JP2019106847A - 無線端末、無線端末を備えるシステムおよび電子装置 - Google Patents

無線端末、無線端末を備えるシステムおよび電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低消費電力で、寿命が短くなるのを抑制することが可能な無線端末を提供する。【解決手段】無線端末MT_0_0は、電気二重層コンデンサ(EDLC)300と、EDLCに充電を行うスイッチ301と、EDLCに充電された電圧を、センサモジュールSENMODへ給電するDC/DC変換回路302と、スイッチおよびEDLCに接続され、無線の指示に従ってスイッチを制御するプロセッサM_MCUとを備える。プロセッサは、EDLCの保持電圧を監視し、EDLCの保持電圧を第1電圧範囲に維持するようにスイッチを制御する第1モードと、EDLCの保持電圧を第1電圧範囲よりも低い値にするようにスイッチを制御する第2モードとを備え、第1モードおよび第2モードは、無線の指示によって指定される。【選択図】図1

Description

本発明は、無線端末、無線端末を備えるシステムおよび電子装置に関し、例えば現場に設置されている設備を管理するシステムにおいて用いられる無線端末に関する。
例えば工場あるいは発電所等の現場には、多くの設備が設置されている。これらの設備を管理するために、各設備を監視するが、監視は、例えば各設備に設置されているメーター等を目視点検することで行う。設置されている設備が多いため、監視には多大の労力が必要となる。
本発明者らは、目視点検を自動化することを考えた。すなわち、設備に、例えばカメラのようなセンサモジュールを備えた無線端末を設置し、メーターの数値をカメラで撮影する。各無線端末からは、撮影により得られた情報が管理装置に送信されるようにする。これにより、管理装置で集中的に、各設備を監視することが可能となる。また、無線端末とすることで、各無線端末と管理装置との間を接続するケーブルを不要とすることができる。さらに、各無線端末を電池で駆動することで、無線端末用の電源ケーブルおよび電源を不要とすることが可能であり、既に現場に設置されている設備に対して、後から無線端末を設置することも可能である。
無線端末としては、例えば特許文献1および2に記載されているものが知られている。
特開2008−148124号公報 特開2015−12685号公報
設備に無線端末を設置する場合、無線端末は長期間(例えば3年間)の間、メンテナンス不要とすることが望ましい。無線端末が電池駆動であるため、長期間、電池が寿命を維持することができるように、無線端末は低消費電力であることが要求される。一方、無線端末のカメラを動作させたとき、撮影に係わる処理が増加するため、無線端末の消費電力が増加し、電池が供給可能な電力を超えることが考えられる。供給可能な電力を超えた場合、電池の供給電圧が低下することになり、誤動作等が生じる。
本発明者らは、無線端末に容量素子を設け、容量素子に充電を行い、カメラ等の動作によって消費電力が増えるときに、容量素子から電力を供給することを考えた。容量素子から電力を供給するためには、容量素子を予め充電しておくことが必要であるが、充電を行うには時間が必要である。そのため、管理装置からの撮影指示に応答して、容量素子の充電を開始したのでは、撮影が遅れ、例えば数分後に、無線端末から撮影指示に対する応答があると言うような状況が発生することが考えられる。
例えば現場で異常が発生しているような状況では、設備の状態を短い間隔で把握することが望ましい。このような状況においては、撮影指示に対する無線端末の応答を早くすることが望ましい。そのためには、容量素子は、常に充電した状態にしておくことが考えられる。しかしながら、容量素子として、例えば電気二重層コンデンサ(以下、EDLCとも称する)を用いた場合、EDLCの寿命は、温度と保持電圧に依存している。従って、EDLCを充電した状態で保持しておくと、EDLCの寿命が短くなる。その結果として、メンテナンス不要の期間が短くなることが危惧される。
特許文献1には、EDLC(6)、ボタン型電池(3)および電源制御部(2)を備えた小型無線端末が記載されている。しかしながら、特許文献1では、EDLC(6)の寿命が短くなると言う課題が認識されていない。また、特許文献2には、EDLC(20)を備えた車載用蓄電システムが記載されている。車載用であるため、EDLC(20)は、二次電池(10)に接続されており、低消費電力化を意識していない。
本発明の目的は、低消費電力で、寿命が短くなるのを抑制することが可能な無線端末を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態に係わる無線端末は、容量素子と、容量素子に充電を行う充電回路と、容量素子に充電された電圧を、センサモジュールへ給電する給電回路と、充電回路および容量素子に接続され、無線の指示に従って充電回路を制御する制御回路とを備える。制御回路は、容量素子の電圧を監視し、容量素子の保持電圧を第1電圧範囲に維持するように充電回路を制御する第1モードと、容量素子の保持電圧を第1電圧範囲よりも低い値にするように制御する第2モードとを備え、第1モードおよび第2モードは、無線の指示によって指定される。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
低消費電力で、寿命が短くなるのを抑制することが可能な無線端末を提供することができる。
無線によって、第2モードを指定することにより、容量素子の保持電圧を低くすることが可能となるため、容量素子の寿命が短くなるのを抑制することが可能である。一方、第1モードを指定することにより、容量素子の保持電圧を高い状態で維持することが可能であるため、センサモジュールを早いタイミングで動作させることが可能となる。また、センサモジュールが容量素子の保持電圧によって動作するため、無線端末の低消費電力化を図ることが可能である。
実施の形態1に係わる無線端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わるシステムの動作を示すフローチャート図である。 実施の形態1に係わる無線端末におけるEDLCの保持電圧の変化を示す図である。 実施の形態1に係わるシステムの動作を示すフローチャート図である。 実施の形態1に係わる無線端末におけるEDLCの保持電圧の変化を示す図である。 EDLCを充電したときの保持電圧の変化を示す特性図である。 実施の形態1に係わるシステムの動作を示すフローチャート図である。 実施の形態2に係わる無線端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わるシステムの構成を模式的に示した図である。 実施の形態3に係わる無線端末の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は、原則として省略する。
(実施の形態1)
<複数の無線端末を備えるシステム>
まず、複数の無線端末と管理装置を備えるシステムを説明する。ここで、各無線端末は、現場に設置された各設備に設置されており、管理装置は、現場とは離れた管理室に設置されているものとする。
図9は、実施の形態1に係わるシステムの構成を模式的に示した図である。図9において、100は現場を示し、200は現場から離れた場所にある管理室を示している。現場100には、設備(101_0_0)〜(101_2_2)が設置されており、設備(101_0_0)〜(101_2_2)のそれぞれに、対応する無線端末MT_0_0〜MT_2_2が取り付けられている(設置されている)。管理室200には、管理装置201と操作装置202とが設置されている。すなわち、実施の形態1に係わるシステム1は、現場に配置された無線端末MT_0_0〜MT_2_2、管理室200に配置された管理装置201および操作装置202を備えている。
特に制限されないが、この実施の形態においては、無線端末MT_0_0〜MT_2_2と管理装置201とによって、メッシュ型無線通信が実現されている。すなわち、無線端末は、他の無線端末と管理装置201との間で無線通信する際の中継局としても機能する。これにより、無線端末と管理装置との間を接続するケーブルの敷設を不要としている。なお、同図において、一点鎖線ML1は、無線端末間および無線端末と管理装置201間の無線通信を模式的に示している。
設備(101_0_0)〜(101_2_2)には、上記したように対応した無線端末が取り付けられているが、設備に応じた無線端末が取り付けられている。無線端末MT_0_0〜MT_2_2のそれぞれは、センサモジュールとセンサモジュールに接続された電子装置とを備えており、無線端末は、対応する設備に応じて、センサモジュールの種類が変更されている。
例えば、設備(101_0_0)が、メーターによって設備(101_0_0)の状況を表示する場合、対応する無線端末MT_0_0は、センサモジュールとしてカメラを備えている。設備(101_0_0)のメーターを、無線端末MT_0_0のカメラが撮影し、無線端末MT_0_0は、撮影した画像に基づいた情報を無線で、管理装置201へ送信する。また、設備(101_1_0)は、例えば音声によってその設備の状況を通知する。この場合、対応する無線端末MT_1_0は、センサモジュールとしてマイクを備えている。無線端末MT_1_0は、設備(101_1_0)の発する音声をマイクで集音し、音声認識で認識し、認識した情報を無線で管理装置201へ送信する。また、設備(101_2_0)は、例えば振動で状況を通知する。この場合、対応するセンサモジュールは振動センサを備える。このように、無線端末は、対応する設備に応じたセンサモジュールを備えている。
管理装置201は、特に制限されないが、通信モジュールC_RFMOD、メモリMEMおよびプロセッサC_MCUを備えている。通信モジュールC_RFMODは、無線端末MT_0_0〜MT_2_2との間で無線の送受信を行うモジュールである。また、通信モジュールC_RFMODは、操作装置202との間でも無線通信ML2によって情報の送受信を行う。プロセッサC_MCUは、プログラムに従って所定の処理を実行する。処理を実行する際にプロセッサC_MCUはメモリMEMを利用する。例えば、プロセッサC_MCUは、演算処理の際に演算情報の一時的な格納や通信モジュールC_RFMODからの情報を処理する際の一時的な情報保存にメモリMEMを用いる。
無線端末MT_0_0〜MT_2_2からの情報を、通信モジュールC_RFMODが受信すると、受信した情報は、プロセッサC_MCUによって処理され、無線通信ML2によって、操作装置202の画面CNT_Mに表示される。また、操作装置202の入力装置(例えば、キーボード等)CNT_Tによって入力された指示は、無線通信ML2によって管理装置201に伝えられる。プロセッサC_MCUは、伝えられた指示を、通信モジュールC_RFMODによって、無線に変換し、無線端末へ送信する。
無線端末MT_0_0〜MT_2_2のそれぞれは、個別に識別情報を備えている。無線端末から管理装置201へ情報を送信する場合、無線端末は、対応する識別情報を、送信する情報に付加して送信する。管理装置201においては、受信した情報に含まれる識別情報を基にして、情報を送信した対象の無線端末を特定する。同様に、管理装置201が、指示を無線端末に送信する際には、送信先(対象)の無線端末の識別情報を付加して送信する。無線端末においては、受信した指示に含まれる識別情報に基づいて、自分宛の指示か否かを判定し、自分宛の指示であれば、指示に従った処理を実行する。これに対して自分宛の指示でない場合には、指示を破棄する。
<無線端末>
図1は、実施の形態1に係わる無線端末の構成を示すブロック図である。無線端末MT_0_0〜MT_2_2は、上記したように対応する設備によってセンサモジュールが異なるが、センサモジュールを除いた電子装置の構成は、互いに類似している。そのため、ここでは、無線端末MT_0_0を代表例として、無線端末を説明する。
同図において、SENMODは、無線端末MT_0_0のセンサモジュールを示し、M_APPは、無線端末MT_0_0の電子装置を示している。同図に示すように、センサモジュールSENMODと電子装置M_APPは接続されている。
無線端末MT_0_0のセンサモジュールSENMODは、特に制限されないがカメラと画像処理装置とを備えている。画像処理装置は、カメラが撮影した画像を処理して、出力する。上記したように、カメラは設備のメーターを撮影するため、画像処理装置は、撮影した画像からメーターの値を識別できるように画像処理を行い、識別したメーターの値を、画像の情報として出力する。
電子装置M_APPは、プロセッサM_MCU、通信モジュールM_RFMOD、DC/DC変換回路(直流電圧変換回路)302、電圧レギュレータ303、定電流ダイオード304および電池305を備えている。また、電子装置M_APPは、EDLC300およびスイッチ301を備えている。
電池305は、接地電圧Vsと定電流ダイオード304のアノードとの間に接続され、定電流ダイオード304のカソードは、DC/DC変換回路302の入力ノードと電圧レギュレータ303の入力ノードに接続されている。DC/DC変換回路302の出力ノードは、センサモジュールSENMODの電源に接続され、電圧レギュレータ303の出力ノードは、通信モジュールM_RFMODの電源に接続されている。また、定電流ダイオード304のカソードは、スイッチ301を介してEDLC300の一方の電極P1に接続され、EDLC300の他方の電極P2は接地電圧Vsに接続されている。
プロセッサM_MCUは、プログラムに従って動作し、DC/DC変換回路制御信号(以下、DC制御信号とも称する)311、電圧レギュレータ制御信号(以下、RG制御信号とも称する)312およびスイッチ制御信号(以下、充電制御信号とも称する)310を出力する。また、プロセッサM_MCUには、EDLC300の一方の電極P1における電圧が、EDLC300の保持電圧VADCとして供給されており、保持電圧VADCによって、プロセッサM_MCUは、EDLC300の保持電圧を把握する。
なお、同図において、符号313は、センサモジュールSENMODとプロセッサM_MCUとの間で送受信される信号を示し、符号314は、通信モジュールM_RFMODとプロセッサM_MCUとの間で送受信される信号を示している。また、符号TIMは、プロセッサM_MCUが内蔵するタイマを示している。
DC/DC変換回路302は、DC制御信号311によって動作が制御される。DC制御信号311によって、DC/DC変換回路302が動作状態となると、DC/DC変換回路302は、入力ノードに供給されている直流電圧の電圧値を変換して、変換により得られた直流電圧を、出力ノードからセンサモジュールSENMODの電源電圧VSENとして出力する。センサモジュールSENMODは、電源電圧VSENが供給されると、動作を開始する。センサモジュールSENMODが動作することにより、センサモジュールSENMODは、メーターの値(画像の情報)を、信号313として出力する。これに対して、DC制御信号311によって、DC/DC変換回路302が非動作状態にされていると、DC/DC変換回路302は、電圧変換を行わず、電源電圧VSENを出力しない。
電圧レギュレータ303は、RG制御信号312によって、その動作が制御される。RG制御信号312によって、電圧レギュレータ303が動作状態にされていると、電圧レギュレータ303は、定電流ダイオード304を介して、入力ノードに供給されている電池305の電圧に基づいて、安定した電源電圧VRFMを通信モジュールM_RFMODの電源電圧として出力する。電源電圧VRFMが、通信モジュールM_RFMODに給電されることにより、通信モジュールM_RFMODは動作する。通信モジュールM_RFMODは、動作することにより、管理装置201(図9)から無線を受信した場合には、受信した情報を信号314として出力する。また、プロセッサM_MCUから、情報が信号314として供給された場合、通信モジュールM_RFMODは、供給された信号314を無線として送信する。RG制御信号312によって、電圧レギュレータ303を非動作状態にすることにより、電源電圧VRFMが出力されなくなるため、通信モジュールM_RFMODが非動作状態となり、低消費電力化を図ることが可能である。
<無線端末の動作モードおよび動作モードの利用>
この実施の形態に係わる無線端末は、対応する設備を監視する動作モードとして2種類の動作モード(第1モードおよび第2モード)を備えている。第1モードは、無線端末の応答を高速化にする動作モード(以下、高速動作モードとも称する)である。また、第2モードは、第1モードよりも応答速度が遅い動作モード(以下、通常動作モードとも称する)である。
迅速に、設備の状況を連続して監視したい場合、例えば異常が発生していると考えられる場合、管理者は、無線端末の高速動作モードを利用する。高速動作モードを利用することにより、無線端末の応答が高速になるため、タイムリーに設備の状況を把握することが可能となる。これに対して、例えば無線端末の消費電力を抑制し、EDLC300の劣化を抑制することを優先させる場合、管理者は、通常動作モードを利用する。
無線端末は、対応する設備の監視が、管理装置201からリクエストされていない期間、待機状態にある。待機状態においては、EDLC300の保持電圧VADCが、所定の電圧範囲(第1電圧範囲)よりも低くなるように制御される。これにより、EDLC300の劣化が、待機状態において進行するのを抑制することが可能となる。例えば、待機状態では、EDLC300に対して充電動作を実行しない。これにより、EDLC300の保持電圧は第1電圧範囲よりも低い接地電圧Vsに近づくことになる。また、待機状態では、EDLC300の充電動作を実行しないため、無線端末の消費電力を低減することが可能となる。なお、EDLC300の保持電圧VADCとは、EDLC300の他方の電極P2を基準とした一方の電極P1の電位を意味している。
高速動作モードを利用する場合、後で図4等を用いて説明するが、管理者は、高速動作モード待機リクエストを入力装置CNT_Tによって管理装置201に発行する。その後、監視(測定)を行いたいタイミングで、管理者は、測定リクエストを入力装置CNT_Tによって管理装置201に発行する。管理装置201は、高速動作モード待機リクエストに応答して、無線端末を待機状態から、センサモジュールSENMOD待機状態に移行させる高速センサ待機リクエストを、無線端末に送信する。また、測定リクエストに応答して、管理装置201は、センサモジュールSENMODを動作させるセンサ動作リクエストを無線端末に送信する。高速動作モードにおいては、高速動作モード待機リクエストを1度発行した後は、任意の回数だけ、測定リクエストを発行することが可能である。これにより、設備を、短時間の間でタイムリーに監視することが可能となる。
通常動作モードを利用する場合も、後で図2等を用いて説明するが、管理者は、通常動作モード待機リクエストを入力装置CNT_Tによって管理装置201に発行する。その後、測定を行いたいタイミングで、管理者は、測定リクエストを入力装置CNT_Tによって管理装置201に発行する。管理装置201は、通常動作モード待機リクエストに応答して、無線端末を待機状態から、センサモジュールSENMOD待機状態に移行させる通常センス待機リクエストを、無線端末に送信する。また測定リクエストに応答して、管理装置201は、センサモジュールSENMODを動作させるセンサ動作リクエストを無線端末に送信する。高速動作モードの場合と異なり、通常動作モードでは、無線端末はセンサモジュールSENMODが動作した後、無線端末は待機状態へ移行する。そのため、管理者は、測定リクエストを1度発行すると、再び監視するためには、通常動作モード待機リクエスト、測定リクエストの順に発行することが要求される。
次に、管理装置201および無線端末の動作を、高速動作モードと通常動作モードの場合ごとに、詳しく説明する。高速動作モードおよび通常動作モードは、待機状態から移行するので、先ず待機状態を説明する。以降では、カメラをセンサモジュールSENMODとして備える無線端末MT_0_0を例にして説明する。
<無線端末の待機状態>
無線端末MT_0_0は、高速動作モードまたは通常動作モードに移行するまで、待機状態にある。待機状態では、プロセッサM_MCU(図1)は、DC制御信号311によって、DC/DC変換回路302を非動作状態にし、充電制御信号310によって、スイッチ301をオフ状態(非導通状態)にする。特に制限されないが、このときプロセッサM_MCUは、RG制御信号312によって、電圧レギュレータ303を動作状態にする。
これにより、センサモジュールSENMODには、電源電圧VSENが給電されず、センサモジュールSENMODは、非動作状態となっている。また、スイッチ301がオフ状態のため、EDLC300は、電池305から電気的に分離され、充電されていない状態となる。一方、通信モジュールM_RFMODには、電源電圧VRFMが給電されているため、待機状態においても、通信モジュールM_RFMODは動作状態となる。待機状態においては、DC/DC変換回路302およびセンサモジュールSENMODが非動作状態となるため、低消費電力化を図ることができる。また、EDLC300の充電も行われていないため、EDLC300の充電に係わる消費電力も抑制することができる。EDLC300は、待機状態においては、自然放電により、蓄積電荷が減少し、EDLC300の保持電圧は小さくなる。これにより、EDLC300の劣化が、待機状態において進行するのを抑制することができる。
管理装置201(図9)が、無線端末MT_0_0を対象として、リクエストを送信すると、無線端末MT_0_0内の通信モジュールM_RFMOD(図1)が、このリクエストを受信し、リクエストに対応した信号を信号314としてプロセッサM_MCUへ出力する。プロセッサM_MCUは、信号314によって示されるリクエストに対応した処理を実行する。例えば、プロセッサM_MCUは、リクエストに対応したプログラムを実行することにより、対応した処理を実行することになる。
<通常動作モード>
図2は、実施の形態1に係わるシステム1の動作を示すフローチャート図である。また、図3は、実施の形態1に係わる無線端末におけるEDLC300の保持電圧(EDLC保持電圧)の変化を示す図である。
図2において、左側に示したフローチャートは、管理装置201の動作を示し、右側に示したフローチャートは、無線端末MT_0_0の動作を示している。また、図3の(1)は、無線端末MT_0_0のフローチャートにおいて、ステップS110のときのEDLC300の保持電圧の状態を表している。同様に、図3の(2)は、ステップS111のときのEDLC300の保持電圧の状態を表し、図3の(3)は、ステップS112のときのEDLC300の保持電圧の状態を表している。
まず、無線端末MT_0_0は、ステップS110で待機状態にあるものとする。この場合、上記したように、EDLC300の保持電圧は、電荷の自然放電により、接地電圧Vsに向かって徐々に低下する。EDLC300の保持電圧が、接地電圧Vsに到達するまでには時間を要する。説明を容易にするために、図3では、自然放電によって、EDLC300の保持電圧は、電圧V1以下になっているものとして説明する。この電圧V1は、例えば、0.5(V)である。
通常動作モードでは、管理者は、上記したように、通常動作モード待機リクエストを発行する(ステップS100)。このリクエストに応答して、管理装置201(図9)は、無線端末MT_0_0に、通常動作モードであることを示す通常センサ待機リクエスト(以降、図面では、リクエストをReq.と記載する)を送信する。この通常センサ待機リクエストを通信モジュールM_RFMOD(図1)が受信すると、通信モジュールM_RFMODは、通常センサ待機リクエストに対応する信号を信号314としてプロセッサM_MCUへ出力する。プロセッサM_MCUは、通常センサ待機リクエストに対応する信号に応答して、無線端末をステップS111のセンサ待機に移行させる。ステップS111において、プロセッサM_MCUは、充電制御信号310により、スイッチ301をオン状態に変更し、EDLC300の充電を開始する。このとき、プロセッサM_MCUは、供給されている保持電圧VADCに基づいてEDLC300の保持電圧を調べる。図示していないが、プロセッサM_MCUは、A/D(アナログ/デジタル)変換回路を備えており、保持電圧VADCをデジタル信号に変換し、保持電圧VADCの電圧変化を調べる。
スイッチ301がオン状態となることにより、EDLC300は、定電流ダイオード304を介した電池305の電圧により充電を開始し、図3の(2)に示すように、保持電圧VADCは、電圧V1から電圧V2に向けて上昇する。プロセッサM_MCUは、保持電圧VADCが、所定の電圧範囲、変化するのに要した時間を、タイマTIMで測定し、充電時間として、信号314により、通信モジュールM_RFMODへ出力する。所定の電圧範囲としては、例えば電圧V1と電圧V2との間の電位差である。この電圧V1は、上記したように例えば0.5(v)であり、電圧V2は例えば3.3(V)である。勿論、所定の電圧範囲は、これに限定されるものではない。通信モジュールM_RFMODは、信号314で通知された充電時間を、管理装置201へ送信する。
ステップS111では、プロセッサM_MCUは、DC制御信号によって、DC/DC変換回路302を非動作状態に維持している。EDLC300が充電され、保持電圧VADCが、例えば電圧V2に到達すると、このEDLC300の保持電圧によって、センサモジュールSENMODを動作させることが可能となる。しかしながら、無線端末は、未だセンサ動作リクエストを受信していないため、センサモジュールSENMODは、リクエストを待機している状態にある。このセンサ待機の期間では、プロセッサM_MCUは、保持電圧VADCが電圧V2を維持するように、充電制御信号310によって、スイッチ301をオン状態にしている。
管理装置201は、無線端末から送信された充電時間に関する情報を用いて、表示装置CNT_Mに、充電時間を表示する。また、管理装置201は、充電時間に関する情報を用いて、EDLC300の劣化状態を判断する。充電時間に関する情報を用いた劣化状態の判断は、後で、図6および図7を用いて説明するので、ここでは詳しく説明しないが、充電時間は、EDLC300の劣化に関する特性を表す特性情報である。
管理者は、表示装置CNT_Mに、充電時間が表示されると、EDLC300の保持電圧は、センサモジュールSENMODを動作させるのに十分な電圧に到達したと判断し、以降、任意のタイミングで、カメラ測定リクエストを発行する。ステップS101で、管理者が、カメラ測定リクエストを発行すると、これに応答して、管理装置201は、センサ動作リクエストを、無線端末MT_0_0宛てに送信する。
無線端末MT_0_0の通信モジュールM_RFMODは、センサ動作リクエストを受信し、センサ動作リクエストに対応した信号を、信号314として出力する。この信号に応答して、プロセッサM_MCUは、ステップS112のセンサ動作となる。すなわち、プロセッサM_MCUは、DC制御信号311によって、DC/DC変換回路302を動作状態にする。スイッチ301は、充電制御信号310によってオン状態が維持されている。そのため、DC/DC変換回路302の入力ノードには、スイッチ301を介して、EDLC300の保持電圧と定電流ダイオード304を介した電池305の電圧が供給され、出力ノードからは、供給された電圧を変換した電源電圧VSENが出力され、センサモジュールSENMODは、電源電圧VSENによって動作し、メーターをカメラで撮影する。カメラによる撮影によって得られた情報は、センサモジュールSENMOD内の画像処理装置で処理され、画像処理により得られた画像の情報が、信号313として、センサモジュールSENMODから出力される。プロセッサM_MCUは、信号313で伝えられた画像の情報を、信号314で通信モジュールM_RFMODに出力する。通信モジュールM_RFMODは、供給された画像の情報を測定結果として、管理装置201へ送信する。
管理装置201では、受信した測定結果を受信データとして、ステップS102においてメモリMEMに保存する。メモリMEMに保存した測定結果は、例えば表示装置CNT_Mに表示される。管理者は、表示装置CNT_Mに表示された測定結果に基づいて、対応する設備の管理をする。
ステップS112では、センサモジュールSENMODが動作するため、EDLC300に蓄積されていた電荷が放電され、図3の(3)に示すように、EDLC300の保持電圧は、電圧V2から電圧V1に向けて低下することになる。
通常動作モードであることを示す通常センサ待機リクエストが、プロセッサM_MCUに供給されていたため、プロセッサM_MCUは、ステップS112でセンサ動作を実行した後、ステップS110を実行する。すなわち、プロセッサM_MCUは、スイッチ301をオフ状態にし、DC/DC変換回路302を非動作状態にする。これにより、無線端末は、センサ動作の状態から待機状態に移行する。待機状態では、スイッチ301をオフ状態であるため、EDLC300は、再び監視に関するリクエストが発行されるまで、再充電されず、保持電圧は次第に低下する。
<高速動作モード>
次に高速動作モードのときの動作を説明する。図4は、実施の形態1に係わるシステム1の動作を示すフローチャート図である。また、図5は、実施の形態1に係わる無線端末におけるEDLC300の保持電圧の変化を示す図である。図4は、図2に類似し、図5は、図3に類似しているため、主に相異点を説明する。
図4においても、図2と同様に、左側に示したフローチャートは、管理装置201の動作を示し、右側に示したフローチャートは、無線端末MT_0_0の動作を示している。
無線端末MT_0_0は、ステップS110において、待機状態にある。待機状態は既に説明しているので、省略する。なお、このときのEDLC保持電圧は、図5の(1)に示している。図5の(1)は、図3の(1)と同じであるので、説明を省略する。
管理者は、ステップS100Uにおいて、高速動作モード待機リクエストを発行する。このリクエストに応答して、管理装置201(図9)は、無線端末MT_0_0に、高速動作モードであることを示す高速センサ待機リクエストを送信する。高速センサ待機リクエストを通信モジュールM_RFMODが受信すると、通信モジュールM_RFMODは、高速センサ待機リクエストに対応する信号を信号314としてプロセッサM_MCUへ出力する。プロセッサM_MCUは、高速センサ待機リクエストに対応する信号に応答して、無線端末をステップS111Uの高速動作センサ待機に移行させる。
ステップS111Uにおいて、プロセッサM_MCUは、ステップS111と同様な動作を行う。すなわち、充電制御信号310により、スイッチ301をオン状態に変更し、A/D変換回路によって、供給されている保持電圧VADCをデジタル信号に変換し、電圧変化を調べる。ステップS111のときと同様に、プロセッサM_MCUは、保持電圧VADCが、所定の電圧範囲で変化するのに要した時間を、タイマTIMで測定し、充電時間として、信号314により、通信モジュールM_RFMODへ出力する。通信モジュールM_RFMODは、信号314で通知された充電時間を、管理装置201へ送信する。このステップS111UのときのEDLC300の保持電圧は、図5の(2)に示すように、時間とともに上昇する。なお、図5の(2)は、図3の(2)と同じである。
ステップS111Uの高速動作センサ待機が、ステップS111のセンサ待機と異なる点は、次のステップS112のセンサ動作が終了したとき、ステップS111Uの高速動作センサ待機が、再度実行される点である。
ステップS111Uにおいて送信された充電時間を、管理装置201が受信し、表示装置CNT_Mに表示されると、通常動作モードのときと同様に、管理者は、任意のタイミングで、カメラ測定リクエストを発行することができる。例えばステップS101Uにおいて、管理者はカメラ測定リクエストを発行する。このリクエストに応答して、管理装置201は、センサ動作リクエストを送信する。
センサ動作リクエストを、無線端末MT_0_0が受信すると、ステップS112において、センサ動作を実行する。このセンサ動作において、プロセッサM_MCUが実行する動作は、図2で説明した動作と同様である。ステップS112におけるEDLC300の保持電圧の変化が、図5の(3)に示されている。図5の(3)は、図3の(3)と同じであるので、説明は省略する。
ステップS112において、プロセッサM_MCUは、信号314によって、メーターの画像に係わる画像の情報を通信モジュールM_RFMODへ供給し、通信モジュールM_RFMODは、供給された画像の情報を、測定結果として管理装置201に送信する。管理装置201は、受信した画像の情報を、ステップS102において、メモリMEMに保存する。通常動作モードの場合と同様に、メモリMEMに保持された測定結果は、表示装置CNT_Mにより表示され、管理者は、表示された測定結果に基づいて、対応の設備の管理を行う。
高速動作モードの場合、ステップS112で撮影が終了すると、ステップS110へ戻らずに、ステップS111Uへ戻る。例えば、プロセッサM_MCUは、画像の情報を通信モジュールM_RFMODへ供給した後、再びステップS111Uを実行する。再びステップS111Uを実行する場合、プロセッサM_MCUは、充電制御信号310によって、スイッチ301がオン状態を継続するようにし、DC制御信号311によって、DC/DC変換回路302が非動作状態となるように制御する。これにより、図5の(3)に示すように、EDLC300の保持電圧は、電圧V1に向けて低下するが、スイッチ301がオン状態となっているため、EDLC300は、電池305によって再び充電され、電圧V2に向かって上昇する。その結果、図5の(4)に示すように、EDLC300の保持電圧は再び上昇することとなる。
すなわち、高速動作モードにおいては、プロセッサM_MCUは、保持電圧VADCを調べながら、EDLC300の保持電圧を、所定の電圧範囲(電圧V1を超えた電圧値と電圧V2の間の電圧範囲)に維持するように、スイッチ301を制御することになる。これに対して、通常動作モードにおいては、プロセッサM_MCUは、センサ動作後、スイッチ301をオフ状態にするため、EDLC300の保持電圧は、第1電圧V1以下に低下する。すなわち、通常動作モードでは、EDLC300の保持電圧は、所定の電圧範囲よりも小さい値に低下することになる。
再びステップS111Uを実行するとき、プロセッサM_MCUは、RG制御信号312によって、電圧レギュレータ303が動作を継続するように制御する。さらに、プロセッサM_MCUは、供給されている保持電圧VADCが、所定の電圧範囲、変化するのに要した時間を、充電時間として通信モジュールM_RFMODによって管理装置201へ送信する。再びステップS111Uが実行されたことにより送信された充電時間を、管理装置201は、受信し、受信した充電時間を、表示装置CNT_Mに表示する。
管理者は、ステップS102において、測定結果を保存した後、表示装置CNT_Mに、再び充電時間が表示されると、任意のタイミングで、再びステップS101Uを実行することが可能となる。すなわち、任意のタイミングで、カメラ測定リクエストを、再び発行することが可能となる。管理装置201は、再びカメラ測定リクエストが発行されると、これに応答して、再びセンサ動作リクエストを送信する。無線端末は、このセンサ動作リクエストを受信すると、ステップS112のセンサ動作を実行することになる。
高速動作モードが終了するまで、無線端末は、ステップS111UとS112を繰り返し、管理装置201は、ステップS101UとS102を繰り返す。
高速動作モードにおいては、ステップS112において、センサ動作を実行した後、ELDC300の保持電圧が、所定の電圧範囲に入るように充電が行われる。そのため、管理者は、タイムリーにカメラ測定リクエストを発行することにより、連続して設備のメーターの状況を確認することが可能である。
高速動作モードを終了する場合には、例えば、カメラ測定リクエストを発行する際に、今回のカメラ測定リクエストで、高速動作モードを終了する旨の高速動作終了リクエストも合わせて発行する。この場合、管理装置201は、高速動作終了リクエストに対応する終了リクエストを、無線端末に送信する。無線端末においては、プロセッサM_MCUが、終了リクエストに応答して、ステップS112のセンサ動作を実行した後、ステップS111Uへは戻らず、ステップS110へ戻るようにする。これにより、通常動作モードの待機状態へ戻るときと同様に、スイッチ301はオフ状態にされる。この結果、図5の(5)に示すように、EDLC300の保持電圧は、電圧V1以下に低下することになる。
<EDLCの劣化状態の判断>
図2および図4で説明したように、管理装置201には、EDLC300を充電する際に、所定の電圧範囲を充電するのに要した時間が充電時間に関する情報として、無線端末から供給される。管理装置201は、この情報に基づいて、表示装置CNT_Mに充電時間を表示する。
EDLC300は、劣化の進行に伴って、その内部抵抗が大きくなると言う特性がある。そのため、充電によるEDLC300の保持電圧の電位変化は、劣化の進行に伴って小さくなる。図6は、EDLC300を充電したときの保持電圧の変化を示す特性図である。同図において、横軸は時間を示し、縦軸は保持電圧を示している。同様の特性図を、図3および図5にも示しているが、図6では、劣化が進行していないときの特性図が正常時として実線で示しており、劣化が進行したときの特性図が劣化時として破線で示している。
電池305によって、EDLC300を充電すると、保持電圧は、電圧V1から電圧V2に向けて上昇する。劣化が進行していなければ、内部抵抗が比較的小さいため、保持電圧は、図6の実線で示すように、急峻に変化し、電圧V2に到達する。これに対して、劣化が進行していると、内部抵抗が大きくなるため、図6に破線で示すように、保持電圧の電圧変化は緩慢になる。そのため、保持電圧が、電圧V1から電圧V2の電圧範囲で変化するのに要した時間から、EDLC300の劣化の進行状況を把握することが可能である。
この実施の形態においては、管理装置201は、充電時間に関する情報から充電時間を把握し、把握した充電時間が一定の時間以内か否かを判定する。判定の結果、一定の時間以内であれば、管理者に対してカメラ測定リクエストの発行を許可する。一方、一定の時間を超えていた場合、管理装置201は、対象の無線端末のメンテナンスを促す指示をする。例えば、EDLC300の劣化が進んでいる旨を、表示装置CNT_Mに、アラームとして表示(発行)する。あるいは、EDLC300の交換時期であることを、表示装置CNT_Mに表示して、管理者に提示するようにしてもよい。
通常動作モードの場合を例にして、図面を用いて、より具体的に説明する。図7は、実施の形態1に係わるシステムの動作を示すフローチャート図である。図7には、図2に比べて、充電時間に係わる情報を受信したときの管理装置201の動作が詳しく示されている。同図において、ステップS120およびS121を除くステップは、図2と同じであるため、ステップS120およびS121を主に説明する。
ステップS120は、管理装置201のステップS100とS101との間で実行される。対象の無線端末MT_0_0から送信された充電時間に関する情報を、管理装置201が受信すると、管理装置201は、ステップS120を実行する。ステップS120において、管理装置201は、受信した情報から充電時間を把握し、一定の時間以内か否かを判定する。
例えば、図6に示すように、時刻t2を定め、充電を開始する時刻t1と時刻t2との間の時間を、一定の時間とする。充電時間は、上記したように、保持電圧VADCが、電圧V1から電圧V2に到達するまでに要する時間である。EDLC300が正常であれば、充電によって、保持電圧が、電圧V1から電圧V2に到達するまでに要する充電時間は、ts−t1となる。一方、EDLC300が劣化している場合には、充電時間は、te−t1となる。
保持電圧の特性が、図6において実線で示したような特性の場合、管理装置201は、ステップS120において、充電時間は一定の時間(t2−t1)以内と判定し、次にステップS101を実行する。すなわち、管理者がカメラ測定リクエストを発行することを許可する。
これに対して、図6において破線で示したような保持電圧の特性の場合、管理装置201は、ステップS120において、充電時間は一定の時間(t2−t1)を超えていると判定し、次にステップS121を実行する。この場合、管理装置201は、ステップS121において、対象の無線端末MT_0_0のメンテナンスを促す。促されたメンテナンスに従って、管理者が、例えばEDLC300を交換することにより、EDLC300の劣化により生じる誤動作を防ぐことが可能となる。
高速動作モードの場合も、同様にして、管理装置201がEDLC300の劣化を判定し、劣化していると判定した場合、管理装置201はメンテナンスを促す。
管理装置201がメンテナンスを促す例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、管理装置201は、把握した充電時間から、EDLC300の劣化の進行度を推定し、推定した進行度を基にして、EDLC300を交換することが望ましい交換時期を推定してもよい。この場合、管理装置201は、推定した交換時期を、表示装置CNT_Mに表示し、例えば推定した交換時期に到達するまでは、管理者に対してカメラ測定リクエストの発行を許可するようにしてもよい。
充電時間を基にしてEDLC300の劣化を判定する動作を、通常動作モードおよび高速動作モードの両方において実行する場合を説明したが、いずれか一方の動作モードにおいて実行するようにしてもよい。また、通常動作モードおよび高速動作モードとは別に劣化判定モードを実装するようにしてもよい。この場合、劣化判定モードにおいては、図7に示したステップS100、S110、S120およびS121のみを実行するようにすればよい。
ステップS120およびS121の処理は、無線端末ではなく、管理装置201が実行する。そのため、これらの処理に伴って、無線端末の消費電力が増加するのを防ぐことが可能である。
<変形例>
図6および図7では、EDLC300を、所定の電圧範囲、充電するのに要する充電時間が、一定の時間以内か否かを判定して、EDLC300の劣化を把握していた。変形例においては、EDLC300を充電する際に、所定の時間において、保持電圧VADCが変化する電位変化を基にして、EDLC300の劣化を把握する。
図7を参照にして説明すると、無線端末MT_0_0は、通常センサ待機リクエストに応答して、EDLC300を充電する。このとき、プロセッサM_MCUは、デジタル信号に変換された保持電圧VADCの電圧値を取得し、タイマTIMによって時間の計測を開始する。タイマTIMによって、時間の計測を開始したときから、所定の時間が経過したタイミングで、再びデジタル信号に変換された保持電圧の電圧値を取得する。時間の計測を開始したときに取得した保持電圧VADCと、所定の時間が経過したときに取得した保持電圧VADCとの差分を、所定の時間の間に、保持電圧が変化した電位変化として算出する。無線端末は、算出した電位変化に係わる情報を、充電時間に係わる情報の代わりに、管理装置201へ送信する。
管理装置201においては、ステップS120において、受信した情報から電位変化を把握し、所定の電位変化と比較する。所定の電位変化に比べて、受信した情報から把握した電位変化が大きい場合には、管理装置201は、ステップS101を実行し、小さい場合には、ステップS121を実行する。図6から理解されるように、劣化が進行すると、特性の変化が緩慢になる。すなわち、保持電圧の電位変化が小さくなる。その結果、EDLC300の劣化が少ない場合には、ステップS101が次に実行されることになり、劣化が進行すると、ステップS121が実行されることになる。
そのため、EDLC300が劣化すると、ステップS121が実行され、対象の無線端末のメンテナンスが促されることになる。
実施の形態1に係わる無線端末MT_0_0においては、電池305として、例えば、出力電圧が3.6(V)の単三型塩化チオニルリチウム電池を用いる。また、定電流ダイオード304として、例えば50(mA)の定電流ダイオードを用い、EDLC300として、例えば1(F)の電気二重層コンデンサを用いる。これにより、センサ待機のときには、1(F)のEDLC300に、3.6(V)から定電流ダイオードの順方向電圧分低い充電電圧が、スイッチ301を介して印加されることになる。また、このとき、EDLC300に供給される充電電流は、定電流ダイオードによって50(mA)に制限される。
一方、センサモジュールSENMODは、カメラとカメラによって撮影された画像を処理する画像処理装置を備えており、例えば3.3(V)の電源電圧VSENで動作する。センサ動作においては、センサモジュールSENMODによって、メーターを撮影し、画像の情報を出力するが、このとき、センサモジュールSENMODが消費する電流は、ピークでは、例えば200(mA)にも到達する。
ステップS112のセンサ動作において、メーターの撮影および画像処理を行うとき、DC/DC変換回路302には、EDLC300の保持電圧も供給されるため、定電流ダイオード304を介して電池305から供給する電流が小さくても、センサモジュールSENMODを動作させることが可能である。すなわち、センサモジュールSENMODを動作させるときに、電池305の消費電流を抑制することが可能である。また、待機状態においては、電池305は、センサモジュールSENMODに電圧を供給していないため、待機状態においても電池305の消費電流を抑制することが可能である。その結果、無線端末のメンテナンス不要の期間を延ばすことが可能である。
なお、センサモジュールSENMODを動作させるとき、電池305およびEDLC300の両方からDC/DC変換回路302へ電圧を給電することを述べたが、EDLC300のみからDC/DC変換回路302へ電圧を給電するようにしてもよい。これにより、電池305の消費電流をさらに抑制し、メンテナンス不要の期間を更に延ばすことが可能となる。定電流ダイオード304は、上記したように、電池305からEDLC300に供給する充電電流を制限するとともに、EDLC300から電池305への放電を防止するように機能する。
管理装置201は、充電時間が、一定の時間を超えていた場合、アラームあるいはEDLC300の交換時期を表示して、管理者に対して通知する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、管理装置201は、充電時間に関する情報を受信する度に、EDLC300の劣化を推定する処理を実行し、推定した劣化からEDLC300の交換時期を求める処理を実行して、交換時期を、管理者へ通知するようにしてもよい。このようにすると、管理者に通知する頻度が増加するが、劣化を推定する処理および交換時期を求める処理および交換時期の表示処理は、無線端末ではなく、管理装置201において実行されるため、無線端末の消費電力が増加するのを防ぐことが可能である。
上記したように、高速動作モードにおいては、EDLC300の保持電圧が所定の電圧範囲に入るように維持される。そのため、EDLC300の劣化が進行することが考えられるが、無線端末の応答性を向上することが可能である。一方、通常動作モードでは、EDLC300の保持電圧は小さくなるため、EDLC300の劣化の進行を遅くすることが可能である。管理者は、例えば緊急時に、高速動作モードを指定することにより、無線端末の応答性を向上させ、連続して対応する設備の状態を監視することができ、緊急時以外では、通常動作モードを指定することにより、EDLC300の劣化の進行を遅くすることが可能である。
この実施の形態では、高速動作モードにおいて、EDLC300が維持している所定の電圧範囲と、充電時間を測定する電圧範囲が同じ場合を例にして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、充電時間を測定する電圧範囲は、上記した所定の電圧範囲よりも小さくてもよい。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係わる無線端末の構成を示すブロック図である。同図は、図1に類似しているため、相異点を主に説明する。この実施の形態に係わる無線端末MT_0_0は、定電流ダイオード304、スイッチ301を備えておらず、DC/DC変換回路400を備えている。また、この実施の形態に係わる無線端末MT_0_0のプロセッサM_MCUは、DC/DC変換回路400を動作状態/非動作状態に制御するDC制御信号401を出力する。
この実施の形態において、DC/DC変換回路400は、昇圧型の直流電圧変換回路によって構成されている(以降、DC/DC変換回路400は昇圧変換回路400とも称する)。一方、DC/DC変換回路302は、降圧型の直流電圧変換回路によって構成されている(以降、DC/DC変換回路302は、降圧変換回路302とも称する)。DC制御信号311とDC制御信号401とを区別するために、以降、DC制御信号401は昇圧制御信号と称し、DC制御信号311は降圧制御信号と称する。
プロセッサM_MCUが、昇圧制御信号401によって、昇圧変換回路400を動作状態にすると、昇圧変換回路400は入力ノードに給電されている電池305の電圧を昇圧して、出力する。一方、降圧変換回路302は、降圧制御信号311によって、動作状態にされると、入力ノードに給電されている電圧を降圧し、降圧により形成した電圧を、電源電圧VSENとして出力する。
待機状態においては、プロセッサM_MCUは、昇圧制御信号401によって昇圧変換回路400を非動作状態にするとともに、降圧制御信号311によって降圧変換回路302を非動作状態にする。これにより、センサモジュールSENMODには、電源電圧VSENが給電されず、EDLC300には、昇圧された電圧が供給されず、EDLC300の充電は行われない。このとき、電圧レギュレータ303はRG制御信号312によって、動作状態にされているため、電圧レギュレータ303は、電池305から給電されている電圧に基づいて、電源電圧VRFMを形成し、通信モジュールM_RFMODに給電している。
高速動作モードまたは通常動作モードにおいて、待機状態からセンサ待機へ移行すると、プロセッサM_MCUは、昇圧制御信号401によって、昇圧変換回路400を動作状態に変更する。このとき、プロセッサM_MCUは、降圧変換回路302を非動作状態に維持する。
電池305は、上記したように、その出力電圧は、例えば3.6(V)である。昇圧変換回路400は、昇圧動作により、給電されている3.6(V)を昇圧し、例えば5.0(V)を出力する。これにより、ELDC300の端子P1、P2間には5.0(V)の電位差が給電され、ELDC300の充電が行われる。
センサ待機からセンサ動作へ移行すると、プロセッサM_MCUは、降圧制御信号311によって、降圧変換回路302を動作状態に変更し、昇圧制御信号401によって、昇圧変換回路400を非動作状態に変更する。これにより、EDLC300の保持電圧が、降圧変換回路302の入力ノードに給電され、降圧動作により形成された降圧電圧が電源電圧VSENとして、センサモジュールSENMODに給電され、センサモジュールSENMODが動作する。
このように、昇圧変換回路400によって昇圧した電圧により、EDLC300を充電することにより、実施の形態1に比べて、EDLC300の充電時間を短縮することが可能である。その結果として、センサ待機の期間を短くすることが可能となる。なお、EDLC300の保持電圧が、5.0(V)となるため、降圧変換回路302は、供給されている保持電圧を、3.3(V)の電源電圧VSENになるように降圧動作を実行することになる。
また、この実施の形態においては、上記した第2電圧V2は、5.0(V)とする。従って、上記した所定の電圧範囲は、0.5(V)を超えた値から5.0(V)の間の電位差である。
この実施の形態においては、センサ動作へ移行するとき、プロセッサM_MCUは、昇圧制御信号401によって、昇圧変換回路400を非動作状態に変更する。これにより、センサ動作の期間において、電池305の消費電流が増加するのを抑制することが可能となる。
高速動作モードの場合には、センサ動作の後で、センサ待機に移行するが、この場合の動作は、上記したセンサ待機と同じである。一方、高速動作モードまたは通常動作モードにおいて、待機状態へ移行する場合には、プロセッサM_MCUは、昇圧制御信号401および降圧制御信号311によって、昇圧変換回路400および降圧変換回路302を非動作状態にする。
なお、センサ動作により、EDLC300の電荷は放電されるが、待機状態へ移行したときに、EDLC300に電荷が残存していた場合、実施の形態2では、例えば降圧変換回路302を介して放電されるようにしてもよい。この場合、センサモジュールSENMODが動作しないように、プロセッサM_MCUが、センサモジュールSENMODを非動作となるように制御するようにしてもよい。実施の形態1の場合には、待機状態に移行すると、スイッチ301がオフ状態となるため、EDLC300の残存電荷は、自然放電によって放電され、EDLC300の保持電圧は、徐々に接地電圧Vsに向かって変化することになる。
ここでは、センサ動作へ移行するときに、昇圧変換回路400を非動作状態に変更する例を説明したが、センサ動作へ移行した後も、昇圧変換回路400を動作状態となるように制御してもよい。
この実施の形態によれば、EDLC300を充電する電圧を高くすることが可能であるため、待機時間の短縮化を図ることが可能である。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3に係わる無線端末の構成を示すブロック図である。この実施の形態においても、無線端末MT_0_0は、電子装置とセンサモジュールを備えている。実施の形態1に係わる無線端末MT_0_0においては、センサモジュールは、センサであるカメラと、カメラで撮影した画像を処理する画像処理装置を備えていた。この実施の形態においては、センサモジュールSENMOD_Cは、センサであるカメラ520とカメラ520と電子装置M_APPとの間を接続するインタフェース521を備えている。カメラ520によって撮影された画像は、インタフェース521を介して、電子装置M_APPに供給され、画像処理は、電子装置M_APPにおいて実行される。
電子装置M_APPは、プロセッサM_MCU、通信モジュールM_RFMOD、電池ボックス305_pd、画像処理用プロセッサPU_MCUおよび電源モジュール500を備えている。プロセッサM_MCUおよび通信モジュールM_RFMODは、実施の形態1および2で説明したプロセッサおよび通信モジュールと同じである。また、プロセッサM_MCUと通信モジュールM_RFMODとの間で送受信される信号314も、実施の形態1および2で説明した信号314と同じである。
電池ボックス305_pdには、電池305が装着され、電池305の電圧が電源モジュール500に給電される。電源モジュール500は、図1で示した定電流ダイオード304、スイッチ301、EDLC300、DC/DC変換回路302および電圧レギュレータ303を備えている。図10において、501は、図1で説明した制御信号310〜312を、纏めて示した制御信号である。電源モジュール500を構成するこれらの構成部品の接続および動作は実施の形態1で説明したのと同じであるため、省略する。
この実施の形態においては、電源モジュール500内の電圧レギュレータ303からの電圧が、プロセッサM_MCU、画像処理用プロセッサPU_MCUおよび通信モジュールM_RFMODに、それぞれの電源電圧として給電される。また、電源モジュール500内のDC/DC変換回路302からの電圧が、センサモジュールSENMOD_C内のカメラ520およびインタフェース521の電源電圧として給電される。
実施の形態1で説明したように、センサ動作のとき、電源モジュール500内のDC/DC変換回路302が、電源電圧VSENをセンサモジュールSENMOD_Cに出力する。これにより、カメラ520およびインタフェース521が動作し、カメラ520で、設備のメーターが撮影され、撮影された画像の情報が、信号511としてインタフェース521を介して画像処理用プロセッサPU_MCUに供給される。画像処理プロセッサPU_MCUは、プロセッサM_MCUからの指示に従って、供給された画像の情報を処理し、画像処理により得られた情報を、信号510としてプロセッサM_MCUへ供給する。プロセッサM_MCUは、信号510に対して処理を実行して、通信モジュールM_RFMODへ供給し、通信モジュールM_RFMODは、プロセッサM_MCUから供給された処理結果を、無線通信ML1によって管理装置201へ送信する。
この実施の形態においても、プロセッサM_MCUは、高速動作モードの場合、センサ動作からセンサ待機に移行し、電源モジュール500内のEDLC300の保持電圧が所定の電圧範囲に入るように制御する。一方、通常動作モードでは、プロセッサM_MCUは、センサ動作から待機へ移行し、EDLC300の充電を実行しない。これにより、EDLC300の劣化を抑制することが可能となるとともに、高速動作モードにおいては、無線端末の応答性の向上を図ることが可能となる。
この実施の形態においては、センサモジュールSENMOD_Cと電子装置M_APPとを、別々に準備し、組立てることが可能である。例えば、電子装置M_APPを製造するメーカと、センサモジュールSENMOD_Cを製造するメーカとが異なっている場合でも、組合せることにより、EDLC300の劣化を抑制し、応答性のよい無線端末を提供することができる。
なお、画像処理用プロセッサPU_MCUは、センサモジュールSENMOD_Cにおいて、インタフェース521とカメラ520との間に設けるようにしてもよい。この場合、画像処理用プロセッサPU_MCUには、カメラ520およびインタフェース521と同様に、電源モジュール500内のDC/DC変換回路302から給電されるようにする。
また、電源モジュール500として実施の形態1に係わる構成を用いる場合を説明したが、これに限定されるものではなく、実施の形態2に係わる構成を、電源モジュール500として用いるようにしてもよい。
上記した実施の形態1〜3では、高速動作モードが指定された場合、プロセッサM_MCUは、EDLC300の保持電圧が、所定の電圧範囲(電圧V1を超える値と電圧V2との間の電圧範囲:第1電圧範囲)に維持されるように、供給されている保持電圧VADCを監視しながら、スイッチ301またはDC/DC変換回路400を制御している。実施の形態2を例にして述べると、プロセッサM_MCUは、保持電圧VADCが0.5(V)を超えた値と5.0(V)との間の第1電圧範囲に保持されるように、DC/DC変換回路400を制御している。これに対して、通常動作モードが指定された場合、プロセッサM_MCUは、センサ動作後、DC/DC変換回路302および400を制御して、EDLC300の保持電圧が、所定の電圧範囲よりも小さい値となるようにしている。これにより、高速動作モードでは、無線端末の応答性を向上させることが可能であり、通常動作モードでは、EDLC300の劣化の進行を遅くし、寿命が短くなるのを抑制することが可能である。
実施の形態1では、EDLC300は、センサ待機のとき、電池305、定電流ダイオード304およびスイッチ301を備えた充電回路によって充電されていると見なすことができる。同様に、実施の形態2では、EDLC300は、センサ待機のとき、DC/DC変換回路400および電池305を備える充電回路によって充電されていると見なすことができる。また、センサ動作のとき、実施の形態1では、DC/DC変換回路302およびスイッチ301を備えた給電回路によって、EDLC300の保持電圧が、センサモジュールSENMODに供給されていると見なすことができる。同様に、実施の形態2では、DC/DC変換回路302を備えた給電回路によって、EDLC300の保持電圧が、センサモジュールSENMODに供給されていると見なすことができる。このように見なした場合、プロセッサM_MCUは、管理装置201からの無線の指示に従って充電回路および給電回路を制御する制御回路と見なすことができる。
また、実施の形態1〜3では、カメラを備えたセンサモジュールSENMOD、SENMOD_Cを備えた無線端末を例として説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、無線端末は、対応する設備に応じたセンサモジュールを備えていればよい。例えば、センサモジュールとしては、音声認識用のセンサモジュール、振動センサを備えたセンサモジュールあるいは赤外線センサを備えたセンサモジュールであってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 複数の無線端末を備えるシステム
100 現場
101_0_0〜101_2_2 設備
200 管理室
201 管理装置
202 操作装置
300 電気二重層コンデンサ
301 スイッチ
302、400 DC/DC変換回路
303 電圧レギュレータ
304 定電流ダイオード
305 電池
305_pd 電池ボックス
500 電源モジュール
M_APP 電子装置
M_MCU プロセッサ
M_RFMOD 通信モジュール
SENMOD、SENMOD_C センサモジュール
MT_0_0〜MT_2_2 無線端末

Claims (14)

  1. 容量素子と、
    前記容量素子に充電を行う充電回路と、
    前記容量素子に充電された電圧を、センサモジュールへ給電する給電回路と、
    前記充電回路および前記容量素子に接続され、無線の指示に従って前記充電回路を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記容量素子の電圧を監視し、前記容量素子の保持電圧を第1電圧範囲に維持するように前記充電回路を制御する第1モードと、前記容量素子の保持電圧を前記第1電圧範囲よりも低い値にするように制御する第2モードとを備え、前記第1モードおよび前記第2モードは、無線の指示によって指定される、無線端末。
  2. 請求項1に記載の無線端末において、
    前記制御回路は、前記充電回路によって前記容量素子を充電するときに、前記容量素子の特性情報を取得し、無線で送信する、無線端末。
  3. 請求項2に記載の無線端末において、
    前記特性情報は、前記充電回路による充電によって、前記容量素子の保持電圧が、所定の電位差分、変化するのに要する時間情報を含む、無線端末。
  4. 請求項2に記載の無線端末において、
    前記特性情報は、前記充電回路による充電によって、所定時間において、前記容量素子の保持電圧が変化する電位変化の情報を含む、無線端末。
  5. 請求項3または4に記載の無線端末において、
    前記容量素子は、電気二重層コンデンサを備え、
    前記充電回路は、電池と、前記電池と前記電気二重層コンデンサとの間に接続され、前記制御回路によって制御されるスイッチとを備え、
    前記給電回路は、前記電気二重層コンデンサに接続された電圧変換回路を備え、
    前記無線の指示を受信する通信モジュールには、前記電池からの電圧が給電される、
    無線端末。
  6. 請求項3または4に記載の無線端末において、
    前記容量素子は、電気二重層コンデンサを備え、
    前記充電回路は、電池と、前記電池と前記電気二重層コンデンサとの間に接続され、前記制御回路によって制御される昇圧変換回路とを備え、
    前記給電回路は、前記電気二重層コンデンサに接続された降圧変換回路を備える、
    無線端末。
  7. 無線端末と、無線により前記無線端末との間で情報の送受信を行う管理装置とを備えたシステムであって、
    前記無線端末は、センサモジュールと、前記センサモジュールに接続され、前記センサモジュールからの情報に基づいた情報を無線で送信する電子装置とを備え、
    前記電子装置は、
    容量素子と、
    前記容量素子を充電する充電回路と、
    前記容量素子に充電された電圧を、前記センサモジュールへ給電する給電回路と、
    前記充電回路と前記容量素子に接続され、前記管理装置からの無線の指示に従って前記充電回路を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記容量素子の保持電圧を監視し、前記容量素子の保持電圧を第1電圧範囲に維持するように前記充電回路を制御する第1モードと、前記容量素子の保持電圧を前記第1電圧範囲よりも低い値にするように制御する第2モードとを備え、前記第1モードおよび前記第2モードは、前記管理装置からの無線の指示によって指定される、
    システム。
  8. 請求項7に記載のシステムにおいて、
    前記制御回路は、前記充電回路によって前記容量素子を充電するときに、前記容量素子の特性情報を取得し、前記管理装置へ無線で送信する、システム。
  9. 請求項8に記載のシステムにおいて、
    前記管理装置は、受信した前記容量素子の特性情報に基づいて、前記容量素子の劣化を判定し、劣化が進んだと判定したとき、アラームを発行する、システム。
  10. 請求項8に記載のシステムにおいて、
    前記管理装置は、受信した前記容量素子の特性情報に基づいて、前記容量素子の劣化を判定し、前記容量素子の交換時期を提示する、システム。
  11. 請求項8に記載のシステムにおいて、
    前記容量素子は、電気二重層コンデンサを備え、
    前記充電回路は、電池を備え、
    前記給電回路は、前記電気二重層コンデンサと前記電池からの電圧を変換して、前記センサモジュールへ給電する電圧変換回路を備える、
    システム。
  12. 容量素子と、
    前記容量素子に充電を行う充電回路と、
    前記容量素子に充電された電圧を給電する給電回路と、
    前記充電回路および前記容量素子に接続され、無線の指示に従って前記充電回路を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記容量素子の電圧を監視し、前記容量素子の保持電圧を第1電圧範囲に維持するように前記充電回路を制御する第1モードと、前記容量素子の保持電圧を前記第1電圧範囲よりも低い値にするように制御する第2モードとを備え、前記第1モードおよび前記第2モードは、無線の指示によって指定される、電子装置。
  13. 請求項12に記載の電子装置において、
    前記制御回路は、前記充電回路によって前記容量素子を充電するときに、前記容量素子の特性情報を取得し、前記無線で送信する、電子装置。
  14. 請求項13に記載の電子装置において、
    前記容量素子は、電気二重層コンデンサを備え、
    前記充電回路は、電池が装着される電池ボックスと、前記電池ボックスと前記電気二重層コンデンサとの間に接続され、前記制御回路によって制御される昇圧変換回路とを備え、
    前記給電回路は、前記電気二重層コンデンサに接続された降圧変換回路を備える、
    電子装置。
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