JP2018044995A - 情報表示装置 - Google Patents

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克幸 柴田
Katsuyuki Shibata
克幸 柴田
尾家 正洋
Masahiro Oie
正洋 尾家
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    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/70Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies

Abstract

【課題】多様な内容の表示に対応しつつ、最低限の表示を行うことが可能な期間をより効率良く延長することが可能な情報表示装置を提供する。
【解決手段】情報表示装置は、第1表示部(12)と、第1表示部よりも消費電力の大きい第2表示部(22)と、第1の表示部による表示動作と前記第2の表示部による表示動作の切り替えを行うことで一方による表示動作を可能とさせる第1制御部(11)及び第2制御部(21)と、少なくとも第1表示部の動作に利用される電力を蓄える蓄電部(311)を有し、第1表示部及び第2表示部に電力を供給する電力供給部(31)と、第1蓄電部を充電可能に設けられた発電部(32)と、を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、情報表示装置に関する。
従来、液晶などを用いた表示画面に情報を表示出力する電子端末などの情報表示装置がある。表示技術の発展に従って種々の内容を低消費電力で表示可能となって来ている。
しかしながら、電子腕時計などの長時間継続して利用される表示画面は、通常の電子機器における多様な表示に用いられる表示画面と比較して、更に消費電力が非常に小さい。従って、このような長時間表示に用いられる省電力表示画面に係る構成と、多様な表示に用いられる多機能表示画面に係る構成とを単一の表示画面で両立させるのは困難であるという問題がある。これに対し、特許文献1には、省電力表示画面と多機能表示画面とを積層して、低消費電力で表示する場合には上層側の省電力表示画面に表示を行わせ、多機能表示を行う場合には、省電力表示画面を透過させて下層側の多機能表示画面に表示を行わせる技術が開示されている。
国際公開第2014/119395号
しかしながら、たとえ省電力表示画面を設けて消費電力を低減させても、多機能表示画面への表示動作による電力消費により供給可能な電力量が不足すると、省電力表示画面に表示を行うことが困難になるという課題がある。
この発明の目的は、多様な内容の表示に対応しつつ、最低限の表示を行うことが可能な期間をより効率良く延長することが可能な情報表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
第1の表示部と、
前記第1の表示部よりも消費電力の大きい第2の表示部と、
前記第1の表示部による表示動作と前記第2の表示部による表示動作の切り替えを行うことで一方による表示動作を可能とさせる表示切替部と、
少なくとも前記第1の表示部の動作に利用される電力を蓄える第1の蓄電部を有し、前記第1の表示部及び前記第2の表示部に電力を供給する電力供給部と、
前記第1の蓄電部を充電可能に設けられた発電部と、
を備えることを特徴とする情報表示装置である。
本発明に従うと、多様な内容の表示に対応しつつ、最低限の表示を行うことが可能な期間をより効率良く延長することが出来るという効果がある。
本発明の情報表示装置の第1実施形態である電子機器の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態の電子機器の電力供給経路を示す図である。 第1実施形態の電子機器で実行される省電力モード移行処理の制御手順と、省電力モード開始処理の制御手順とをそれぞれ示すフローチャートである。 第1実施形態の電子機器で実行される通常モード移行処理の制御手順と、通常モード開始処理の制御手順とをそれぞれ示すフローチャートである。 第2実施形態の電子機器における電力供給経路を説明する図である。 第2実施形態の電子機器における省電力モード移行処理及び通常モード開始処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の電子機器における電力供給経路の変形例を示す図である。 第3実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図及び電力供給経路について説明する図である。 第3実施形態の電子機器の電力供給経路に係る変形例について説明する図である。 第4実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図と、電子機器の電力供給経路についての説明図である。 第5実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図と、電子機器の電力供給経路についての説明図である。 第5実施形態の電子機器で実行される高描画モード処理の制御手順、及び低消費電力表示処理の制御手順を、それぞれ示すフローチャートである。 第6実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。 第7実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。 第8実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。 第9実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。 第10実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。 第11実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。 第12実施形態の電子機器の機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の情報表示装置の第1実施形態である電子機器1の機能構成を示すブロック図である。
この電子機器1は、2つの表示画面が積層された情報表示装置であって、例えば、腕に装着可能な携帯型装置である。
電子機器1は、第1制御部11(第1の制御部)と、第1表示部12(第1の表示部)と、第2制御部21(第2の制御部)と、第2表示部22(第2の表示部)と、RTC15(リアルタイムクロック)と、電力供給部31と、発電部32と、操作受付部41と、機能動作部42などを備える。
第1制御部11は、電子機器1の制御動作を行う。第1制御部11は、表示動作を第1表示部12に行わせる表示制御を行う。第1制御部11は、ここでは、主に日時表示動作を第1表示部12に行わせる動作制御を行う。制御可能な内容は限定的であって良く、例えば、機能動作部42のうち一部又は全部の起動、動作制御が出来ないものであっても良い。第1制御部11は、サブCPU111(Central Processing Unit)と、RAM112(Random Access Memory)と、記憶部113などを備え、RTC15や低周波数のクロック信号などに応じて最低限呼び出されて動作する。
第1表示部12は、表示画面121と駆動回路122とを備え、限定的な情報のデジタル表示を行う。表示画面121としては、例えば、セグメント方式のモノクロ液晶表示が用いられ、特に、PN液晶(高分子ネットワーク型液晶)などが含まれ得る。この表示画面121のセグメントは、少なくとも日時の表示が可能に配置されている。表示動作時(特に、日時表示動作を行っている場合)の消費電力は、セグメントの本数などに応じて定まり、変動は小さい。
第2制御部21は、電子機器1の通常動作全般を統括制御し、各種機能動作に係る制御処理を行う。第2制御部21は、メインCPU211(Central Processing Unit)と、RAM212(Random Access Memory)と、記憶部213などを備える。
メインCPU211は、第2表示部22により表示動作を行わせる表示動作制御を行う。また、メインCPU211は、機能動作部42の動作を制御して各種機能に係る動作制御を行う。メインCPU211は、起動時などにRTC15又はサブCPU111から取得された現在日時に基づいて高周波数のクロック信号を計数して現在日時を高精度で計数する。
RAM212は、メインCPU211に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。
記憶部213は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリやROMなどを備え、設定データなどを記憶する。
第2表示部22は、表示画面221と駆動回路222とを備え、各種情報をデジタル表示する。表示画面221としては、例えば、ドットマトリクス式の液晶表示を行うものが用いられ、各種情報の表示をフルカラーで行うことが可能となっている。駆動回路222は、メインCPU211(第2制御部21)の制御に従って表示画面221に表示を行わせる。第2表示部22の消費電力は、輝度調整が可能な場合には平均的に変化し得るが、第2表示部22の通常の表示動作(秒単位で更新される日時表示動作など)に係る消費電力は、第1表示部12における日時表示動作に係る消費電力(更には、第1表示部12の最大消費電力)よりも大きい。また、第1制御部11が第1表示部12に日時表示を行わせる場合の第1制御部11の消費電力は、第2制御部21が第2表示部22に日時表示を行わせる場合の第2制御部21の消費電力よりも小さい。
第1制御部11と第2制御部21は、同時に起動することも可能であるが、通常、第2制御部21のシャットダウン時やスリープ時(まとめて停止時)に第1制御部11が呼び出されて起動され、第1制御部11は、第2制御部21を再起動させ、又は通常動作に復帰させた後に休止する。
これら第1制御部11及び第2制御部21が表示切替部及び制御部を構成する。
RTC15は、日時を計数して保持し、第1制御部11や第2制御部21に日時情報を提供する。RTC15は、第1制御部11とともにマイコンの基板上にまとめて配置され得るが、第1制御部11の動作が停止した状況であっても別個に継続的に電力供給がなされる構成となっている。RTC15としては、専用の低消費電力のチップが好ましく用いられるが、日時がカウント可能なハードウェア構成であれば良い。
電力供給部31は、蓄電部311(第1の蓄電部)を備え、第1制御部11や第2制御部21などの各部の動作に用いられる電力を蓄えて出力する。蓄電部311は、ここでは、充電可能な二次電池であり、外部電源及び発電部32から供給された電力は、この蓄電部311に蓄えられて、当該蓄電部311の蓄電量に応じた出力電位で各部に出力供給される。蓄電部311としては、小型軽量且つ蓄電量が大きく蓄電残量が減っても出力電圧がなるべく維持されるものが好ましいが、蓄電部311には、容量の大きいキャパシタ(電解コンデンサ、電気二重層コンデンサなど)が用いられても良い。外部電源との接続は、特には限られないが、USB(Universal Serial Bus)などの所定の規格又は専用の有線ケーブルなどによって行われる。これにより、予め定められた電圧(入力電圧)で安定して電力が供給される。ユーザが電子機器1を携帯して利用する場合などには、通常、この有線ケーブルがとり外されて、蓄電部311に蓄えられた電力が用いられて動作することになる。
発電部32は、発電を行って得られた電力を整流して直接第1制御部11に、又は電力供給部31に送る。
発電部32は、例えば、ソーラパネル321(発電パネル)を備え、入射光量に応じた起電力で(以下、発電起電力と記す)発電を行う。ソーラパネル321の発電起電力の出力側には、接続スイッチ322(図2参照、充電切替部)が設けられて、ソーラパネル321からの電力供給可否が切り替えられる。ソーラパネル321の発電起電力は、一日所定時間十分な光量が入射すれば、第1制御部11による第1表示部12への表示動作を維持する電力を充足する程度のものであり、通常、第2制御部21による第2表示部22への通常動作を維持可能な時間は、限られる(例えば、数時間〜一日程度)。
なお、ソーラパネル321の起電力に応じた電流の出力可否の切替に係る接続スイッチ322は、ソーラパネル321と接地面との間に設けられていても良い。
操作受付部41は、ユーザの入力操作などの外部からの命令(外部操作)を受け付けて入力信号として第1制御部11や第2制御部21に出力する。操作受付部41には、一又は複数の押しボタンスイッチなどが含まれる。操作受付部41は、これら押しボタンスイッチの押下動作を検出して当該押下動作の種別に応じた入力信号を出力し、第1制御部11や第2制御部21は、当該入力信号を検出することで押下動作の種別に応じた制御処理を行う。
機能動作部42は、その他の各種機能に係る動作を行う。機能動作部42としては、例えば、外部機器と無線通信(近距離無線通信など)を行うための通信部、測位衛星からの電波を受信して現在日時や位置を取得する演算処理を行う衛星電波受信処理部、電子機器1の利用状態を判別するための加速度センサ及び/又は傾斜センサや、所定の報知動作(アラーム報知や振動報知など)を行うためのビープ音や振動を発生させる報知動作部などが含まれ得る。
次に、本実施形態の動作状態について説明する。
図2(a)は、本実施形態の電子機器1の電力供給経路を示す図である。
本実施形態の電子機器1では、第2制御部21の制御動作に応じて第2表示部22に表示動作を行わせながら各機能動作を制限なく行う通常動作モードと、第1制御部11の制御動作に基づいて第1表示部12に日時の表示動作を行わせる省電力動作モードとの間で切り替えが可能となっている。従って、第2制御部21が通常の動作、特に、日時の表示制御(所定の内容の表示動作の制御)を行う場合の消費電力の平均的な値(及び最大消費電力)は、第1制御部11が省電力動作(日時の表示制御)を行う場合の消費電力の平均的な値(及び最大消費電力)よりも遥かに大きい。動作モードの切り替えは、例えば、操作受付部41の受け付けた所定の入力動作(操作)の内容に基づいて行われる。
電子機器1の動作は、電力供給部31の蓄電部311に蓄電された電力により行われ、外部電源に接続されている場合には、消費電力分の電力が随時外部電源から蓄電部311に供給される。外部電源に接続されていない場合、第2制御部21の動作時には、蓄電部311の蓄える電力が消費されていく。第1制御部11の動作時(即ち、第1の表示部により表示動作が行われる期間)には、接続スイッチ322がオンされて、発電部32のソーラパネル321が発電した電力が消費電力分の電力が蓄電部311に供給される。接続スイッチ322と蓄電部311との間にはダイオード323が設けられ、暗所などで発電部32が十分な発電を行えない場合や、蓄電部311が既に満充電である場合に、蓄電部311から発電部32への電流が逆流するのを防止する。
上述のように、第2制御部21は、省電力動作モードに移行する場合に、接続スイッチ322とともに電力供給スイッチ312をオンして、第1制御部11への電力供給を開始させる。第2制御部21は、第2表示部22の表示動作を停止させた後、制御動作を停止(シャットダウン又はスタンバイ)することで消費電力を削減する。
接続スイッチ322(充電切替部)、電力供給スイッチ312は、それぞれ、FET(電界効果コンデンサ)などがスイッチング素子として用いられ、ノーマリーオンとされることで、第2制御部21によりオンされた後、当該第2制御部21の制御動作が停止している間にはオン状態(通電可能状態)に保たれる。
第1制御部11は、起動されると第1表示部12をオンして表示動作を開始させる。ここでは、第1表示部12の表示画面が第2表示部22の表示画面より上部に積層され、第1表示部12の表示画面を不透明とすることで、第2表示部22の表示が視認出来なくなる。第1制御部11は、操作受付部41への所定の入力動作(操作内容)が検出されると、第2制御部21を起動させる。そして、第2制御部21が第2表示部22を起動させて表示画面への表示動作が開始されるのに合わせて第1表示部12の表示動作を中止し、表示画面を透明として第2表示部22の表示画面をユーザが視認可能とする。
この場合、暗所などにおいて発電部32の発電起電力が不十分であり、且つ外部電源に接続されている場合には、外部電源からの入力電圧の方が高くなるので、蓄電部311にはそのまま外部電源から電力が入力される。また、外部電源が接続されていなくても、蓄電部311のバッテリ残量が十分であって出力電圧が発電起電力よりも高い場合には、やはり蓄電部311には充電されない。
図3は、本実施形態の電子機器1で実行される省電力モード移行処理のメインCPU211による制御手順と、省電力モード開始処理のサブCPU111による制御手順をそれぞれ示すフローチャートである。
メインCPU211では、省電力モード移行処理は、操作受付部41への所定の入力動作の検出や、所定の条件を満たす状況、例えば、外部電源に接続されない状態で所定時間以上電子機器1の動作が加速度センサなどにより検出されない状況などで起動される。
図3(a)に示すように、省電力モード移行処理が開始されると、メインCPU211(第2制御部21)は、サブCPU111(第1制御部11)への電力供給スイッチ312をオンさせ、また、ソーラパネル321と蓄電部311との接続スイッチ322をオンさせる(ステップS201)。メインCPU211は、サブCPU111を起動させる(ステップS202)。このときメインCPU211は、サブCPU111に省電力モードへ移行する途中であることを示すコマンドや引数を送ることが出来る。第2表示部22の駆動回路に所定の制御信号を出力して、第2表示部22の表示動作を終了させる(ステップS203)。
メインCPU211は、接続されている機能動作部42の各動作を終了させ(ステップS204)、それから、メインCPU211自身のシャットダウン処理を行う(ステップS205)。そして、メインCPU211は、省電力モード移行処理を終了する。
サブCPU111では、省電力モード開始処理は、メインCPU211により省電力モード移行の命令とともに起動されることで開始される。
図3(b)に示すように、省電力モード開始処理が開始されると、サブCPU111(第1制御部11)は、初期起動動作を行い、また、RTC15から現在日時を取得する(ステップS101)。サブCPU111は、取得された現在日時に基づいて、第1表示部12への日時の表示動作を開始する(ステップS102)。そして、省電力モード開始処理を終了する。
図4は、本実施形態の電子機器1で実行される通常モード移行処理のサブCPU111による制御手順と、通常モード開始処理のメインCPU211による制御手順をそれぞれ示すフローチャートである。
メインCPU211では、通常モード移行処理は、操作受付部41への何らかの(或いは所定の)入力動作の検出や、所定の条件を満たす状況、例えば、外部電源に接続されたり、自動で省電力モードに移行した後に、加速度センサにより動作が検出されたりした状況などで起動される。
図4(a)に示すように、通常モード移行処理が開始されると、サブCPU111(第1制御部11)は、メインCPU211(第2制御部21)を起動させる(ステップS221)。サブCPU111は、メインCPU211により第2表示部22の表示が開始される程度の時間待機した後、第1表示部12の表示動作を中止させる(ステップS222)。それから、サブCPU111は、自身のシャットダウン処理を行って動作を停止させ(ステップS223)、通常モード移行処理を終了する。
なお、サブCPU111は、第2表示部22の表示開始を待たずに第1表示部12の表示動作を中止させても良いし、メインCPU211から表示開始に係る所定の信号を受信してから第1表示部12の表示動作を中止させても良い。
また、サブCPU111のシャットダウン動作が不要な場合には、通常モード開始処理のステップS123における電力供給の遮断とともにサブCPU111の動作が中止されても良い。
図4(b)に示すように、通常モード開始処理において、メインCPU211(第2制御部21)は、初期起動動作を行う。また、メインCPU211は、サブCPU111からRTC15の計数する日時を取得して、日時の計数動作を開始する(ステップS121)。メインCPU211は、第2表示部22の駆動回路に制御信号を出力し、表示動作を開始させる(ステップS122)。メインCPU211は、サブCPU111への電力供給スイッチ312と、ソーラパネル321と蓄電部311との間の接続スイッチ322と、をオフする(ステップS123)。そして、メインCPU211は、通常モード開始処理を終了する。
このように、本実施形態の電子機器1では、第1表示部12の表示画面121と第2表示部22の表示画面221において、表示モードに応じて何れかに選択的に表示が行われる。なお、ここでは、表示動作を行わせる表示画面の切替時に一時的に両方の表示部において重複して表示動作がなされて、何れも表示がなされない期間が生じないようにされているが、このような期間を設けず、切替時に一時的に表示の空白が生じても良い。
[変形例]
図2(b)は、本実施形態の電子機器1の電力供給経路に係る変形例を示す図である。
この変形例では、第1表示部12及び第1制御部11への電力供給と、第2表示部22及び第2制御部21への電力供給とが分離されている。このような形態は、例えば、ボタン型電池などの乾電池が外部電源として用いられ、ユーザが電子機器1を携帯して移動しながら利用する際に第2表示部22及び第2制御部21を安定動作させることが可能なものの一例として挙げられる。
この一方で、第1表示部12の表示動作に切り替えられた場合には、発電部32の発電により供給され、蓄電部311に蓄えられた電力が第1表示部12及び第1制御部11の動作に用いられる。
以上のように、第1実施形態の電子機器1は、第1表示部12と第1表示部12よりも消費電力の大きい第2表示部22と、第1表示部12による表示動作と第2表示部22による表示動作の切り替えを行うことで一方による表示動作を可能とさせる表示切替部としての第1制御部11及び第2制御部21と、少なくとも第1表示部12の動作に利用される電力を蓄える蓄電部311を有し、第1表示部12及び第2表示部22に電力を供給する電力供給部31と、蓄電部311を充電可能に設けられた発電部32と、を備える。
このように、2つの表示部を備えた情報表示装置としての電子機器1において、少なくとも一方の表示部の表示動作に係る消費電力の少なくとも一部を供給可能な発電部31と当該発電部31により発電された電力を蓄える蓄電部311とを備えることで、全動作に係る電力供給が発電のみでは困難な場合でも、何れかの表示部における最低限の表示動作をより長く効率良く行わせることが可能になる。従って、複数の表示部による多様な内容の表示に対応しつつ、最低限の表示を行うことが可能な期間をより効率良く延長することが可能となる。
特に、第1表示部12において最低限日時の表示を継続可能とすることで、腕装着型などの携帯型の電子機器として最低限必要な情報提供を長期間より確実に行うことを可能とすることが出来る。
また、発電部32には、第1表示部12により表示動作が行われる期間に蓄電部311に通電可能とされる切替スイッチ322が設けられている。これにより、第1表示部12及び第1制御部11の動作時に蓄電部311の電力使用と連動して発電部32から電力供給を行うことが出来、更に効率良く確実に蓄電部311のバッテリ残量を維持して表示を長期間保つことが可能になる。
充電スイッチ322は、通電可能か否かの切替制御に係る信号が入力されない状態では通電可能状態となるスイッチング素子(FET)である。これにより、電気的な制御のみで容易且つ確実にスイッチ動作を行わせることが出来る。また、第2制御部21の動作終了時などに特別な処理をしなくても通常状態でオン状態を保ち、第1制御部11の動作を必ずしも用いなくても、蓄電部311から第1制御部11や第1表示部12への電力供給を行い、表示動作を行わせることが出来る。
また、表示切替部としての第2制御部21は、第1表示部12が表示動作を行う場合に第2表示部22による表示動作を停止させる。従って、最低限の表示をのみを行いつつ電力消費を削減することが出来る。
また、表示切替部としての第1制御部11及び第2制御部21は、第1表示部12と第2表示部22のうち何れかにより選択的に表示動作を行わせる。これにより、特に第1表示部12の表示画面121と第2表示部22の表示画面221とが積層配置されているような場合に、表示内容や表示に係る処理内容などに応じて適切な一方の表示部を選択して効率良く表示を行わせ、また、表示内容に応じて適切な電力消費とすることが出来る。
また、第1表示部12による表示動作と第2表示部22による表示動作とを制御する制御部(第1制御部11及び第2制御部21)を備える。このように、表示に係る処理内容に応じて制御部、特にCPU、RAMやクロック周波数などを使い分けることで、表示可能な内容の幅(上限)を広げつつ、簡便且つ最小限の表示には当該表示に応じた電力消費で制御動作を行うので、柔軟且つ効率良く多様な表示を行うことが出来る。
また、制御部は、第1表示部12の表示動作を制御する第1制御部11と、第2表示部22の表示動作を制御する第2制御部21と、を有し、第1制御部11により第1表示部12に表示動作を行わせる場合には、第2制御部21の動作を停止して、第2表示部22による表示動作を停止させる。
このように、発電部で電力供給可能な第1表示部12に表示動作を行わせるときには、第2表示部22だけではなく第2制御部21の動作も停止させることで、より消費電力を低下させて、外部電源、特に乾電池や蓄電部311の電力消費を抑え、これにより、効率良く表示動作をより長い時間維持させることが出来る。
また、第1制御部11は、第1表示部12に日時の表示動作を行わせ、当該日時の表示動作の制御に係る第1制御部11の消費電力は、第2表示部22により日時表示に対応する内容の表示動作を行わせる場合における第2制御部21の制御動作に係る消費電力よりも小さい。
即ち、消費電力の大きい第2表示部22の表示動作を制御するための第2制御部21の消費電力は、第1制御部11の消費電力より大きくなりやすいので、第2表示部22の表示を行わない間、第2制御部21の動作も合わせて停止させることで、より効率良く電力消費を低減させることが出来る。
また、外部操作を受け付ける操作受付部41を備え、表示切替部としての第1制御部11及び第2制御部21は、操作受付部41により受け付けられた操作内容に基づいて第1表示部12と第2表示部22とによる表示動作を切り替える。
即ち、ユーザが第2表示部22による表示を必要とする情報表示装置1の利用を行わない場合に、押しボタンスイッチなどの操作により第1制御部11による第1表示部12の表示動作のみに限定することで、適切な期間に亘り適切に効率的な表示動作に限って電力消費を抑えることが出来る。
また、電力供給部31は、外部電源から電力供給を受けることが可能であり、蓄電部311は、外部電源から電力供給を受けている間には、当該外部電源からの入力電圧よりも発電部32による起電力が大きい場合に、当該発電部32の発電した電力により充電される。
このように、外部電源からの電力供給がない場合や、電力供給があっても乾電池の容量切れ間近などで不十分な場合に、発電部32が十分な発電を行っていれば、単純に発電部32が発電した電力により蓄電部311が充電されるようなシンプルな回路構成とすることで、小型且つ効率的に第1表示部12の表示動作に係る電力供給をより長く安定的に維持することが出来る。
また、発電部32は、入射光量に応じた発電を行うソーラパネル321を備える。これにより、電子機器1においてそれほど場所をとらず軽量な構成で、且つ、多くの場合、ユーザが積極的に発電に必要な動作などを行わなくても入射光により発電がなされるので、ソーラパネル321による発電電力で動作する電子時計や電卓などと同様に低消費電力で維持可能な動作を容易に継続可能とすることが出来る。
また、第1表示部12及び第2表示部22は、デジタル表示を行う表示画面121、221をそれぞれ有する。即ち、複数のデジタル表示画面を表示内容や消費電力に応じて使い分けることで、幅広い表示内容の網羅と表示内容に応じた適切な消費電力とを両立させることが出来る。
また、第1表示部12の表示画面121と、第2表示部22の表示画面221とは積層されている。このような構成の情報表示装置である電子機器1において、適切な表示画面を選択して、特に、何れか一方に表示を行わせることで、表示面の面積を不要に拡張したりすることなく必要な表示を適切な消費電力で行わせることが出来る。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の電子機器について説明する。
図5は、第2実施形態の電子機器1aにおける電力供給経路を説明する図である。
この電子機器1aでは、電力供給部31aにおいて、電力供給スイッチ312が設けられず、また、電圧検出器313が設けられている。その他の構成については同様であり、同一の構成には同一の符号を用いることとする。
電力供給スイッチ312を設けずとも、上述のように、電子機器1aでは、通常モードにおいて第1制御部11のサブCPU111が自身によりシャットダウンされて、また、第1表示部12の動作も中止される。従って、不要な電力消費はほぼ生じない。
電圧検出器313は、蓄電部311の出力電圧を計測して第2制御部21に計測結果を出力する。計測結果としては、電圧値自体を出力しても良いし、所定の下限基準値との大小関係の比較結果を出力するものであっても良い。操作受付部41への入力動作や加速度センサなどによる動作検出などにより通常モードに復帰する場合に、この電圧検出器313の検出結果に基づいて、警告表示を行ったり通常モードへの復帰を制限したりすることが出来る。
図6は、第2実施形態の電子機器1aにおける省電力モード移行処理及び通常モード開始処理のメインCPU211による制御手順を示すフローチャートである。
図6(a)に示すように、省電力モード移行処理では、ステップS201の処理がステップS201aの処理に置き換えられた点を除いて第1実施形態の電子機器1における省電力モード移行処理と同一であり、同一の処理内容には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
省電力モード移行処理が開始されると、メインCPU211は、ソーラパネル321と蓄電部311との間の接続スイッチ322をオンさせる(ステップS201a)。そして、メインCPU211の処理は、ステップS202に移行する。
即ち、電力供給スイッチ312の処理が不要となる。
また、図6(b)に示すように、通常モード開始処理では、上述の第1実施形態の電子機器1における通常モード開始処理に対してステップS131〜S133の処理が追加され、また、ステップS123の処理がステップS123aに置き換えられている。その他の処理は、第1実施形態の電子機器1における通常モード開始処理と同一であり、同一の構成要素には、同一の符号を用いることとする。
ステップS122の処理に続いて、メインCPU211は、電圧検出器313から計測結果を取得する(ステップS131)。メインCPU211は、出力電圧が所定の下限基準値以上であるか否かを判別する(ステップS132)。この下限基準値としては、サブCPU111が起動されてから発電部32からの電力供給なしにサブCPU111及び第1表示部12を基準時間、例えば、1日以上継続して安定動作が可能な電圧値が用いられる。
下限基準値以上の出力電圧であると判別された場合には(ステップS132で“YES”)、メインCPU211の処理は、ステップS123aに移行する。下限基準値以上の出力電圧ではないと判別された場合には(ステップS132で“NO”)、メインCPU211は、第2表示部22に制御信号を出力して、電力が不足している旨の警告表示を行わせる(ステップS133)。それから、メインCPU211の処理は、ステップS123aに移行する。
ステップS123aの処理に移行すると、メインCPU211は、ソーラパネル321と蓄電部311の接続スイッチ322をオフさせる(ステップS123a)。そして、メインCPU211は、通常モード開始処理を終了する。
なお、この場合、下限基準値よりも更に低い動作下限値以下にまで出力電圧が低下した場合には、メインCPU211は、強制的に省電力モードに移行させる処理を行うことが出来る。
[変形例]
図7は、第2実施形態の電子機器1aにおける電力供給経路の変形例を示す図である。
上記実施の形態では、電力供給部31aの電力供給スイッチ312を削除したが、図7(a)に示した変形例では、電力供給スイッチ312を残し、接続スイッチ322を削除している。
このような場合、蓄電部311の充電可否を第1制御部11の動作と連動させずに行うことが出来る。電力供給部31aが外部電源に接続されている場合や発電起電力よりも蓄電部311の出力電圧の方が大きい場合には、発電に伴う電流はダイオード323を介して流れない。
また、図7(b)に示した変形例では、更に、外部電源接続部と蓄電部311との間に送流切替スイッチ316(充電選択部)が設けられ、外部電源が接続されている場合であっても、発電部32の起電力や蓄電部311の出力電圧に応じて第1制御部11が送流切替スイッチ316を制御することで、発電部32からの電力による動作及び充電を優先させることが出来る。外部電源として乾電池が用いられる場合などには、このように電池の使用を抑えることで動作時間を延長することが出来る。第2表示部22及び第2制御部21が動作する場合には、この送流切替スイッチ316がノーマリーオンとなって、蓄電部311の電力と外部電源の電力とが適宜第2制御部21に供給される。
以上のように、第2実施形態の電子機器1aでは、電圧検出器313により計測された蓄電部311の出力電圧、即ちバッテリ残量などに応じて通常モードへの復帰を制限することが出来る。従って、ユーザ操作による表示切替の要求に応えつつ、バッテリ残量などの状況に応じてより適切に動作を制御し、また、ユーザに必要な充電や外部電源からの電力供給を促すことが出来る。
また、本実施形態の電子機器1aの変形例で示したように、電力供給部31aは、外部電源から電力供給を受けることが可能であり、当該外部電源から供給された電力により蓄電部311を充電可能とするか否かを切り替える送流切替スイッチ316を備える。
これにより、特に、外部電源が乾電池などであって容量に制限がある場合などにおいて、第1表示部12に表示動作を行わせる場合に外部電源(乾電池)が接続されていても当該外部電源の電力を使用せずに、優先的に発電部32により発電された電力で蓄電池311を充電し、第1表示部12に表示動作を行わせることが出来る。これにより、外部電源(乾電池)の寿命を延ばし、より効率的に動作可能時間を継続、延長させることが出来る。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態の電子機器1bの機能構成を示すブロック図及び電力供給経路について説明する図である。
図8(a)に示すように、本実施形態の電子機器1bは、第1制御部11を備えず、また、第1表示部12の代わりに第1表示部12bを備える。その他の構成は第1実施形態の電子機器1と同一であり、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図8(b)に示すように、第1表示部12bは、LED121b(Light Emitting Diode)及びこれに直列に配置された抵抗素子122bを有し、抵抗素子21bのLED121bとの接続端とは反対側の端部が接地されている。これにより、電力供給スイッチ312がオンされた場合には、供給された電力(電流)に応じてLED121bが点灯する。即ち、表示動作は、デジタル表示画面により行われるものに限られない。
なお、ここでは、第1制御部を用いずに一つのLED121bを点灯させるのみとしたが、第1制御部11のマイコンを介してLED121bの点灯制御を行う構成であっても良い。また、複数のLED121b(同色又は異なる色)が各々抵抗素子とともに並列に、又は直列に設けられても良い。
[変形例]
図9は、第3実施形態の電子機器1bの電力供給経路に係る変形例について説明する図である。
電子機器1bは、第1表示部12bだけではなく、又は第1表示部12bに代えて、第2表示部22bがデジタル表示画面以外の表示部を備える構成であっても良い。図9(a)では、第2表示部22bにおいて、LED221bが抵抗素子221bと直列に設けられ、供給切替部312b2により第1表示部12b及び第2表示部22bの点灯制御が各々なされる。また、図9(b)では、デジタル表示画面を有し、第2制御部21により制御される第2表示部22と第1表示部12bとの組合せで動作がなされる。この場合供給切替部312b2の動作は、操作受付部41の受付動作に応じて直接電気的に切り替えられても良いし、簡単な論理回路が含まれていても良い。或いは、第2制御部21の電力を遮断せずに電力供給スイッチ312が設けられず、常時動作可能な第1制御部11により電力供給スイッチ312bのみの切替制御がなされても良い。
以上のように、第3実施形態の電子機器1bは、LED121bなどの点灯動作といった表示動作が可能となっている。このように、デジタル表示画面に限られず、所定の情報表示が可能な構成を第1制御部11や第2制御部21の少なくとも一方に動作制御させるものであっても本発明を適用することが出来る。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態の電子機器について説明する。
図10は、第4実施形態の電子機器1cの機能構成を示すブロック図と、電子機器1cの電力供給経路についての説明図である。
図10(a)に示すように、本実施形態の電子機器1cは、単一の駆動制御部21cが電力供給部31cから電力の供給を受けて第1表示部12及び第2表示部22を統括制御する。また、電力供給部31cは、入力検出部314(電力入力検出部)を備える。
駆動制御部21cは、操作受付部41による入力動作の検出などにより表示動作を第1表示部12と第2表示部22との間で選択的に切り替える。駆動制御部21cは、第1表示部12に表示動作を行わせている間には、当該第1表示部12の駆動制御を断続的に行う構成及びタイミングを除いて動作を休止させることとしても良い。
入力検出部314は、外部からの電力供給有無を検出して駆動制御部21cに出力する。入力検出部314としては、低消費電力のコンパレータや、電力の入力信号自体で起動して所定の信号を出力構成などが用いられる。
図10(b)に示すように、電子機器1cでは、駆動制御部21cが発電部32の接続スイッチ322を動作させる。駆動制御部21cは、第2表示部22による表示動作を行っている間に当該接続スイッチ322をオンさせる構成とすることが出来る。また、駆動制御部21cは、第2表示部22による表示動作を行っている間であっても、入力検出部314が外部電源からの電力供給を検出している場合には、接続スイッチ322をオフとさせることとしても良い。
また、本実施形態の電子機器1cでは、入力検出部314の検出結果を定期的に取得して、第1表示部12による表示動作中に入力が検出された場合には、自動的に第2表示部22による表示に切り替えることが出来る。第2表示部22による表示動作中に外部電源からの電力供給が途切れたことが検出された場合、即座に第1表示部12の表示動作に移行する必要は必ずしもないが、そのように構成しても良い。
以上のように、第4実施形態の電子機器1cでは、電力供給部31は、外部電源から電力供給を受けているか否かを検出する電力入力検出部314を備え、表示切替部としての駆動制御部21cは、第1表示部12による表示動作中に電力入力検出部314が外部電源からの電力供給を受けていることを検出した場合、第2表示部22による表示動作に切り替えることが出来る。
即ち、ユーザ操作による明示的な通常モードと省電力モードの切替だけではなく、外部電源、特に、商用電源のコンセントやUSB端子などを用いた有線接続などによる安定的な電力供給がある場合には、敢えて省電力モードとせずに基本的に通常モードでの動作に移行可能とすることで、幅広く柔軟な表示に対応可能とすることが出来る。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態の電子機器について説明する。
図11は、第5実施形態の電子機器1dの機能構成を示すブロック図と、電子機器1dの電力供給経路についての説明図である。
図11(a)、(b)に示すように、電子機器1dは、第2制御部が第1表示部12の表示動作を制御することが可能であり、また、第1制御部が第2表示部22の表示動作を制御することが可能となっている。その他の構成については、第1実施形態の電子機器1と同一であり、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本実施形態の電子機器1dにおける表示動作の制御について説明する。
本実施形態の電子機器1dでは、通常モードと省電力モードに加えて、低消費電力モードと一時高描画モードでの表示動作が可能となっている。
図12は、本実施形態の電子機器1dで実行される高描画モード処理のサブCPU111(第1制御部11)による制御手順、及び低消費電力表示処理のメインCPU211(第2制御部21)による制御手順を、それぞれ示すフローチャートである。
この高描画モード処理は、操作受付部41により受け付けられた所定の入力動作の検出により開始される。或いは、予めなされたスケジュール設定に応じて一時的に予め定められた表示や簡単な動作受付のみを一時的に行う場合に、自動的に起動されても良い。
高描画モード処理が開始されると、図12(a)に示すように、サブCPU111(第1制御部11)は、第2表示部22に電力を供給させて動作をオンさせる(ステップS241)。サブCPU111は、蓄電部311のバッテリ残量に応じた値、即ち、蓄電部311の出力電圧などを取得し、当該バッテリ残量に応じた最大可動時間を設定する(ステップS242)。この最大可動時間は、蓄電部311のバッテリ残量を大きく減らさない程度の動作時間であり、ここでは、当該バッテリ残量で実際に最大限動作可能な時間よりは十分に短く定められる。
サブCPU111は、第2表示部22の駆動回路に制御信号を出力して、第2表示部22による表示動作を開始させる。また、サブCPU111は、第1表示部12の表示動作を停止させ、第2表示部22の表示を透過させる(ステップS243)。
サブCPU111は、高描画の中止命令が検出されたか否かを判別する(ステップS244)。高描画の中止命令としては、操作受付部41による所定の受付動作の検出に応じたものが挙げられる。また、所定時間描画内容に係る動作がない場合や、加速度センサなどにより電子機器1の移動が所定時間以上検出されなかった場合などもサブCPU111自身が高描画の中止命令を発しても良い。
高描画中止命令が検出されたと判別された場合には(ステップS244で“YES”)、サブCPU111の処理は、ステップS247に移行する。検出されていないと判別された場合には(ステップS244で“NO”)、サブCPU111は、最大可動時間が経過したか否かを判別する(ステップS245)。検出されていないと判別された場合には(ステップS245で“NO”)、サブCPU111の処理は、ステップS244に戻る。
なお、ステップS244、S245の処理が繰り返されている間に表示内容の更新等があった場合には、適宜サブCPU111による制御処理が割り込まれて行われる。
ステップS245の判別処理で、最大可動時間が経過したと判別された場合には(ステップS245で“YES”)、サブCPU111は、第2表示部22に制御信号を出力し、第2表示部22による表示動作を終了する旨を示す強制終了警告表示を行わせる(ステップS246)。それから、サブCPU111の処理は、ステップS247に移行する。
ステップS247の処理に移行すると、サブCPU111は、第1表示部12をオンさせ、第1表示部12による日時表示を再開させる。また、サブCPU111は、第2表示部22による表示をオフさせ、電力供給を中止する(ステップS247)。そして、サブCPU111は、高描画モード処理を終了する。
このような高描画モード処理は、メインCPU211を起動させて動作させるほどの高機能ではなく、また、一時的に描画動作がなされた後に省電力モードに戻るような場合に実行されれば良い。即ち、予め定められたスケジュールで所定の表示を行う場合や、所定の入力動作に基づいて第1表示部12では表示しきれない固定内容の表示を一時的に表示させる場合などに用いることが出来る。
低消費電力表示処理は、ここでは、操作受付部41による所定の動作入力の検出に応じて開始される。或いは所定時間に亘り入力動作が検出されず、且つ入力動作やスケジュール動作などに基づく動作が実行中又は設定されていない場合に、第2表示部22を用いた表示制御動作を中止させて第1表示部12を用いた時刻表示に移行させることが出来る。
図12(b)に示すように、低消費電力表示処理が開始されると、メインCPU211(第2制御部21)は、第1表示部12への電力供給を開始してオンさせる(ステップS141)。メインCPU211は、第1表示部12の駆動回路に表示内容に係る制御信号を出力し、第2表示部22による表示処理を開始させる。また、メインCPU211は、第2表示部22による表示をオフさせる(ステップS142)。
メインCPU211は、通常表示への復帰命令が検出されたか否かを判別する(ステップS143)。ここでの通常表示への復帰命令は、例えば、操作受付部41による所定の入力動作の検出、加速度センサなどによる電子機器1の使用状態の変化検出や、予め定められたスケジュール動作の設定時刻直前などに応じたものが挙げられる。復帰命令が検出されていないと判別された場合には(ステップS143で“NO”)、メインCPU211は、ステップS143の処理を繰り返す。このステップS143の処理の実行間隔は、適宜設定されて良い。必要以上にこの処理が実行されないように、適宜待機時間を設けても良い。また、単純に割込み動作による復帰命令が得られるまで待機するものであっても良い。
通常表示への復帰命令が検出されたと判別された場合には(ステップS143で“YES”)、メインCPU211は、第2表示部22を再起動させて表示動作を再開させ、また、第1表示部12の表示動作を停止させて第2表示部22の表示を透過させる(ステップS144)。そして、低消費電力表示処理を終了する。
この低消費電力表示処理は、ユーザによる電子機器1dの使用が一時的に中断されていると想定され、使用再開時に即座に通常表示に復帰出来るのが好ましいような場合に用いることが出来る。
以上のように、第5実施形態の電子機器1dでは、第1制御部11が第2表示部22による表示動作の制御が制限付であっても一時的に可能であり、また、第2制御部21が第1表示部12による表示動作の制御が可能となっていて、省電力モードにおいても一時的に第2表示部22による多様な表示を行わせたり、通常モードでも一時的に消費電力をセーブしつつ速やかに通常の表示に復帰させたりすることが可能となる。即ち、省電力モードであっても、外部電源の接続や蓄電池311のバッテリ残量などに応じて一時的に第2表示部22による表示が行われることを妨げるものではなく、必要に応じて多様な表示を行わせることが出来る。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態の電子機器について説明する。
図13は、第6実施形態の電子機器1eの機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
図13(a)に示すように、本実施形態の電子機器1eの機能構成は、第5実施形態の電子機器1dと比較して、第1制御部11が第2表示部の表示制御を行わない点、及び電力供給部31eが蓄電部311eを有する点を除いて同一であり、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13(b)に示すように、本実施形態の電子機器1eでは、電力供給部31eにおいて、蓄電部311eが第2制御部21に直接接続するように設けられている。そして、この蓄電部311eと第2制御部21との間と、発電部32の出力と第1制御部11との間とを並列に繋ぐダイオード315と送流切替スイッチ316とが設けられている。その他の構成については第1実施形態の電子機器1と同一であり、同一の符号を用いることとする。
ダイオード315は、発電部32から蓄電部311eへ電流を流すように設けられている。即ち、送流切替スイッチ316が閉止されている場合、即ち、第1制御部11が停止状態の場合に、蓄電部311eから第1制御部11の側への逆流を防止する。
送流切替スイッチ316は、第2制御部21により開閉制御される。また、この送流切替スイッチ316は、ノーマリーオンであり、第2制御部21の動作が停止された場合には、オン状態で保たれる。
この電子機器1eでは、第1制御部11が第1表示部12を動作させている間、電力供給スイッチ312及び接続スイッチ322がオンされて、発電部32から第1制御部11に電力が供給可能となる。また、このとき、送流切替スイッチ316も同時にオンされて、発電部32のソーラパネル321による発電起電力が蓄電部311eの出力電力よりも小さい場合には、蓄電部311から第1制御部11に電力が供給され、発電部32のソーラパネル321による発電起電力が蓄電部311eの出力電力より大きい場合には、当該発電起電力に基づいて第1制御部11が動作されるとともに、蓄電部311eが充電される。
本実施形態の電子機器1eでは、第5実施形態の電子機器1dにおける低消費電力表示処理が実行可能となっている。即ち、第2制御部21の動作により、通常モードでの動作中に一時的に第1表示部12による動作制御に切り替えて電力消費を削減させつつ、必要に応じて即座に第2表示部22による表示に戻すことが出来る。この電子機器1eでは、蓄電部311eのバッテリ残量が低下すると、第1制御部11の動作に影響し得るので、効率良く蓄電部311eの電力消費低減を図ることが出来る。
また、第2制御部21による第2表示部22の表示動作中であっても接続スイッチ322がオンされることで、ソーラパネル321による発電電力がダイオード323、315を介して蓄電部311eに送られて当該蓄電部311eを充電可能としても良い。特に、外部電源に接続されていない場合には、通常モードでの表示動作中であってもこのように、動作電圧の一部を発電部32から供給して良い。この場合、上述の第4実施形態の電子機器1cと同様に、外部電源からの電力供給有無を検出する入力検出部314が設けられていても良い。
このように、第6実施形態の電子機器1eは、ダイオード315及び送流切替スイッチ316により発電部32から蓄電部311eへの電力供給と、蓄電部311e及び外部電源から第1制御部11への電力供給が制御される。これにより、蓄電部311eは、外部電源や発電部32から適切に充電されつつ、必要な状況では適切に蓄電部311eから第1制御部11や第1表示部12に電力を供給することが可能となっている。従って、効率良く適切な電力消費で第1表示部12と第2表示部22による表示動作を切り替えながら容易且つより安定して蓄電部311eの充電状況を高く保ち、表示を維持させることが出来る。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態の電子機器について説明する。
図14は、第7実施形態の電子機器1fの機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
図14(a)に示すように、電子機器1fの機能構成は、電力供給部31eの代わりに電力供給部31fが設けられている点を除き第6実施形態の電子機器1eと同一であり、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図14(b)に示すように、電子機器1fでは、電力供給部31fにおいて、ダイオード315fのアノードが蓄電部311eの側に接続され、カソードが第1制御部11の側に接続されて設けられている。また、送流切替スイッチ316fは、第1制御部の制御によって動作し、この送流切替スイッチ316fは、ノーマリーオフである。また、発電部32から電力供給部31fへ流れる電流の有無を検出する電流検出器317が設けられて、検出結果が第1制御部11に入力されている。電流検出器317は、直接電流を検出するものではなく、例えば、蓄電部311eと発電起電力との電圧の上下を比較することで間接的に電力供給スイッチ312がオンされている期間における発電部32からの電力供給有無を判定するもの(コンパレータなど)であっても良い。この場合、コンパレータの消費電力は十分に小さいものであることが好ましい。また、電流自体を検出する周知の検出器を用いる場合でも、その消費電力(発熱量)や、蓄電部311eへ流さない電流(接地面へ逃がす電流)を極力小さくするものが用いられるのが好ましい。
この電子機器1fでは、発電部32のソーラパネル321による発電起電力と蓄電部311eの出力電圧の何れによっても第1制御部11を動作させることが可能である。第2制御部21の制御により、及び第2制御部21が制御を中止してノーマリーオンで電力供給スイッチ312をオンさせて、第1制御部11をより安定的に動作させる。
一方で、電流検出器317により発電部32から電力供給部31fに流れる電流が検出された場合、蓄電部311eの出力電圧は、発電起電力より小さいので、送流切替スイッチ316fをオンすることで、発電された電力により蓄電部311eを断続的に充電させることが出来る。この場合、第1制御部11への供給電圧が大きく低下しないように、送流切替スイッチ316fがオンされる一回当たりの時間は十分に短く定められることが望ましい。
第1制御部11と第2制御部21とによる表示動作の切替制御、及び電力供給スイッチ312と接続スイッチ322のオンオフ制御は、第1実施形態の電子機器1と同様に行われる。
以上のように、第7実施形態の電子機器1fでは、ダイオード315fと、送流切替スイッチ316fと、電流検出器317とを備えることにより、発電起電力が第1制御部11の動作に必要なレベルに達しないといった不十分な発電状況では蓄電部311eや外部電源から電力供給を受けることを可能としつつ、発電起電力が十分な場合には、当該発電部32の供給電力により第1制御部11を動作させつつ無理なく蓄電部311eの充電を行うことが出来る。従って、より安定して第1表示部12の表示動作を継続させつつ、蓄電部311eの蓄電状況に応じて必要な場合には第2表示部22の表示動作もより適切に行わせることが出来る。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態の電子機器について説明する。
図15は、第8実施形態の電子機器1gの機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
図15(a)に示すように、この第8実施形態の電子機器1gは、第1実施形態の電子機器1における電力供給部31が電力供給部31gに置き換えられた点を除き同一であり、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
この電力供給部31gは、第1蓄電部311g1(第1の蓄電部)と第2蓄電部311g2(第2の蓄電部)の2つの蓄電部を有する。図15(b)に示すように、第1蓄電部311g1は、発電部32からの電力の供給を受けて、第1制御部11に電力を供給する。第2蓄電部311g2は、外部電源から電力供給を受けて、第2制御部21への電力供給に用いられる。
この場合、第1制御部11と第2制御部21の消費電力の大小に応じて第1蓄電部311g1と第2蓄電部311g2の容量が各々適切に設定される。上述のように、第2制御部21や第2表示部22の消費電力は、第1制御部11や第1表示部12の消費電力よりも大きいので、第2蓄電部311g2の容量は、第1蓄電部311g1の容量よりも大きく定められるのが好ましい。また、出力電圧の安定のため、二次電池が用いられる。
第1制御部11と第2制御部21とによる表示動作の切替制御、及び電力供給スイッチ312と接続スイッチ322のオンオフ制御は、通常では、第1実施形態の電子機器1と同様に行われる。また、この電子機器1gでは、第1蓄電部311g1のバッテリ残量が不足にならないように、第2制御部21は、第1制御部11の非動作時にも発電部32のソーラパネル321から第1蓄電部311g1に電力供給が可能に電力供給スイッチ312をオンオフ動作させても良い。
以上のように、第8実施形態の電子機器1gは、少なくとも第1表示部12の動作に利用される電力を蓄える第1蓄電部311g1に加えて、少なくとも第2表示部22の動作に利用される電力を蓄える第2蓄電部311g2を備え、電力供給部31は、外部電源から電力供給を受けることが可能であり、第2蓄電部311g2は、外部電源から供給された電力により充電可能である。
このように、発電部32の発電により充電されて主に第1表示部12の表示動作を行わせる第1蓄電部311g1と、外部電源により充電されて主に第2表示部22の表示動作を行わせる第2蓄電部311g2とを別個に分けて各々電力供給させることで、それぞれの表示部の消費電力に応じた容量の蓄電部を設けて充電時間と動作時間とを各々適切にバランスさせることが出来る。また、第1蓄電部311g1の電力が第2表示部22や第2制御部21の動作に用いられない構成とされれば、電子時計などと同様に第1表示部12の表示動作をより確実に長期間維持することが可能となり、バッテリ切れで表示がまったくなされない状況が生じる虞が大きく低減される。
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態の電子機器について説明する。
図16は、第9実施形態の電子機器1hにおける機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
第9実施形態の電子機器1hは、第8実施形態の電子機器1gにおける電力供給部31gが電力供給部31hに置き換えられた点を除いて同一であり、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第9実施形態の電子機器1hでは、第1蓄電部311g1の出力電圧が第2蓄電部311g2の出力電圧より大きい場合に、第1蓄電部311g1に蓄えられた電力により第2蓄電部311g2を充電可能にするための送電経路がダイオード315を介して設けられている(第1の送電経路)。第1蓄電部311g1の出力電圧が第2蓄電部311g2のバッテリ残量に応じた出力電圧より小さい場合には、発電部32により発電された電力が随時ダイオード315を介して蓄電部311aに送られる。
第1制御部11と第2制御部による第1表示部12及び第2表示部22の表示制御、及び、電力供給スイッチ312と接続スイッチ322のオンオフ制御は、第1実施形態の電子機器1と同様に行われるので、説明を省略する。
以上のように、第9実施形態の電子機器1hでは、電力供給部31は、第1蓄電部311g1が蓄えている電力を第2蓄電部311g2に供給するダイオード315が設けられた第1の送電経路を有する。これにより、発電部32により発電された電力により、少しずつ第2表示部22による表示動作を行わせることが可能となるので、外部電源から電力が供給されない状況でも、第1表示部12による表示が可能な状況を保ちながら第2蓄電部311g2の電力消費を補うことが可能な範囲で限定的に第2表示部22による表示動作を行わせることが出来る。
また、電力供給部31は、第2表示部22による表示動作が停止されている期間に第1蓄電部311g1が蓄えている電力を第2蓄電部311g2に供給して当該第2蓄電部311g2を充電する。これにより、第1表示部12の表示動作に応じて消費される第1蓄電部311g1の充電と合わせて第2蓄電部311g2の充電を行うことが出来る。
[第10実施形態]
次に、第10実施形態の電子機器について説明する。
図17は、第10実施形態の電子機器1iの機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
第10実施形態の電子機器1iは、第9実施形態の電子機器1hにおける電力供給部31hが電力供給部31iに置き換えられた点を除き同一であり、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図17(b)に示すように、電力供給部31iは、発電部32に接続された第1蓄電部311g1の出力電圧を検出する電圧検出器313i(電圧検出部)と、当該電圧検出器313iによる検出電圧に応じて第1蓄電部311g1と第2蓄電部311g2との間の充放電切り替えを行う送流切替スイッチ316iなどを備える。
電圧検出器313iは、第2制御部21及び第2表示部22の安定動作に必要な基準出力電圧(下限電圧)を検出する。電圧検出器313iとしては、周知のコンパレータなどを利用することが出来るが、消費電力が十分に小さいものが望ましい。また、電圧検出の必要がない期間には、適宜検出間隔を広げても良い。この基準出力電圧が検出されている場合には、送流切替スイッチ316iがオンされて、第1蓄電部311g1から第2蓄電部311g2への送電が可能とされ、基準出力電圧が検出されていない場合には、第1蓄電部311g1から第2蓄電部311g2への送電が禁止される。
外部電源が接続されている場合には、当該外部電源から第2蓄電部311g2に電力が供給されて速やかに充電される。なお、第1蓄電部311g1の出力電圧が基準出力電圧より高く、且つ第2蓄電部311g2が外部電源に接続されてフル充電されている場合、送流切替スイッチ316iがオンされて、結果的に電流が外部電源から第1蓄電部311g1に流れる場合があり得る。このように、外部電源に接続されて電力供給に余裕がある場合には、第1蓄電部311g1も充電されて良い。
第1制御部11と第2制御部21とによる表示動作の切替制御、及び電力供給スイッチ312と接続スイッチ322のオンオフ制御は、通常では、第1実施形態の電子機器1と同様に行われる。従って、ここでは、詳しい説明を省略する。
以上のように、第10実施形態の電子機器1iでは、電力供給部31は、第1蓄電部311g1の出力電圧を検出する電圧検出器313iを有し、電圧検出器313iの検出する電圧が所定の基準出力電圧以上である場合に、第1蓄電部313g1が蓄えている電力を第2蓄電部313g2に供給して第2蓄電部313g2を充電可能とする。
このように、電圧検出器313iの検出結果に基づいて第1蓄電部313g1の出力電圧を第1表示部12及び第1制御部11の動作を安定して行えるレベルに保ち、第2蓄電部313g2に電力を供給しないので、より第1表示部12の表示動作を安定して継続させることが出来る。また、第2表示部22の動作により一時的に第2蓄電部311g2の出力電圧(蓄電量)が低下しても、第1蓄電部311g1の出力電圧を保ちながら徐々に第2蓄電部311g2を充電していくことが出来るので、無理なく第2蓄電部311g2の動作を再開可能な状況に復帰させることが出来る。
[第11実施形態]
次に、第11実施形態の電子機器について説明する。
図18は、第11実施形態の電子機器1jの機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
第11実施形態の電子機器1jは、第10実施形態の電子機器1iにおける電力供給部31iが電力供給部31jに置き換えられた点を除き同一であり、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図18(b)に示すように、第11実施形態の電子機器1jでは、電力供給部31jにおいて、第2蓄電部311g2から第1蓄電部311g1へ電流を流す電流経路(第2送電経路)がダイオード315fを介して送流切替スイッチ316iに対して並列に設けられている。これにより、発電部32の発電起電力により充電される第1蓄電部311g1は、第2蓄電部311g2が外部電源に接続されているなどによりバッテリ残量に余裕があり、当該第2蓄電部311g2の出力電圧が第1蓄電部311g1の出力電圧よりも高い場合には、第2蓄電部311g2から第1蓄電部311g1に電流が流れて第1蓄電部311g1が充電される。
また、第2蓄電部311g2のバッテリ残量が減少して出力電圧が低下した場合において、電圧検出器313iにより第1蓄電部311g1の出力電圧が基準出力電圧以上であると検出されている場合には、送流切替スイッチ316iがオンされることで第1蓄電部311g1から第2蓄電部311g2に電流が流れて第1蓄電部311g1から供給される電力による第1制御部11の動作に問題を生じない範囲で第2蓄電部311g2が充電される。
第1制御部11と第2制御部21とによる表示動作の切替制御、及び電力供給スイッチ312と接続スイッチ322のオンオフ制御は、通常では、第1実施形態の電子機器1と同様に行われる。従って、ここでは、詳しい説明を省略する。
以上のように、第11実施形態の電子機器1jでは、電力供給部31は、第2蓄電部311g2が蓄えている電力を第1蓄電部311g1に供給するダイオード315fが設けられた第2の送電経路を有する。これにより、発電部32による発電量が不足する状況が長く続き、第1蓄電部311g1の蓄電量(出力電圧)が不足する場合に、第2蓄電部311g2から電力を供給することが可能になるので、第2表示部22による表示動作を多少犠牲にしても第1表示部12の表示動作をより確実により長期間継続させることが可能になる。
また、電力供給部32は、第2蓄電部311g2の出力電圧が第1蓄電部311g1の出力電圧及び発電部32による起電力よりも大きい場合に、第2蓄電部311g2の蓄えている電力を第1蓄電部311g1に供給して当該第1蓄電部311g1を充電する。
即ち、容易な回路構成で、発電部32の発電が不十分であり、且つ第2蓄電部311g2に十分な電力が残っている場合にのみ第1蓄電部311g1に電力供給を行うので、必要以上に第2蓄電部311g2の電力を放出させず、発電部32の発電状況に応じた最低限の範囲で第1表示部12の表示動作をより長期間維持させることを可能とする。
[第12実施形態]
次に、第12実施形態の電子機器について説明する。
図19は、第12実施形態の電子機器1kの機能構成を示すブロック図、及び電力供給経路について説明する図である。
第12実施形態の電子機器1kは、第10実施形態の電子機器1iにおける電力供給部31iが電力供給部31kに置き換えられた点を除き同一であり、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図19(b)に示すように、第12実施形態の電子機器1kでは、電力供給部31kにおいて、第2蓄電部311g2にアノードが接続され、第1蓄電部311g1にカソードが接続されたツェナーダイオード318(第2の送電経路、電位差判定部)が設けられている。これにより、第2蓄電部311g2の出力電圧が第1蓄電部311g1の出力電圧よりも高い場合には、第2蓄電部311g2が蓄えた電力により第1蓄電部311g1が随時充電される。また、第1蓄電部311g1の出力電圧が第2蓄電部311g2の出力電圧よりもツェナーダイオード318の降伏電圧(所定電位差)以上高い場合には、第1蓄電部311g1が蓄えた電力により第2蓄電部311g2が充電される。
なお、電子機器1kの各部の動作電圧があまり高くない場合(例えば、1.5〜5V程度など)には、ツェナーダイオード318の降伏電圧をあまり大きくするのは好ましくないが、ツェナーダイオード318の降伏電圧が安定して定まる範囲内で機能されるように選択、利用されるのが好ましい。
第1制御部11と第2制御部21とによる表示動作の切替制御、及び電力供給スイッチ312と接続スイッチ322のオンオフ制御は、第1実施形態の電子機器1と同様に行われる。従って、ここでは、詳しい説明を省略する。
以上のように、第12実施形態の電子機器1kでは、電力供給部31は、第1蓄電部311g1の出力電圧が第2蓄電部311g2の出力電圧よりも所定電位差(降伏電圧分)以上高い場合に、第1蓄電部311g1が蓄えている電力を第2蓄電部311g2に供給して当該第2蓄電部311g2を充電させるツェナーダイオード318を有する。即ち、第2蓄電部311g2の出力電圧が下がっても、当該第2蓄電部311g2の出力電圧と同じレベルまで第1蓄電部311g1の出力電圧を低下させないので、より確実に第1表示部12による表示動作を行わせることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、第1表示部12と第2表示部22とが積層配置されたデジタル表示画面の例を用いたが、デジタル表示画面が並列配置されていても良く、また、同時に両方の表示画面が表示動作を行う場合があっても良い。例えば、第1表示部12には、通常、現在位置における現在日時を表示させ、第2表示部22が使用可能な場合に、当該第2表示部22に各種機能に係る表示動作を行わせても良い。また、積層配置された場合であっても表示画面121と表示画面221は同サイズである場合に限られない。
また、上記実施の形態では、デジタル表示画面やLEDなどによる表示を行わせることとしたが、指針などをステッピングモータを用いて物理的に移動させるアナログ表示に係る構成などを有する情報表示装置であっても良い。
また、上記実施の形態では、第1の表示部と第2の表示部の2つを有する電子機器を例に挙げて説明したが、第1の表示部及び第2の表示部に更に複数の構成が含まれていても良いし、表示部が3つ以上であっても良い。これらの場合、択一的に何れかが動作可能とされても良いし、複数の組み合わせで表示動作が可能であっても良い。発電部の発電する電力は、おれらの複数の表示部のうち少なくとも最も通常動作時の消費電力の小さい構成に対して電力を供給し得る構成とされる。
また、上記実施の形態では、蓄電部の電力を直接制御部などに供給し、当該制御部を介して各表示部に電力を供給する形態を例示したが、蓄電部の電力を更に所定の電圧に変換して出力可能であっても良い。また、各表示部への電力供給は、制御部のスイッチング制御のもと、直接なされて良い。
また、発電部32としては、太陽光発電を行うソーラパネルを例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、腕装着型の端末における腕振りに応じて発電がなされる周知の発電機構などが用いられても良い。
また、上記の各実施形態や変形例で示した構成や制御内容などは、互いに矛盾したり効果を完全に相殺したりしない限りにおいて任意に独立に用いたり組み合わせたりすることが出来る。
その他、上記実施の形態で示した構成、制御内容や手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
第1の表示部と、
前記第1の表示部よりも消費電力の大きい第2の表示部と、
前記第1の表示部による表示動作と前記第2の表示部による表示動作の切り替えを行うことで一方による表示動作を可能とさせる表示切替部と、
少なくとも前記第1の表示部の動作に利用される電力を蓄える第1の蓄電部を有し、前記第1の表示部及び前記第2の表示部に電力を供給する電力供給部と、
前記第1の蓄電部を充電可能に設けられた発電部と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
<請求項2>
前記発電部には、前記第1の表示部により表示動作が行われる期間に前記第1の蓄電部に通電可能とされる充電切替部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
<請求項3>
前記充電切替部は、通電可能か否かの切替制御に係る信号が入力されない状態では通電可能状態となるスイッチング素子であることを特徴とする請求項2記載の情報表示装置。
<請求項4>
前記表示切替部は、前記第1の表示部が表示動作を行う場合に前記第2の表示部による表示動作を停止させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項5>
前記表示切替部は、前記第1の表示部と前記第2の表示部のうち何れかにより選択的に表示動作を行わせることを特徴とする請求項4記載の情報表示装置。
<請求項6>
前記第1の表示部による表示動作と前記第2の表示部による表示動作とを制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項7>
前記制御部は、
前記第1の表示部の表示動作を制御する第1の制御部と、前記第2の表示部の表示動作を制御する第2の制御部と、を有し、
前記第1の制御部により前記第1の表示部に表示動作を行わせる場合には、前記第2の制御部の動作を停止して、前記第2の表示部による表示動作を停止させる、
ことを特徴とする請求項6記載の情報表示装置。
<請求項8>
前記第1の制御部は、前記第1の表示部に所定の内容の表示動作を行わせ、
当該所定の内容の表示動作の制御に係る前記第1の制御部の消費電力は、前記第2の表示部により前記所定の内容に対応する内容の表示動作を行わせる場合における前記第2の制御部の制御動作に係る消費電力よりも小さい
ことを特徴とする請求項7記載の情報表示装置。
<請求項9>
前記電力供給部は、外部電源から電力供給を受けているか否かを検出する電力入力検出部を備え、
前記表示切替部は、前記第1の表示部による表示動作中に当該電力入力検出部が前記外部電源からの電力供給を受けていることを検出した場合、前記第2の表示部による表示動作に切り替える
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項10>
外部操作を受け付ける操作受付部を備え、
前記表示切替部は、前記操作受付部により受け付けられた操作内容に基づいて前記第1の表示部と前記第2の表示部とによる表示動作を切り替える
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項11>
前記電力供給部は、
外部電源から電力供給を受けることが可能であり、
当該外部電源から供給された電力により前記第1の蓄電部を充電可能とするか否かを切り替える充電選択部を備える
ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項12>
前記電力供給部は、外部電源から電力供給を受けることが可能であり、
前記第1の蓄電部は、前記外部電源から電力供給を受けている間には、当該外部電源からの入力電圧よりも前記発電部による起電力が大きい場合に、当該発電部の発電した電力により充電される
ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項13>
少なくとも前記第2の表示部の動作に利用される電力を蓄える第2の蓄電部を備え、
前記電力供給部は、外部電源から電力供給を受けることが可能であり、
前記第2の蓄電部は、前記外部電源から供給された電力により充電可能である
ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項14>
前記電力供給部は、前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給する第1の送電経路を有することを特徴とする請求項13記載の情報表示装置。
<請求項15>
前記電力供給部は、前記第1の蓄電部の出力電圧が前記第2の蓄電部の出力電圧よりも所定電位差以上高い場合に、前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給して当該第2の蓄電部を充電させる電位差判定部を有することを特徴とする請求項14記載の情報表示装置。
<請求項16>
前記電力供給部は、前記第1の蓄電部の出力電圧を検出する電圧検出部を有し、当該電圧検出部の検出する電圧が所定の下限電圧以上である場合に、前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給して前記第2の蓄電部を充電可能とすることを特徴とする請求項14又は15記載の情報表示装置。
<請求項17>
前記電力供給部は、前記第2の表示部による表示動作が停止されている期間に前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給して当該第2の蓄電部を充電することを特徴とする請求項14〜16の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項18>
前記電力供給部は、前記第2の蓄電部が蓄えている電力を前記第1の蓄電部に供給する第2の送電経路を有することを特徴とする請求項13〜17の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項19>
前記電力供給部は、前記第2の蓄電部の出力電圧が前記第1の蓄電部の出力電圧及び前記発電部による起電力よりも大きい場合に、前記第2の蓄電部の蓄えている電力を前記第1の蓄電部に供給して当該第1の蓄電部を充電することを特徴とする請求項18記載の情報表示装置。
<請求項20>
前記発電部は、入射光量に応じた発電を行う発電パネルを備えることを特徴とする請求項1〜19の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項21>
前記第1の表示部及び前記第2の表示部は、デジタル表示を行う表示画面をそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜20の何れか一項に記載の情報表示装置。
<請求項22>
前記第1の表示部の表示画面と、前記第2の表示部の表示画面とは積層されていることを特徴とする請求項21記載の情報表示装置。
1、1a〜1k 電子機器
11 第1制御部
111 サブCPU
112 RAM
113 記憶部
12、12b 第1表示部
121 表示画面
122 駆動回路
122b 抵抗素子
15 RTC
21 第2制御部
21b 抵抗素子
21c 駆動制御部
211 メインCPU
212 RAM
213 記憶部
22 第2表示部
221 表示画面
222 駆動回路
31、31a、31c、31e〜31k 電力供給部
311、311a、311e 蓄電部
311g1 第1蓄電部
311g2 第2蓄電部
312 電力供給スイッチ
313、313i 電圧検出器
314 入力検出部
315、315f ダイオード
316、316f、316i 送流切替スイッチ
317 電流検出器
318 ツェナーダイオード
32 発電部
321 ソーラパネル
322 接続スイッチ
323 ダイオード
41 操作受付部
42 機能動作部

Claims (22)

  1. 第1の表示部と、
    前記第1の表示部よりも消費電力の大きい第2の表示部と、
    前記第1の表示部による表示動作と前記第2の表示部による表示動作の切り替えを行うことで一方による表示動作を可能とさせる表示切替部と、
    少なくとも前記第1の表示部の動作に利用される電力を蓄える第1の蓄電部を有し、前記第1の表示部及び前記第2の表示部に電力を供給する電力供給部と、
    前記第1の蓄電部を充電可能に設けられた発電部と、
    を備えることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記発電部には、前記第1の表示部により表示動作が行われる期間に前記第1の蓄電部に通電可能とされる充電切替部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  3. 前記充電切替部は、通電可能か否かの切替制御に係る信号が入力されない状態では通電可能状態となるスイッチング素子であることを特徴とする請求項2記載の情報表示装置。
  4. 前記表示切替部は、前記第1の表示部が表示動作を行う場合に前記第2の表示部による表示動作を停止させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の情報表示装置。
  5. 前記表示切替部は、前記第1の表示部と前記第2の表示部のうち何れかにより選択的に表示動作を行わせることを特徴とする請求項4記載の情報表示装置。
  6. 前記第1の表示部による表示動作と前記第2の表示部による表示動作とを制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報表示装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1の表示部の表示動作を制御する第1の制御部と、前記第2の表示部の表示動作を制御する第2の制御部と、を有し、
    前記第1の制御部により前記第1の表示部に表示動作を行わせる場合には、前記第2の制御部の動作を停止して、前記第2の表示部による表示動作を停止させる、
    ことを特徴とする請求項6記載の情報表示装置。
  8. 前記第1の制御部は、前記第1の表示部に所定の内容の表示動作を行わせ、
    当該所定の内容の表示動作の制御に係る前記第1の制御部の消費電力は、前記第2の表示部により前記所定の内容に対応する内容の表示動作を行わせる場合における前記第2の制御部の制御動作に係る消費電力よりも小さい
    ことを特徴とする請求項7記載の情報表示装置。
  9. 前記電力供給部は、外部電源から電力供給を受けているか否かを検出する電力入力検出部を備え、
    前記表示切替部は、前記第1の表示部による表示動作中に当該電力入力検出部が前記外部電源からの電力供給を受けていることを検出した場合、前記第2の表示部による表示動作に切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の情報表示装置。
  10. 外部操作を受け付ける操作受付部を備え、
    前記表示切替部は、前記操作受付部により受け付けられた操作内容に基づいて前記第1の表示部と前記第2の表示部とによる表示動作を切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の情報表示装置。
  11. 前記電力供給部は、
    外部電源から電力供給を受けることが可能であり、
    当該外部電源から供給された電力により前記第1の蓄電部を充電可能とするか否かを切り替える充電選択部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の情報表示装置。
  12. 前記電力供給部は、外部電源から電力供給を受けることが可能であり、
    前記第1の蓄電部は、前記外部電源から電力供給を受けている間には、当該外部電源からの入力電圧よりも前記発電部による起電力が大きい場合に、当該発電部の発電した電力により充電される
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の情報表示装置。
  13. 少なくとも前記第2の表示部の動作に利用される電力を蓄える第2の蓄電部を備え、
    前記電力供給部は、外部電源から電力供給を受けることが可能であり、
    前記第2の蓄電部は、前記外部電源から供給された電力により充電可能である
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の情報表示装置。
  14. 前記電力供給部は、前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給する第1の送電経路を有することを特徴とする請求項13記載の情報表示装置。
  15. 前記電力供給部は、前記第1の蓄電部の出力電圧が前記第2の蓄電部の出力電圧よりも所定電位差以上高い場合に、前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給して当該第2の蓄電部を充電させる電位差判定部を有することを特徴とする請求項14記載の情報表示装置。
  16. 前記電力供給部は、前記第1の蓄電部の出力電圧を検出する電圧検出部を有し、当該電圧検出部の検出する電圧が所定の下限電圧以上である場合に、前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給して前記第2の蓄電部を充電可能とすることを特徴とする請求項14又は15記載の情報表示装置。
  17. 前記電力供給部は、前記第2の表示部による表示動作が停止されている期間に前記第1の蓄電部が蓄えている電力を前記第2の蓄電部に供給して当該第2の蓄電部を充電することを特徴とする請求項14〜16の何れか一項に記載の情報表示装置。
  18. 前記電力供給部は、前記第2の蓄電部が蓄えている電力を前記第1の蓄電部に供給する第2の送電経路を有することを特徴とする請求項13〜17の何れか一項に記載の情報表示装置。
  19. 前記電力供給部は、前記第2の蓄電部の出力電圧が前記第1の蓄電部の出力電圧及び前記発電部による起電力よりも大きい場合に、前記第2の蓄電部の蓄えている電力を前記第1の蓄電部に供給して当該第1の蓄電部を充電することを特徴とする請求項18記載の情報表示装置。
  20. 前記発電部は、入射光量に応じた発電を行う発電パネルを備えることを特徴とする請求項1〜19の何れか一項に記載の情報表示装置。
  21. 前記第1の表示部及び前記第2の表示部は、デジタル表示を行う表示画面をそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜20の何れか一項に記載の情報表示装置。
  22. 前記第1の表示部の表示画面と、前記第2の表示部の表示画面とは積層されていることを特徴とする請求項21記載の情報表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110459012A (zh) * 2019-07-17 2019-11-15 湖北工程学院 一种计费信息分时控制方法、装置和计费显示设备

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