JP2019108847A - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生時の制御閾値を昇圧動作の昇圧制御閾値よりも大きく設定することなく、素子耐圧に対する余裕を持たせることができるようにした負荷駆動装置を提供する。【解決手段】負荷駆動装置3は、マイコンからの信号S1、S2に応じて、第1負荷1、第2負荷2を駆動する。制御部4、昇圧回路5、駆動部6を備える。第1負荷1は、昇圧回路5の出力電圧VHにより動作させた後、電源端子VBからの電圧で動作させる。第2負荷2は電源端子VBからの電圧で動作させる。駆動部4は、第1負荷1のオフ状態で且つ第2負荷2のオフエッジを検出し、第2負荷2の回生の電流IxをMOSFET54を介して電源端子VB側に回収する。このとき、回生停止は昇圧回路5の閾値電圧の上限値Vthaとしているので、素子の耐圧余裕を小さくすることがない。【選択図】図1

Description

本発明は、負荷駆動装置に関する。
バッテリなどの直流電源により駆動される電磁弁では、通電終了後にエネルギーを昇圧回路に回収するものがあり、昇圧回路のコンデンサの電圧が上がりすぎないように、バッテリへの回生制御を行っている。この場合、回生制御の開始を、昇圧回路の制御閾値とは別の過昇圧電圧閾値で判定している。
このため、上記のような回生制御においては、昇圧回路の昇圧制御閾値に対してこれよりも高く設定された過昇圧制御閾値を使用するので、回生制御が遅れると回生電流によってオーバーシュートが発生すると素子耐圧に対する余裕が小さくなくなるものであった。
特開2012−145119号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、昇圧回路への回生時の過昇圧制御閾値を昇圧動作の昇圧制御閾値よりも大きく設定する必要がなくなり、素子耐圧に対する余裕を持たせることができるようにした負荷駆動装置を提供することにある。
請求項1に記載の負荷駆動装置は、第1負荷および第2負荷を駆動する負荷駆動装置であって、直流電源を昇圧してコンデンサに充電する昇圧回路と、第1駆動信号に応じて前記第1負荷に前記昇圧回路で生成された昇圧電源を供給し、第2駆動信号に応じて前記第2負荷に直流電源を供給する制御回路と、前記コンデンサの電荷を前記直流電源に回生させるための回生スイッチ素子とを備え、前記制御回路は、前記第1負荷の非駆動状態で且つ前記第2負荷の駆動制御終了後に前記回生スイッチ素子を駆動して前記コンデンサの電荷を前記直流電源に回生させる。
上記構成を採用することにより、制御回路により、第1負荷には昇圧回路から給電し、昇圧回路のコンデンサの端子電圧が低下すると昇圧動作により所定の範囲内の出力電圧となるように調整する。これに対して、制御回路により第2負荷に給電する際には、直流電源を用いるので、第1負荷に給電していない状態では昇圧回路のコンデンサは放電がないため端子電圧は変動がない。したがって、第2負荷への給電が停止したときに、制御回路は、回生スイッチ素子を駆動して直流電源側に回生するようになる。
このとき、昇圧回路は昇圧動作を行っていないので、回生の閾値電圧を昇圧回路の出力電圧を制御する閾値以上に設定する必要がない。したがって、昇圧回路のコンデンサに過電圧が印加されないように回生の閾値電圧によって第2負荷からの回生動作を行えるようになり、素子耐圧に対する余裕を保持させることができる。
第1実施形態を示す電気的構成図 回生制御処理の流れ図 タイムチャート 第2実施形態を示す電気的構成図 第3実施形態を示す電気的構成図 回生制御処理の流れ図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態の負荷駆動装置は、例えば車両のエンジンの燃料噴射に用いるインジェクタおよび燃料ポンプなどの負荷を駆動制御するものである。全体の電気的構成を示す図1において、駆動対象である第1負荷1および第2負荷2は負荷駆動装置3により駆動制御される。
図1では、第1負荷1として、誘導性の負荷として2個のインジェクタ1a、1bを示しているが、気筒の数に対応して並列に設けることができる。第2負荷2はエンジンに設けられる燃料ポンプであり誘導性の負荷である。インジェクタ1aおよび1bの一端子は共通にして負荷駆動装置3の出力端子Aに接続される。インジェクタ1aおよび1bの各他端子はそれぞれ負荷駆動装置3の出力端子B、Cに接続されている。第2負荷2の両端子は負荷駆動装置3の出力端子D、E間に接続されている。
負荷駆動装置3は、制御部4、昇圧回路5および駆動部6から構成されている。負荷駆動装置3は、外部に設けられたマイコン10から駆動指令信号S1、S2が与えられる。駆動指令信号S1は第1負荷1の駆動指令である。駆動指令信号S1は、複数のインジェクタ1a、1bを駆動させるための信号である。駆動指令信号S2は第2負荷2の駆動指令である。負荷駆動装置3は、車載バッテリから電源端子VBに供給される直流電圧により動作する。
制御部4は、第1負荷駆動部41、第2負荷駆動部42、昇圧回生制御回路43および回生判定回路44を備えている。なお、これらの構成は、ハードウェアで構成することもできるし、CPUとプログラムによりソフトウエアを用いて同様の機能を実施することもできる。第1負荷駆動部41および第2負荷駆動部42は、それぞれマイコン10から与えられる駆動指令信号S1、S2に応じて駆動部6に制御信号を出力して第1負荷1、第2負荷2の駆動制御を行う。
昇圧回生制御回路43は、昇圧回路5による昇圧動作制御および回生制御動作を行う。この場合、回生判定回路44は、マイコン10から入力される2つの駆動指令信号S1、S2に基づいて回生実施の判定を実施して昇圧回生制御回路43に出力する。昇圧回生制御回路43は、回生判定回路44からの判定信号にもとづいて昇圧回路5における回生動作を制御する。
昇圧回路5において、昇圧コイル51、MOSFET52および電流検出抵抗53の直列回路が電源端子VBとグランドとの間に接続される。MOSFET52のドレイン・ソース間にはMOSFET54およびコンデンサ55の直列回路が接続される。MOSFET54とコンデンサ55の共通接続点は昇圧された出力電圧VHを出力する出力端子である。MOSFET52および54には、それぞれ並列にダイオード52aおよび54aが接続されている。MOSFET52に流れる電流Iaは、電流検出抵抗53の端子電圧として検出される。MOSFET54に流れる電流Ibは、図中矢印方向すなわち出力端子Aに向けて流れる方向が「正」であり昇圧コイル515側に流れる方向が「負」である。
駆動部6において、第1負荷1への給電系統は次のように構成される。昇圧回路5の出力端子(出力電圧VHの給電端子)は、回生スイッチ素子としてのMOSFET61を介して出力端子Aに接続される。また、電源端子VBは、MOSFET62を介して出力端子Aに接続される。出力端子Aはダイオード63を逆方向に介してグランドに接続される。出力端子Bは、MOSFET64および電流検出抵抗65の直列回路を介してグランドに接続されている。出力端子Cは、MOSFET66および電流検出抵抗65の直列回路を介してグランドに接続されている。
第1負荷1のインジェクタ1a、1bに流れる電流I1は、給電時に電流検出抵抗65の端子電圧として検出される。また、出力端子B、Cは、それぞれ回生用のダイオード67および68を介して昇圧回路5の出力端子に接続されている。また、MOSFET61、62、64および66のそれぞれには、逆並列にダイオード61a、62a、64aおよび66aが接続されている。
第2負荷2への給電系統は次のように接続される。電源端子VBは、MOSFET69を介して出力端子Dに接続される。出力端子Dはダイオード70を逆方向に介してグランドに接続される。出力端子Eは、MOSFET71および電流検出抵抗72の直列回路を介してグランドに接続される。また、出力端子Eは、回生用のダイオード73を介して昇圧回路5の出力端子に接続されている。MOSFET69および71のそれぞれには、逆並列にダイオード69aおよび71aが接続されている。第2負荷2に流れる電流I2は、給電時に電流検出抵抗72の端子電圧として検出される。
制御部4の第1負荷駆動部41は、第1負荷1を駆動するために、駆動部6のMOSFET61、62、64および66のゲートに駆動信号を出力してオンオフの制御を行う。駆動部4の第2負荷駆動部42は、第2負荷を駆動するために、駆動部6のMOSFET69、71のゲートに駆動信号を出力してオンオフの制御を行う。
制御部4の昇圧回生制御回路43は、昇圧回路5のMOSFET52および54のゲートに駆動信号を出力してオンオフの制御を行う。また、昇圧回生制御回路43は、電流検出抵抗53の端子電圧からMOSFET52に流れる電流を検出するとともに、昇圧回路5の出力端子の電圧VHを検出する。
次に、上記構成の作用について図2および図3も参照して説明する。
負荷駆動装置3による第1負荷1および第2負荷2の駆動制御については、通常の動作であるから概略的に説明し、ここでは第2負荷2を単独で駆動制御している状態で発生する回生電流についての回生制御処理について詳述する。
制御部4は、第1負荷1および第2負荷2を駆動制御している状態で、図2に示す回生制御処理を実施している。回生制御処理では、制御部4は、判定処理Bおよび回生処理Cを実施する。制御部4は、判定処理Bとして、回生判定回路44により、ステップA1でマイコン10からの第1負荷1の駆動指令信号S1がオフ状態であることを判断し、続くステップA2で第2負荷2の駆動指令信号S2がオフエッジであるか否かを判断する。
制御部4は、ステップA1、A2でいずれもYESになると、判定処理Bを終了して回生制御Cを実施する。なお、この判定処理Bでは、後述するように、第1負荷1が駆動されていない状態で、且つ、第2負荷2が駆動された後に、停止された時点を判定するものであ。そして、このタイミングが第2負荷2からの回生電流が昇圧回路5に流れ込む状態である。
制御部4は、回生制御Cとして、ステップA3で昇圧回生制御回路43による昇圧回路5による昇圧制御を停止する。この後、制御部4は、ステップA4で回生スイッチ素子としてのMOSFET54をオン動作させ、第2負荷2からダイオード73を介して昇圧回路5に回生する電流IxをMOSFET54および昇圧コイル51を介して電源端子VB側に流すことで車載バッテリに回生させる。
昇圧回生制御回路43は、第2負荷2から昇圧回路5に流れる電流Ixによってコンデンサ55の端子電圧すなわち出力電圧VHが回生停止電圧である閾値電圧の上限値Vthaを超える状態では、MOSFET54のオン状態を保持し、電源端子VBへの回生を継続する。この後、第2負荷2からの電流Ixが低下して出力電圧VHが上限値Vtha以下になると、制御部4はステップA5でYESと判断してステップA6に進み、MOSFET54をオフさせる。
次に、負荷駆動装置3による第1負荷1および第2負荷2の駆動について、図3も参照して説明し、回生制御処理についても併せて説明する。負荷駆動装置3は、マイコン10からの駆動指令信号S1に対応して第1負荷1を駆動し、駆動指令信号S2に対応して第2負荷2を駆動する。また、駆動指令信号S1は、第1負荷1のインジェクタ1a、1bなどの複数のインジェクタを複数回に渡って駆動制御するための信号であるから、第1負荷1の駆動期間に渡って継続的にオン状態に保持されている。
まず、電源が投入された状態では、制御部4の昇圧回生制御回路43は、昇圧回路5のMOSFET52をPWM制御などによりオンオフ制御している。これにより、昇圧コイル51に通電して発生する高圧の誘起電圧によりMOSFET54を通じてコンデンサ55に充電を行っている。
昇圧回生制御回路43は、コンデンサ55の端子電圧すなわち出力電圧VHを検出して閾値電圧の上限値Vthaに達すると昇圧動作を停止し、出力電圧VHが下限値Vthbに低下すると昇圧動作を開始する。これにより、昇圧回路5の出力電圧VHは、駆動部6により第1負荷1に通電される場合でも、閾値電圧の上限値Vthaと下限値Vthbとの間に保持される。
次に、マイコン10から時刻t0に駆動指令信号S1が与えられると、負荷駆動装置3の制御部4は、第1負荷駆動部41により、例えばインジェクタ1aに通電するために、MOSFET61および64をオン動作させる。これにより、第1負荷1のインジェクタ1aは、昇圧回路5から高圧の出力電圧VHが印加され、図3(a)に示すように、電流I1が流れて駆動される。
インジェクタ1aに対して、昇圧回路5から一定時間給電をして時刻t1になると、第1負荷駆動部41により、MOSFET61をオフさせ、続いてMOSFET62をオンオフ動作させる。これにより、インジェクタ1aは、電源端子VBから車載バッテリの電圧が印加され、駆動状態が保持される程度の電流I1が流れる状態となる。
インジェクタ1aによる噴射期間が終了すると、第1負荷駆動部41は、駆動部6のMOSFET62および64をオフさせる。また、インジェクタ1bを駆動する場合には、上記した動作中、制御部4の第1負荷駆動部41により、MOSFET64に代えて、MOSFET66を駆動制御する。
なお、上記のように第1負荷1に昇圧回路5から給電をする場合には、コンデンサ55の電荷が放電されることによって出力電圧VHが低下する。図3(d)に示すように、例えば時刻t1で出力電圧VHが閾値電圧の下限値Vthbに達すると、昇圧回生制御回路43は、これを検出してMOSFET52および54を交互に駆動制御してコンデンサ55に充電をすることで出力電圧VHを上限値Vthaまで昇圧する。
この場合、昇圧回生制御回路43は、時刻t1でMOSFET52を先にオン動作させ、これによって図3(e)に示すように、電源端子VBから昇圧コイル51、MOSFET52および電流検出抵抗53を介して急激に増加する電流Iaが流れる。次に、昇圧回生制御回路43は、時刻t2でMOSFET52をオフさせ、図3(g)に示すように、代わってMOSFET54がオンさせる。
これにより、図3(f)に示すように、昇圧コイル51に発生した誘起電圧によって電流IbがMOSFET54を通してコンデンサ55に流れ込むようになる。コンデンサ55に電流Ibが流れ込むことで、図3(d)に示しているように、昇圧回路5の出力電圧VHは少しずつ上昇している。
以下、上記と同様に、昇圧回生制御回路43により、MOSFET52および54を交互にオンオフ駆動することで、例えば時刻t4からの3回目のMOSFET54のオン動作により出力電圧VHが上限値Vthaに達すると、昇圧回生制御回路43は、昇圧動作を停止する。
次に、マイコン10から駆動指令信号S2が与えられると、負荷駆動装置3の制御部4は、第2負荷駆動部42により、MOSFET69および71をオンオフ駆動制御させる。これにより、第2負荷2は、図3(b)に示すように、電源端子VBから車載バッテリの電圧が印加され、電流I2が流れる状態となる。
時刻taで、駆動指令信号S2がオフになると、第2負荷駆動部42により、MOSFET69および71をオフ動作させる。これにより、第2負荷2は、電源端子VBからの給電が停止されるが、オフ直後に発生する誘起電圧により電流I2が流れ続けようとする。このため、図3(c)に示すように、ダイオード70から第2負荷2、ダイオード73を介する経路からコンデンサ55に電流Ixが流れ込んで充電されるようになる。
このとき、駆動指令信号S1が与えられて第1負荷1が駆動されている状態では、昇圧回路5は、第1負荷1に給電することで出力電圧VHすなわちコンデンサ55の端子電圧が閾値電圧の上限値Vthaよりも低くなっているので、昇圧動作が実施されている。したがって、上記した第2負荷2から昇圧回路5に流れ込む電流Ixは、コンデンサ55の充電に当てられ、MOSFET54がオンされている期間においても、昇圧コイル51側からの電流Ibと一緒にコンデンサ55に流れ込んでいる。
これに対して、第2負荷2のオフタイミングにおいて、駆動指令信号S1がオフ状態で第1負荷1が駆動されていない時刻t5以降の期間中においては、昇圧回路5の出力電圧VHは、図3(d)に示すように、コンデンサ55のリークなどの放電を除いてほぼ閾値電圧の上限値Vthaに保持されている。したがって、第2負荷2から昇圧回路5に回生する電流Ixが時刻t7以降にコンデンサ55に流れ込むと、図3(d)中破線で示すように、出力電圧VHが上限値Vthaを超えることになる。
これを回避するため、昇圧回生制御回路43は、図2に示した流れに従って条件を判定し、ステップA4、A5により、出力電圧VHが閾値電圧の上限値Vthaを超えている期間中(t7からt8)は、ステップA4でMOSFET54をオン動作させる。これにより、コンデンサ55に流れ込む電流Ixは、図3(f)に示すように、MOSFET54および昇圧コイル51を介して逆方向の電流となり、電源端子VBから車載バッテリに回生するようになる。この結果、昇圧回路5の出力電圧VHは回生停止電圧である閾値電圧の上限値Vthaを超えて上昇することを回避することができるようになる。
このような本実施形態によれば、駆動部4により、第1負荷1のオフ状態でかつ第2負荷2のオフタイミングを判定し、第2負荷2から回生する電流Ixを、MOSFET54を介して電源端子VB側に回生させるようにした。これにより、コンデンサ55に回生用の昇圧の上限値を超える過昇圧制御閾値を設定することを回避でき、素子の耐圧との間の余裕を保持することができる。
なお、上記実施形態では、第2負荷2から回生する電流Ixを電源端子VB側に回収するためにMOSFET54をオンさせる条件として、コンデンサ55の端子電圧すなわち昇圧回路5の出力電圧VHが、回生停止電圧である閾値電圧の上限値Vthaを超える場合としたが、これに限らず、下限値Vthbを超える場合とすることもできる。また、同様に、閾値電圧の上限値Vthaと下限値Vthbとの間の値に設定することもできる。
また、回生停止電圧を閾値電圧の上限値Vthaあるいは下限値Vthbに設定する場合には、閾値を別途設定する回路を設けたりプログラムを設定する必要がなくなり、簡単に実施することができるようになる利点がある。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、負荷駆動装置300は、制御部4に代えて制御部4Aを設ける構成である。
図4において、制御部4Aは、回生判定回路44を設けていない。これに代えて、マイコン100には回生判定回路102が設けられている。回生判定回路102は、第1実施形態で回生判定回路44により判定した図2の判定処理Bを実施し、制御部4Aの昇圧回生制御回路43に判定結果の信号を出力する。
これにより、制御部4Aにおいて、昇圧回生制御回路43は、同様にして、第1負荷1のオフ状態でかつ第2負荷2のオフタイミングで、MOSFET54をオン動作させ、これによって、第2負荷2から回生する電流Ixを、MOSFET54を介して電源端子VB側に回生させることができる。
したがって、このような第2実施形態によっても第1実施形態と同様の効果を得ることができるものである。
(第3実施形態)
図5および図6は第3実施形態を示すもので、以下、第2実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、マイコン100aは、回生判定回路102aを備え、車両の信号としてアクセル開度信号Saを取り込むように設けられている。アクセル開度信号Saは、アクセルの踏み込み状態を示す信号であり、この信号レベルに応じて燃料噴射を実施するので、第1負荷1の駆動を実施することになる。このため、アクセル開度信号Saが「ゼロ」の場合には、アクセルが踏まれていない状態つまり第1負荷1による燃料噴射を実施しない状態である。
したがって、前述の実施形態において第1負荷1の駆動指令信号S1がオフである状態として用いることができる。図6は、判定処理Baはマイコン100aの回生判定回路102aにて実施されるもので、ステップA1aとして、アクセル開度信号Saによるアクセル開度が「ゼロ」であるか否かを判定している。
これにより、負荷駆動装置300の制御部4Aにおいては、第2実施形態と同様に昇圧回生制御回路43は、第1負荷1のオフ状態に相当する状態を判定でき、第2負荷2のオフタイミングで、MOSFET54をオン動作させ、これによって、第2負荷2からの回生電流Ixを、MOSFET54を介して電源端子VB側に回生させることができる。
したがって、このような第3実施形態によっても第2実施形態と同様の効果を得ることができるものである。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
第1実施形態において、回生判定回路44に代えて第3実施形態で示した回生判定回路102aを設け、アクセル開度信号Saを車両の信号として取り込む構成とすることで、同様の作用効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、第2負荷2から回生する電流Ixを車載バッテリに接続される電源端子VB側に回収する例として示したが、これに限らず、電源端子はDC/DCコンバータなどにより生成した電圧を供給する電源端子としても良い。
また、上記各実施形態においては、第2負荷2は1個設ける例で示したが、これに限らず、電源端子VBから給電されるものを複数個設ける構成とすることができる。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1は第1負荷、1a、1bはインジェクタ、2は第2負荷、3、300は負荷駆動装置、4、4Aは制御部(制御回路)、5は昇圧回路、6は駆動部、10はマイコン、41は第1負荷駆動部、42は第2負荷駆動部、43は昇圧回生制御回路、44、102、102aは回生判定回路、51は昇圧コイル、54はMOSFET(回生スイッチ素子)、55はコンデンサ、S1、S2は駆動指令信号である。

Claims (6)

  1. 第1負荷(1、1a、1b)および第2負荷(2)を駆動する負荷駆動装置であって、
    直流電源を昇圧してコンデンサ(55)に充電する昇圧回路(5)と、
    第1駆動信号に応じて前記第1負荷に前記昇圧回路で生成された昇圧電源を供給し、第2駆動信号に応じて前記第2負荷に直流電源を供給する制御回路(4、4A)と、
    前記コンデンサの電荷を前記直流電源に回生させるための回生スイッチ素子(54)とを備え、
    前記制御回路は、前記第1負荷の非駆動状態で且つ前記第2負荷の駆動制御終了後に前記回生スイッチ素子を駆動して前記コンデンサの電荷を前記直流電源に回生させる負荷駆動装置。
  2. 前記制御回路(4、4A)は、前記第1負荷の非駆動状態を前記第1駆動信号がオフであることで判定し、前記第2負荷の駆動制御終了を前記第2駆動信号のオフエッジで判定する請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記制御回路(4、4A)は、前記コンデンサの電荷の前記直流電源への回生は、前記コンデンサの端子電圧が回生停止電圧まで低下したときに前記回生スイッチ素子をオフさせることで停止するように設けられ、前記回生停止電圧は、前記昇圧回路の昇圧動作を停止する上限値と昇圧動作を開始する下限値との間に設定された請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記回生停止電圧は、前記上限値に設定された請求項3に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記回生停止電圧は、前記下限値に設定された請求項3に記載の負荷駆動装置。
  6. 内燃機関の燃料噴射装置に設けられるインジェクタを前記第1負荷とし、ポンプを前記第2負荷とした負荷駆動装置であって、
    前記第1負荷の非駆動状態を、アクセル開度信号を入力してアクセル開度がゼロである状態により判定する請求項1から5のいずれか一項に記載の負荷駆動装置。
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