JP3740554B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィス等の室内空間を、複数の移動パネルにより、必要に応じて適当な大きさに仕切ることができ、不使用時には、複数の移動パネルを収納位置において互いに側方に重合させて収納し得るようにした移動間仕切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の移動間仕切装置は、天井等に支持された互いに平行をなす1対の収納レールと、同じく室内の間仕切ろうとする位置に設けられたガイドレールと、上記1対の収納レールとガイドレールとを接続する誘導レールとにより、上端両側部に上向きのピンが突設された複数の移動パネルが、1対の収納レールの下方において互いに側方に重合するようにして収納された収納位置と、ガイドレールの下方において1列に列設されて室内空間を仕切る間仕切位置との間を移動しうるように、前記ピンを案内するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の移動間仕切装置においては、1対の収納レールは、その底壁に長手方向を向くガイド溝が設けられているだけであるので、複数の移動パネルの収納時に、各ピンがこのガイド溝に沿って遊動し、移動パネルの間隔が不揃いとなったり、移動パネルががたついたりするおそれがある。
【0004】
特に、各移動パネルの下端に、床面に沿って無方向に転動し得るようにしたキャスタを設け、このキャスタにより、移動パネルの荷重を支持するようにしたものにおいては、移動パネルの収納時に、各移動パネルが収納レールの長手方向にまちまちに傾き、収納状態が見苦しくなったり、隣接する移動パネルの上下の端部同士が互いに当接して、傷がつく等のおそれがある。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、各移動パネルを収納位置としたときに、その上端部を正確に位置決めしうるとともに、各移動パネルのがたつき等を防止することができ、また、天井が高いホールや吹き抜け等にも体裁よく設けることができるようにした移動間仕切装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1)複数の移動パネルを、その各上端両側部に突設したピンが、仕切ろうとする室内空間の上方に配設されたガイドレールに沿って一列に並ぶ間仕切位置とすることにより、前記室内空間を仕切ることができ、また前記各ピンが、前記ガイドレールに接続された互いに平行をなす1対の収納レールにそれぞれ嵌合され、かつ移動パネル同士が互いに側方に重合する収納位置に収納し得るようにした移動間仕切装置において、前記両収納レールのそれぞれの底壁に設けた長手方向を向くガイド溝の一側縁に、前記ガイド溝と交差する方向を向き、かつ前記各ピンが嵌合しうる複数の引き込み溝を設ける。
【0007】
(2)上記(1)項において、複数の引き込み溝を、移動パネルの厚さとほぼ等しいか、または若干大きい間隔をもって、ガイド溝の一側縁に設ける。
【0008】
(3)上記(1)または(2)項において、各引き込み溝を、平面視においてガイド溝の進入方向に対して鋭角をなす方向に設けるとともに、引き込み溝相互の間隔を、移動パネルの厚さに近づける。
【0009】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、かつ床面上に載置した複数の間仕切パネルの上端部に横連結杆を固着し、複数の横連結杆を、平面視において1個または連続する複数個の閉鎖した枠状に連結することにより、各間仕切パネルを傾倒不能とした間仕切装置において、各収納レールを、前記横連結杆に支持させるとともに、ガイドレール及びこのガイドレールと各収納レールとを接続する誘導レールを、それぞれ前記横連結杆に支持させる。
【0010】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、各移動パネルの下端に、床面上を無方向に移動できるキャスタを設ける。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したローパーティションの一例を示すもので、この例では、床面(1)上に載置した前後方向及び左右方向(図1の左下方を前方、右下方を右方とする)を向く複数種類の多数の間仕切パネル(2)の上端に、それらと同方向を向くほぼ水平の横連結杆(3)を固着し、この横連結杆(3)を、1個または連続する複数個の閉鎖した枠状(図示の例では、平面視「日」字状)をなすように連結することにより、すべての間仕切パネル(2)が、天井や側壁(いずれも図示略)に連結したり、床面(1)にアンカーしたりすることなく、確実に自立しうるようにしてある。
【0012】
基本的には、多数の横連結杆(3)を連結して形成された枠(4)におけるL字状、T字状(または十字状)等の各コーナー部(4a)には、幅の大小に拘らず、向きの異なる複数の間仕切パネル(2)が必ず配設されるようにしてある。
【0013】
間仕切パネル(2)は、広幅のもの(2A)(2B)(2C)と、そのほぼ2分の1の狭幅のもの(2D)とがあり、広幅のものには、無地のもの(2A)、模様付きのもの(2B)、ガラス等の透光部を設けたもの(2C)とがある。この例では、狭幅のもの(2D)には、ガラス等の透光部を設けてある。
【0014】
横連結杆(3)は、図2に示すように、ほぼ縦長方形の角管の両側面に、開口部が奥部より狭まった断面ほぼ横向きT字状をなす上下2段の長手方向を向く溝形レール部(5)(5)が形成され、かつ上面及び下面の中央に、長手方向を向く凹溝(6)(6)が形成されたものよりなっている。
【0015】
各間仕切パネル(2)の上端部は、横連結杆(3)における下面の凹溝(6)に、直接または取付金具(図示略)を介して間接的に嵌合され、適宜ねじ止めして、強固に固着されている。
【0016】
枠(4)におけるコーナー部(4a)以外の部分の下方には、間仕切パネル(2)を隙間なく配設して、側壁を形成した部分と、隣接する間仕切パネル(2)(2)を互いに離間させて、それらの間に、間仕切装置の内外への出入り用の通路となる開口(7)を形成したものとがあり、開口(7)を形成した面の上方の横連結杆(3)における内外いずれかの側面の上下いずれかの溝形レール部(5)には、開口(7)を開閉するスライドドア(8)の両側部を吊支する吊支ローラ装置(9)が、横連結杆(3)の長手方向に転動しうるように装着されている。
【0017】
枠(4)の前後方向の中央における左右方向を向く横連結杆(3A)の両端部は、前後方向を向く左右1対の横連結杆(3B)(3B)の中間部に、連結金具(10)をもって連結され、この横連結杆(3A)の両端部の下方にだけ、狭幅の間仕切パネル(2D)が配設されている。
【0018】
これらの左右の間仕切パネル(2D)(2D)間に形成された空間(S)の上方における横連結杆(3A)の下面には、底壁中央に長手方向を向くスリット状のガイド溝(11)が形成されたほぼ角管状のガイドレール(12)が、凹溝(6)に嵌合され、かつ止めねじ(13)をもって固着されている。
【0019】
図1及び図3以降に示すように、横連結杆(3A)の下面における左方の間仕切パネル(2D)とガイドレール(12)の左端との間には、底壁の中央に長手方向を向くスリット状のガイド溝(14)が形成された前後方向を向くほぼ角管状の誘導レール(15)の後端部が、止めねじ(16)をもって固着されている。
【0020】
ガイド溝(14)の後端部は、ガイドレール(12)におけるガイド溝(11)の左端と平面視L字状に連続するように、右方に向かって屈曲している。
【0021】
誘導レール(15)の前端部は、左方の横連結杆(3B)の右側面に取り付けられた右方を向くブラケット(17)の先端部下面に、ボルト・ナット(18)をもって固着されることにより、ほぼ水平に支持されている。
【0022】
図5に示すように、ブラケット(17)の左端部である基端部には、下面と外側面とが開口する箱状部(19)が形成され、その箱状部(19)の上片(19a)の下面には、ナット(20)が溶接されている。また、上片(19a)の外端部には、上向き段状の係合片(19b)が連設されている。
【0023】
箱状部(19)内には、可動片(21)が上下方向に摺動自在に嵌合されている。この可動編(21)は、ほぼ垂直の基片(21a)の下端に外側方を向くほぼ水平の下片(21b)が連設され、下片(21b)の遊端部に、下向き段状をなす係合片(21c)が連設され、さらに基片(21a)の上部外側面に、側面視外向きコ字状のガイド片(21d)が溶接されたものよりなっている。
【0024】
ナット(20)には、箱状部(19)の上片(19a)及びガイド片(21d)を遊貫する上下方向を向くボルト(22)が螺合している。
【0025】
図6に示すように、可動片(21)の係合片(21c)を、横連結杆(3B)の内側面における下方の溝形レール部(5)の下縁に係合し、ボルト(22)を締め込んで、箱状部(19)の上片(19a)を、可動片(21)に対して相対的に離間させて上昇させ、係合片(19b)を、横連結杆(3B)の内側面における上方の溝形レール部(5)の上縁に係合させることにより、ブラケット(17)は左方の横連結杆(3B)の内面に強固に取り付けられる。
【0026】
ブラケット(17)の下面と、それにより後方かつ横連結杆(3A)に近接した左方の横連結杆(3B)と誘導レール(15)との間には、互いに平行をなして左右方向を向く前後1対のほぼ角管状の収納レール(23)(24)が設けられている。
【0027】
前方の収納レール(23)は、止めねじ(25)をもってブラケット(17)の下面に固着されている。
【0028】
後方の収納レール(24)は、その右端部の前後面に突設したボルト(26)を、誘導レール(15)の左側面に突設した前後1対の受片(27)(27)の上縁に形成した受溝(28)に上方より嵌合して、ボルト(26)の遊端より螺合したナット(29)により締め付け、また、左端部の上面に設けた前後1対の外向きフック片(30)(30)を、左方の横連結杆(3A)の右端面における下方の溝形レール部(5)の下縁に係止し、かつ両フック片(30)(30)間に設けた起立片(31)に穿設したねじ孔(32)に螺合させた締付ねじ(33)を締付けて、その先端を下方の溝形レール部(5)の奥端面に圧接させることにより、左方の横連結杆(3A)と誘導レール(15)とに強固に架設されている。
【0029】
両収納レール(23)(24)の底壁には、長手方向を向き、かつ誘導レール(15)のガイド溝(14)とL字状及びT字状に連続するガイド溝(34)と、各ガイド溝(34)の後方の縁より、後述する移動パネル(36)の厚さとほぼ等しいかまたは若干大きい間隔をもって、後方に延出する複数の引き込み溝(35)とが設けられている。
【0030】
複数の移動パネル(36)は、いずれも構造及び寸法が同一であり、その下端両側部には、床面(1)上を無方向に移動しうるキャスタ(37)が設けられ、上端両側部には、ピン(38)が突設されている。各ピン(38)の上端部には、ローラ(39)が垂直軸まわりに回動可能として装着されている。
【0031】
また、各移動パネル(36)の一側部の前後いずれかの面の下部には、床面(1)の要所に穿設しておいた係合孔(図示略)に嵌合することにより、移動パネル(36)の移動を阻止するようにした、いわゆるフランス落し式の係止手段(40)が装着されている。
【0032】
以上の構成のうち、誘導レール(15)、ブラケット(17)、両収納レール(23)(24)等により、移動間仕切装置(41)における収納部(42)が形成され、これと、ガイドレール(12)及び全移動パネル(36)等により、移動間仕切装置(41)が形成されている。
【0033】
中央の横連結杆(3A)の下方における両側部の間仕切パネル(2D)(2D)間の空間(S)を開放しておきたい場合は、全移動パネル(36)を、左方の横連結杆(3B)と平行をなして互いに左右方向に重合(または近接)させるとともに、各ピン(38)が各収納レール(15)の対応する引き込み溝(35)に係合する収納位置に位置させ、さらに、重合させたものの最も室内側のものの係止手段(40)(または全移動パネル(36)の係止手段(40))を、床面(1)の所定の位置に予め穿設しておいた係止孔(図示略)に係合させて、収納部(42)に収容しておく。
【0034】
この状態では、各移動パネル(36)の上端及び下端の左右方向の移動と、最も室内側の移動パネル(36)の前後方向の移動とが確実に阻止され、各移動パネル(36)は、がたつくことなく、整然と収納部(42)に収容される。
【0035】
この状態から、空間(S)を複数の移動パネル(36)により仕切って、間仕切装置内を2分割したい場合には、まず、最も室内側の移動パネル(36)の係止手段(40)を外し、次いで、その移動パネル(36)を若干前方に移動して、前後のピン(38)を、引き込み溝(35)から外して、各収納レール(23)(24)のガイド溝(34)内に移動させる。
【0036】
次に、その移動パネル(36)を、右方に平行移動させて、前後のピン(38)を、各ガイド溝(34)に沿って移動し、誘導レール(15)のガイド溝(14)に移行させた後、その移動パネル(36)を後方に一直線状に移動させる。
【0037】
これによって、前後のピン(38)は、誘導レール(15)における1本のガイド溝(14)に沿って後方に移動し、後方のピン(38)がガイド溝(14)の後端に達した後は、後方のピン(38)がガイドレール(12)のガイド溝(11)に沿って右方へ、かつ前方のピン(38)がガイド溝(14)に沿って後方へそれぞれ移動するように、上記移動パネル(36)を垂直軸まわりに回転させつつ、ガイドレール(12)側に漸次移行させる。
【0038】
前方のピン(38)が、ガイド溝(14)の後端に達したとき、上記移動パネル(36)は左右方向を向き、その後は、上記移動パネル(36)をガイド溝(14)に沿って右方に直線的に移動し、上記移動パネル(36)の側端が、右方の固定の間仕切パネル(2D)の側端に突き当たると、その位置で、上記移動パネル(36)の係止手段(40)を、床面(1)における予め定めた位置に設けた係止孔(図示略)に係止させる。
【0039】
次いで、第2枚目以降の移動パネル(36)を、上記と同様にして、両収納レール(23)(24)から誘導レール(15)を通って、ガイドレール(12)に移行し、先行する移動パネル(36)の側端に順次突き当て、かつその都度、各係止手段(40)を床面(1)の係止孔に係止し、全移動パネル(36)を、ガイドレール(12)に沿って1列に並ぶ間仕切位置に位置させる。
【0040】
最後の移動パネル(36)をガイドレール(12)と平行に配設したとき、それと左方の間仕切パネル(2D)との間に間隙が形成される場合は、適宜の間隙閉塞手段(図示略)を設ける。なお、これは本願発明には直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
【0041】
空間(S)を上記のようにして仕切った状態から、再度開放したい場合は、各移動パネル(36)を上述と逆の順序で、1枚ずつ元の収納部(42)に移動させれはよい。
【0042】
図8は、上述の収納レール(23)(24)における各引き込み溝の変形例を示す。
この例では、前後の収納レール(23)(24)における各引き込み溝(43)を、平面視においてガイド溝(34)の進入方向に対して鋭角をなす方向に設けるとともに、引き込み溝(43)相互の間隔を、移動パネル(36)の厚さに可及的に近づけてある。
その他の構成は、上述の実施形態と同一であるので、その詳細な説明は省略する。
【0043】
この変形例のような構成とすると、収納位置としたときの最も収納レール(23)(24)の出入口側の移動パネル(36)における収納レール(23)(24)の長手方向の移動を、上述の係止手段(40)等により拘束することにより、他のすべての移動パネル(36)の収納レール(23)(24)の長手方向とそれに直交する方向、すなわち左右方向と前後方向との両方向の移動を同時に確実に阻止することができる。
【0044】
なお、上述の実施形態において、中央の横連結杆(3A)の両側部下方に設けた左右1対の間仕切パネル(2D)(2D)を省略し、横連結杆(3A)の下方全体を開放できるようにするとともに、横連結杆(3A)の下面の全長にわたってガイドレール(12)を設け、左右の横連結杆(3B)(3B)の下方に配設された前後方向を向く互いに平行な間仕切パネル(2A)(2B)(2C)(2D)等の間の空間を複数の移動パネル(36)だけで仕切ることができるようにしてもよい。
【0045】
また、ガイドレール(12)を、横連結杆(3A)と一体的に形成したり、後方の収納レール(24)を省略し、その機能を、ガイドレール(12)の左端部に持たせたりすることもできる。
【0046】
さらに、各移動パネル(36)の下端のキャスタ(37)を省略し、それに代えて、各レール(12)(15)(23)(24)に沿って移動しうるようにしたランナにピン(38)の上端を止着し、移動パネル(36)全体をランナで吊支するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、各移動パネルを収納位置としたときに、その上端両側部に突設されたピンが引き込み溝に嵌合することにより、各移動パネルの上端部が正確に位置決めされるとともに、各移動パネルのがたつきが防止される。
【0048】
請求項2記載の発明によると、収納位置としたときの複数の移動パネルの間隔が一定となり、複数の移動パネルが整然と収納され、体裁がよい。
【0049】
請求項3記載の発明によると、収納位置としたときの最も収納レールの出入口側の移動パネルにおける収納レールの長手方向の移動を拘束することにより、他のすべての移動パネルの収納レールの長手方向とそれに直交する方向との両方向の移動を同時に確実に阻止することができる。
【0050】
請求項4記載の発明によると、天井が高いホールや吹き抜け等にも、移動間仕切装置を、そのガイドレールや収納レール等の案内手段を天井や側壁等に連結することなく、体裁よく設けることができる。
【0051】
請求項5記載の発明によると、各移動パネルの荷重をキャスタで受けることができ、ガイドレールに移動パネルの荷重が掛からないようにすることができるので、ガイドレール及びそれを支持する横連結杆等を高強度のものとする必要がなく、ひいては製造コストを低減することができる。
特に、このようなキャスタを設けた場合は、従来技術として上述したように、移動パネルの収納時に、各移動パネルが収納レールの長手方向にまちまちに傾き、収納状態が見苦しくなったり、隣接する移動パネルの上下の端部同士が互いに当接して、傷がつく等のおそれがあるが、本発明のように、収納レールに引き込み溝を設けることにより、これらの問題をすべて解消することができるので、有意義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したローパーティションの一実施形態の外観斜視図である。
【図2】同じく、図1のII−II線に沿う拡大縦断側面図である。
【図3】同じく、移動間仕切装置の一部分解斜視図である。
【図4】同じく 、図1のIV−IV線より上方を見た拡大横断底面図である。
【図5】同じく、図4のV−V線に沿う縦断正面図である。
【図6】同じく、ブラケットの取り付け途中の状態を示す、図5の一部と同様の部分の縦断正面図である。
【図7】同じく 、図4のVII−VII線に沿う縦断正面図である。
【図8】引き込み溝の変形例を示す、図4と同様の横断底面図である。
【符号の説明】
(1)床面
(2)(2A)(2B)(2C)(2D)間仕切パネル
(3)(3A)(3B)横連結杆
(4)枠
(4a)コーナー部
(5)溝形レール部
(6)凹溝
(7)開口
(8)スライドドア
(9)吊支ローラ装置
(10)連結金具
(11)ガイド溝
(12)ガイドレール
(13)止めねじ
(14)ガイド溝
(15)誘導レール
(16)止めねじ
(17)ブラケット
(18)ボールナット
(19)箱状部
(19a)上片
(19b)係合片
(20)ナット
(21)可動片
(21a)基片
(21b)下片
(21c)係合片
(21d)ガイド片
(22)ボルト
(23)(24)収納レール
(25)止めねじ
(26)ボルト
(27)受片
(28)受溝
(29)ナット
(30)フック片
(31)起立片
(32)ねじ孔
(33)締付ねじ
(34)ガイド溝
(35)引き込み溝
(36)移動パネル
(37)キャスタ
(38)ピン
(39)ローラ
(40)係止手段
(41)移動間仕切装置
(42)収納部
(43)引き込み溝
(S)空間

Claims (5)

  1. 複数の移動パネルを、その各上端両側部に突設したピンが、仕切ろうとする室内空間の上方に配設されたガイドレールに沿って一列に並ぶ間仕切位置とすることにより、前記室内空間を仕切ることができ、また前記各ピンが、前記ガイドレールに接続された互いに平行をなす1対の収納レールにそれぞれ嵌合され、かつ移動パネル同士が互いに側方に重合する収納位置に収納し得るようにした移動間仕切装置において、
    前記両収納レールのそれぞれの底壁に設けた長手方向を向くガイド溝の一側縁に、前記ガイド溝と交差する方向を向き、かつ前記各ピンが嵌合しうる複数の引き込み溝を設けたことを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 複数の引き込み溝を、移動パネルの厚さとほぼ等しいか、または若干大きい間隔をもって、ガイド溝の一側縁に設けた請求項1記載の移動間仕切装置。
  3. 各引き込み溝を、平面視においてガイド溝の進入方向に対して鋭角をなす方向に設けるとともに、引き込み溝相互の間隔を、移動パネルの厚さに近づけたことを特徴とする請求項1または2記載の移動間仕切装置。
  4. 床面上に載置した複数の間仕切パネルの上端部に横連結杆を固着し、複数の横連結杆を、平面視において1個または連続する複数個の閉鎖した枠状に連結することにより、各間仕切パネルを傾倒不能とした間仕切装置において、各収納レールを、前記横連結杆に支持させるとともに、ガイドレール及びこのガイドレールと各収納レールとを接続する誘導レールを、それぞれ前記横連結杆に支持させた請求項1〜3のいずれかに記載の移動間仕切装置。
  5. 各移動パネルの下端に、床面上を無方向に移動できるキャスタを設けた請求項1〜4のいずれかに記載の移動間仕切装置。
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