JP2017032255A - 空調装置 - Google Patents

空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017032255A
JP2017032255A JP2015155603A JP2015155603A JP2017032255A JP 2017032255 A JP2017032255 A JP 2017032255A JP 2015155603 A JP2015155603 A JP 2015155603A JP 2015155603 A JP2015155603 A JP 2015155603A JP 2017032255 A JP2017032255 A JP 2017032255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat exchange
sensible heat
supply
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015155603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6761229B2 (ja
Inventor
敦 粕谷
Atsushi Kasuya
敦 粕谷
典彦 古寺
Norihiko Kodera
典彦 古寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP2015155603A priority Critical patent/JP6761229B2/ja
Publication of JP2017032255A publication Critical patent/JP2017032255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6761229B2 publication Critical patent/JP6761229B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)

Abstract

【課題】冷媒自然循環式の顕熱交換部により給気路を流れる空気と排気路を流れる空気との間で顕熱を融通して空調対象空間の空調を効率的に行えながら、空調対象空間への給気温度を安定させて空調対象空間の快適性も得られる優れた空調装置を提供する。【解決手段】給気路10と、排気路20と、給気路10を流れる空気と排気路20を流れる空気との間で顕熱交換を行う冷媒自然循環式の顕熱交換部50が備えられ、給気路10による空調対象空間Rへの給気温度を検出する給気温度検出手段60と、顕熱交換部50による顕熱交換量を調整する顕熱交換量調整手段70と、給気温度検出手段60による検出結果に基づいて顕熱交換量調整手段70を制御して給気路10による空調対象空間Rへの給気温度を設定給気温度に調整する制御手段80が備えられている。【選択図】図1

Description

本発明は、空調対象空間に給気する給気路と、空調対象空間から排気する排気路と、冷媒の液状態とガス状態とでの密度差及び冷媒の圧力差を利用して冷媒を自然循環させることで冷媒を介して排気路を流れる空気と給気路を流れる空気との間で顕熱交換を行う冷媒自然循環式の顕熱交換部が備えられている空調装置に関する。
この種の空調装置としては、例えば、特許文献1に示すように、前記給気路、前記排気路、前記冷媒自然循環式の顕熱交換部に加え、給気路を流れる空気から水分を吸着して排気路を流れる空気に水分を放出する除湿ロータ(除湿部の一例)を備えた空調装置が知られている。
この空調装置では、冷媒自然循環式の顕熱交換部を採用することで、冷媒の搬送動力が不要で、且つ、顕熱ロータ等に比べ圧損も少なくて済むようにしている。更に、この冷媒自然循環式の顕熱交換部により、給気路を流れる空気で除湿ロータよりも下流側の吸着除湿後の空気から水分吸着で生じた吸着熱(温熱)を回収し、その吸着熱を用いて排気路を流れる空気で除湿ロータよりも上流側の空気(除湿ロータの再生に用いられる空気)を加熱して再生に有利な温度状態とすることで、除湿を含む空調対象空間の空調を効率的に行い、高い省エネ性を実現している。
ところで、空調対象空間への給気温度は、除湿ロータによる吸着除湿過程で温度上昇した空気を冷媒自然循環式の顕熱交換部で冷却したものとなる。ここで、顕熱交換部での顕熱交換量は、給気路を流れる空気の状態と、排気路を流れる空気の状態と、自然循環式の顕熱交換部を流れる冷媒の状態との三者の相対関係で決まるが、この従来の空調装置では、これら三者の相対関係を自然の成り行きに任せて自由に変化させるようにしていた。
特開2008−111649号公報
上記従来の技術では、上述した三者の相対関係が自然の成り行きで変化するのに伴い、空調対象空間への給気温度に影響する顕熱交換部での顕熱交換量も同様に成り行きで変化することになる。そのため、空調対象空間への給気温度が不測に変化して空調対象空間の快適性が損なわれ易い問題があった。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、冷媒自然循環式の顕熱交換部により給気路を流れる空気と排気路を流れる空気との間で顕熱を融通して空調対象空間の空調を効率的に行えながら、空調対象空間への給気温度を安定させて空調対象空間の快適性も得られる省エネ性と快適性とを両立した空調装置を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、空調対象空間に給気する給気路と、
空調対象空間から排気する排気路と、
冷媒の液状態とガス状態とでの密度差及び冷媒の圧力差を利用して冷媒を自然循環させることで冷媒を介して前記給気路を流れる空気と前記排気路を流れる空気との間で顕熱交換を行う冷媒自然循環式の顕熱交換部が備えられている空調装置であって、
前記給気路による空調対象空間への給気温度を検出する給気温度検出手段と、
前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による前記排気路を流れる空気と前記給気路を流れる空気との間での顕熱交換量を調整する顕熱交換量調整手段と、
前記給気温度検出手段による検出結果に基づいて前記顕熱交換量調整手段を制御して前記給気路による空調対象空間への給気温度を設定給気温度に調整する制御手段が備えられている点にある。
上記構成によれば、まずは、冷媒自然循環式の顕熱交換部により、給気路を流れる空気と排気路を流れる空気との間で顕熱を効率的に融通(回収して利用)することで、空調対象空間の空調を効率的に行える。そして、制御手段により、給気温度検出手段の検出結果に基づいて顕熱交換量調整手段を制御して空調対象空間への給気温度を設定給気温度に調整することで、空調対象空間への給気温度を安定させて空調対象空間の空調を効果的に行える。これらのことから、省エネ性と快適性とを両立することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記給気路を流れる空気で前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換が行われる前の空気を除湿する除湿部が備えられている点にある。
上記構成によれば、給気路を流れる空気を除湿部で除湿することで、空調対象空間への給気湿度を低下させることができる。更に、冷媒自然循環式の顕熱交換部により、給気路を流れる空気で除湿部による除湿後の空気と、排気路を流れる空気との間で顕熱を融通しながら、温度変化を伴い易い除湿部による除湿後の空気の温度を設定給気温度に調整することができる。したがって、除湿を含む空調対象空間の空調を効率的且つ効果的に行える。
なお、本構成の実施において、除湿部は、給気路を流れる空気を露点温度以下に冷却して除湿する構成や給気路を流れる空気から吸着材等で水分を吸着して除湿する構成等の各種の構成を適宜に採用することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記給気路を流れる空気で前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換が行われる前の空気と、前記排気路を流れる空気との間で全熱交換を行う全熱交換部が備えられている点にある。
上記構成によれば、全熱交換部により、給気路を流れる空気で冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換が行われる前の空気と排気路を流れる空気との間で全熱(顕熱及び潜熱)を融通することで、空調対象空間の空調を一層効率的に行える。しかも、冷媒自然循環式の顕熱交換部により、給気路を流れる空気で全熱交換部による全熱交換後の空気と排気路を流れる空気との間で顕熱を融通しながら、温度変化を伴い易い全熱交換部による全熱交換の後の空気の温度を設定給気温度に調整することができる。したがって、空調対象空間の空調を一層効率的且つ効果的に行える。
本発明の第4特徴構成は、前記顕熱交換量調整手段が、前記冷媒自然循環式の顕熱交換部において自然循環させる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整部から構成されている点にある。
上記構成によれば、顕熱交換量調整手段を構成する冷媒流量調整部により顕熱交換部で自然循環する冷媒の流量を調整することで、空調対象空間への給気量及び空調対象空間からの排気量は換気に必要な設定量に維持しながら、顕熱交換部による顕熱交換量を調整することができ、空調対象空間への給気温度の調整を効果的に行える。
本発明の第5特徴構成は、前記排気路には、前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換を行って排気する第一排気路と、前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換を行わずに排気する第二排気路とが備えられ、
前記顕熱交換量調整手段が、前記排気路にて排気する空気のうち、前記第一排気路にて排気する空気と前記第二排気路にて排気する空気との風量比を調整する排気風量比調整部から構成されている点にある。
つまり、冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換を行って排気する第一排気路を流れる空気の風量が変化すれば、冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換量が変化することになる。そのため、上記構成によれば、顕熱交換量調整手段を構成する排気風量比調整部により、第一排気路にて排気する空気と第二排気路にて排気する空気との風量比を調整することで、全体としての排気量を維持しながら、第一排気路を流れる空気の風量を調整して、冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換量を調整することができる。
したがって、空調対象空間への給気量及び空調対象空間からの排気量は換気に必要な設定量に維持しながら、顕熱交換部による顕熱交換量を調整することができ、空調対象空間への給気温度の調整を効果的に行える。
第1実施形態の空調装置の概略構成図 第2実施形態の空調装置の概略構成図
本発明に係る空調装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この空調装置100は、図1に示すように、屋内R(空調対象空間の一例)の換気・除湿・温調を行うものであり、屋内Rに給気する給気路10、屋内Rから排気する排気路20、給排気間で全熱交換を行う全熱交換部30、給気路10を流れる空気を除湿する除湿部40、給排気間で顕熱交換を行う冷媒自然循環式の顕熱交換部50等が備えられている。
前記給気路10は、給気ファンFsに接続され、屋外Oから屋内Rに外気OAを供給するように構成されている。この給気路10は、空気の流れ方向において、屋外O側の外気取入口11から全熱交換部30の給気側領域31、除湿部40、顕熱交換部50の給気側領域51を順に通り、屋内R側の給気口12に至る風路として構成されている。
前記排気路20は、排気ファンFeに接続され、屋内Rから屋外Oに屋内空気RAを排出するように構成されている。この排気路20は、空気の流れ方向において、屋内R側の屋内空気取入口21から顕熱交換部50の排気側領域52、全熱交換部30の排気側領域32を順に通り、屋外O側の排気口22に至る風路として構成されている。
前記全熱交換部30は、給気側領域31を流れる空気として給気路10を流れる空気で冷媒自然循環式の顕熱交換部50による顕熱交換が行われる前の空気と、排気側領域32を流れる空気として排気路20を流れる空気で冷媒自然循環式の顕熱交換部50による顕熱交換が行われた後の空気との間で全熱交換(顕熱交換及び潜熱交換)を行うように構成されている。
このとき、排気路20を流れる空気で冷媒自然循環式の顕熱交換部50による顕熱交換(熱回収)が行われた後の空気(屋内空気RA)は、外気OAに比べて低温且つ低湿の空気であるので、当該空気との全熱交換部30での全熱交換により、給気路10を流れる空気(外気OA)に対して第1段目の処理として冷却と除湿とが行われる。
全熱交換部30としては、各種の方式のものを採用することができるが、本実施形態では、アルミニウム製のハニカム等からなる円盤状の通気性蓄熱体33を給気側領域31と排気側領域32との間で駆動手段(図示省略)にて回転駆動させることで、給気側領域31を流れる空気と排気側領域32を流れる空気との間で全熱交換を行う回転式のものを採用している。
前記除湿部40は、給気路10を流れる空気で全熱交換部30の下流側の全熱交換後の空気を除湿するように構成されている。この除湿部40も各種の方式のものを採用することができるが、本実施形態では、冷水等の熱搬送媒体の供給を受けて空気を冷却する冷却器からなり、給気路10を流れる空気を露点温度以下まで冷却して除湿する冷却除湿式の除湿部として構成されている。この除湿部40により、給気路10を流れる空気に対して第2段目の処理として冷却と除湿とが行われる。
前記冷媒自然循環式の顕熱交換部50は、冷媒rの液状態とガス状態とでの密度差及び冷媒rの圧力差を利用して冷媒rを自然循環させることで、冷媒rを介して給気側領域51を流れる空気と排気側領域52を流れる空気との間で顕熱交換を行うように構成されている。
顕熱交換部50は、給気側領域51に配設される給気側熱交換部53と、排気側領域52に配設される排気側熱交換部54と、給気側熱交換部53と排気側熱交換部54との間で冷媒rを一方向に循環させる冷媒循環路55とから構成されている。
これらの給気側熱交換部53と排気側熱交換部54と冷媒循環路55は、例えば、給気側熱交換部53が排気側熱交換部54よりも上方に位置する配置関係とされ、低位側の排気側熱交換部54で蒸発したガス状態の冷媒rが冷媒循環路55を通じて自然に上方に移動して高位側の給気側熱交換部53に流入し、高位側の給気側熱交換部53で凝縮した液状態の冷媒rが冷媒循環路55を通じて自然に下方に移動して低位側の排気側熱交換部54に流入するように構成されている。
また、この冷媒自然循環式の顕熱交換部50は、給気側領域51を流れる空気として、給気路10を流れる空気で全熱交換部30による全熱交換と除湿部40による除湿が行われた後の空気と、排気側領域52を流れる空気として、排気路20を流れる空気で全熱交換部30による全熱交換が行われる前の空気との間で顕熱交換を行うように構成されている。
このとき、排気路20を流れる空気で全熱交換部30による全熱交換が行われる前の空気(屋内空気RA)は、給気路10を流れる空気で除湿部40による冷却除湿後の空気に比べて高温の空気である。そのため、冷媒自然循環式の顕熱交換部50の排気側熱交換部54が熱回収器となり、液状態の冷媒rを蒸発させる形態で排気路20を流れる空気で全熱交換部30による全熱交換が行われる前の空気の顕熱(温熱)が回収される。更に、顕熱交換部50の給気側熱交換部53が再熱器となり、ガス状態の冷媒rを凝縮させる形態で給気路10を流れる空気で除湿部40による冷却除湿後の空気が再熱される。
そして、この空調装置100は、給気路10による屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持するように構成されている。そのため、この空調装置100には、給気路10による屋内Rへの給気温度を検出する給気温度検出手段60と、冷媒自然循環式の顕熱交換部50による顕熱交換量を調整する顕熱交換量調整手段70と、給気温度検出手段60による検出結果に基づいて顕熱交換量調整手段70を制御して給気路10による屋内Rへの給気温度を設定給気温度に調整する制御部(制御手段の一例)80が備えられている。
前記給気温度検出手段60は、給気路10における顕熱交換部50の下流側で給気口12の直上流側の箇所に設けられた温度センサ等からなり、当該箇所における空気の温度、すなわち、屋内Rへの給気温度を検出するように構成されている。
前記顕熱交換量調整手段70は、冷媒循環路55を流れる冷媒rの流量を調整する冷媒流量調整部71からなり、制御部80からの制御指令に応じて冷媒循環路55を流れる冷媒rの流量を調整することで、顕熱交換部50での顕熱交換量を調整するように構成されている。
この冷媒流量調整部71は、例えば、冷媒循環路55における給気側熱交換部53から排気側熱交換部54へ冷媒rが流れる区間に電子膨張弁等を介装して構成され、制御部80からの制御指令に応じた弁開度の調整により冷媒循環路55を流れる冷媒rの流量を調整する。
前記制御部80は、給気温度検出手段60から検出温度を通信等で取得し、その検出温度に基づき、給気路10による屋内Rへの給気温度が設定給気温度となるように冷媒流量調整部71に対して冷媒rの流量を調整する制御指令を出力することで、冷媒流量調整部71を制御し、顕熱交換部50での顕熱交換量を調整して給気路10による屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持する。
例えば、この制御部80は、給気温度検出手段60から取得した検出温度と予め設定された設定給気温度とを比較し、検出温度が設定給気温度よりも低い場合は、顕熱交換部50での顕熱交換量を増大させるべく冷媒rの流量を増大させる制御指令を冷媒流量調整部71に出力し、他方、検出温度が設定給気温度よりも高い場合は、顕熱交換部50での顕熱交換量を減少させるべく冷媒rの流量を減少させる制御指令を冷媒流量調整部71に出力することで、給気路10による屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持する。
このように構成された空調装置100は、全熱交換部30と顕熱交換部50の双方における給排気間での熱融通により屋内Rの空調を効率的に行え、更に、制御部80による冷媒流量調整部71の制御により、屋内Rへの給気量と屋内Rからの排気量を設定量に維持しながら屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持し、屋内Rの空調を効果的に行える。
〔第2実施形態〕
前述の第1実施形態では、冷媒自然循環式の顕熱交換部50の顕熱交換量を調整する顕熱交換量調整手段70が、顕熱交換部50の冷媒循環路55を流れる冷媒rの流量を調整するものである場合を例に示したが、例えば、顕熱交換部50の排気側熱交換部54で顕熱交換させる空気の風量を調整するものであってもよい。
この第2実施形態では、図2に示すように、屋内Rから排気する排気路20として、冷媒自然循環式の顕熱交換部50による顕熱交換を行って排気する第一排気路20Aと、冷媒自然循環式の顕熱交換部50による顕熱交換を行わずに排気する第二排気路20Bとが備えられている。
前記第一排気路20Aは、空気の流れ方向において、屋内空気取入口21から顕熱交換部50の手前側の分岐部23に至る第一区間A1と、分岐部23から顕熱交換部50の排気側領域52を通って合流部24に至る第二区間A2と、合流部24から排気口22に至る第三区間A3から構成されている。
他方、前記第二排気路20Bは、空気の流れ方向において、第一区間A1と、分岐部23から顕熱交換部50の排気側領域52を迂回して合流部24に至るバイパス区間Abと、第三区間A3から構成されている。
また、顕熱交換量調整手段70が、排気路20にて排気する空気のうち、第一排気路20Aにて排気する空気と、第二排気路20Bにて排気する空気との風量比を調整する排気風量比調整部72からなり、制御部80からの制御指令に応じて第一排気路20Aにて排気する空気と、第二排気路20Bにて排気する空気との風量比を調整して、排気路20にて排気する空気の全体風量(排気量)を維持しながら第一排気路20Aにて排気する空気の風量を調整することで、顕熱交換部50での顕熱交換量を調整するように構成されている。
前記排気風量比調整部72は、第二排気路20Bのバイパス区間Abに介装された風量調整ダンパ等からなり、当該バイパス区間Abの通風面積を調整することで、第一排気路20Aを流れる空気の風量と第二排気路20Bを流れる空気の風量の比を調整するように構成されている。
前記制御部80は、給気温度検出手段60から検出温度を通信等で取得し、その検出温度に基づき、給気路10による屋内Rへの給気温度が設定給気温度となるように排気風量比調整部72に対して排気風量比を調整する制御指令を出力することで、排気風量比調整部72を制御し、顕熱交換部50での顕熱交換量を調整して給気路10による屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持する。
例えば、この制御部80は、給気温度検出手段60から取得した検出温度と予め設定された設定給気温度とを比較し、検出温度が設定給気温度よりも低い場合は、顕熱交換部50での顕熱交換量を増大させるべく第一排気路20Aにて排気する空気の風量を増大させる制御指令を排気風量比調整部72に出力し、他方、検出温度が設定給気温度よりも高い場合は、顕熱交換部50での顕熱交換量を減少させるべく第一排気路20Aにて排気する空気の風量を減少させる制御指令を排気風量比調整部72に出力することで、給気路10による屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持する。
このように構成された空調装置100は、全熱交換部30と顕熱交換部50の双方における給排気間での熱融通により屋内Rの空調を効率的に行え、更に、制御部80による排気風量比調整部72の制御により、屋内Rへの給気量と屋内Rからの排気量を設定量に維持しながら屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持して、屋内Rの空調を効果的に行える。
なお、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔別実施形態〕
(1)顕熱交換量調整手段70は、前述の各実施形態で示した冷媒流量調整部71や排気風量比調整部72に限らず、冷媒自然循環式の顕熱交換部50での顕熱交換量を調整自在な各種の構成を採用することができる。
(2)前述の各実施形態では、全熱交換部30や除湿部40が付設されている場合を例に示したが、全熱交換部30や除湿部40を付設するか否かは、空調装置100の設置目的や設置環境等に応じて適宜に選択することができる。
(3)前述の各実施形態の改良として、給気路10における顕熱交換部50の下流側に加熱部や冷却部を追加的に配置し、顕熱交換部50による顕熱交換量の調整だけでは屋内Rへの給気温度が設定給気温度から外れる場合に、当該加熱部や冷却部を一時的に稼動させて屋内Rへの給気温度を設定給気温度に維持するようにしてもよい。
(4)前述の各実施形態では、除湿部40として、給気路10を流れる空気を露点温度以下まで冷却して除湿する冷却除湿式の除湿部を例に示したが、例えば、吸着材や高分子収着材等を備え、給気路10を流れる空気から水分を吸着し、排気路20を流れる空気に水分を放出する除湿ロータ等の吸着除湿式の除湿部等であってもよい。
この場合、冷媒自然循環式の顕熱交換部50の排気側熱交換部54が熱回収器、給気側熱交換部53が冷却器となり、排気路20を流れる空気から冷熱を回収し、給気路10を流れる空気で吸着除湿式の除湿部にて吸着除湿後の高温の空気(吸着熱で高温化した空気)を冷却することができる。
10 給気路
20 排気路
20A 第一排気路
20B 第二排気路
30 全熱交換部
40 除湿部
50 冷媒自然循環式の顕熱交換部
60 給気温度検出手段
70 顕熱交換量調整手段
71 冷媒流量調整部
72 排気風量比調整部
80 制御部(制御手段)
100 空調装置
R 屋内(空調対象空間)
r 冷媒

Claims (5)

  1. 空調対象空間に給気する給気路と、
    空調対象空間から排気する排気路と、
    冷媒の液状態とガス状態とでの密度差及び冷媒の圧力差を利用して冷媒を自然循環させることで冷媒を介して前記給気路を流れる空気と前記排気路を流れる空気との間で顕熱交換を行う冷媒自然循環式の顕熱交換部が備えられている空調装置であって、
    前記給気路による空調対象空間への給気温度を検出する給気温度検出手段と、
    前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換量を調整する顕熱交換量調整手段と、
    前記給気温度検出手段による検出結果に基づいて前記顕熱交換量調整手段を制御して前記給気路による空調対象空間への給気温度を設定給気温度に調整する制御手段が備えられている空調装置。
  2. 前記給気路を流れる空気で前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換が行われる前の空気を除湿する除湿部が備えられている請求項1記載の空調装置。
  3. 前記給気路を流れる空気で前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換が行われる前の空気と、前記排気路を流れる空気との間で全熱交換を行う全熱交換部が備えられている請求項1又は2記載の空調装置。
  4. 前記顕熱交換量調整手段が、前記冷媒自然循環式の顕熱交換部において自然循環させる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整部から構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調装置。
  5. 前記排気路には、前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換を行って排気する第一排気路と、前記冷媒自然循環式の顕熱交換部による顕熱交換を行わずに排気する第二排気路とが備えられ、
    前記顕熱交換量調整手段が、前記排気路にて排気する空気のうち、前記第一排気路にて排気する空気と前記第二排気路にて排気する空気との風量比を調整する排気風量比調整部から構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調装置。

JP2015155603A 2015-08-06 2015-08-06 空調装置 Active JP6761229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155603A JP6761229B2 (ja) 2015-08-06 2015-08-06 空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155603A JP6761229B2 (ja) 2015-08-06 2015-08-06 空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017032255A true JP2017032255A (ja) 2017-02-09
JP6761229B2 JP6761229B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=57985981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015155603A Active JP6761229B2 (ja) 2015-08-06 2015-08-06 空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6761229B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108105939A (zh) * 2018-01-26 2018-06-01 广东美的制冷设备有限公司 空调系统及其防起火控制装置、方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52102058A (en) * 1976-02-21 1977-08-26 Toyo Seisakusho Kk Air conditionig equipment for artifitial weather room
JPS54135443A (en) * 1978-04-12 1979-10-20 Daikin Ind Ltd Heat recovery device
JPH07503787A (ja) * 1991-11-22 1995-04-20 エービービー フラクト アクチボラグ 室内空間用空調設備
JPH1047736A (ja) * 1996-08-01 1998-02-20 Mitsubishi Electric Corp 空調装置及びそのリモコン装置並びに空調用の状態表示装置
JPH1163561A (ja) * 1997-08-08 1999-03-05 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 冷媒自然循環式熱交換システム
JP2004257588A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 除湿空調装置
JP2005114254A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Nippon Steel Corp 空気調和設備
JP2008111649A (ja) * 2006-10-05 2008-05-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 除湿空調装置
JP2010190495A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Daikin Ind Ltd 調湿装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52102058A (en) * 1976-02-21 1977-08-26 Toyo Seisakusho Kk Air conditionig equipment for artifitial weather room
JPS54135443A (en) * 1978-04-12 1979-10-20 Daikin Ind Ltd Heat recovery device
JPH07503787A (ja) * 1991-11-22 1995-04-20 エービービー フラクト アクチボラグ 室内空間用空調設備
JPH1047736A (ja) * 1996-08-01 1998-02-20 Mitsubishi Electric Corp 空調装置及びそのリモコン装置並びに空調用の状態表示装置
JPH1163561A (ja) * 1997-08-08 1999-03-05 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 冷媒自然循環式熱交換システム
JP2004257588A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 除湿空調装置
JP2005114254A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Nippon Steel Corp 空気調和設備
JP2008111649A (ja) * 2006-10-05 2008-05-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 除湿空調装置
JP2010190495A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Daikin Ind Ltd 調湿装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108105939A (zh) * 2018-01-26 2018-06-01 广东美的制冷设备有限公司 空调系统及其防起火控制装置、方法
CN108105939B (zh) * 2018-01-26 2023-10-27 广东美的制冷设备有限公司 空调系统及其防起火控制装置、方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6761229B2 (ja) 2020-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6325190B2 (ja) 乾燥剤ユニット制御システム及び方法
EP2413049A2 (en) Desiccant air-conditioning system
KR101594422B1 (ko) 태양열 제습 냉방 시스템
EP3044518B1 (en) Branch controller, system for temperature and humidity control, and method for controlling temperature and humidity
JP2011512507A (ja) エネルギー回収強化型冷却機再生乾燥剤冷媒除湿装置
WO1998046959A1 (fr) Systeme de climatisation et son procede de mise en service
US9891005B2 (en) High efficiency ventilation system
JP2010243004A (ja) 除湿システム
JP5681360B2 (ja) 除湿装置
KR20180076469A (ko) 제습·증발냉각기반 전외기 공조시스템 및 제어방법
US10274210B2 (en) Heat pump humidifier and dehumidifier system and method
JP2006326504A (ja) 除湿装置
JP2015145000A (ja) 除湿システム
JP2018173255A (ja) デシカント式調湿装置及びその制御方法
JP5063745B2 (ja) 空調装置
JP2017032255A (ja) 空調装置
JP2019074278A (ja) デシカント空調機
JP6320116B2 (ja) 空調システム
JP2015007484A (ja) 空調システム
US11181294B2 (en) Air conditioning apparatus
JP6990125B2 (ja) デマンドに応じたデシカント空調システム
JP6489753B2 (ja) 空調システム
JP5297289B2 (ja) 空調システム
JP2010243003A (ja) 除湿システム
JP6663655B2 (ja) デシカント空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6761229

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150