JP2008111649A - 除湿空調装置 - Google Patents

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Riichi Sawano
理一 澤野
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秀介 齋藤
Tsukasa Kawamoto
川本  司
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Abstract

【課題】装置の小型化を図りながら、運転に要するコストを低減させることができる除湿空調装置を提供すること。
【解決手段】除湿ロータ20と、導入した処理空気を除湿し対象室内に供給する除湿処理ユニット30と、再生空気を通過させて水分を放出させる再生処理ユニット40とを備えた除湿空調装置10において、内部に作動流体が減圧状態で封入された流体循環回路50を有し、流体循環回路50は、水分吸着領域33の下流域に配設され、作動流体と処理空気との間で熱交換させる第1集熱器51と、水分放出領域43の上流域に配設され、作動流体と再生空気との間で熱交換させる第1放熱器52と、第1集熱器51で処理空気より熱を取得した作動流体を第1放熱器52まで移動させる第1ライン53と、第1放熱器52で放熱した作動流体を第1集熱器51まで移動させる第2ライン54とを備えて成り、作動流体を密度差により自然循環させている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、除湿空調装置に関し、より詳細には、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター等の店舗に適用され、室内への外気導入による換気、除湿、空気調和の各機能を有する除湿空調装置の改良に関する。
従来、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター等の店舗等に適用される除湿空調装置として、除湿ロータと、顕熱交換ロータと、除湿処理ユニットと、再生処理ユニットとを備えたものが知られている。
除湿ロータは、円板状の水分吸着体が設けられている。水分吸着体は、2つに仕切られ、かつ空気の流路を構成する水分吸着領域と水分放出領域とを交互に通過する態様で回転する。すなわち、水分吸着体が回転すると、水分吸着領域に位置した部分は水分放出領域に移動し、次いで、再び水分吸着領域に移動することを順次繰り返す。
顕熱交換ロータは、円板状の熱交換体が設けられている。熱交換体は、2つに仕切られ、かつ空気の流路を構成する冷却領域と加熱領域とを交互に通過する態様で回転する。ここで、冷却領域は、水分吸着領域の下流域に設けられ、加熱領域は、水分放出領域の上流域に設けてられている。
除湿処理ユニットは、送風機を用いて、外気を取り入れ、取り入れた空気を除湿ロータの水分吸着領域に通過させることにより、通過する空気の水分を水分吸着体に吸着させて除湿し、かかる水分吸着領域を通過した空気を冷却領域にて所定温度に冷却して、冷却した空気を対象室内に導入するものである。
再生処理ユニットは、送風機を用いて、再生空気(例えば外気)を取り入れ、取り入れた再生空気を加熱領域で加熱し、加熱した空気を除湿ロータの水分放出領域に通過させることにより、水分吸着体に水分を放出させて乾燥し、かかる水分放出領域を通過した空気を外部に送出するものである。
このような除湿空調装置は、除湿ロータと顕熱交換ロータとを有して構成されていることから2ロータ式除湿空調装置と称されるものである(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
しかしながら、2ロータ式除湿空調装置では、装置筐体の外形寸法及び設置面積が大きくなる、空気流路抵抗が大きいために送風機が大型化する、並びにロータの回転動力が過大になるという問題があった。
そこで、装置の小型化及びロータの回転動力の低減を図るべく、顕熱交換ロータの代わりに、冷却領域に冷却器が配設され、かつ加熱領域に加熱器が配設された除湿空調装置、つまり1ロータ式除湿空調装置が知られている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。
特開2002−013759号公報 特開2004−270950号公報 特開2001−193965号公報 特開2003−227677号公報
ところが、そのような1ロータ式除湿空調装置では、冷却器で冷却を行うための圧縮機等の冷却ユニットが必要となるだけでなく、加熱器で加熱で行うための加熱源(例えば、ボイラ、ヒータ)が必要となり、結果的に運転に要するコストが増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みて、装置の小型化を図りながら、運転に要するコストを低減させることができる除湿空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る除湿空調装置は、区画された水分吸着領域と水分放出領域との間で、水分吸着体を循環移動させる除湿器と、前記水分吸着領域に外部より導入した処理空気を通過させることにより、通過する処理空気の水分を前記水分吸着体に吸着させて該処理空気を除湿し、除湿した処理空気を対象室内に供給する除湿処理ユニットと、前記水分放出領域に外部より導入した再生空気を通過させることにより、前記水分吸着体に水分を放出させる再生処理ユニットとを備えた除湿空調装置において、内部に作動流体が減圧状態で封入されて成り、前記水分吸着領域の下流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記水分吸着領域を通過した処理空気との間で熱交換させる第1熱交換部と、前記水分放出領域の上流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記水分放出領域に向けて通過する再生空気との間で熱交換させる第2熱交換部と、前記第1熱交換部で前記処理空気と熱交換して該処理空気より熱を取得した作動流体を前記第2熱交換部まで移動させる第1ラインと、前記第2熱交換部で前記再生空気と熱交換して放熱した作動流体を前記第1熱交換部まで移動させる第2ラインとを有し、前記作動流体を密度差により自然循環させる流体循環回路を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る除湿空調装置は、上述した請求項1において、内部に作動流体が減圧状態で封入されて成り、前記水分放出領域の下流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記水分放出領域を通過した再生空気との間で熱交換させる第3熱交換部と、前記第2熱交換部の上流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記第2熱交換部に向けて通過する再生空気との間で熱交換させる第4熱交換部と、前記第3熱交換部で前記再生空気と熱交換して該再生空気より熱を取得した作動流体を前記第4熱交換部まで移動させる第3ラインと、前記第4熱交換部で前記再生空気と熱交換して放熱した作動流体を前記第3熱交換部まで移動させる第4ラインとを備え、前記作動流体を密度差により自然循環させて熱伝達を行う熱伝達回路を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る除湿空調装置は、上述した請求項1又は請求項2において、前記流体循環回路は、前記第1熱交換部で熱交換した作動流体が蒸発し、かつ前記第2熱交換部で熱交換した作動流体が凝縮して、相変化しながら自然循環することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る除湿空調装置は、上述した請求項3において、前記流体循環回路には、当該装置の使用温度範囲において常に気体状態である非凝縮気体が所定量封入してあることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る除湿空調装置は、上述した請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記作動流体は、メチルアルコールであることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る除湿空調装置は、上述した請求項1〜5のいずれか一つにおいて、前記水分放出領域の上流域に配設され、装置外部に設けてある機器の排熱を利用して前記第2熱交換部を通過した再生空気を補助的に加熱する補助加熱器を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る除湿空調装置は、上述した請求項6において、前記補助加熱器は、前記第2熱交換部と一体化した構成で配設したことを特徴とする。
本発明によれば、流体循環回路にて作動流体が密度差により自然循環することにより、第1熱交換部を通じて処理空気から取得した熱を、第2熱交換部を通じて再生空気に放熱して輸送するので、動力等を必要とせずに熱輸送を行うことができ、これにより、処理空気が除湿されることにより生ずる吸着熱を効率よく回収でき、しかも運転に要するコストを低減させることができる。また、従来の1ロータ式除湿空調装置と同様に装置の小型化を図ることができる。従って、装置の小型化を図りながら、運転に要するコストを低減させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る除湿空調装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、除湿空調装置の対象室は、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター等の店舗であるとして説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。この図1において、除湿空調装置10は、店舗の内部への外気導入による換気、除湿、空気調和を行うものである。対象となる店舗内の説明については割愛する。
除湿空調装置10は、除湿ロータ20と、除湿処理ユニット30と、再生処理ユニット40と、流体循環回路50とを備えて構成してある。
除湿ロータ20は、円板状に形成した例えば紙やゼオライト系等の水分吸着体21が設けてある。水分吸着体21は、モータ(図示せず)の駆動により回転するものである。より詳細に説明すると、水分吸着体21は、2つに仕切られた空気の流路を構成する水分吸着領域33と水分放出領域43とを交互に通過する態様で回転するものである。すなわち、水分吸着体21が回転すると、水分吸着領域33に位置した部分は水分放出領域43に移動し、次いで、再び水分吸着領域33に移動することを順次繰り返すことになる。
除湿処理ユニット30は、導入した外気(処理空気)を除湿して店舗の内部に導入するためのものであり、除湿処理経路30aを有している。
除湿処理経路30aは、外気取入口31から取り入れた処理空気を、空気吐出口35を通じて店舗の内部に導くための経路であり、除湿ロータ20の水分吸着領域33及び除湿処理ファン34が外気取入口31側から順に設けてある。図1中の符号32は、フィルターである。
除湿ロータ20の水分吸着領域33は、通過する処理空気の水分を水分吸着体21に吸着させる領域である。これにより、外気取入口31を通じて取り入れられた処理空気は、水分吸着領域33で除湿される。
除湿処理ファン34は、外気取入口31を通じての処理空気の導入、並びに店舗の内部への処理空気の送出の送風源となるものである。従って、除湿処理ファン34により、処理空気は空気吐出口35を通じて店舗の内部に供給される。
再生処理ユニット40は、導入した外気(空気)を加熱して、除湿ロータ20の水分放出領域43に通過させることにより、該除湿ロータ20を構成する水分吸着体21に水分を放出させるものであり、再生処理経路40aを有している。
再生処理経路40aは、除湿処理経路30aに並設してあり、再生空気取入口41から取り入れた再生空気(外気)を、再生空気吐出口45を通じて外部に送出するための経路であり、除湿ロータ20の水分放出領域43及び再生処理ファン44が再生空気取入口41側から順に設けてある。図1中の符号42は、フィルターである。
除湿ロータ20の水分放出領域43は、再生空気が通過することにより、水分吸着体21に水分を放出させて乾燥させるための領域である。再生処理ファン44は、再生空気取入口41を通じての再生空気の導入、並びに外部への再生空気の送出の送風源となるものである。従って、再生処理ファン44により、再生空気は、再生空気吐出口45を通じて外部に送出される。
流体循環回路50は、内部に作動流体が減圧状態で封入してあり、第1集熱器(第1熱交換部)51と第1放熱器(第2熱交換部)52とを、第1ライン53及び第2ライン54で別個に接続して構成してある。ここに、作動流体としては、例えば二酸化炭素、水、アンモニア、メチルアルコール等の自然冷媒が用いられるが、本実施例ではメチルアルコールを用いたものとして説明する。
第1集熱器51は、除湿処理経路30aにおける水分吸着領域33の下流域、すなわち水分吸着領域33と除湿処理ファン34との間に配設してある。この第1集熱器51は、図には明示しないが、内部に作動流体が通過する流路が形成してあり、該流路を通過する作動流体と、水分吸着領域33を通過した処理空気との間で熱交換させるものである。より具体的には、流路を通過する作動流体に、水分吸着領域33を通過した処理空気の熱を取得させるものである。ここで、処理空気の熱としては、主に水分吸着領域33で除湿されることにより生ずる吸着熱等である。これにより、第1集熱器51の周辺を通過する処理空気は、冷却されることになる。
第1放熱器52は、再生処理経路40aにおける水分放出領域43の上流域に配設してある。この第1放熱器52は、図には明示しないが、内部に作動流体が通過する流路が形成してあり、該流路を通過する作動流体と、再生空気取入口41から取り入れられフィルター42を通過して水分放出領域43に向けて通過する再生空気との間で熱交換させるものである。より具体的には、流路を通過する作動流体に放熱させ、通過する再生空気を加熱するものである。
第1ライン53は、第1集熱器51と第1放熱器52とを繋ぐ管路である。この第1ライン53は、第1集熱器51で処理空気から熱を取得した作動流体を第1放熱器52に移動させるためのものである。
第2ライン54は、上記第1ライン53とは別個に、第1集熱器51と第1放熱器52とを繋ぐ管路である。この第2ライン54は、第1放熱器52で放熱した作動流体を第1集熱器51に移動させるためのものである。
ここで、第2ライン54が第1ライン53よりも相対的に下方側に配設している。これは、第2ライン54を通る作動流体の密度の方が、第1ライン53を通る作動流体の密度よりも大きいためである。また、第1ライン53と第2ライン54との間で作動流体の通過に対する抵抗に差を設けても良い。すなわち、密度の大きい作動流体が通過する第2ライン54には絞り構造を設けても良いし、密度の小さい作動流体が通過する第1ライン53を第2ライン54に比して拡径にしても良い。
このような流体循環回路50では、第1集熱器51の流路内の作動流体が、該第1集熱器51の周辺を通過する処理空気(水分吸着領域33を通過した処理空気)から熱を取得して温度上昇する。これにより、処理空気は、水分吸着領域33で除湿されることにより吸着熱によって高温となるが、第1集熱器51で作動流体と熱交換をする結果、冷却される。第1集熱器51の流路内で熱を取得した作動流体は上昇移動し、その後、第1ライン53を移動して第1放熱器52に至る。この第1放熱器52において、流路内の作動流体が、該第1放熱器52の周辺を通過する再生空気に放熱して冷却されて下降移動する。つまり、第1放熱器52の周辺を通過する再生空気は加熱される。第1放熱器52で放熱した作動流体は、第2ライン54を通じて第1集熱器51に移動し、該第1集熱器51で再び処理空気より熱を取得して上述したように移動し、循環する。つまり、流体循環回路50は、作動流体を密度差により自然循環させている。流体循環回路50は、別個に設けられた第1ライン53及び第2ライン54を通じて、第1集熱器51と第1放熱器52との間で循環するものであり、ループ型サーモサイフォン式ヒートパイプと称されるものである。
そして、除湿空調装置10は、次のようにして店舗の内部を換気、除湿する。除湿処理ファン34の駆動により、処理空気が外気取入口31を通じて取り入れられ、取り入れられた処理空気は、フィルター32を通過した後、水分吸着領域33に至る。
水分吸着領域33において、処理空気に含有される水分が水分吸着体21の対応する部分に吸着され、処理空気の湿度が低下する。すなわち、処理空気は除湿される。このとき、処理空気は、吸着熱により温度が上昇する。また、水分吸着体21の水分吸着領域33に対応する部分に吸着された水分は、水分吸着体21の回転とともに、水分吸着領域33から水分放出領域43に移動する。
水分吸着領域33で除湿された処理空気は、除湿処理ファン34の駆動により下流側に流れ、第1集熱器51で作動流体との間で熱交換して冷却され、その後、空気吐出口35を通じて店舗の内部に供給される。
一方、再生処理ファン44が駆動することにより、再生空気取入口41を通じて再生空気が取り入れられ、取り入れられた再生空気は、フィルターを通過した後、第1放熱器52に至る。第1放熱器52に至った再生空気は、第1放熱器52の流路を通過する作動流体との間で熱交換して加熱されて、水分放出領域43に至る。
水分放出領域43において、第1放熱器52で加熱された再生空気が通過することにより、水分吸着体21の対応する部分から水分が放出され、該空気の湿度が上昇する。その後、水分放出領域43を通過した再生空気は、再生処理ファン44の駆動により、再生空気吐出口45を通じて外部に送出される。
水分吸着体21の水分放出領域43に対応する部分は、水分が放出されて乾燥する。この温度が上昇した水分吸着体21の対応部分は、水分吸着体21の回転とともに、水分放出領域43から水分吸着領域33に移動し、上述した動作を繰り返す。
つまり、上記除湿空調装置10において、除湿処理ユニット30は、導入した処理空気を水分吸着領域33に通過させることにより水分吸着体21に水分を吸着させて除湿し、除湿した空気を第1集熱器51で冷却して店舗の内部に供給している。また、再生処理ユニット40は、再生空気を第1放熱器52で加熱して水分放出領域43に通過させることにより水分吸着体21から水分を放出させている。そして、流体循環回路50は、作動流体が密度差により自然循環することにより、水分吸着領域33を通過した処理空気から取得した熱を、水分放出領域43に向けて通過する再生空気に輸送する熱輸送手段を構成している。
以上説明したように、本発明の実施の形態1における除湿空調装置10によれば、流体循環回路50にて作動流体が密度差により自然循環することにより、第1集熱器51を通じて処理空気から取得した熱を、第1放熱器52を通じて再生空気に放熱して輸送するので、動力等を必要とせずに熱輸送を行うことができ、これにより、吸着熱を効率よく回収でき、しかも運転に要するコストを低減させることができる。また、従来の1ロータ式除湿空調装置と同様に装置の小型化を図ることができる。従って、装置の小型化を図りながら、運転に要するコストを低減させることができる。
<実施の形態2>
図2は、本発明の実施の形態2における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。尚、上述した実施の形態1における除湿空調装置10と同一の構成を有するものには同一の符号を付してその説明を省略する。この図2における除湿空調装置100も、店舗の内部への外気導入による換気、除湿、空気調和を行うものである。対象となる店舗内の説明については割愛する。
除湿空調装置100は、除湿ロータ20、除湿処理ユニット30、再生処理ユニット40及び流体循環回路50の他に、熱伝達回路60を備えて構成してある。
熱伝達回路60は、内部に作動流体が減圧状態で封入してあり、第2集熱器(第3熱交換部)61と第2放熱器(第4熱交換部)62とを、第3ライン63及び第4ライン64で別個に接続して構成してある。ここに、作動流体としては、例えば二酸化炭素、水、アンモニア、メチルアルコール等の自然冷媒が用いられるが、本実施例ではメチルアルコールを用いたものとして説明する。
第2集熱器61は、再生処理経路40aにおける水分放出領域43の下流域、すなわち水分放出領域43と再生処理ファン44との間に配設してある。この第2集熱器61は、図には明示しないが、内部に作動流体が通過する流路が形成してあり、該流路を通過する作動流体と、水分放出領域43を通過した再生空気との間で熱交換させるものである。より具体的には、流路を通過する作動流体に、水分放出領域43を通過した再生空気の熱を取得させるものである。これにより、第2集熱器61の周辺を通過する再生空気は、冷却されることになる。
第2放熱器62は、再生処理経路40aにおける第1放熱器52の上流域に配設してある。この第2放熱器62は、図には明示しないが、内部に作動流体が通過する流路が形成してあり、該流路を通過する作動流体と、再生空気取入口41から取り入れられフィルター42を通過して第1放熱器52に向けて通過する再生空気との間で熱交換させるものである。より具体的には、流路を通過する作動流体に放熱させ、通過する再生空気を加熱するものである。
第3ライン63は、第2集熱器61と第2放熱器62とを繋ぐ管路である。この第3ライン63は、第2集熱器61で再生空気から熱を取得した作動流体を第2放熱器62に移動させるためのものである。
第4ライン64は、上記第3ライン63とは別個に、第2集熱器61と第2放熱器62とを繋ぐ管路である。この第4ライン64は、第2放熱器62で放熱した作動流体を第2集熱器61に移動させるためのものである。
ここで、第4ライン64が第3ライン63よりも相対的に下方側に配設している。これは、第4ライン64を通る作動流体の密度の方が、第3ライン63を通る作動流体の密度よりも大きいためである。また、第3ライン63と第4ライン64との間で作動流体の通過に対する抵抗に差を設けても良い。すなわち、密度の大きい作動流体が通過する第4ライン64には絞り構造を設けても良いし、密度の小さい作動流体が通過する第3ライン63を第4ライン64に比して拡径にしても良い。
このような熱伝達回路60では、第2集熱器61の流路内の作動流体が、該第2集熱器61の周辺を通過する再生空気(水分放出領域43を通過した再生空気)から熱を取得して温度上昇する。これにより、再生空気は、第2集熱器61で作動流体と熱交換をする結果、冷却される。第2集熱器61の流路内で熱を取得した作動流体は上昇移動し、その後、第3ライン63を移動して第2放熱器62に至る。この第2放熱器62において、流路内の作動流体が、該第2放熱器62の周辺を通過する再生空気に放熱して冷却されて下降移動する。つまり、第2放熱器62の周辺を通過する再生空気は加熱される。第2放熱器62で放熱した作動流体は、第4ライン64を通じて第2集熱器61に移動し、該第2集熱器61で再び再生空気より熱を取得して上述したように移動し、循環する。つまり、熱伝達回路60は、作動流体を密度差により自然循環させている。熱伝達回路60は、別個に設けられた第3ライン63及び第4ライン64を通じて、第2集熱器61と第2放熱器62との間で循環するものであり、ループ型サーモサイフォン式ヒートパイプと称されるものである。
このように熱伝達回路60において作動流体が自然循環することにより、水分放出領域43を通過した再生空気、すなわち脱湿再生後の空気が保持している熱を取得して、再生空気取入口41より取り入れられ、第1放熱器52に向けて通過する再生空気に取得した熱を放熱することで当該再生空気に熱伝達を行うことができる。これにより、脱湿再生後の空気が保持している熱を利用して再生空気取入口41を通じて取り入れられた再生空気を加熱することができ、その結果、流体循環回路50を構成する第1放熱器52での再生空気の加熱を補足することができる。
従って、本発明の実施の形態2における除湿空調装置100によれば、熱伝達回路60にて作動流体が密度差により自然循環することにより、第2集熱器61を通じて再生空気から取得した熱を、第2放熱器62を通じて再生空気に放熱して熱伝達するので、動力等を必要とせずに熱伝達を行うことができ、これにより、流体循環回路50を構成する第1放熱器52での加熱を補足することができ、しかも作動流体の循環に動力等を必要としないので、運転に要するコストを低減させることができる。また、従来の1ロータ式除湿空調装置0と同様に装置の小型化を図ることができる。従って、装置の小型化を図りながら、運転に要するコストを低減させることができる。
<実施の形態3>
図3は、本発明の実施の形態3における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。尚、上述した実施の形態1における除湿空調装置10と同一の構成を有するものには同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態3における除湿空調装置101も、店舗の内部への外気導入による換気、除湿、空気調和を行うものである。対象となる店舗内の説明については割愛する。
除湿空調装置101は、除湿ロータ20と、除湿処理ユニット30と、再生処理ユニット40と、熱サイフォン500とを備えて構成してある。すなわち、本実施の形態3に係る除湿空調装置101は、実施の形態1における除湿空調装置101と流体循環回路の構成が異なるだけである。
熱サイフォン500は、除湿処理経路30aにおける水分吸着領域33の下流域と、再生処理経路40aにおける水分放出領域43の上流域とに跨る態様で設けてある。この熱サイフォン500は、無端状の配管に複数のフィンFが並ぶ態様で立設して構成してあり、水分吸着領域33の下流域の部分は蒸発部(第1熱交換部)510、水分放出領域43の上流域は凝縮部(第2熱交換部)520と成っている。
熱サイフォン500を構成する配管の内部には、作動流体の他に非凝縮気体が所定量封入してある。非凝縮気体は、当該除湿空調装置101の使用温度範囲において常に気体状態となるものである。ここで、非凝縮気体の封入量は、詳細は後述するが、例えば冬季の暖房運転時、すなわち水分吸着領域33を通過した処理空気の温度が30℃未満となる時に凝縮部520に対応する配管内を充満する程度の量であることが好ましい。
蒸発部510は、配管を通過する作動流体と、水分吸着領域33を通過した処理空気との間で熱交換させるものである。より具体的には、配管を通過する作動流体に、水分吸着領域33を通過した処理空気の熱を取得させて蒸発させるものである。ここで、処理空気の熱としては、主に水分吸着領域33で除湿されることにより生ずる吸着熱等である。これにより、蒸発部510の周辺を通過する処理空気は、冷却されることになる。
凝縮部520は、配管を通過する作動流体と、再生空気取入口41から取り入れられフィルター42を通過して水分放出領域43に向けて通過する再生空気との間で熱交換させるものである。より具体的には、配管を通過する作動流体に放熱させて凝縮させ、通過する再生空気を加熱するものである。
このような熱サイフォン500では、通常の除湿運転時、水分吸着領域33を通過した処理空気の温度が30℃以上の時において、次のようにして熱輸送を行う。ここで、通常の除湿運転時には、作動流体の圧力で非凝縮気体は、凝縮部520に対応する配管の上方の微小空間を占有しているだけである。
蒸発部510に対応する配管内の作動流体が、該蒸発部510の周辺を通過する処理空気(水分吸着領域33を通過した処理空気)から熱を取得して蒸発する。これにより、処理空気は、水分吸着領域33で除湿されることにより吸着熱によって高温となるが、蒸発部510で作動流体と熱交換をする結果、冷却される。蒸発部510に対応する配管内で蒸発した作動流体は、無端状の配管のうち、上下方向に延在する部分の一方側530(図3中では除湿ロータ20側)を通過(上昇移動)して凝縮部520に至る。この凝縮部520において、配管内の作動流体が、該凝縮部520の周辺を通過する再生空気に放熱して凝縮する。これにより、凝縮部520の周辺を通過する再生空気は加熱される。凝縮部520で凝縮した作動流体は、上下方向に延在する配管の他方側540を通過(下降移動)して蒸発部510に移動し、該蒸発部510で再び処理空気より熱を取得して蒸発し、上述したように移動して循環する。つまり、熱サイフォン500は、作動流体を相変化により自然循環させている。また、熱サイフォン500を構成する無端状の配管のうち、上下方向に延在する部分の一方側530が上記第1ライン53に対応し、その他方側540が上記第2ライン54に対応している。
従って、本発明の実施の形態3における除湿空調装置101によれば、熱サイフォン500において作動流体が相変化により自然循環することにより、蒸発部510を通じて処理空気から取得した熱を、凝縮部520を通じて再生空気に放熱して輸送するので、動力等を必要とせずに熱輸送を行うことができ、これにより、吸着熱を効率よく回収でき、しかも運転に要するコストを低減させることができる。また、従来の1ロータ式除湿空調装置1と同様に装置の小型化を図ることができる。従って、装置の小型化を図りながら、運転に要するコストを低減させることができる。
上記熱サイフォン500では、例えば冬季の暖房運転時において、作動流体が圧力が低下して、非凝縮気体が膨張し、凝縮部520に対応する配管を充満する。このように非凝縮気体が凝縮部520に対応する配管を充満する結果、作動流体が凝縮部520で凝縮することを抑制し、熱輸送を自動的に停止させることができる。
これにより、本発明の実施の形態3における除湿空調装置101によれば、通常の除湿運転時には、熱輸送を行って吸着熱を回収しながら再生空気を効率よく加熱することができる一方、冬季の暖房運転時には、熱輸送を自動的に停止して店舗内に供給される処理空気が必要以上に低くなることを抑制することができる。
<実施の形態4>
図4は、本発明の実施の形態4における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。尚、上述した実施の形態1における除湿空調装置10と同一の構成を有するものには同一の符号を付してその説明を省略する。この図4における除湿空調装置104も、店舗の内部への外気導入による換気、除湿、空気調和を行うものである。対象となる店舗内の説明については割愛する。
除湿空調装置104は、除湿ロータ20、除湿処理ユニット30、再生処理ユニット40及び流体循環回路50を備えるとともに、補助加熱器70を備えて構成してある。
補助加熱器70は、再生処理経路40aにおける水分放出領域43の上流域、すなわち第1放熱器52と水分放出領域43との間の所定域に配設してある。この補助加熱器70は、図には明示しないが、上下方向に沿って蛇行する態様で設けた冷媒流路と、この冷媒流路に熱的に接続する態様で再生空気の通過方向と直交する方向に沿って並設させた複数のフィンとを有して形成してある。
このような補助加熱器70は、2つの冷媒配管71,72とともに冷媒循環回路を構成し、除湿空調装置104の外部にある機器(以下、外部機器と称する)73に熱的に接続してある。冷媒循環回路は、内部に冷媒が封入してあり、上記補助加熱器70と受熱器(図示せず)とを、第1冷媒配管71及び第2冷媒配管72で別個に接続して構成してある。ここに冷媒としては、例えば二酸化炭素、水、アンモニア、メチルアルコール等の自然冷媒が用いられている。受熱器は、外部機器73に熱的に接続する態様で配設してある。この受熱器は、内部に冷媒が通過する流路が形成してあり、該流路を通過する冷媒に、外部機器73から排出される排熱(高熱)を受熱させるものである。この外部機器73としては、例えば発電機器等が該当する。
第1冷媒配管71は、補助加熱器70と受熱器とを繋ぐ管路である。この第1冷媒配管71は、補助加熱器70を通過した冷媒を受熱器に移動させるためのものである。第2冷媒配管72は、上記第1冷媒配管71とは別個に、補助加熱器70と受熱器とを繋ぐ管路である。この第2冷媒配管72は、受熱器を通過した冷媒を補助加熱器70に移動させるためのものである。
このような冷媒循環回路では、補助加熱器70と受熱器との間で冷媒が次のようにして自然循環、あるいはポンプ等の動力源により循環することになる。すなわち、受熱器の流路内の冷媒が、外部機器73から排出される排熱(高温)を取得して高温となり、第2冷媒配管72を移動して補助加熱器70に至る。この補助加熱器70において、冷媒流路内の冷媒が、該補助加熱器70の周辺を通過する再生空気に放熱して冷却される。つまり、補助加熱器70の周辺を通過する再生空気、すなわち第1放熱器52を通過した再生空気は加熱される。補助加熱器70で放熱した冷媒は、第1冷媒配管71を通じて受熱器に移動し、該受熱器で再び外部機器73より排出される排熱を取得して上述したように移動し循環することになる。これにより、補助加熱器70は、外部機器73の排熱を利用して第1放熱器52を通過した再生空気を補助的に加熱するものである。
従って、本発明の実施の形態4における除湿空調装置104によれば、上述した実施の形態1における除湿空調装置10が奏する作用効果に加え、再生処理経路40aにおける水分放出領域43の上流域に配設された補助加熱器70が、外部機器73の排熱を利用して第1放熱器52を通過した再生空気を補助的に加熱するので、外部機器73の排熱を有効に活用しながら、流体循環回路50を構成する第1放熱器52での加熱を補足することができ、省エネルギー化を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明これらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述の実施の形態2においては、第3ライン63及び第4ライン64がそれぞれ1つずつで熱伝達回路60を構成していたが、本発明ではこれに限定されずに、複数のラインがそれぞれ第2集熱器61と第2放熱器62とを通過する態様で無端状に設けてあっても良い。このような構成によれば、上述の実施の形態2の構成により奏する作用効果の他、ラインの設置数により輸送熱量を柔軟に設計することが可能になる。
また、上述の実施の形態4においては、補助加熱器70は、再生処理経路40aにおける水分放出領域43の上流域、すなわち第1放熱器52と水分放出領域43との間の所定域に配設していたが、すなわち第1放熱器52とは別体として配設していたが、本発明は次のようにしても良い。すなわち、第1放熱器52における作動流体の流路と、補助加熱器70における冷媒の流路とのそれぞれに熱的に接続する態様でフィンを形成することにより、第1放熱器52と補助加熱器70とを一体化して構成しても良い。つまり、補助加熱器70は、第1放熱器52と一体化した構成で配設しても良い。これによれば補助加熱器70をコンパクトなものとすることができ、装置全体が大型化することを抑制することができる。
以上のように、本発明は、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター等の店舗に適用され、店舗内への外気導入による換気、除湿、空気調和の各機能を有する除湿空調装置として有用である。
本発明の実施の形態1における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。 本発明の実施の形態2における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。 本発明の実施の形態3における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。 本発明の実施の形態4における除湿空調装置の構成を模式的に示した模式図である。
符号の説明
10,100,101,102 除湿空調装置
20 除湿ロータ
21 水分吸着体
30 除湿処理ユニット
33 水分吸着領域
40 再生処理ユニット
43 水分放出領域
50 流体循環回路
51 第1集熱器(第1熱交換部)
52 第1放熱器(第2熱交換部)
53 第1ライン
54 第2ライン
60 熱伝達回路
61 第2集熱器(第3熱交換部)
62 第2放熱器(第4熱交換部)
63 第3ライン
64 第4ライン
500 熱サイフォン
510 蒸発部
520 凝縮部
70 補助加熱器
71 第1冷媒配管
72 第2冷媒配管
73 外部機器

Claims (7)

  1. 区画された水分吸着領域と水分放出領域との間で、水分吸着体を循環移動させる除湿器と、
    前記水分吸着領域に外部より導入した処理空気を通過させることにより、通過する処理空気の水分を前記水分吸着体に吸着させて該処理空気を除湿し、除湿した処理空気を対象室内に供給する除湿処理ユニットと、
    前記水分放出領域に外部より導入した再生空気を通過させることにより、前記水分吸着体に水分を放出させる再生処理ユニットと
    を備えた除湿空調装置において、
    内部に作動流体が減圧状態で封入されて成り、
    前記水分吸着領域の下流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記水分吸着領域を通過した処理空気との間で熱交換させる第1熱交換部と、
    前記水分放出領域の上流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記水分放出領域に向けて通過する再生空気との間で熱交換させる第2熱交換部と、
    前記第1熱交換部で前記処理空気と熱交換して該処理空気より熱を取得した作動流体を前記第2熱交換部まで移動させる第1ラインと、
    前記第2熱交換部で前記再生空気と熱交換して放熱した作動流体を前記第1熱交換部まで移動させる第2ラインと
    を有し、前記作動流体を密度差により自然循環させる流体循環回路を備えたことを特徴とする除湿空調装置。
  2. 内部に作動流体が減圧状態で封入されて成り、
    前記水分放出領域の下流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記水分放出領域を通過した再生空気との間で熱交換させる第3熱交換部と、
    前記第2熱交換部の上流域に配設され、内部を通過する作動流体と前記第2熱交換部に向けて通過する再生空気との間で熱交換させる第4熱交換部と、
    前記第3熱交換部で前記再生空気と熱交換して該再生空気より熱を取得した作動流体を前記第4熱交換部まで移動させる第3ラインと、
    前記第4熱交換部で前記再生空気と熱交換して放熱した作動流体を前記第3熱交換部まで移動させる第4ラインと
    を備え、前記作動流体を密度差により自然循環させて熱伝達を行う熱伝達回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除湿空調装置。
  3. 前記流体循環回路は、前記第1熱交換部で熱交換した作動流体が蒸発し、かつ前記第2熱交換部で熱交換した作動流体が凝縮して、相変化しながら自然循環することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の除湿空調装置。
  4. 前記流体循環回路には、当該装置の使用温度範囲において常に気体状態である非凝縮気体が所定量封入してあることを特徴とする請求項3に記載の除湿空調装置。
  5. 前記作動流体は、メチルアルコールであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の除湿空調装置。
  6. 前記水分放出領域の上流域に配設され、装置外部に設けてある機器の排熱を利用して前記第2熱交換部を通過した再生空気を補助的に加熱する補助加熱器を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の除湿空調装置。
  7. 前記補助加熱器は、前記第2熱交換部と一体化した構成で配設したことを特徴とする請求項6に記載の除湿空調装置。
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