が、止めねじ(1
6)をもって固着されている。
【0020】ガイド溝(14)の後端部は、ガイドレール(1
2)におけるガイド溝(11)の左端と平面視L字状に連続す
るように、右方に向かって屈曲している。
【0021】誘導レール(15)の前端部は、左方の横連結
杆(3B)の右側面に取り付けられた右方を向くブラケット
(17)の先端部下面に、ボルト・ナット(18)をもって固着
されることにより、ほぼ水平に支持されている。
【0022】図5に示すように、ブラケット(17)の左端
部である基端部には、下面と外側面とが開口する箱状部
(19)が形成され、その箱状部(19)の上片(19a)の下面に
は、ナット(20)が溶接されている。また、上片(19a)の
外端部には、上向き段状の係合片(19b)が連設されてい
る。
【0023】箱状部(19)内には、可動片(21)が上下方向
に摺動自在に嵌合されている。この可動編(21)は、ほぼ
垂直の基片(21a)の下端に外側方を向くほぼ水平の下片
(21b)が連設され、下片(21b)の遊端部に、下向き段状を
なす係合片(21c)が連設され、さらに基片(21a)の上部外
側面に、側面視外向きコ字状のガイド片(21d)が溶接さ
れたものよりなっている。
【0024】ナット(20)には、箱状部(19)の上片(19a)
及びガイド片(21d)を遊貫する上下方向を向くボルト(2
2)が螺合している。
【0025】図6に示すように、可動片(21)の係合片(2
1c)を、横連結杆(3B)の内側面における下方の溝形レー
ル部(5)の下縁に係合し、ボルト(22)を締め込んで、箱
状部(19)の上片(19a)を、可動片(21)に対して相対的に
離間させて上昇させ、係合片(19b)を、横連結杆(3B)の
内側面における上方の溝形レール部(5)の上縁に係合さ
せることにより、ブラケット(17)は左方の横連結杆(3B)
の内面に強固に取り付けられる。
【0026】ブラケット(17)の下面と、それにより後方
かつ横連結杆(3A)に近接した左方の横連結杆(3B)と誘導
レール(15)との間には、互いに平行をなして左右方向を
向く前後1対のほぼ角管状の収納レール(23)(24)が設け
られている。
【0027】前方の収納レール(23)は、止めねじ(25)を
もってブラケット(17)の下面に固着されている。
【0028】後方の収納レール(24)は、その右端部の前
後面に突設したボルト(26)を、誘導レール(15)の左側面
に突設した前後1対の受片(27)(27)の上縁に形成した受
溝(28)に上方より嵌合して、ボルト(26)の遊端より螺合
したナット(29)により締め付け、また、左端部の上面に
設けた前後1対の外向きフック片(30)(30)を、左方の横
連結杆(3A)の右端面における下方の溝形レール部(5)の
下縁に係止し、かつ両フック片(30)(30)間に設けた起立
片(31)に穿設したねじ孔(32)に螺合させた締付ねじ(33)
を締付けて、その先端を下方の溝形レール部(5)の奥端
面に圧接させることにより、左方の横連結杆(3A)と誘導
レール(15)とに強固に架設されている。
【0029】両収納レール(23)(24)の底壁には、長手方
向を向き、かつ誘導レール(15)のガイド溝(14)とL字状
及びT字状に連続するガイド溝(34)と、各ガイド溝(34)
の後方の縁より、後述する移動パネル(36)の厚さとほぼ
等しいかまたは若干大きい間隔をもって、後方に延出す
る複数の引き込み溝(35)とが設けられている。
【0030】複数の移動パネル(36)は、いずれも構造及
び寸法が同一であり、その下端両側部には、床面(1)上
を無方向に移動しうるキャスタ(37)が設けられ、上端両
側部には、ピン(38)が突設されている。各ピン(38)の上
端部には、ローラ(39)が垂直軸まわりに回動可能として
装着されている。
【0031】また、各移動パネル(36)の一側部の前後い
ずれかの面の下部には、床面(1)の要所に穿設しておい
た係合孔(図示略)に嵌合することにより、移動パネル
(36)の移動を阻止するようにした、いわゆるフランス落
し式の係止手段(40)が装着されている。
【0032】以上の構成のうち、誘導レール(15)、ブラ
ケット(17)、両収納レール(23)(24)等により、移動間仕
切装置(41)における収納部(42)が形成され、これと、ガ
イドレール(12)及び全移動パネル(36)等により、移動間
仕切装置(41)が形成されている。
【0033】中央の横連結杆(3A)の下方における両側部
の間仕切パネル(2D)(2D)間の空間(S)を開放しておきた
い場合は、全移動パネル(36)を、左方の横連結杆(3B)と
平行をなして互いに左右方向に重合(または近接)させ
るとともに、各ピン(38)が各収納レール(15)の対応する
引き込み溝(35)に係合する収納位置に位置させ、さら
に、重合させたものの最も室内側のものの係止手段(40)
(または全移動パネル(36)の係止手段(40))を、床面
(1)の所定の位置に予め穿設しておいた係止孔(図示
略)に係合させて、収納部(42)に収容しておく。
【0034】この状態では、各移動パネル(36)の上端及
び下端の左右方向の移動と、最も室内側の移動パネル(3
6)の前後方向の移動とが確実に阻止され、各移動パネル
(36)は、がたつくことなく、整然と収納部(42)に収容さ
れる。
【0035】この状態から、空間(S)を複数の移動パネ
ル(36)により仕切って、間仕切装置内を2分割したい場
合には、まず、最も室内側の移動パネル(36)の係止手段
(40)を外し、次いで、その移動パネル(36)を若干前方に
移動して、前後のピン(38)を、引き込み溝(35)から外し
て、各収納レール(23)(24)のガイド溝(34)内に移動させ
る。
【0036】次に、その移動パネル(36)を、右方に平行
移動させて、前後のピン(38)を、各ガイド溝(34)に沿っ
て移動し、誘導レール(15)のガイド溝(14)に移行させた
後、その移動パネル(36)を後方に一直線状に移動させ
る。
【0037】これによって、前後のピン(38)は、誘導レ
ール(15)における1本のガイド溝(14)に沿って後方に移
動し、後方のピン(38)がガイド溝(14)の後端に達した後
は、後方のピン(38)がガイドレール(12)のガイド溝(11)
に沿って右方へ、かつ前方のピン(38)がガイド溝(14)に
沿って後方へそれぞれ移動するように、上記移動パネル
(36)を垂直軸まわりに回転させつつ、ガイドレール(12)
側に漸次移行させる。
【0038】前方のピン(38)が、ガイド溝(14)の後端に
達したとき、上記移動パネル(36)は左右方向を向き、そ
の後は、上記移動パネル(36)をガイド溝(14)に沿って右
方に直線的に移動し、上記移動パネル(36)の側端が、右
方の固定の間仕切パネル(2D)の側端に突き当たると、そ
の位置で、上記移動パネル(36)の係止手段(40)を、床面
(1)における予め定めた位置に設けた係止孔(図示略)
に係止させる。
【0039】次いで、第2枚目以降の移動パネル(36)
を、上記と同様にして、両収納レール(23)(24)から誘導
レール(15)を通って、ガイドレール(12)に移行し、先行
する移動パネル(36)の側端に順次突き当て、かつその都
度、各係止手段(40)を床面(1)の係止孔に係止し、全移
動パネル(36)を、ガイドレール(12)に沿って1列に並ぶ
間仕切位置に位置させる。
【0040】最後の移動パネル(36)をガイドレール(12)
と平行に配設したとき、それと左方の間仕切パネル(2D)
との間に間隙が形成される場合は、適宜の間隙閉塞手段
(図示略)を設ける。なお、これは本願発明には直接関
係しないので、その詳細な説明は省略する。
【0041】空間(S)を上記のようにして仕切った状態
から、再度開放したい場合は、各移動パネル(36)を上述
と逆の順序で、1枚ずつ元の収納部(42)に移動させれは
よい。
【0042】図8は、上述の収納レール(23)(24)におけ
る各引き込み溝の変形例を示す。この例では、前後の収
納レール(23)(24)における各引き込み溝(43)を、平面視
においてガイド溝(34)の進入方向に対して鋭角をなす方
向に設けるとともに、引き込み溝(43)相互の間隔を、移
動パネル(36)の厚さに可及的に近づけてある。その他の
構成は、上述の実施形態と同一であるので、その詳細な
説明は省略する。
【0043】この変形例のような構成とすると、収納位
置としたときの最も収納レール(23)(24)の出入口側の移
動パネル(36)における収納レール(23)(24)の長手方向の
移動を、上述の係止手段(40)等により拘束することによ
り、他のすべての移動パネル(36)の収納レール(23)(24)
の長手方向とそれに直交する方向、すなわち左右方向と
前後方向との両方向の移動を同時に確実に阻止すること
ができる。
【0044】なお、上述の実施形態において、中央の横
連結杆(3A)の両側部下方に設けた左右1対の間仕切パネ
ル(2D)(2D)を省略し、横連結杆(3A)の下方全体を開放で
きるようにするとともに、横連結杆(3A)の下面の全長に
わたってガイドレール(12)を設け、左右の横連結杆(3B)
(3B)の下方に配設された前後方向を向く互いに平行な間
仕切パネル(2A)(2B)(2C)(2D)等の間の空間を複数の移動
パネル(36)だけで仕切ることができるようにしてもよ
い。
【0045】また、ガイドレール(12)を、横連結杆(3A)
と一体的に形成したり、後方の収納レール(24)を省略
し、その機能を、ガイドレール(12)の左端部に持たせた
りすることもできる。
【0046】さらに、各移動パネル(36)の下端のキャス
タ(37)を省略し、それに代えて、各レール(12)(15)(23)
(24)に沿って移動しうるようにしたランナにピン(38)の
上端を止着し、移動パネル(36)全体をランナで吊支する
ようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、各移動パ
ネルを収納位置としたときに、その上端両側部に突設さ
れたピンが引き込み溝に嵌合することにより、各移動パ
ネルの上端部が正確に位置決めされるとともに、各移動
パネルのがたつきが防止される。
【0048】請求項2記載の発明によると、収納位置と
したときの複数の移動パネルの間隔が一定となり、複数
の移動パネルが整然と収納され、体裁がよい。
【0049】請求項3記載の発明によると、収納位置と
したときの最も収納レールの出入口側の移動パネルにお
ける収納レールの長手方向の移動を拘束することによ
り、他のすべての移動パネルの収納レールの長手方向と
それに直交する方向との両方向の移動を同時に確実に阻
止することができる。
【0050】請求項4記載の発明によると、天井が高い
ホールや吹き抜け等にも、移動間仕切装置を、そのガイ
ドレールや収納レール等の案内手段を天井や側壁等に連
結することなく、体裁よく設けることができる。
【0051】請求項5記載の発明によると、各移動パネ
ルの荷重をキャスタで受けることができ、ガイドレール
に移動パネルの荷重が掛からないようにすることができ
るので、ガイドレール及びそれを支持する横連結杆等を
高強度のものとする必要がなく、ひいては製造コストを
低減することができる。特に、このようなキャスタを設
けた場合は、従来技術として上述したように、移動パネ
ルの収納時に、各移動パネルが収納レールの長手方向に
まちまちに傾き、収納状態が見苦しくなったり、隣接す
る移動パネルの上下の端部同士が互いに当接して、傷が
つく等のおそれがあるが、本発明のように、収納レール
に引き込み溝を設けることにより、これらの問題をすべ
て解消することができるので、有意義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したローパーティションの一実施
形態の外観斜視図である。
【図2】同じく、図1のII−II線に沿う拡大縦断側面図
である。
【図3】同じく、移動間仕切装置の一部分解斜視図であ
る。
【図4】同じく 、図1のIV−IV線より上方を見た拡大
横断底面図である。
【図5】同じく、図4のV−V線に沿う縦断正面図であ
る。
【図6】同じく、ブラケットの取り付け途中の状態を示
す、図5の一部と同様の部分の縦断正面図である。
【図7】同じく 、図4のVII−VII線に沿う縦断正面図
である。
【図8】引き込み溝の変形例を示す、図4と同様の横断
底面図である。
【符号の説明】
(1)床面 (2)(2A)(2B)(2C)(2D)間仕切パネル (3)(3A)(3B)横連結杆 (4)枠 (4a)コーナー部 (5)溝形レール部 (6)凹溝 (7)開口 (8)スライドドア (9)吊支ローラ装置 (10)連結金具 (11)ガイド溝 (12)ガイドレール (13)止めねじ (14)ガイド溝 (15)誘導レール (16)止めねじ (17)ブラケット (18)ボールナット (19)箱状部 (19a)上片 (19b)係合片 (20)ナット (21)可動片 (21a)基片 (21b)下片 (21c)係合片 (21d)ガイド片 (22)ボルト (23)(24)収納レール (25)止めねじ (26)ボルト (27)受片 (28)受溝 (29)ナット (30)フック片 (31)起立片 (32)ねじ孔 (33)締付ねじ (34)ガイド溝 (35)引き込み溝 (36)移動パネル (37)キャスタ (38)ピン (39)ローラ (40)係止手段 (41)移動間仕切装置 (42)収納部 (43)引き込み溝 (S)空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動パネルを、その各上端両側部
    に突設したピンが、仕切ろうとする室内空間の上方に配
    設されたガイドレールに沿って一列に並ぶ間仕切位置と
    することにより、前記室内空間を仕切ることができ、ま
    た前記各ピンが、前記ガイドレールに接続された互いに
    平行をなす1対の収納レールにそれぞれ嵌合され、かつ
    移動パネル同士が互いに側方に重合する収納位置に収納
    し得るようにした移動間仕切装置において、 前記両収納レールのそれぞれの底壁に設けた長手方向を
    向くガイド溝の一側縁に、前記ガイド溝と交差する方向
    を向き、かつ前記各ピンが嵌合しうる複数の引き込み溝
    を設けたことを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 【請求項2】 複数の引き込み溝を、移動パネルの厚さ
    とほぼ等しいか、または若干大きい間隔をもって、ガイ
    ド溝の一側縁に設けた請求項1記載の移動間仕切装置。
  3. 【請求項3】 各引き込み溝を、平面視においてガイド
    溝の進入方向に対して鋭角をなす方向に設けるととも
    に、引き込み溝相互の間隔を、移動パネルの厚さに近づ
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の移動間仕
    切装置。
  4. 【請求項4】 床面上に載置した複数の間仕切パネルの
    上端部に横連結杆を固着し、複数の横連結杆を、平面視
    において1個または連続する複数個の閉鎖した枠状に連
    結することにより、各間仕切パネルを傾倒不能とした間
    仕切装置において、各収納レールを、前記横連結杆に支
    持させるとともに、ガイドレール及びこのガイドレール
    と各収納レールとを接続する誘導レールを、それぞれ前
    記横連結杆に支持させた請求項1〜3のいずれかに記載
    の移動間仕切装置。
  5. 【請求項5】 各移動パネルの下端に、床面上を無方向
    に移動できるキャスタを設けた請求項1〜4のいずれか
    に記載の移動間仕切装置。
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