JP2019105776A - 電子機器 - Google Patents

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Atsushi Kanatsu
篤 金津
吉田 大輔
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Abstract

【課題】閉鎖状態の開閉カバーのガタツキを軽減する。【解決手段】軸部41a、42aが設けられた画像形成装置本体1(装置本体)と、画像形成装置本体1の軸部41a、42aに嵌合するカバー側軸穴部50cが設けられて画像形成装置本体1に対して軸部41a、42aを中心に回転可能に保持された開閉カバー50と、が設けられている。そして、開閉カバー50を開放状態から閉鎖状態に軸部41a、42aを中心に回転させたときに開閉カバー50を湾曲させるための突起部40を、画像形成装置本体1と開閉カバー50とのうち少なくとも一方に設けている。【選択図】図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置や、プロジェクタ、カメラなどの電子機器に関するものである。
従来から、画像形成装置等の電子機器において、装置本体の内部を開閉する開閉カバーを設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1において、画像形成装置本体には内部を開閉するための開閉カバー(開閉体)が設けられている。この開閉カバーは、上下方向の離れた位置にそれぞれ設置されたヒンジを介して、画像形成装置本体に保持されている。そして、開閉カバーは、ユーザーやサービスマンなどの操作者によって、ヒンジの軸部(又は、軸穴部)を中心にして回転されて開閉されることになる。
一方、特許文献2には、ケースにおいて閉鎖された状態の開閉カバーがガタつかないようにすることを目的として、開閉カバーの回転中心から離れた端部側に鍵を設置して、鍵を押しながら回転させることで、鍵のロック金具をケース側の折り返し面に係合させる技術が開示されている。
従来の電子機器は、装置本体に対して、閉鎖状態の開閉カバーに、軸方向のガタツキがあった。そのため、電子機器が稼働しているときに、開閉カバーのガタツキによる騒音が生じてしまうことがあった。
そして、このような不具合は、特許文献2のように、開閉カバーの回転中心となる軸部(又は、軸穴部)から離れた位置を鍵などで固定しても、充分に解消しなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、閉鎖状態の開閉カバーのガタツキが軽減される、電子機器を提供することにある。
この発明における電子機器は、軸部又は軸穴部が設けられた装置本体と、前記装置本体の前記軸部又は前記軸穴部に嵌合するカバー側軸穴部又はカバー側軸部が設けられて、前記装置本体に対して前記軸部又は前記軸穴部を中心に回転可能に保持された開閉カバーと、を備え、前記開閉カバーを開放状態から閉鎖状態に前記軸部又は前記軸穴部を中心に回転させたときに前記開閉カバーを湾曲させるための突起部を、前記装置本体と前記開閉カバーとのうち少なくとも一方に設けたものである。
本発明によれば、閉鎖状態の開閉カバーのガタツキが軽減される、電子機器を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置の要部を示す全体構成図である。 開閉カバーが閉鎖された状態の画像形成装置を示す斜視図である。 開閉カバーが開放された状態の画像形成装置であって、一部の部品が分解された状態を示す斜視図である。 (A)開閉カバーが開放された状態の画像形成装置の要部を軸方向に示す断面図(図2の一点鎖線で示す部分の断面図)と、(B)開閉カバーが閉鎖された状態の画像形成装置の要部を軸方向に示す断面図と、である。 (A)図4(A)のX−X断面を示す図と、(B)図4(B)のX−X断面を示す図と、である。 従来の画像形成装置において開閉カバーが閉鎖された状態を軸方向に示す断面図である。 変形例1としての画像形成装置において開閉カバーが開放された状態を示す斜視図である。 図7の画像形成装置において、開閉カバーが閉鎖された状態を示す側面図である。 図7の画像形成装置において、開閉カバーの嵌合部を示す拡大図である。 変形例2における画像形成装置において開閉カバーが開放された状態であって、一部の部品が分解された状態を示す斜視図である。 変形例3における画像形成装置において開閉カバーが開放された状態であって、一部の部品が分解された状態を示す斜視図である。 図11の画像形成装置において、(A)開閉カバーが開放された状態を軸方向に示す断面図と、(B)開閉カバーが閉鎖された状態を軸方向に示す断面図と、である。 図11の画像形成装置において、開閉カバーが閉鎖されたときのブラケットと段付ネジとの嵌合状態を拡大して示す断面図である。 変形例4における、開閉カバーの要部を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、電子機器としての画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置(電子機器)としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5、帯電部、現像部、クリーニング部などの作像部材が一体化されたプロセスカートリッジ、を示す。
また、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像をシートPに転写する転写部(画像形成部)、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部(自動原稿搬送装置)、12はシートPが収納された給紙カセット、16はユーザーが手差しでセットしたシートPを給送する手差し給紙トレイ、を示す。
また、17は転写部7に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、18は給紙カセット12からシートPを給送する給紙ローラ、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、25は装置本体1から排紙されたシートPが積載される排紙トレイ、を示す。
なお、プロセスカートリッジ4や、転写部7や、定着装置20などは、画像形成装置本体1に対して着脱可能に構成されている。ユーザーは、装置本体の正面の開閉カバー50(図2、図3参照)を開閉して、それらのユニットの交換作業をおこなうことになる。
図1を参照して、画像形成装置1における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送(給送)されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、プロセスカートリッジ4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、プロセスカートリッジ4において、感光体ドラム5は図1の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部7で、レジストローラ17により搬送されたシートP上に転写される。
一方、転写部7に搬送されるシートPは、次のように動作する。
給紙カセット12に収納されたシートPの最上方の1枚が、給紙ローラ18によって給送されて、搬送経路Kに向けて搬送される。その後、シートPは、複数の搬送ローラが配設された搬送経路Kを通過して、レジストローラ17の位置に達する。
なお、装置本体1の側方に設置された手差し給紙トレイ16が選択された場合には、ユーザーによって手差し給紙トレイ16に載置されたシートP(複数枚のシートPが積載された場合には、最上方のシートP)が、給紙ローラ19によって搬送経路に向けて給送されて、レジストローラ17の位置に達することになる。
レジストローラ17の位置に達したシートPは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7(画像形成部)に向けて搬送される。
そして、転写工程後のシートPは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達したシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによってトナー像が定着される(定着工程である)。トナー像が定着された定着工程後のシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体1から排出されて、出力画像として排紙トレイ25上に積載されることになる。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図5等を用いて、本実施の形態における電子機器としての画像形成装置1の、特徴的な構成・動作について詳述する。
図2、図3等を参照して、本実施の形態における画像形成装置1(電子機器)には、回転中心(図4の上下方向に延びる一点鎖線である。)を中心に回転して画像形成装置1の内部を開閉する開閉カバー50が設置されている。この開閉カバー50は、ある程度の機械的強度があり弾性変形可能な程度の肉厚で、樹脂材料で形成されていて、画像形成装置1における外装カバーの一部としても機能するものである。
そして、開閉カバー50は、通常の画像形成動作がおこなわれるとき、図2(及び、図4(B)、図5(B))に示すように、画像形成装置本体1(装置本体)の内部が露呈しないように閉鎖される。これに対して、開閉カバー50は、プロセスカートリッジ4の交換や、定着装置20のメンテナンスや、ジャム(紙詰り)したシートPの除去などがおこなわれるとき、図3(及び、図4(A)、図5(A))に示すように、図2の状態から回転中心を中心にして約180度回転されて、画像形成装置本体1の内部が露呈するように開放されることになる。
なお、図3に示すように、開閉カバー50には回転中心から離れた側部に板金50aが設置されていて、画像形成装置本体1には板金50aに対応する位置にマグネット39が設置されている。
これにより、開閉カバー50が図2に示すように閉鎖状態であるときに、画像形成装置本体1のマグネット39に板金50aが吸着して、開閉カバー50の閉鎖状態が維持されることになる。また、ユーザーなどの操作者が開閉カバー50を図2の閉鎖状態から図3の開放状態に回転操作するときには、マグネット39と板金50aとの吸着が解除されることになる。
ここで、図3、図4に示すように、画像形成装置1の装置本体(機器本体)には、軸部41a、42aが設けられている。
詳しくは、画像形成装置本体1には、軸部41a、42aが設けられたブラケット41、42が、上下方向の離れた位置にそれぞれ設置されている。これらのブラケット41、42には、それぞれ、軸方向(図3、図4の上下方向である。)の離れた位置に2つの円形穴41b、42bが形成されている。そして、2つのネジ60がそれぞれ2つの円形穴41b、42bを介して画像形成装置本体1に形成された雌ネジ部45、46にそれぞれ螺合されて、2つのブラケット41、42が画像形成装置本体1に保持されることになる。
なお、2つのブラケット41、42のうち、上方に設置される第1ブラケット41は、画像形成装置本体1の露呈面(開閉カバー50が開放されたときに開放され露呈する面である。)に対して平行な面に2つの円形穴41bが上下方向に形成され、その平行な面の上端から垂直に起立する起立面から下方に突出するように第1軸部41aがカシメ加工により設けられている。
これに対して、下方に設置される第2ブラケット42は、画像形成装置本体1の露呈面に対して平行な面に2つの円形穴42bが上下方向に形成され、その平行な面の下端から垂直に起立する起立面から上方に突出するように第2軸部42aがカシメ加工により設けられている。
2つのブラケット41、42は、上下対称形である点を除き、同等に構成されている。また、2つのブラケット41、42は、画像形成装置本体1に設置された状態で、それぞれの軸部41a、42aの軸心(開閉カバー50の回転中心となる。)が一致するように構成されている。
一方、開閉カバー50には、画像形成装置本体1の軸部41a、42aに嵌合するカバー側軸穴部50c(図4参照)が設けられている。そして、開閉カバー50は、画像形成装置本体1に対して軸部41a、42aを中心に回転可能に保持されている。
具体的に、開閉カバー50において、画像形成装置本体1の軸部41a、42aに対応する位置(上部と下部との2箇所である。)に、開閉カバー50の肉厚の部分を上下方向に貫通するようにカバー側軸穴部50cが形成されている。すなわち、本実施の形態では、軸部41a、42aとカバー側軸穴部50cとが嵌合する嵌合部(図4にて破線で囲んだ部分である。)が、軸方向の離れた位置にそれぞれ形成されている。これらの嵌合部は、ヒンジとして機能する部分である。
なお、カバー側軸穴部50cの穴径は、軸部41a、42aの軸径に比べて、若干大きく形成されている。
ここで、図3〜図5に示すように、本実施の形態では、開閉カバー50を開放状態から閉鎖状態に軸部41a、42aを中心に回転させたときに開閉カバー50を湾曲させるための突起部40を、画像形成装置本体1(装置本体)に設けている。
詳しくは、突起部40は、軸方向(上下方向)において2つの嵌合部(軸部41a、42aとカバー側軸穴部50cとが嵌合する部分であって、図4の破線で囲んだ部分である。)の間であって、ほぼ中央の位置に画像形成装置本体1の露呈面から起立するように設けられている。また、突起部40は、マグネット39に近い側ではなくて、開閉カバー50の回転中心に近い位置に設けられている。
そして、開閉カバー50を開放状態(図3、図4(A)、図5(A)の状態である。)から閉鎖状態(図2、図4(B)、図5(B)の状態である。)に回転させたときに、画像形成装置本体1に設けた突起部40が開閉カバー50のリブ50bに当接して、図4(B)に示すように開閉カバー50が弾性変形により軸方向に湾曲して、軸部41a、42aに対するカバー側軸穴部50cの嵌合力が大きくなる。
すなわち、図4(B)に示すように、閉鎖状態では、開閉カバー50(リブ50b)の軸方向中央部が突起部40に押圧されて、開閉カバー50が装置本体1から離れる側(図4の右方である。)に軸方向に凸状に弾性変形する。そのため、装置本体1の軸部41a、42aの軸心(回転中心)に対するカバー側軸穴部50cの軸心の真直度が低下して(双方の軸心が不一致になって)、軸部41a、42aに対してカバー側軸穴部50cが、かむように嵌合した状態(嵌合が渋い状態)になる。さらには、開閉カバー50における回転中心に近い部分が、軸方向の離れた3箇所(突起部40の位置と、2つの嵌合部の位置と、である)で、比較的大きな力で支持されることになる。
このような状態のとき、開閉カバー50は、軸方向(上下方向)にスライド移動しにくくなる。すなわち、閉鎖状態の開閉カバー50は、画像形成装置本体1に対する軸方向のガタツキが少なくなる。さらには、共振(特に、高周波帯域の共振である。)が生じにくくなる。そのため、画像形成装置1が稼働されて画像形成動作がおこなわれているときに、開閉カバー50のガタツキによる騒音(直接的に上下動することによる騒音の他、共振による騒音も含む。)も生じにくくなる。
すなわち、図6に示すように、閉鎖状態における開閉カバー50を湾曲させるための突起部を設けない場合には、閉鎖状態の開閉カバー50と画像形成装置本体1との間(第1軸部41aがカバー側軸穴部50cに嵌合する部分である。)に形成される隙間Hの分だけ、開閉カバー50にガタツキが生じて、騒音が発生しやすくなる。
これに対して、本実施の形態では、上述したように開閉カバー50のガタツキが少なくなるため、それによる騒音も発生しにくくなる。
なお、突起部40の押圧による開閉カバー50の変形によって軸部41a、42aの軸心に対するカバー側軸穴部50cの軸心の真直度(一致性)が低下する状態は、開閉カバー50の開放操作が開始されて突起部40による押圧が解除されるとすぐになくなり、双方の軸心がほぼ一致した状態になる。そのため、開閉カバー50のスムーズな開閉操作が阻害されることはない。
なお、本実施の形態では、画像形成装置本体1に軸部41a、42aを設けて、開閉カバー50にカバー側軸穴部50cを設けて、これらを嵌合させたが、画像形成装置本体1に軸穴部を設けて、開閉カバー50にカバー側軸穴部を設けて、これらを嵌合させるように構成することもできる。
また、本実施の形態では、軸部41a、42aが設けられたブラケット41、42を画像形成装置本体1にネジ締結することで、画像形成装置本体1に間接的に軸部41a、42aを設けたが、画像形成装置本体1に直接的に軸部41a、42aを設けるように構成することもできる。
<変形例1>
図7は、変形例1としての画像形成装置1において開閉カバー50が開放された状態を示す斜視図である。また、図8は、その画像形成装置1において、開閉カバー50が閉鎖された状態を示す側面図であり、図9(A)は開閉カバー50の嵌合部を示す拡大図である。さらに、図9(B)は、別形態の開閉カバー50の嵌合部を示す拡大図である。
図7、図8、図9(A)に示すように、変形例1では、装置本体1の起立部1aに形成された軸部47と、開閉カバー50の延伸部50eに形成されたカバー側軸穴部50e1と、が嵌合する嵌合部(ヒンジとして機能する部分である。)が、軸方向の中央部に形成されている。そして、軸方向において、その嵌合部を挟むように、2つの突起部40が画像形成装置本体1に設けられている。
このように構成した場合であっても、図8に示すように、開閉カバー50が閉鎖されると、突起部40の押圧による開閉カバー50の変形によって軸部47の軸心に対するカバー側軸穴部50e1の軸心の真直度(一致性)が低下することになるため、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、変形例1における嵌合部は、図9(A)に示す形態のものに限定されることなく、例えば、図9(B)に示すもののように、装置本体1の起立部1aに形成された軸穴部1a1と、開閉カバー50の延伸部50eに形成されたカバー側軸穴部50e1と、に嵌合する軸部48を挿通させて、その軸部48の軸方向の移動を規制する止め輪49を設けたものとすることもできる。そして、このような構成の場合、本願明細書等では、軸部48が装置本体側の軸部(又は、開閉カバー50のカバー側軸部)として機能するものと定義する。
<変形例2>
図10は、変形例2における画像形成装置1において開閉カバー50が開放された状態を示す斜視図であって、本実施の形態における図3に対応する図である。
図10に示すように、変形例2では、閉鎖状態の開閉カバー50を湾曲させるための突起部51が開閉カバー50に設けられている点が、突起部40が画像形成装置本体1に設けられている本実施の形態のものと相違する。具体的に、開閉カバー50には、回転中心に近い位置であって、軸方向(上下方向)の中央部に、内壁面から起立するように突起部51が形成されている。
そして、変形例2では、開閉カバー50を開放状態から閉鎖状態に回転させたときに、開閉カバー50に設けた突起部51が画像形成装置本体1に当接して、開閉カバー50が弾性変形により軸方向に湾曲して、軸部41a、42aに対するカバー側軸穴部50cの嵌合力が大きくなることになる。したがって、変形例2のように構成した場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では突起部40を画像形成装置本体1に設けて、変形例2では突起部51を開閉カバー50に設けたが、突起部を画像形成装置本体1と開閉カバー50との双方にそれぞれ設けることもできる。
<変形例3>
図11は、変形例3における画像形成装置1において開閉カバー50が開放された状態を示す斜視図であって、本実施の形態における図3に対応する図である。また、図12(A)、(B)は、その画像形成装置1において開閉カバー50が開閉される動作を軸方向に示す断面図であって、本実施の形態における図4(A)、(B)に対応する図である。さらに、図13は、その画像形成装置1において、開閉カバー50が閉鎖されたときのブラケット41、42と段付ネジ61との嵌合状態を拡大して示す断面図である。
変形例3では、図12(B)、図13に示すように、開閉カバー50を開放状態から閉鎖状態に回転させて開閉カバー50が軸方向に湾曲したときに、装置本体1の軸部41a、42aが、その湾曲した方向に傾斜するように構成されている。
詳しくは、図11〜図13に示すように、装置本体1に設置されるブラケット41、42(軸部41a、42aが設けられている。)には、円形穴の代わりに、軸方向を長手方向とする小判穴41c、42c(又は、長穴)が軸方向の離れた位置に2つ形成されている。そして、2つの段付ネジ61の雄ネジ部61b(図13参照)が2つの小判穴41c、42cを介して雌ネジ部45、46(装置本体1に形成されている。)にそれぞれ螺合されることで、ブラケット41、42が画像形成装置本体1に保持されている。また、段付ネジ61の段部61a(図13参照)の長さA、Bは、ブラケット41、42の板厚よりも長くなるように設定されている。
変形例3では、このように構成しているため、軸部41a、42aが設けられたブラケット41、42が、軸方向に若干のガタをもって画像形成装置本体1にルーズに保持されることになる。そのため、開閉カバー50が閉鎖されると、突起部40の押圧による開閉カバー50の変形によって軸部41a、42aの軸心に対するカバー側軸穴部50cの軸心の真直度(一致性)が低下することになるものの、軸部41a、42aの軸心自体も、その湾曲する方向にある程度傾斜することになる。したがって、閉鎖状態の開閉カバー50のガタツキが生じにくくなって、それによる騒音の発生が減ぜられるとともに、開閉カバー50の開放動作が開始された直後(又は、閉鎖動作が完了する直前)の操作性を向上させることができる。すなわち、操作者は、開閉カバー50の開閉動作を比較的小さな負荷(操作力)でスムーズにおこなうことができる。
なお、変形例3では、図13に示すように、2つ小判穴41cのうち突起部40に近い中央側の小判穴41c、42cを介して螺合される段付ネジ61Aは、突起部40から遠い端部側の小判穴41c、42cを介して螺合される段付ネジ61Bに比べて、段部61aが長くなるように形成されている(A>B)。このように構成することにより、第1ブラケット41(第1軸部41a)は、開閉カバー50が湾曲する方向に合わせて図13の反時計方向に回転しやすくなって、第2ブラケット42(第2軸部42a)は、開閉カバー50が湾曲する方向に合わせて図13の時計方向に回転しやすくなって、上述した変形例3における効果が発揮されやすくなる。
<変形例4>
図14は、変形例4における開閉カバー50の要部を示す斜視図である。
変形例4における画像形成装置は、前記変形例2のものと同様に、開閉カバー50に突起部51が設けられている。そして、変形例4では、突起部51の突起量を調整できるように構成されている。
詳しくは、図14に示すように、開閉カバー50には、略長方体状の突起部51を固定保持するための起立部が形成されていて、その起立部には長穴50d(突起部51が突起する方向を長手方向とする長穴である。)が形成されている。そして、所望の突起量となるように取付け位置が調整された突起部51の雌ネジ部に、長穴50dを介して座付ネジ62が螺合されて、突起部51が開閉カバー50に固定されることになる。
このような構成により、突起部51の突起量を調整できるため、開閉カバー50が閉鎖されたときの湾曲の程度も調整可能になる。したがって、閉鎖状態の開閉カバー50のガタツキの程度や、開閉カバー50の開閉時の操作性も微調整できるようになる。
なお、突起部を装置本体1に設置する場合にも、その突起部の突起量を調整可能に構成することができる。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置1(電子機器)は、軸部41a、42a(又は、軸穴部)が設けられた画像形成装置本体1(装置本体)と、画像形成装置本体1の軸部41a、42a(又は、軸穴部)に嵌合するカバー側軸穴部50c(又は、カバー側軸部)が設けられて画像形成装置本体1に対して軸部41a、42a(又は、軸穴部)を中心に回転可能に保持された開閉カバー50と、が設けられている。そして、開閉カバー50を開放状態から閉鎖状態に軸部41a、42a(又は、軸穴部)を中心に回転させたときに開閉カバー50を湾曲させるための突起部40を、画像形成装置本体1と開閉カバー50とのうち少なくとも一方に設けている。
これにより、閉鎖状態の開閉カバーのガタツキが軽減される、電子機器を提供することができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。また、プロセスカートリッジ4などを着脱するための開閉カバー50に限定されず、開閉カバーとしても機能して開閉可能(回動可能)に構成された手差しトレイ16などに対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や種々の形態の印刷機などである。)や、画像形成装置以外の電子機器(例えば、プロジェクタやカメラなどである。)であっても、開閉カバーが設置されたものであれば、本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(電子機器)、
39 マグネット、
40 突起部、
41 第1ブラケット(ブラケット)、
41a 第1軸部(軸部)、
41b 円形穴、 41c 小判穴
42 第2ブラケット(ブラケット)、
42a 第1軸部(軸部)、
42b 円形穴、 42c 小判穴
45、46 雌ネジ部、
50 開閉カバー(開閉部材)、
50a 板金、 50b リブ、
50c カバー側軸穴部、
51 突起部、
60 ネジ、
61 段付きネジ、
61a 段部、 61b 雄ネジ部、
62 座付ネジ。
特開2012−208457号公報 実開平7−26548号公報

Claims (9)

  1. 軸部又は軸穴部が設けられた装置本体と、
    前記装置本体の前記軸部又は前記軸穴部に嵌合するカバー側軸穴部又はカバー側軸部が設けられて、前記装置本体に対して前記軸部又は前記軸穴部を中心に回転可能に保持された開閉カバーと、
    を備え、
    前記開閉カバーを開放状態から閉鎖状態に前記軸部又は前記軸穴部を中心に回転させたときに前記開閉カバーを湾曲させるための突起部を、前記装置本体と前記開閉カバーとのうち少なくとも一方に設けたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記開閉カバーを開放状態から閉鎖状態に回転させたときに、前記装置本体に設けた前記突起部が前記開閉カバーに当接するか、又は、前記開閉カバーに設けた前記突起部が前記装置本体に当接するかして、前記開閉カバーが弾性変形により軸方向に湾曲して、前記軸部又は前記軸穴部に対する前記カバー側軸穴部又は前記カバー側軸部の嵌合力が大きくなることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記軸部又は前記軸穴部と前記カバー側軸穴部又は前記カバー側軸部とが嵌合する嵌合部が、軸方向の離れた位置にそれぞれ形成され、
    軸方向において2つの前記嵌合部の間に前記突起部が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記軸部又は前記軸穴部と前記カバー側軸穴部又は前記カバー側軸部とが嵌合する嵌合部が、軸方向の中央部に形成され、
    軸方向において前記嵌合部を挟むように複数の前記突起部が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記開閉カバーを開放状態から閉鎖状態に回転させて前記開閉カバーが軸方向に湾曲したときに、前記軸部又は前記軸穴部が、その湾曲した方向に傾斜することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記装置本体は、
    前記軸部又は前記軸穴部が設けられるとともに、軸方向を長手方向とする小判穴又は長穴が軸方向の離れた位置に複数形成されたブラケットと、
    複数の前記小判穴又は前記長穴を介して当該装置本体に形成された雌ネジ部にそれぞれ螺合されて、前記ブラケットを当該装置本体に保持する段付ネジと、
    を具備したことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 複数の前記小判穴又は前記長穴のうち前記突起部に近い前記小判穴又は前記長穴を介して螺合される前記段付ネジは、前記突起部から遠い前記小判穴又は前記長穴を介して螺合される前記段付ネジに比べて、段部が長くなるように形成されたことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記突起部の突起量を調整できるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 当該電子機器は、画像形成装置であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7521204B2 (ja) 2020-02-28 2024-07-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 カバー取り付け構造

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