JP2016009050A - 光偏向器 - Google Patents

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【課題】ミラー部を往復回動させた場合、ミラー部の回転軸線として設定したミラー部の対称線に位置に対して当該回転軸線の位置がずれることを抑制する。【解決手段】光偏向器1は、光を反射するミラー部2と、ミラー部2を包囲して支持する枠部3と、ミアンダパターン配列で直列に連結する複数の圧電カンチレバー5を有し、ミラー部2と枠部3との間に介在して、ミラー部2の対称線Xを回転軸線としてその回りにミラー部2を往復回動させる圧電アクチュエータ4とを備える。ミラー部2に隣り合う第1圧電カンチレバー5aは、第1半部10aと第2半部10bとからなり、第1半部10aは、対称線Xから第1圧電カンチレバー5aと第1圧電カンチレバー5aに隣り合う第2圧電カンチレバー5bとを連結する折返し部6aまで延在し、第2半部10bは、対称線Xから折返し部6aと反対側に延在し、第2半部10bが第1半部10より重くなる。【選択図】図1

Description

本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスとして製造される光偏向器に関する。
近年、マイクロマシニング技術などを利用して製造されるMEMSデバイスの一種として光偏向器の開発が各研究機関で盛んに行われている。光偏向器は、入射光を反射するミラー部と、ミラー部を回転軸線の回りに往復回動させるアクチュエータとを備え、回転軸線の回りのミラー部の往復回動により反射光を出射するものである。光偏向器は、例えばレーザプロジェクタ、レーザビームプリンタ、レーザレーダー、バーコードリーダ、エリアセンサ等、種々の光学機器への応用が可能であり、これら光学機器の小型化に寄与するものである。
光偏向器のアクチュエータとして、圧電膜の伸縮を利用する圧電アクチュエータが用いられている。特に、複数の圧電カンチレバーをミアンダパターン配列で折返し部を介して連結した圧電アクチュエータ(以下、「ミアンダ構造圧電アクチュエータ」という。)は、大きな駆動力と変位量を得られるので、ミラー部を共振周波数以外の周波数で駆動する場合に適している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−40240号公報
ミアンダ構造圧電アクチュエータを有する光偏向器では、円形、矩形等の幾何学形状のミラー部の対称線を回転軸線として設定し、ミラー部が当該対称線の回りに往復回動するように、ミラー部に連結するミアンダ構造圧電アクチュエータの作動端を変位させる。そして、隣り合う圧電カンチレバーが折返し部を基点として運動する。
折返し部は、所定の剛性を有し、隣り合う圧電カンチレバーを連結しているので、隣り合う圧電カンチレバーが折返し部を基点に運動すると、圧電カンチレバーが折返し部側に移動する傾向がある。ミアンダ構造圧電アクチュエータの作動端の位置が所望の位置からずれた場合、ミラー部の回転軸線が回転軸線として設定されたミラー部の対称線からずれるという不都合が生じる。
図4〜図6を参照して、光偏向器を光学機器に応用した場合において、往復回動するミラー部101の回転軸線の位置がミラー部101の対称線(設定された回転軸線)の位置からずれることにより、光の照射位置が所定位置からずれるという問題点を説明する。
図4〜図6は、ミラー部101の回転軸線回りの往復回動により、ミラー部101が、所定方向からミラー部101に入射した入射光102を反射し、反射光を走査光103として出射し、走査光103により照射パターンをスクリーン104上に生成することを示す図である。尚、ミラー部101は、軸線に対して線対称な部材、例えば、円形、矩形等の部材であり、ミラー部101の軸線の回りに往復回動するように、対称線が回転軸線として設定されているものとする。
図4〜図6において、対称線位置Mは、ミラー部101の回転軸線として設定されたミラー部101の対称線の位置を示す。回転軸線位置Rは、ミラー部101がミアンダ構造圧電アクチュエータの作用により往復回動する回転軸線の位置を示している。
そして、図4A,図5A,図6Aは、対称線位置Mと回転軸線位置Rとが一致した場合の走査光103の設定進路を示し、図4B,図5B,図6Bは回転軸線位置Rが対称線位置Mからずれた場合の走査光103の進路を示している。また、図4B,図5B,図6Bに示されるように、回転軸線位置Rはミラー部101の端部に位置しているので、ミラー部101の回動角範囲Aは、図4A,図5A,図6Aの回動角範囲Aのほぼ2倍となっている。
図4A,図5A,図6Aにおいて、入射光102は、図示しないレーザ光源から、対称線位置Mと回転軸線位置Rとが一致しているときの対称線位置Mに入射する。尚、スクリーン104は、図4A,図5A,図6Aにおいて、走査光103による照射領域Bが生成される位置で固定されて配設され、入射光102を通過させ、走査光103により照射パターンを生成するように形成された仮想スクリーンである。
図4〜図6において、ミラー部101に対する入射光102の入射角度を、図4A,図5A,図6Aにおける回転軸線回りで最大回動角となるミラー部101の2つの回動位置(実線の引出し線で示した位置と破線の引出し線で示した位置)の中間に位置する基準回動位置(2点鎖線の引出し線で示した位置)にあるときのミラー部101の法線に対して入射光がなす角度と定義する。
図4は、基準回動位置のミラー部101に対する入射光102の入射角度が0°である状態を示す図であり、スクリーン104の面は基準回動位置のミラー部101から0°の出射角度で出射する走査光に対して垂直に設定される。図4Aの照射領域Bに対して、回転軸線位置Rが対称線位置Mからずれた図4Bの照射領域Bは、図4Aに示された所定位置からずれが生じていることがわかる。
図5は、基準回動位置のミラー部101に対する入射光102の入射角度が左45°である状態を示す図であり、スクリーン104の面は基準回動位置のミラー部101から右45°の出射角度で出射する走査光に対して垂直に設定される。図5Aの照射領域Bに対して、回転軸線位置Rが対称線位置Mからずれた図5Bの照射領域Bは拡大し、間延びした像が生成されていることがわかる。
図6は、基準回動位置のミラー部101に対する入射光102の入射角度が右45°である状態を示す図であり、スクリーン104の面は基準回動位置のミラー部101から左45°の出射角度で出射する走査光に対して垂直に設定される。図6Aの照射領域Bに対して、回転軸線位置Rが対称線位置Mからずれた図6Bの照射領域Bは縮小し、縮んだ像が生成されていることがわかる。
本発明は、ミアンダ構造圧電アクチュエータによりミラー部を往復回動させた場合、ミラー部の回転軸線として設定したミラー部の対称線の位置に対して当該回転軸線の位置がずれることを抑制する光偏向器を提供することを目的とする。
第1発明の光偏向器は、線対称な形状を有し、光を反射するミラー部と、前記ミラー部を包囲して支持する枠部と、ミアンダパターン配列で直列に連結する複数の圧電カンチレバーを有し、前記ミラー部と前記枠部との間に介在して、前記ミラー部の対称線を回転軸線としてその回りに前記ミラー部を往復回動させる圧電アクチュエータとを備え、前記複数の圧電カンチレバーのうち前記ミラー部に隣り合う第1圧電カンチレバーは、第1半部と第2半部とからなり、前記第1半部は、前記対称線から前記第1圧電カンチレバーと前記第1圧電カンチレバーに隣り合う第2圧電カンチレバーとを連結する折返し部まで延在し、前記第2半部は、前記対称線から前記折返し部と反対側に延在し、前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることを特徴とする。
ミアンダパターン配列で連結する圧電カンチレバーは、隣り合う圧電カンチレバーに連結する折返し部を基点に湾曲運動するので、圧電カンチレバーが基点である折返し部側に移動する傾向がある。また、折返し部が複数存在する場合、ミラー部に連結する圧電アクチュエータの作動端の位置への影響は、折返し部が作動端に近いほど強くなる。
本発明によれば、ミラー部に隣り合う第1圧電カンチレバーと第2圧電カンチレバーとの間の折返し部に対して対称線から反対側に延在する第2半部が第1半部の重量より重くなるように形成されている。そのため、回転軸線の回りの往復回動に伴う圧電アクチュエータの重心移動が抑制される。従って、ミラー部の回転軸線がミラー部の対称線からずれることを抑制できる。
第1発明において、前記第2半部に錘を付加することにより、又は前記第1半部に切欠きを設けることにより、前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることが好ましい。
このように、錘又は切欠きを第1圧電カンチレバーの半部に設けることにより、第2半部が第1半部の重量より重くなるように形成される構成を簡易に実現できる。
第2発明の光偏向器は、光を反射するミラー部と、線対称な形状を有し、前記ミラー部を包囲して支持する内枠部と、前記内枠部を包囲して支持する外枠部と、前記ミラー部の第1回転軸線上で、一端部が前記ミラー部と連結し、他端部が前記内枠部と連結する1対のトーションバーと、前記ミラー部と内枠部との間に介在して、前記トーションバーを前記第1回転軸線の回りに往復回動させる内側圧電アクチュエータと、ミアンダパターン配列で直列に連結する複数の圧電カンチレバーを有し、前記内枠部と前記外枠部との間に介在し、前記第1回転軸線に直交する前記内枠部の対称線を第2回転軸線としてその回りに前記内枠部を往復回動させる外側圧電アクチュエータとを備え、前記複数の圧電カンチレバーのうち前記内枠部に隣り合う第1圧電カンチレバーは、第1半部と第2半部とからなり、前記第1半部は、前記対称線から前記第1圧電カンチレバーと前記第1圧電カンチレバーに隣り合う第2圧電カンチレバーを連結する折返し部まで延在し、前記第2半部は、前記対称線から前記折返し部と反対側に延在し、前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、内枠部に隣り合う第1圧電カンチレバーと第2圧電カンチレバーとの間の折返し部に対してミラー部の対称線から反対側に延在する第2半部が第1半部の重量より重くなるように形成されている。そのため、第2回転軸線の回りの往復回動に伴う圧電アクチュエータの重心移動が抑制され、第2回転軸線が内枠部の対称線からずれることを抑制する。
従って、ミラー部が第1回転軸線及び第2回転軸線の回りに往復回動する2軸型光偏向器であっても、第2回転軸線が対称線からずれることを抑制し、ミラー部の第1回転軸線及び第2回転軸線の交点が所定位置からずれることを抑制することができる。
第2発明において、 前記第2半部に錘を付加することにより、又は前記第1半部に切欠きを設けることにより、前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることが好ましい。
このように、錘又は切欠きを第1圧電カンチレバーの半部に設けることにより、第2半部が第1半部の重量より重くなるように形成される構成を簡易に実現できる。
第1実施形態の光偏向器を示す斜視図。 シミュレーション結果を示した図。 第2実施形態の光偏向器を示す斜視図。 基準回動位置のミラー部101に対する入射光102の入射角度が0°である図。 基準回動位置のミラー部101に対する入射光102の入射角度が左45°である図。 基準回動位置のミラー部101に対する入射光102の入射角度が右45°である図。
[第1実施形態]
図1は、1軸型光偏向器1を示す斜視図である。光偏向器1は、矩形状のミラー部2と、ミラー部2を包囲する矩形枠3とを、中心を同一に揃えて備えている。
図1に示されるように、光偏向器1の構造を説明するために、x−y−zの3軸直交座標系を定義する。3軸直交座標系において、原点Oを矩形状のミラー部2前面のミラー面の中心と定義する。また、x軸及びy軸は静止部材である矩形枠3の長辺及び短辺に対してそれぞれ平行な方向と定義する。そして、z軸は、図1に示されるように、光偏向器1の厚み方向において、後側から前側に向かう向きを正と定義する。
ミラー部2は、矩形板状の部材であり、前面視(z軸方向視)で2つの対称線を有する。1の対称線は中心Oを通り、x軸と平行な直線(対称線X)であり、他の対称線は中心点Oを通り、y軸に平行な直線である。尚、ミラー部2の形状は、矩形板状に限定されず、円板等の中心Oを通る対称線Xに対して線対称な形状であれば他の形状でもよい。対称線Xは、ミラー部2の回転軸線として設定される。
ミラー部2は、前面にミラー面を有し、図示しないレーザ光源から照射されたレーザ光が中心Oに入射され、ミラー部2のミラー面で、入射角に応じた反射角でレーザ光を反射して、走査光として出射する。尚、図1は、光偏向器1の作動停止中の状態を示しており、ミラー部2のミラー面上の中心Oの法線はz軸に一致している。また、光偏向器1は、y−z平面に対して、線対称な構造に形成されている。
矩形枠3は、ミラー部2を包囲する環状矩形状の部材であり、中心Oを通るx軸及びy軸それぞれに対して線対称に形成されている。
圧電アクチュエータ4は、ミラー部2及び矩形枠3との間に介在する。具体的に、圧電アクチュエータ4は、矩形枠3の内周側でかつx軸方向にミラー部2の両側に配設され、そして、連結部8により対称線Xでミラー部2に連結し、連結部9により対称線Xで矩形枠3に連結している。
連結部8側の圧電アクチュエータ4の端部はアクチュエータの作動端(先端)として、連結部9側の圧電アクチュエータ4の端部は支持端(基端)として機能する。圧電アクチュエータ4は、複数の圧電カンチレバーがミアンダパターンで配列されて直列に連結しているミアンダ構造を有する。
圧電アクチュエータ4は、ミアンダ構造の圧電アクチュエータとして、ミアンダパターンで配列されて折返し部6a〜6dにより直列に連結された圧電カンチレバー5a〜5eを備えている。圧電カンチレバー5a〜5e及び折返し部6a〜6dは、符号末尾のアルファベット順にミラー部2に近い方から順番に付番されている。以下、圧電カンチレバー5a〜5e及び折返し部6a〜6dを総称するときは、それぞれ単に「圧電カンチレバー5」及び「折返し部6」という。
圧電カンチレバー5は、圧電膜と、圧電膜を厚み方向の両側から挟む2つの電極とを含む積層構造を有する。具体的に、圧電カンチレバー5は、前面視(z軸方向視)で、下層から順に、基板と、熱酸化膜、電極と接する薄膜の密着性を高めるための下部電極密着膜、下部電極、圧電膜の配向性を制御する層間膜、圧電膜、上部電極、上部電極密着膜、層間絶縁膜、配線部、水分や金属イオンから配線や回路素子を保護するための機能を持つ外層膜で構成される積層体とからなる積層構造を有する。
基板の材料としてSi等が挙げられる。また、基板上に形成された積層体の材料として、熱酸化膜はSiO等、下部電極密着膜はTiO等、下部電極及び上部電極はPt等、圧電膜の配向性を制御する層間膜はSRO(ルテニウム酸ストロンチウム)、圧電膜はPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等、上部電極密着膜はTi等、層間絶縁膜はSiO、SiN等、配線部はAl等が挙げられる。
積層体は、基板の上に、例えば、スパッタ法、電子ビーム蒸着法、反応性アーク放電を利用したイオンプレーティング法等の公知の方法を用いて、下層から順に成膜することにより形成される。尚、本実施形態のミラー部2、矩形枠3、及び、圧電アクチュエータ4は、上記基板を共通に有する。
外層膜の材料として、例えばSiN、SiON、TEOS、SiO、Al等が挙げられるが、外部環境の水分から積層体を保護するために疎水性があり、大気環境に対して膜質が経時変化(応力変化)し難く、不純物の透過率が低い膜応力制御が容易なSiNが好ましい。
図1に示されるように、ミラー部2に隣り合う圧電カンチレバー5aは、第1半部10aと、第2半部10bとから構成される。第1半部10aは、対称線Xから圧電カンチレバー5aと圧電カンチレバー5aに隣り合う圧電カンチレバー5bとを連結する折返し部6aまで延在し、第2半部10bは、対称線Xから折返し部6aと反対側に延在する。第1半部10aは基板上に上記積層体を有する部材であり、第2半部10bは上記積層体が表面に形成されていない基板により形成された部材である。
尚、圧電カンチレバー5aは、連結部8により、対称線X付近でミラー部2と連結し、そして、連結部8と連結する部分以外のミラー部2(圧電カンチレバー5aと対面するミラー部2の部分)と離間するように形成されている。
図1に示されるように、圧電カンチレバー5aは、前面視(z軸方向視)で、第2半部10bの裏面に錘11が設けられ、第2半部10bが第1半部10aの重量より重くなるように形成されている。錘11は、円板状、円錐状、矩形板状等の形状に形成されてもよい。
また、第2半部10bは、第1半部10aの重量より重くなるように形成されれば、錘11を設けることなく、第2半部10bの厚さを厚くすることにより、第1半部10aの重量より重くなるように形成してもよい。また、対称線Xからの第2半部10bの長さを延長することにより第2半部10bの重量を増加させてもよい。尚、長さを延長した第2半部10bが矩形枠3と接触する場合は、長さ延長した第2半部10bの一部を折り曲げてもよく、また、第1半部10aに切欠きを設けてもよい。
矩形枠3は、ミラー部2を包囲して支持する環状矩形状の部材であり、中心Oを通るx軸及びy軸それぞれに対して線対称に形成されている。また、矩形枠3は、連結部9により圧電アクチュエータ4と対称線X上で連結している。また、矩形枠3には、電極パッド7が、矩形枠3の前面に配置され、図示しない配線を介して圧電カンチレバー5の電極に電気的に接続されている。
次に、第1実施形態の1軸型光偏向器1の作動について説明する。各圧電カンチレバー5の圧電膜には、同一の駆動周波数Faで増減する駆動電圧が電極パッド7を介して供給される。但し、圧電カンチレバー5a,5c,5eに印加される駆動電圧と、圧電カンチレバー5b,5dに印加される駆動電圧は、相互に逆位相の電圧である。
そして、各圧電カンチレバー5の圧電膜は、印加された駆動電圧及び駆動周波数Faに応じて、圧電カンチレバー5の長手方向に伸縮し、各圧電カンチレバー5は厚み方向に湾曲変形するので、連結部8を作動端としてミラー部2に、回転軸の回りの回転駆動力を駆動周波数Faで付与する。従って、ミラー部2は、駆動周波数Faで回転軸の回りに往復回動する。
尚、ミアンダパターン配列の両端の圧電カンチレバー5a,5eの長さは、中間の圧電カンチレバー5b〜5dの長さの半分になっている。従って、圧電膜への駆動電圧印加時では、圧電カンチレバー5a,5eの変形量は、圧電カンチレバー5b〜5dの変形量の約半分になる。
そして、図示しないレーザ光源からレーザ光がミラー部2の中心(原点)Oの位置に入射した入射光は、回転軸の回りの回動角に応じた反射角でミラー部2から反射し、光偏向器1から出射される。ミラー部2の反射光は、y−z平面内において出射方向が変化する走査光として光偏向器1から出射される。
圧電カンチレバー5aの第2半部10bが第1半部10aの重量より重くなるように形成したことによる作用効果を調べるシミュレーションを行った。本シミュレーション結果について、図2A及び図2Bを参照して説明する。尚、図2A及び図2Bにおいて、x−y−zの3軸直交座標系は、図1のx−y−zの3軸直交座標系に対応している。
尚、本シミュレーションでは、第2半部10bの裏面に錘11を設けることなく、圧電体の積層体を有しない基板からなる第2半部10bが対称線Xからの長さを第1半部10aより長くすることにより、第1半部10aの重量より重くなるように設定した。図2Aは第2半部10bが折り曲げられることなく第1半部10aより長く形成された場合を、図2Bは第2半部10bが裏面側に折り曲げられて第1半部10aより長く形成された場合において、光偏向器31,31’のz軸方向変位量のシミュレーション結果を示す。
z軸方向変位量のシミュレーションは、MEMS構造のモード解析をFEM(有限要素法)により行った。モード解析とは、各固有の共振点における動作(変移)を計算するものである。シミュレーションソフトとして、Open−Engineering社製の「Oofelie(登録商標)」を使用した。
図2A及び図2Bにおいて、色の濃い部位ほどz軸方向の変位量が大きく、色の薄い部位ほどz軸方向の変位量が小さい。白色の領域は、シミュレーション結果においてz軸方向に変位しなかったことを示している。また、図2A及び図2Bにおいて、符号33はミラー部32の回転軸線を示している。
図2A及び図2Bにおいて、z軸方向の変位量が0になる領域が対称線Xを含み、ミラー部32の回転軸線33が対称線Xと一致している。従って、光偏向器31,31’において、ミラー部32を往復回動させた場合でも、ミラー部2の実際の回転軸線33がミラー部2の対称線Xの位置からずれるのを抑制したことが確認できた。
[第2実施形態]
図3は、作動停止時の2軸型光偏向器51の斜視図である。光偏向器51は、円板状のミラー部52と、ミラー部52を包囲して支持する内枠部55と、内枠部55を包囲して支持する外枠部60とを、中心点を同一に揃えて、備えている。
図3に示されるように、光偏向器51の構造を説明するために、x−y−zの3軸直交座標系を定義する。3軸直交座標系において、原点Oを円板状のミラー部52前面のミラー面の中心に置く。また、x軸及びy軸は静止部材である外枠部60の長辺及び短辺に対してそれぞれ平行な方向と定義する。そして、z軸は、図3に示されるように、光偏向器51の厚み方向において、後側から前側に向かう向きを正と定義する。
図3に示されるように、ミラー部52は、円板状の部材である。また、ミラー部52において、前面視(z軸方向視)で、中心Oを通りx軸と平行な直線を対称線Xと、中心Oを通りy軸に平行な直線を対称線Yと定義する。
ミラー部52は、前面にミラー面を有し、図示しないレーザ光源から照射されたレーザ光が中心点Oに入射され、ミラー部52のミラー面で、入射角に応じた反射角でレーザ光を反射して、走査光として出射する。尚、図3は、光偏向器51の作動停止中の状態を示しており、ミラー部52のミラー面上の中心点Oの法線はz軸に一致している。また、光偏向器51は、y−z平面に対して対称な構造に形成されている。
尚、ミラー部52の形状は、円板状に限定されず、矩形、正方形、正六角形等の平板状等の中心Oを通る対称線X及び対称線Yに対して対称な形状であれば他の形状でもよい。
なお、光偏向器51が作動する場合、ミラー部52の対称線Xは、中心Oを通るx軸線上に留まることなく、x−z平面内においてy軸と平行な直線(第1回転軸線)の回りに往復回動する。一方、ミラー部52の対称線Yは、内枠部55の対称線と一致し、中心Oを通るy軸線上に留まることなく、y−z平面内においてx軸と平行な直線(第2回転軸線)の回りに往復回動する。
トーションバー54は、図3に示されるように、ミラー部52のy軸方向両外側に配設され、ミラー部52から内枠部55にy軸に沿って延在し、各トーションバー54の両端部がミラー部52と内枠部55と連結している。トーションバー54の軸線は、ミラー部52の対称線Yと一致するように形成されている。
内側圧電アクチュエータ53は、図3に示されるように、所定幅の半円環形状であり、ミラー部52のx軸方向両外側でかつ内枠部55の内側に配設され、半円環状形状の両端部において各トーションバー54に結合している。内側圧電アクチュエータ53は、連結部56により、内側圧電アクチュエータ53の半円環形状の中央部分と内枠部55の内周とを対称線X上で連結している。
内枠部55は、図3に示されるように対称線Yを有し、ミラー部2を包囲する環状矩形状の部材であり、中心Oを通るx軸及びy軸それぞれに対して線対称に形成されている。また、内枠部55は、連結部66により外側圧電アクチュエータ61と対称線X上で連結している。
外側圧電アクチュエータ61は、外枠部60の内周側でかつx軸方向に内枠部55の両外側に配設され、対称線X上に配設された連結部66,67により内枠部55及び外枠部60に連結している。外側圧電アクチュエータ61は、ミアンダ構造の圧電アクチュエータとして、ミアンダパターンで配列されて折返し部63a〜63dにより直列に連結された圧電カンチレバー62a〜62eを備えている。圧電カンチレバー62a〜62e及び折返し部63a〜63dは、符号末尾のアルファベット順にミラー部2に近い方からの順番に付番されている。以下、圧電カンチレバー62a〜62e及び折返し部63a〜63dを総称するときは、それぞれ単に「圧電カンチレバー62」及び「折返し部63」という。
圧電カンチレバー62は、第1実施形態の圧電カンチレバー5と同様、圧電膜と、圧電膜を厚み方向の両側から挟む2つの電極とを含む積層構造を有する。具体的に、圧電カンチレバー62は、前面視(z軸方向視)で、下層から順に、基板と、下部電極、圧電膜、上部電極を含む積層体とからなる積層構造を有する。第2実施形態の内側圧電アクチュエータ53と外側圧電アクチュエータ61の圧電カンチレバー62は同様の積層構造を含むように形成され、また、ミラー部52、内枠部55、内側圧電アクチュエータ53と外側圧電アクチュエータ61、及び、外枠部60は、上記基板を共通に有する。
図3に示されるように、内枠部55に隣り合う圧電カンチレバー62aは、対称線Xから圧電カンチレバー62aに隣り合う圧電カンチレバー62bに連結する折返し部63aに延在する第1半部80aと、対称線Xから折返し部63aと反対側に延在する第2半部80bとを有する。第1半部80aは基板上に上記積層体を有する部材であり、第2半部80bは上記積層体が表面に形成されていない基板により形成された部材である。
尚、圧電カンチレバー62aは、連結部66により、対称線X付近で内枠部55と連結し、そして、連結部66と連結する部分以外の内枠部55(圧電カンチレバー62aと対面する内枠部55の部分)と離間するように形成されている。
図3に示されるように、圧電カンチレバー62aは、前面視(z軸方向視)で、第2半部80bの裏面に錘81が設けられ、第2半部80bが第1半部80aの重量より重くなるように形成されている。錘81は、円板状、円錐状、矩形板状等の形状に形成されてもよい。
また、第2半部80bは、第1半部80aの重量より重くなるように形成されれば、錘81を設けることなく、第2半部80bの厚さを厚くすることにより、第1半部80aの重量より重くなるように形成してもよい。また、対称線Xからの第2半部80bの長さを延長することにより第2半部80bの重量を増加させてもよい。尚、長さを延長した第2半部80bが外枠部60と接触する場合は、長さ延長した第2半部80bの一部を折り曲げてもよく、また、第1半部80aに切欠きを設けてもよい。
外枠部60は、内枠部55を包囲して支持する環状矩形状の部材であり、中心Oを通るx軸及びy軸それぞれに対して線対称に形成されている。また、外枠部60は、連結部67により外側圧電アクチュエータ61と対称線X上で連結している。また、外枠部60の前面には、電極パッド70が配置され、図示しない配線を介して内側圧電アクチュエータ53及び圧電カンチレバー62の電極層に電気的に接続されている。
次に、第2実施形態の2軸型光偏向器51の作動について説明する。光偏向器51では、ミラー部52の中心Oを通るy軸線回りにミラー部52を往復回動させる内側圧電アクチュエータ53に印加される駆動電圧、及び、ミラー部52の中心Oを通るx軸線回りに内枠部55を往復回動させる外側圧電アクチュエータ61に印加される駆動電圧がそれぞれ、内側圧電アクチュエータ53及び外側圧電アクチュエータ61に独立して印加される。
外側圧電アクチュエータ61による内枠部55のx軸線回りの往復回動は、第1実施形態の光偏向器1と同様、ミアンダ構造圧電アクチュエータである外側圧電アクチュエータ61に駆動電圧を印加することにより行われる。
次に、内側圧電アクチュエータ53によるミラー部52のy軸線回りの往復回動について説明する。一対の内側圧電アクチュエータ53,53の一方に対して第1電圧を印加して、他方に対して第1電圧と逆位相の第2電圧を印加すると、内側圧電アクチュエータ53,53はそれぞれ屈曲変形する。これらの屈曲変形により、トーションバー54にねじれ変位が生じて、ミラー部52にトーションバー54を中心とした回転トルクが作用する。
そして、ミラー部52は、トーションバー54,54を回転軸としてミラー部52の中心Oを通るy軸線回りで往復回動することにより、ミラー部52を往復回動させてx軸方向の光走査を行う。
第2実施形態の光偏向器51によれば、第1実施形態の光偏向器1と同様、ミラー部52をx軸線及びy軸線それぞれの回りで往復回動させた場合でも、x軸線回りで回動するミラー部52の実際の回転軸線が対称線Xの位置からずれることを抑制する。ミラー部52は第1回転軸線上のトーションバー54,54によって支持されているので、ミラー部52の第1回転軸線及び第2回転軸線の交点である中心Oからずれることを抑制する。
第1実施形態の光偏向器1及び第2実施形態の光偏向器51は、例えば、レーザプロジェクタ、レーザビームプリンタ、レーザレーダー、バーコードリーダ、エリアセンサ等に使用され得る。
1,31,32’,51…光偏向器、2,32,52…ミラー部、3…矩形枠(枠部)、4…圧電アクチュエータ、5,5a〜5e,35a〜35e,35a’,62,62a〜62e…圧電カンチレバー、6,6a〜6d,63,63a〜63d…折返し部、10a,10a’,80a…第1半部、10b,10b’,80b…第2半部、11,81…錘、53…内側圧電アクチュエータ、55…内枠部、60…外枠部、61…外側圧電アクチュエータ。

Claims (4)

  1. 線対称な形状を有し、光を反射するミラー部と、
    前記ミラー部を包囲して支持する枠部と、
    ミアンダパターン配列で直列に連結する複数の圧電カンチレバーを有し、前記ミラー部と前記枠部との間に介在して、前記ミラー部の対称線を回転軸線としてその回りに前記ミラー部を往復回動させる圧電アクチュエータとを備え、
    前記複数の圧電カンチレバーのうち前記ミラー部に隣り合う第1圧電カンチレバーは、第1半部と第2半部とからなり、
    前記第1半部は、前記対称線から前記第1圧電カンチレバーと前記第1圧電カンチレバーに隣り合う第2圧電カンチレバーとを連結する折返し部まで延在し、
    前記第2半部は、前記対称線から前記折返し部と反対側に延在し、
    前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることを特徴とする光偏向器。
  2. 請求項1記載の光偏向器であって、
    前記第2半部に錘を付加することにより、又は前記第1半部に切欠きを設けることにより、前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることを特徴とする光偏向器。
  3. 光を反射するミラー部と、
    線対称な形状を有し、前記ミラー部を包囲して支持する内枠部と、
    前記内枠部を包囲して支持する外枠部と、
    前記ミラー部の第1回転軸線上で、一端部が前記ミラー部と連結し、他端部が前記内枠部と連結する1対のトーションバーと、
    前記ミラー部と内枠部との間に介在して、前記トーションバーを前記第1回転軸線の回りに往復回動させる内側圧電アクチュエータと、
    ミアンダパターン配列で直列に連結する複数の圧電カンチレバーを有し、前記内枠部と前記外枠部との間に介在し、前記第1回転軸線に直交する前記内枠部の対称線を第2回転軸線としてその回りに前記内枠部を往復回動させる外側圧電アクチュエータとを備え、
    前記複数の圧電カンチレバーのうち前記内枠部に隣り合う第1圧電カンチレバーは、第1半部と第2半部とからなり、
    前記第1半部は、前記対称線から前記第1圧電カンチレバーと前記第1圧電カンチレバーに隣り合う第2圧電カンチレバーを連結する折返し部まで延在し、
    前記第2半部は、前記対称線から前記折返し部と反対側に延在し、
    前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることを特徴とする光偏向器。
  4. 請求項3記載の光偏向器であって、
    前記第2半部に錘を付加することにより、又は前記第1半部に切欠きを設けることにより、前記第2半部が前記第1半部より重くなるように形成されていることを特徴とする光偏向器。
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