JP6881098B2 - 表示制御装置、プログラムおよび表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置に関する設定画面の表示制御を行う表示制御装置、およびそれに関連する技術に関する。
一般に、画像処理装置では、当該画像処理装置に予め格納されている設定画面群を用いて各種の設定が行われる(特許文献1等参照)。
特開2008−224977号公報
ところで、画像処理装置に予め準備されている設定画面群(旧来の設定画面群)(第1の系統の設定画面群とも称する)とは異なる系統の設定画面群(第2の系統の設定画面群とも称する)を用いて、画像処理装置に関する設定が行われることがある。
たとえば、画像処理装置において、第1の系統の設定画面群のみならず、当該第2の系統の設定画面群をも用いて、画像処理装置に関する設定が行われることがある。より詳細には、画像処理装置の操作パネルにおいて、全ユーザに共通の設定画面群(デフォルトの設定画面群)が第1の系統の設定画面群として用いられ、ユーザごとにカスタマイズされた設定画面群(カスタマイズ画面群)が第2の系統の設定画面群として用いられることがある。
あるいは、画像処理装置とは異なる情報処理装置において、第1の系統の設定画面群ではなく、当該第2の系統の設定画面群のみを用いて画像処理装置に関する設定が行われることがある。より詳細には、パーソナルコンピュータの表示部において、画像処理装置の操作パネルに表示される設定画面群とは異なる設定画面群が第2の系統の設定画面群として表示され、当該第2の系統の設定画面群を用いて画像処理装置の設定操作が行われることがある。
ただし、当該第2の系統の設定画面群は、必ずしも全ての設定操作に関する全ての設定画面を有しているとは限らない。換言すれば、当該第2の系統の設定画面群を用いて画像処理装置に関する全ての設定を行うことができるとは限らない。たとえば、画像処理装置の一部の設定に関する設定画面(第1の設定画面)は当該第2の系統の設定画面群に存在するものの、他の設定に関する設定画面(第2の設定画面)が当該第2の系統の設定画面群には存在しないこともある。この場合、ユーザは、当該第2の系統の設定画面群を用いて当該他の設定を行うことができない。
このような事態を回避するため、第2の系統の設定画面群の表示用データのみを用いて(他の設定画面群に依拠せずに)当該第2の設定画面を表示できるように(端的に言えば、自己完結的に)当該第2の設定画面の表示用データを準備すること、が考えられる。
しかしながら、当該第2の設定画面の表示用データを自己完結的に準備するためには、画面作成者は、当該第2の設定画面に含まれる全ての表示要素のそれぞれについて、形状、大きさ(画素サイズ)、配置位置およびその内部に表示すべき文字等を全て指定することを要する。第2の系統の設定画面群における第2の設定画面の表示用データを自己完結的に準備することは、画面作成者にとって大きな労力を要し、効率的ではない。
そこで、この発明は、画面作成者の労力を軽減しつつ、画像処理装置用に予め準備されている第1の系統の設定画面群とは異なる第2の系統の設定画面群を表示させることが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像処理装置に関する2つの系統の設定画面群であって、前記画像処理装置に予め格納されている第1の系統の設定画面群であって他の系統の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその各設定画面の表示用データが予め準備されている第1の系統の設定画面群と、前記第1の系統の設定画面群とは異なる系統の第2の系統の設定画面群との2つの系統の設定画面群のうち少なくとも前記第2の系統の設定画面群に関する表示を制御する表示制御装置であって、前記第2の系統の設定画面群のうちの第1の設定画面であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその表示用データが予め準備されている第1の設定画面の表示中において、前記第1の設定画面から前記第2の系統の設定画面群のうちの第2の設定画面への遷移指令であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずには表示できない表示要素である不完全表示要素を有する第2の設定画面への遷移指令が受け付けられた場合、前記不完全表示要素を補完する補完情報を前記第1の系統の設定画面群の表示用データに基づいて取得する取得手段と、前記遷移指令が受け付けられた場合、前記取得手段によって取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面に配置した合成画面を、前記第2の設定画面として生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された前記第2の設定画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る表示制御装置において、前記生成手段は、前記遷移指令が受け付けられた場合、前記取得手段によって取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面内の一部の領域に配置した前記合成画面であって、前記第1の設定画面にて前記一部の領域以外の領域に存在する操作ボタン群と同じ操作ボタン群を前記第1の設定画面での配置位置と同じ位置に配置した前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る表示制御装置において、前記取得手段は、前記第1の系統の設定画面群のうちの一の設定画面であって前記第2の設定画面に表示すべき設定項目に対応する所定の設定項目を有する一の設定画面の表示用データに基づいて前記補完情報を取得することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る表示制御装置において、前記取得手段は、前記一の設定画面内における指定領域であって前記所定の設定項目に関する設定用表示要素を含むように指定された指定領域の画像データを、前記補完情報として取得し、前記生成手段は、前記指定領域の画像である部分画像を前記第1の設定画面内の特定の領域に配置した前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る表示制御装置において、前記取得手段は、前記所定の設定項目が、2つの設定値候補のいずれかをユーザの切替操作に応じて択一的に設定可能な二者択一式設定項目である場合は、前記一の設定画面における前記所定の設定項目に関する文字列情報を前記補完情報として取得し、前記生成手段は、前記文字列情報が前記補完情報として取得される場合は、前記文字列情報に基づく文字画像を生成するとともに、生成された前記文字画像と前記切替操作を受け付けるユーザインターフェース部品とを前記第1の設定画面内の前記特定の領域に配置した前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明に係る表示制御装置において、前記第2の設定画面内の前記部分画像におけるユーザの押下位置に関する座標情報を前記画像処理装置に通知する通知手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4の発明に係る表示制御装置において、前記部分画像は、前記所定の設定項目に関する設定内容の候補群である複数の選択肢を有し、前記複数の選択肢のそれぞれには、識別情報が割り当てられており、前記表示制御装置は、前記複数の選択肢のうち前記第2の設定画面においてユーザによって選択された選択肢に割り当てられている識別情報を前記画像処理装置に通知する通知手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4の発明に係る表示制御装置において、前記生成手段は、前記部分画像の所定方向における画素サイズが前記特定の領域の前記所定方向における画素サイズよりも大きい場合、前記部分画像を前記特定の領域内にて前記所定方向にスクロールさせるスクロールバーを有する前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係る表示制御装置において、前記指定領域を前記一の設定画面から抽出して前記部分画像を生成する抽出手段、をさらに備え、前記抽出手段は、前記所定の設定項目に関する設定内容の候補群である複数の選択肢が前記指定領域において縦方向と横方向との双方向に配列されている場合、前記複数の選択肢を前記双方向のうちの一方向である前記所定方向のみに配列した配置レイアウトに変更して、前記部分画像を生成することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項4の発明に係る表示制御装置において、前記指定領域を前記一の設定画面から抽出して前記部分画像を生成する抽出手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係る表示制御装置において、前記抽出手段は、前記遷移指令が受け付けられた場合、前記第1の設定画面における前記特定の領域の画素数サイズを取得するとともに、前記一の設定画面から抽出された前記指定領域の画素数サイズを前記特定の領域の画素数サイズに合わせるように前記指定領域を変倍して、前記部分画像を生成することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10の発明に係る表示制御装置において、前記抽出手段は、前記遷移指令が受け付けられた場合、前記第1の設定画面内の文字サイズを取得するとともに、前記一の設定画面から抽出された前記指定領域内の文字が前記第1の設定画面内の文字の文字サイズと同じ文字サイズを有するように前記指定領域を変倍して、前記部分画像を生成することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項10の発明に係る表示制御装置において、前記抽出手段は、前記第2の系統の設定画面群を用いてユーザによって設定された設定値を取得するとともに、前記所定の設定項目に関する設定内容の候補群である複数の選択肢の中に、前記設定値と組み合わせて設定することが禁止されている選択肢である組合せ禁止選択肢が存在する場合、前記組合せ禁止選択肢の表示態様を選択不可状態を示す表示態様に変更して、前記部分画像を生成することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13のいずれかの発明に係る表示制御装置において、前記表示制御装置は、画像処理デバイスとサーバデバイスと前記表示手段とを備えて構成されており、前記第1の系統の設定画面群は、前記画像処理デバイスにて管理されており、前記第2の系統の設定画面群は、前記サーバデバイスにて管理されている設定画面群であって前記サーバデバイスを用いて前記画像処理デバイスに関する設定操作を行うための設定画面群であることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1から請求項13のいずれかの発明に係る表示制御装置において、前記表示制御装置は、前記画像処理装置であり、前記表示手段は、前記表示制御装置に設けられており、前記第1の系統の設定画面群は、全ユーザに共通の設定画面群であり、前記第2の系統の設定画面群は、特定のユーザ向けにカスタマイズされた設定画面群であることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1から請求項13のいずれかの発明に係る表示制御装置において、前記表示制御装置は、前記画像処理装置であり、前記表示手段は、前記表示制御装置とは異なる情報処理装置に設けられており、前記第1の系統の設定画面群は、前記画像処理装置の操作パネルにおいて表示される設定画面群であり、前記第2の系統の設定画面群は、前記画像処理装置からのウエブページ情報に基づき前記情報処理装置のウエブブラウザ機能を用いて前記情報処理装置にて表示される設定画面群であることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項1から請求項8のいずれかの発明に係る表示制御装置において、前記表示制御装置は、前記画像処理装置とは異なる情報処理装置であり、前記表示手段は、前記情報処理装置に設けられており、前記第1の系統の設定画面群は、前記画像処理装置の操作パネルにおいて表示される設定画面群であり、前記第2の系統の設定画面群は、前記情報処理装置にて実行可能なアプリケーションソフトウエアプログラムであって前記画像処理装置に関する設定操作を行うことが可能なアプリケーションソフトウエアプログラムにおいて表示される設定画面群であることを特徴とする。
請求項18の発明は、画像処理装置に関する2つの系統の設定画面群であって、前記画像処理装置に予め格納されている第1の系統の設定画面群であって他の系統の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその各設定画面の表示用データが予め準備されている第1の系統の設定画面群と、前記第1の系統の設定画面群とは異なる系統の第2の系統の設定画面群との2つの系統の設定画面群のうち少なくとも前記第2の系統の設定画面群に関する表示を制御する表示制御装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記第2の系統の設定画面群のうちの第1の設定画面であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその表示用データが予め準備されている第1の設定画面を表示手段に表示させるステップと、b)前記第1の設定画面の表示中において、前記第1の設定画面から前記第2の系統の設定画面群のうちの第2の設定画面への遷移指令であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずには表示できない表示要素である不完全表示要素を有する第2の設定画面への遷移指令が受け付けられた場合、前記不完全表示要素を補完する補完情報を前記第1の系統の設定画面群の表示用データに基づいて取得するステップと、c)前記遷移指令が受け付けられた場合、前記ステップb)にて取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面に配置した合成画面を、前記第2の設定画面として生成するステップと、d)前記ステップc)にて生成された前記第2の設定画面を前記表示手段に表示させるステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項19の発明は、表示システムであって、画像処理装置に関する2つの系統の設定画面群のうち、前記画像処理装置に予め格納されている第1の系統の設定画面群であって他の系統の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその各設定画面の表示用データが予め準備されている第1の系統の設定画面群の表示用データを格納する格納手段と、前記2つの系統の設定画面群のうち前記第1の系統の設定画面群とは異なる系統の第2の系統の設定画面群における第1の設定画面であって前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその表示用データが予め準備されている第1の設定画面を表示する表示手段と、前記第1の設定画面の表示中において、前記第1の設定画面から前記第2の系統の設定画面群のうちの第2の設定画面への遷移指令であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずには表示できない表示要素である不完全表示要素を有する第2の設定画面への遷移指令が受け付けられた場合、前記不完全表示要素を補完する補完情報を前記第1の系統の設定画面群の表示用データに基づいて取得する取得手段と、前記遷移指令が受け付けられた場合、前記取得手段によって取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面に配置した合成画面を、前記第2の設定画面として生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された前記第2の設定画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項19の発明に係る表示システムにおいて、前記格納手段と前記表示手段と前記取得手段と前記生成手段と前記表示制御手段とは、前記画像処理装置に設けられており、前記取得手段は、前記画像処理装置の前記格納手段に格納されている前記第1の系統の設定画面群の表示データに基づき前記補完情報を取得することを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項19の発明に係る表示システムにおいて、前記格納手段と前記取得手段と前記生成手段と前記表示制御手段とは、前記画像処理装置に設けられており、前記表示手段は、前記画像処理装置とは異なる情報処理装置に設けられており、前記画像処理装置の前記表示制御手段は、前記生成手段によって生成された前記第2の設定画面を前記情報処理装置の前記表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項19の発明に係る表示システムにおいて、前記格納手段は、前記画像処理装置に設けられており、前記表示手段と前記取得手段と前記生成手段と前記表示制御手段とは、前記画像処理装置とは異なる情報処理装置に設けられており、前記情報処理装置の前記取得手段は、前記補完情報を前記画像処理装置から取得することを特徴とする。
請求項1から請求項22に記載の発明によれば、第2の系統の設定画面群のうちの第1の設定画面の表示中に当該第2の系統の設定画面群のうちの第2の設定画面への遷移指令が受け付けられた場合、当該第2の設定画面における不完全表示要素を補完する補完情報が、第1の系統の設定画面群の表示用データに基づいて取得される。そして、取得された補完情報に基づく画像を当該第1の設定画面に配置した合成画面が、当該第2の設定画面として生成される。したがって、画面作成者の労力を軽減しつつ、画像処理装置用に予め準備されている第1の系統の設定画面群とは異なる第2の系統の設定画面群を表示させることが可能である。
特に、請求項2に記載の発明によれば、第1の設定画面の一部の領域以外の領域に存在する操作ボタン群と同じ操作ボタン群を当該第1の設定画面での配置位置と同じ位置に配置した合成画面が、第2の設定画面として生成される。したがって、第1の設定画面と第2の設定画面との相互間において統一感を持たせることが可能である。
MFPの外観を示す図である。 MFPの概略構成を示すブロック図である。 画像形成デバイスの機能ブロックを示す図である。 サーバデバイスの機能ブロックを示す図である。 2つの系統の設定画面群を示す概念図である。 詳細設定画面の生成等に関する概略動作を示す概念図である。 メニュー画面を示す図である。 スキャンジョブに関する基本設定画面を示す図である。 旧来の設定画面群の一の設定画面を示す図である。 サーバデバイスの動作を示すフローチャートである。 画像形成デバイスの動作を示すフローチャートである。 旧来の設定画面群の一の設定画面における設定領域(指定領域)等を示す図である。 詳細設定画面における合成領域等を示す図である。 抽出画像の生成等に関する概念図である。 スキャンジョブに関する詳細設定画面(合成画面)を示す図である。 詳細設定画面における合成領域等を示す図である。 抽出画像の生成等に関する概念図である。 第2実施形態に係るMFPの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る詳細設定画面の生成等に関する概略動作を示す概念図である。 MFP10の動作を示すフローチャートである。 抽出画像の取得に関するMFP10の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る表示システムを示す図である。 情報処理装置(外部端末)の機能ブロックを示す図である。 第3実施形態に係る詳細設定画面の生成等に関する概略動作を示す概念図である。 プリントジョブに関する基本設定画面を示す図である。 旧来の設定画面群の一の設定画面を示す図である。 第3実施形態に係る詳細設定画面における合成領域等を示す図である。 プリントジョブに関する詳細設定画面を示す図である。 第4実施形態に係る情報処理装置(外部端末)の機能ブロックを示す図である。 第4実施形態に係る詳細設定画面の生成等に関する概略動作を示す概念図である。 第4実施形態に係るプリントジョブに関する基本設定画面を示す図である。 第4実施形態に係る詳細設定画面における合成領域等を示す図である。 第4実施形態に係るプリントジョブに関する詳細設定画面を示す図である。 特定の選択肢が選択された状態の基本設定画面を示す図である。 組合せ禁止選択肢の表示態様が、選択不可状態を示す表示態様に変更された詳細設定画面を示す図である。 変形例に係る抽出画像の生成(配置レイアウトの変更)等に関する概念図である。 変形例に係るスキャンジョブに関する詳細設定画面を示す図である。 変形例に係るスキャンジョブに関する基本設定画面を示す図である。 変形例に係る抽出画像の生成等に関する概念図である。 変形例に係る詳細設定画面における合成領域等を示す図である。 変形例に係る詳細設定画面を示す図である。 旧来の設定画面群の一の設定画面を示す図である。 変形例に係る詳細設定画面における合成領域等を示す図である。 変形例に係る詳細設定画面を示す図である。 変形例に係る画像形成デバイスの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))10の外観を示す図である。ここでは、表示制御装置として、MFP10を例示する。なお、MFP10は、画像形成装置あるいは画像処理装置などとも称される。
図2は、MFP10の概略構成を示すブロック図である。
本願出願人は、独立して動作する複数のデバイス(たとえば、画像形成デバイス30(旧来のMFP等)とサーバデバイス20(いわゆるサーバコンピュータ装置)とを含む複数のデバイス)を1つのMFP10内に設けることを案出した。複数のデバイスを統合する当該技術によれば、オフィス環境等における省スペース化の要請および/または管理容易化の要請等に応えることが可能である。なお、このMFP10は、複数のデバイス20,30を備えて構成される表示システム1である、とも称される。
ここでは、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とは、一の筐体に収容され、一体的に構成されている。なお、当該一の筐体には、所定の部材と当該所定の部材に対して開閉自在に設けられた部材(たとえば、MFP10の原稿台に設けられた回転軸に対して回動自在に設けられた原稿カバー等)とが含まれるものとする。
また、このMFP10は、操作表示部40(後述)をも備える。当該操作表示部40は、後述するように、当該複数のデバイス20,30によって共用される。
<1−2.2つの系統の設定画面群G1,G2>
このMFP10には、MFP10に関する2つの系統の設定画面群G1,G2(図5)が存在する。
<設定画面群G1>
設定画面群G1は、MFP10に予め格納されている設定画面群(旧来の設定画面群)である。当該設定画面群G1は、画像形成デバイス30にて管理されており、画像形成デバイス30の管理下において操作表示部40のタッチパネル45(図1)に表示される。
当該設定画面群G1の各設定画面500の表示用データは、他の系統の設定画面群(詳細には設定画面群G2)に依拠せずに表示できるように(端的に言えば、自己完結的に)画像形成デバイス30にて予め準備されている。換言すれば、設定画面群G1の各設定画面500は、設定画面群G1の表示用データのみを用いて表示することが可能な設定画面である。
たとえば、設定画面群G1の「ファイル形式」設定画面520(500)(図9)の表示用データが、自己完結的に画像形成デバイス30にて準備されている。
当該「ファイル形式」設定画面520には、設定項目「ファイル形式」を設定するための設定用表示要素(設定用ボタン521〜527)、他の設定項目(「カラー」等)の設定画面へと遷移するためのボタン群(528等)およびスタートボタン529等が表示される。
「ファイル形式」設定画面520の表示用データにおいては、当該「ファイル形式」設定画面520にて表示すべき全ての表示要素(操作ボタン等)について、その表示要素を表示するための表示要素情報(形状、大きさ(画素サイズ)、配置位置およびその内部に表示すべき文字等)が画面作成者によって指定されている。詳細には、設定用ボタン521(「PDF」)について、表示要素情報(形状、大きさ、配置位置およびその内部に表示すべき文字(「PDF」)等)が指定されている。同様に、「ファイル形式」設定画面520における他の表示要素(設定用ボタン522〜527、ボタン528およびスタートボタン529等)についても、表示要素情報が指定されている。
また、設定画面群G1の他の設定画面500(たとえば、後述するページ集約設定画面530(図26))の表示用データもが、自己完結的に(他の系統の設定画面群に依拠せずに表示できるように)画像形成デバイス30にて準備されている。
<設定画面群G2>
設定画面群G2は、当該設定画面群G1とは異なる系統の設定画面群(「新たな設定画面群」とも称される)である。当該設定画面群G2は、サーバデバイス20にて管理されており、サーバデバイス20の管理下において操作表示部40のタッチパネル45(図1)に表示される。
この設定画面群G2は、基本設定画面200と詳細設定画面400との2種類の設定画面を有する(図5参照)。
基本設定画面200(220(図8)等)は、MFP10(画像形成デバイス30)における複数の設定項目のうちの一部の設定項目(基本設定項目)に関する設定操作を行うことが可能な設定画面である。当該基本設定画面200の表示用データは、設定画面群G2以外の設定画面群(詳細には設定画面群G1)に依拠せずに表示できるように(端的に言えば、自己完結的に)サーバデバイス20にて予め準備されている。換言すれば、基本設定画面200は、設定画面群G2の表示用データのみを用いて表示することが可能な設定画面である。当該基本設定画面200は、「非依拠画面」とも称される。
たとえば、設定画面群G2の基本設定画面220(図8)の表示用データが、自己完結的にサーバデバイス20にて準備されている。図8は、スキャンジョブに関する基本設定画面(スキャン設定画面)220を示す図である。
当該基本設定画面220(図8)においては、基本設定項目の設定用表示要素(設定用ボタン221〜225)、詳細設定ボタン226〜228(後述)、スタートボタン229およびボタン291〜293等が表示される。
当該基本設定画面220の表示用データにおいては、当該基本設定画面220にて表示すべき全ての表示要素(操作ボタン群等)について、(形状、大きさ(画素サイズ)、配置位置およびその内部に表示すべき文字等)が画面作成者によって指定されている。詳細には、基本設定画面220の表示用データでは、設定用ボタン221(「フルカラー」)について、表示要素情報(形状、大きさ(画素サイズ)、配置位置およびその内部に表示すべき文字(「フルカラー」)等)が指定されている。同様に、基本設定画面220における他の表示要素(ボタン226〜229,291〜293等)についても、表示要素情報が指定されている。
一方、詳細設定画面400(420(図15)等)は、当該複数の設定項目のうち基本設定項目よりも詳細な設定項目(詳細設定項目)に関する設定操作を行うことが可能な設定画面である。当該詳細設定画面400は、設定画面群G2以外の設定画面群(詳細には設定画面群G1)に依拠せずには表示できない表示要素(不完全表示要素)を有する設定画面である。換言すれば、詳細設定画面400の表示用データは、自己完結的には準備されておらず、詳細設定画面400は、設定画面群G2の表示用データのみでは表示することができない設定画面である。当該詳細設定画面400は、「依拠画面」とも称される。
詳細には、詳細設定画面400は、基本設定画面200における複数の表示要素のうちの一部の表示要素(操作ボタン群等)と同じ表示要素と、当該不完全表示要素とを有する。
図13は、スキャンジョブに関する詳細設定画面420(400)を示す図である。
当該詳細設定画面420の表示用データにおいては、基本設定画面220(図8)にて表示すべき表示要素のうち合成領域300(不完全表示要素を補完する補完情報に基づく画像を配置する領域)(図13)以外の領域に存在する表示要素と同じ表示要素が当該基本設定画面220での配置位置と同じ位置に表示(配置)されるように、表示要素情報(形状および大きさ等)が指定されている。換言すれば、詳細設定画面420の表示用データでは、基本設定画面220にて表示すべき表示要素のうち合成領域300以外の領域に存在する表示要素の表示要素情報(形状、大きさおよび配置位置等)がそのまま利用(流用)される。
当該詳細設定画面420の表示用データでは、設定画面群G2の基本設定画面220にて合成領域300以外の領域に存在する操作ボタン群(ボタン226〜229,291〜293)と同じ操作ボタン群が基本設定画面220での配置位置と同じ位置に配置されるように、当該操作ボタン群の表示要素情報が指定されている。また、当該詳細設定画面420の表示用データでは、詳細設定画面420における合成領域300以外の領域が基本設定画面220の背景色と同じ背景色を有するように、詳細設定画面420の背景部分の表示要素情報が指定されている。
また、当該詳細設定画面420の表示用データにおいては、不完全表示要素について、表示すべき表示要素(設定用表示要素等)の形状および大きさ等ではなく、次のような情報が指定されている。
詳細には、設定画面群G2の詳細設定画面420の表示用データでは、設定画面群G1のうち、詳細設定画面420にて表示すべき設定項目(たとえば「ファイル形式」)に対応(共通)する設定項目を有する一の設定画面500(たとえば「ファイル形式」設定画面520(図9))の画面ID(画面識別情報)が指定されている。
また、設定画面群G2の詳細設定画面420の表示用データでは、設定画面群G1の当該一の設定画面500(たとえば「ファイル形式」設定画面520)から抽出すべき部分領域もが指定されている。詳細には、「ファイル形式」設定画面520において設定項目「ファイル形式」を設定するための領域(設定領域600(設定用領域))の領域情報(座標位置(たとえば、矩形領域の左上の点の座標位置)および大きさ(幅および高さ))が指定されている。より詳細には、設定画面群G1の「ファイル形式」設定画面520における設定項目「ファイル形式」の設定用表示要素(設定用ボタン521〜527(図9))を含むように(図12も参照)、当該設定領域600の領域情報が指定されている。換言すれば、詳細設定画面420(400)における不完全表示要素を含むように、当該設定領域600が指定されている。なお、ここでは、設定画面群G1の一の設定画面500における部分領域が指定されているが、これに限定されず、当該一の設定画面500の全体領域が指定されてもよい。
さらに、設定画面群G2の詳細設定画面420の表示用データでは、当該詳細設定画面420内の合成領域310(図13)の座標位置および大きさ等もが指定されている。
後述するように、サーバデバイス20は、基本設定画面220から詳細設定画面420への遷移指令が受け付けられると、当該詳細設定画面420の表示用データにて指定されている画面IDと設定領域600の領域情報とを用いて詳細設定画面420を生成する。
<1−3.画像形成デバイス30の構成>
画像形成デバイス30(図1も参照)は、MFP(旧来のMFP)に関する機能を有し、各種のジョブ(コピージョブ、スキャンジョブ等)を実行することが可能なデバイスである。なお、画像形成デバイス30は、画像処理デバイスあるいはMFPデバイスなどとも称される。
図3は、画像形成デバイス30の機能ブロックを示す図である。画像形成デバイス30は、管理対象機能(コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能およびボックス印刷機能等)を管理している。具体的には、画像形成デバイス30は、図3に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能(管理対象機能)を実現する。
画像読取部2は、画像形成デバイス30の所定の位置(自動原稿供給部(ADF:Auto Document Feeder)あるいはガラス面等)に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部などとも称される。画像形成デバイス30は、所定の位置に載置された原稿を読み取ることが可能なデバイスであり、画像読取デバイスとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。画像形成デバイス30は、各種の媒体に画像を印刷出力することが可能なデバイスであり、印刷出力デバイスとも称される。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、画像形成デバイス30は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。
格納部5は、各種の記憶装置((揮発性および/または不揮発性の)半導体メモリおよび/またはハードディスクドライブ(HDD)等)で構成される。当該格納部5には、MFP10に予め格納されている設定画面群(画像形成デバイス30にて管理されている設定画面群)G1(旧来の設定画面群)(図5)の各設定画面500の表示用データが格納されている。
コントローラ9は、画像形成デバイス30に内蔵され、画像形成デバイス30を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPU(Central Processing Unit)(マイクロプロセッサあるいはコンピュータプロセッサなどとも称される)および各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図3に示されるように、コントローラ9は、上記のプログラムの実行により、通信制御部9aと操作制御部9bと表示制御部9cとジョブ制御部9dと抽出部9fとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部9aは、通信部34等と協働して他のデバイス(同一筐体(同一装置)内の他のデバイス(サーバデバイス20等)、および別の筐体内にて構成される他の装置内のデバイスを含む)等との間の通信動作を制御する処理部である。
操作制御部9bは、操作表示部40(図1)と協働して、操作表示部40(特にタッチパネル45)に対する入力動作(操作入力を受け付ける動作)を制御するとともに、操作表示部40(特にタッチパネル45)における表示動作(表示出力動作)を制御する処理部である。たとえば、操作制御部9bは、画像形成デバイス30の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40に対するユーザ操作に関する操作入力情報(タッチ情報等)を当該操作表示部40から取得する。
表示制御部9cは、設定画面群G1の各設定画面500の操作表示部40への表示動作等を制御する処理部である。
ジョブ制御部9dは、MFP10(画像形成デバイス30)におけるジョブの実行(実行動作)を制御する処理部である。
抽出部9fは、設定画面群G1のうちの一の設定画面500(図5)内における指定領域であって当該一の設定画面500における所定の設定項目に関する設定用ボタンを含むように指定された指定領域(設定領域600(図6))を当該一の設定画面500から抽出する処理(抽出処理)を実行する処理部である。また、抽出部9fは、当該一の設定画面500(図5)から抽出した設定領域600の画像(抽出画像650)を生成する処理(生成処理)等をも実行する。
なお、ここでは、主にコントローラ9のCPUにてソフトウエアプログラムを実行することによって、上述の各種の動作が実行される態様が例示されているが、これに限定されず、画像形成デバイス30(詳細には、コントローラ9の内部あるいは外部)にて設けられた専用ハードウエア等を用いて、上述の各種の動作が実行されるようにしてもよい。たとえば、通信制御部9a、操作制御部9b、表示制御部9c、ジョブ制御部9dおよび抽出部9f(図3)等の全部または一部が、1または複数の専用ハードウエアを用いて実現されてもよい。
<1−4.サーバデバイス20の構成>
サーバデバイス20(図1も参照)は、サーバ機能を実現することが可能なデバイスである。サーバデバイス20は、たとえば汎用的なコンピュータ装置として構成される。
図4は、サーバデバイス20の機能ブロックを示す図である。
サーバデバイス20は、図4の機能ブロック図に示すように、通信部24、格納部25、コントローラ(制御部)29等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部24は、ネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、サーバデバイス20は、所望の相手先と連携して各種のデータを授受することが可能である。
格納部25は、各種の記憶装置((揮発性および/または不揮発性の)半導体メモリおよび/またはハードディスクドライブ(HDD)等)で構成される。
格納部25には、サーバデバイス20の管理対象機能を操作表示部40に表示するための表示用データが格納されている。なお、サーバデバイス20は、管理対象機能(電子メール機能、データ保存機能、ファイル形式変換機能および画像編集機能等)を管理している。具体的には、サーバデバイス20には、各種の機能(管理対象機能)を実現するためのアプリケーション(アプリケーションソフトウエアプログラム)が予めインストールされており、サーバデバイス20は、各アプリケーションを用いて各種の機能(管理対象機能)を実現する。
また、格納部25には、サーバデバイス20を用いて画像形成デバイス30に関する設定操作を行うための設定画面群G2(図5)の表示用データもが格納されている。
コントローラ(制御部)29は、サーバデバイス20に内蔵され、サーバデバイス20を統括的に制御する制御装置である。コントローラ29は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ29は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ29は、当該プログラム等の実行により、通信制御部29aと操作制御部29bと表示制御部29cと生成部29eと取得部29gとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部29aは、通信部24等と協働して他のデバイス(同一筐体(同一装置)内の他のデバイス(画像形成デバイス30等)、および別の筐体内にて構成される他の装置内のデバイスを含む)等との間の通信動作を制御する処理部である。
操作制御部29bは、操作表示部40と協働して、操作表示部40(タッチパネル45)に対する入力動作を制御するとともに、操作表示部40(タッチパネル45)における表示動作を制御する処理部である。たとえば、操作制御部29bは、サーバデバイス20の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40(タッチパネル45)に対するユーザ操作に関する操作入力情報を当該操作表示部40から取得する。
表示制御部29cは、設定画面群G2(新たな設定画面群)の各設定画面200,400の操作表示部40への表示動作等を制御する処理部である。
生成部29eは、詳細設定画面400を生成する処理部である。
取得部29gは、補完情報を画像形成デバイス30から取得する処理部である。当該補完情報は、上述したように、設定画面群G2の詳細設定画面400における不完全表示要素(設定画面群G2以外の設定画面群に依拠せずには表示できない表示要素)を補完する情報である。ここでは、取得部29eは、設定画面群G1のうちの一の設定画面500における所定の設定項目に関する設定用表示要素(設定用ボタン)を含むように指定された設定領域600の画像データ(詳細には、抽出画像650の画像データ)を、補完情報として取得する。
なお、ここでは、主にコントローラ29のCPUにてソフトウエアプログラムを実行することによって、上述の各種の動作が実行される態様が例示されているが、これに限定されず、サーバデバイス20(詳細には、コントローラ29の内部あるいは外部)にて設けられた専用ハードウエア等を用いて、上述の各種の動作が実行されるようにしてもよい。たとえば、通信制御部29a、操作制御部29b、表示制御部29c、生成部29eおよび取得部29g(図4)等の全部または一部が、1または複数の専用ハードウエアを用いて実現されてもよい。
<1−5.操作表示部40の構成>
このMFP10においては、略板状の操作表示部40(図1参照)が設けられている。操作表示部40は、その正面側にタッチパネル45(図1参照)を有している。タッチパネル(操作パネルとも称する)45は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。タッチパネル45は、タッチパネル45に対するユーザの操作入力を受け付ける操作入力部としても機能するとともに、各種情報を表示する表示部としても機能する。
たとえば、タッチパネル45には、或る時点において複数の画面の中から選択された画面(設定画面等)が表示され、当該画面には、1又は複数のソフトウエアキー(ソフトウエアによって実現されるキー(ボタン)等)が表示される。そして、当該ソフトウエアキーに対するタッチ操作(キーの押下操作等)を検出することによって、ユーザの操作入力が受け付けられる。
また、操作表示部40は、図2に示すように、タッチパネル45に加えてパネル制御部41をも備えている。パネル制御部41は、タッチパネル45に関する動作を制御する処理部である。パネル制御部41は、複数のデバイス(ここではサーバデバイス20および画像形成デバイス30)のうちの一のデバイス(表示元デバイス)から送信されてくる画面データに基づく画像を、タッチパネル45に表示する。また、パネル制御部41は、タッチパネル45に対するユーザの操作入力に基づく情報(操作入力情報)(タッチ情報等)を当該一のデバイス(表示元デバイス)に向けて送信する。
パネル制御部41は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。パネル制御部41は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、操作表示部40(タッチパネル45等)に関する各種の動作を制御するコントローラである。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて操作表示部40にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて操作表示部40にインストールされるようにしてもよい。
<1−6.簡易MFP機能>
この実施形態において、サーバデバイス20は、自デバイス20の管理対象機能(電子メール機能等)のみならず、画像形成デバイス30に関する複数の設定項目のうちの一部の設定項目を設定することが可能な機能(「簡易MFP機能」とも称する)をも有している。
詳細には、上述したように、サーバデバイス20は、自デバイス20の管理対象機能の表示画面に関する表示用データのみならず、サーバデバイス20を用いて画像形成デバイス30に関する設定操作を行うための設定画面群G2(図5)の表示用データをも有している。
たとえば、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30の管理対象機能(コピー機能、スキャン機能等)に関するメニュー画面210(200)(図7)の表示用データを有している。当該メニュー画面210は、簡易MFP機能の初期画面として操作表示部40に表示される。
メニュー画面210には、図7に示されるように、4つのボタン211〜214が表示される。ボタン211は、コピー機能(コピージョブ)に関する基本設定画面(コピー設定画面)に遷移するためのボタンであり、ボタン212は、スキャン機能(スキャンジョブ)に関する基本設定画面(スキャン設定画面)に遷移するためのボタンである。また、ボタン213は、ファクシミリ機能(ファクシミリジョブ)に関する基本設定画面(ファクシミリ設定画面)に遷移するためのボタンであり、ボタン214は、ボックス印刷機能(ボックス印刷ジョブ)に関する基本設定画面(ボックス印刷設定画面)に遷移するためのボタンである。
また、サーバデバイス20は、さらに下位階層のサブ画面の表示用データをも有している。たとえば、サーバデバイス20は、スキャンジョブに関する基本設定画面(スキャン設定画面)220(200)(図8参照)の表示用データを有している。当該スキャン設定画面220は、メニュー画面210(図7)内のスキャンボタン212の押下操作に応答して操作表示部40に表示される。なお、設定画面群G2の各画面(210(図7),220(図8)等)は、特定の背景色(たとえば黒色)で統一されて描画される。
当該スキャン設定画面220には、図8に示されるように、画像形成デバイス30のスキャン機能(スキャンジョブ)における複数の設定項目のうちの一部の設定項目(基本設定項目)に関する設定用表示要素(設定用ボタン221〜225)が表示される。ここでは、スキャンジョブにおける基本設定項目として、設定項目「カラー」と設定項目「片面/両面」とが例示される。詳細には、スキャン設定画面220には、基本設定項目「カラー」に関する3つの選択肢(「フルカラー」、「グレースケール」、「白黒2値」)に対応する3つの設定用ボタン221〜223が表示される。また、スキャン設定画面220には、基本設定項目「片面/両面」に関する2つの選択肢(「片面」、「両面」)に対応する2つの設定用ボタン224,250もが表示される。
ユーザは、当該スキャン設定画面220(図8)においてスキャンジョブに関する設定操作を行う。たとえば、ユーザは、スキャン設定画面220において、基本設定項目「カラー」に関して設定用ボタン221(「フルカラー」)を選択するとともに、基本設定項目「片面/両面」に関して設定用ボタン224(「片面」)を選択する。
その後、サーバデバイス20は、スキャン設定画面220内のスタートボタン229(図8)の押下操作によってスキャンジョブの実行指示を受け付けると、画像形成デバイス30に対してスキャンジョブを送信する。そして、画像形成デバイス30は、当該スキャンジョブにて指定された設定内容(設定値)に従ったスキャン動作を実行する。
このように、サーバデバイス20における簡易MFP機能では、画像形成デバイス30の管理対象機能(たとえばスキャン機能)に関する設定操作(および実行指示)を行うことが可能である。
また、簡易MFP機能におけるスキャン設定画面220(図8)においては、画像形成デバイス30のスキャン機能(スキャンジョブ)における2つの基本設定項目(「カラー」、「片面/両面」)以外の設定項目(詳細設定項目)に関する設定画面(詳細設定画面)へと遷移するためのボタン(詳細設定ボタン)226〜228もが設けられている。
たとえば、詳細設定ボタン226は、スキャン機能における詳細設定項目「ファイル形式」の設定画面(ファイル形式設定画面)へと遷移するためのボタンである。また、詳細設定ボタン227は、スキャン機能における詳細設定項目「宛先指定」の設定画面(宛先指定設定画面)へと遷移するためのボタンである。さらに、詳細設定ボタン228は、スキャン機能における詳細設定項目「OCR処理」等の設定画面(OCR処理等設定画面)へと遷移するためのボタンである。
<1−7.比較例に係る動作>
当該基本設定画面200(220)において詳細設定ボタンが押下された場合に関して、本願発明に係る動作を説明する前に、比較例に係る動作を以下に説明する。
比較例に係るサーバデバイス20にて管理されている設定画面群G2には、詳細設定項目(「ファイル形式」等)の設定画面(詳細設定画面)は存在しない。そのため、複数の詳細設定ボタン226〜228のいずれかが押下された場合、比較例に係る動作では、操作表示部40への表示元デバイスがサーバデバイス20から画像形成デバイス30へと切り替えられる。
そして、画像形成デバイス30の管理下において、押下された詳細設定ボタンに対応する設定画面500(たとえばファイル形式設定画面520)が、設定画面群G1(旧来の設定画面群)の中から特定されて操作表示部40に表示される。図9は、ファイル形式設定画面520(500)を示す図である。
このように、サーバデバイス20の簡易MFP機能において、設定画面群G2における基本設定画面200(220)にて詳細設定ボタンが押下されると、操作表示部40の表示画面が、設定画面群G2の設定画面200(220)から設定画面群G1(旧来の設定画面群)の設定画面500(520)に切り替えられる。換言すれば、サーバデバイス20に存在しない設定画面への遷移指令が受け付けられると、操作表示部40の表示画面が、設定画面群G2の設定画面200から設定画面群G1(旧来の設定画面群)の設定画面500に切り替えられる。
ここにおいて、上述したように、設定画面群G1(画像形成デバイス30にて管理されている設定画面群)(旧来の設定画面群)と設定画面群G2(サーバデバイス20にて管理されている設定画面群)とは、互いに異なる系統の設定画面群である。
詳細には、設定画面群G1の各設定画面500(たとえばファイル形式設定画面520(図9))は、旧来のMFPにおける操作画面に対応する部分(操作画面部分)と、旧来のMFPにおけるハードウエアキー(「スタートボタン」等)を模した画像を配置した部分(ハードウエアキー仮想表示部分590)とを有する。
これに対して、この実施形態において、設定画面群G2の設定画面(基本設定画面200(図8等)は、設定画面群G1の各設定画面500とは異なる(独自の)画面デザインを有する。特に、たとえば図8の基本設定画面200に示されるように、設定画面群G2の設定画面(図8等)には、設定画面群G1の各設定画面500のようなハードウエアキー仮想表示部分590(図9)は設けられていない。
そのため、設定画面群G2の設定画面(たとえばスキャン設定画面220(図8))から設定画面群G1の設定画面500(たとえばファイル形式設定画面520(図9))へと操作表示部40の表示画面が切り替えられた場合、画面デザインの違い(特に、ハードウエアキー仮想表示部分590の有無)に起因して、ユーザが違和感を感じることがある。
このような事態を回避するため、設定画面群G2の表示用データのみを用いて(他の設定画面群に依拠せずに)詳細設定項目「ファイル形式」に関する設定画面(詳細設定画面)を表示できるように(端的に言えば、自己完結的に)当該詳細設定画面の表示用データを準備すること、が考えられる。
ただし、当該詳細設定画面の表示用データを自己完結的に準備するためには、画面作成者は、当該詳細設定画面に含まれる全ての表示要素のそれぞれについて、形状、大きさ、配置位置およびその内部に表示すべき文字等を全て指定することを要する。設定画面群G2における詳細設定画面の表示用データを自己完結的に準備することは、当該画面作成者にとって大きな労力を要し、効率的ではない。
<1−8.本願発明に係る動作>
このような問題を解決するために、本願発明に係る動作では、設定画面群G2における詳細設定画面400の表示用データを自己完結的に準備せずとも、設定画面群G2の基本設定画面200と設定画面群G1の表示用データとを用いることによって当該詳細設定画面400が生成されて操作表示部40に表示される。本願発明に係る動作について、以下に説明する。
<動作の概略>
図6は、詳細設定画面400の生成等に関する概略動作を示す概念図である。
サーバデバイス20は、基本設定画面200の表示中において詳細設定画面400への遷移指令が受け付けられた場合、当該詳細設定画面400における不完全表示要素を補完する補完情報の送信要求を画像形成デバイス30に送信する。
画像形成デバイス30は、当該送信要求に応答して、設定画面群G1の中から一の設定画面500を特定し、当該一の設定画面500に基づき抽出画像650を生成する。そして、画像形成デバイス30は、生成した抽出画像650の画像データ(設定領域600の画像データ)を当該補完情報としてサーバデバイス20に送信する。
サーバデバイス20は、当該補完情報(抽出画像650の画像データ)に基づく画像(部分画像)を基本設定画面200内の一部の領域(合成領域300)に配置した合成画面を、詳細設定画面400として生成する。そして、サーバデバイス20は、生成した詳細設定画面400を操作表示部40に表示する。
<動作の詳細>
図10は、サーバデバイス20の動作を示すフローチャートである。また、図11は、画像形成デバイス30の動作を示すフローチャートである。以下、これらの図等を参照しつつ、本実施形態の動作の詳細について説明する。
なお、ここでは、サーバデバイス20の簡易MFP機能において、画像形成デバイス30のスキャン機能(スキャンジョブ)に関する基本設定画面200(スキャン設定画面220(図8))が操作表示部40に表示されているものとする。
まず、ステップS11においては、サーバデバイス20は、ユーザによるタッチ操作が検出されたか否か、を判定する。ユーザによるタッチ操作が検出されると、処理はステップS11からステップS12へと進む。
ステップS12においては、サーバデバイス20は、検出された押下操作が基本設定項目(ここでは「カラー」、「片面/両面」)に関する押下操作(設定操作)であるか否か、を判定する。
たとえば、基本設定項目「カラー」の選択肢「フルカラー」の選択操作(設定用ボタン221(図8)の押下操作))が受け付けられた場合、処理はステップS12からステップS13へと進む。そして、サーバデバイス20は、基本設定項目(ここでは「カラー」)に関してユーザによって設定された設定値(ここでは「フルカラー」)を自デバイス20内に保持する(ステップS13)。
一方、検出された押下操作が基本設定項目に関する操作でない場合、処理はステップS12からステップS14へと進む。
ステップS14においては、サーバデバイス20は、検出された押下操作が詳細設定ボタン(226〜228)の押下操作であるか否か、を判定する。たとえば、スキャン設定画面220(図8)において詳細設定ボタン226(「ファイル形式」)の押下操作が受け付けられた場合、サーバデバイス20は、詳細設定画面400(ここではファイル形式設定画面420)への遷移指令を受け付ける。そして、処理はステップS14からステップS17へと進む。
ステップS17〜S19においては、詳細設定画面400(420)の生成動作および表示動作が行われる。
まず、ステップS17においては、サーバデバイス20は、補完情報(ここでは、設定領域600(抽出画像650)の画像データ)の送信要求を画像形成デバイス30に送信する(図6も参照)。
このステップS17においては、サーバデバイス20は、詳細設定画面400(420)の表示用データに基づいて、設定画面群G1のうち、遷移先の詳細設定画面420に表示すべき設定項目に対応する所定の設定項目を有する設定画面500の画面IDをも、当該補完情報の送信要求とともに画像形成デバイス30に送信する。ここでは、設定画面群G1のうち詳細設定項目「ファイル形式」に対応する設定項目「ファイル形式」を有するファイル形式設定画面520(図9)の画面IDが、補完情報の送信要求とともに画像形成デバイス30に送信される。
また、サーバデバイス20は、詳細設定画面400(420)の表示用データに基づいて、設定領域600(設定項目「ファイル形式」の設定用ボタン521〜527(図12)を含むように指定された指定領域)の領域指定情報(座標情報等)をも画像形成デバイス30に送信する。
さらに、サーバデバイス20は、詳細設定画面400における合成領域300(310(図13))の画素数サイズP1(ここでは、縦方向の画素数サイズ)をも画像形成デバイス30に送信する。
画像形成デバイス30においては、サーバデバイス20からの当該送信要求の受信に応答して、図11のフローチャートが開始される。
ステップS31においては、画像形成デバイス30は、サーバデバイス20によって指定された画面IDを有する一の設定画面500(ここではファイル形式設定画面520(図9))を設定画面群G1(旧来の設定画面群)の中から特定する(図6も参照)。
そして、ステップS32においては、画像形成デバイス30は、当該一の設定画面500(ここではファイル形式設定画面520)から設定領域600(設定項目「ファイル形式」に関する設定用ボタン521〜527を含むように指定された指定領域)を抽出して抽出画像650を生成する。
詳細には、まず、画像形成デバイス30は、サーバデバイス20からの領域情報(設定領域600(指定領域)の座標情報)に基づいて、ファイル形式設定画面520から設定領域600(図12参照)を抽出する。
そして、画像形成デバイス30は、抽出した設定領域600に基づいて抽出画像650を生成する。詳細には、画像形成デバイス30は、ファイル形式設定画面520における設定領域600の画素数サイズP2(ここでは縦方向の画素数サイズ)(図12)と合成領域300の画素数サイズP1(縦方向の画素数サイズ)(図13)とを比較する。そして、画像形成デバイス30は、ファイル形式設定画面520から抽出された設定領域600の画素数サイズP2を当該合成領域300の画素数サイズP1に合わせるように当該設定領域600(設定領域600の画像)を変倍して、抽出画像650を生成する。なお、設定領域600の横方向の画素数サイズは、設定領域600の縦方向の画素数サイズにおける変倍率と同じ変倍率で変倍される。
たとえば、当該ファイル形式設定画面520内の設定領域600(図12)の画素数サイズP2が合成領域310(図13)の画素数サイズP1よりも小さい場合、画像形成デバイス30は、抽出された設定領域600を合成領域310の画素数サイズP1にまで拡大して、抽出画像650を生成する(図14参照)。
一方、当該ファイル形式設定画面520内の設定領域600(図12)の画素数サイズP2が合成領域320(300)(図16参照)の画素数サイズP1よりも大きい場合、画像形成デバイス30は、抽出された設定領域600を合成領域320の画素数サイズP1にまで縮小して、抽出画像650を生成する(図17参照)。
なお、当該ファイル形式設定画面520内の設定領域600(図12)の画素数サイズP2と合成領域300の画素数サイズP1とが等しい場合は、画像形成デバイス30は、抽出された設定領域600を変倍せずに抽出画像650を生成する。
また、ここでは、設定領域600の縦方向の画素数サイズP2を合成領域300の縦方向の画素数サイズP1に合わせるように当該設定領域600が変倍されて、抽出画像650が生成されているが、これに限定されない。設定領域600の横方向の画素数サイズを合成領域300の横方向の画素数サイズに合わせるように当該設定領域600が変倍されて、抽出画像650が生成されてもよい。
そして、画像形成デバイス30は、生成した抽出画像650(図14参照)の画像データを補完情報としてサーバデバイス20に送信する(ステップS33(S33a))(図6も参照)。
再びサーバデバイス20の動作について説明する。
サーバデバイス20は、抽出画像650(図14)の画像データを補完情報として画像形成デバイス30から取得(受信)する(ステップS18a(S18))と、詳細設定画面400を生成して操作表示部40に表示する(ステップS19)。
詳細には、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30から取得した画像データに基づく部分画像(抽出画像650)を基本設定画面200(ここではスキャン設定画面220)内の一部の領域に配置した合成画面を、詳細設定画面400(ここではファイル形式設定画面420(図15))として生成する。より詳細には、当該抽出画像650を合成領域310(図13)に配置した合成画面が、ファイル形式設定画面420として生成される。当該ファイル形式設定画面420においては、基本設定画面200(ここではスキャン設定画面220)において合成領域300以外の領域に存在する操作ボタン群(ボタン226〜229,291〜293)と同じ操作ボタン群が、そのまま(基本設定画面200での配置位置と同じ位置に)配置される。
そして、サーバデバイス20は、生成した詳細設定画面420(図15)を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させる(図6も参照)。そして、処理はステップS20を経て再びステップS11へと戻る。
その後、詳細設定画面400(420)において、たとえば詳細設定ボタン226(「ファイル形式」)のタッチ操作が受け付けられると、操作表示部40の表示画面が詳細設定画面420(図15)から基本設定画面220(図8)に切り替えられる。
また、詳細設定画面420内の抽出画像650(図15)に対するタッチ操作が行われた場合は、次のような動作が実行される。
詳細には、ステップS11にて検出されたタッチ操作が、当該抽出画像650内での押下操作である場合には、ステップS12,S14を経た後、ステップS15にて「YES」と判定される。そして、処理はステップS15からステップS16へと進む。
ステップS16においては、サーバデバイス20は、抽出画像650内での押下位置に関する座標情報(押下位置を示す押下位置情報)を画像形成デバイス30(詳細にはジョブ制御部9d(図3))に通知する。
そして、画像形成デバイス30は、押下位置情報をサーバデバイス20から受信すると、当該押下位置情報に基づいて、設定項目「ファイル形式」に関する設定値(たとえば「PDF」)を取得する。なお、設定領域600が変倍(拡大(図14)あるいは縮小(図17))されて抽出画像650が生成されていた場合は、抽出画像650での押下位置情報が変倍前の設定領域600での座標情報に変換され、変換後の押下位置情報に基づいて設定項目「ファイル形式」に関する設定値(たとえば「PDF」)が取得される。
そして、詳細設定画面420(図15)においてスタートボタン229の押下操作が検出されると、ステップS20にて「YES」と判定され、処理はステップS20からステップS21へと進む。
ステップS21(S21a)においては、サーバデバイス20は、ジョブ(ここではスキャンジョブ)の実行指令を画像形成デバイス30に送信する。なお、サーバデバイス20は、基本設定項目に関する設定値(たとえば基本設定項目「カラー」に関する設定値「フルカラー」)をも画像形成デバイス30に通知する。
そして、画像形成デバイス30は、当該実行指令に応答して、スキャンジョブを実行する。詳細には、基本設定項目に関する設定値(サーバデバイス20から取得した設定値)と詳細設定項目に関する設定値(サーバデバイス20から取得した押下位置情報に基づき取得した設定値)とに基づくスキャンジョブを実行する。
以上のように、第1実施形態では、設定画面群G2における基本設定画面200(たとえばスキャン設定画面220)の表示中に詳細設定画面400(たとえばファイル形式設定画面420)への遷移指令が受け付けられた場合、補完情報(ここでは設定領域600の画像データ)が、設定画面群G1の表示用データに基づき取得される。そして、取得された補完情報に基づく画像(抽出画像650)を基本設定画面200に配置した合成画面が、当該詳細設定画面400として生成されて操作表示部40に表示される。それ故、画面作成者は、設定画面群G2の詳細設定画面400における一部の表示要素(不完全表示要素)について、形状、大きさ、配置位置およびその内部に表示すべき文字等を指定することを要しない。したがって、画面作成者の労力を軽減しつつ(効率的に)、MFP10用に予め準備されている設定画面群G1とは異なる設定画面群G2を表示させることが可能である。
また、基本設定画面200内の一部の領域(合成領域300)以外の領域に存在する操作ボタン群(ボタン226〜229,291〜293(図8))と同じ操作ボタン群を基本設定画面200での配置位置と同じ位置に配置した合成画面が、詳細設定画面400として生成されて表示される(図15等参照)。したがって、基本設定画面200と詳細設定画面400との相互間において統一感を持たせることが可能である。ひいては、基本設定画面200から詳細設定画面400へと遷移する場合において、当該基本設定画面200から設定画面群G1の設定画面500(たとえばファイル形式設定画面520(図9))へと遷移する(切り替わる)場合と比較して、ユーザの違和感を低減することが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、画像形成デバイス30にて管理されている設定画面群が、設定画面群G1として例示されており、サーバデバイス20にて管理されている設定画面群であってサーバデバイス20を用いて画像形成デバイス30に関する設定操作を行うための設定画面群が、設定画面群G2として例示されている。
これに対して、この第2実施形態では、全ユーザに共通の設定画面群が、設定画面群G1として例示され、特定のユーザ向けにカスタマイズされた設定画面群が、設定画面群G2として例示される。
図18は、この第2実施形態に係るMFP10の概略構成を示すブロック図である。
この第2実施形態では、第1実施形態のように2つのデバイス(サーバデバイス20および画像形成デバイス30)を備えて構成されたMFPではなく、いわゆる旧来のMFPをMFP10として例示する。第2実施形態に係るMFP10は、第1実施形態に係る画像形成デバイス30の構成(図3)と同様の構成を有するとともに、操作部6と生成部9eと取得部9gとをさらに有する。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。詳細には、操作表示部40(タッチパネル45)が、当該操作入力部6aの一部として機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。また、第2実施形態に係るMFP10の生成部9eと取得部9gとは、第1実施形態に係るサーバデバイス20の生成部29eと取得部29g(図4)と同様の処理を実行する。
このMFP10には、第1実施形態と同様に、2つの系統の設定画面群G1,G2(図5)が存在している。
設定画面群G1は、MFP10に予め格納されている設定画面群であり、全ユーザに共通の設定画面群である。
一方、設定画面群G2は、特定のユーザ向けに(ユーザごとに)カスタマイズされた(独自にデザインされた)設定画面群である。なお、第2実施形態に係る設定画面群G2は、第1実施形態に係る設定画面群G2と同じ画面デザインを有するものとする。
また、設定画面群G2のうちの一部の設定画面(基本設定画面200)の表示用データは、設定画面群G2以外の設定画面群に依拠せずに表示できるように(自己完結的に)MFP10にて準備されている。一方、他の設定画面(詳細設定画面400)の表示用データは、自己完結的には(設定画面群G2以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようには)準備されていない。
第2実施形態では、当該2つの系統の設定画面群G1,G2を有するMFP10において、第1実施形態と同様の動作が実行される。ただし、第2実施形態では、サーバデバイス20と画像形成デバイス30との間でのデータの授受等は行われず、各デバイスの処理がMFP10のコントローラ9にて実行される。
図19は、第2実施形態に係る詳細設定画面400の生成等に関する概略を示す概念図である。また、図20および図21は、第2実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。
ここでは、第1実施形態と同様に、設定画面群G2の基本設定画面200(詳細にはスキャン設定画面220(図8))が操作表示部40に表示されている場合において、詳細設定ボタン226(「ファイル形式」)が押下された状況を想定する。
詳細には、基本設定画面200(スキャン設定画面220)の表示中において詳細設定画面400(ここではファイル形式設定画面420)への遷移指令が受け付けられると、処理はステップS14からステップS18(S18b)へと進む。なお、第2実施形態におけるステップS11〜S13(図20)の処理内容は、第1実施形態におけるステップS11〜S13(図10)の処理内容と同様である。
ステップS18(S18b)においては、図21のフローチャートにおける処理によって、MFP10は、補完情報(抽出画像650の画像データ)を取得する。
詳細には、MFP10は、遷移先の詳細設定画面400(ここではファイル形式設定画面420)の表示用データに基づいて、遷移先の詳細設定画面400に表示すべき設定項目に対応(共通)する所定の設定項目を有する設定画面500の画面IDを取得する。そして、MFP10は、取得した画面IDに基づいて、設定画面群G1(旧来の設定画面群)の中からファイル形式設定画面520(図12)を特定し(ステップS31)、当該ファイル形式設定画面520(図12)に基づいて抽出画像650を生成する(ステップS32)。なお、第2実施形態のステップS31,S32(図21)の処理については、第1実施形態のステップS31,S32(図11)と同様である。
抽出画像650が生成されると、MFP10は、生成した抽出画像650の画像データを補完情報として取得する(ステップS33b)。
そして、処理はステップS18bからステップS19へと進み、MFP10は、取得した抽出画像650を基本設定画面200(ここではスキャン設定画面220)内の一部の領域(合成領域300)に配置した合成画面を、詳細設定画面400(ファイル形式設定画面420(図15))として生成して操作表示部40に表示する(図19も参照)。
なお、ステップS15,S16,S20,S21においては、上記第1実施形態と同様の動作が行われる。ただし、ステップS21(S21b)に関しては、ジョブ(ここではスキャンジョブ)の実行指令が、画像形成デバイス30のジョブ制御部9d(図3)ではなく、MFP10のジョブ制御部9d(図18)に送信される。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第2実施形態の変形例である。以下では、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第2実施形態では、MFP10にて生成された詳細設定画面400が、当該MFP10(MFP10の操作表示部40)にて表示されている(図19も参照)。また、上記第2実施形態では、全ユーザに共通の設定画面群が設定画面群G1として例示されており、特定のユーザ向けにカスタマイズされた設定画面群が設定画面群G2として例示されている。
これに対して、この第3実施形態では、MFP10にて生成された詳細設定画面400が、当該MFP10とは異なる情報処理装置(外部端末50)にて表示される。また、この第3実施形態では、MFP10の操作表示部40に表示される設定画面群が設定画面群G1として例示され、MFP10からのウエブページ情報に基づき外部端末50のウエブブラウザ機能を用いて外部端末50にて表示される設定画面群が、設定画面群G2として例示される。
図22は、第3実施形態に係る表示システム1を示す図である。この表示システム1は、MFP10と外部端末50とを備える。
MFP10と外部端末50とは、ネットワーク108を介して互いに通信可能に接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、当該ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、あるいは無線接続であってもよい。
<3−1.外部端末50の構成>
外部端末50は、MFP10等との間でのネットワーク通信が可能な情報入出力端末装置(情報端末)である。ここでは、外部端末50として、パーソナルコンピュータを例示する。ただし、これに限定されず、外部端末50は、タブレット型端末あるいはスマートフォンなどであってもよい。
図23は、外部端末50の概略構成を示す機能ブロック図である。
外部端末50は、図23の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワーク108を介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、外部端末50は、所望の相手先(MFP10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
操作部56は、外部端末50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。
図23のコントローラ(制御部)59は、外部端末50に内蔵され、外部端末50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて外部端末50にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク108等を経由してダウンロードされて外部端末50にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ59は、当該プログラム等の実行により、通信制御部59aと入力制御部59bと表示制御部59cとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部59aは、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部59bは、操作入力部56aに対する操作入力動作等を制御する制御部である。
表示制御部59cは、表示部56bにおける各種情報の表示動作を制御する処理部である。
なお、ここでは、主にコントローラ59のCPUにてソフトウエアプログラムを実行することによって、上述の各種の動作が実行される態様が例示されているが、これに限定されず、外部端末50(詳細には、コントローラ59の内部あるいは外部)にて設けられた専用ハードウエア等を用いて、上述の各種の動作が実行されるようにしてもよい。たとえば、通信制御部59a、入力制御部59bおよび表示制御部59c(図23)等の全部または一部が、1または複数の専用ハードウエアを用いて実現されてもよい。
<3−2.第3実施形態に係る動作>
第3実施形態に係るMFP10においても、上記各実施形態と同様に、2つの系統の設定画面群G1,G2(図5)が存在している。
この第3実施形態に係る設定画面群G1は、MFP10に予め格納されている設定画面群(旧来の設定画面群)であり、MFP10のタッチパネル45(操作表示部40)において表示される設定画面群(操作表示部40を用いてMFP10の設定操作を行うことが可能な設定画面群)である。
一方、第3実施形態に係る設定画面群G2は、MFP10からのウエブページ情報(ウエブページデータ)に基づき外部端末50のウエブブラウザ機能を用いて外部端末50に表示される設定画面群(外部端末50を用いてMFP10の設定操作を行うことが可能な設定画面群)である。
詳細には、第3実施形態に係るMFP10は、第2実施形態に係るMFP10(図18)と同様の構成を有する。ただし、この第3実施形態に係るMFP10の生成部9eは、ウエブ制御部(不図示)を有する。ウエブ制御部は、所定の形式(例えば、HTML(HyperText Markup Language)形式)の詳細設定画面400を生成する処理部である。より詳細には、ウエブ制御部は、外部端末50からのHTTPリクエストに応答して詳細設定画面400のHTMLデータを生成し、当該HTMLデータをHTTPレスポンスとして外部端末50に送信する。
また、MFP10において、当該設定画面群G2のうちの一部の設定画面(基本設定画面200)の表示用データは、設定画面群G2以外の設定画面群に依拠せずに表示できるように(自己完結的に)準備されている。一方、他の設定画面(詳細設定画面400)の表示用データは、自己完結的には(設定画面群G2以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようには)準備されていない。
図24は、第3実施形態に係る詳細設定画面400の生成等に関する概略を示す概念図である。
第3実施形態では、基本的には上記第2実施形態と同様の動作が行われる。ただし、この第3実施形態では、MFP10にて生成された詳細設定画面400が、MFP10の操作表示部40ではなく、外部端末50にて表示される。
以下、第3実施形態に係る動作について、詳述する。なお、ここでは、設定画面群G2のプリント設定画面230(プリントジョブに関する基本設定画面200)(図25)が外部端末50にて表示されている場合において、詳細設定ボタンが押下された状況を想定する。
図25は、プリント設定画面230を示す図である。当該プリント設定画面230は、MFP10からのHTMLデータに基づき外部端末50にて表示される。当該プリント設定画面230では、プリントジョブにおける複数の設定項目のうちの一部の設定項目(基本設定項目)に関する設定を行うことが可能である。たとえば、ユーザは、当該プリント設定画面230を用いて、設定項目「カラー」、設定項目「片面/両面」および設定項目「部数」等を設定(入力)することが可能である。
また、当該プリント設定画面230には、当該複数の設定項目のうちの基本設定項目以外の設定項目(詳細設定項目)に関する設定画面(詳細設定画面400)へと遷移するためのボタン(詳細設定ボタン)231〜233もが設けられている。
詳細設定ボタン231は、詳細設定項目「ページ割付」に関する設定画面(ページ割付設定画面)へと遷移するためのボタンであり、詳細設定ボタン232は、詳細設定項目「開き方向」に関する設定画面(開き方向設定画面)へと遷移するためのボタンである。また、詳細設定ボタン233は、詳細設定項目「ページ印字」に関する設定画面(ページ印字設定画面)へと遷移するためのボタンである。
たとえば、プリント設定画面230(図25)において詳細設定ボタン231(「ページ割付」)が選択されると、外部端末50は、「ページ割付」ボタン254の選択操作が行われた旨の操作情報と遷移後の画面に関するHTTPリクエストとをMFP10に送信する。
そして、MFP10は、当該操作情報に基づき、設定項目「ページ割付」に関する詳細設定画面400(ページ割付設定画面430(図28))への遷移指令を受け付けるとともに、当該HTTPリクエストに応答して、当該ページ割付設定画面430を生成する。
詳細には、MFP10は、当該ページ割付設定画面430の表示用データに基づいて、設定画面群G1のうち、遷移先の詳細設定画面400に表示すべき詳細設定項目に対応する所定の設定項目を有する一の設定画面500の画面IDと、当該一の設定画面500における当該所定の設定項目に関する設定領域600の領域指定情報とを取得する。ここでは、遷移先の詳細設定画面400(ページ割付設定画面430)に表示すべき詳細設定項目「ページ割付」に対応する設定項目「ページ集約」を有するページ集約設定画面530(図26)の画面IDと当該ページ集約設定画面530における設定領域600の領域指定情報(座標情報等)とが取得される。
そして、MFP10は、取得した画面IDに基づいて当該ページ集約設定画面530(図26)を設定画面群G1の中から特定する(図24も参照)。なお、当該ページ集約設定画面530は、MFP10のコピー機能に関する複数の設定画面のうちの一の設定画面であり、MFP10の操作表示部40にて表示される設定画面である。
ページ集約設定画面530が特定されると、MFP10は、取得した当該領域指定情報(座標情報)に基づいて、詳細設定項目「ページ割付」に対応する設定項目「ページ集約」に関する設定領域600(図26)を抽出し、抽出した設定領域600に基づく抽出画像650を生成する(図24も参照)。
そして、MFP10は、設定領域600の画像データ(抽出画像650の画像データ)を補完情報として取得し、取得した抽出画像650を基本設定画面200(ここではプリント設定画面230)内の一部の領域(合成領域330(図27))に配置した合成画面を、詳細設定画面400(ページ割付設定画面430)として生成する(図24も参照)。
その後、MFP10は、生成した詳細設定画面400(ページ割付設定画面430)を外部端末50に表示させる(図28参照)。詳細には、MFP10は、当該ページ割付設定画面430のHTMLデータを外部端末50に送信し、外部端末50は、当該HTMLデータに基づいてページ割付設定画面430を表示部56bに表示する。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態では、表示システム1が、MFP10内に2つのデバイス(サーバデバイス20および画像形成デバイス30)を備えて構成されており、当該MFP10が表示制御装置として動作している。また、上記第1実施形態では、画像形成デバイス30にて管理されている設定画面群が、設定画面群G1として例示されており、サーバデバイス20にて管理されている設定画面群であってサーバデバイス20を用いて画像形成デバイス30に関する設定操作を行うための設定画面群が、設定画面群G2として例示されている。
これに対して、この第4実施形態では、表示システム1が、MFP10(旧来のMFP)と外部端末50とを備えて構成され、当該外部端末50が表示制御装置として動作する。また、この第4実施形態では、MFP10の操作表示部40にて表示される設定画面群が設定画面群G1として例示され、外部端末50にて実行可能なアプリケーションソフトウエアプログラム(たとえばプリンタドライバ)にて表示される設定画面群が、設定画面群G2として例示される。
図29は、第4実施形態に係る外部端末50の機能ブロックを示す図である。
第4実施形態に係る外部端末50は、第3実施形態に係る外部端末50の構成(図23)に加えて、生成部59eと取得部59gとをさらに備えている。当該外部端末50における生成部59eおよび取得部59gは、第1実施形態に係るサーバデバイス20における生成部29eおよび取得部29g(図4)と同様の動作を実行する。なお、第4実施形態に係るMFP10は、第2(第3)実施形態に係るMFP10(図18)と同様の動作を実行する。
外部端末50には、MFP10に関する設定操作を行うことが可能なアプリケーションソフトウエアプログラム(たとえばプリンタドライバ)が予めインストールされている。
当該プリンタドライバにおいて、当該設定画面群G2のうちの一部の設定画面(基本設定画面200)の表示用データは、設定画面群G2以外の設定画面群に依拠せずに表示できるように(自己完結的に)準備されている。一方、プリンタドライバにおいて、他の設定画面(詳細設定画面400)の表示用データは、自己完結的には(設定画面群G2以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようには)準備されていない。
図30は、第4実施形態に係る詳細設定画面400の生成等に関する概略を示す概念図である。
第4実施形態では、基本的には上記第1実施形態と同様の動作が行われる。ただし、第4実施形態では、第1実施形態に係る画像形成デバイス30の動作はMFP10で実行され、第1実施形態に係るサーバデバイス20の動作は外部端末50で実行される。また、この第4実施形態では、設定画面群G2の各設定画面200,400は、外部端末50(プリンタドライバ)にて表示される。
以下、第4実施形態に係る動作について説明する。なお、ここでは、設定画面群G2の基本設定画面200(詳細にはプリント設定画面240(図31))が外部端末50にて表示されている場合において、詳細設定ボタンが押下された状況を想定する。
図31は、プリント設定画面240(200)を示す図である。当該プリント設定画面240は、外部端末50のプリンタドライバにて表示される設定画面である。当該プリント設定画面240では、プリントジョブにおける複数の設定項目のうちの一部の設定項目(基本設定項目)(「カラー」等)に関する設定を行うことが可能である。
また、当該プリント設定画面230には、当該複数の設定項目のうちの基本設定項目以外の設定項目(詳細設定項目)に関する設定画面(詳細設定画面400)へと遷移するためのボタン(詳細設定ボタン)241〜243もが設けられている。
たとえば、詳細設定ボタン241は、詳細設定項目「ページ割付」に関する設定画面(ページ割付設定画面)へと遷移するためのボタンであり、詳細設定ボタン242は、詳細設定項目「開き方向」に関する設定画面(開き方向設定画面)へと遷移するためのボタンである。また、詳細設定ボタン243は、詳細設定項目「ページ印字」に関する設定画面(ページ印字設定画面)へと遷移するためのボタンである。
たとえば、プリント設定画面230(図31)にて詳細設定ボタン241(「ページ割付」)が選択されると、外部端末50は、ページ割付設定画面440(詳細設定画面400)への遷移指令を受け付ける。そして、外部端末50は、補完情報(ここでは、抽出画像650の画像データ)をMFP10から取得する。
詳細には、まず、外部端末50は、当該補完情報の送信要求と設定画面群G1のページ集約設定画面530(図26)の画面IDと設定領域600の領域指定情報とをMFP10に送信する(図30も参照)。
そして、MFP10は、外部端末50から取得した画面IDに基づいて、ページ集約設定画面530(図26)を設定画面群G1の中から特定する(図30も参照)。ページ集約設定画面530が特定されると、MFP10は、外部端末50から取得した領域指定情報(座標情報等)に基づいて、詳細設定項目「ページ割付」に対応する設定項目「ページ集約」に関する設定領域600(図26)を抽出し、抽出した設定領域600に基づく抽出画像650を生成する(図30も参照)。そして、MFP10は、生成した抽出画像650の画像データを補完情報として外部端末50に送信する。
外部端末50は、当該抽出画像650をMFP10から取得(受信)する(図30も参照)と、取得した抽出画像650を基本設定画面200(ここではプリント設定画面240)内の一部の領域(合成領域340(図32))に配置した合成画面を、詳細設定画面400(ページ割付設定画面440)として生成する。そして、外部端末50は、生成したページ割付設定画面440(図33)を表示部56bに表示する(図30も参照)。
<5.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
<組合せ禁止選択肢に関する変形例>
たとえば、上記各実施形態等において、さらに、設定画面群G1から特定された設定画面500における設定項目の複数の選択肢の中に「組合せ禁止選択肢」(次述)が存在する場合、当該組合せ禁止選択肢の表示態様が、選択不可状態を示す表示態様に変更されて、抽出画像650(図35)が生成されてもよい。当該「組合せ禁止選択肢」は、設定画面群G2を用いてユーザによって設定された設定値と組み合わせて設定することが禁止されている選択肢である。
たとえば、第1実施形態において、スキャンジョブに関するスキャン設定画面220(200)において、基本設定項目「カラー」に関してユーザによって「白黒2値」が設定された場合(図34参照)を想定する。
このような場合、この改変例では、図35に示されるように、詳細設定項目「ファイル形式」に関する詳細設定画面400(ファイル形式設定画面420)において、当該詳細設定項目「ファイル形式」における選択肢「Compact PDF」(コンパクトPDF)が選択不可状態を示す表示態様(たとえばグレーアウト表示)で表示される。なお、「コンパクトPDF」は、スキャン画像内の文字領域と非文字領域(写真領域等)とを分離し、非文字領域を比較的高い圧縮率で圧縮するとともに文字領域を比較的低い圧縮率で圧縮することによって生成されるPDFファイルである。
詳細には、基本設定画面200の表示中において詳細設定画面400(ここではファイル形式設定画面420)への遷移指令が受け付けられると、サーバデバイス20は、補完情報の送信要求とともに、基本設定画面200における基本設定項目に関してユーザによって設定された設定値を画像形成デバイス30に通知する。ここでは、基本設定項目「カラー」に関してユーザによって設定された設定値「白黒2値」が、補完情報の送信要求とともに画像形成デバイス30からサーバデバイス20に送信される。
そして、画像形成デバイス30は、当該補完情報の送信要求を取得すると、第1実施形態と同様にして、設定画面群G1の中からファイル形式設定画面520(図9)を特定する。また、画像形成デバイス30は、設定画面群G2を用いてユーザによって設定された設定値(ここでは基本設定項目「カラー」に関する設定値「白黒2値」)を取得すると、当該ファイル形式設定画面520における設定項目「ファイル形式」の複数の選択肢(設定項目「ファイル形式」に関する設定内容の候補群(設定値候補群))の中に、組合せ禁止選択肢が存在するか否か、を判定する。ここでは、設定項目「ファイル形式」における選択肢「コンパクトPDF」と設定項目「カラー」における選択肢「白黒2値」とを組み合わせて設定することが禁止されているものとする。この場合、設定項目「ファイル形式」に関する複数の選択肢の中に組合せ禁止選択肢(ここでは「コンパクトPDF」)が存在する旨が判定される。
当該複数の選択肢の中に組合せ禁止選択肢が存在する場合、画像形成デバイス30は、当該組合せ禁止選択肢(「コンパクトPDF」)の表示態様を選択不可状態を示す表示態様に変更して、抽出画像650を生成する。詳細には、画像形成デバイス30は、当該ファイル形式設定画面520から設定領域600(図12)を抽出するとともに、抽出した設定領域600における組合せ禁止選択肢(「コンパクトPDF」)の表示態様をグレーアウト表示に変更して、抽出画像650を生成する。
そして、画像形成デバイス30は、生成した抽出画像650の画像データを補完情報としてサーバデバイス20に送信し、サーバデバイス20は、当該抽出画像650を基本設定画面200に配置した合成画面を、詳細設定画面400(ファイル形式設定画面420)として生成して表示する(図35参照)。
このように、設定画面群G1から特定された設定画面500における設定項目に関する複数の選択肢の中に組合せ禁止選択肢が存在する場合、当該組合せ禁止選択肢の表示態様が、選択不可状態を示す表示態様に変更されて、抽出画像650が生成されてもよい。
なお、ここでは、この改変例に係る思想(組合せ禁止選択肢の表示態様の変更に関する思想)が上記第1実施形態に適用されているが、これに限定されず、この改変例に係る思想が他の実施形態等に適用されてもよい。
<設定領域600の変倍に関する第1の変形例>
また、上記各実施形態等においては、設定領域600の画素数サイズP2を合成領域300の画素数サイズP1に合わせるように当該設定領域600が変倍されて抽出画像650が生成されているが、これに限定されない。たとえば、設定領域600内の文字が基本設定画面200内の文字の文字サイズ(フォントサイズ)と同じ文字サイズを有するように当該設定領域600が変倍されて抽出画像650が生成されてもよい。なお、ここでは、この改変例の思想が第1実施形態に適用される態様を例示する。
図38は、この改変例に係る基本設定画面200(スキャンジョブに関する基本設定画面250)を示す図である。この基本設定画面250内の文字の文字サイズ(フォントサイズ)は、18ポイント(pt)である。当該基本設定画面250の表示中において詳細設定画面400への遷移指令が受け付けられた場合、サーバデバイス20は、(合成領域300の画素数サイズP1ではなく、)基本設定画面250内の文字の文字サイズ(詳細には、合成領域300以外の領域に存在する文字の文字サイズ)(ここでは18ポイント)を画像形成デバイス30に通知する。なお、サーバデバイス20においては、当該基本設定画面200(250)内の文字の文字サイズが管理されている。
画像形成デバイス30は、基本設定画面250内の文字の文字サイズ(ここでは18ポイント)をサーバデバイス20から取得すると、設定領域600内の文字が基本設定画面250内の文字の文字サイズと同じ文字サイズ(フォントサイズ)を有するように当該設定領域600を変倍して、抽出画像650を生成する。なお、画像形成デバイス30においては、設定画面群G1の設定画面500内の文字の文字サイズが管理されている。
たとえば、抽出した設定領域600内の文字の文字サイズが14ポイントである場合(図39参照)、画像形成デバイス30は、基本設定画面250内の文字の文字サイズと設定領域600内の文字の文字サイズとの比率R(=18/14)に基づいて、抽出された設定領域600(設定領域600の画像)を拡大して抽出画像650を生成する。
一方、たとえば設定領域600内の文字サイズが22ポイントである場合(不図示)、画像形成デバイス30は、基本設定画面250内の文字の文字サイズと設定領域600内の文字の文字サイズとの比率R(=18/22)に基づいて、抽出された設定領域600(設定領域600の画像)を縮小して抽出画像650を生成する。
そして、画像形成デバイス30は、生成された抽出画像650をサーバデバイス20に送信し、サーバデバイス20は、当該抽出画像650を基本設定画面200内の一部の領域(合成領域300)に配置した合成画面を、詳細設定画面490(400)(図40参照)として生成して表示する。
このように、設定領域600内の文字が基本設定画面200内の文字の文字サイズと同じ文字サイズを有するように当該設定領域600が変倍されて抽出画像650が生成されてもよい。
なお、ここでは、この改変例に係る思想(基本設定画面200内の文字の文字サイズに応じた設定領域600の変倍に関する思想)が上記第1実施形態に適用されているが、これに限定されず、この改変例に係る思想が他の実施形態等に適用されてもよい。
<設定領域600の変倍に関する第2の変形例>
また、上記第1、第4実施形態等では、設定領域600を抽出する装置(抽出装置)において当該設定領域600の画像が変倍され、変倍後の画像が、詳細設定画面400を生成する装置(生成装置)に送信されているが、これに限定されない。たとえば、設定領域600の画像が、設定領域600の抽出装置では変倍されずに詳細設定画面400の生成装置に送信され、当該生成装置において当該設定領域600の画像が変倍されてもよい。
詳細には、第1実施形態において、画像形成デバイス30(設定領域600を抽出するデバイス)ではなく、サーバデバイス20(詳細設定画面400を生成するデバイス)にて、当該設定領域600の画像(抽出画像650)が変倍されてもよい。
具体的には、画像形成デバイス30は、補完情報の送信要求に応答して、設定領域600を抽出するとともに、抽出した設定領域600を変倍せずに(そのままの大きさで)抽出画像650を生成する。そして、画像形成デバイス30は、生成した抽出画像650の画像データ(設定領域600の画像データ)をサーバデバイス20に送信する。
サーバデバイス20は、画像形成デバイス30から受信した抽出画像650の画素数サイズP3(=設定領域600の画素数サイズP2)(図12)と合成領域300の画素数サイズP1(図13)とを比較し、比較結果に応じて抽出画像650を変倍する。詳細には、サーバデバイス20は、抽出画像650の画素数サイズP3を合成領域300の画素数サイズP1に合わせるように当該抽出画像650を変倍する。そして、サーバデバイス20は、変倍後の抽出画像650を合成領域300に配置した合成画面を、詳細設定画面400として生成する。
このように、画像形成デバイス30ではなく、サーバデバイス20において、設定領域600の画像(抽出画像650)が変倍されてもよい。
また、第4実施形態において、MFP10(設定領域600を抽出する装置)ではなく、外部端末50(詳細設定画面400を生成する装置)にて、当該設定領域600の画像(抽出画像650)が変倍されてもよい。詳細には、MFP10では、設定領域600が変倍されずに抽出画像650が生成され、外部端末50において、当該抽出画像650が変倍されて詳細設定画面400が生成されてもよい。
<抽出画像650のスクロール表示に関する変形例>
さらに、上記各実施形態においては、設定領域600の画素数サイズP2が合成領域300の画素数サイズP1よりも大きいあるいは小さい場合、設定領域600を変倍(縮小あるいは拡大)して生成された抽出画像650が合成領域300に配置されている。しかしながら、本願発明は、これに限定されない。
たとえば、設定領域600の画素数サイズP2が合成領域300の画素数サイズP1よりも大きい場合であっても、当該設定領域600は縮小されず、詳細設定画面400において、合成領域300に配置された抽出画像650がスクロール表示されるようにしてもよい。なお、ここでは、この改変例の思想が第1実施形態に適用される態様を例示するが、これに限定されず、この改変例に係る思想が他の実施形態に適用されてもよい。
詳細には、画像形成デバイス30は、設定領域600を抽出するとともに、当該設定領域600を変倍せずに(そのままの画素数サイズで)抽出画像650を生成する。そして、画像形成デバイス30は、生成した抽出画像650の画像データ(設定領域600の画像データ)を補完情報としてサーバデバイス20に送信する。
サーバデバイス20は、抽出画像650を取得すると、合成領域300の所定方向における画素数サイズP1(ここでは縦方向の画素数サイズ)(図13)と抽出画像650の当該所定方向(ここでは縦方向)における画素数サイズP3(=設定領域600の画素数サイズP2)(図12)とを比較する。そして、取得された抽出画像650の縦方向における画素数サイズP3が合成領域300の縦方向における画素数サイズP1よりも大きい場合、サーバデバイス20は、当該抽出画像650を合成領域300に配置するとともに、当該抽出画像650を合成領域300内にて縦方向にスクロールさせるスクロールバー690(図41)を有する合成画面を、詳細設定画面400(480)として生成する。なお、設定画面群G2の詳細設定画面480の表示用データでは、当該スクロールバー690の表示要素情報(大きさおよび配置位置等)が指定されている。
このように、詳細設定画面400において、合成領域300に配置された抽出画像650がスクロール表示されるようにしてもよい。
<設定領域600における選択肢の配置レイアウトの変更に関する変形例>
また、上記各実施形態等において、さらに、設定領域600における複数の選択肢が当該設定領域600にて縦方向と横方向との双方向に配列されている場合、当該複数の選択肢を当該双方向のうちの一方向(たとえば縦方向)のみに配列した配置レイアウトに変更されて、抽出画像650が生成されてもよい。なお、ここでは、この改変例の思想が第1実施形態に適用される態様を例示するが、これに限定されず、この改変例に係る思想が他の実施形態等に適用されてもよい。
たとえば、設定画面群G1のファイル形式設定画面520(図9)における設定項目「ファイル形式」の複数の選択肢(ここでは7つの選択肢521〜527)は、当該ファイル形式設定画面520(設定領域600(図12))において縦方向と横方向との双方向(縦2列)に配列されている(並べて配置されている)。詳細には、当該7つの選択肢521〜527のうち4つの選択肢521〜524は(左から)1列目に配置されており、残りの選択肢525〜527は(左から)2列目に配置されている。
このような場合、画像形成デバイス30は、抽出画像650の生成に際して、設定領域600内の選択肢の配置レイアウトを、当該複数の選択肢521〜527が縦方向のみ(縦1列)に配列された配置レイアウトに変更して、抽出画像650を生成する(図36参照)。詳細には、画像形成デバイス30は、当該7つの選択肢のうち2列目に配置されている選択肢525〜527を1列目の選択肢の末尾(選択肢524の下部)に移動させて、抽出画像650を生成する。
そして、画像形成デバイス30は、生成した抽出画像650の画像データ(設定領域600の画像データ)を補完情報としてサーバデバイス20に送信し、サーバデバイス20は、当該抽出画像650を基本設定画面200に配置した合成画面を、詳細設定画面400として生成して表示する。
ここにおいて、この改変例(設定領域600における選択肢の配置レイアウトの変更に関する変形例)は、上記の「抽出画像650のスクロール表示に関する変形例」と組み合わされることがより好ましい。
詳細には、サーバデバイス20は、選択肢521〜527を縦1列に配置した配置レイアウトを有する抽出画像650を画像形成デバイス30から取得すると、上述のように、合成領域300の所定方向における画素数サイズ(縦方向の画素数サイズP1)と抽出画像650の当該所定方向における画素数サイズ(縦方向の画素数サイズP3)とを比較する。そして、取得された抽出画像650の縦方向における画素数サイズP3が合成領域300の縦方向における画素数サイズP1よりも大きい場合、サーバデバイス20は、当該抽出画像650を合成領域300内にて縦方向にスクロールさせるスクロールバー690(図37)を有する合成画面を、詳細設定画面400(450)として生成する(図37参照)。
<詳細設定画面400内の抽出画像650への押下操作に関する変形例>
また、上記各実施形態等においては、詳細設定画面400内の抽出画像650内の押下操作が受け付けられた場合、当該抽出画像650内の押下位置情報がMFP10(画像形成デバイス30)に通知されているが、これに限定されない。たとえば、詳細設定画面400内の抽出画像650内の押下操作が受け付けられた場合、当該抽出画像650内の複数の選択肢のうちユーザによって選択された選択肢に割り当てられた識別情報がMFP10(画像形成デバイス30)に通知されてもよい。なお、ここでは、第1実施形態において、この改変例に係る思想が適用される場合について例示するが、これに限定されず、この改変例に係る思想が他の実施形態等に適用されてもよい。
詳細には、画像形成デバイス30は、設定領域600における設定項目(たとえば「ファイル形式」)に関する複数の選択肢521〜527(当該設定項目「ファイル形式」に関する設定内容の候補群)のそれぞれに、各選択肢を識別(特定)するための識別情報(選択肢識別情報)を割り当てて、抽出画像650を生成する。そして、画像形成デバイス30は、抽出画像650の画像データ(設定領域600の画像データ)を補完情報としてサーバデバイス20に送信するとともに、各選択肢の領域情報(範囲情報)(たとえば座標情報)をも画像形成デバイス30に送信する。
サーバデバイス20は、当該抽出画像650を合成領域300に配置して詳細設定画面(ここでは詳細設定画面420(図15))を生成する。
その後、生成された詳細設定画面420(図15)において、抽出画像650内の詳細設定項目「ファイル形式」に関する一の選択肢(たとえば「PDF」)の選択操作が受け付けられた場合には、次のような動作が行われる。
詳細には、サーバデバイス20は、ユーザの押下操作位置の位置情報と各選択肢の範囲情報とに基づいて、ユーザによって押下された選択肢に割り当てられている識別情報を取得するとともに、取得した識別情報を画像形成デバイス30に通知する。より詳細には、ユーザの押下操作位置が或る選択肢の範囲内である場合、サーバデバイス20は、当該或る選択肢に割り当てられている識別情報を取得するとともに、取得した識別情報を画像形成デバイス30に通知する。
画像形成デバイス30は、当該識別情報に基づいて、設定項目「ファイル形式」に関してユーザによって設定された設定値(ここでは「PDF」)を取得する。詳細には、画像形成デバイス30は、サーバデバイス20から取得された識別情報に対応する選択肢をユーザの設定値(「PDF」)として取得する。
このように、抽出画像650内の複数の選択肢のうちユーザによって選択された選択肢に割り当てられた識別情報が、MFP10(ここでは画像形成デバイス30)に通知されてもよい。
<補完情報に関する変形例>
また、上記各実施形態においては、設定画面群G1の一の設定画面500内の設定領域600の画像データ(抽出画像650の画像データ)が、補完情報(詳細設定画面400における不完全表示要素を補完する情報)として常に取得されているが、これに限定されない。たとえば、当該設定領域600の画像データが補完情報として取得される場合と、当該一の設定画面500における設定項目に関する文字列情報(文字列で構成されるデータ(たとえばテキストデータ))が補完情報として取得される場合とが、当該設定領域600にて設定可能な設定項目に応じて切り替えられるようにしてもよい。なお、ここでは、第1実施形態において、この改変例に係る思想が適用される場合について例示するが、これに限定されず、この改変例に係る思想が他の実施形態に適用されてもよい。
具体的には、この改変例に係る設定画面群G2の詳細設定画面400の表示用データでは、次のような情報が画面作成者によって指定されている。
詳細には、詳細設定画面400の表示用データでは、第1実施形態と同様に、設定画面群G1のうち、詳細設定画面400にて表示すべき設定項目に対応する設定項目を有する一の設定画面500の画面IDと、設定領域600(当該一の設定画面500内における指定領域)の領域情報(座標位置および大きさ)とが指定されている。
また、この改変例に係る詳細設定画面400の表示用データでは、画像形成デバイス30から画像データが補完情報として取得される場合は合成領域300(図13)に当該画像データの画像(抽出画像650)を配置すべき旨、が規定されている。
さらに、この改変例に係る詳細設定画面400の表示用データでは、画像形成デバイス30から文字列情報が補完情報として取得される場合は詳細設定画面400における設定項目の項目名表示枠390(図43)と切替用コントロール380(図43)とを合成領域300内に配置すべき旨、が規定されている。また、画像形成デバイス30から文字列情報が補完情報として取得される場合は画像形成デバイス30からの文字列情報に基づく画像(文字画像)を当該項目名表示枠390内の配置領域350(図43)に配置すべき旨、もが規定されている。
なお、当該切替用コントロール380は、有効状態(たとえば「オン」状態)と無効状態(たとえば「オフ」状態)との2つの設定値候補(選択肢)の切替操作(ユーザの切替操作)を受け付けるユーザインターフェース部品(コントロール)である。当該切替用コントロール380は、当該切替操作に応じて詳細設定画面400における設定項目が当該2つの設定値候補のいずれに設定されているかを示すことが可能である。なお、ここでは、切替用コントロール380として、切替用操作部材のスライド移動に応じて有効状態(オン状態)と無効状態(オフ状態)とを切り替える切替スイッチ(スイッチボタン)(図43参照)が例示される。ただし、これに限定されず、チェック印の有無に応じて有効状態(オン状態)と無効状態(オフ状態)とを切り替えるチェックボックスなどが切替用コントロール380として用いられてもよい。
後述するように、この改変例では、当該画像データと文字列情報とのいずれが補完情報として画像形成デバイス30から取得されるかに応じて、サーバデバイス20において、2種類の詳細設定画面400(420(図13),460(図43))のいずれかが生成される。以下、この改変例に係る動作について、詳述する。
具体的には、サーバデバイス20は、第1実施形態と同様にして、補完情報の送信要求を画像形成デバイス30に送信する(ステップS17(図10))。また、サーバデバイス20は、設定画面群G1のうち、詳細設定画面400にて表示すべき設定項目に対応する設定項目を有する一の設定画面500の画面IDおよび設定領域600の領域情報をも画像形成デバイス30に送信する。
図45は、この改変例に係る画像形成デバイス30の動作を示すフローチャートである。この改変例では、画像形成デバイス30は、図11の動作に代えて、図45の動作を実行する。
当該画像形成デバイス30は、第1実施形態と同様に、補完情報の送信要求に応答して、サーバデバイス20からの画面ID(詳細設定画面400に表示すべき設定項目に対応する所定の設定項目を有する一の設定画面500の画面ID)に基づいて、当該画面IDを有する一の設定画面500を設定画面群G1の中から特定する(ステップS31)。
そして、画像形成デバイス30は、当該所定の設定項目が「二者択一式設定項目」(次述)であるか否か、を判定する(ステップS41)。当該二者択一式設定項目は、2つの設定値候補(詳細には、「オン」と「オフ」との2つの設定値候補)のいずれかをユーザの切替操作に応じて択一的に設定可能な設定項目である。
詳細には、画像形成デバイス30は、当該一の設定画面500の設定領域600にて設定可能な設定項目(設定領域600内の設定項目)を特定するとともに、特定された設定項目が二者択一式設定項目であるか否か、を判定する。
より詳細には、画像形成デバイス30においては、設定画面群G1の各設定画面500内のいずれの領域にいずれの表示要素が配置されているかを示す画面データが格納されている。また、画像形成デバイス30においては、MFP10(画像形成デバイス30)に関する各設定項目と当該各設定項目の設定値候補(選択肢)とが関連付けて格納されている。画像形成デバイス30は、これらの情報に基づいて、設定領域600にて設定可能な設定項目を特定するとともに、特定された設定項目が二者択一式設定項目であるか否か、を判定する。
たとえば、「ファイル形式」設定画面520(図12)が設定画面群G1の中から特定された場合、設定項目「ファイル形式」の設定用表示要素(選択肢521〜527)が設定領域600内に配置されていることに基づいて、当該設定項目「ファイル形式」が、設定領域600にて設定可能な設定項目として特定される。さらに、当該設定項目「ファイル形式」が「PDF」と「TIFF」と「XPS」と「PPTX」と「Compact PDF」と「JPEG」と「DOCX」との7つの設定値候補(選択肢)を有することに基づいて、当該設定項目「ファイル形式」は二者択一式設定項目でない旨がステップS41にて判定される。
設定領域600内の設定項目が二者択一式設定項目でない旨がステップS41にて判定されると、処理はステップS32へと進み、第1実施形態と同様にして、設定領域600の画像データ(抽出画像650の画像データ)が、補完情報として画像形成デバイス30からサーバデバイス20に送信される(ステップS32,S33)。
一方、たとえば「OCR処理等」設定画面540(図42)が設定画面群G1の中から特定された場合は、次述するように、設定領域600にて設定可能な設定項目が二者択一式設定項目である旨がステップS41にて判定される。
図42は、設定画面群G1における「OCR処理等」設定画面540(500)を示す図である。「OCR処理等」設定画面540では、設定項目「OCR処理」と設定項目「ファイル名自動生成」と設定項目「アウトライン化」と設定項目「ボックス同時保存」との4つの設定項目を設定することが可能である。また、当該4つの設定項目は、それぞれ、「オン(有効)」と「オフ(無効)」との2つの設定値候補(選択肢)のいずれかをユーザの切替操作に応じて択一的に設定可能な設定項目(二者択一式設定項目)である。
「OCR処理等」設定画面540(図42)が設定画面群G1の中から特定された場合、画像形成デバイス30は、設定領域600内に当該4つの設定項目の項目名表示要素541〜544(図42)が配置されていることに基づいて、当該4つの設定項目を、設定領域600にて設定可能な設定項目として取得する。そして、当該4つの設定項目のそれぞれが「オン」と「オフ」との2つの設定値候補(のみ)を有することに基づいて、当該4つの設定項目のそれぞれが二者択一式設定項目である旨がステップS41にて判定される。そして、処理はステップS42へと進む。
ステップS42においては、画像形成デバイス30は、当該二者択一式設定項目(ここでは4つの設定項目)の文字列情報(詳細には、設定項目の項目名を示す項目名情報)を抽出する。そして、画像形成デバイス30は、抽出された文字列情報(項目名情報)を補完情報としてサーバデバイス20に送信する(ステップS43)。また、画像形成デバイス30は、設定領域600にて設定可能な設定項目の個数(ここでは4個)を示す項目数情報および各設定項目の現在の設定値(ここでは初期値(デフォルト値))を示す現在値情報をも、補完情報としてサーバデバイス20に送信する。
そして、サーバデバイス20においては、補完情報が取得される(ステップS18(図10))と、詳細設定画面400が生成されて表示される(ステップS19)。
ただし、上述したように、この改変例では、抽出画像650の画像データと文字列情報とのいずれが補完情報として画像形成デバイス30から取得されるかに応じて、2種類の詳細設定画面400(420(図13),460(図43))のいずれかが生成される。
たとえば、設定領域600(抽出画像650)の画像データが補完情報として画像形成デバイス30から取得される場合は、第1実施形態と同様にして、サーバデバイス20は、当該画像データに基づく画像(抽出画像650)を合成領域300(310)に配置した合成画面を、詳細設定画面400(420)として生成する(ステップS19)。
一方、文字列情報(項目名情報)が補完情報として画像形成デバイス30から取得される場合は、サーバデバイス20は、詳細設定画面400の表示用データに基づいて、次のような詳細設定画面400(460)(図44)をステップS19にて生成する。
詳細には、文字列情報が補完情報として画像形成デバイス30から取得される場合は、サーバデバイス20は、当該文字列情報に基づく画像(文字画像)を生成するとともに、生成された文字画像とサーバデバイス20にて予め準備された切替用コントロール380とを合成領域360内に配置した合成画面を、詳細設定画面460(図44)として生成する。
より詳細には、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30からの補完情報に含まれる項目数情報に基づいて、「OCR処理等」設定画面540(図42)における設定項目の項目数と同じ個数の項目名表示枠390を合成領域360内に配置する。そして、サーバデバイス20は、文字列情報に基づき生成された文字画像を当該項目名表示枠390内の配置領域350に配置する。ここでは、4つの項目名表示枠390(391〜394)が合成領域360内に配置されるとともに、各文字画像(「OCR処理」、「ファイル名自動生成」、「アウトライン化」および「ボックス同時保存」)が各項目名表示枠391〜394内の配置領域350(351〜354)に配置される(図44参照)。
また、サーバデバイス20は、切替用コントロール380(381〜384)をも合成領域360内に配置する(図44参照)。各切替用コントロール380(381〜384)は、画像形成デバイス30からの補完情報に含まれる現在値情報に基づいて、各設定項目の現在の設定値(ここでは初期値)を示すように設定される。
そして、各文字列情報に基づく文字画像を合成領域300内の各配置領域351〜354に配置するとともに切替用コントロール381〜384をも合成領域300内に配置した合成画面が、詳細設定画面460(図44)として生成される。
このように、画像データが補完情報として取得される場合と文字列情報が補完情報として取得される場合とが、設定領域600にて設定可能な設定項目に応じて(設定領域600にて設定可能な設定項目が二者択一式設定項目であるか否かに応じて)切り替えられてもよい。
なお、ここでは、設定領域600において設定可能な設定項目が二者択一式設定項目であるか否かが画像形成デバイス30にて判定され、その判定結果に応じて、抽出画像650の画像データと文字列情報とのいずれかが補完情報として画像形成デバイス30から取得されているが、これに限定されない。たとえば、当該画像データと文字列情報とのいずれを補完情報として取得すべきかがサーバデバイス20にて指定され、サーバデバイス20にて指定された補完情報が画像形成デバイス30から取得されてもよい。
具体的には、詳細設定画面400の表示用データには、抽出画像650の画像データと設定領域600内の設定項目の文字列情報(項目名情報)とのいずれの送信要求を画像形成デバイス30に送信すべきか、が画面作成者によって指定されている。たとえば、「ファイル形式」設定画面420(図13)の表示用データでは、「ファイル形式」設定画面420に表示すべき設定項目「ファイル形式」が二者択一式設定項目でないことに基づいて、抽出画像650の画像データの送信要求を画像形成デバイス30に送信すべき旨が画面作成者によって指定されている。また、「OCR処理等」設定画面460(図43)の表示用データでは、「OCR処理等」設定画面460に表示すべき設定項目(「OCR処理」等)が二者択一式設定項目でないことに基づいて、文字列情報の送信要求を画像形成デバイス30に送信すべき旨が画面作成者によって指定されている。なお、画面作成者は各詳細設定画面400に表示すべき設定項目を知得しているものの、各設定項目の項目名自体は詳細設定画面400の表示用データにて画面作成者によって指定(入力)されていないものとする。
そして、たとえば基本設定画面220(図8)において詳細設定ボタン226(「ファイル形式」)が押下された場合、サーバデバイス20は、「ファイル形式」設定画面420(図13)の表示用データに基づいて、抽出画像650の画像データ(補完情報)の送信要求を画像形成デバイス30に送信する。画像形成デバイス30は、当該画像データの送信要求に応答して、抽出画像650を生成し、当該抽出画像650の画像データを補完情報としてサーバデバイス20に送信する(ステップS32,S33(図45))。そして、サーバデバイス20は、当該抽出画像650を合成領域300に配置した合成画面を、詳細設定画面400(420)(図15)として生成する。
一方、たとえば基本設定画面220において詳細設定ボタン228(「OCR等」)が押下された場合、サーバデバイス20は、「OCR処理等」設定画面460(図43)の表示用データに基づいて、文字列情報(補完情報)の送信要求を画像形成デバイス30に送信する。画像形成デバイス30は、文字列情報の送信要求に応答して、設定領域600内の各設定項目を抽出するとともに、抽出した設定項目の文字列情報(項目名情報)を補完情報としてサーバデバイス20に送信する(ステップS42,S43(図45))。そして、サーバデバイス20は、当該文字列情報に基づく文字画像と切替用コントロール380とを合成領域300(360)内に配置した合成画面を、詳細設定画面460(図44)として生成する。
このように、画像データと文字列情報とのいずれを補完情報として取得すべきかがサーバデバイス20にて指定され、サーバデバイス20によって指定された補完情報が画像形成デバイス30から取得されてもよい。
10 MFP
20 サーバデバイス
30 画像形成デバイス
40 操作表示部
50 外部端末(情報処理装置)
200 基本設定画面
300 合成領域
400 詳細設定画面
500 旧来の設定画面群の設定画面
600 設定領域(指定領域)
650 抽出画像

Claims (22)

  1. 画像処理装置に関する2つの系統の設定画面群であって、前記画像処理装置に予め格納されている第1の系統の設定画面群であって他の系統の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその各設定画面の表示用データが予め準備されている第1の系統の設定画面群と、前記第1の系統の設定画面群とは異なる系統の第2の系統の設定画面群との2つの系統の設定画面群のうち少なくとも前記第2の系統の設定画面群に関する表示を制御する表示制御装置であって、
    前記第2の系統の設定画面群のうちの第1の設定画面であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその表示用データが予め準備されている第1の設定画面の表示中において、前記第1の設定画面から前記第2の系統の設定画面群のうちの第2の設定画面への遷移指令であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずには表示できない表示要素である不完全表示要素を有する第2の設定画面への遷移指令が受け付けられた場合、前記不完全表示要素を補完する補完情報を前記第1の系統の設定画面群の表示用データに基づいて取得する取得手段と、
    前記遷移指令が受け付けられた場合、前記取得手段によって取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面に配置した合成画面を、前記第2の設定画面として生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された前記第2の設定画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記生成手段は、前記遷移指令が受け付けられた場合、前記取得手段によって取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面内の一部の領域に配置した前記合成画面であって、前記第1の設定画面にて前記一部の領域以外の領域に存在する操作ボタン群と同じ操作ボタン群を前記第1の設定画面での配置位置と同じ位置に配置した前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記取得手段は、前記第1の系統の設定画面群のうちの一の設定画面であって前記第2の設定画面に表示すべき設定項目に対応する所定の設定項目を有する一の設定画面の表示用データに基づいて前記補完情報を取得することを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項3に記載の表示制御装置において、
    前記取得手段は、前記一の設定画面内における指定領域であって前記所定の設定項目に関する設定用表示要素を含むように指定された指定領域の画像データを、前記補完情報として取得し、
    前記生成手段は、前記指定領域の画像である部分画像を前記第1の設定画面内の特定の領域に配置した前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記取得手段は、前記所定の設定項目が、2つの設定値候補のいずれかをユーザの切替操作に応じて択一的に設定可能な二者択一式設定項目である場合は、前記一の設定画面における前記所定の設定項目に関する文字列情報を前記補完情報として取得し、
    前記生成手段は、前記文字列情報が前記補完情報として取得される場合は、前記文字列情報に基づく文字画像を生成するとともに、生成された前記文字画像と前記切替操作を受け付けるユーザインターフェース部品とを前記第1の設定画面内の前記特定の領域に配置した前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記第2の設定画面内の前記部分画像におけるユーザの押下位置に関する座標情報を前記画像処理装置に通知する通知手段、
    をさらに備えることを特徴とする表示制御装置。
  7. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記部分画像は、前記所定の設定項目に関する設定内容の候補群である複数の選択肢を有し、
    前記複数の選択肢のそれぞれには、識別情報が割り当てられており、
    前記表示制御装置は、
    前記複数の選択肢のうち前記第2の設定画面においてユーザによって選択された選択肢に割り当てられている識別情報を前記画像処理装置に通知する通知手段、
    をさらに備えることを特徴とする表示制御装置。
  8. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記生成手段は、前記部分画像の所定方向における画素サイズが前記特定の領域の前記所定方向における画素サイズよりも大きい場合、前記部分画像を前記特定の領域内にて前記所定方向にスクロールさせるスクロールバーを有する前記合成画面を、前記第2の設定画面として生成することを特徴とする表示制御装置。
  9. 請求項8に記載の表示制御装置において、
    前記指定領域を前記一の設定画面から抽出して前記部分画像を生成する抽出手段、
    をさらに備え、
    前記抽出手段は、前記所定の設定項目に関する設定内容の候補群である複数の選択肢が前記指定領域において縦方向と横方向との双方向に配列されている場合、前記複数の選択肢を前記双方向のうちの一方向である前記所定方向のみに配列した配置レイアウトに変更して、前記部分画像を生成することを特徴とする表示制御装置。
  10. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記指定領域を前記一の設定画面から抽出して前記部分画像を生成する抽出手段、
    をさらに備えることを特徴とする表示制御装置。
  11. 請求項10に記載の表示制御装置において、
    前記抽出手段は、前記遷移指令が受け付けられた場合、
    前記第1の設定画面における前記特定の領域の画素数サイズを取得するとともに、
    前記一の設定画面から抽出された前記指定領域の画素数サイズを前記特定の領域の画素数サイズに合わせるように前記指定領域を変倍して、前記部分画像を生成することを特徴とする表示制御装置。
  12. 請求項10に記載の表示制御装置において、
    前記抽出手段は、前記遷移指令が受け付けられた場合、
    前記第1の設定画面内の文字サイズを取得するとともに、
    前記一の設定画面から抽出された前記指定領域内の文字が前記第1の設定画面内の文字の文字サイズと同じ文字サイズを有するように前記指定領域を変倍して、前記部分画像を生成することを特徴とする表示制御装置。
  13. 請求項10に記載の表示制御装置において、
    前記抽出手段は、
    前記第2の系統の設定画面群を用いてユーザによって設定された設定値を取得するとともに、
    前記所定の設定項目に関する設定内容の候補群である複数の選択肢の中に、前記設定値と組み合わせて設定することが禁止されている選択肢である組合せ禁止選択肢が存在する場合、前記組合せ禁止選択肢の表示態様を選択不可状態を示す表示態様に変更して、前記部分画像を生成することを特徴とする表示制御装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の表示制御装置において、
    前記表示制御装置は、画像処理デバイスとサーバデバイスと前記表示手段とを備えて構成されており、
    前記第1の系統の設定画面群は、前記画像処理デバイスにて管理されており、
    前記第2の系統の設定画面群は、前記サーバデバイスにて管理されている設定画面群であって前記サーバデバイスを用いて前記画像処理デバイスに関する設定操作を行うための設定画面群であることを特徴とする表示制御装置。
  15. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の表示制御装置において、
    前記表示制御装置は、前記画像処理装置であり、
    前記表示手段は、前記表示制御装置に設けられており、
    前記第1の系統の設定画面群は、全ユーザに共通の設定画面群であり、
    前記第2の系統の設定画面群は、特定のユーザ向けにカスタマイズされた設定画面群であることを特徴とする表示制御装置。
  16. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の表示制御装置において、
    前記表示制御装置は、前記画像処理装置であり、
    前記表示手段は、前記表示制御装置とは異なる情報処理装置に設けられており、
    前記第1の系統の設定画面群は、前記画像処理装置の操作パネルにおいて表示される設定画面群であり、
    前記第2の系統の設定画面群は、前記画像処理装置からのウエブページ情報に基づき前記情報処理装置のウエブブラウザ機能を用いて前記情報処理装置にて表示される設定画面群であることを特徴とする表示制御装置。
  17. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の表示制御装置において、
    前記表示制御装置は、前記画像処理装置とは異なる情報処理装置であり、
    前記表示手段は、前記情報処理装置に設けられており、
    前記第1の系統の設定画面群は、前記画像処理装置の操作パネルにおいて表示される設定画面群であり、
    前記第2の系統の設定画面群は、前記情報処理装置にて実行可能なアプリケーションソフトウエアプログラムであって前記画像処理装置に関する設定操作を行うことが可能なアプリケーションソフトウエアプログラムにおいて表示される設定画面群であることを特徴とする表示制御装置。
  18. 画像処理装置に関する2つの系統の設定画面群であって、前記画像処理装置に予め格納されている第1の系統の設定画面群であって他の系統の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその各設定画面の表示用データが予め準備されている第1の系統の設定画面群と、前記第1の系統の設定画面群とは異なる系統の第2の系統の設定画面群との2つの系統の設定画面群のうち少なくとも前記第2の系統の設定画面群に関する表示を制御する表示制御装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記第2の系統の設定画面群のうちの第1の設定画面であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその表示用データが予め準備されている第1の設定画面を表示手段に表示させるステップと、
    b)前記第1の設定画面の表示中において、前記第1の設定画面から前記第2の系統の設定画面群のうちの第2の設定画面への遷移指令であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずには表示できない表示要素である不完全表示要素を有する第2の設定画面への遷移指令が受け付けられた場合、前記不完全表示要素を補完する補完情報を前記第1の系統の設定画面群の表示用データに基づいて取得するステップと、
    c)前記遷移指令が受け付けられた場合、前記ステップb)にて取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面に配置した合成画面を、前記第2の設定画面として生成するステップと、
    d)前記ステップc)にて生成された前記第2の設定画面を前記表示手段に表示させるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  19. 表示システムであって、
    画像処理装置に関する2つの系統の設定画面群のうち、前記画像処理装置に予め格納されている第1の系統の設定画面群であって他の系統の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその各設定画面の表示用データが予め準備されている第1の系統の設定画面群の表示用データを格納する格納手段と、
    前記2つの系統の設定画面群のうち前記第1の系統の設定画面群とは異なる系統の第2の系統の設定画面群における第1の設定画面であって前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずに表示できるようにその表示用データが予め準備されている第1の設定画面を表示する表示手段と、
    前記第1の設定画面の表示中において、前記第1の設定画面から前記第2の系統の設定画面群のうちの第2の設定画面への遷移指令であって、前記第2の系統の設定画面群以外の設定画面群に依拠せずには表示できない表示要素である不完全表示要素を有する第2の設定画面への遷移指令が受け付けられた場合、前記不完全表示要素を補完する補完情報を前記第1の系統の設定画面群の表示用データに基づいて取得する取得手段と、
    前記遷移指令が受け付けられた場合、前記取得手段によって取得された前記補完情報に基づく画像を前記第1の設定画面に配置した合成画面を、前記第2の設定画面として生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された前記第2の設定画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示システム。
  20. 請求項19に記載の表示システムにおいて、
    前記格納手段と前記表示手段と前記取得手段と前記生成手段と前記表示制御手段とは、前記画像処理装置に設けられており、
    前記取得手段は、前記画像処理装置の前記格納手段に格納されている前記第1の系統の設定画面群の表示データに基づき前記補完情報を取得することを特徴とする表示システム。
  21. 請求項19に記載の表示システムにおいて、
    前記格納手段と前記取得手段と前記生成手段と前記表示制御手段とは、前記画像処理装置に設けられており、
    前記表示手段は、前記画像処理装置とは異なる情報処理装置に設けられており、
    前記画像処理装置の前記表示制御手段は、前記生成手段によって生成された前記第2の設定画面を前記情報処理装置の前記表示手段に表示させることを特徴とする表示システム。
  22. 請求項19に記載の表示システムにおいて、
    前記格納手段は、前記画像処理装置に設けられており、
    前記表示手段と前記取得手段と前記生成手段と前記表示制御手段とは、前記画像処理装置とは異なる情報処理装置に設けられており、
    前記情報処理装置の前記取得手段は、前記補完情報を前記画像処理装置から取得することを特徴とする表示システム。
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