JP2019108293A - 香水組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、エチルアルコールを含まない、又は当該含有量を極力控えた香水組成物の作製が試みられている。
この問題に対し、特許文献1では、特定のジメチルポリシロキサンに、2−メチル2−メトキシプロパノール、3−メチル3−メトキシブタノール、4−メチル4−メトキシペンタノール、5−メチル5−メトキシヘキサノールから選ばれるアルコール誘導体を配合することで、香料溶解性に優れ、使用感にも優れるノンアルコール香水組成物を開示している(特許文献1)。しかしながら、前記アルコール誘導体には特有の臭いを有するものがあり、香気への影響という課題を残している。
[1]香水用香料を5−30質量%、揮発性イソパラフィン及び/又は揮発性シリコーンからなる揮発性溶媒を40−95質量%、及び、エステル油からなる相溶性向上剤を0−30質量%、含むことを特徴とする香水組成物。
[2]前記揮発性溶媒としてイソドデカンを含むことを特徴とする、前記[1]に記載の香水組成物。
[3]前記揮発性溶媒としてトリシロキサンを含み、且つ、前記相溶性向上剤としてジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール及び/又は安息香酸C12−C15アルキルエステルを組成物中5−30質量%含むことを特徴とする、前記[1]に記載の香水組成物。
[4]前記香水用香料が精油である、前記[1]−[3]のいずれかに記載の香水組成物。
[5]エチルアルコールを含まないことを特徴とする、前記[1]−[4]のいずれかに記載の香水組成物。
[6] 前記香水用香料として、0.5−5質量%のp‐メンタン‐3,8‐ジオールと、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、及びシトロネロールから選ばれる1種以上の合成香料を含むことを特徴とする、前記[1]−[5]のいずれかに記載の香水組成物。
[7]前記香水用香料として、0.5−5質量%のp‐メンタン‐3,8‐ジオールと、ウイキョウ、ローズマリー、及びコリアンダーの精油から選ばれる1種以上の精油を含むことを特徴とする、前記[1]−[5]のいずれかに記載の香水組成物。
[8] 前記[6]または[7]のいずれかに記載の香水組成物からなる吸血害虫忌避剤。
本発明により、従来のエチルアルコールに代えて、揮発性イソパラフィン及び/又は揮発性シリコーンを溶媒とした香水組成物が提供される。
本発明に用いられる香料は、天然香料、合成香料のいずれでもよく、また、これらの香料を任意の香りが得られるように調合した調合香料も用いることができる。天然香料は、精油や樹脂に代表される植物性天然香料、及び、ムスク、シベット、カストリウム、アンバーグリス等に代表される動物性天然香料のいずれであってもよい。このうち、本発明には植物性天然香料を好適に用いることができ、特に好ましくは精油である。
また、この場合における前記合成香料の配合量は、香水組成物中、酢酸ベンジルが0.05−2質量%、酢酸リナリルが1−10質量%、シトロネロールが0.4−3質量%であってよい。
ウイキョウ(フェンネル(Fennel)とも呼ばれる)は、平安時代に中国から渡来し、健胃整腸、鎮痛、去痰効果や生理痛の緩和効果を奏する漢方薬として利用されている植物である。ウイキョウの精油は、ミドルノートで甘さとスパイシーさを備えたフローラル調の香りを基調とする。
ローズマリーもミドルノートで、強いフレッシュなハーブ調の香りを基調とする。
コリアンダーは、トップノートで甘くスパイシーな香りを基調とする。
なお、これらの精油は香料として汎用されているものであり、本発明には種々の市販品を用いることができる。
また、この場合における前記精油の配合量は、香水組成物中、ウイキョウ精油が4−16質量%、ローズマリー精油が1−4質量%、及びコリアンダー精油が2.5−10質量%であってもよい。
なお、当該香水組成物では、p‐メンタン‐3,8‐ジオールと前記合成香料または精油以外の香料も配合することができる。
本発明には、揮発性溶媒として、揮発性イソパラフィン及び/又は揮発性シリコーンを用いることができる。揮発性イソパラフィンとしては、イソドデカン(2,2,4,6,6−ペンタメチルヘプタン;引火点48℃)、イソヘキサデカン(2,2,4,4,6,8,8−ヘプタメチルノナン;引火点104℃)等が挙げられる。いずれの化合物も実質的な刺激臭を有さず本発明に好適に使用できるが、引火点がより低いことから、イソドデカンが特に好適である。
揮発性シリコーンとしては、トリシロキサン(オクタメチルトリシロキサン:引火点37℃)、ジシロキサン(引火点4℃)、デカメチルテトラシロキサン(引火点64℃)等が挙げられる。このうち、香気への影響が最も少ない点で、トリシロキサンが特に好適である。さらに、トリシロキサンを用いると、低分子シリコーン特有の優れた使用感(具体的しっとり感、サラサラ感等)を得ることができる。
本発明の香水組成物には、前記揮発性溶媒と香料との相溶性の向上を目的として、両者に対しバインダーとして機能し得るエステル油を配合することができる。当該エステル油(すなわち、相溶性向上剤)としては、多分岐構造を有するエステルや芳香族エステルを好適に用いることができる。前記多分岐構造を有するエステル油としては、多分岐構造を有する脂肪酸とジオールとのジエステル、さらに好ましくは多分岐構造を有する脂肪酸とグリコールとのジエステルが挙げられ、具体的な化合物の例としては、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール等が挙げられる。また、前記芳香族エステルとしては、芳香族カルボン酸エステルが好ましく、例えば、安息香酸と脂肪酸とのエステルを好適に用いることができる。当該安息香酸と脂肪酸とのエステルの例としては、炭素数12−15の脂肪族アルコールとのエステルである安息香酸C12−15アルキルエステル(INCI名:C12-15 Alkyl benzoate)等が挙げられる。
香水組成物中における相溶性向上剤の配合量は、0−30質量%、好ましくは0.5−25質量%、さらに好ましくは2−20質量%である。特に、前記揮発性溶媒として揮発性シリコーンを用いる場合には、相溶性向上剤を0.5質量%以上、好ましくは2−10質量%程度配合することが好ましい。
本発明に係る香水組成物の具体的な態様としては、香料の含有量に応じて、オーデコロン(2−5質量%)、オードトワレ(5−10質量%)、オードパルファン(10−15質量%)、パフューム(15−20質量%の)等が挙げられる(カッコ内は組成物全体に占める香料の含有量)。
本発明の香水組成物には、前述した必須成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料に一般的に用いられる成分を必要に応じて配合することができる。そのような成分としては、例えば、着色剤、安定化剤、pH調整剤、増粘剤、保湿成分、前記必須成分以外の油性成分(油分を含む)等が挙げられる。
本発明に係る香水組成物は、エチルアルコールを実質的に含まないことを特徴とする。さらに、エチルアルコールだけでなく、水も実質的に含まないことが好適である。なお、本明細書における“実質的に含まない”とは、“1質量%以下”の意である。
揮発性イソパラフィンの代表としてイソドデカン、揮発性シリコーンの代表としてトリシロキサンについて、香水組成物に汎用される香料(精油)との相溶性を検討した。香料として、香水用組成物に汎用され、且つ、極性の異なる5種類の代表的な精油(下記香料A〜E)を用いた。以下に、当該精油を極性の低い順に記載し、その香調と代表的な成分を説明する。
香調:ローズ系
代表的な成分:Phenylethylalcohol、Citronellol、Beta ionone等
・香料B
香調:ローズシュプレー系
代表的な成分:Bergamot essential oil bergapten free、Is-3-hexenyl saliciate、Lemone essential oil citrapten free等
・香料C
香調:フローラルスパイシー系
代表的な成分:1-81,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-2,3,8,8,-tetramethyl-2-naphthyl)-1-one、Alpha-iso-methylionone methyl dihydrojasmonate、Omega-pentadecalactone等
・香料D
香調:フローラルシトラス系
代表的な成分:1-81,2,3,4,5,6,7,8-octahydro-2,3,8,8,-tetramethyl-2-naphthyl)-1-one、Hexahydrohexamethyl cyclopentabenzopyran、2.2-Dimethl-3-8-methyl phenyl)pupanol等
・香料E
香調:フローラルブーケ系
代表的な成分:1,2,3,4,5,6,7,8a-octahydro-2,3,8,8-tetramethyl-2-naphthyl ethanone、Methyl 3-oxo-2-pentylcyclopentaneacetate、4,6,6,7,8,8-Hexamethyl-1,3,4,6,7,8-hexahydrocyclopenta[g]isochromene等
・イソドデカン(マルカゾールR、丸善石油化学株式会社製)
・トリシロキサン(KF-96A-1cs、信越化学工業株式会社製、BELSIL DM1PLUS 旭化成−WACKER社製)
・ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(コスモール525、日清オイリオグループ株式会社製、KAK NDO、高級アルコール工業株式会社製)
・安息香酸C12−C15アルキルエステル(フィンソルブTN、Finetex社製、CRODAMOL AB、クローダジャパン株式会社製)
○:混合物が透明で均一な液状であり、香料との十分な相溶性を有する
△:混合物が濁りのある液状であり、香料との相溶性が不十分である
×:混合物が白濁しており、香料との相溶性が低い
前記相溶性向上剤が、本発明に係る揮発性溶媒と香料との相溶性に及ぼす効果を詳細に解析した。
香料20gに、イソドデカン又はトリシロキサンを段階的に添加し、各添加時点における混合物の状態を前記相溶性の評価基準に従って評価した。当該混合物が白濁した時点で溶媒の添加をやめて、以降は相溶性向上剤(ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール)のみを段階的に添加して、各添加時点における混合物の状態を同様に評価した。イソドデカンについての結果を表4−6に、トリシロキサンについての結果を表7−9に示す。
続いて、本発明に係る溶媒の揮発性について検討した。
10gのイソドデカン、トリシロキサン、又はエチルアルコールを各々シャーレに入れて静置し、常温常圧下で経時に伴う質量の変化を測定した。結果を表10に示す。
これに対し、刺激臭のないイソドデカン及びトリシロキサンでは、エチルアルコールと同レベルの高い揮発性は不要である。表1より、両溶媒とも1時間後には約95%以上が揮発しており、香水組成物の溶媒として適切な揮発性を有していることが明らかとなった。
本発明に係る香水組成物の保存容器に対する浸食性について検討した。
試験例1−6及び2−7の香水組成物を一般的なアトマイザー容器(PET樹脂製)に充填し、40℃暗所又は日光照射下で1ヶ月保存した。その後、香水組成物を除去して当該容器の質量を計測し、保存開始前の容器の質量に対する変化率を計算した。結果を表11に示す。
下記香料Fを用いて、下記処方の香水組成物Pを定法に従って製造した。香水組成物Pは、ウォーターフローラルな香りを有し、オーデコロンとしても使用できるものである。
・香料F
成分 配合量(質量%)
p‐メンタン‐3,8‐ジオール 50.0
下記成分を合わせて 50.0
酢酸ベンジル
酢酸リナリル
シトロネロール
その他
計 100.00
・香水組成物P
成分 配合量(質量%)
香料F 4.0
イソドデカン 94.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 2.0
計 100.0
・試験方法
温度26.4℃、湿度74%の試験室において、合網性ケージ(30cm×30cm×30cm)を2つ用意し、各ケージ内にヒトスジシマカのメス成虫を放した(50匹/ケージ)。同一被験者の左腕を試験区、右腕を対照区とし、スプレーを用いて左腕の肘から指先までの領域に香水組成物P(約5mL)を均一にムラなく塗布した。右腕(対照区)は無処理とした。
その後、右腕・左腕を前記ケージ内にそれぞれ挿入した(=試験開始)。試験開始から30分後に腕をケージから出し、ケージ内のヒトスジシマカを冷凍により殺虫した。
殺虫されたヒトスジシマカをろ紙上で潰し、吸血の有無を判定した。対照区における吸血阻害率を、下記式(1)に従って算出した。なお、下記式において“吸血虫数”とは、吸血が確認されたヒトスジシマカの総数を表す。
上記試験を2回行い、得られた結果を表12に示す。
なお、対照区では腕をケージ内に挿入するとすぐに吸血反応が観察されたのに対し、試験区では蚊が腕を避けるように激しく飛び交っていた。さらに、試験区では、数匹の蚊が腕に止まっても吸血せずにすぐに飛び立つ様子が観察された。
よって、p‐メンタン‐3,8‐ジオールと、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、及びシトロネロールから選ばれる1種以上の合成香料を香料として含む香水組成物を肌に塗布すると、蚊の皮膚への接触をほぼ阻止することができ、吸血を完全に阻止できることが示された。
実施例5で製造した香水組成物Pについて、JIS L1920「繊維製品の防ダニ性能試験方法 忌避試験 侵入阻止報」を参考として、下記方法により、蚊に対する忌避効果を検討した。
・試験方法
直径4cmの円形ろ紙を2枚用意し、片方には香水組成物P(約0.4mL)をスプレーし(試験区)、もう一方は無処理とした(対照区)。各ろ紙を直径4cmのガラスシャーレの底部に設置し、その中央部分に誘因餌(マウス用飼料とビール酵母の等量混合物を粉砕したもの、50mg)を置いた。
約10,000匹のヤケヒョウヒダニを含むダニ培地(約0.3g)を直径9cmのガラスシャーレ内に均一に投入し、前記ろ紙を設置したガラスシャーレをその上に重ねた。当該ガラスシャーレセットを、湿度保持用の飽和食塩水とともに粘着シートを添付したタッパー容器に入れ、蓋をして25℃の恒温器に入れた。
24時間後に前記タッパー容器を恒温器から出し、前記4cmシャーレ内のろ紙上に侵入していたダニの数を顕微鏡観察により計測した。この実験を5回反復して実施し、対照区における忌避率を、下記式(2)に従って算出した。なお、下記式における“ダニ数”はいずれも、5回の反復実験で得られたダニ数の総和を表す。
得られた結果を表13に示す。
よって、香料として、p‐メンタン‐3,8‐ジオールと、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、及びシトロネロールから選ばれる1種以上の合成香料を含む香水組成物を塗布すると、ダニの侵入をほぼ阻止できることが示された。
下記香料Gを用いて、表14に記載した処方の香水組成物Q−1〜Q−4を定法に従って製造した。
・香料G
成分
ウイキョウ精油
ローズマリー精油
コリアンダー精油
その他
上記成分を合わせて 100.00
(表14)
配合量(%)
香水組成物 p‐メンタン‐3,8‐ジオール 香料G その他の成分
Q−1 2.0 0.0 98.0
Q−2 2.0 2.0 96.0
*その他の成分の内訳は以下の通り;
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 5.0%
トリシロキサン 残余
(表15)
香水組成物 蚊に対する忌避効果 ダニに対する忌避効果
Q−1 85.0 79.0
Q−2 100.0 91.0
よって、p‐メンタン‐3,8‐ジオールと、ウイキョウ、ローズマリー、及びコリアンダーの精油から選ばれる1種以上の精油を組み合わせると、p‐メンタン‐3,8‐ジオールの蚊に対する忌避効果が大幅に上昇して、忌避効果に非常に優れる香水組成物が得られることが示された。
よって、p‐メンタン‐3,8‐ジオールと、ウイキョウ、ローズマリー、及びコリアンダーの精油から選ばれる1種以上の精油を組み合わせると、p‐メンタン‐3,8‐ジオールのダニに対する忌避効果が大幅に上昇して、非常に高い忌避効果を有する香水組成物が得られることが示された。
[実施例8]
成分 配合量(質量%)
香料A 20.0
イソドデカン 80.0
酸化防止剤 適量
計100.0
[実施例9]
成分 配合量(質量%)
香料C 20.0
イソドデカン 66.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 14.0
酸化防止剤 適量
計100.0
[実施例10]
成分 配合量(質量%)
香料D 20.0
イソドデカン 56.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 24.0
酸化防止剤 適量
計100.0
[実施例11]
成分 配合量(質量%)
香料A 20.0
イソドデカン 40.0
トリシロキサン 40.0
酸化防止剤 適量
計100.0
[実施例12]
成分 配合量(質量%)
香料C 20.0
トリシロキサン 76.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 4.0
酸化防止剤 適量
計100.0
[実施例13]
成分 配合量(質量%)
香料C 20.0
イソドデカン 67.0
トリシロキサン 5.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 8.0
酸化防止剤 適量
計100.0
[実施例14]
成分 配合量(質量%)
香料F 5.0
イソドデカン 88.0
メンタンジオール 2.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 5.0
計100.0
[実施例15]
成分 配合量(質量%)
香料G 5.0
トリシロキサン 83.0
メンタンジオール 2.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 10.0
計100.0
Claims (8)
- 香水用香料を5−30質量%、
揮発性イソパラフィン及び/又は揮発性シリコーンからなる揮発性溶媒を40−95質量%、及び
エステル油からなる相溶性向上剤を0−30質量%、
含むことを特徴とする香水組成物。 - 前記揮発性溶媒としてイソドデカンを含むことを特徴とする、請求項1に記載の香水組成物。
- 前記揮発性溶媒としてトリシロキサンを含み、且つ、前記相溶性向上剤としてジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール及び/又は安息香酸C12−C15アルキルエステルを組成物中5−30質量%含むことを特徴とする、請求項1に記載の香水組成物。
- 前記香水用香料が精油である、請求項1−3のいずれかに記載の香水組成物。
- エチルアルコールを含まないことを特徴とする、請求項1−4のいずれかに記載の香水組成物。
- 前記香水用香料として、0.5−5質量%のp‐メンタン‐3,8‐ジオールと、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、及びシトロネロールから選ばれる1種以上の合成香料を含むことを特徴とする、請求項1−5のいずれかに記載の香水組成物。
- 前記香水用香料として、0.5−5質量%のp‐メンタン‐3,8‐ジオールと、ウイキョウ、ローズマリー、及びコリアンダーの精油から選ばれる1種以上の精油を含むことを特徴とする、請求項1−5のいずれかに記載の香水組成物。
- 請求項6または7に記載の香水組成物からなる吸血害虫忌避剤。
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