JP2019106536A - 空間的に不均一な照明を用いたインプリントシステム及びインプリンティングプロセス - Google Patents

空間的に不均一な照明を用いたインプリントシステム及びインプリンティングプロセス Download PDF

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Abstract

【課題】不均一な照明を用いたナノインプリントのためのシステム、ソフトウェア及び方法を提供する。【解決手段】インプリントシステム及び方法。インプリントのための照明システムは、第1期間において、境界領域の第1部分における液体が凝固せず、液体の粘度が増加するように、第1ドーズ範囲内にある光の増粘用量でパターン領域を取り囲む境界領域の第1部分を照明する。照明システムは、第2期間において、第1ドーズ範囲よりも高い第2ドーズ範囲内である光の硬化用量でパターン領域を照明する。照明の前に、インプリントすることは、液滴を吐出すること、テンプレート18が液滴に接触し、液滴が結合し、パターン領域を通って境界領域に向かって広がる液体フロントを形成するように、テンプレートをテンプレートチャック28で保持することを含む。【選択図】図1

Description

本開示は、不均一な照明を用いたナノインプリントのためのシステム、ソフトウェア及び方法に関する。
ナノ製造は、100ナノメートル以下のオーダーのフィーチャを有する非常に小さな構造の製造を含む。ナノ製造が大きな影響を有する1つのアプリケーションは、集積回路のプロセスにある。半導体処理産業は、半導体ウエハなどの基板上に形成される単位面積当たりの回路を増加させながら、より大きな歩留まりを実現しようと努力を継続している。ナノ製造は、形成される構造の最小フィーチャ寸法の継続的な低減を可能にしながら、より優れたプロセス制御を提供する。
今日用いられている典型的なナノ製造技術は、一般に、ナノインプリントリソグラフィと称されている。ナノインプリントリソグラフィは、例えば、CMOSロジック、マイクロプロセッサ、NANDフラッシュメモリ、NORフラッシュメモリ、DRAMメモリ、MRAM、3Dクロスポイントメモリ、Re−RAM、Fe−RAM、STT−RAMなどの集積デバイスの層の製造を含む様々なアプリケーションにおいて有用である。典型的なナノインプリントリソグラフィプロセスは、全てが参照によりここに組み込まれる米国特許第8,349,241号、米国特許第8,066,930号及び米国特許第6,936,194号などの多くの公報に詳細に記載されている。
米国特許第8,361,371号は、インプリント領域の周囲の領域のみをエネルギーに曝すことによって、インプリント領域の周囲のバンド(band)を凝固させるためにマスクを用いて露光すること、そして、マスクを除去すること、及び、全ての領域がインプリントされるようにインプリント領域を露光すること、を含むインプリントプロセスを開示する。米国特許第8,609,326号は、内側部分にエネルギーが曝されるより前に、エネルギーに応じてポリマー材料の外側部分を凝固させることを開示する。これは、内側部分がエネルギーに曝されたときの基板の加熱に起因するミスアライメントを回避するために行われた。
少なくとも第1実施形態は、インプリントシステムであってもよい。インプリントシステムは、基板上に複数の液滴として液体を吐出(ディスペンス)する成形可能な材料吐出システムを含んでもよい。インプリントシステムは、パターン領域を取り囲み、且つ、パターン領域と重ならない境界領域を有するテンプレートを保持するテンプレートチャックを含んでもよい。テンプレートチャックは、テンプレートが複数の液滴に接触するように、複数の液滴が結合(マージ)し、パターン領域を通って境界領域に向かって広がる液体フロント(front)を形成するように、テンプレートを位置決めしてもよい。境界領域は、テンプレートのインプリント領域の外側境界から内側境界に延在する。内側境界は、外側境界からテンプレートの中心に向かう境界幅内側の範囲内にあってもよい。インプリントシステムは、化学線(actinic)照明システムを含んでもよい。化学線照明システムは、第1期間において、境界領域の第1部分における液体が凝固せず、且つ、液体の粘度が増加するように、第1ドーズ範囲内にある光の増粘用量(thickening dosage)で境界領域の第1部分を照明してもよい。化学線照明システムは、第2期間において、第1ドーズ範囲よりも高い第2ドーズ範囲内にある光の硬化用量でパターン領域を照明して、液体を硬化させてもよい。
第1実施形態の一側面において、化学線照明システムは、化学線源と、デジタルマイクロミラーデバイスと、対物レンズとを有してもよい。
第1実施形態の一側面において、第1ドーズ範囲は、1〜3.5ミリジュール/平方センチメートル(mJ/cm)である。
第1実施形態の一側面において、第1期間は、液体フロントが境界領域の第1部分に入った後に開始してもよい。境界領域の第1部分は、液体フロントがパターン領域から離れ、境界領域に入る境界領域の部分を含んでもよい。
第1実施形態の一側面において、境界領域の第1部分は、境界領域のコーナーを含まなくてもよく、境界領域のエッジの一部を含んでもよい。
第1実施形態の一側面において、境界領域の第1部分は、境界領域の2つの対向するエッジを含んでもよい。
第1実施形態の一側面において、化学線照明システムは、更に、第3期間において、光の増粘用量で境界領域の第2部分を照明してもよい。境界領域の第2部分は、境界領域の第1領域のエッジ以外の2つの対向するエッジを含んでもよい。
第1実施形態の一側面において、テンプレートは、基板上のフルフィールド及びパーシャルフィールドをインプリントしてもよい。パーシャルフィールドは、テンプレートが基板のエッジにオーバーハングしたインプリントフィールドであってもよい。境界領域は、テンプレートと基板のエッジとの交点を含んでもよい。
第1実施形態の一側面において、第1期間の後で第2期間の前に第3期間があってもよく、化学線照明システムは、第3期間において、境界領域又はパターン領域を照明しない。
第1実施形態の一側面において、前進液体フロント(advancing fluid front)の領域における液体の粘度は、増粘ドーズに曝されたときに、増粘倍数(thickening multiple)で増加してもよい。
第1実施形態の一側面において、増粘ドーズ倍数は、1.1倍と100倍との間であってもよい。
第1実施形態の一側面において、粘度の増加は、境界領域の第1部分における液体フロントの速度を低下させ、これにより、液体フロントは、第2期間において、硬化される前に、テンプレートのエッジを越えて押し出されない。
第1実施形態の一側面において、境界領域の第1部分は、境界領域のエッジの中心から境界領域のコーナーに向かって連続的に延在してもよい。
第1実施形態の一側面において、境界領域の第1部分は、15×15マイクロメートル(μm)単位で延在してもよい。
第1実施形態の一側面において、境界領域の第1部分は、それが境界領域に入るにつれて、液体フロントに追従して延在してもよい。
第1実施形態の一側面において、エッジの中心に最も近い境界領域の第1部分のエッジの領域は、境界領域の領域が境界領域の第1部分に順次加わるにつれて、境界領域の第1部分から順次除去されてもよい。
第1実施形態の一側面において、化学線照明システムは、更に、第1期間において、第1ドーズ範囲未満である光の迷光用量でパターン領域を照明してもよい。第1ドーズ範囲の下限は、重合を引き起こさないドーズであってもよい。
第1実施形態の一側面において、化学線照明システムは、更に、第2期間において、硬化用量で境界領域及びパターン領域の両方を照明してもよい。
第1実施形態の一側面において、パターン領域は、テンプレートにおいて複数の凹部を含み、境界領域は、複数の凹部を含まない。
第1実施形態の一側面において、境界幅は、1μmと200μmとの間であってもよい。
第1実施形態の一側面において、外側境界は、テンプレートのインプリント領域のエッジにあってもよい。
第1実施形態の一側面において、外側境界は、テンプレートのインプリント領域のエッジの近傍にあってもよい。
少なくとも第2実施形態は、基板上に物品を製造する方法であってもよい。方法は、基板上に複数の液滴を吐出することを含んでもよい。方法は、パターン領域を取り囲み、且つ、パターン領域と重ならない境界領域を有するテンプレートをテンプレートチャックで保持することを含んでもよい。テンプレートチャックは、テンプレートが複数の液滴に接触するように、複数の液滴が結合し、パターン領域を通って境界領域に向かって広がる液体フロントを形成するように、テンプレートを位置決めする。境界領域は、テンプレートのインプリント領域の外側境界から内側境界に延在する。内側境界は、外側境界からテンプレートの中心に向かう境界幅内側の範囲内にあってもよい。方法は、第1期間において、第1ドーズ範囲内にある光の増粘用量で境界領域の第1部分を化学線照明することを含んでもよい。方法は、第2期間において、第1ドーズ範囲よりも高い第2ドーズ範囲内にある光の硬化用量でパターン領域を照明することを含んでもよい。
少なくとも第3実施形態は、インプリント方法であってもよい。方法は、基板上に複数の液滴を吐出することを含んでもよい。方法は、パターン領域を取り囲み、且つ、パターン領域と重ならない境界領域を有するテンプレートをテンプレートチャックで保持することを含んでもよい。テンプレートチャックは、テンプレートが複数の液滴に接触するように、複数の液滴が結合し、パターン領域を通って境界領域に向かって広がる液体フロントを形成するように、テンプレートを位置決めしてもよい。境界領域は、テンプレートのインプリント領域の外側境界から内側境界に延在する。内側境界は、外側境界からテンプレートの中心に向かう境界幅内側の範囲内にあってもよい。方法は、第1期間において、第1ドーズ範囲内にある光の増粘用量で境界領域の第1部分を照明することを含んでもよい。方法は、第2期間において、第1ドーズ範囲よりも高い第2ドーズ範囲内にある光の硬化用量でパターン領域を照明することを含んでもよい。
これら及び本開示のその他の目的、特徴及び利点は、添付の図面及び請求項と併せて、本開示の例示的な実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって明らかになるであろう。
本発明の特徴及び利点が詳細に理解されるように、添付の図面に示された実施形態を参照することによって、発明の実施形態のより詳細な説明が得られるであろう。但し、添付の図面は、発明の典型的な実施形態を示すだけであり、したがって、本発明は、その他の同等に有効な実施形態を認めてもよいため、その範囲を限定するものとみなすべきではない。
図1は、テンプレートと、基板から離間されたモールドとを有するナノインプリントリソグラフィシステムの図である。 図2は、その上に凝固パターン層を有する基板の図である。 図3は、実施形態に用いられてもよい化学線源の図である。 図4Aは、テンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図4Bは、テンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図4Cは、テンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図4Dは、テンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図4Eは、テンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図4Fは、テンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図5Aは、実施形態の様々なステップにおけるテンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図5Bは、実施形態の様々なステップにおけるテンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図5Cは、実施形態の様々なステップにおけるテンプレートと基板との間の成形可能な材料の図である。 図6は、実施形態で用いられる光プロセッサの図である。 図7は、実施形態で用いられる光プロセッサの状態の図である。 図8は、例示的な実施形態で用いられる放射パターンの図である。 図9は、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサ状態の図である。 図10は、粘度データを示すチャートである。 図11は、例示的な実施形態で用いられてもよい化学線源の図である。 図12は、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサの図である。 図13は、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサの図である。 図14Aは、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサ状態の図である。 図14Bは、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサ状態の図である。 図14Cは、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサ状態の図である。 図14Dは、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサ状態の図である。 図14Eは、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサ状態の図である。 図14Fは、例示的な実施形態で用いられてもよい光プロセッサ状態の図である。 図面を通して、特に明記しない限り、同一の参照番号及び文字は、図示の実施形態の同様な特徴、要素、構成要素又は部分を定義するために用いられる。更に、開示は、図面を参照して詳細に説明されるが、図示の例示的な実施形態に関連して行われる。添付の請求項によって規定される開示の真の範囲及び主旨はから逸脱することなく、説明された例示的な実施形態に変更及び修正を加えることができることを意図する。
必要であるのは、ガスを逃がし、テンプレートが充填されている間にアライメントを行いながら、インプリント処理における押し出しを制御する方法である。インプリント処理における押し出しの制御は、欠陥の数の減少に役立つ。出願人は、成形可能な材料充填処理において、メサ境界の近傍のインプリント成形可能な材料を部分的に硬化させることで押し出しの形成を防止することができることを見いだした。例えば、メサのエッジの近傍の境界領域は、(例えば、化学線)で照明されるが、インプリントフィールドの残りの部分は、実質的に、照明されない。液体成形能な材料がメサ境界に到達すると、メサ領域からメサ境界のエッジを越える更なる成形可能な材料の伝播を妨げるために、それを部分的に硬化又はゲル化してもよい。
システム
図1は、実施形態が実施されるナノインプリントリソグラフィシステム10の図である。ナノインプリントリソグラフィシステム10は、基板12の上にレリーフパターンを形成するために用いられる。基板12は、半導体ウエハなどの平面を有してもよい。基板12は、基板チャック14に結合されてもよい。基板チャック14は、限定されるわけではないが、真空チャック、ピン型、溝型、静電、電磁などであってもよい。
基板12及び基板チャック14は、位置決めステージ16によって更に支持されてもよい。ステージ16は、x、y、z、θ及びφ軸のうちの1つ以上に沿って並進及び/又は回転運動を提供してもよい。ステージ16、基板12及び基板チャック14は、ベース(不図示)の上に配置されてもよい。
基板12から離間しているのは、テンプレート18である。テンプレート18は、そこから基板12に向かって延在するメサ20を有する1つの面を有する本体であってもよい。メサ20は、その上にパターニング面22を有してもよい。更に、メサ20は、モールド20と称されてもよい。また、テンプレート18は、メサ20をなくして形成されてもよい。
テンプレート18は、限定されるわけではないが、石英ガラス、石英、シリコン、有機ポリマー、シロキサンポリマー、ホウケイ酸ガラス、フルオロカーボンポリマー、金属、硬化サファイア及び/又は同等なものを含む、そのような材料から形成されてもよい。パターニング面22は、複数の離間した凹部24及び/又は凸部26によって定義されたフィーチャを有するが、本発明の実施形態は、このような構成(例えば、平面)に限定されるものではない。パターニング面22は、基板12の上に形成すべきパターンの基礎を形成する任意のオリジナルパターンを定義してもよい。
テンプレート18は、テンプレートチャック28に結合されてもよい。テンプレートチャック28は、限定されるわけではないが、真空、ピン型、溝型、静電、電磁及び/又はその他の同様なチャック型であってもよい。更に、テンプレートチャック28は、テンプレートチャック28、インプリントヘッド及びテンプレート18が少なくともz軸方向及び潜在的にその他の方向に移動可能であるように、ブリッジ36に移動可能に結合されるインプリントヘッドに結合されてもよい。
ナノインプリントリソグラフィシステム10は、更に、液体吐出システム32を有してもよい。液体吐出システム32は、基板12の上に成形可能な材料34(例えば、重合可能な材料、レジストなど)を堆積(deposit)させるのに用いられてもよい。例えば、成形可能な材料34は、参照によりここに組み込まれる米国特許第7,157,036号及び米国特許第8,076,386号の両方に記載されているような単量体混合物を有してもよい。
ナノインプリントリソグラフィシステム10は、更に、パス42に沿ってエネルギーを導く化学線源38を有してもよい。1つ以上のミラーは、パス42に沿った照射光軸を折り曲げるために用いられてもよい。テンプレートチャック28、インプリントヘッド及びステージ16のうちの1つ以上は、パス42に重ね合わせて、テンプレート18及び基板12を位置決めしてもよい。カメラ58は、同様に、パス42の少なくとも一部と重畳して位置決めされてもよい。1つ以上のミラーは、カメラ58からテンプレート18への結像光軸を折り曲げるために用いられてもよい。ナノインプリントリソグラフィシステム10は、ステージ16、インプリントヘッド、液体吐出システム32、化学線源38及び/又はカメラ58と通信するプロセッサ54によって調整され、非一時的コンピュータ読み取り可能メモリ56に記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラムに基づいて動作してもよい。
テンプレートチャック28、インプリントヘッド及びステージ16のうちの1つ以上は、成形可能な材料34によって充填される所望の体積を定義するために、モールド20と基板12との間の距離を変化させる。例えば、テンプレートチャック28は、モールド20が成形可能な材料34に接触するように、テンプレート108に力を加えてもよい。所望の体積が成形可能な材料34で充填された後、化学線源38は、成形可能な材料34を基板12の表面44及びパターン面22の形状に凝固及び/又は一致させ、基板12の上にパターン層46(図2)を定義するエネルギー(例えば、化学線)を生成する。パターン層46は、残留層48と、突出部50及びリセッション52として示される複数のフィーチャとを有し、図2に示すように、突出部50は、高さhを有し、残留層は、高さhを有する。
図3に示すように、化学線源38は、UV LED、蛍光灯、ガス放電レーザなどの化学線ソース358を含んでもよい。化学線ソース358からの光は、光プロセッサ360に送られてもよい。光プロセッサ360は、デジタルミラーデバイス(DMD)、シリコン上液晶(LcoS)、空間光変調器(SLM)、液晶デバイス(LCD)、1つ以上の機械的シャッタ、1つ以上の反射体、又は、空間的及び時間的の両方において、制御され、且つ、可変の方式で、化学線ソース358からの光の強度を変調することができる任意のその他のデバイスであってもよい。光プロセッサ360からの光は、光学素子(optics)362によって、手テンプレートを介して基板12の上の成形可能な材料34に向かって導かれてもよい。プロセッサ54からの信号に応じて、化学線源38は、化学線ソース及び/又は光プロセッサ360を調整してもよい。
光プロセッサ360は、複数の特定の光パターンのうちの1つを用いることによって、化学線が境界領域のみを照明することを保証するために用いられてもよい。境界領域は、基板12のフルフィールドに対するメサ領域に実質的に近い領域として定義されてもよい。境界領域は、基板12のエッジと、基板12のエッジの上のパーシャルフィールドに対する、基板12に接触するメサ境界との交点の近傍の領域として定義されてもよい。特定の光パターンは、事前に決定してもよいし、必要に応じて、インプリントプロセスにおいて修正してもよい。境界領域は、テンプレートのインプリント領域の外側境界から内側境界に延在するものとして定義されてもよい。外側境界は、テンプレートのインプリント領域のエッジであってもよい。また、外側境界は、テンプレートのインプリント領域のエッジの近傍であってもよい。実施形態において、インプリント領域のエッジの近傍は、インプリント領域のエッジの1μm未満内、又は、エッジインプリント領域に対するインプリント領域のトータル幅の1%未満内であってもよい。外側境界は、メサエッジ及び基板エッジの一方又は両方と一致してもよい。内側境界は、外側境界からテンプレートの中心に向かう境界幅内側であってもよい。境界幅は、1μmと200μmとの間であってもよい。境界幅は、液体フロント及び/又は液体フロントの近傍の液体のゲル化によって減速された液体フロントの速度によって決定されてもよい。
ナノインプリントリソグラフィは、定義されたメサ20を有するテンプレート18を用いることができる。メサ20のサイズ及び形状は、時刻tでの基板12の上の成形可能な材料34の液滴の配列を覆うように示された図4Aに示すメサ20などの26mm×33mmのサイズを有する矩形であってもよい。メサ境界412は、成形可能な材料の広がりをメサ20によって覆われたインプリント領域のみに制限するのに役立つ。毛細管力は、成形可能な材料34が漏出する傾向を制限するのに役立つ。図4Bは、成形可能な材料が広がり始めているが終了していない、その後の時刻tでの成形可能な材料34の図である。成形可能な材料は、狭い毛細管スリットに配置されることに関連する毛細管力に起因して広がってもよい。
図4Cは、時刻tでの成形可能な材料34の図4Bに示すような断面A−A(正確な縮尺ではない)の図である。図4Bは、時刻tでの成形可能な材料34の図4Bに示すような第2断面B−B(正確な縮尺ではない)の図である。図4B乃至Dは、メサ20が液滴34に接触し、広がり始める、成形可能な材料34の形状を示す。成形可能な材料34の液滴は、メサ20によって加えられる圧力に起因して、及び/又は、狭い毛細管スリットに関連する毛細管力に起因して、広がる。別の実施形態において、メサ20は、成形可能な材料と接触しているが、圧力を加えておらず、液滴は、毛細管力のみに起因して広がる。1つの実施形態において、メサ20は、実質的に同時に、均一な圧力(又は毛細管力)を全ての液滴に加えてもよい。別の実施形態において、圧力(又は毛細管力)は、不均一な方式で加えられてもよい。一部の液滴に関連する液体フロントは、その他の液滴が完全に広がり、全てのギャップに充填される前に、メサ境界に到達してもよいことに注意してください。これは、ギャップが充填されるレートに影響を与える不均一なトポグラフィによって更に複雑になる。
メサ20及び基板12の両方の濡れに起因して、成形可能な材料は、ポジティブな表面張力勾配(slope)を形成する。液体(即ち、成形可能な材料34)が表面(即ち、基板12の表面44及び/又はメサ20の表面)を濡らすと、ポジティブな表面張力勾配が形成される。両方の表面のポジティブな表面張力勾配は、毛細管力に起因する効果的な液滴の広がりを引き起こす。テンプレートメサエッジ412は、成形可能な材料が越えて(少なくとも毛細管力に起因して)広がることができない毛細管スリットの自然な端として機能する。毛細管スリットは、テンプレートメサ表面と基板表面44との間に形成される。図4Eは、メサエッジ412に近い成形可能な材料34の一部を拡大した図である。図4Eは、成形可能な材料34がメサエッジ412を越えて広がらない理想的な実施形態の図であり、成形可能な材料34は、メサエッジ412によって、固定されたメニスカスを形成する。成形可能な材料を移動させることは、更に、毛細管サイズが非常に大きくなるため、エネルギー的に好ましくない。
図4Fは、押し出しが形成される場合において、メサエッジ領域の別の図である。多数のインプレッションの後、成形可能な材料は、時々偶然に、メサの側壁を濡らし、押し出しを形成する。押し出しは、インプリント欠陥と考えられる。それらは、後続のインプリント、平坦化、エッチング、次の層の堆積などの更なるプロセスステップで問題を引き起こす。押し出しがない多数の通常のインプリントの後、成形可能な材料34は、ある時点で、押し出しを形成する可能性がある。これは、境界の近傍の過度な成形可能な材料の体積、成形可能な材料の蒸発、及び/又は、後続のメサエッジ上の凝縮などに起因して起こる可能性がある。
実施形態は、それがパターン領域の外側の図5Aに示すようなメサエッジ領域に到達するにつれて、リアルタイムで、液体成形可能な材料34を部分的に硬化又はゲル化するように、化学線ソース358(例えば、UV光)がメサ境界領域にフォーカスされる装置を含んでもよい。化学線ソース358は、光プロセッサ360によって、メサ境界領域上にフォーカスされてもよい。図5A乃至Cは、実施形態によって実施されるプロセスフローにおける様々なステップを示す。図5Aは、基板12に最初に与えられた液体成形可能な材料の初期段階を示す。メサ境界領域における化学線は、一定時間において、一定のスポットサイズを有してもよい。実施形態は、メサの外側の領域も露光してもよい。メサ領域の内側の露光領域の一部は、フォーカスされたビームをメサ領域の内外に移動させることによって調整されてもよい。フォーカスされたビームを移動させることは、影響された成形可能な材料領域の幅を制御することができる。実施形態において、化学線は、成形可能な材料が境界領域に到達する直前にオンにされる。
図5Bは、成形可能な材料が化学線露光領域に広がった時点(moment)tを示す。化学線と成形可能な材料とが交差するこの時点で、部分硬化プロセス又はゲル化プロセスが開始することができる。強度及び露光時間に依存して、成形可能な材料は、異なる度合いでゲル化することができる。
図5Cは、メサ境界領域を照明する化学線がオフにされた後の時点を示す。成形可能なエッジ材料534は、この時点で、部分的に硬化(ゲル化)又は完全に硬化される。図5Cにおいて、この成形可能なエッジ材料534は、成形可能な材料34の残りの部分とは異なるラインパターンで示される。この時点で、成形可能な材料34と成形可能なエッジ材料534とは、異なる度合いで硬化される。成形可能なエッジ材料534は、障壁として機能し、まだ液体状態である成形可能な材料がメサエッジ412を越えて更に広がることを実質的に防止する。実質的に、この文脈では、成形可能なエッジ材料534の高いパーセンテージ(例えば、70%、80%、90%又は99%)がメサのエッジを越えて漏れ出ていないことを意味する。部分的に硬化された成形可能なエッジ材料534は、未硬化の成形可能な材料と比較して、より高い粘度及びより低い流動性を有する。本開示の文脈において、部分的な硬化は、ゲル化も意味する。より高い粘度は、メサ境界412に向かう形成可能なエッジ材料の進行を遅らせ、毛細管力に対抗することを可能にする。実施形態において、成形可能な材料が完全に硬化すると、それはもはや流動性ではなくなる。実施形態において、成形可能な材料が完全に硬化されると、80%〜100%の重合可能な材料が重合したことを意味する。成形可能な材料34が広がりを終えた後の次のステップは、インプリントフィールド全体を化学線に曝すことを含んでもよい。成形可能な材料の全てが化学線に曝され、完全に硬化されると、テンプレートが引き離される。
実施形態は、化学線で照明されるメサエッジの近傍のフレーム(中空矩形)の形状をとるエッジゾーンを形成してもよい。エッジゾーンを丁度照明する1つの方法は、図6に示すようなDMDデバイスなどの光プロセッサ360を用いることである。化学線ソース358は、メサ20のインプリント面と一致する像面上に光プロセッサの像を形成する光学的な対物レンズ362を介して光を反射するDLPミラーアレイ(DMD)を照明してもよい。図6は、DMD360、対物レンズ362、テンプレート18及びメサ20の相対位置の概略図である(正確な縮尺ではない)。フレームを形成するとき、DMDのミラーの大部分は、反射された化学線が対物レンズによって集められないように、向きを変えられる。不必要な放射が基板に到達することを防止するために、アパーチャ(不図示)が用いられてもよい。DMDの一部は、化学線が対物レンズ362によって集められるように、配向されている。対物レンズ362(又はその他の光学系)は、DLPミラーの像を像面622に形成する。像面は、インプリント面22及び/又は基板表面44と一致し、これにより、化学線ミラー像は、インプリント表面領域にフォーカスされる。化学線ソース358は、コリメートされず、不均一な放射パターンを有してもよく、インプリント上の合成放射パターンは、境界領域において制御された照明を有していてもよい。DLPミラーは、アルミニウムで構成されていてもよい。アルミニウムミラーは、化学線に対するミラーの反射率を増加させる1つ以上のフィルムで被覆されていてもよい。DLPミラーは、フッ化マグネシウムのような保護膜又は同様のもので被覆されていてもよい。
光学系362は、倍率、縮小率又はゼロ倍率を有していてもよい。実施形態において、像面622の上のDMD360の像は、DMDに形成されるオリジナルの像よりも小さくてもよい。これは、フレームのスポットサイズのより良好な制御を可能にする。例えば、DMD360(空間光変調器)におけるミラー(画素)のそれぞれのサイズは、30μm×30μmであってもよい。光学系の倍率は、15μm×15μmである像を生成する1:2(縮小率)であってもよい。別の実施形態において、光学系は、正方形のDMD360が矩形のメサ20と一致することができるように、垂直方向に非対称な倍率(及び/又は縮小率)を有していてもよい。実施形態において、光学系は、1:6の縮小率を有してもよく、インプリント面に結像される個々の画素は、約5μm×5μmのサイズを有してもよい。
実施形態は、メサと基板との間の化学線フィールドが連続的になるように、DMD360のフォーカスをシフトさせてもよい。空間光変調器は、個々の画素の間にギャップを有する。例えば、DMDは、個々のミラーの間にギャップを有する。空間光変調器のフィルファクタは、92%、90%、80%、50%などであってもよい。僅かなデフォーカスは、これらのギャップをぼかすことによって、パフォーマンスを向上させることができる。このデフォーカスは、フォーカス面622をインプリント領域の上又は下にシフトさせることによって実現されてもよい。インプリント領域は、基板12とパターン面22との間の空間の体積である。
図7は、「フレーム状」の矩形形状照明フィールドを形成する、「アクティブ」DLPミラー画素(対角線)及び「非アクティブ」ミラー画素(黒)の図である。この文脈における用語「アクティブ」(又はオン)は、光学系362によって集められ、テンプレート18を通過する方向に化学線を向けるミラーである。この文脈における用語「非アクティブ」(又はオフ)は、テンプレート18を通過しない方向に化学線を向けるミラーである。
図8は、像面における化学線パターン822の概略図である。図8は、化学線パターンがメサ20とどのように重なるのかも示す。実施形態において、化学線パターン822は、メサを越えて延在し、同時に、境界領域を含んでもよい。
化学線の平均入射角は、それが「アクティブ」DLPミラーから反射されたとき、それが光学系の主光軸及びテンプレートに沿って伝搬するように選択されてもよい。化学線ソース358は、コリメートされてなくてもよい。光学系362は、パターン面22の近傍の像面に対して、光プロセッサ360を位置決めすることによって、これを補償してもよい。実施形態は、光プロセッサ360が適切な方向に光を導くことを可能にする入射角度で、化学線ソース358からの光を光プロセッサ360に向けて導くために用いられる平面ミラー又は曲面ミラーを含んでもよい。
別の実施形態において、化学線は、メサ境界以外の領域に沿って液体成形可能な材料を部分的に硬化させるために用いられてもよい。例えば、光プロセッサ360は、化学線をインプリントフィールドの内側のいかなる任意の注目点に導くようにしてもよい。図9は、基板12のエッジ又は近傍にある曲面境界912によって片側で境界づけられたパーシャルフィールドをインプリントするためにメサが用いられる例示的な実施形態の図である。図9は、パーシャルショットにおいてウエハエッジ形状に従った曲面エッジを作るために、「アクティブ」ミラー画素がどのように変更されるのかを示す。
図14A乃至Eは、実施形態によって様々な時刻で用いられる照明のパターンの図である。図14A乃至Eに示す灰色の破線は、簡略化された流体フロントを示す。灰色の直線は、光学系362によって基板上に結像された光プロセッサ360の画素の境界を示す。斜線で埋められた画素は、照明された画素を表す。黒い画素は、ブロックされた画素を表す。
図14Aは、液体フロントが境界画素にまだ到達していない時刻を示し、この場合、画素のいずれも照明されない。図14Bは、液体フロントが境界領域に到達し始めたばかりの時刻を示し、この場合、境界領域のエッジの中央における画素のみが照明される。図14Cは、流体フロントが境界領域に更に進入した時刻を示し、この場合、コーナーではなく、境界に沿った追加の画素が照明される。図14Dは、液体フロントが境界領域のコーナーに到達していないが境界領域に更に到達した時刻を示し、境界領域のコーナーにおける画素は照明されないが、コーナーの近傍の画素は照明される。図14Eは、液体フロントがコーナーに到達した時刻を示し、この場合、コーナーにおける画素が照明される。図14Fは、ボイドがパターン領域から離れ、液体を硬化させるためにパターン領域が照明される時刻でアライメントが完了した時刻を示す。境界領域の全て又は一部は、この時点で照明されてもよい。
図10は、化学線の露光ドーズの関数として、2つの成形可能な材料の処方(#1及び#2)に対する粘性データを示すチャートである。出願人は、これらの材料に対する適切な化学線用量は、図10に示すように、対応する範囲#1及び#2によって概略的に示されることを見いだした。両方の材料に対するオリジナルの成形可能な材料の粘度は、化学線に曝される前で、約10mPa・sである。出願人は、適切な化学線用量の範囲は、成形可能な材料の粘度がオリジナルの成形可能な材料の粘度(11又は100から1000mPa・s)の1.1倍又は10倍から100倍に変化する範囲であると見いだした。化学線源は、50から500mW/cmの光強度を有してもよい。1.0又は1.5から3.5mJ/cmの露光用量を生成するために、2又は3msecから70msecの範囲の露光時間を必要とする。この露光時間は、広がるフェーズにおいて、パターン領域の外側の成形可能な材料をゲル化するが、同時に、それを完全に硬化させない化学線の増粘用量を提供する。増粘用量は、液体を完全に硬化するために必要な総化学線ドーズの約1%から4%である。増粘用量は、第1ドーズ範囲内にある用量である。第1ドーズ範囲の下限は、重合が起こり始める初期用量、例えば、約1mJ/cmよりも大きい用量である。放射線が重合開始点よりも低くなると、その他の化学反応が重合反応を抑える。第1ドーズ範囲の上限は、液体が固体に変わり始める用量であり、アライメント及びボイド除去プロセスを妨げる。第2ドーズ範囲は、第1ドーズ範囲よりも高い硬化用量であり、液体を実質的に凝固させる(硬化させる)ために必要とされる総化学線ドーズを含む。
以下の表1は、液体#1及び#2に対する例示的な実施形態で用いることができる化学線ドーズ範囲及び粘度範囲の図である。増粘用量は、成形可能な材料がより粘性になる範囲内である。液体は、まだ移動することができるが、広がりのレート(速度)は、著しく低下する。
出願人は、テンプレート18と基板12との間に挟まれたときに成形可能な材料が広がる速度は、成形可能な材料の粘度にほぼ反比例することを見いだした。このように、1.1倍、1.5倍、2倍、5倍、又は、10倍から25倍、50倍、まあ歯100倍の範囲に粘度を増加することは、成形可能な材料のフローレート(速度)を低下させ、フローレートは、オリジナルの値の1%から10%又は90%に低下する。例えば、粘度は、約10%、20%、50%、200%、500%、1000%などで増加させてもよい。粘度は、押し出しが実質的に除去されるように、増加させてもよい。これは、成形可能な材料がゆっくりと流れるだけではなく、押し出しの形成を低減し、毛細管スリット(メサ20と基板12との間の空間)から流れ出る成形可能な材料の量が著しく低減し、メサエッジでの成形可能な材料の大量の蓄積を可能としない。
実施形態は、メモリ56に格納された指示を送信するプロセッサ54を含んでもよい。プロセッサ54は、これらの指示に基づいて、信号を光プロセッサ360に送信してもよい。光プロセッサ360は、プロセッサ54からの信号を受信することに応じて、パターンを含むテンプレート18の領域を露光せずに、液体成形可能な材料が広がるフェーズにおいて、テンプレートメサエッジ境界412及びその周囲の境界領域、又は、境界領域の一部に化学線を露光してもよい。
光プロセッサ360は、成形可能な材料のゲル化が望まれる領域のみを露光してもよい。成形可能な材料のゲル化は、メサエッジ境界及び基板境界のエッジに接近する領域において望ましい。
実施形態において、境界領域の一部のみが同時に露光される。露光は、成形可能な材料が特定の境界場所に到達した時刻のみに適用されてもよい。これは、図7又は図8に示す境界のコーナーが境界の中間部分よりも後に露光されることを意味する。
実施形態において、成形可能な材料は、成形可能な材料を硬化又はゲル化から妨げる1つ以上の被毒ガス(poisoning gases)(即ち、酸素)に敏感であってもよい。実施形態において、インプリントが行われる環境は、被毒ガスを含まず、代わりに、被毒ガスを置換するインプリントガス(即ち、ヘリウム、窒素など)を含む。
ピエゾ液体吐出システム32と併せてナノインプリントリソグラフィシステム10は、CMOSロジック;マイクロプロセッサ;NANDフラッシュメモリ;NORフラッシュメモリ;DRAMメモリ;MRAM;3Dクロスポイントメモリ;Re−RAM;Fe−RAM;STT−RAM;オプトエレクトロニクス及びナノインプリントリソグラフィが製造プロセスの一部として用いられるその他のデバイスなどのデバイスを基板上に製造するために用いられる。
その他の基板材料は、これに限定されるものではないが、ガラス;石英ガラス;GaAs;GaN;InP;サファイア、AlTiC及び当分野で周知のその他の基板を含む。これらの基板上に製造されるデバイスは、パターンメディア、電界効果トランジスタデバイス、ヘテロ構造電界効果トランジスタ、発光ダイオード、読み書きヘッドなどを含む。
第2システム
別の実施形態は、実質的に、第1システムと同様であってもよく、図11に示すように、別のソース1138を用いてもよい。別のソース1138は、第1ドーズ範囲において化学線を提供する第1光源1158aと、第2ドーズ範囲において光を提供する第2光源1158bとを含んでもよい。
第1光源1158aは、第1化学線パターンを生成する随意的な空間フィルタ1160を通過してもよい。第1化学線パターンは、フレーム状パターンであってもよい。第1化学線パターンは、テンプレート18のメサ境界412を含む境界領域及びその近傍の境界領域のみを照明し、テンプレート18のパターン領域を照明しない。別の実施形態において、第1化学線源1158aは、空間フィルタ1160を通過することなく、第1化学線パターンを生成する。第1化学線パターンは、複数の光源の組み合わせがフレーム状形状を生成するようにそれぞれが配置された複数の光源によって生成されてもよい。別の実施形他において、第1化学線源1158aは、フレーム状である形状を生成することを可能とする輪帯出力パターンを有してもよいし、又は、空間フィルタ1160を用いずに、フレーム状形状を生成するように光学的に操作されてもよい。実施形態において、空間フィルタ1160は、第1化学線パターンの内側境界を形成する第1化学線源1158aからの光を、実質的に、ブロック又は減衰する静的な正方形又は長方形フィルタである。第1化学線パターンの外側境界は、第1化学線源1158aによって生成された光のスポットの外側エッジによって境界づけられずに形成されてもよい。第1化学線パターンの外側境界は、第1化学線パターンとテンプレート18との間のオプティカルトレインにおけるその他の構成要素のアパーチャによって部分的又は完全に形成されてもよい。別の実施形態において、第1化学線パターンは、境界領域を通る液体フロントに追従するにつれて、時間とともに変化してもよい。
第2化学線源1158bは、第1化学線源1158aよりも高い出力パターを有し、適当な期間(即ち、1秒未満)内にテンプレート18のパターン領域全体を硬化させるための第2ドーズ範囲における十分なパワーを提供する。第2化学線源1158bは、第1化学線パターンと重畳する又は重畳しない第2化学線パターンを生成してもよい。
別のソース1138は、(空間フィルタ1160を通過した)第1化学線源1158a及び第2化学線源1158bからの光を導き、基板とテンプレートとの間のインプリント領域における空間フィルタの像を形成する1つ以上の光学部品1162も含んでもよい。1つ以上の光学部品1162は、1つ以上のレンズ、ミラー、アパーチャ、プリズム、ビームコンバイナ及び/又はシャッタを含む。
別のソース1138は、第1化学線源1158aを適切な時間にオン及びオフにさせる1つ以上の低ドーズ信号をプロセッサ54から受け取ってもよい。第1化学線源1158aに対する適切なオンの時間は、液体フロントが境界領域に到達する時間の近傍であってもよい。適切なオフの時間は、第1化学線源1158aによって提供される用量が第1ドーズ範囲内であることを保証する。別の実施形態において、第1化学線源1158aは、オンを維持し、シャッタは、第1化学線源1158aとテンプレート18との間のどこかに配置される。シャッタは、空間フィルタ1160に組み込まれていてもよい。
別のソース1138は、第2化学線源1158bを適切な時間にオン及びオフにさせる1つ以上の高ドーズ信号をプロセッサ54から受け取ってもよい。第2化学線源1158bがオンになるのに適切な時間は、成形可能な液体が硬化する準備ができている時間の近傍であってもよい。適切なオフの時間は、第2化学線源1158bによって提供される用量が第2ドーズ範囲内であることを保証する。別の実施形態において、第2化学線源1158bは、オンを維持し、高ドーズシャッタ(不図示)は、第2化学線源1158bとテンプレート18との間のどこかに配置される。
第3システム
第3システムは、実質的に、第1システムと同様であってもよい。第3システムは、実質的に機械的なシステムである光プロセッサ1260を含んでもよい。例えば、光プロセッサは、1つ以上の化学線ソース358とテンプレート18との間で移動する複数の空間フィルタを含んでもよい。別の例示的な実施形態において、光プロセッサ1260は、図12に示されるようなピンホイールに載置された複数の空間フィルタを含む。空間フィルタのフィルタ面は、図12に示すようなピンホイールの回転の面内又はピンホイールの回転の面の外側にあってもよい。
複数の空間フィルタは、フレーム状放射パターンを形成する化学線のみを通過させる長方形フレームを含む第1空間フィルタ1260aを含んでもよい。第1空間フィルタ1260aは、それを通過する化学線を減衰させてもよい。別の実施形態において、化学線ソースは、化学線を通過させる領域における強度が中間における強度よりも小さく、強度を低下させるようにフォーカスされてもよい。第1空間フィルタ1260aのサブセットである付加的なフィルタが用いられ、液体フロントに追従する放射パターンを形成することを可能にする。
複数の空間フィルタは、化学線がメサの下の成形可能な材料を露光することを可能にする第2空間フィルタ1260bを含んでもよい。別の実施形他において、第2空間フィルタ1260bは、化学線ソースによって生成された全ての光を通過させることを可能にする。
複数の空間フィルタは、化学線をブロックし、化学線がメサの下の成形可能な材料に到達しないようにする第3空間フィルタ1260cを含んでもよい。別の実施形態において、化学線をブロックするために第3空間フィルタを用いる代わりに、化学線ソースをオフにする。フィルタ間の切り替えのタイミングは、化学線ソースをオン又はオフに切り替えることで時間を決める。
プロセッサ54からの信号に応じて、光プロセッサ1260は、2つ以上の空間フィルタを切り替えてもよい。空間フィルタの切り替えは、モータを用いて、空間フィルタを化学線をフィルタするための位置に移動させることを含む。2つ以上の空間フィルタは、線形的に回転又は移動してもよい。
第4システム
第4システムは、実質的に、吸収性材料及び/又は反射性材料の組み合わせが空間フィルタとして用いられる第3システムと同様であってもよい。第4システムは、実質的に機械的なシステムである光プロセッサ1360を含んでもよい。例えば、光プロセッサ1360は、1つ以上の化学線ソースとテンプレート18との間を移動する複数の反射体を拭くんでもよい。例示的な実施形態において、光プロセッサ1360は、図13に示すようなピンホイールに載置された複数の反射体を含む。
複数の空間フィルタは、基板12及びパターン面22の領域にフレーム状放射パターンを形成するための化学線を導く長方形フレーム状の反射体を含む第1反射体1360aを含んでもよい。第1反射体1360aは、化学線を減衰させてもよい。別の実施形態において、化学線ソースは、化学線を反射する領域における強度が中間における強度よりも小さく、インプリント領域での強度を低下させるようにフォーカスされてもよい。
複数の空間フィルタは、メサの下の成形可能な材料を露光するために化学線を導く第2反射体1360bを含んでもよい。別の実施形態において、第2反射体1360bは、化学線ソースによって生成された全ての光を反射することを可能にする。
プロセッサ54からの信号に応じて、光プロセッサ1360は、2つ以上の反射体を切り替えてもよい。光プロセッサ1360は、化学線がテンプレート18に到達するのを防止するために、邪魔にならない所に全ての反射体を移動させてもよい。反射体の切り替えは、モータを用いて、反射体を化学線を導くための位置に移動させることを含む。2つ以上の反射体は、線形的に回転又は移動してもよい。
更なる変更及び様々な側面の別の実施形態は、この説明を考慮して、当業者には明らかであろう。従って、この説明は、単なる例示として解釈されるべきである。ここに示されて説明された形態は、実施形態の例として解釈されるべきであることを理解されたい。要素及び材料は、ここに図示及び説明されたそれらに対して置換されてもよく、部品及びプロセスは、逆にしてもよく、ある特徴は、独立して利用してもよく、全ては、この説明の利益を有した後の当業者にとって明らかであろう。

Claims (24)

  1. インプリントシステムであって、
    前記インプリントシステムは、基板上に複数の液滴として液体を吐出する成形可能な材料吐出システムを有し、
    前記インプリントシステムは、パターン領域を取り囲み、且つ、パターン領域と重ならない境界領域を有するテンプレートを保持するテンプレートチャックを有し、前記テンプレートチャックは、前記テンプレートが前記複数の液滴に接触するように、前記複数の液滴が結合し、前記パターン領域を通って前記境界領域に向かって広がる液体フロントを形成するように、前記テンプレートを位置決めし、前記境界領域は、前記テンプレートのインプリント領域の外側境界から内側境界に延在し、前記内側境界は、前記外側境界から前記テンプレートの中心に向かう境界幅内側の範囲内にあり、
    前記インプリントシステムは、化学線照明システムを有し、
    前記化学線照明システムは、
    第1期間において、前記境界領域の第1部分における前記液体が凝固せず、且つ、前記液体の粘度が増加するように、第1ドーズ範囲内にある光の増粘用量で前記境界領域の前記第1部分を照明し、
    第2期間において、前記第1ドーズ範囲よりも高い第2ドーズ範囲内にある光の硬化用量で前記パターン領域を照明することを特徴とするインプリントシステム。
  2. 前記化学線照明システムは、
    化学線源と、
    デジタルマイクロミラーデバイスと、
    対物レンズと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  3. 前記第1ドーズ範囲は、1〜3.5ミリジュール/平方センチメートル(mJ/cm)であることを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  4. 前記第1期間は、前記液体フロントが前記境界領域の前記第1部分に入った後に開始され、
    前記境界領域の前記第1部分は、前記液体フロントが前記パターン領域から離れ、前記境界領域に入る前記境界領域の部分を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  5. 前記境界領域の前記第1部分は、前記境界領域のコーナーを含まず、前記境界領域のエッジの一部を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  6. 前記境界領域の前記第1部分は、前記境界領域の2つの対向するエッジを含むことを特徴とする請求項5に記載のインプリントシステム。
  7. 前記化学線照明システムは、更に、第3期間において、光の増粘用量で前記境界領域の第2部分を照明し、前記境界領域の前記第2部分は、前記境界領域の前記第1領域のエッジ以外の2つの対向するエッジを含むことを特徴とする請求項6に記載のインプリントシステム。
  8. 前記テンプレートチャックは、前記基板上のフルフィールド及びパーシャルフィールドを前記テンプレートでインプリントし、
    前記パーシャルフィールドは、前記テンプレートが前記基板のエッジにオーバーハングしたインプリントフィールドであり、
    前記境界領域は、前記テンプレートと前記基板の前記エッジとの交点を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  9. 前記第1期間の後で前記第2期間の前に第3期間があり、前記化学線照明システムは、前記第3期間において、前記境界領域又は前記パターン領域を照明しないことを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  10. 前進液体フロントの前記領域における液体の前記粘度は、増粘ドーズに曝されたときに、増粘倍数で増加することを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  11. 前記増粘倍数は、1.1倍と100倍との間であることを特徴とする請求項10に記載のインプリントシステム。
  12. 前記粘度の増加は、前記境界領域の前記第1部分における前記液体フロントの速度を低下させ、これにより、前記液体フロントは、前記第2期間において、硬化される前に、前記テンプレートのエッジを越えて押し出されないことを特徴とする請求項10に記載のインプリントシステム。
  13. 前記境界領域の前記第1部分は、前記境界領域の前記エッジの中心から前記境界領域の前記コーナーに向かって連続的に延在することを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  14. 前記境界領域の前記第1部分は、15×15マイクロメートル(μm)単位で延在することを特徴とする請求項13に記載のインプリントシステム。
  15. 前記境界領域の前記第1部分は、それが前記境界領域に入るにつれて、前記液体フロントに追従して延在することを特徴とする請求項13に記載のインプリントシステム。
  16. 前記エッジの中心に最も近い前記境界領域の前記第1部分の前記エッジの領域は、前記境界領域の領域が前記境界領域の前記第1部分に順次加わるにつれて、前記境界領域の前記第1部分から順次除去されることを特徴とする請求項13に記載のインプリントシステム。
  17. 前記化学線照明システムは、更に、前記第1期間において、前記第1ドーズ範囲未満である光の迷光用量で前記パターン領域を照明することを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  18. 前記化学線照明システムは、更に、前記第2期間において、硬化用量で前記境界領域及び前記パターン領域の両方を照明することを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  19. 前記パターン領域は、前記テンプレートにおいて複数の凹部を含み、前記境界領域は、前記複数の凹部を含まないことを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  20. 前記境界幅は、1μmと200μmとの間であることを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  21. 前記外側境界は、前記テンプレートの前記インプリント領域のエッジにあることを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  22. 前記外側境界は、前記テンプレートの前記インプリント領域のエッジの近傍にあることを特徴とする請求項1に記載のインプリントシステム。
  23. 基板上に物品を製造する方法であって、
    前記方法は、前記基板上に複数の液滴を吐出することを有し、
    前記方法は、パターン領域を取り囲み、且つ、パターン領域と重ならない境界領域を有するテンプレートをテンプレートチャックで保持することを有し、前記テンプレートチャックは、前記テンプレートが前記複数の液滴に接触するように、前記複数の液滴が結合し、前記パターン領域を通って前記境界領域に向かって広がる液体フロントを形成するように、前記テンプレートを位置決めし、前記境界領域は、前記テンプレートのインプリント領域の外側境界から内側境界に延在し、前記内側境界は、前記外側境界から前記テンプレートの中心に向かう境界幅内側にあり、
    前記方法は、第1期間において、第1ドーズ範囲内にある光の増粘用量で前記境界領域の前記第1部分を照明することを有し、
    前記方法は、第2期間において、前記第1ドーズ範囲よりも高い第2ドーズ範囲内にある光の硬化用量で前記パターン領域を照明することを有することを特徴とする方法。
  24. インプリント方法であって、
    前記インプリント方法は、基板上に複数の液滴を吐出することを有し、
    前記インプリント方法は、パターン領域を取り囲み、且つ、パターン領域と重ならない境界領域を有するテンプレートをテンプレートチャックで保持することを有し、前記テンプレートチャックは、前記テンプレートが前記複数の液滴に接触するように、前記複数の液滴が結合し、前記パターン領域を通って前記境界領域に向かって広がる液体フロントを形成するように、前記テンプレートを位置決めし、前記境界領域は、前記テンプレートのインプリント領域の外側境界から内側境界に延在し、前記内側境界は、前記外側境界から前記テンプレートの中心に向かう境界幅内側にあり、
    前記インプリント方法は、第1期間において、第1ドーズ範囲内にある光の増粘用量で前記境界領域の前記第1部分を照明することを有し、
    前記インプリント方法は、第2期間において、前記第1ドーズ範囲よりも高い第2ドーズ範囲内にある光の硬化用量で前記パターン領域を照明することを有することを特徴とする方法。
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