JP2019113830A - 中央支持部を備えたmems反射器 - Google Patents

中央支持部を備えたmems反射器 Download PDF

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Abstract

【課題】反射器の縁部に取り付けられた可撓性または部分的に可動性を有する懸架部は、それらが生成可能な傾斜振幅を大幅に小さくすることなく、ピストンモードを高周波にシフトするように構成できない。【解決手段】反射器本体を含む反射器21と、デバイス平面の上方で反射器本体と垂直方向において位置合わせされた第1キャビティ、およびデバイス平面の下方で反射器本体と垂直方向において位置合わせされた第2キャビティとを備える、走査微小電気機械反射器システム。反射器はまた、反射器本体の中央開口部内に位置する中央取付点を含む。中央開口部の側壁から中央取付点まで、1以上のたわみ部が延在する。たわみ部は、アクチュエータユニットが反射器本体をデバイス平面から傾けた時に、中央取付点がデバイス平面において静止を維持することを可能にする。反射器システムは、キャビティを通って反射器の中央取付点まで延在する中央支持構造体29を含む。【選択図】図2

Description

本開示は、微小電気機械的に作動する走査反射器、より詳細には、そのような反射器における望ましくない振動モードのリスクを低減することに関する。
走査微小電気機械(MEMS)反射器は、光検出測距センサ(LIDAR)などの撮像装置に使用することができる。走査MEMS反射器は、レーザ発光器からの光ビームを周囲環境に向けて反射することができる、少なくとも1つの移動反射器を含んでもよい。移動反射器と環境との間の光路に、追加の固定反射器を含めてもよい。出射ビームを反射した同じ固定反射器および移動反射器によって、戻り光ビームを光検出器に向けて内側に反射することができる。
広い画像領域(視界)にわたって光ビームを出射して捕捉するためには、MEMS反射器を前後に傾けなければならない。MEMS反射器の画像領域は、移動反射器をどれだけ傾け得るかによって、ある程度決まる。単純な実装では、MEMS反射器は、1つの軸のみを中心に傾くように構成することができる。その結果として生じる振動モードでは、ミラーが傾斜軸を中心とする平面角を走査し、その振動モードは1軸傾斜振動と呼ばれ得る。
より複雑な実装では、反射器は、ある立体角にわたって走査運動を行ってもよい。図1aは、回転可能なジンバルフレーム13に反射器11が取り付けられている構成を示す。ジンバルフレーム13は、固定点121と122との間の軸を中心に、固定フレーム12に対して回転してもよい。反射器11は、固定点131と132との間の軸を中心にジンバルフレーム13に対して回転してもよい。結果として生じる振動モードは、2軸傾斜振動と呼ばれ得る。
図1bは、屈曲可能かつ/または部分的に可動性を有する懸架部151〜154によって固定フレーム12から反射器11が懸架される、立体角を走査するための代替構成を示す。これらの懸架部は、アクチュエータを付勢するために結合されてもよい。これらのアクチュエータは、反射器の縁部にある固定点1511〜1514を適切に同期させ、連動させる方法で昇降させることによって、疑似回転反射器運動を生じさせることができる。結果として生じる振動モードは、揺動振動と呼ばれ得る。
これらの動作振動モードの各々において、傾斜振幅は、通常、振動の共振周波数に対応する周波数で作動力を駆動することによって、最大にすることができる。LIDAR用途では、この周波数は、0.5kHz〜5kHzであってもよい。反射器を振動させるアクチュエータは、圧電アクチュエータまたは容量性アクチュエータであってもよい。
上記の動作振動モードは、所望の共振モードである。しかしながら、微小電気機械反射器システムの構成要素は、望ましくない共振振動も示し得る。そのような共振振動は、寄生振動と呼ばれ得、MEMS反射器システム全体が使用時に晒される外部の衝撃または振動から生じ得る。所望の動作振動モードが、いかなる寄生振動モードよりも低い共振周波数を有するように、MEMS反射器を設計することが望ましい。
特許文献1は、立体角を走査するための走査MEMS反射器システムを開示している。特許文献2は、平面角を走査するための走査MEMS反射器システムを開示している。
1つの寄生振動モードは、その低い共振周波数のために、MEMS反射器システムにおいて特に厄介であり得る。これは、反射器11全体が、図1bにおいて規定されたxy平面の上方、次いで下方に並進運動で移動する寄生モードである。この寄生振動モードは、ピストンモードと呼ばれ得る。それは、xy平面に直角のz軸に沿った反射器全体の同時並進を伴う。反射器が薄い場合、この並進振動の振幅は、反射器の端よりも中心の方が、わずかに大きくなり得る。
懸架部151〜154などの、反射器の縁部に取り付けられた可撓性または部分的に可動性を有する懸架部は、通常、それらが生成可能な傾斜振幅を大幅に小さくすることなく、ピストンモードを高周波にシフトするように構成することができない。
米国特許出願公開第2012/0320379号明細書 米国特許出願公開第2010/0061073号明細書
本開示の目的は、上記の課題を克服するための装置を提供することである。
本開示の目的は、独立クレームに記載することを特徴とする構造によって達成される。本開示の好ましい実施形態は、従属クレームに開示する。
本開示は、デバイス平面に垂直な垂直方向において、反射器の中央を、剛性を有する中央支持構造体に固定する考えに基づく。この中央支持構造体は、隣接するパッケージング部品から反射器まで延在してもよい。
本開示のこの構造の利点は、ピストンモードを含むすべての寄生振動モードの共振周波数が、動作振動モードの共振周波数よりはるかに大きくなることである。ピストンモードの振動振幅も小さくなる。
以下に、本開示について、添付図面を参照しながら好ましい実施形態によって、より詳細に説明する。
図1aは、ジンバルフレーム内に懸架される反射器を示す。 図1bは、懸架ばねから懸架される反射器を示す。 図2は、一実施形態に係るMEMS反射器システムを示す。 図3は、別の実施形態に係るMEMS反射器システムを示す。 図4は、デバイス平面におけるMEMS反射器システムを示す。 図5は、第1のたわみ部実施形態を示す。 図6は、第2のたわみ部実施形態を示す。 図7aは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハ上で第2のエッチング実施形態を行う方法を示す。 図7bは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハ上で第2のエッチング実施形態を行う方法を示す。 図7cは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハ上で第2のエッチング実施形態を行う方法を示す。 図7dは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハ上で第2のエッチング実施形態を行う方法を示す。 図7eは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハ上で第2のエッチング実施形態を行う方法を示す。 図8は、製造方法を示す。 図9は、製造方法を示す。
本開示は、デバイス平面を規定するデバイスウェハを備える走査微小電気機械反射器システムについて説明する。デバイスウェハは、反射器本体を含む反射器を含み、デバイスウェハはさらに、反射器本体を取り囲む固定フレームと、反射器本体をデバイス平面から傾けるように構成された1以上のアクチュエータユニットとを含む。反射器システムはまた、デバイス平面の上方で反射器本体と垂直方向において位置合わせされた第1キャビティ、およびデバイス平面の下方で反射器本体と垂直方向において位置合わせされた第2キャビティを備える。反射器システムはまた、デバイスウェハの上に第1パッケージング部品を備える。第1パッケージング部品は、第1キャビティの垂直方向を画定する第1キャビティ壁を含む。反射器システムはまた、デバイスウェハの下方に第2パッケージング部品を備え、第2パッケージング部品は、第2キャビティの垂直方向を画定する第2キャビティ壁を含む。
反射器はまた、中央取付点を含む。中央取付点は、反射器本体の中央開口部内に位置する。中央開口部の側壁から中央取付点まで、1以上のたわみ部が延在する。たわみ部は、1以上のアクチュエータユニットが反射器本体をデバイス平面から傾けた時に、中央取付点がデバイス平面において静止を維持し得るように構成される。第1キャビティ壁および第2キャビティ壁のうちの少なくとも一方は、さらに、キャビティ壁から、対応するキャビティを通って反射器の中央取付点まで延在する中央支持構造体を含む。
中央支持構造体は、反射器本体が振動運動している時、中央取付点を静止させておくことができる。多くの一般的なMEMS反射器システム構成に対して、中央支持構造体は、ピストンモード振動のばね定数を約10倍増加させ得ることを示すことができる。ピストンモード振動の周波数は、ばね定数の平方根に正比例するため、ばね定数のこの増加は、ピストンモード振動の振動周波数を約3.2倍増加させ得る。これにより、ほとんどの反射器装置構成において、ピストンモード周波数は動作振動周波数よりも高くなる。さらに、中央支持構造体はまた、ピストンモード振動の振動振幅を小さくする。そのため、MEMS反射器システムの振動性能は改善される。
図2は、デバイスウェハ221を備える走査微小電気機械反射器システムを示す。図2に示すように、デバイスウェハは、例えば、ハンドルウェハ223も含むシリコン・オン・インシュレータ・ウェハの一部であってもよい。あるいは、デバイスウェハは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・ウェハであってもよい。デバイスウェハはデバイス平面を規定し、そのデバイス平面を本開示においてxy平面と呼ぶ。
本開示の目的で、図2におけるデバイスウェハ221の上面または下面のどちらがデバイス平面を規定してもよい。反射器21は、反射器本体211を含む。反射器本体211は、その上面または下面がデバイス平面と一致する休止位置を有してもよいが、図2に示すように、作動した時に、デバイス平面から傾くことができる。デバイスウェハ221は、反射器を取り囲む固定フレーム22を含む。本開示では、「固定」という用語は、MEMS反射器システムパッケージなどのはるかに大きな物体に確実に取り付けられ、この大きな物体に対して動くことができないものを指す。
図2の走査微小電気機械反射器システムはさらに、反射器本体211をデバイス平面から傾けるように構成されるアクチュエータユニット251および252を含む。アクチュエータユニット251および252は、図1bの懸架部構成に対応する構成の懸架部を含んでもよい。各懸架部は、圧電変換器を含んでもよい。各懸架部の一端部は固定フレーム22に、他端部は反射器本体211に取り付けられてもよい。作動電圧が圧電変換器に印加された時に、懸架部が曲がることで、反射器本体211の一方の縁部が上方または下方に動いてもよい。
本開示では、「上に」および「下に」という用語は、図に示すz方向を指す。デバイス平面に垂直であるz方向は、「垂直」方向とも呼ばれ得る。「上」、「下」、「上方」および「下方」などの用語は、z軸に沿った要素の配列状態を指す。しかしながら、これらの用語は、装置を製造する時、または装置を使用する時に、図に示す同じ垂直の向きを必ず用いることを意味するものではない。言いかえれば、装置は、例えば、本開示において「上」側と呼ばれる側が下方に方向付けられるように、使用中および製造中、任意の適切な方向に方向付けられてもよい。
走査微小電気機械反射器システムは、さらに、デバイスウェハ221の上に第1パッケージング部品222を備えてもよい。第1パッケージング部品222は、第1キャビティ241を備えてもよい。第1キャビティ241は、固定フレーム22および反射器本体211と垂直方向において位置合わせされてもよい。図2では、第1キャビティ241はまた、ハンドルウェハ223内の対応する第2キャビティ242と垂直方向において位置合わせされている。本開示では、「垂直方向の位置合わせ」とは、反射器本体211が、第1キャビティ壁261または第2キャビティ壁262と接触することなく、デバイス平面から傾くのに十分な空間を有する構成を指す。第1キャビティ壁261は第1キャビティ241の上端を提供し、第2キャビティ壁262は第2キャビティ242の下端を提供する。それによって、第1キャビティ241は第1キャビティ壁261からデバイス平面まで延在し、第2キャビティ252は第2キャビティ壁262からデバイス平面まで延在する。
図2では、第1キャビティ241は第1パッケージング部品222内に形成され、第2キャビティ242はハンドルウェハ223内に形成され、一方、第2パッケージング部品224が第2キャビティ壁を提供する。第2キャビティ242により、反射器本体211には、下方に傾く縁部が自由に動くのに十分な空間が与えられる。反射器本体211の下側は、電磁放射線を反射する、例えばチタン−白金−金の膜の薄膜でコーティングされてもよい。
第1パッケージング部品は、中央支持構造体29を反射器本体211上方のシリコン部分内に形成することができるガラス−シリコンキャップウェハであってもよい。本開示では、中央支持構造体は、円筒形状、角柱形状、または任意の他の縦長角柱形状を有する柱であってもよい。あるいは、中央支持構造体のxy断面の面積は、zの関数として変化してもよい。例えば、中央支持構造体は、切頂であるが狭い頂点が中央取付点に近接し、基部がキャビティ壁にある円錐またはピラミッドの形状を有してもよい。反射器の振動に十分な空間がキャビティ内に残る限り、他の形状を有する中央支持構造体も使用してよい。
この場合、第2パッケージング部品224は、ガラス窓または透明ウェハであってもよい。第2パッケージング部品224により、電磁放射線はキャビティ241および242を透過し、反射器21によって反射され、次いで再びキャビティ241および242から出ることができる。
第1パッケージング部品の第1キャビティ241は、固定フレーム22より広くてもよい。xy平面におけるキャビティのサイズを決定する第1キャビティ241の側壁は、必ずしも第2キャビティ242の側壁と位置合わせされている必要はない。しかしながら、両方のキャビティは、反射器本体211がキャビティ内で自由に動くことができるのに十分高くなければならない。
反射器21はまた、中央取付点212を含む。MEMS反射器システムはさらに、キャビティ壁261からキャビティ241を通って、反射器上の中央取付点212まで延在する中央支持構造体29を含む。図2に示すように、第1パッケージング部品がシリコンとガラスの領域を含むウェハである場合、中央支持構造体29の最下先端部は、ガラス領域291を含んでもよい。
図3は、第1パッケージング部品322が、デバイスウェハに接合されているカバーである代替構成を示す。それは、デバイス平面の上方に透明窓を形成し、反射器本体311の上方の第1キャビティ341を画定する。さらに、第1キャビティ壁361が第1キャビティ341の垂直方向を画定し、その結果、第1キャビティ341は反射器本体311から第1キャビティ壁361まで延在する。この場合、デバイスウェハ321と同じシリコン・オン・インシュレータ・ウェハの一部であるハンドルウェハ323は、第2パッケージング部品を形成する。シリコン・オン・インシュレータ・ウェハは、この場合、第2キャビティ342が所与の深さまで形成されたキャビティSOIウェハである。第2キャビティ342の垂直方向を画定する第2キャビティ壁362は、SOIウェハ内のこの深さに位置する。第2キャビティ342は、反射器本体311から第2キャビティ壁362まで延在する。この場合、中央支持構造体39は、第2キャビティ342が形成される時に、シリコンハンドルウェハ323内に形成される。それによって、中央支持構造体39は、デバイスウェハが加工される時に、既に中央取付点312に取り付けられている。言いかえれば、反射器および中央支持構造体がすべてSOIウェハに加工されるため、中央取付点は、この場合、反射器の一部または中央支持構造体の一部と考えることができる。一貫性と明瞭さのために、本開示では単に、中央取付点を反射器の一部と呼ぶ。
図3に示す構成では、電磁放射線は、第1パッケージング部品322を通ってキャビティ341および342を透過し、次いで、反射器31によって反射され、再びキャビティ341および342から出ることができる。言いかえれば、この場合、反射薄膜は反射器31の上面に設けられている。
xy平面におけるキャビティのサイズを決定する第1キャビティ341の側壁は、正確に第2キャビティ342の側壁と位置合わせされなくてもよい。第1キャビティ341および第2キャビティ342は、反射器本体311にそのフル振幅まで振動するのに十分な空間を与えなければならないが、これ以外は要件を最小限にして、キャビティの寸法を自由に選択することができる。
図4は、反射器本体211/311が完全にデバイス平面、すなわちxy平面にある位置での、xy平面における図2および図3の走査微小電気機械反射器システムを示す。図2および図3に示す断面は、図4の点Pから点Qまでの断面に対応する。中央取付点212/312は、反射器本体211/311の中央開口部213/313内に位置する。中央取付点212/312は、蛇状たわみ部で中央開口部213/313の側壁に取り付けられている。たわみ部については、以下のたわみ部の実施形態において、より詳細に述べる。
(第1のたわみ部実施形態)
図5は、本開示に係るMEMS反射器システムにおける反射器本体の中央部分を示す。中央取付点512は、たわみ部で反射器本体511の中央開口部513の側壁に取り付けられている。示した実施形態では、たわみ部は、中央取付点512を取り囲むジンバルフレーム53を含む。たわみ部はさらに、中央取付点512からジンバルフレーム53まで第1軸上で互いに反対方向に延在する第1ねじり梁531および第2ねじり梁532と、ジンバルフレーム53から反射器本体511の中央開口部513の側壁まで、第1軸に垂直の第2軸上で互いに反対方向に延在する第3ねじり梁533および第4ねじり梁534とを含む。
図5では、第1軸はy軸と平行であり、第2軸はx軸と平行である。反射器本体511が運動している時、x軸を中心とする回転に関与する振動成分はすべて、第3ねじり梁533および第4ねじり梁534をねじり、y軸を中心とする回転に関与する振動成分はすべて、第1ねじり梁531および第2ねじり梁532をねじる。それにより、振動する反射器本体によって加えられる中央取付点512の方向の力およびモーメントは、ねじり梁531〜534内で、また、部分的に可撓性ジンバルフレーム53内で減衰する。これにより、反射器本体511が振動運動している時でも、中央取付点512は静止し、xy平面において水平を維持することができる。
ねじり梁531〜532および533〜534は、動作共振周波数より高い共振周波数に対するピストンモード振動を鈍化するのに十分z方向に厚いが、らせん状にねじれやすいように十分薄くするべきである。この後の方法の実施形態において、より詳細に説明するように、ねじり梁は、反射器本体と同じくらい厚くすることもできるし、反射器本体より薄くすることもできる。
(第2のたわみ部実施形態)
図6は、本開示に係るMEMS反射器システムにおける反射器本体の中央部分を示す。中央取付点612は、たわみ部で反射器本体611の中央開口部613の側壁に取り付けられている。示した実施形態では、たわみ部は、中央取付点612から反射器本体611の中央開口部613の側壁まで第1軸に沿って互いに反対方向に延在する第1蛇状たわみ部631および第2蛇状たわみ部632と、中央取付点612から反射器本体611の中央開口部613の側壁まで、第1軸に垂直の第2軸に沿って互いに反対方向に延在する第3蛇状たわみ部633および第4蛇状たわみ部634とを含む。
図6では、第1軸はy軸と平行であり、第2軸はx軸と平行である。反射器本体611が運動している時、x軸を中心とする回転に関与する振動成分はすべて、第3ねじり蛇状たわみ部633および第4ねじり蛇状たわみ部634をねじり、y軸を中心とする回転に関与する振動成分はすべて、第1蛇状たわみ部631および第2蛇状たわみ部632をねじる。それにより、振動する反射器本体によって加えられる中央取付点512の方向の力およびモーメントは、蛇状たわみ部631〜634内で減衰し、これにより、反射器本体611が振動運動している時でも、中央取付点612は静止し、xy平面において水平を維持することができる。
蛇状たわみ部の数は、選択的に、2、3、5または任意の他のより大きい数であってもよい。蛇状たわみ部の数は、アクチュエータユニットの数および配置に基づき、または、対称性の考慮および反射器の意図した振動モードに基づいて最適化されてもよい。たわみ部は、中央取付点の周りに対称的に配置されてもよい。
先のたわみ部の実施形態のように、蛇状たわみ部631〜632および633〜634は、動作共振周波数より高い共振周波数に対するピストンモード振動を鈍化するのに十分z方向に厚くするべきである。蛇状たわみ部はまた、反射器本体の運動を減衰するのに必要なねじれ可撓性を促進するのに十分薄く、かつ蛇行は十分広くするべきである。この後の方法の実施形態において、より詳細に説明するように、蛇状たわみ部は、反射器本体と同じくらい厚くすることもできるし、反射器本体より薄くすることもできる。
言いかえれば、中央開口部(513、613)は、反射器(511、611)を貫通して延在してもよく、中央取付点(512、612)およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)の垂直厚さは、反射器本体(511、611)の垂直厚さと等しくてもよい。
あるいは、中央開口部(513、613)は、反射器(511、611)の第1の深さまで延在してもよく、中央取付点(512、612)およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)の垂直厚さは、反射器本体(511、611)の垂直厚さよりも小さくてよい。
(製造方法)
本開示はまた、走査微小電気機械反射器システムを製造するための方法について述べる。方法は、固定フレームおよび反射器を含むデバイスウェハを設けるステップと、反射器内に、反射器本体と、反射器本体の中央開口部内に位置する中央取付点とを設けるステップとを含む。方法はさらに、デバイスウェハ内に、反射器本体をデバイス平面から傾けるように構成される1以上のアクチュエータユニットを設けるステップと、反射器本体の中央開口部の側壁から中央取付点まで延在する1以上のたわみ部であって、アクチュエータユニットが反射器本体をデバイス平面から傾けた時に、中央取付点がデバイス平面において静止を維持し得るように構成される1以上のたわみ部を設けるステップとを含む。方法はさらに、デバイスウェハの上に、第1キャビティの垂直方向を画定する第1キャビティ壁を含む第1パッケージング部品を設けるステップと、第1キャビティ内に延在するように中央支持構造体を第1キャビティ壁内に設けるステップと、中央支持構造体を中央取付点に接合するように、第1パッケージング部品をデバイスウェハに接合するステップとを含む。
第1のたわみ部実施形態において述べたように、設けられたたわみ部は、中央取付点を取り囲むジンバルフレームと、中央取付点からジンバルフレームまで第1軸上で互いに反対方向に延在する第1ねじり梁および第2ねじり梁と、ジンバルフレームから反射器本体の中央開口部の側壁まで、第1軸に垂直の第2軸上で互いに反対方向に延在する第3ねじり梁および第4ねじり梁とを含んでもよい。
第2のたわみ部実施形態において述べたように、設けられたたわみ部は、中央取付点から反射器本体の中央開口部の側壁まで第1軸に沿って互いに反対方向に延在する第1蛇状たわみ部および第2蛇状たわみ部と、中央取付点から反射器本体の中央開口部の側壁まで、第1軸に垂直の第2軸に沿って互いに反対方向に延在する第3蛇状たわみ部および第4蛇状たわみ部とを含んでもよい。
(第1のエッチング実施形態)
中央開口部(513、613)が反射器(511、611)を貫通して延在し、中央取付点(512、612)およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)の垂直厚さが反射器本体(511、611)の垂直厚さと等しいMEMS反射器システムは、デバイスウェハ内に反射器を設けるステップが、中央取付点(512、612)およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)の垂直厚さが反射器本体(511、611)の垂直厚さと等しくなるように、中央開口部(513、613)、中央取付点(512、612)、およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)を、デバイスウェハを貫通する深掘り反応性イオンエッチング(DRIE)工程でエッチングするステップを含む方法で設けてもよい。
この第1のエッチング実施形態に係る方法が行われるデバイスウェハは、例えば、シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハであってもよい。
(第2のエッチング実施形態)
中央開口部(513、613)が反射器(511、611)の第1の深さまで延在し、中央取付点(512、612)およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)の垂直厚さが反射器本体(511、611)の垂直厚さよりも小さいMEMS反射器システムは、デバイスウェハ内に反射器を設けるステップが、中央取付点(512、612)およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)の垂直厚さが反射器本体(511、611)の垂直厚さより小さくなるように、中央開口部(513、613)、中央取付点(512、612)、およびたわみ部(53、531〜534、631〜634)を、異方性エッチング工程と等方性エッチング工程との組合せでエッチングするステップを含む方法で設けてもよい。
異方性エッチング工程と等方性エッチング工程との組合せは、例えば、単結晶反応性エッチングおよび金属化(SCREAM)工程であってもよい。SCREAMエッチング工程は、中央取付点、たわみ部および中央開口部の側壁の水平寸法を規定するマスクを使用した第1の異方性エッチングステップを含んでもよい。この異方性エッチングステップは、デバイスウェハの第1の深さまで延在する1セットの溝を生成する。この第1の深さは、中央取付点およびたわみ部の所望の垂直高さと等しくてもよい。次いで、これらの溝の側壁および床は酸化物でコーティングしてもよく、その後、酸化物を溝床から除去してもよい。次いで、第1の深さより深い第2の深さまで下に溝をエッチングするために、第2の異方性エッチングステップを行ってもよい。次いで、たわみ部および中央取付点をバルク基板から切り離すのに十分に長い間、等方性エッチングを行ってもよい。第1の異方性エッチングステップの後に堆積させる酸化物は、等方性エッチングステップ中、中央開口部両方の側壁、たわみ部および中央取付点を保護する。
この第2のエッチング実施形態に係る方法は、シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハ上で行ってもよい。あるいは、その方法は、図7a〜図7eに概略的に示すように、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・デバイスウェハ上で行ってもよい。デバイスウェハ713は、第1絶縁層713の上に第1シリコン層711を含む。第1絶縁層713は第2シリコン層712の上にあり、第2シリコン層712は第2の絶縁層714の上にある。絶縁層713および714は、シリコン酸化物層であってもよい。図2に示すように、デバイスウェハ713全体は、より大きなハンドルウェハの上にあってもよい。
図7bでは、2つの溝731および732を、第1の異方性エッチングステップでエッチングした。2つの溝731および732は共に、中央開口部の側壁および構造体74の側壁を規定し、構造体74は、たわみ部および/または中央取付点を含んでもよい。第1の異方性エッチングステップは、第1の深さdが第1シリコン層711の厚さと等しくなるように、第1絶縁層713で停止させてもよい。図7cでは、溝を酸化物層75でコーティングし、次いで、酸化物を溝床から除去した。
図7dでは、第2の異方性エッチングステップを行い、溝731および732を第2の深さdまで下にエッチングした。図7eでは、等方性エッチングを行い、2つの溝731および732を連結して1つのキャビティ73にし、それによって、構造体74をバルク基板から切り離した。酸化物75は、等方性エッチングステップの後に除去してもよい。中央取付点が、反射器本体の振動を妨害することなく静止を維持するべきである場合、中央取付点およびたわみ部は、バルク基板からこのように切り離さなければならない。
(MEMS反射器システムの製造)
図8は、反射器本体811の中央開口部が、反射器を貫通するのではなく、途中まで延在する例示的な走査MEMS反射器システムを示す。参照番号821〜824および86は、それぞれ図2の参照番号221〜224および26に対応する。反射器本体811の底面の反射領域は、例えばチタン−白金−金の薄膜であってもよい反射コーティング88を含む。この反射領域は、中央開口部が反射器を貫通して延在する図2に示す反射器システムより、図8に示す反射器システムにおいて、わずかに大きい。
第1パッケージング部品は、ガラスからなる、84などの絶縁領域と、シリコンからなる、第1キャビティ壁861などの半導体領域とを含んでもよい。シリコンビア87は、上部接点871から、第1パッケージング部品822を貫通して、下部接点872および懸架部852まで延在してもよい。
第1パッケージング部品822は、例えば、第1キャビティ壁861が接合電極として利用され得る陽極接合工程で、デバイスウェハ821に接合してもよい。ガラスウェハ824も、陽極接合工程でハンドルウェハ823に接合してもよい。あるいは、融着接合または金属接合を用いて、ウェハを互いに接合してもよい。
走査MEMS反射器システムによっては、反射器本体の質量を低減することによって、その動的変形を低減することが有利になり得る。質量低減は、異方性エッチング工程と等方性エッチング工程との組合せを用いた上記の第2のエッチングの実施形態において述べた製造工程と併せて、容易に実行することができる。図9に示すように、反射器本体内で1以上の質量低減キャビティ931をエッチングするために、適切にパターンニングされたエッチングマスクを使用して、中央開口部93をエッチングするSCREAMエッチング工程を同時に用いることができる。言いかえれば、中央開口部、中央取付点およびたわみ部をエッチングするのと同じSCREAM工程で、1以上の質量低減キャビティを反射器本体内でエッチングしてもよい。これらの質量低減キャビティ931の唯一の目的は、反射器本体が振動する時の反射器本体の動的変形を低減することである。

Claims (13)

  1. デバイス平面を規定するデバイスウェハであって、反射器本体を含む反射器と、前記反射器本体を取り囲む固定フレームと、前記反射器本体を前記デバイス平面から傾けるように構成された1以上のアクチュエータユニットとを含むデバイスウェハと、
    前記デバイス平面の上方で前記反射器本体と垂直方向において位置合わせされた第1キャビティ、および前記デバイス平面の下方で前記反射器本体と垂直方向において位置合わせされた第2キャビティと、
    前記第1キャビティの垂直方向を画定する第1キャビティ壁を含む、前記デバイスウェハの上にある第1パッケージング部品と、
    前記第2キャビティの垂直方向を画定する第2キャビティ壁を含む、前記デバイスウェハの下方にある第2パッケージング部品とを備え、
    前記反射器はさらに、中央取付点を含み、前記中央取付点は、前記反射器本体の中央開口部内に位置し、前記中央開口部の側壁から前記中央取付点まで、1以上のたわみ部が延在し、
    前記たわみ部は、前記1以上のアクチュエータユニットが前記反射器本体を前記デバイス平面から傾けた時に、前記中央取付点が前記デバイス平面において静止を維持し得るように構成され、
    前記第1キャビティ壁および前記第2キャビティ壁のうちの少なくとも一方は、さらに、前記キャビティ壁から、対応する前記キャビティを通って前記反射器の前記中央取付点まで延在する中央支持構造体を含む、
    走査微小電気機械反射器システム。
  2. 前記たわみ部は、前記中央取付点を取り囲むジンバルフレームと、前記中央取付点から前記ジンバルフレームまで第1軸上で互いに反対方向に延在する第1ねじり梁および第2ねじり梁と、前記ジンバルフレームから前記反射器本体の前記中央開口部の前記側壁まで、前記第1軸に垂直の第2軸上で互いに反対方向に延在する第3ねじり梁および第4ねじり梁とを含む、
    請求項1に記載の走査微小電気機械反射器システム。
  3. 前記たわみ部は、前記中央取付点から前記反射器本体の前記中央開口部の前記側壁まで第1軸に沿って互いに反対方向に延在する第1蛇状たわみ部および第2蛇状たわみ部と、前記中央取付点から前記反射器本体の前記中央開口部の前記側壁まで、前記第1軸に垂直の第2軸に沿って互いに反対方向に延在する第3蛇状たわみ部および第4蛇状たわみ部とを含む、
    請求項1に記載の走査微小電気機械反射器システム。
  4. 前記中央開口部は、前記反射器を貫通して延在し、前記中央取付点および前記たわみ部の垂直厚さは、前記反射器本体の垂直厚さと等しい、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の走査微小電気機械反射器。
  5. 前記中央開口部は、前記反射器の第1の深さまで延在し、前記中央取付点および前記たわみ部の垂直厚さは、前記反射器本体の垂直厚さよりも小さい、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の走査微小電気機械反射器。
  6. 前記デバイスウェハは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・ウェハである、
    請求項5に記載の走査微小電気機械反射器。
  7. 走査微小電気機械反射器システムを製造するための方法であって、
    固定フレームおよび反射器を含むデバイスウェハを設けるステップと、
    前記反射器内に、反射器本体と、前記反射器本体の中央開口部内に位置する中央取付点とを設けるステップと、
    前記デバイスウェハ内に、前記反射器本体を前記デバイス平面から傾けるように構成される1以上のアクチュエータユニットを設けるステップと、
    前記反射器本体の前記中央開口部の前記側壁から前記中央取付点まで延在する1以上のたわみ部であって、前記アクチュエータユニットが前記反射器本体を前記デバイス平面から傾けた時に、前記中央取付点が前記デバイス平面において静止を維持し得るように構成される1以上のたわみ部を設けるステップと、
    前記デバイスウェハの上に、第1キャビティの垂直方向を画定する第1キャビティ壁を含む第1パッケージング部品を設けるステップと、
    前記第1キャビティ内に延在するように中央支持構造体を前記第1キャビティ壁内に設けるステップと、
    前記中央支持構造体を前記中央取付点に接合するように、前記第1パッケージング部品を前記デバイスウェハに接合するステップとを含む、
    方法。
  8. 設けられた前記たわみ部は、前記中央取付点を取り囲むジンバルフレームと、前記中央取付点から前記ジンバルフレームまで第1軸上で互いに反対方向に延在する第1ねじり梁および第2ねじり梁と、前記ジンバルフレームから前記反射器本体の前記中央開口部の前記側壁まで、前記第1軸に垂直の第2軸上で互いに反対方向に延在する第3ねじり梁および第4ねじり梁とを含む、
    請求項7に記載の方法。
  9. 設けられた前記たわみ部は、前記中央取付点から前記反射器本体の前記中央開口部の前記側壁まで第1軸に沿って互いに反対方向に延在する第1蛇状たわみ部および第2蛇状たわみ部と、前記中央取付点から前記反射器本体の前記中央開口部の前記側壁まで、前記第1軸に垂直の第2軸に沿って互いに反対方向に延在する第3蛇状たわみ部および第4蛇状たわみ部とを含む、
    請求項7に記載の方法。
  10. 前記デバイスウェハ内に前記反射器を設けるステップは、前記中央取付点および前記たわみ部の垂直厚さが前記反射器本体の垂直厚さと等しくなるように、前記中央開口部、前記中央取付点、および前記たわみ部を、前記デバイスウェハを貫通するDRIE工程でエッチングするステップを含む、
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記デバイスウェハ内に前記反射器を設けるステップは、前記中央取付点および前記たわみ部の垂直厚さが前記反射器本体の垂直厚さより小さくなるように、前記中央開口部、前記中央取付点、および前記たわみ部を、異方性エッチング工程と等方性エッチング工程との組合せでエッチングするステップを含む、
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記デバイスウェハは、ダブル・シリコン・オン・インシュレータ・ウェハである、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記中央開口部、前記中央取付点および前記たわみ部をエッチングするのと同じ工程で、1以上の質量低減キャビティを前記反射器本体内でエッチングする、
    請求項11に記載の方法。
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