JP2019106007A - 表示装置、表示制御方法およびプログラム - Google Patents

表示装置、表示制御方法およびプログラム Download PDF

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英之 松田
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勇司 川村
洋一 来正
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洋一 来正
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Masayuki Ito
昌之 伊藤
敦士 近藤
Atsushi Kondo
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Abstract

【課題】ユーザの操作性の低下を抑制することが可能な技術を提供する。【解決手段】表示装置(たとえばMFP)は、ベース画面200を表示するとともに、当該ベース画面200内に配置された特定の設定ボタン252の押下操作に応答して、当該設定ボタン252に対応する設定画面300(301)をポップアップ表示する。MFPは、ユーザによる縮小操作に応答して、ベース画面200を変倍率R1で縮小してタッチパネル25に表示する。MFPは、縮小して表示されたベース画面200内の設定ボタン252の押下操作に応答して設定画面301をポップアップ表示するにあたって、当該変倍率R1よりも大きい変倍率R2に対応する大きさで設定画面301を生成するとともに、当該設定ボタン252内の文字領域と設定画面301とが重ならないように当該設定画面301を配置する。【選択図】図4

Description

本発明は、各種画面を表示する表示装置、およびそれに関連する技術に関する。
ユーザによる縮小操作に応答して、表示装置の表示手段に表示されている画面を縮小する技術が存在する。
たとえば、特許文献1においては、表示手段を横長の状態から縦長の状態へと変更(回転)させる操作に応答して、当該表示手段に表示されている画面を縮小して表示すること、が示されている。
また、表示装置においては、第1の画面内に設けられた特定のボタンの押下操作に応答して、当該特定のボタンに対応する第2の画面がポップアップ表示されることがある。
特開2014−48735号公報
ところで、縮小して表示された第1の画面において受け付けられた当該特定のボタンの押下操作に応答して第2の画面をポップアップ表示するにあたって、当該第1の画面に対する変倍率(縮小操作前の画面に対する縮小操作後の画面の比率)と同じ変倍率で第2の画面を縮小すること、が考えられる。
しかしながら、第1の画面に対する変倍率と同じ変倍率で第2の画面が縮小されて表示される場合、次のような問題が生じ得る。
たとえば、第1の画面に対する変倍率と同じ変倍率で第2の画面が縮小された結果、第2の画面内に設けられたボタンが非常に小さくなり、ユーザが第2の画面内のボタンを押下し難い、という問題が生じ得る。また、第2の画面内の文字が非常に小さくなり、当該第2の画面内の文字の視認性が低下する、という問題も生じ得る。
このように、第1の画面に対する変倍率と同じ変倍率で第2の画面が縮小して表示される場合、ユーザの操作性が低下する恐れがある。
そこで、本願発明は、ユーザの操作性の低下を抑制することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、表示装置であって、第1の画面を表示するとともに、前記第1の画面内に配置された特定のボタンの押下操作に応答して、前記特定のボタンに対応する第2の画面をポップアップ表示する表示手段と、ユーザによる縮小操作に応答して、前記第1の画面を第1の変倍率で縮小して前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第2の変倍率に対応する大きさで前記第2の画面を生成するとともに、前記特定のボタン内に設けられた文字領域であって前記特定のボタンに関する文字列を表示する文字領域と前記第2の画面とが重ならないように前記第2の画面を配置することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る表示装置において、前記第1の画面は、前記特定のボタンを含む複数のボタンを有し、前記表示制御手段は、縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第2の画面と前記複数のボタンのうちの前記特定のボタンとを関連付ける表示処理である関連付け表示処理を実行することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る表示装置において、前記関連付け表示処理は、前記第2の画面と前記特定のボタンとが接するように前記第2の画面が配置される場合において前記第2の画面と前記特定のボタンとの境界線を非表示化する処理であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の発明に係る表示装置において、前記関連付け表示処理は、前記特定のボタンの背景を前記第2の画面の背景と同一の色を用いて表示し、且つ、前記複数のボタンのうち、前記特定のボタン以外のボタンの背景を前記第2の画面の背景とは異なる色を用いて表示する処理であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る表示装置において、前記表示制御手段は、縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の画面の縮小に伴って縮小された前記特定のボタンを、前記第2の変倍率に対応する大きさで生成された前記第2の画面と前記特定のボタン内の文字領域とが重ならないように拡大して表示することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係る表示装置において、前記表示制御手段は、前記縮小操作後の前記表示手段において前記第2の画面を配置することが許容される配置許容領域内に前記第2の画面がその縦横比を変更せずに収まる大きさに対応する変倍率を、前記第2の変倍率として算出することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明に係る表示装置において、前記第2の画面の前記配置許容領域は、縮小して表示された前記第1の画面の幅と同じ幅を有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6または請求項7の発明に係る表示装置において、前記第2の画面の前記配置許容領域は、前記縮小操作後の前記表示手段の表示領域において前記特定のボタンの上端部よりも上方に存在することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6または請求項7の発明に係る表示装置において、前記第2の画面の前記配置許容領域は、前記縮小操作後の前記表示手段の表示領域において前記特定のボタンの下端部よりも下方に存在することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9のいずれかの発明に係る表示装置において、前記表示制御手段は、前記第2の画面の元の大きさであって縮小して表示される前の前記第1の画面にてポップアップ表示される前記第2の画面の大きさに対応する変倍率以下の変倍率を、前記第2の変倍率として算出することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10のいずれかの発明に係る表示装置において、前記表示装置には、前記表示装置とは別の機種の表示装置に設けられているハードウエアキーが設けられておらず、前記表示手段は、前記ハードウエアキーの代わりに、前記ハードウエアキーに対応する画像であるハードウエアキー画像を前記第1の画面に表示し、前記表示制御手段は、前記第2の画面が前記特定のボタン内の文字領域のみならず前記ハードウエアキー画像にも重ならないように前記第2の画面を配置することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの発明に係る表示装置において、前記表示手段は、矩形形状を有し、前記縮小操作は、前記表示手段を横長の状態から縦長の状態に変更する操作であることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの発明に係る表示装置において、前記縮小操作は、前記表示手段に表示された前記第1の画面に対するピンチイン操作であることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13のいずれかの発明に係る表示装置において、前記表示手段は、前記第2の画面内に配置された一のボタンの押下操作に応答して、前記一のボタンに対応する第3の画面をポップアップ表示し、前記表示制御手段は、前記縮小操作後に表示された前記第2の画面内の前記一のボタンの押下操作に応答して前記第3の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第3の変倍率に対応する大きさで前記第3の画面を生成するとともに、前記一のボタンと前記第3の画面とが重ならないように前記第3の画面を配置することを特徴とする。
請求項15の発明は、表示制御方法であって、a)第1の画面を表示することが可能な表示手段であって、前記第1の画面内に配置された特定のボタンの押下操作に応答して、前記特定のボタンに対応する第2の画面をポップアップ表示することが可能な表示手段において、ユーザによる縮小操作に応答して、前記第1の画面を第1の変倍率で縮小して表示するステップと、b)縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第2の変倍率に対応する大きさで前記第2の画面を生成するとともに、前記特定のボタン内に設けられた文字領域であって前記特定のボタンに関する文字列を表示する文字領域と前記第2の画面とが重ならないように前記第2の画面を配置するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項16の発明は、コンピュータに、a)第1の画面を表示することが可能な表示手段であって、前記第1の画面内に配置された特定のボタンの押下操作に応答して、前記特定のボタンに対応する第2の画面をポップアップ表示することが可能な表示手段において、ユーザによる縮小操作に応答して、前記第1の画面を第1の変倍率で縮小して表示するステップと、b)縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第2の変倍率に対応する大きさで前記第2の画面を生成するとともに、前記特定のボタン内に設けられた文字領域であって前記特定のボタンに関する文字列を表示する文字領域と前記第2の画面とが重ならないように前記第2の画面を配置するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1から請求項16に記載の発明によれば、縮小して表示された第1の画面内の特定のボタンの押下操作に応答して第2の画面をポップアップ表示するにあたって、当該第1の画面に対する変倍率よりも大きい変倍率に対応する大きさで当該第2の画面が生成される。したがって、ユーザの操作性の低下を抑制することが可能である。
特に、請求項2に記載の発明によれば、縮小して表示された第1の画面内の特定のボタンの押下操作に応答して第2の画面をポップアップ表示するにあたって、当該第2の画面と第1の画面内の複数のボタンのうちの当該特定のボタンとを関連付ける表示処理が実行される。その結果、ユーザは、縮小して表示された第1の画面内の複数のボタンのうちのいずれのボタンが第2の画面に対応するボタンであるか、がより明確に判る。したがって、第2の画面と当該第2の画面に対応するボタンとの関連性をより明確化することが可能である。
また特に、請求項5に記載の発明によれば、第1の画面の縮小に伴って縮小された特定のボタンが、第2の変倍率に対応する大きさで生成された第2の画面と当該特定のボタン内の文字領域とが重ならないように拡大されて表示される。したがって、特定のボタン内に表示される文字列の視認性の低下を抑制することが可能である。
画像処理装置(MFP)の外観を示す図である。 MFPの機能ブロックを示す図である。 操作パネル部の回転操作(縮小操作)の前後における操作パネル部(タッチパネル)の状態を示す図である。 縮小操作(操作パネル部の回転操作)の前後における設定画面の表示処理を示す図である。 縮小操作前のベース画面を示す図である。 縮小操作前にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 縮小操作後のベース画面を示す図である。 縮小操作後にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 縮小操作後におけるMFPの動作を示すフローチャートである。 縮小操作後の設定画面の表示処理のサブルーチン処理を示す図である。 第2実施形態に係る縮小操作後にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 第3実施形態に係る縮小操作前のベース画面を示す図である。 第3実施形態に係る縮小操作前にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 縮小操作前にポップアップ表示される詳細設定画面を示す図である。 第3実施形態に係る縮小操作後にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 縮小操作後にポップアップ表示される詳細設定画面を示す図である。 ベース画面の移動量等を示す図である。 移動後のベース画面を示す図である。 変形例に係る縮小操作後にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 設定画面の配置許容領域の特定処理のサブルーチン処理を示す図である。 変形例に係る関連付け表示処理が実行された表示画面を示す図である。 ハードウエアキー領域を含むベース画面を示す図である。 変形例に係る縮小操作後のベース画面を示す図である。 変形例に係る縮小操作後にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 ピンチイン操作(縮小操作)が行われている様子を示す図である。 ピンチイン操作(縮小操作)後のベース画面を示す図である。 ピンチイン操作(縮小操作)後にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 変形例に係る縮小操作後にポップアップ表示される設定画面を示す図である。 変形例に係る関連付け表示処理が実行された表示画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の外観を示す図である。なお、ここでは、表示装置(表示制御装置)としてMFP10を例示する。
図2は、MFP10の機能ブロックを示す図である。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。なお、MFP10は、画像形成装置あるいは画像処理装置などとも称される。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータ(印刷対象データ)に基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)および半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作ユーザからの各種の操作入力を受け付けることが可能である。また、タッチパネル25は、矩形形状(略矩形形状)を有する。
このMFP10においては、ユーザの携帯端末との連携時における画面構成等を考慮して、操作パネル部6cの配置状態を、横長の状態(横向きの状態)から縦長の状態(縦向きの状態)へと切り替えることが可能である。具体的には、図3に示されるように、横長状態の操作パネル部6cが操作パネル部6cの支持部(不図示)を中心に時計回りに90度回転されることによって、当該操作パネル部6cの配置状態が横長状態から縦長状態へと切り替えられる。逆に、縦長状態の操作パネル部6cが操作パネル部6cの支持部を中心に反時計回りに90度回転されることによって、当該操作パネル部6cの配置状態が縦長状態から横長状態へと切り替えられる。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPU(Central Processing Unit)(マイクロプロセッサあるいはコンピュータプロセッサなどとも称される)および各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示されるように、コントローラ9は、上記のプログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と判定部14とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対する入力動作を制御する制御部である。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。
たとえば、表示制御部13は、ベース画面200を(横長状態)のタッチパネル25に表示する(図5参照)。なお、ベース画面200は、親画面などとも称される。表示制御部13は、当該ベース画面200内の特定の設定ボタン(252等)の押下操作に応答して、当該特定の設定ボタンに対応する設定画面300(301)を(ベース画面200よりも前面側(手前側)に)ポップアップ表示する(図6参照)。なお、当該設定画面300は、子画面あるいはポップアップ画面などとも称される。
また、表示制御部13は、ユーザによる縮小操作(ここでは、タッチパネル25の回転操作(図3参照))に応答して、ベース画面200を当該縮小操作に応じた変倍率R1(後述)で縮小して(縦長状態の)タッチパネル25に表示する(図7参照)。
さらに、表示制御部13は、縮小して表示されたベース画面200内の特定の設定ボタンの押下操作に応答して、設定画面300をポップアップ表示する(図8参照)。具体的には、縮小表示されたベース画面200よりも前面側(手前側)に設定画面300が表示(重畳表示)される。表示制御部13は、設定画面300のポップアップ表示にあたって、ベース画面200に対する変倍率R1よりも大きい変倍率R2に対応する大きさで設定画面300を生成するとともに、当該特定の設定ボタン内の文字領域と設定画面300とが重ならないように当該設定画面300を配置する。
判定部14は、各種の判定処理を実行する処理部である。
なお、ここでは、主にコントローラ9のCPUにてソフトウエアプログラムを実行することによって、上述の各種の動作が実行されているが、これに限定されず、MFP10(詳細には、コントローラ9の内部あるいは外部)にて設けられた専用ハードウエア等を用いて、上述の各種の動作が実行されるようにしてもよい。たとえば、通信制御部11、入力制御部12、表示制御部13および判定部14(図2)等の全部または一部が、1または複数の専用ハードウエアを用いて実現されてもよい。
<1−2.動作>
図4は、ユーザによる縮小操作(操作パネル部6cの回転操作)の前後における設定画面300の表示処理を示す図である。
図4に示されるように、操作パネル部6cが横長状態から縦長状態へと回転されると、タッチパネル25に表示されているベース画面200もが同様に(時計回りに90度)回転するとともに、当該ベース画面200が変倍率R1で縮小されて表示される。このように縮小して表示されたベース画面200において特定の設定ボタン(たとえば設定ボタン252)の押下操作が受け付けられると、当該設定ボタン252に対応する設定画面300(301)がポップアップ表示される。ただし、当該設定画面300(301)は、ベース画面200に対する変倍率R1よりも大きな変倍率R2に対応する大きさで生成されるとともに、当該設定ボタン252に重ならないように配置される。なお、ここでは、操作パネル部6c(タッチパネル25)の回転操作が、タッチパネル25に表示されている画面(ベース画面200)の縮小操作として受け付けられる。
<横長状態での画面表示について>
まず、横長状態のタッチパネル25において表示されるベース画面200と、当該ベース画面200内のボタン操作に応じてポップアップ表示される設定画面300との表示処理について説明する。なお、ここでは、コピージョブの設定操作がユーザによって行われる状況を想定する。
図5は、横長状態のタッチパネル25において表示されるベース画面200(コピージョブに関する初期表示画面)を示す図である。横長状態のタッチパネル25における表示態様は、横長表示モードあるいはランドスケープモードなどとも称される。
ユーザのログイン後にタッチパネル25に表示されるトップメニュー画面(不図示)等において、コピージョブに関する初期表示画面の呼出指示(「コピー」ボタンの押下操作等)が受け付けられると、当該初期表示画面がタッチパネル25(ベース画面200(201))に表示される。
横長状態のタッチパネル25においては、当該タッチパネル25の表示領域の全面にベース画面200が表示される。具体的には、当該ベース画面200の横方向(水平方向)の画素数サイズ(横方向画素数サイズ)W1は、横長状態のタッチパネル25の横方向画素数サイズW0と同じサイズを有する。また、ベース画面200の縦方向(垂直方向)の画素数サイズ(縦方向画素数サイズ)H1は、横長状態のタッチパネル25の縦方向画素数サイズH0と同じサイズを有する。また、ここでは、コピージョブに関する初期表示画面が、ベース画面200の全面に表示される。
図5に示されるように、当該ベース画面201には、複数の設定ボタン251〜257(設定ボタン群)が横方向に一列に設けられている。
当該複数の設定ボタン251〜257は、コピージョブの各設定項目(「原稿画質」〜「仕上がり」)に関する設定画面(設定用画面)300の呼出指示をそれぞれ受け付ける呼出ボタンとして機能する。たとえば、ベース画面201においてカラー設定ボタン252が押下されると、当該カラー設定ボタン252に対応する設定項目「カラー」に関する設定画面300(カラー設定画面301)が、ベース画面201に重畳してポップアップ表示される(図6参照)。なお、図6は、ベース画面200(縮小前のベース画面200)にてポップアップ表示される設定画面300(縮小操作前に表示される元の設定画面300)(カラー設定画面301)を示す図である。
このようにポップアップ表示された設定画面300にて設定値の選択操作が受け付けられると、当該設定画面300に対応する設定項目に関する設定内容(設定値)が決定される。たとえば、カラー設定画面301(図6)にて「オートカラー」ボタンが押下(選択)されると、カラー設定画面301に対応する設定項目「カラー」の設定内容が設定値「オートカラー」に決定される。
また、各設定ボタン251〜257内には、各設定ボタン251〜257に関する文字列を表示する文字領域271〜277(図5参照)が設けられている。当該文字領域271〜277には、各設定ボタン251〜257に対応する設定項目に関する現在の設定内容が表示される。たとえば、カラー設定ボタン252内の文字領域272には、カラー設定ボタン252に対応する設定項目「カラー」に関する現在の設定内容(たとえば、デフォルトの設定内容(「オートカラー」))が表示される。
<縦長状態での画面表示について>
次に、縦長状態のタッチパネル25において表示されるベース画面200と、当該ベース画面200内のボタン操作に応じてポップアップ表示される設定画面300との表示処理について説明する。
横長状態のタッチパネル25にベース画面201(図5)が表示されている場合において、操作パネル部6cの回転操作(タッチパネル25の表示画面の縮小操作)(図3参照)が受け付けられると、図9の動作が開始される。図9は、縮小操作後におけるMFP10の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS11においては、MFP10は、タッチパネル25の表示画面の縮小操作に応答して、ベース画面200(201)を縮小してタッチパネル25に表示する(図7参照)。図7は、縦長状態のタッチパネル25において表示されるベース画面201を示す図である。なお、縦長状態のタッチパネル25における表示態様は、縦長表示モードあるいはポートレイトモードなどとも称される。
具体的には、MFP10は、操作パネル部6c(タッチパネル25)の回転に伴って、ベース画面200をも回転させるとともに、ベース画面200を配置することが許容される配置許容領域500(図7)内に当該ベース画面200を、その縦横比を変更せずに収まる最大限の大きさで表示する。ここでは、タッチパネル25の表示領域全体が、縮小後のベース画面200の配置許容領域500として用いられる。
より具体的には、ベース画面201に対する変倍率R1が算出され、算出された変倍率R1でベース画面201が縮小されて配置許容領域500内に表示される。
詳細には、まず、縮小前のベース画面201の縦方向画素数サイズH1(図5)に対する配置許容領域500の縦方向画素数サイズP1(図7)の比率R40(=P1/H1)と、縮小前のベース画面201の横方向画素数サイズW1(図5)に対する配置許容領域500の横方向画素数サイズQ1(図7)の比率R50(=Q1/W1)とのうち比較的小さい比率(min(R40,R50))が、当該変倍率R1として算出される。ここでは、変倍率R50(=Q1/W1)が、ベース画面201に対する変倍率R1として算出される。そして、ベース画面201(縮小操作前の元のベース画面201)が変倍率R1(=Q1/W1)で縮小される。縮小後のベース画面201の縦方向画素数サイズH3(図7)は、縮小前のベース画面201の縦方向画素数サイズ(ベース画面201の元の縦方向画素数サイズ)H1を変倍率R1(=Q1/W1)で縮小したサイズである。また、縮小後のベース画面201の横方向画素数サイズW3(図7)は、縮小前のベース画面201の横方向画素数サイズ(ベース画面201の元の横方向画素数サイズ)W1を変倍率R1で縮小したサイズである。なお、ベース画面201の縮小(変倍率R1での縮小)に伴って、当該ベース画面201内の表示要素(複数の設定ボタン251〜257および文字等)もが変倍率R1で縮小される。
そして、縮小されたベース画面201がタッチパネル25(詳細には、ベース画面200の配置許容領域500内)に表示(描画)される(図7参照)。なお、ここでは、縮小後のベース画面200は、当該配置許容領域500(タッチパネル25の表示領域全体)において、当該ベース画面200の上端部よりも上方に余白領域を有するように配置される。ただし、これに限定されず、縮小後のベース画面200は、当該配置許容領域500内のいずれの位置に配置されてもよい。たとえば、配置許容領域500の上端部にベース画面200の上端部が接するように縮小後のベース画面200が配置されてもよい。
その後、処理はステップS11からステップS12へと進む。
ステップS12においては、縮小して表示されたベース画面200において複数の設定ボタン251〜257のいずれかのボタンの押下操作が受け付けられたか、が判定される。たとえば、縮小表示されたベース画面200においてカラー設定ボタン252(図7)の押下操作が受け付けられると、処理はステップS12からステップS13へと進む。なお、処理がステップS12からステップS15へと進む場合については、後述する。
ステップS13においては、縮小して表示されたベース画面200(201)内の特定の設定ボタン(ここではカラー設定ボタン252)の押下操作に応答して、当該特定の設定ボタン(252)に対応する設定画面300(カラー設定画面301)の表示処理を実行する。
具体的には、MFP10は、カラー設定画面301をポップアップ表示するにあたって、図10の動作を実行する。図10は、縮小操作後における設定画面300の表示処理(ステップS13)のサブルーチン処理を示す図である。
まず、ステップS21においては、MFP10は、ポップアップ表示される設定画面300(ここではカラー設定画面301)の配置許容領域580(図7)を特定する。配置許容領域580は、縮小操作後のタッチパネル25(縦長状態のタッチパネル25)にてカラー設定画面301を配置することが許容される領域である。ここでは、当該設定画面300の配置許容領域580は、縮小後のベース画面200の配置許容領域500の幅(縮小されたベース画面200の幅)と同じ幅を有する。
具体的には、縮小後のベース画面201の配置許容領域500(ここでは、タッチパネル25の表示領域全体)のうち、カラー設定ボタン252(設定ボタン群)の配置領域を除く領域が、カラー設定画面301の配置許容領域580として特定される。ここでは、縮小後のベース画面201の配置許容領域500(縮小操作後のタッチパネル25の表示領域全体)のうち当該設定ボタン252の上端部よりも上方(上側)に存在する領域が、カラー設定画面301の配置許容領域580として特定される。
そして、処理はステップS21からステップS22へと進み、MFP10は、設定画面300(カラー設定画面301)に対する変倍率R2を算出する。
具体的には、カラー設定画面301の配置許容領域580(図7)内にカラー設定画面301がその縦横比を変更せずに収まる大きさに対応する変倍率が、当該カラー設定画面301に対する変倍率R2として算出される。
より具体的には、まず、当該配置許容領域580内にカラー設定画面301がその縦横比を変更せずに収まる最大限の大きさに対応する最大変倍率R10が算出される。換言すれば、縮小前のカラー設定画面301の縦方向画素数サイズH2(図6)に対する配置許容領域580の縦方向画素数サイズP2(図7)の比率R20(=P2/H2)と、縮小前のカラー設定画面301の横方向画素数サイズW2(図6)に対する配置許容領域580の横方向画素数サイズQ2(図7)の比率R30(=Q2/W2)とのうち比較的小さい比率(min(R20,R30))が、最大変倍率R10として算出される。ここでは、当該比率R20(=P2/H2)が、最大変倍率R10として算出される。なお、ここでは、配置許容領域580の縦方向画素数サイズP2は、縮小前のカラー設定画面301の縦方向画素数サイズH2よりも小さく、比率R20(=P2/H2)は、「100%」よりも小さい。
そして、ベース画面200に対する変倍率R1よりも大きく且つ最大変倍率R10以下の変倍率が、カラー設定画面301に対する変倍率R2(R1<R2≦R10)として算出される。ただし、当該変倍率R2の最大値は、縮小表示前のベース画面200にてポップアップ表示される設定画面300の大きさ(設定画面300の元の大きさ)に対応する変倍率(すなわち「100%」)である。換言すれば、設定画面300は、縮小表示前のベース画面200にてポップアップ表示される設定画面300の大きさ(画素サイズ)以下の大きさで生成される。
詳細には、最大変倍率R10と変倍率「100%」とのうち比較的小さい変倍率(最大変倍率R10と変倍率「100%」とのうち小さい方の変倍率)が、設定画面300に対する変倍率R2として算出される。これによれば、設定画面300(カラー設定画面301)におけるジャギー(元の設定画面300よりも大きく変倍(拡大)することに起因するジャギー)の発生を回避しつつ、なるべく大きく設定画面300(301)を表示することが可能である。ただし、これに限定されず、常に最大変倍率R10が変倍率R2として算出されてもよい。換言すれば、「100%」よりも大きい変倍率が設定画面300に対する変倍率R2として算出されてもよい。
ここでは、算出された最大変倍率R10(=P2/H2)が「100%」よりも小さいため、当該最大変倍率R10が、カラー設定画面301に対する変倍率R2として算出される。なお、最大変倍率R10が「100%」よりも小さい場合に、当該最大変倍率R10よりも小さい変倍率(ただし、ベース画面200に対する変倍率R1よりも大きい変倍率)が、カラー設定画面301に対する変倍率R2として算出されてもよい。
その後、処理はステップS22からステップS23へと進み、MFP10は、算出された変倍率R2に対応する大きさで設定画面300(カラー設定画面301)を生成する。具体的には、算出された変倍率R2で設定画面300が変倍(ここでは縮小)される。ここでは、算出された変倍率R2(<100%)で設定画面300が縮小される。換言すれば、ポップアップ表示される設定画面300(カラー設定画面301)が、ベース画面200(201)の縮小度合いよりも小さい度合いで縮小される。縮小後の設定画面301の縦方向画素数サイズH4(図8)は、縮小前のベース画面201にてポップアップ表示される設定画面301の縦方向画素数サイズ(設定画面301の元の縦方向画素数サイズ)H2を変倍率R2(=P2/H2)で縮小したサイズである。また、縮小後の設定画面301の横方向画素数サイズW4(図8)は、縮小前の設定画面301の横方向画素数サイズ(設定画面301の元の横方向画素数サイズ)W2を変倍率R2で縮小したサイズである。
ステップS23にて設定画面300(カラー設定画面301)が生成されると、処理はステップS23からステップS24へと進み、MFP10は、生成されたカラー設定画面301を、当該カラー設定画面301の配置許容領域580内に配置して表示(ポップアップ表示)する(図8参照)。具体的には、カラー設定画面301の下端部(下辺)が当該配置許容領域580の下端部(すなわち、設定ボタン252の上端部)と接するように、生成されたカラー設定画面301が配置されてポップアップ表示される。
そして、処理はステップS24からステップS25へと進む。
ステップS25においては、MFP10は、ポップアップ表示される設定画面300(カラー設定画面301)とベース画面200内の複数の設定ボタン251〜257のうちの特定の設定ボタン(カラー設定ボタン252)とを関連付ける表示処理(関連付け表示処理)を実行する。具体的には、互いに接するように配置されたカラー設定画面301と設定ボタン252との境界線が非表示化される(図8参照)。より具体的には、カラー設定画面301の下辺のうちカラー設定ボタン252の上辺と接する部分と当該カラー設定ボタン252の上辺とが非表示化される。
そして、図10の動作(図9のステップS13のサブルーチン処理)は終了し、処理はステップS13(図9)からステップS14へと進む。
その後、ポップアップ表示されたカラー設定画面301において設定値の選択操作が受け付けられる(ステップS14)と、処理は再びステップS12へと戻る。
さらにその後、「スタート」ボタン(不図示)の押下操作が受け付けられると、処理はステップS12からステップS15を経てステップS16へと進む。ステップS16においては、MFP10は、ユーザによって設定された設定内容に応じたコピージョブを実行する。
なお、カラー設定ボタン252以外の設定ボタン251,253〜257の押下操作が受け付けられた場合、処理はステップS12から再びステップS13へと進み、上述と同様にして、押下された設定ボタンに対応する設定画面300の表示処理(ステップS21〜S25)が実行される。
以上のように、第1実施形態では、縮小して表示されたベース画面201内の特定の設定ボタン(カラー設定ボタン252)の押下操作に応答して設定画面300(301)(図8)をポップアップ表示するにあたって、ベース画面201に対する変倍率R1よりも大きい変倍率R2に対応する大きさで当該設定画面301が生成される(ステップS23)。その結果、縮小表示後のベース画面200にてポップアップ表示される設定画面300内のボタンを押下し難い、という問題の発生が抑制される。また、縮小表示後のベース画面201にてポップアップ表示される設定画面300内の文字の視認性の低下が抑制される。したがって、ユーザの操作性の低下を抑制することが可能である。
また、第1実施形態では、カラー設定画面301と遷移元の画面(ベース画面201)内のカラー設定ボタン252(詳細には、設定ボタン252内の文字領域272)とが重ならないように当該カラー設定画面301が配置される(ステップS24)(図8参照)。そのため、ユーザは、ベース画面201に対する変倍率R1よりも大きい変倍率R2に対応する大きさのカラー設定画面301がポップアップ表示された場合であっても、当該カラー設定ボタン252内の文字列を視認することが可能である。特に、設定ボタンに対応する設定項目(ここでは「カラー」)に関する現在の設定内容が当該設定ボタン内の文字領域に表示される(図8参照)場合には、ユーザは、設定操作中の設定項目に関する現在の設定内容を確認しつつ、ポップアップ表示された設定画面300にて当該設定項目に関する設定を行うことが可能である。
さらに、第1実施形態では、縮小して表示されたベース画面201内の複数の設定ボタン251〜257のうちのカラー設定ボタン252とカラー設定画面301とを関連付ける関連付け表示処理が実行される(ステップS25)。具体的には、カラー設定画面301とカラー設定ボタン252とが接するようにカラー設定画面301が配置される場合、当該カラー設定ボタン252とカラー設定画面301との境界線が非表示化される(図8参照)。その結果、ユーザは、縮小して表示されたベース画面201内の複数のボタン251〜257のうちのいずれのボタンがカラー設定画面301に対応する呼出ボタンであるか、がより明確に判る。したがって、ポップアップ表示される設定画面300と当該設定画面300に対応する呼出ボタンとの関連性をより明確化することが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
この第2実施形態では、上記第1実施形態の動作に加えて、縮小操作後にポップアップ表示される設定画面300(たとえばカラー設定画面301)に対応する設定ボタン(カラー設定ボタン252)の拡大処理が実行される。
この第2実施形態では、上記第1実施形態の動作に加えて、縮小操作後にポップアップ表示される設定画面300(たとえばカラー設定画面301)に対応する設定ボタン(カラー設定ボタン252)の拡大処理が実行される。
この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、図9および図10の動作が実行される。ただし、この第2実施形態では、図10のステップS24とステップS25との間において、MFP10は、当該特定の設定ボタン(カラー設定ボタン252)の拡大処理(縮小処理後における拡大処理)を実行する。
具体的には、ステップS24の後において、ベース画面200の縮小に伴って縮小されたカラー設定ボタン252が、変倍率R2に対応する大きさで生成されたカラー設定画面301と当該カラー設定ボタン252内の文字領域272とが重ならないように拡大されて表示される(図11参照)。より具体的には、変倍率R2で変倍(縮小)されて配置許容領域580内においてカラー設定ボタン252と接するように配置されたカラー設定画面301の下端部(下辺)にカラー設定ボタン252内の文字領域272の上端部(上辺)が接する大きさにまで当該カラー設定ボタン252が拡大されて再描画される。なお、カラー設定ボタン252は、その縦横比を変更せずに拡大される。
これによれば、ベース画面201の縮小(変倍率R1での縮小)に伴って当該変倍率R1で縮小されたカラー設定ボタン252(ベース画面201内のカラー設定ボタン252)が拡大されて表示される。したがって、縮小操作後にポップアップ表示される設定画面300(ここではカラー設定画面301)に対応する特定の設定ボタン(カラー設定ボタン252)内に表示される文字列(現在の設定内容)の視認性の低下を抑制することが可能である。
また、ベース画面201内の複数の設定ボタン251〜252のうち、ポップアップ表示されるカラー設定画面301に対応する設定ボタン(カラー設定ボタン252)のみが、他の設定ボタン(251,253〜257)よりも大きく表示される。その結果、ユーザは、縮小して表示されたベース画面201内の複数の設定ボタン251〜257のうちのいずれのボタンがカラー設定画面301に対応する呼出ボタンであるか、がより明確に判る。したがって、ポップアップ表示される設定画面300と当該設定画面300に対応する呼出ボタンとの関連性をより明確化することも可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
この第3実施形態では、上記第1実施形態と同様にしてベース画面200においてポップアップ画面(設定画面300)が表示された後に、さらに別のポップアップ画面(後述する詳細設定画面400(図14等参照))が表示される動作が例示される。
まず、タッチパネル25の回転操作(縮小操作)が受け付けられる前の動作について説明する。なお、ここでは、スキャンジョブの設定操作がユーザによって行われる状況を想定する。
上述したように、タッチパネル25の回転操作(縮小操作)が受け付けられる前においては、タッチパネル25は横長状態を有する。図12は、横長状態のタッチパネル25において表示されるベース画面202(スキャンジョブに関する初期表示画面)を示す図である。
当該ベース画面202には、複数の設定ボタン261〜266が設けられている。当該複数の設定ボタン261〜266は、スキャンジョブの各設定項目(「片面/両面」〜「文書名/件名」)に関する設定画面300の呼出指示をそれぞれ受け付ける呼出ボタンとして機能する。当該ベース画面202において、たとえば読込みサイズ設定ボタン265が押下されると、読込みサイズ設定ボタン265に対応する設定項目「読込みサイズ」に関する設定画面300(読込みサイズ設定画面302)がポップアップ表示される(図13参照)。
図13に示されるように、この読込みサイズ設定画面302には、複数の詳細設定ボタン351〜355が設けられている。当該複数の詳細設定ボタン351〜355は、設定項目「読込みサイズ」の用紙サイズ区分(「A系・B系」〜「不定形サイズ」)に関する詳細設定画面400の呼出指示をそれぞれ受け付ける呼出ボタンとして機能する。たとえば、当該読込みサイズ設定画面302において詳細設定ボタン351(「A系・B系」)が押下されると、当該詳細設定ボタン351に対応する詳細設定画面400がさらにポップアップ表示される(図14参照)。
つぎに、タッチパネル25の回転操作(縮小操作)が受け付けられた後の動作について説明する。
横長状態のタッチパネル25にベース画面200(202)が表示されている場合において、タッチパネル25の回転操作(縮小操作)が受け付けられると、第1実施形態と同様にして(図7参照)、タッチパネル25が横長状態から縦長状態へと切り替えられるとともに、ベース画面202が変倍率R1で縮小されて表示される。
そして、縮小して表示されたベース画面202において読込みサイズ設定ボタン265が押下されると、読込みサイズ設定画面302がポップアップ表示される(図15参照)。図15は、縮小操作後のタッチパネル25(縦長状態のタッチパネル25)においてポップアップ表示される読込みサイズ設定画面302を示す図である。当該読込みサイズ設定画面302の表示処理は、第1実施形態(図10参照)と同様にして実行される。具体的には、ベース画面202に対する変倍率R1よりも大きい変倍率R2に対応する大きさで読込みサイズ設定画面302が生成される(ステップS23)とともに、生成された読込みサイズ設定画面302と読込みサイズ設定ボタン265とが重ならないように当該読込みサイズ設定画面302が配置される(ステップS24)。
さらに、縮小操作後のタッチパネル25にて表示される当該読込みサイズ設定画面302において、詳細設定ボタン351の押下操作が受け付けられると、MFP10は、詳細設定画面400の表示処理を実行する。詳細設定画面400の表示処理は、設定画面300の表示処理(図10)と同様にして実行される。
具体的には、まず、詳細設定画面400の配置許容領域590(図16)が特定される(ステップS21)。ここでは、縮小後のベース画面202の配置許容領域500(縮小操作後のタッチパネル25の表示領域全体)のうち詳細設定ボタン351の下端部よりも下方(下側)に存在する領域が、詳細設定画面400の配置許容領域590として特定される。
そして、ベース画面202に対する変倍率R1よりも大きい変倍率R3に対応する大きさで、詳細設定画面400が生成される(ステップS22,S23)。
具体的には、まず、設定画面300に対する変倍率R2と同様にして、詳細設定画面400に対する変倍率R3(R1<R3≦R10)が算出される(ステップS22)。より具体的には、最大変倍率R10が算出されるとともに、算出された最大変倍率R10と変倍率「100%」(詳細設定画面400の元の大きさに対応する変倍率)とのうち比較的小さい変倍率が、詳細設定画面400に対する変倍率R3として算出される。ここでは、算出された最大変倍率R10は「100%」よりも大きいため、変倍率「100%」(詳細設定画面400の元の大きさに対応する変倍率)が、詳細設定画面400に対する変倍率R3として算出される。そして、算出された変倍率R3(「100%」)に対応する大きさ(換言すれば、詳細設定画面400の元の大きさ)で、当該詳細設定画面400が生成される(ステップS23)。
その後、生成された詳細設定画面400と詳細設定ボタン351とが重ならないように当該詳細設定画面400が配置許容領域590内に配置される(ステップS24)。具体的には、詳細設定画面400の上端部(上辺)が配置許容領域590の上端部(すなわち、詳細設定ボタン351の下端部)と接するように、生成された詳細設定画面400が配置される(図16参照)。
そして、詳細設定画面400と詳細設定ボタン351との関連付け表示処理が実行される(ステップS25)。ここでは、詳細設定ボタン351の背景色を、押下前の詳細設定ボタン351の背景色(たとえば白色)から別の色(たとえば灰色)に変更する処理が、当該関連付け表示処理として実行される(図16参照)。換言すれば、複数の詳細設定ボタン351〜355のうちの詳細設定ボタン351(のみ)の背景色が白色から灰色に変更される。
このように、縮小操作後に詳細設定画面400がポップアップ表示される場合においても、ベース画面202に対する変倍率R1よりも大きい変倍率で当該詳細設定画面400が生成される。これによれば、縮小操作後にポップアップ表示される詳細設定画面400に対する操作性の低下を抑制することが可能である。
また、当該詳細設定画面400が、遷移元の画面(読込みサイズ設定画面302)内の特定の詳細設定ボタン351に重ならないように配置される(図16参照)。そのため、ユーザは、詳細設定画面400がポップアップ表示された場合であっても、当該特定の詳細設定ボタン351内の文字列を視認することが可能である。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記内容のものに限定されるものではない。
<ベース画面の移動処理に関する改変例>
たとえば、上記各実施形態において、さらに、縮小後のベース画面200(201)にておいて設定画面300(たとえばカラー設定画面301)をより大きく表示させる処理が実行されてもよい。
ここにおいて、上記各実施形態(第1実施形態)では、配置許容領域580(図7)内においてカラー設定画面301の横方向(左側および/または右側)に余白領域が存在する(図8参照)ことがある。
この改変例では、このような余白領域が存在する場合、ベース画面200を下方に移動させて当該配置許容領域580の縦方向画素数サイズP2を値H5(後述)へと増大させ(図18参照)、増大後の配置許容領域580にカラー設定画面301がポップアップ表示される(図19参照)。これにより、カラー設定画面301(縮小操作後に表示される設定画面300)をより大きく表示させることが可能である。
具体的には、MFP10は、図10のステップS21(設定画面300の配置許容領域580の特定処理)のサブルーチン処理として、図20の動作を実行する。
まず、MFP10は、カラー設定画面301の配置許容領域580を特定する(ステップS31)とともに、当該カラー設定画面301に対する変倍率R2を仮算出する(ステップS32)。そして、MFP10は、仮算出された変倍率R2に対応する大きさのカラー設定画面301を当該配置許容領域580に仮想的に配置する(ステップS33)(図8も参照)。なお、図20のステップS31,S32,S33の処理は、図10のステップS21,S22,S24と同様にして実行される(第1実施形態参照)。
そして、ステップS34においては、MFP10は、配置許容領域580内においてカラー設定画面301の横方向に余白領域が存在するか否か、を判定する。
たとえば、配置許容領域580内においてカラー設定画面301の横方向に余白領域が存在しない場合、図20の動作は終了し、ステップS31にて特定された配置許容領域580に基づいて、図10のステップS22以降の処理が実行される。
一方、配置許容領域580内においてカラー設定画面301の横方向に余白領域が存在する場合(図8参照)、処理はステップS34からステップS35へと進み、ベース画面201が下方に移動されて配置許容領域580の縦方向画素数サイズP2が増大される。
具体的には、まず、縮小操作前のカラー設定画面301の横方向画素数サイズW2(図6)を配置許容領域580の横方向画素数サイズQ2(図7)に合わせるように変倍したカラー設定画面301の縦方向画素数サイズH5(図17)が算出される。換言すれば、当該横方向画素数サイズW2に対する横方向画素数サイズQ2の比率R30(=Q2/W2)に対応する大きさのカラー設定画面301の縦方向画素数サイズH5が算出される。そして、算出された縦方向画素数サイズH5と配置許容領域580の縦方向画素数サイズP2との差分(H5−P2)(図17参照)がベース画面201の移動量として決定され、決定された移動量でベース画面201が下方へと移動される(図18参照)。その結果、カラー設定画面301の配置許容領域580の縦方向画素数サイズP2が、比率R30(=Q2/W2)に対応する大きさのカラー設定画面301の縦方向画素数サイズH5(図18)に増大される。
そして、図20の動作は終了し、増大後の配置許容領域580(図18)に基づいて、図10のステップS22以降の処理が実行される。これにより、図19のようなカラー設定画面301が表示される。図19は、増大後の配置許容領域580に基づき生成されて表示されたカラー設定画面301を示す図である。図19のカラー設定画面301は、図8のカラー設定画面301(配置許容領域580の増大処理を実行しない場合に表示されるカラー設定画面301)よりも大きく表示される。なお、増大後の配置許容領域580内に設定画面300がその縦横比を変更せずに収まる最大限の大きさが、当該設定画面300の元の大きさよりも大きい場合は、設定画面300の元の大きさで(換言すれば、変倍率「100%」で)当該設定画面300が生成されるようにしてもよい。
このように、ベース画面200を下方に移動させて設定画面300の配置許容領域580を拡大することによって、設定画面300がより大きく表示されるようにしてもよい。
<設定画面300の配置許容領域580に関する改変例>
また、上記各実施形態等においては、縮小後のベース画面200の配置許容領域500のうち特定の設定ボタン(カラー設定ボタン252)の上端部よりも上方に存在する領域(図7参照)が、ポップアップ表示される設定画面300(カラー設定画面301)の配置許容領域580として特定されている(ステップS21(図10))が、これに限定されない。
たとえば、縮小後のベース画面200の配置許容領域500のうち当該カラー設定ボタン252の下端部よりも下方(下側)に存在する領域(図28参照)が、カラー設定画面301の配置許容領域580として特定されてもよい。この場合、カラー設定画面301が、当該配置許容領域580の上端部(上辺)に接するように(すなわち、カラー設定ボタン252の下端部に接するように)配置されてもよい。
また、縮小後のベース画面200の配置許容領域500のうちカラー設定ボタン252の上端部よりも上方に存在する領域(図7)の大きさ(たとえば縦方向画素数サイズ)とカラー設定ボタン252の下端部よりも下方に存在する領域(図28)の大きさ(縦方向画素数サイズ)とが比較され、両領域のうち比較的大きい領域が、カラー設定画面301の配置許容領域580として特定されてもよい。
<関連付け表示処理に関する改変例>
さらに、上記各実施形態等においては、ポップアップ表示される設定画面300(たとえばカラー設定画面301)と特定の設定ボタン(カラー設定ボタン252)との関連付け表示処理(ステップS25(図10))として、カラー設定画面301とカラー設定ボタン252との境界線が非表示化されている(図8参照)が、これに限定されない。
たとえば、カラー設定ボタン252の背景をカラー設定画面301の背景と同一の色を用いて表示し且つカラー設定ボタン252以外の設定ボタン251,253〜257の背景をカラー設定画面301の背景とは異なる色を用いて表示する処理が、関連付け表示処理として実行されてもよい。
具体的には、図21に示されるように、MFP10は、縮小表示されたベース画面200内の複数の設定ボタン251〜257のうちのカラー設定ボタン252の背景を、カラー設定画面301の背景と同一の色(たとえば白色)を用いて表示する。また、MFP10は、当該複数の設定ボタン251〜257のうち、当該カラー設定ボタン252以外のボタン251,253〜257の背景を、カラー設定画面301の背景とは異なる色(たとえば灰色)を用いて表示する。なお、カラー設定ボタン252以外の設定ボタン251,253〜257の背景のみならず、縮小表示されたベース画面200の背景もが、カラー設定画面301の背景とは異なる色(たとえば灰色)を用いて表示されてもよい。
このように、カラー設定ボタン252の背景をカラー設定画面301の背景と同一の色を用いて表示し且つカラー設定ボタン252以外の設定ボタン251,253〜257の背景をカラー設定画面301の背景とは異なる色を用いて表示する処理(背景色変更処理)が、関連付け表示処理として実行されてもよい。
なお、境界線の非表示化処理と背景色変更処理との双方が関連付け表示処理として実行されてもよい。
また、図29に示されるように、変倍率R2で変倍されたカラー設定画面301がカラー設定ボタン252と接していない場合、当該カラー設定画面301とカラー設定ボタン252とを接続する接続線360を付加する処理が関連付け表示処理として実行されてもよい。
なお、上記各実施形態等においては、関連付け表示処理(ステップS25(図10))が実行されているが、これに限定されず、当該関連付け表示処理が実行されないようにしてもよい。
<ハードウエアキー画像との重畳回避について>
また、上記各実施形態等において、設定画面300(たとえばカラー設定画面301)が、特定の設定ボタン(たとえばカラー設定ボタン252)内の文字領域(272)に重ならないように配置されるとともに、さらに、ハードウエアキー画像651〜659(図24)にも重ならないように配置されてもよい。
ここにおいて、この改変例に係るMFP10には、当該MFP10とは別の機種のMFP(旧来のMFP)の操作パネル部に設けられているハードウエアキー(「スタート」キー、「ストップ」キー、「リセット」キーおよび/または「電源」キー等)が設けられていない。この改変例に係るMFP10では、当該ハードウエアキーの変わりに、当該ハードウエアキーに対応するハードウエアキー画像651〜659(図22参照)がベース画面200(203)内に設けられている。
当該ハードウエアキー画像651〜659(図22)は、ユーザの押下操作に応答して、対応するハードウエアキーと同様の指示(実行指示)を受け付けるキー画像(ソフトウエアキー画像)である。たとえば、ハードウエアキー画像651(「電源」キー)は、MFP10の電源状態を通常状態から節電状態(スリープ状態)へと切り替える指示等を受け付けるキー画像である。ハードウエアキー画像652(「スタート」キー)は、ジョブの実行開始指示を受け付けるキー画像である。ハードウエアキー画像653(「ストップ」キー)は、ジョブの停止指示(一時停止指示)を受け付けるキー画像である。ハードウエアキー画像654(「リセット」キー)は、ジョブの設定操作等の中止指示(リセット指示)を受け付けるキー画像である。なお、ここでは、ハードウエアキー画像651〜659は、対応するハードウエアキーを模した形状を有する。
また、ハードウエアキー画像651〜659は、ハードウエアキー領域600(図22)に配置される。ここでは、図22に示されるように、ハードウエアキー領域600は、コピージョブの設定に関する初期表示画面230の右側および下側に配置される。換言すれば、当該初期表示画面230は、ベース画面203内において、ハードウエアキー領域600以外の領域(部分領域550)に配置される。なお、当該初期表示画面230は、第1実施形態のベース画面201(図5)と同様の画面である。
このような画面構成をタッチパネル25が有する場合、縮小操作(回転操作)後にカラー設定画面301をポップアップ表示するにあたっては、当該カラー設定画面301が、カラー設定ボタン252内の文字領域272(ここでは、カラー設定画面252の配置領域)に重ならないように配置される(図24参照)。さらに、当該カラー設定画面301が、ハードウエアキー画像651〜659にも重ならないように配置される(図24参照)。
具体的には、まず、ユーザの縮小操作(回転操作)が受け付けられると、第1実施形態と同様にして、ベース画面200(203)が変倍率R1で縮小されて表示される(図23参照)。
そして、当該ベース画面203(コピージョブの設定に関する初期表示画面230)内の特定の設定ボタン(カラー設定ボタン252)の押下操作が受け付けられると、カラー設定画面301がポップアップ表示される(図24参照)。
詳細には、縮小後のベース画面203の配置許容領域500(縦長状態のタッチパネル25の表示領域全体)のうち、カラー設定ボタン252(カラー設定ボタン252を含む複数の設定ボタン251〜257)の配置領域とハードウエアキー画像651〜659の配置領域(ハードウエアキー領域600)とを除き且つカラー設定ボタン252の上端部よりも上方に存在する領域が、カラー設定画面301の配置許容領域580として特定される(ステップS21(図10))。なお、この改変例に係る配置許容領域580(図23参照)は、初期表示画面230(その右側にハードウエアキー領域600が設けられている画面)の幅と同じ幅を有する。そして、特定された配置許容領域580内に当該カラー設定画面301が配置される(図24参照)。詳細には、ベース画面203に対する変倍率R1よりも大きい変倍率R2に対応する大きさでカラー設定画面301が生成される(ステップS23)とともに、カラー設定ボタン252およびハードウエアキー画像651〜659に重ならないようにカラー設定画面301が配置される(ステップS24)。
このように、ポップアップ表示される設定画面300(301)が、特定の設定ボタン(252)の文字領域(272)のみならずハードウエアキー画像651〜659にも重ならないように配置されてもよい。これによれば、設定画面300(301)がポップアップ表示された場合であっても、ユーザは、ハードウエアキー画像651〜659を押下することが可能である。
<縮小操作に関する改変例>
また、上記各実施形態等においては、操作パネル部6c(タッチパネル25)の回転操作(図3)が表示画面の縮小操作として受け付けられているが、これに限定されず、他の操作が表示画面の縮小操作として受け付けられてもよい。たとえば、ベース画面200に対するピンチイン操作(2本の手指がタッチパネル25に接した状態で当該2本の手指(あるいは一方の手指)の間隔を狭める操作)(図25)が表示画面の縮小操作として受け付けられてもよい。
図25は、ピンチイン操作が行われる様子を示す図である。この改変例では、タッチパネル25の表示領域が複数の領域に分割される。詳細には、タッチパネル25の表示領域が、ベース画面200(201)の配置許容領域500とプレビュー画面の表示用領域700とに分割される(図25参照)。また、この改変例では、ユーザ操作に応じて、各領域500,700の大きさが変更される。たとえば、ユーザがベース画面200に対してピンチイン操作を行う(図25参照)と、当該ピンチイン操作に応じた変倍率でベース画面200の配置許容領域500が縮小されるとともに、プレビュー画面の表示用領域700が拡大される(図26参照)。また、ベース画面200の配置許容領域500の縮小に伴って、当該ベース画面200は、ピンチイン操作に応じた変倍率R1で縮小されて表示される(図26参照)。
このように、ピンチイン操作が縮小操作として受け付けられてもよい。
ピンチイン操作に応じて縮小して表示されたベース画面200にて設定画面300(カラー設定画面301)がポップアップ表示される場合においても、上記各実施形態等と同様にして、当該設定画面300(301)の表示処理(ステップS21〜S25(図10))等が実行される。具体的には、ベース画面200に対する変倍率(ピンチイン操作に応じた変倍率)R1よりも大きい変倍率R2に対応する大きさでカラー設定画面301が生成される(ステップS23)とともに、生成されたカラー設定画面301が、設定ボタン252に重ならないように配置許容領域580内に配置される(ステップS24)(図27参照)。なお、当該配置許容領域580は、プレビュー画面の表示用領域700を含まず、カラー設定画面301は、プレビュー画面の表示用領域700にも重ならないように配置される。
<その他>
さらに、上記各実施形態等においては、図9および図10の動作等を実行する表示装置(表示制御装置)としてMFP10が例示されているが、これに限定されない。当該表示装置(表示制御装置)は、その他の各種の装置(タブレット端末等)であってもよい。
10 MFP(表示装置)
25 タッチパネル
200〜203 ベース画面
251〜257,261〜266 設定ボタン
300〜302 設定画面
400 詳細設定画面
500 ベース画面の配置許容領域
580 設定画面の配置許容領域

Claims (16)

  1. 表示装置であって、
    第1の画面を表示するとともに、前記第1の画面内に配置された特定のボタンの押下操作に応答して、前記特定のボタンに対応する第2の画面をポップアップ表示する表示手段と、
    ユーザによる縮小操作に応答して、前記第1の画面を第1の変倍率で縮小して前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第2の変倍率に対応する大きさで前記第2の画面を生成するとともに、前記特定のボタン内に設けられた文字領域であって前記特定のボタンに関する文字列を表示する文字領域と前記第2の画面とが重ならないように前記第2の画面を配置することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記第1の画面は、前記特定のボタンを含む複数のボタンを有し、
    前記表示制御手段は、縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第2の画面と前記複数のボタンのうちの前記特定のボタンとを関連付ける表示処理である関連付け表示処理を実行することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記関連付け表示処理は、前記第2の画面と前記特定のボタンとが接するように前記第2の画面が配置される場合において前記第2の画面と前記特定のボタンとの境界線を非表示化する処理であることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記関連付け表示処理は、前記特定のボタンの背景を前記第2の画面の背景と同一の色を用いて表示し、且つ、前記複数のボタンのうち、前記特定のボタン以外のボタンの背景を前記第2の画面の背景とは異なる色を用いて表示する処理であることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示制御手段は、縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の画面の縮小に伴って縮小された前記特定のボタンを、前記第2の変倍率に対応する大きさで生成された前記第2の画面と前記特定のボタン内の文字領域とが重ならないように拡大して表示することを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記縮小操作後の前記表示手段において前記第2の画面を配置することが許容される配置許容領域内に前記第2の画面がその縦横比を変更せずに収まる大きさに対応する変倍率を、前記第2の変倍率として算出することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項6に記載の表示装置において、
    前記第2の画面の前記配置許容領域は、縮小して表示された前記第1の画面の幅と同じ幅を有することを特徴とする表示装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の表示装置において、
    前記第2の画面の前記配置許容領域は、前記縮小操作後の前記表示手段の表示領域において前記特定のボタンの上端部よりも上方に存在することを特徴とする表示装置。
  9. 請求項6または請求項7に記載の表示装置において、
    前記第2の画面の前記配置許容領域は、前記縮小操作後の前記表示手段の表示領域において前記特定のボタンの下端部よりも下方に存在することを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記第2の画面の元の大きさであって縮小して表示される前の前記第1の画面にてポップアップ表示される前記第2の画面の大きさに対応する変倍率以下の変倍率を、前記第2の変倍率として算出することを特徴とする表示装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示装置には、前記表示装置とは別の機種の表示装置に設けられているハードウエアキーが設けられておらず、
    前記表示手段は、前記ハードウエアキーの代わりに、前記ハードウエアキーに対応する画像であるハードウエアキー画像を前記第1の画面に表示し、
    前記表示制御手段は、前記第2の画面が前記特定のボタン内の文字領域のみならず前記ハードウエアキー画像にも重ならないように前記第2の画面を配置することを特徴とする表示装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示手段は、矩形形状を有し、
    前記縮小操作は、前記表示手段を横長の状態から縦長の状態に変更する操作であることを特徴とする表示装置。
  13. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の表示装置において、
    前記縮小操作は、前記表示手段に表示された前記第1の画面に対するピンチイン操作であることを特徴とする表示装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の表示装置において、
    前記表示手段は、前記第2の画面内に配置された一のボタンの押下操作に応答して、前記一のボタンに対応する第3の画面をポップアップ表示し、
    前記表示制御手段は、前記縮小操作後に表示された前記第2の画面内の前記一のボタンの押下操作に応答して前記第3の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第3の変倍率に対応する大きさで前記第3の画面を生成するとともに、前記一のボタンと前記第3の画面とが重ならないように前記第3の画面を配置することを特徴とする表示装置。
  15. 表示制御方法であって、
    a)第1の画面を表示することが可能な表示手段であって、前記第1の画面内に配置された特定のボタンの押下操作に応答して、前記特定のボタンに対応する第2の画面をポップアップ表示することが可能な表示手段において、ユーザによる縮小操作に応答して、前記第1の画面を第1の変倍率で縮小して表示するステップと、
    b)縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第2の変倍率に対応する大きさで前記第2の画面を生成するとともに、前記特定のボタン内に設けられた文字領域であって前記特定のボタンに関する文字列を表示する文字領域と前記第2の画面とが重ならないように前記第2の画面を配置するステップと、
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  16. コンピュータに、
    a)第1の画面を表示することが可能な表示手段であって、前記第1の画面内に配置された特定のボタンの押下操作に応答して、前記特定のボタンに対応する第2の画面をポップアップ表示することが可能な表示手段において、ユーザによる縮小操作に応答して、前記第1の画面を第1の変倍率で縮小して表示するステップと、
    b)縮小して表示された前記第1の画面内の前記特定のボタンの押下操作に応答して前記第2の画面をポップアップ表示するにあたって、前記第1の変倍率よりも大きい第2の変倍率に対応する大きさで前記第2の画面を生成するとともに、前記特定のボタン内に設けられた文字領域であって前記特定のボタンに関する文字列を表示する文字領域と前記第2の画面とが重ならないように前記第2の画面を配置するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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