JP2019107892A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のMFPを備えた印刷システムの全体構成を示す図である。第1実施形態の印刷システム1は、図1に示すように、ホストコンピュータ(以下、PCとする)100と、PC100にネットワーク300を介して接続可能なMFP200と、を備えている。この印刷システム1では、PC100とMFP200とが双方向インターフェースを介して通信する。双方向インターフェースは、LANやUSBなどの有線であっても、無線LANなどの無線であってもよい。
図2は、MFP200の電源制御のブロック図である。
図3は、本発明の第1実施形態に係るMFPの詳細を示したハードブロック図である。
次に、NIC305の詳細について説明する。
図4は、MFP200内のタイマ部309の構成を説明するためのブロック図である。次に、図4を参照して、タイマ部309の構成を詳細に説明する。タイマ部309は、I/F1101と、設定レジスタ1102と、シャットダウンタイマ1104と、DeepSleepタイマ1105と、DeepSleep復帰日時比較器1106と、RTC1107と、を有している。
図5は、上記したタイマ部309のタイマ設定レジスタ1102を説明するための図である。タイマ設定レジスタ1102は、シャットダウン移行時間設定値1301、DeepSleep移行時間設定値1302、DeepSleep復帰日時設定値1303、及びSleep移行時間設定値1304などの設定値を有する。シャットダウン移行時間設定値1301は、MFP200がDeepSleep状態204からPowerOff状態201に移行するまでの時間(シャットダウン移行時間(第1移行時間))を示す。MFP200がDeepSleep状態204のままシャットダウン移行時間が経過すると、MFP200は、DeepSleep状態204からPowerOff状態201に移行する。このシャットダウン移行時間は、後述する設定画面(図6参照)を用いてユーザにより設定される時間である。DeepSleep移行時間設定値1302は、MFP200がSleep状態203からDeepSleep状態204に移行するまでの時間(ディープスリープ移行時間)を示す。MFP200がDeepSleep状態204のままディープスリープ移行時間が経過すると、MFP200は、Sleep状態203からDeepSleep状態204に移行する。DeepSleep復帰日時設定値1303は、DeepSleep復帰日時比較器1106が比較する日時を記憶するメモリである。このDeepSleep復帰日時設定値1303により設定される日時は、特定動作を実行する日時である。なお、本実施形態では、当該特定動作をDeepSleep復帰日時設定値1303により設定される日時に実行する例について説明したが、当該特定動作は、所定時間間隔で実行するように制御することも可能である。当該Sleep移行時間設定値1304は、MFP200がNormal状態201からSleep状態203に移行するまでの時間(スリープ移行時間)を示す。MFP200がSleep状態203のままスリープ移行時間が経過すると、MFP200は、Sleep状態203からDeepSleep状態204に移行する。なお、図5では、上記した各設定値1301〜1304に対応するアドレスを記載しているが、本発明は、これらのアドレスの値に限定ないことは言うまでもない。
図6は、本発明の第1実施形態に係るMFP200の操作部40を示した図である。次に、図6を参照して、操作部40の詳細を説明する。この操作部40は、各種設定情報などを表示する表示部1210と、ユーザによって操作される各種のキーを有する入力部1220と、を備えている。
図7は、本発明の第1実施形態に係るMFP200の電力状態の状態遷移図である。
MFP200がDeepSleep状態204の場合、NIC305は、代理応答を行うことが可能である。図8に示したフローチャートは、図2のROM321またはRAM322に記憶されたプログラムに相当し、MFP200がDeepSleep状態204の場合に、当該プログラムがNIC305のCPU320上で実行される。ここで、図8を参照して、MFP200がDeepSleep状態204の場合における、NIC305の動作を説明する。
図9は、第1実施形態に係るMFP200がDeepSleep状態204に移行する処理、およびDeepSleep状態から復帰する処理を示すフローチャートである。図9に示したフローチャートは、図2のROM321またはRAM322に記憶されたプログラムに相当し、当該プログラムは、CPU301上で実行される。
次に、上記したS502において、タイマ部309が初期化されて、シャットダウンタイマ1104のカウントが開始された場合のタイマ部309の動作について説明する。MFP200の電力状態が、DeeepSleep状態204に移行したとき、CPU301への電力供給が停止されている。一方、DeepSleep状態204では、タイマ部309への電力供給が継続されているので、DeepSleep状態204においても、タイマ部309は、図10のフローチャートに基づく処理を実行することができる。なお、図10のフローチャートは、タイマ部309内の論理回路で実行されるか、もしくは、タイマ部309内のCPU(図示せず)で実行される。
次に、図9に戻って、DeepSleep状態204であったMFP200が、DeepSleep状態204から復帰したときの処理について説明する。
図11は、MFP200の電力状態の遷移のようすを時系列に示したタイムチャートである。次に、図11を参照して、第1実施形態のMFP200の電力状態の遷移のようすを説明する。なお、第1実施形態では、タイマ部309の設定レジスタ1102に、以下の値が設定されている。
Sleep移行時間設定値1304:15分(Normal状態202からSleep状態に移行するまでの時間(以下、適宜、T1とする)
DeepSleep移行時間設定値1302:1時間(Sleep状態203からDeepSleep状態204に移行するまでの時間(以下、適宜、T2とする)
シャットダウン移行時間設定値1301:3時間(DeepSleep状態204からPowerOff状態201に移行するまでの時間(以下、適宜、T3とする)
本実施形態では、MFP200が特定の復帰要因でDeepSleep状態204からSleep状態203に移行したとしても、シャットダウンタイマ1104のカウントが停止されない。よって、DeepSleep状態204に移行した時刻Tcから、シャットダウン移行時間設定値1301が示す時間T3の経過後に、MFP200をPowerOff状態201に移行することができる。これにより、MFP200がDeepSleep状態から復帰することに起因して、いつまで経ってもMFP200がPowerOff状態201に移行しないという問題が解消される。
なお、上記実施形態では、特定の復帰要因として、NIC304が代理応答できないパケットを受信したこと、を例示したが、本発明の特定の復帰要因は、これに限定されない。
特定動作1:MFP200のスキャナ部10またはプリンタ部20に搭載される搬送ローラー(図示せず)の変形を防ぐために定期的に当該搬送ローラーを回転させる動作
特定動作2:MFP200のスキャナ部10またはプリンタ部20に搭載される感光ドラム(図示せず)または定着器(図示せず)をメンテナンスのために定期的に動作させる動作
操作部40の電源ボタン1221が図示しない検知回路により検知されたこと
タイマ部309からの割り込み処理が発生したこと
FAX部60がFAXを受信したこと
外部I/F331に外部機器が接続されたこと
外部I/F331に接続された非図示のIDカードリーダがIDカードを検知したことであっても良い。
200 MFP
201 PowerOff状態
202 Normal状態
203 Sleep状態
204 DeepSleep状態
301 CPU
304 NIC
309 タイマ
1104 シャットダウンタイマ
1301 シャットダウン移行時間設定値
1302 ディープスリープ移行時間設定値
Claims (1)
- 第1電力状態、前記第1電力状態より消費電力の低い第2電力状態、前記第2電力状態より消費電力の低い第3電力状態となる情報処理装置であって、
時間を計時する計時手段と、
前記情報処理装置が前記第2電力状態の場合に、前記計時手段により第1移行時間が計時されたならば、前記情報処理装置を前記第2電力状態から前記第3電力状態に移行させる第1移行手段と、
前記計時手段により前記第1移行時間が計時される前に、前記情報処理装置を前記第2電力状態から前記第1電力状態に移行させるための移行要因があった場合に、前記情報処理装置を前記第2電力状態から前記第1電力状態に移行させる第2移行手段と、
前記移行要因のうちの第1移行要因で前記第2移行手段が前記情報処理装置を前記第2電力状態から前記第1電力状態に移行させた場合には、前記計時手段が前記第1移行時間を計時するのを停止させ、前記移行要因のうちの第2移行要因で前記第2移行手段が前記情報処理装置を前記第2電力状態から前記第1電力状態に移行させた場合には、前記計時手段が前記第1移行時間を計時するのを停止させない、制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
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