JP2019108635A - 関節用サポータ - Google Patents

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智章 伊藤
飯田 健二
Kenji Iida
健二 飯田
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一宙 中井
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Aya Takeuchi
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Abstract

【課題】関節屈曲時に生地が食い込むなどして着用者に不快感を生じさせてしまうのを抑制する【解決手段】膝用サポータ10のサポータ本体20には、膝裏14A側をサポートする膝後面サポート部34が設けられており、膝後面サポート部34は、周囲よりも薄く編み立てられた第1編組織部36が配置されていると共に、第1編組織部36の軸方向の両側には、第1編組織部36よりも厚く編み立てられた第2編組織部38が配置されている。このため、膝14を曲げた際には、第2編組織部38の間において薄く編み立てられた第1編組織部36に皺が生じるので、膝後面サポート部34が膝裏14Aに食い込むのを抑制できて、着用者に不快感が生じるのを抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、膝や肘等に装着される関節用サポータに関する。
現在、膝用サポータなどの様々な関節用サポータが知られている。
特許文献1には、着用者の動きやすさと、動作における膝関節の内側にかかる負担の軽減との両立を可能とする着用物品として、膝部を覆う本体部が伸縮性を有する素材で形成されており、本体部が、膝外側から膝上前側を経由して、膝内側上方にかけて設けられ、本体部より高い緊締力を有する上緊締部、及び膝外側から膝下前側を経由して、膝内側下方にかけて設けられ、上緊締部より強い緊締力を有する下緊締部を備える着用物品が提案されている。
ところで、膝部分においては、高い締付感が得られるように着圧が高くされている。
しかし、膝関節は、可動範囲が広く、膝を曲げた際には、膝裏においてサポータの生地皺が生じる。このために、サポータが膝裏に食い込んでしまい、関節用サポータが着用者に不快感を生じさせてしまう可能性が高くなる。
特開2016−179140号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、膝関節などにおいて屈曲時に生地が食い込むなどして着用者に不快感を生じさせてしまうのを抑制できて、良好な装着感が得られる関節用サポータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の関節用サポータの具体的態様は、以下の通りである。
<1> 筒状に形成され関節を含む所定範囲をサポートするサポータ本体と、前記サポータ本体において、前記関節の屈曲側に配置され、周囲よりも厚さが薄くされて編み立てられた第1編組織部、及び前記第1編組織部よりも厚さが厚く編み立てられた第2編組織部を含む関節後面サポート部と、を備える関節用サポータ。
<2> 前記関節後面サポート部は、周方向に編み立てられる伸縮糸の割合が、前記第2編組織部より前記第1編組織部が少ない<1>の関節用サポータ。
<3> 前記関節後面サポート部は、前記サポータ本体の軸方向において、前記第1編組織部の両側に前記第2編組織部が配置されている、<1>又は<2>の関節用サポータ。
<4> 前記関節後面サポート部は、前記サポータ本体の軸方向において分割数が3以上とされて、前記第1編組織部と前記第2編組織部とが交互に配置された<1>から<3>の何れかの関節用サポータ。
<5> 前記関節後面サポート部は、関節後側の中心位置を含み、かつ、前記サポータ本体の軸方向において前記サポータ本体の全長に対する前記関節後面サポート部の軸方向長さの比率が20%以上である<1>から<4>の何れかの関節用サポータ。
<6> 前記関節後面サポート部は、前記軸方向長さの比率が70%以下である<5>の関節用サポータ。
<7> 前記関節後面サポート部は、前記軸方向長さの比率が40%以下である<6>の関節用サポータ。
<8> 前記サポータ本体の軸方向における前記第1編組織部の軸方向長さが2mm以上、45mm以下である<1>から<7>の何れかの関節用サポータ。
<9> 前記サポータ本体の軸方向における前記第2編組織部の軸方向長さが2mm以上である<8>の関節用サポータ。
<10> 前記関節後面サポート部は、前記関節の表側の中心位置が除かれている<1>から<9>の何れかの関節用サポータ。
<11> 前記関節後面サポート部は、前記サポータ本体の周方向において前記サポータ本体の全周長さに対する前記関節後面サポート部の周方向長さの比率が30%以上である<1>から<10>の何れかの関節用サポータ。
<12> 前記関節後面サポート部は、前記周方向長さの比率が80%以下である<11>の関節用サポータ。
<13> 前記関節後面サポート部は、前記周方向長さの比率が60%以下である<12>の関節用サポータ。
<14> 前記サポータ本体の軸方向における前記第2編組織部の軸方向長さに対する該第2編組織部の厚さの比RCが、0.2<RC<0.5である<1>から<13>の何れかの関節用サポータ。
<15> 前記第2編組織部の編み立て厚さの寸法は、前記サポータ本体の軸方向における前記第1編組織部の軸方向長さの寸法よりも大きい<1>から<14>の何れかの関節用サポータ。
<16> 前記関節後面サポート部は、編み立ての厚さが、0.3mm以上、10mm以下である<1>から<13>の何れかの関節用サポータ。
<17> 前記第1編組織部は、編み立ての厚さが1.0mm以上、10mm以下とされ、前記第2編組織部は、編み立ての厚さが0.3mm以上、5mm以下とされている<16>の関節用サポータ。
以上説明したように本発明の態様によれば、膝関節などにおいて屈曲時に生地が食い込むなどして着用者に不快感を生じさせてしまうのを抑制できて、良好な装着感が得られる、という効果がある。
本実施の形態に係る膝用サポータの着用状態を示す概略図である。 膝用サポータ10の膝裏側を示す平面図である。 サポータ本体の軸方向視の模式図である。 センサの取り付け位置を示すマネキンの脚を正面(膝蓋骨の側)から撮影した写真である。 センサの取り付け位置を示すマネキンの脚の斜め後ろ側から撮影した写真である。 膝用サポータを、その右側と左側とが重なるようにして平置きした状態を示す概略図である。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、関節用サポータとして、膝関節に用いられる膝用サポータ10を例に説明する。
本明細書中において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、本明細書中において、「筒状のサポータ本体の軸方向」は、筒状のサポータ本体の形状を筒形状に維持したときの筒形状の軸方向を指す。本明細書中では、「筒状のサポータ本体の軸方向」を、単に「軸方向」ということがある。本明細書中における「軸方向」は、膝用サポータの技術分野において「縦方向」と呼ばれることがある方向であり、筒状のサポータ本体に対して脚が挿入される方向ということもできる。
また、本明細書中において、「筒状のサポータ本体の周方向」は、筒状のサポータ本体の形状の筒形状に維持したときの周方向を指す。本明細書中では、「筒状のサポータ本体の周方向」を、単に「周方向」ということがある。本明細書中における「周方向」は、膝用サポータの技術分野において「横方向」と呼ばれることがある方向である。
さらに、本明細書中において、「筒状のサポータ本体の径方向」は、筒状のサポータ本体の形状を筒形状に維持したときの筒形状の軸心位置から外周側へ向く方向を指す。本明細書中では、「筒状のサポータ本体の径方向」を、単に「径方向」ということがある。本明細書中における「径方向」は、軸方向と交差(直交)する方向である。
本明細書中では、脚の膝蓋骨の側を、「正面」又は「前面」と称することがあり、脚の膝窩部(いわゆる膝裏)の側を、「背面」又は「後面」と称することがある。
また、本明細書中では、膝蓋骨から見て股関節側の方向を「上」と称し、膝蓋骨から見て踝側の方向を「下」と称することがある。
さらに、本明細書中では、平均着圧Aから平均着圧Bを差し引いた値(即ち、平均着圧A−平均着圧Bの値)を「着圧差〔平均着圧A−平均着圧B〕」ということがあり、平均着圧Aから平均着圧B1を差し引いた値(即ち、平均着圧A−平均着圧B1の値)を「着圧差〔平均着圧A−平均着圧B1〕」ということがあり、平均着圧Aから平均着圧B2を差し引いた値(即ち、平均着圧A−平均着圧B2の値)を「着圧差〔平均着圧A−平均着圧B2〕」ということがある。
図1には、本実施の形態に係る膝用サポータ10を脚12の膝14を含む部分に着用された状態が側方から見た概略図にて示されている。
図1に示すように、膝用サポータ10は、筒状のサポータ本体20を備えており、膝用サポータ10は、膝関節を含む所定範囲としてサポータ本体20が脚12の膝14を含む部分に着用されて使用される。
サポータ本体20は、膝サポート部22、太腿側サポート部24、及び脛側サポート部26を含んでいる。また、サポータ本体20は、太腿側口ゴム部28、及び脛側口ゴム部30を含んでいる。
膝サポート部22、太腿側サポート部24、脛側サポート部26、太腿側口ゴム部28、及び脛側口ゴム部30の各々は、略筒状とされており、サポータ本体20は、膝サポート部22、太腿側サポート部24、脛側サポート部26、太腿側口ゴム部28、及び脛側口ゴム部30が一体化されて筒状に形成されている。
膝サポート部22は、膝14及び膝裏14Aをサポートする部分とされている。また、太腿側サポート部24は、脚12の膝14に対して太腿側をサポートする部分とされ、脛側サポート部26は、脚12の膝14に対して脛側をサポートする部分とされている。
太腿側口ゴム部28は、太腿側サポート部24から見て膝サポート部22とは反対側(詳細には、サポータ本体20の太腿側の端部)に配置され、脛側口ゴム部30は、脛側サポート部26から見て膝サポート部22とは反対側(詳細には、サポータ本体20の脛側の端部)に配置されている。太腿側口ゴム部28及び脛側口ゴム部30は、着用時のサポータ本体20のずれ落ち及びめくれを防止する機能を有している。
一方、サポータ本体20の膝サポート部22は、膝14の前側をサポートする膝前面サポート部32、及び膝14の膝裏14A側をサポートする膝後面サポート部34によって形成されている。また、膝後面サポート部34には、周囲よりも薄く編み立てられた(編み立て厚さが周囲よりも薄い)第1編組織部36、及び第1編組織部36よりも厚く編み立てられた第2編組織部38が設けられており、サポータ本体20の軸方向において、第1編組織部36の両側に第2編組織部38が形成されている。
サポータ本体20において、各部の境界線は、外見上、必ずしも明確である必要はない。各部の境界線が外見上明確でない場合であっても、各部の境界線は、各部の伸長率の差、織り組織によって形成されているか編み立て組織(編み組織)によって形成されているか、或いは織り組織の相違や編み組織の相違などで区別することができる。
ここで、膝用サポータ10の基本的構成を説明する。基本的構成において、膝前面サポート部32及び膝後面サポート部34を膝サポート部22に含めて説明し、膝前面サポート部32及び膝後面サポート部34の詳細は、後述する。
膝用サポータ10は、膝サポート部22の平均着圧Aと太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の平均着圧Bとが、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たし、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの少なくとも一部の領域Pについて、つかみ幅15mm、つかみ間隔15mm、及び引張荷重20Nの条件の引張試験によって測定された軸方向の伸長率及び周方向の伸長率が、軸方向の伸長率>周方向の伸長率の関係を満たす。
また、サポータ本体20は、膝サポート部22の平均着圧Aと太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の平均着圧Bとが、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たし、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの少なくとも一部の領域Pについて、つかみ幅15mm、つかみ間隔15mm、及び引張荷重20Nの条件の引張試験によって測定された軸方向の伸長率が、150%以上である。
本発明者等の検討により、膝サポート部22の平均着圧Aと太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の平均着圧Bとが、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たす場合(即ち、膝サポート部22の平均着圧Aが太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の平均着圧Bよりも高い場合)に、着用者の体感として、脚12に対するサポート感及びフィット感が特に向上することが明らかとなった。
この理由は明らかではないが、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たすことにより、この膝用サポータ10を着用した着用者が、膝サポート部22によってサポートされている膝14において、実際の平均着圧Aよりも高い着圧でサポートされている感覚(即ち、錯覚)を持つためと考えられる。
更に、本発明者等の検討により、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たす場合、サポート感及びフィット感は向上するものの、膝関節の曲げ伸ばし動作に対する膝用サポータの追従性(以下、「動作追従性」ともいう)が損なわれる場合があることも判明した。
本発明者等は、更に検討した結果、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たす場合であっても、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの少なくとも一部の領域Pについて、下記(1)及び(2)の少なくとも一方を満たすことにより、着用者の体感として、動作追従性が改善することを見出した。
(1)つかみ幅15mm、つかみ間隔15mm、及び引張荷重20Nの条件の引張試験によって測定された軸方向の伸長率及び周方向の伸長率が、軸方向の伸長率>周方向の伸長率の関係である。
(2)上記(1)に示した条件の引張試験によって測定された軸方向の伸長率が150%以上である。
従って、膝用サポータ10は、脚12の膝14を含む部分に着用されたときに、サポート感及びフィット感に優れ、かつ、膝関節の曲げ伸ばし動作に対する追従性(動作追従性)にも優れる。
本明細書中において、「平均着圧」とは、着圧(サポーター本体による締め付け圧)の平均値を意味する。
本明細書中における、平均着圧A、平均着圧B、平均着圧B1、及び平均着圧B2は、以下のようにして測定する。
−平均着圧A、平均着圧B、平均着圧B1、及び平均着圧B2の測定方法−
平均着圧の測定には、マネキンM1を用いており、図4には、マネキンM1の脚(左脚)が正面(膝の側)から撮影した写真にて示され、図5には、マネキンM1の脚が斜め後ろ側から撮影した写真にて示されている。
図4及び図5に示すように、平均着圧の測定では、マネキンM1の脚の10か所(位置P1〜P10)に、着圧測定用のセンサを取り付ける。
位置P1〜P10は、詳細には、以下の位置としている。
位置P1 … 位置P2を基準とし太腿側70mmの位置(即ち、位置P3を基準とし太腿側100mmの位置)
位置P2 … 位置P3を基準とし太腿側30mmの位置
位置P3 … 膝(膝蓋骨)の中心
位置P4 … 位置P3を基準とし脛側30mmの位置
位置P5 … 位置P4を基準とし脛側70mmの位置(即ち、位置P3を基準とし脛側100mmの位置)
位置P6、P10 … それぞれ、位置P2から位置P4までの範囲内における脚の横側
位置P7 … 位置P1に対する脚の裏側
位置P8 … 位置P2から位置P4までの範囲内における膝窩部側
位置P9 … 位置P5に対する脚の裏側
マネキンM1としては、FRP(Fiber Reinforced Plastics)製のマネキン(例えば、(株)七彩製、製品名「MD−20」)が用いられおり、マネキンM1は、位置P1の周囲長が405mm、位置P2の周囲長が370mm、位置P3の周囲長が360mm、位置P4の周囲長が346mm、及び位置P5の周囲長が367mmである。
マネキンM1の脚の膝を含む部分に膝用サポータ10(サポータ本体20)を着用させる。この際、膝サポート部22が位置P2、P3、P4、P6、P8、及びP10を覆い、太腿側サポート部24が位置P1及びP7を覆い、脛側サポート部26が位置P5及びP9を覆うように着用させる。
次に、位置P1〜P10の着圧を、各位置に取り付けられた着圧測定用のセンサによって測定し、平均着圧A、平均着圧B、平均着圧B1、及び平均着圧B2を求める。
平均着圧Bは、位置P1、P5、P7、及びP9の各測定値の平均値を求め、得られた平均値を用いる。
平均着圧B1は、位置P1及びP7の各測定値の平均値を求め、得られた平均値を用いる。
平均着圧B2は、位置P5及びP9の各測定値の平均値を求め、得られた平均値を用いる。
平均着圧Aは、位置P2、P3、P4、P6、P8、及びP10の各測定値の平均値を求め、得られた平均値を用いる。
本実施の形態の膝用サポータ10では、膝サポート部22の平均着圧Aと太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の平均着圧Bとが、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たしている。言い換えれば、本実施の形態の膝用サポータでは、着圧差〔平均着圧A−平均着圧B〕が0を超えている。
着圧差〔平均着圧A−平均着圧B〕としては、サポート感及びフィット感をより向上させる観点から、0.8kPa以上が好ましく、1.0kPa以上がより好ましく、1.2kPa以上が特に好ましい。
一方、着圧差〔平均着圧A−平均着圧B〕としては、過度の圧迫を抑制することにより快適性をより向上させる観点から、3.5kPa以下が好ましく、3.3kPa以下がより好ましく、3.0kPa以下が更に好ましく、2.8kPaが更に好ましく、2.5kPaが特に好ましい。
また、本明細書中において、「伸長率」とは、特に断りが無い限り、つかみ幅15mm、つかみ間隔15mm、及び引張荷重20Nの条件の引張試験によって測定された伸長率を指す。
「伸長率」は、下記式(1)により算出される値を指す。
伸長率(%) = (L20/L)×100 ・・・(1)
(式(1)において、Lは、初期(即ち非伸長時)のつかみ間隔を指し、具体的には、15mmである。L20は、20Nの引張荷重が印加された状態(即ち伸長時)でのつかみ間隔を指す。)
伸長率を測定するための引張試験は、膝用サポータ10の一部を、つかみ幅15mm及びつかみ間隔15mmで引張試験機に固定し、15mm/minの引張速度にて行う。
また、引張試験は、膝用サポータ10の一部に対して実施することが困難な場合には、膝用サポータ10から30mm角の試験片を切り出し、切り出された試験片に対して実施してもよい。また、引張試験は、膝用サポータ10と同一構成(同一編成)30mm角の試験片を作製し、作製した試験片に対して実施してもよい。
試験回数は5回とし、5回の測定値から、最大値及び最小値を除いた3つの測定値から平均値を求め、この平均値を「伸長率」として採用する。
引張試験の装置は一般的な引張試験機を用いることができるが、例えば、(株)島津製作所製のオートグラフ「AGS−X 1kN」を用いることができる。
膝用サポータ10の領域Pでは、上述のとおり、上記軸方向の伸長率>上記周方向の伸長率の関係が満たされる。言い換えれば、膝用サポータ10では、上記周方向の伸長率に対する上記軸方向の伸長率の比率(以下、「比率〔軸方向の伸長率/周方向の伸長率〕」ともいう)が1を超えている。これにより、動作追従性が向上する。
比率〔軸方向の伸長率/周方向の伸長率〕としては、動作追従性をより向上させる観点から、1.2以上が好ましく、1.4以上がより好ましい。
一方、膝用サポータ10において、比率〔軸方向の伸長率/周方向の伸長率〕としては、サポート感及びフィット感の観点から、5.0以下が好ましく、3.8以下がより好ましく、3.2以下が特に好ましい。
また、膝用サポータ10は一部の領域(以下、領域Pという。図示省略)は、上記軸方向の伸長率及び上記周方向の伸長率が、軸方向の伸長率>周方向の伸長率の関係を満たすが、動作追従性をより向上させる観点から、軸方向の伸長率>周方向の伸長率+100の関係を満たすことが好ましく、軸方向の伸長率>周方向の伸長率+200の関係を満たすことがより好ましく、軸方向の伸長率>周方向の伸長率+250の関係を満たすことが更に好ましい。
膝用サポータ10の領域Pの上記軸方向の伸長率としては、200%以上がより好ましく、300%以上が更に好ましく、400%以上が更に好ましく、500%以上が更に好ましく、600%以上が更に好ましい。
本明細書中において、単に「伸長率」というときは、軸方向(縦方向)の伸長率及び周方向(横方向)の伸長率の両方を意味する。
以下、本実施の形態の膝用サポータ10の更に好ましい形態について説明する。
平均着圧Bは、0kPa以上であれば特に制限はないが、サポート感及び快適性をより向上させる観点から、0.1kPa以上であることが好ましい。
平均着圧Bとしては、0.5kPa以上がより好ましく、1.0kPa以上が更に好ましい。
平均着圧Aは、平均着圧A>平均着圧Bの関係を満たす限り特に制限はない。平均着圧Aは、サポート感及び快適性をより向上させる観点から、1.5kPa以上であることが好ましく、2.0kPa以上であることがより好ましく、2.6kPa以上であることが更に好ましい。
平均着圧Aの上限には特に制限はないが、過度の圧迫を抑制することにより快適性をより向上させる観点から、平均着圧Aは、10.0kPa以下であることが好ましく、8.0kPa以下であることがより好ましい。
また、膝用サポータ10は、脚12に対するサポート感及びフィット感をより向上させる観点から、膝サポート部22の平均着圧Aと太腿側サポート部24の平均着圧B1とが、平均着圧A>平均着圧B1の関係を満たすことが好ましく、平均着圧A−平均着圧B1≧0.8kPaの関係を満たすことがより好ましく、平均着圧A−平均着圧B1≧1.0kPaの関係を満たすことが特に好ましい。
また、膝用サポータ10は、脚12に対するサポート感及びフィット感をより向上させる観点から、膝サポート部22の平均着圧Aと脛側サポート部26の平均着圧B2とが、平均着圧A>平均着圧B2の関係を満たすことが好ましく、平均着圧A−平均着圧B2≧0.8kPaの関係を満たすことがより好ましく、平均着圧A−平均着圧B2≧1.0kPaの関係を満たすことが特に好ましい。
膝用サポータ10は、脚12に対するサポート感及びフィット感を特に向上させる観点から、
平均着圧Aと平均着圧B1とが、平均着圧A>平均着圧B1の関係を満たし、かつ、平均着圧Aと平均着圧B2とが、平均着圧A>平均着圧B2の関係を満たすことが好ましく、
平均着圧Aと平均着圧B1とが、平均着圧A−平均着圧B1≧0.8kPaの関係を満たし、かつ、平均着圧Aと平均着圧B2とが、平均着圧A−平均着圧B2≧0.8kPaの関係を満たすことがより好ましく、
平均着圧Aと平均着圧B1とが、平均着圧A−平均着圧B1≧1.0kPaの関係を満たし、かつ、平均着圧Aと平均着圧B2とが、平均着圧A−平均着圧B2≧1.0kPaの関係を満たすことが特に好ましい。
平均着圧B1は、0kPa以上であれば特に制限はないが、サポート感及び快適性をより向上させる観点から、0.1kPa以上であることが好ましい。
平均着圧B1としては、0.5kPa以上がより好ましく、1.0kPa以上が更に好ましい。
平均着圧B2は、0kPa以上であれば特に制限はないが、サポート感及び快適性をより向上させる観点から、0.1kPa以上であることが好ましい。
平均着圧B2としては、0.5kPa以上がより好ましく、1.0kPa以上が更に好ましい。
本実施の形態の膝用サポータ10は、膝サポート部22を、膝サポート部22における膝蓋骨の中心に相当する位置Xと膝サポート部における膝窩部の中心に相当する位置Yとの距離が長くなる方向に5kgの力で伸ばした場合に、膝サポート部の伸び率が180%〜280%であることが好ましい。
膝サポート部22の伸び率が180%以上であることにより、着用者の体感として、膝関節の曲げ伸ばしをやり易くなる。
膝サポート部22の伸び率が280%以下であることにより、着用者の体感として、膝に対する高いサポート感が維持される。
膝サポート部22の伸び率は、膝サポート部22の置き寸(即ち、上述の伸ばす操作を行う前の膝サポート部22の長さ)に対する膝サポート部22の伸び寸(即ち、上述の伸ばす操作を行った後の膝サポート部22の長さ)の割合(%)を意味する。
膝サポート部22の置き寸、及び膝サポート部22の伸び寸を説明する。図6には、膝用サポータ10を、サポータ本体20の右側と左側とが重なるようにして平置きした状態が概念図にて示され、膝用サポータ10(サポータ本体20)を平置き状態で軸方向中間位置の両側の各々を互いに離れる方向に伸ばした状態が二点鎖線にて示されている。
図6に示すように、置き寸を測定する際には、膝用サポータ10を、膝サポート部22における膝蓋骨の中心に相当する位置X、及び膝サポート部22における膝窩部の中心に相当する位置Yが両端部に配置されるようにして水平な机上に平置きする。次いでその膝用サポータ10の上に350mm×350mm×5mmのアクリル板(図示省略;例えば三菱アクリライト製EX−001)を載せ、この状態で位置Xと位置Yとの距離を測定する。測定された位置Xと位置Yとの距離を、置き寸Waとする。
伸び寸を測定する際には、まず、互いの距離が離れる方向に相対移動可能な伸び寸測定用の一対のL字型アーム(図示省略)を準備する。上記一対のL字型アームを膝用サポータ10の内部空間に挿入し、一方のL字型アームの突出し部を位置Xに配置させ、かつ、一方のL字型アームの突出し部を位置Yに配置させる。
次いで、一方のL字型アームと他方のL字型アームとを互いの距離が離れる方向に相対移動させることにより、膝サポート部22を、位置Xと位置Yとの距離が離れる方向に5kgの力で内部から押し伸ばす(図6の二点鎖線参照)。押し伸ばされた状態の位置Xと位置Yとの距離を測定し、伸び寸Wbとする。
膝サポート部22の伸び率は、例えば、大竹工作所製の「新おもり式寸法測定器(ソックス用)」を用いて測定することができる。
上記膝サポート部22の伸び率の上限は、260%であることがより好ましく、240%であることが特に好ましい。
上記膝サポート部22の伸び率が180%〜280%である態様において、位置X、位置Y、及び位置Xと位置Yとの中間位置の合計3点について、それぞれ、つかみ幅15mm、つかみ間隔15mm、及び引張荷重20Nの条件の引張試験によって周方向の伸長率を測定した場合に、3つの測定値の全てが100%〜250%の範囲に含まれ、かつ、3つの測定値における最大値と最小値との差が0%〜80%であることが好ましい。
周方向の伸長率の測定方法については前述のとおりである。
これにより、膝用サポータ10は、膝関節の曲げ伸ばしのやり易さ、及び、膝に対する高いサポート感がより効果的に両立される。
ここでいう「周方向の伸長率」は、膝サポート部中の部分的な伸長率であり、生地一枚分の伸長率である。
これに対し、上述した「膝サポート部22の伸び率」は、膝サポート部22全体の伸び率であり、しかも生地二枚分(右側及び左側)の伸び率である。
また、膝用サポータ10は、脚12(即ち、下肢)の膝14を含む部分に着用される。
図2には、膝用サポータ10が膝裏側(膝後面サポート部34側)を手前にした平置き状態の平面図にて示されている。
膝用サポータ10のサポータ本体20の軸方向の全長である軸方向長さLsは、着用時、上端が股関節より下となり、下端が踝より上となる長さが好適である。
膝用サポータ10において、サポート感向上、フィット感向上、及び動作追従性向上の効果をより効果的に発揮させる観点からみた、膝サポート部22、太腿側サポート部24、及び脛側サポート部26の各々の長さの好ましい範囲について説明する。なお、本明細書中における軸方向長さは、非伸長時の軸方向長さを意味する。
膝サポート部22の軸方向長さL1は、適宜設定され得るが、サポート感、フィット感、及び動作追従性の効果をより効果的に発揮させる観点から、膝サポート部22の軸方向長さL1は、60mm〜200mmが好ましい。
太腿側サポート部24の軸方向長さL2は、適宜設定され得るが、サポート感、フィット感、及び動作追従性の効果をより効果的に発揮させる観点から、太腿側サポート部24の軸方向長さL2は、30mm〜200mmが好ましい。
脛側サポート部26の軸方向長さL3は、適宜設定され得るが、サポート感、フィット感、及び動作追従性の効果をより効果的に発揮させる観点から、脛側サポート部26の軸方向長さL3は、30mm〜200mmが好ましい。
太腿側口ゴム部28の軸方向長さL4は、適宜設定され得るが、サポータ本体20のずり落ちを防止の効果をより効果的に発揮させる観点から、太腿側口ゴム部28の軸方向長さL4は、10mm〜80mmが好ましく、20mm〜70mmがより好ましい。
脛側口ゴム部30の軸方向長さL5は、適宜設定され得るが、サポータ本体20のめくれ防止の効果をより効果的に発揮させる観点から、脛側口ゴム部30の軸方向長さL5は、10mm〜80mmが好ましく、10mm〜60mmがより好ましい。
本実施の形態の膝用サポータ10は、上述した領域Pを含む。
領域Pは、上述したとおり、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの少なくとも一部の領域であって、下記(1)及び(2)の少なくとも一方を満たす領域である。
(1)つかみ幅15mm、つかみ間隔15mm、及び引張荷重20Nの条件の引張試験によって測定された軸方向の伸長率及び周方向の伸長率が、軸方向の伸長率>周方向の伸長率の関係である。
(2)上記(1)に示した条件の引張試験によって測定された軸方向の伸長率が150%以上である。
領域Pは、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの一部の領域であってもよいし、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の全領域(全体)であってもよい。
領域Pが太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの一部の領域である場合、領域Pは、太腿側サポート部24の少なくとも一部の領域であってもよいし、脛側サポート部26の少なくとも一部の領域であってもよいし、太腿側サポート部24の少なくとも一部の領域と脛側サポート部26の少なくとも一部の領域との組み合わせ(但し、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の全領域である場合を除く)であってもよい。
領域Pが太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの一部の領域である場合、領域Pは、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の各々が、伸長率が異なる複数の領域に分割されている場合の一部の領域であることが好ましい。ここでいう「分割」は、周方向の分割(即ち、2つ以上の短冊状の部分が生じる分割)であってもよいし、軸方向の分割(即ち、2つ以上の筒形状の部分が生じる分割)であってもよいが、周方向の分割であることが好ましい。
領域Pが太腿側サポート部24及び脛側サポート部26のうちの一部の領域である場合、領域Pは、膝窩部の中心に相当する位置Yから軸方向に延ばした延長線を含むことが好ましい。
領域Pは、膝窩部の中心に相当する位置Yから軸方向に延ばした延長線を中心として幅100mmの範囲を少なくとも含むことが好ましい。これにより、動作追従性がより向上する。
また、膝用サポータ10について、膝サポート部22における膝蓋骨の中心に相当する位置Xを中心とする膝サポート部22側の測定範囲、膝窩部の中心に相当する位置Yから軸方向に延ばした延長線上であって太腿側サポート部24における軸方向の中心である位置を中心とする太腿側サポート部24側の測定範囲、及び膝窩部の中心に相当する位置Yから軸方向に延ばした延長線上であって脛側サポート部26における軸方向の中心である位置を中心とする脛側サポート部26側の測定範囲の各々を設定する。
膝用サポータ10は、設定した各々の測定範囲において、つかみ幅15mm、つかみ間隔15mm、及び引張荷重20Nの条件の引張試験によって周方向の伸長率を測定したときに、膝サポート部22側の測定範囲の周方向の伸長率が、太腿側サポート部24側の測定範囲の周方向の伸長率及び脛側サポート部26側の測定範囲の周方向の伸長率のいずれよりも低いことが好ましい。これにより、平均着圧A>平均着圧Bの関係をより満たしやすくなる。
また、膝用サポータ10は、膝サポート部22側の測定範囲、太腿側サポート部24側の測定範囲、及び脛側サポート部26側の測定囲について、上記条件の引張試験によって軸方向の伸長率を測定したときに、膝サポート部22側の測定範囲の軸方向の伸長率が、太腿側サポート部24側の測定範囲の軸方向の伸長率及び脛側サポート部26側の測定範囲の軸方向の伸長率のいずれよりも低いことが好ましい。これにより、平均着圧A>平均着圧Bの関係をより満たしやすくなる。
膝用サポータ10は、筒状のサポータ本体20を平たく潰して略平面形状とした場合の平面視における形状が、軸方向について対称であっても非対称であってもよく、また、周方向について対称であっても非対称であってもよい。サポータ本体20の上記平面視における形状は、略長方形であってもよいし、一部が湾曲した形状であってもよい。
さらに、筒状のサポータ本体20に含まれる太腿側サポート部24、膝サポート部22、及び脛側サポート部26の境界ラインは、直線状であっても、湾曲していても、波線状であってもよい。
図1に示すように、サポータ本体20の膝サポート部22は、膝前面サポート部32と膝後面サポート部34によって周方向に分割されており、膝前面サポート部32には、膝14の中心の位置Xが含まれる。また、図2に示すように、膝後面サポート部34には、膝裏14Aの中心の位置Yが含まれている。
図1及び図2に示すように、膝後面サポート部34は、サポータ本体20の軸方向において複数に分割されている。これにより、膝後面サポート部34には、第1編組織部36及び第2編組織部38が形成されており、第1編組織部36及び第2編組織部38は、サポータ本体20の軸方向に交互に配置されることで、第2編組織部38は、第1編組織部36の両側に配置されている。
膝用サポータ10のサポータ本体20は、少なくとも太腿側サポート部24、膝サポート部22、脛側サポート部26が丸編みによって連続的に製造されており、これらの全体の構造がシームレス構造となっている。この際、膝サポート部22は、膝前面サポート部32と膝後面サポート部34とが連続的に製造されている。これにより、膝用サポータ10は、縫い目によって形成された突起部による違和感を生じることなく、着用時のフィット感がより向上するという効果が奏される。更に、太腿側サポート部24、膝サポート部22、及び脛側サポート部26が、丸編みによって連続的に製造されたものであると、伸長率を確保し易いという効果も奏される。
サポータ本体20は、太腿側口ゴム部28を太腿側サポート部24に縫い合わせ、かつ、脛側口ゴム部30を脛側サポート部26に縫い合わせることにより、製造されてもよい。また、太腿側サポート部24、膝サポート部22、及び脛側サポート部26の編み組織は、一体的に編まれていてもよいし、一体的に編まれていなくてもよい。
また、膝サポート部22は、膝前面サポート部32と膝後面サポート部34とが連続的に編み立てられて製造されてもよく、別々に編み立てられて製造されてから繋ぎ合わせられてもよい。さらに、本実施の形態は、この一例に限られず、各部を単独の部材として別々に製造しておき、次いで各部を縫い合わせることによってサポータ本体20を製造しても構わない。
ここで、シームレス構造とは、軸方向の縫い目(例えば、縫い合わせにより筒形状を形成するための縫い目)も周方向の縫い目(例えば、各部を縫い合わせるための縫い目)も無い一体型の構造を意味する。
シームレス構造の、太腿側サポート部24、膝サポート部22、及び脛側サポート部26の全体は、例えば、太腿側サポート部24、膝サポート部22、及び脛側サポート部26を、丸編みによって連続的に製造することにより形成できる。
サポータ本体20の材質としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリオレフィン系エラストマー、ポリアミド、レーヨン、アクリル、キュプラ、アセテート、プロミックス、アラミド、シリコーンなどの化繊;綿、羊毛、絹、麻、レーヨンなどの天然繊維;天然ゴム;ポリ塩化ビニル;等が挙げられる。
中でも、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリオレフィン系エラストマー、シリコーン、又は天然ゴムが好ましく、長期耐久性の観点から、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン、又はポリオレフィン系エラストマーがより好ましい。
サポータ本体20の紡糸としては、モノフィラメント;マルチフィラメント;ウレタン又はゴムを被覆したSCY(Single Covering Yarn);ウレタン又はゴムを被覆したDCY(Double Covering Yarn);等が挙げられる。
サポータ本体20の編み組織としては、スパイラルタック編み組織、メッシュ編み組織、立体編み組織、トリコット編み組織、平編み組織、ゴム編み組織、レース編み組織、インレイ編み組織、カットボス編み組織、鹿の子編み組織、リブ編み組織、両面編み組織、フロート編み組織、ノンラン編み組織、及び、これらの編み組織を形成する編成方法を2種以上組み合わせて形成される編み組織、等が挙げられる。
平均着圧が高い膝サポート部22の編み組織としては、スパイラルタック編み組織、メッシュ編み組織、トリコット編み組織、平編み組織、ゴム編み組織、インレイ編み組織、カットボス編み組織、鹿の子編み組織、リブ編み組織、両面編み組織、又は、これらの編み組織を形成する編成方法を2種以上組み合わせて形成される編み組織が好ましい。
平均着圧が低い太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の編み組織としては、スパイラルタック編み組織、メッシュ編み組織、立体編み組織、ハニカムウェーブ編み組織、平編み組織、ゴム編み組織、ノンラン編み組織、レース編み組織、又は、これらの編み組織を形成する編成方法を2種以上組み合わせて形成される編み組織が好ましい。
太腿側口ゴム部28及び脛側口ゴム部30の編み組織としては、ゴム編み組織又はノンラン編み組織が好ましい。
筒状のサポータ本体20(好ましくは、太腿側サポート部24及び脛側サポート部26の少なくとも一方)は、凹凸組織領域を含んでいてもよい。膝用サポータ10は、凹凸組織からなる凹凸組織領域を含むことで、肌ストレスが軽減される。
また、サポータ本体20の編み組織の表面には、樹脂が付されていてもよい。樹脂を付する方法としては、スプレー、転写(例えば、熱転写)、樹脂含浸、グラビア印刷、スクリーン捺染、ロータリー捺染、熱圧着や、接着などが挙げられる。樹脂としては、弾性樹脂が好ましい。
また、サポータ本体20は、編み組織以外のその他の組織を含んでいてもよい。
その他の組織としては、ネオプレンゴムを含む組織、ネオプレンゴム積層体を含む組織等が挙げられる。
サポータ本体20の材質、紡糸、及び編み組織については、例えば、特開2011−130784号公報、特開2007−9362号公報、特開2010−13765号公報、特開2000−116697号公報、特開2007−54126号公報等に記載の公知の材質、紡糸、及び編み組織を参照してもよい。
さらに、膝用サポータ10は、サポータ本体20以外のその他の部材を備えていてもよい。
その他の部材としては、例えば膝14の脇に対応する位置に設けられ、適度に膝の動きを制御することによって膝14を保護する棒状の支持部材(ステー);サポータ本体20を脚12に固定するため又はサポート感を向上するための固定ベルト;ポケット、タグ、等が挙げられる。これらは、サポータ本体20とは分離して配置されていてもよく、又はサポータ本体20に縫い付けられるなどにより一体として配置されていてもよい。その他の部材のサポータ本体20における配置は、特に限定されない。
これらの中でも、特に、太腿側口ゴム部28の表面(脚との対向面に対して反対側の面)に固定ベルトを備えることにより、膝用サポータ10のずれ落ちをより効果的に抑制できる。固定ベルトは、脚12に対する締め付け力を調整する部材(例えば、面ファスナー、バックル、サイドリリースバックル、ワイヤアジャスタ、等)を備えることが好ましい。
一方、第1編組織部36及び第2編組織部38を形成する編み立て組織としては、特に制約がないが、第1編組織部36の編み立て組織としては、スパイラルタック編み組織、メッシュ編み組織、立体編み組織、ハニカムウェーブ編み組織、平編み組織、ゴム編み組織、ノンラン編み組織、レース編み組織、又は、これらの編み組織を形成する編成方法を2種以上組み合わせて形成される編み組織が好ましい。
また、第2編組織部の編み立て組織としては、スパイラルタック編み組織、メッシュ編み組織、トリコット編み組織、平編み組織、ゴム編み組織、インレイ編み組織、カットボス編み組織、鹿の子編み組織、リブ編み組織、両面編み組織、又は、これらの編み組織を形成する編成方法を2種以上組み合わせて形成される編み組織が好ましい。
ここで、第1編組織部36と第2編組織部38とは、編み立て組織の厚さ(生地厚み)が異なっており、第1編組織部36は、第2編組織部38よりも厚さが薄くなっている。また、第1編組織部36は、編み立て組織の厚さが、周方向に接する膝前面サポート部32の編み立て組織の厚さよりも薄くされている。
生地厚みの測定には、大栄科学精器製作所小型測厚機CR−10A及び当該の測厚機を使用できる。また、生地厚みの測定には、測定する試料を静置した状態で測定する部位を上記測厚機に挟んで測定する。サポータ本体20をそのままの状態で測定するのが難しい場合や、測定部位が狭小な場合は、当該箇所を切り出した状態で測定してもよいが、可能な限り静置した状態を保つように準備して、測定を実施する。生地厚みの測定は、当該部位について5回(n=5)行い、得られた測定結果から最大値及び最小値を除いた値についての平均値を求め、求めた平均値を当該部位の厚み(生地厚み)とする。
膝後面サポート部34は、サポータ本体20が装着された状態で膝14が曲げられた際に、皺が生じる部分となっている。膝用サポータ10は、膝14を曲げた際に、内側となって皺が生じる膝裏14A側に厚さが薄く編まれた第1編組織部36、及び厚さが第1編組織部36より厚く編まれた第2編組織部38が設けられており、第1編組織部36が第2編組織部38よりも皺が生じやすくなっている。このため、膝14が曲げられた際には、第1編組織部36に集中して皺が生じるが、皺が波状となって太くなるのが抑制される。これにより、膝14を曲げた際に、第1編組織部36が膝裏14Aに食い込むのを抑制できて、着用者に不快感が生じるのを抑制できる。
特に、膝後面サポート部34は、膝関節の後側の中心の位置Yが含まれることで、膝14を曲げた際に、曲げ中心部分に膝後面サポート部34が食い込むのを抑制できる。
膝後面サポート部34には、周方向に編み立てられる伸縮糸の割合が、第2編組織部38より第1編組織部36が少なくされている。
伸縮糸は、長さ方向に弾性(伸縮性)を有する糸であり。伸縮糸が編成されることで高いフィット感が得られる。伸縮糸としては、ウレタン糸(フィラメント糸)、ゴム(合成ゴム、天然ゴム)糸などの一般的に伸縮性が高いとされている糸を用いることができ、ウレタン又はナイロン等を前述の一般的に伸縮性の高い糸に被覆したSCY(Single Covering Yarn)及び/又はDCY(Double Covering Yarn)等を適用できる。
膝後面サポート部34において第1編組織部36における伸縮糸の割合を削減する方法としては、例えば、通常の設計に対して、第1編組織部36に対応する箇所に伸縮糸を入れずに編成を行うか、編成を行う際に伸縮糸の数を削減する方法を適用してもよく、SCYの中心にあるウレタン糸の太さを細くする方法を適用してもよい。
膝用サポータ10は、第1編組織部36における伸縮糸の割合が削減されることで、膝14を曲げた際に、皺となった第1編組織部36の生地が伸縮力によって膝裏14Aに食い込んでしまうのを抑制できる。また、膝後面サポート部34は、第1編組織部36のみにおいて伸縮糸の割合が削減されることで、着圧が低下するのを抑制できる。
なお、第1編組織部36における伸縮糸の割合の削減は、膝サポート部22の全周に渡って削減されてもよい。この際、第1編組織部36の上側(太腿側サポート部24側)及び下側(脛側サポート部26側)の第2編組織部38における伸縮糸の割合が削減されないことで、第2編組織部38に編み立てられた伸縮糸によって着圧を与えることができて、膝サポート部22における着圧低下を抑制できる。
このような膝後面サポート部34は、サポータ本体20の軸方向における全長Lsに対する膝後面サポート部34の軸方向長さL1の比率RLは、20%以上(20%≦RL)であれば良く、100%以下(20%≦RL≦100%)であってもよい。太腿側サポート部24及び脛側サポート部26において、膝後面サポート部34の上側及び下側部分を狭めることで、比率RLを100%に近づけることが可能となる。
サポータ本体20の全長(長さLs)に対する膝後面サポート部34の軸方向長さL1の比率RLは、20%以上、70%以下(20%≦RL≦70%)であることが好ましく、20%以上、40%以下(20%≦RL≦40%)であることがより好ましい。
サポータ本体20の全長(長さLs)に対する膝後面サポート部34の軸方向長さL1の比率RLを、20%≦RL≦70%とすることで、膝14の周囲に一定の着圧を与えながら、膝裏14Aへの食い込みを的確に改善(抑制)することができる。
また、サポータ本体20の全長(長さLs)に対する膝後面サポート部34の軸方向長さL1の比率RLを、20%≦RL≦40%とすることで、膝14の周囲に一定の着圧を適正に与えることができる。
本実施の形態では、一例として膝用サポータ10において、膝後面サポート部34をサポータ本体20の軸方向に分割する際の分割数mを3としている(図1及び図2参照)。うる。膝後面サポート部34をサポータ本体20の軸方向に分割する際の分割数mは、3以上であればよく、第1編組織部36の両側に第2編組織部38が配置されればよい。
また、分割数mは、150以下(3≦m≦150)であればよいが、分割数mは、100以下(3≦m≦100)であることが好ましく、50以下であることがより好ましい。
膝後面サポート部34に第1編組織部36と第2編組織部38とを交互に配置する際の分割数mが、3≦m≦100であることで、製造の容易さ、膝裏14Aへの食い込み抑制及び一定の着圧を付与できる点で好ましい。また、分割数mが、3≦m≦50であることで、製造の容易さ、膝裏14Aへの食い込み抑制及び一定の着圧を付与できる点でより好ましい。
一方、膝後面サポート部34は、膝関節の表側の中心の位置Xを含まない範囲とされている。これにより、膝前面サポート部32によって膝14の前側に対するフィット感を与えることができる。
図3には、サポータ本体20の膝サポート部22の主要部が、軸方向視の模式図にて示されている。
図3に示すように、サポータ本体20の周方向における膝サポート部22の全周長さをCs、膝後面サポート部34(特に、第1編組織部36)の周方向長さをCaとしたとき、膝サポート部22の全周長さCsに対する膝後面サポート部34の周方向長さCaの比率RWは、30%以上、80%以下(30%≦RW≦80%)であることが好ましく、比率RWは、30%以上、60%以下(30%≦RW≦60%)であることがより好ましい。
膝サポート部22の周方向における全周の周方向長さCsに対する膝後面サポート部34の周方向長さCaの比率RWを、30%≦RW≦80%とすることで、膝14の周囲に一定の着圧を与えることが可能となる。
また、膝サポート部22の周方向長さCsに対する膝後面サポート部34の周方向長さCaの比率RWを、30%≦RW≦60%とすることで、膝14の周囲に一定の着圧を与えながら、膝後面サポート部34が膝裏14Aに食い込むのを抑制できる。
図2に示すように、膝用サポータ10において、膝後面サポート部34を分割して第1編組織部36と第2編組織部38を配置する際、一つの第1編組織部36の軸方向長さLaは、2mm以上、45mm以下(2mm≦La≦45mm)であることが好ましい。第1編組織部36の軸方向長さLaを、2mm以上とすることで、膝14を曲げた際に、第1編組織部36に隣接する第2編組織部38に皺が生じるのを抑制できる。また、第1編組織部36の軸方向長さLaを45mm以下とすることで、膝14を曲げた際に第1編組織部36に生じる皺が太くなって、膝裏14Aに食い込んでしまうのを抑制できる。
このような第1編組織部36の軸方向長さLaのサポータ本体20の軸方向長さLsに対する比率RLは、1.3%≦RL≦15%であればよい。
また、膝用サポータ10において、膝後面サポート部34を分割して第1編組織部36と第2編組織部38を配置する際、第2編組織部38の軸方向長さLbは、2mm以上(2mm≦Lb)であればよい。第2編組織部38の軸方向長さLbを2mm以上とすることで、膝14を曲げた際に、第2編組織部38が膝裏14Aに食い込むのを抑制できる。
このような第2編組織部38の軸方向長さLbのサポータ本体20の軸方向の軸方向長さLsに対する比率RMは、1.3%≦RMであればよい。
膝用サポータ10において、第1編組織部36の軸方向長さLa(幅)と第2編組織部38の軸方向長さLb(幅)との間では、第1編組織部36の軸方向長さLaよりも、第2編組織部38の軸方向長さLbが大きい(La<Lb)ことが好ましい。この際、第2編組織部38の軸方向長さLbに対する第1編組織部36の軸方向長さLaの比RAは、0.01≦RA<0.5の範囲であることが好ましい。
膝用サポータ10において、膝後面サポート部34の編み立ての厚さtは、0.3mm以上、10mm以下(0.3mm≦t≦10mm)であることが好ましい。膝後面サポート部34の厚さtを、0.3mm≦t≦10mmとすることで、膝用サポータ10の膝サポート部22において、着圧の付与機能及び膝裏14Aへの食い込み抑制の機能を両立できる。
また、膝用サポータ10は、第2編組織部38の厚さtbを、1.0mm以上、10mm以下(1.0mm≦tb≦10mm)とし、第1編組織部36の厚さtaを、0.3mm以上、5mm以下(0.3mm≦ta≦5mm)とすることが好ましい。
膝用サポータ10において、第2編組織部38の厚さtbを、1.0mm≦tb≦10mmとし、第1編組織部36の厚さtaを、0.3mm≦ta≦5mmとすることで、屈曲のしやすさ(膝14の動きやすさ)及び膝14を曲げた際の食い込みの抑制を図ることができて、着用時の快適性を向上できる。
また、膝用サポータ10において、適切な着圧の付与と耐久性の維持の観点から、第1編組織部36の厚さtaは、第2編組織部38の厚さtbよりも小さい(薄い)ことが好ましい。第1編組織部36の厚さtaに対する第2編組織部38の厚さtbの比RBとしては、1<RB≦33であることが好ましい。
膝用サポータ10において、第2編組織部38の面積が狭くなることで第2編組織部38の着圧が高くなると、第2編組織部38が膝裏14Aに食い込んでしまうことが考えられる。ここから、第2編組織部38は、厚さtbよりも軸方向長さLaが大きい(tb<Lb)ことが好ましく、軸方向長さLbに対する厚さtbの比RCは、0.2<RC<0.5であることが好ましい。これにより、第2編組織部38が膝裏14Aに食い込むのを抑制できる。
また、第2編組織部38の間において第1編組織部36が着用者の体(膝裏14A側)に接する部分が、膝14の屈曲動作によって第2編組織部38の間に挟まれてしまうことが考えられる。
ここで、第2編組織部38の厚さtbを、第1編組織部36の軸方向長さLaよりも大きくする(La<tb)ことで、第1編組織部36が着用者に接して部分(皮膚など)が第1編組織部36の両側の第2編組織部38の間に挟まれてしまうのを抑制できる。即ち、第1編組織部36の軸方向長さLaに対する第2編組織部38の厚さtbの比RDは、1を越えている(1<RD)ことが好ましい。
なお、本実施の形態では、膝用サポータ10を例に説明した。しかしながら、関節用サポータが用いられる関節としては、膝関節、肘関節、橈骨手根関節等が挙げられる。関節膝関節、肘関節、及び橈骨手根関節は、他の関節に較べてより広い可動範囲を有する関節である。関節用サポータは、これら関節膝関節、肘関節、及び橈骨手根関節が大きく曲げられた場合にも、関節の裏側(曲がり側)に食い込みが生じるのを抑制できるので、着用者に不快感が生じるのをできて、良好な装着感が得られる。
10 膝用サポータ
20 サポータ本体
22 膝サポート部
24 太腿側サポート部
26 脛側サポート部
32 膝前面サポート部
34 膝後面サポート部
36 第1編組織部
38 第2編組織部

Claims (17)

  1. 筒状に形成され関節を含む所定範囲をサポートするサポータ本体と、
    前記サポータ本体において、前記関節の屈曲側に配置され、周囲よりも厚さが薄くされて編み立てられた第1編組織部、及び前記第1編組織部よりも厚さが厚く編み立てられた第2編組織部を含む関節後面サポート部と、
    を備える関節用サポータ。
  2. 前記関節後面サポート部は、周方向に編み立てられる伸縮糸の割合が、前記第2編組織部より前記第1編組織部が少ない請求項1記載の関節用サポータ。
  3. 前記関節後面サポート部は、前記サポータ本体の軸方向において、前記第1編組織部の両側に前記第2編組織部が配置されている、請求項1又は請求項2記載の関節用サポータ。
  4. 前記関節後面サポート部は、前記サポータ本体の軸方向において分割数が3以上とされて、前記第1編組織部と前記第2編組織部とが交互に配置された請求項1から請求項3の何れか1項記載の関節用サポータ。
  5. 前記関節後面サポート部は、関節後側の中心位置を含み、かつ、前記サポータ本体の軸方向において前記サポータ本体の全長に対する前記関節後面サポート部の軸方向長さの比率が20%以上である請求項1から請求項4の何れか1項記載の関節用サポータ。
  6. 前記関節後面サポート部は、前記軸方向長さの比率が70%以下である請求項5記載の関節用サポータ。
  7. 前記関節後面サポート部は、前記軸方向長さの比率が40%以下である請求項6記載の関節用サポータ。
  8. 前記サポータ本体の軸方向における前記第1編組織部の軸方向長さが2mm以上、45mm以下である請求項1から請求項7の何れか1項記載の関節用サポータ。
  9. 前記サポータ本体の軸方向における前記第2編組織部の軸方向長さが2mm以上である請求項8記載の関節用サポータ。
  10. 前記関節後面サポート部は、前記関節の表側の中心位置が除かれている請求項1から請求項9の何れか1項記載の関節用サポータ。
  11. 前記関節後面サポート部は、前記サポータ本体の周方向において前記サポータ本体の全周長さに対する前記関節後面サポート部の周方向長さの比率が30%以上である請求項1から請求項10の何れか1項記載の関節用サポータ。
  12. 前記関節後面サポート部は、前記周方向長さの比率が80%以下である請求項11記載の関節用サポータ。
  13. 前記関節後面サポート部は、前記周方向長さの比率が60%以下である請求項12記載の関節用サポータ。
  14. 前記サポータ本体の軸方向における前記第2編組織部の軸方向長さに対する該第2編組織部の厚さの比RCが、0.2<RC<0.5である請求項1から請求項13の何れか1項記載の関節用サポータ。
  15. 前記第2編組織部の編み立て厚さの寸法は、前記サポータ本体の軸方向における前記第1編組織部の軸方向長さの寸法よりも大きい請求項1から請求項14の何れか1項記載の関節用サポータ。
  16. 前記関節後面サポート部は、編み立ての厚さが、0.3mm以上、10mm以下である請求項1から請求項13の何れか1項記載の関節用サポータ。
  17. 前記第1編組織部は、編み立ての厚さが1.0mm以上、10mm以下とされ、
    前記第2編組織部は、編み立ての厚さが0.3mm以上、5mm以下とされている請求項16記載の関節用サポータ。
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