JP2019112083A - 吐出部材およびエアゾール製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】片手でも簡単に使える吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品を提供する。【解決手段】エアゾールバルブ130に装着される吐出ノズル2と、吐出ノズル2を覆い、吐出ノズル2を介してエアゾールバルブ130を操作する操作キャップ3とを備え、操作キャップ3が、吐出ノズル2に沿ってスライド可能とされており、エアゾールバルブ130を操作する前に、吐出ノズル2を外部に突出させるための開口部3dを備えている吐出部品。【選択図】図1

Description

本発明は吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品に関する。
特許文献1には、上面に複数の吐出孔を備えた吐出器が開示されている。この吐出器はエアゾール容器に取り付けられており、吐出器を押し下げることでエアゾール容器から内容物を吐出させるものである。また、エアゾール容器から供給される内容物を、各吐出孔を通じて外部に吐出することで、吐出器の上面に八重咲きの花(バラ)を模した形状に成形することができる。
特開2017−013895号公報
ところで、特許文献1の吐出器は、吐出孔が露となっているため、ほこりなどが付着しないように、別途、保護キャップなどで吐出器を覆わなければならない。ただ、保護キャップは、使用のたびに取り外したり、取り付けたりする必要があり煩雑である。特に片手だと使い辛い。
そこで本発明は、片手でも簡単に使える吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品の提供を目的とする。
本発明の吐出部材は、エアゾールバルブ130に装着される吐出ノズル2、21、22と、吐出ノズル2、21、22を覆い、吐出ノズル2、21、22を介してエアゾールバルブ130を操作する操作キャップ3、31、32とを備え、操作キャップ3、31、32が、吐出ノズル2、21、22に沿ってスライド可能とされており、エアゾールバルブ130を操作する前に、吐出ノズル2、21、22を外部に突出させるための開口部3d、32dを備えていることを特徴としている。
また、開口部3d、32dの周囲が、吐出ノズル2、21、22から吐出され、吐出ノズルに付着した吐出物をすくい取るすくい取り面3g、32gとされていることが好ましい。また、すくい取り面32gが、ブラシ32bの先端によって構成されていることが好ましい。
吐出ノズル2、21、22が、軸方向に延びる内部通路2dと、内部通路2dの先端を閉じる閉止部2eと、内部通路2dの側方で開口する複数個の吐出孔2fとを備えていても良い。この場合、吐出孔2fの内周面が、内部通路2dから吐出孔2fを通じて外部へと吐出される吐出物の吐出方向を制御する一対の側面2g、2hを備えていても良い。
本発明のエアゾール製品は、エアゾール容器110と、そのエアゾール容器110に充填される発泡性内容物と、そのエアゾール容器110に設けられる上記いずれかの吐出部材とからなることを特徴としている。
本発明の吐出部材では、操作キャップによって吐出ノズルを覆っているため、別途、保護キャップを取り付ける必要が無い。また、操作キャップが、吐出ノズルを外部に突出させるための開口部を備えているため、操作キャップを外すことなく使用することができる。
開口部の周囲が、吐出ノズルから吐出され、吐出ノズルに付着した吐出物をすくい取るすくい取り面とされていれば、操作キャップが元の位置に戻る際に、吐出物をすくい取り面に移動させることができる。
すくい取り面が、ブラシの先端によって構成されていれば、ブラシの先端に吐出物が付着するため、そのまま対象物に塗布できるなど使い勝手が良い。
吐出ノズルが、軸方向に延びる内部通路と、内部通路の先端を閉じる閉止部と、内部通路の側方で開口する複数個の吐出孔とを備えていれば、吐出物が複雑な形状となり、意匠性に優れた吐出物が得られる。
吐出孔の内周面が吐出方向を制御する一対の側面を有していれば、吐出物の吐出方向を制御することができ、例えば吐出物を吐出ノズルの周囲で旋回するソフトクリーム状に成形することもできる。
本発明のエアゾール製品を示す一部断面図である。 吐出ノズルを示す、図2Aが正面図、図2Bが断面図、図2Cが平面図である。 本発明の異なるエアゾール製品を示す、図3Aが斜視図、図3Bがロック機構の概略図、図3Cが押し込み操作時を示す正面図である。 本発明のさらに異なるエアゾール製品を示す、図4Aが端面図、図4Bが内容物を吐出した状態を示す断面図である。
次に、本発明のエアゾール製品について、図に基づいて説明していく。本発明のエアゾール製品100は、図1に示すように、エアゾール容器110と、そのエアゾール容器110に充填される発泡性内容物と、そのエアゾール容器110に取り付けられる吐出部材1とを備えている。
エアゾール容器110は、容器本体120と、容器本体120内と外部との連通、非連通を切り替えるエアゾールバルブ130と、エアゾールバルブ130を容器本体120の開口に取り付けるマウンティングカップ140からなる。容器本体120は、円筒状の胴部120aと、胴部120aの上端から延びるテーパー状の肩部120bと、肩部120bの上端から延びる円筒状の首部120cと、首部120c上端のビード部120dと、胴部120aの底を塞ぐ底部(図示しない)とを備える。また、ビード部120dと首部120cとの間には、周方向に連続する凹溝120eが形成されている。エアゾールバルブ130は、内容物を吐出するステム130aと、ステム130aのステム孔と容器本体120内との連通、非連通を切り替えるステムラバーと、ステム130aを上方に付勢するバネと、ステム130aを上下移動自在に収容するバルブハウジングとを備えており、ステム130aを押し下げることでステム孔を開放し、押し下げを止めると閉じる公知のものである。マウンティングカップ140は、その周縁部が容器本体120のビード部120dに係合されている。
発泡性内容物は、例えば、洗顔剤、洗浄剤、入浴剤、保湿剤、クレンジング剤、日焼け止め剤、化粧水、シェービング剤、脱毛剤、制汗剤、殺菌消毒剤、害虫忌避剤などのスキンケア剤、シャンプー、トリートメント剤、スタイリング剤、染毛剤などのヘアケア剤などの人体用品、ホイップクリームなどの食品、消臭剤、芳香剤、虫よけ剤、殺菌剤などの家庭用品などである。但し、これら用途に限られるわけではない。
この発泡性内容物は、前記用途の有効成分を含む原液と、原液を発泡させる噴射剤とからなり、噴射剤としては、例えばプロパン、ブタン、ペンタンなどの炭素数が3〜5の脂肪族炭化水素、ハイドロフルオロオレフィン、ジメチルエーテルなどの液化ガス、炭酸ガス、窒素などの圧縮ガスなどが挙げられる。なかでも、泡の成形性、保形性に優れ、泡を所望の形状にし易い点から、脂肪酸石鹸などの界面活性剤や、高級アルコール、高級脂肪酸などの固形油分などを原液中に含有したものを用い、さらに噴射剤として液化ガスを用いることが好ましい。
吐出部材1は、エアゾールバルブ130のステム130aに装着される吐出ノズル2と、吐出ノズル2を覆い、吐出ノズル2の軸方向に沿ってスライド可能とされ、吐出ノズル2を介してエアゾールバルブ130を操作する操作キャップ3と、操作キャップ3を操作前の元の位置に戻す付勢部材4と、エアゾール容器110の上端を覆うカバー部材5とを備えている。但し、付勢部材4とカバー部材5については必ずしも設ける必要は無い。
吐出ノズル2は、ステム130aに装着される装着部2aと、装着部2aの上端に設けられるノズル部2bと、装着部2aとノズル部2bとの間から径外方向に突出するフランジ部2cとに大別される。図2Bに示すように、装着部2aからノズル部2bにかけて、吐出ノズル2の軸方向に延びる内部通路2dが設けられている。内部通路2dの上端は、ノズル部2bの先端に設けられた閉止部2eによって閉じられている。一方でノズル部2bには、内部通路2dの側方で開口する吐出孔2fが複数個設けられている。そのため、ステム130aから内部通路2dに供給された内容物は、各吐出孔2fから外部に吐出されることになる。
吐出孔2fについてさらに詳しく説明すると、吐出孔2fは、図2Cに示すように、ノズル部2bの中心軸回りに略等間隔に4個設けられている。吐出孔2fの内周面は、内部通路2dから吐出孔2fを通じて外部へと吐出される吐出物の吐出方向を制御する一対の側面2g、2hを備えている。具体的には、ノズル部2bが肉厚であって、吐出孔2fの入り口2i(吐出孔2fと内部通路2dとの境界)から出口2j(吐出孔2fとノズル部2bの外面との境界)まで続く一対の側面2g、2hによって、吐出物である泡の吐出方向を制御できる程度の長さの制御通路CPが形成されている。例えば、制御通路CPの水平方向の長さL1は、吐出孔2fの入り口2iの水平方向の幅W1よりも長い。また、一対の側面2g、2hは、内部通路2dから外部に向けて弧を描いていており、各弧が同方向に湾曲している。換言すれば、制御通路CPが湾曲している。一対の側面2g、2hの曲率や長さを変えることで吐出物の吐出方向を制御することができる。
図1に戻って、操作キャップ3は、径の異なる円柱を2つ軸方向に積み重ねたような外観とされている。内部は中空であって、下側の円筒体3aの内径は、カバー部材5の外径よりも大とされている。また、上側の円筒体3bの内径は、吐出ノズル2のフランジ部2cの外径よりも大とされている。さらに、平面視略円形状の天板3cの中心に、吐出ノズル2のノズル部2bを外部(操作キャップ3外)に突出させるための開口部3dが設けられている。従って、操作キャップ3を下方に押し下げても、一定距離は、吐出ノズル2に干渉することなく操作キャップ3のみを押し下げることができる。なお、一定距離まで操作キャップ3を押し下げると、上側の円筒体3bの上端を塞ぐ天板3cが、吐出ノズル2のフランジ部2cに当接し、吐出ノズル2を介してエアゾールバルブ130を操作できるようになる(図1の一点鎖線参照)。
付勢部材4はコイルバネである。この付勢部材4は、上端側が、操作キャップ3の下側の円筒体3aの上端と、上側の円筒体3bの下端とを繋ぐリング状の第2天板3eから下方に向かって延設された円筒状の取付部3fに外嵌され、下端側がカバー部材5に取り付けられている。カバー部材5は略円筒状であって、容器本体120の上端を覆うようにして容器本体120に取り付けられている。具体的には、カバー部材5の下端が容器本体120の凹溝120eに係合されている。また、カバー部材5の内周側からは径内方向に腕部5aが延出されている。この腕部5aの上面には、付勢部材4を受ける平面視環状の受け溝5bが設けられている。
上記構成のエアゾール製品100は、使用前(操作前)は、操作キャップ3が吐出ノズル2を覆った状態である。使用に際しては、例えば操作キャップ3の第2天板3eに指を掛けて下に向かって押し下げる。上記の通り、一定距離の間は、吐出ノズル2に干渉することなく操作キャップ3のみが吐出ノズル2に沿って下方向にスライドする。そのため、エアゾールバルブ130を操作する前に、吐出ノズル2(具体的にはノズル部2の吐出孔2f)を外部に突出させることができる(突出操作)。そして、操作キャップ3の天板3cが、吐出ノズル2のフランジ部2cに当接すると、操作キャップ3を通じて吐出ノズル2が押し下げられ、エアゾールバルブ130が開放する(開放操作)。エアゾールバルブ130が開放すると、エアゾール容器110からステム130aを通じて吐出ノズル2内に内容物が供給される。内容物は、吐出ノズル2の内部通路2dを通って上方に向かうが、閉止部2eによって塞き止められるため、側方に開いた吐出孔2fから外部に吐出される。この際、内容物は湾曲した制御通路CPを通って外部に吐出されるため、ノズル部2bの軸回りに旋回しながら吐出されることになる。同時に、噴射剤の勢いによって上向きにも進むため、先に吐出された内容物(吐出物)の下方に後から吐出された吐出物が部分的に重なり合い、螺旋状(ソフトクリーム状)の吐出物が得られる。なお、内容物はエアゾール容器110から吐出された段階で、徐々に発泡し、ノズル部2bから外部に吐出されたときには泡状になっている。
操作キャップ3の押し下げを止めるとエアゾールバルブ130が閉じ、内容物の吐出が止まる。同時に付勢部材4の付勢力によって操作キャップ3が上方に移動する。この際、ノズル部2bの周囲に付着している吐出物が、操作キャップ3の天板3cによって下からすくい取られる。すなわち、操作キャップ3の開口部3dの周囲に位置する天板3cの上面(天面)が吐出物をすくい取るすくい取り面3gとして機能するのである。操作キャップ3が突出操作前の元の位置に戻ると、操作キャップ3の天面上に吐出物が残り、吐出ノズル2は再び操作キャップ3によって覆われる。
上記構成のエアゾール製品100では、操作前は、操作キャップ3によって吐出ノズル2が覆い隠されているため、別途、吐出ノズル2を保護するためのキャップを用意する必要が無い。また、操作キャップ3を付けたまま内容物を吐出させることができるため、片手で簡単に使うことができる。特に、操作キャップ3を押し下げるだけで、吐出ノズル2を操作キャップ3から突出させる突出操作と、エアゾールバルブ130を開放する開放操作とを行え、押し下げを止めれば、吐出物のすくい取りと吐出ノズル2の格納が自動的に行われるため、非常に便利である。また、吐出ノズル2の軸方向と略直交する操作キャップ3の天面によって、吐出ノズル2から吐出物をすくい上げるため、手ですくい取る場合に比べて、吐出物の形状(特に外周側の形状)を崩し難く、吐出物の形状を長い間楽しむことができる。さらに、吐出操作を止めてもステム130a内に残った内容物が時間をおいて徐々に吐出されてくる、いわゆるアフタードローが生じたとしても、操作をしない限り、操作キャップ3によって吐出ノズル2が覆われているため、それが露になることは無く、見栄えを良好に保つことができる。
図3は、別のエアゾール製品101を示している。このエアゾール製品101では、吐出部材11が、操作キャップ31の誤操作を防止するロック機構LMを備えている。なお、図3Aは、ロック機構LMが分かり易いよう、操作キャップ31内を透視した図となっている。
ロック機構LMは、操作キャップ31の内周面に設けられた溝部31aと、カバー部材51の外周面から突出し、操作キャップ31の溝部31aに嵌められた突起51aとによって構成されている。具体的に説明すると、溝部31aが、水平方向に延びるロック区間31bと、ロック区間31bの一端から上方に向かって延びる操作区間31cと、ロック区間31bの他端から操作キャップ31の下端まで延びる取外し区間31dとからなり、突起51aがロック区間31bや取外し区間31dにある場合は、操作キャップ31の操作が規制され、突起51aが操作区間31cにあるときに限り、操作キャップ31が押し下げられるようになっている(図3B参照)。このロック機構LMは、周方向に等間隔となるように4個設けられている。
上記構成のエアゾール製品101では、上記の通り、ロック機構LMを備えているため、誤操作を防止することができる。また、操作キャップ31を引き上げる際に、操作キャップ31が不用意に回転しないため、吐出物の形状を崩し難い。操作キャップ31をエアゾール容器110から取り外す場合は、取外し区間31dに突起51aを位置させて引き上げればよい。突起51aが取外し区間31dに位置しない場合は、操作キャップ31がエアゾール容器110から外れることは無く、不意に操作キャップ31が外れてしまうといったことを防止することができる。
その他、このエアゾール製品101では、容器本体121が首部120cを有していない。また、操作キャップ31が略ドーム状とされており、すくい取り面3gも略ドーム状とされている。また、操作キャップ31の天板形状に合わせて、吐出ノズル21のフランジ部21cも略ドーム状となっている。カバー部材51は略円錐台状である。コイルバネなどの付勢部材4は備えていないが設けても良い。ノズル部21bについては、図2のノズル部2bにさらに螺旋状のひねりを加えたものであり、吐出物がより旋回し易くなっている。また、吐出孔2fは4個設けられている。その他の構成については、上記のエアゾール製品100と略同様であることから、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4はさらに別のエアゾール製品102を示している。このエアゾール製品102は、吐出部材12の操作キャップ32がブラシ32bを備えている。
具体的に説明すると、操作キャップ32が、上端が塞がった円筒状の基部32aと、基部32aの上面に設けられたブラシ32bとを備えている。基部32aの外周面には、操作時に指を掛けるための凹部32cが設けられている。また、内周面には、上下方向に延びる縦溝32eが設けられている。なお、この縦溝32eには、カバー部材52の外周面に設けられた突片52aが嵌められており、操作時(押し下げ時、引き上げ時)において、不用意に操作キャップ32が回転するのを抑制する、回転規制機構RMとして機能している。ブラシ32bは、基部32aの上面に植毛されており、毛先を上方に向けている。
ところで、平面視略円形の基部32aの上面の中心には、貫通孔32fが設けられている。そして、操作前から、この貫通孔32fから吐出ノズル22が突出している。そのため、ノズル部22bの長さが、図1の吐出ノズル2に比べて長い。ブラシ32bについても貫通孔32fに対応する位置に毛が無く、吐出ノズル22を挿通可能な開口部32dを形成している。ただ、ブラシ32bの先端は、操作前においては、吐出ノズル22の先端よりも上に位置している。従って、操作前は、吐出ノズル22は外部に突出しておらず、操作キャップ32の一部であるブラシ32bによって覆われた状態となる。
このエアゾール製品102では、操作キャップ32を押し下げると、開口部32dを通じてブラシ32bの中から吐出ノズル22が外部に突出する(突出操作)。さらに操作キャップ32を押し下げると、吐出ノズル22のフランジ部2cに基部32aの天板3cが当接し、ステム130aが押し下げられる結果、エアゾールバルブ130が開放し、内容物が吐出ノズル22の吐出孔2fから外部に吐出される(開放操作)。その後、操作キャップ32を引き上げれば、吐出ノズル22の外周に付着した吐出物Bをブラシ32bの上面、すなわちすくい取り面32gですくい取ることができる。なお、この操作キャップ32は、エアゾール容器110に対して単に被せてあるだけであり、容易に取外しできるようになっている。そのため、例えば操作キャップ32をエアゾール容器110から取り外し、吐出物Bを対象物に塗布することもできる。また、操作キャップ32の洗浄も楽に行うことができる。その他の構成については、上記のエアゾール製品100と略同様であることから、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
以上に、この発明の代表的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、ロック機構LMや回転規制機構RMは、図1の吐出部材1に適用しても良い。また、ロック機構LMの操作区間31cに当たる溝部31aや回転規制機構RMの縦溝32eは、垂直である必要は無く、斜めに傾いていても良い。また、付勢部材4としては、コイルバネの他、ゴムなどの弾性体を用いても良い。図4の吐出部材12に付勢部材4を適用しても良い。また、操作キャップ3、31、32の天面3gで吐出物をすくい取るようにしていたが、手で直接すくい取っても良い。例えば、開口部3d、32dを囲むようにして手や指を天面に載せておき、そのまま操作キャップ3、31、32を押し下げれば、手や指の上に内容物が吐出されることになる。
1、11、12 吐出部材
2、21、22 吐出ノズル
2a 装着部
2b、21b、22b ノズル部
2c、21c フランジ部
2d 内部通路
2e 閉止部
2f 吐出孔
2g 一方の側面
2h 他方の側面
2i 吐出孔の入り口
2j 吐出孔の出口
3、31、32 操作キャップ
3a 下側の円筒体
3b 上側の円筒体
3c 天板
3d 開口部
3e 第2天板
3f 取付部
3g すくい取り面
31a 溝部
31b ロック区間
31c 操作区間
31d 取外し区間
32a 基部
32b ブラシ
32c 凹部
32d 開口部
32e 縦溝
32f 貫通孔
32g すくい取り面
4 付勢部材
5、51、52 カバー部材
5a 腕部
5b 受け溝
51a 突起
52a 突片
100、101、102 エアゾール製品
110 エアゾール容器
120、121 容器本体
120a 胴部
120b 肩部
120c 首部
120d ビード部
120e 凹溝
130 エアゾールバルブ
130a ステム
140 マウンティングカップ
L1 制御通路の水平方向の長さ
W1 吐出口の入り口の水平方向の幅
B 吐出物(泡)
CP 制御通路
LM ロック機構
RM 回転規制機構

Claims (6)

  1. エアゾールバルブに装着される吐出ノズルと、
    前記吐出ノズルを覆い、吐出ノズルを介してエアゾールバルブを操作する操作キャップとを備え、
    前記操作キャップが、前記吐出ノズルに沿ってスライド可能とされており、エアゾールバルブを操作する前に、前記吐出ノズルを外部に突出させるための開口部を備えている、
    吐出部材。
  2. 前記開口部の周囲が、前記吐出ノズルから吐出され、吐出ノズルに付着した吐出物をすくい取るすくい取り面とされている、
    請求項1記載の吐出部材。
  3. 前記すくい取り面が、ブラシの先端によって構成されている、
    請求項2記載の吐出部材。
  4. 前記吐出ノズルが、軸方向に延びる内部通路と、
    前記内部通路の先端を閉じる閉止部と、
    前記内部通路の側方で開口する複数個の吐出孔とを備えている、
    請求項1から3のいずれかに記載の吐出部材。
  5. 前記吐出孔の内周面が、前記内部通路から吐出孔を通じて外部へと吐出される吐出物の吐出方向を制御する一対の側面を備えている、
    請求項4記載の吐出部材。
  6. エアゾール容器と、
    そのエアゾール容器に充填される発泡性内容物と、
    そのエアゾール容器に設けられる請求項1から5のいずれかに記載の吐出部材とからなるエアゾール製品。
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