JP2019104364A - 車両用洗浄システム - Google Patents

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【課題】車両に搭載されている複数の車載センサを含む洗浄対象を自動で洗浄可能であって、制御装置に多数の配線が集中することをさけることができる車両用洗浄システムを提供すること。【解決手段】車両に搭載された車載センサを含む洗浄対象を洗浄するためのシステムであって、前記洗浄対象を洗浄する複数の洗浄手段と、前記洗浄手段を自動で制御可能な制御装置と、を含み、前記制御装置は、前記車載センサからの信号を演算処理する運転支援制御装置とは別に設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された各種の洗浄対象を洗浄するシステムに関する。
近年、車両に対して運転支援システムを搭載する技術の開発が進められている。車両に運転支援システムを搭載するためには、車両の走行状態を検出するために各種の車載センサが必要となる。これらの車載センサの中には、GPS、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、レベルセンサ、速度センサ、回転数センサ、走行距離センサ、運転操作検出器等の車体の内部に搭載されるセンサの他に、ミリ波レーダ等の電波を用いて車両周囲の状態を検出するレーダや、車両の走行状態、走行車線、標識、走行区分線、他車両、又は、車両外部の障害物等を検知するための光学センサも含まれる。
ところで、車載センサのレンズ面やその前方にある透光性のあるカバーやガラス(センサ面/センシング面)には、泥等の汚れや水滴等の付着物が付着する場合がある。フロントウインドウやリアウインドウに付着物が付着した場合には、ウォッシャやワイパ等の洗浄装置が取り付けられているため、付着物を除去することができる。しかしながら、車外に配置された車載センサのレンズ面や、その前方にあるカバーに付着物が付着した場合には、車載センサの検知能力が低下するおそれがある。そこで、車載センサのレンズ面やカバーを洗浄する技術が提案されている。
特許文献1には、光学センサのレンズ面に付着した汚れを除去する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術は、光学センサのレンズ面に対して、液体ノズルから加圧洗浄水を噴射してレンズ面の汚れを洗浄した後に、空気ノズルから加圧空気を噴射してレンズ面に残った洗浄水を乾燥させるものである。この技術では、加圧洗浄水と加圧空気との両方を共通の液体ポンプを利用して発生させている。
特開2015−224032号公報
運転支援システムを搭載する車両には多数の車載センサが搭載されており、これらの車載センサのうち特に光学センサのレンズ面やカバー(センサ面/センシング面)に付着物が付着した場合には、光学センサの検知能力が低下をするおそれがある。上記特許文献1に記載の技術では1つの光学センサの洗浄については記載されている。ところが、特許文献1の技術は、光学センサを含む多数の車載センサを洗浄することを意図したものではないため、この技術を、運転支援システムを搭載する車両にそのまま使用することは困難である。
すなわち、車載センサは車外及び車内に分散して配置されており、例えばフロントグリル、前方角部、フロントウインドウ内面、側方、後方、後部、リアウインドウ内面等に広く分布されている。このため、各車載センサを洗浄するためには、各部の洗浄装置に対して洗浄液及び加圧空気を導通するためのそれぞれのホースや、各部の洗浄装置を駆動するための電源を供給する電源線等を配管乃至配線する必要がある。その結果、配管乃至配線が増加して、このためのスペースの確保や製造工数の増加なども問題となる。
また、特許文献1では使用者が手動で洗浄システムを作動させているが、多数の車載センサ全ての汚れ具合を使用者が判断することは困難である。このため、各車載センサに対応する洗浄装置を自動制御することが想定されるが、この場合には各車載センサに対応する洗浄装置を自動的に作動させるための制御装置が必要となる。前述の洗浄装置を制御するための制御装置として、例えばADAS(先進運転支援システム:Advanced Driver Assistance System)−ECU(エレクトロニックコントロールユニット:Electronic Control Unit)を使用することを想定した場合には、ADAS−ECUでは既に運転支援のために必要な多種多様な制御を処理しているため、ADAS−ECUの負荷を考慮するとさらに洗浄系の演算処理を行うことは好ましくない。さらに、ADAS−ECUに洗浄系の処理を集中させた場合には、洗浄系の多数の電気配線をさらに増設する必要があり、既に多数の配線が集中しているADAS−ECUにさらなる多数の電気配線の増設は好ましくない。
そこで、本発明の目的は、車両に搭載されている複数の車載センサを含む洗浄対象を自動で洗浄可能であって、制御装置に多数の配線が集中することを避けることができる車両用洗浄システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、配線や配管を省略することができる車両用洗浄システムを提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成できる。すなわち、本発明の第1の態様の車両用洗浄システムは、
車両に搭載された車載センサを含む洗浄対象を洗浄するためのシステムであって、
前記洗浄対象を洗浄する複数の洗浄手段と、前記洗浄手段を自動で制御可能な制御装置と、を含み、前記制御装置は、前記車載センサから信号を演算処理する運転支援用制御装置とは別に設けられていることを特徴とする。
本発明の第2の態様の車両用洗浄システムは、第1の態様の車両用洗浄システムにおいて、前記制御装置は複数設けられるとともに分散配置されていることを特徴とする。
本発明の第3の態様の車両用洗浄システムは、第2の態様の車両用洗浄システムにおいて、前記制御装置は少なくとも車両の前方及び後方に分散配置されていることを特徴とする。
本発明の第4の態様の車両用洗浄システムは、第1〜第3のいずれかの態様の車両用洗浄システムにおいて、前記制御装置はワイパ制御装置と兼用されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様の車両用洗浄システムは、第1〜第4のいずれかの態様の車両用洗浄システムにおいて、前記洗浄対象の付着物の付着状況を検出する付着物検出部をさらに含み、前記制御装置は前記付着物検出部にて前記洗浄対象に付着物が付着していることを検出した信号により前記洗浄手段を自動で制御可能であることを特徴とする。
本発明の第6の態様の車両用洗浄システムは、第1〜第5のいずれかの態様の車両用洗浄システムにおいて、前記制御装置は前記洗浄手段の洗浄シーケンスを制御可能であることを特徴とする。
本発明の第7の態様の車両用洗浄システムは、第1〜第6のいずれかの態様の車両用洗浄システムにおいて、洗浄液を加圧する加圧手段をさらに含み、前記加圧手段は複数の前記洗浄手段に対して、それぞれバルブを介して洗浄液を選択的に分配することを特徴とする。
本発明の第8の態様の車両用洗浄システムは、第1〜第7のいずれかの態様の車両用洗浄システムにおいて、前記車両は運転支援装置又は自動運転装置が搭載されていることを特徴とする。
本発明の第1の態様の車両用洗浄システムによれば、洗浄手段を自動で制御することにより、車両に搭載されている複数の車載センサ(車載センサのセンサ面(センシング面))を含む洗浄対象を自動で洗浄可能である。また、運転支援用制御装置(ADAS−ECU)とは別に自動洗浄用の制御装置を設けることにより、多数の配線が集中することをさけることができる。
本発明の第2の態様の車両用洗浄システムによれば、制御装置が複数設けられるとともに分散配置されることにより、制御装置への配線の集中をより低減することができる。また、制御装置と洗浄手段との間の配線の距離を短くすることができる。
本発明の第3の態様の車両用洗浄システムによれば、制御装置が車両の前方及び後方に分散配置されることになるため、車両前方の洗浄対象の洗浄は前方の制御装置が受け持ち、車両後方の洗浄対象の洗浄は後方の制御装置が受け持つことにより、各洗浄装置の制御の分配を適切に行えると共に、配線の省略も行いやすくなる。
本発明の第4の態様の車両用洗浄システムによれば、洗浄対象の洗浄の制御装置をワイパ制御装置と兼用することにより、ADAS−ECUの演算負荷を増大することなく、制御装置(ECU)の数を低減することができる。
本発明の第5の態様の車両用洗浄システムによれば、洗浄対象における付着物(泥や水滴等)の付着状況を付着物検出部にて検出し、洗浄が必要な洗浄対象だけを洗浄することができる。また、これにより洗浄液の使用量を低減することができる。
本発明の第6の態様の車両用洗浄システムによれば、各洗浄対象の洗浄シーケンスを適切に制御することができる。例えば、洗浄対象の付着物に応じた洗浄や、各洗浄対象の洗浄の優先順位を決定することや、洗浄液や空気の噴射パターンを設定することもできる。また、各洗浄対象を洗浄するタイミングについても適切に決定することができる。
本発明の第7の態様の車両用洗浄システムによれば、加圧手段は複数の洗浄手段に対して、それぞれバルブを介して洗浄液を選択的に分配することにより、洗浄が必要な洗浄対象に対応した洗浄手段だけに洗浄液を供給することができる。これにより、洗浄液の消費量を低減することも可能である。
本発明の第8の態様の車両用洗浄システムによれば、運転支援装置又は自動運転装置に適した車両用洗浄システムを提供することができる。すなわち、車載センサが付着物の付着により検知能力が低下することを抑制することができるため、検知能力の低下に起因して運転支援や自動運転が異常終了することを避けることができる。
本発明の実施形態に係る車両用洗浄システムの模式平面図である。 比較例に係る車両用洗浄システムの模式平面図である。
以下、本発明に係る車両用洗浄システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例として自動運転システムを有する車両を例にとって説明するものであって、本発明をこの実施形態に示したものに特定することを意図するものではない。本発明は、自動運転システムを備えていなくても、例えば光学センサ等の洗浄対象を備えている車両等、特許請求の範囲に含まれる車両洗浄システムにも等しく適用し得るものである。
最初に、本発明の理解のために、自動運転のレベルについて説明する。米国のSAEインターナショナル(モビリティ専門家を会員とする米国の非営利団体)が定めた「SAE J3016」によれば、自動運転レベルは以下のように分類されている。
・レベル0(運転自動化なし)
・レベル1(運転支援)
・レベル2(部分運転自動化)
・レベル3(条件付き自動運転)
・レベル4(高度自動運転)
・レベル5(完全自動運転)
レベル0の車両は、運転者が全ての運転操作を実施する必要がある車両であり、運転自動化システムが付いていない一般の車両が該当する。レベル1の車両は、運転自動化システムが車両のハンドル操作及び加速・減速のいずれかの制御を行うものであり、他の操作は運転者が行うものである。このレベルの車両は、運転者が周囲の現象に応じて適宜に車両を制御し、自動運転システムの操作を監視している必要がある。これにはアダプティブ・クルーズ・コントロール機能(定速走行・車間距離制御装置)を有する車両が該当する。レベル2の車両は、運転自動化システムが車両のハンドル操作及び加速・減速の両方の制御を行うものであり、他の操作は運転者が行うものである。このレベルの車両でも、運転者が周囲の状況に応じて車両を制御し、自動運転システムの操作を監視している必要がある。
レベル3〜レベル5までの車両がいわゆる自動運転システムを備えた車両に分類されるものである。レベル3の車両は、運転自動化システムが周囲の状況に対応して全ての運転操作を行うが、緊急時には運転者の介入が必要なものである。レベル4の車両は、運転自動化システムが周囲の状況に対応して全ての運転操作を行うものであり、運転者の介入は期待されていないものである。このレベル4の車両では、周囲の環境にもよるが、一応の無人運転が可能となる。レベル5の車両は、運転自動化システムが周囲の状況に対応して無条件で全ての運転操作を行うものであり、完全な無人運転が可能となる。
ここで、実施形態の車両における車両用洗浄システムを、図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態の車両用洗浄システムの模式平面図である。
図1において、車両用洗浄システム1は、フロント制御部2及びリア制御部3からなる。まず、フロント制御部2の洗浄手段について説明する。
車両のフロントウインドウ20の上部内側にフロントカメラ21が配置されている。フロントカメラ21は、車室内のフロントウインドウ20の上方、ルームミラーの裏に車両の前方に向けて設置され、フロントウインドウ20のガラス越しに前方を撮影する。フロントカメラ21によって撮影された画像は、フロントカメラ21内に内蔵された画像処理用プロセッサにより、あるいは、ADAS−ECUに送られた後に画像認識処理が行われる。なお、フロントカメラ21をルームミラーの裏に設置するとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、フロントカメラ21がフロントウインドウ20の車室内側の上方に直接取付いていてもよい。また、実施形態では、フロントカメラ21を1つ設けたが、役割に応じて2つ以上備えていてもよい。
フロントカメラ21による物体の検出は、物体の識別が可能であり、車両や歩行者などを他の物体と区別して検出することができ、また、道路標識や路面上のレーンマークの認識も可能である。
フロントカメラ21としては、単眼カメラが多く用いられ、物体の検出の目的に利用される。ただし、フロントカメラ21は単願カメラに限定されるものではなく、複数(例えば2台)のカメラ機能を備える所謂ステレオカメラであってもよい。ステレオカメラにて撮影して視差から物体までの距離を推測するようにしてもよい。
カメラのレンズ又はレンズの前方を覆っている透光性のカバー(センサ面又は撮像面)等が泥等で汚れた場合には、画像に影が映り込むことになる。また、降雨時には水滴が付着することも想定される。この結果、画像が不明瞭になると共に、画像解析に支障をきたすことになる。このため、カメラのレンズ又はレンズの前方を覆っている透光性のカバーを洗浄する要請がある。
そこで、フロントカメラ21の前面に配置されているフロントウインドウ20を洗浄するために、ワイパ40及びウォッシャノズル40aがフロントウインドウ20の前方下部に設けられている。ウォッシャノズル40aから洗浄液を噴射すると共に、ワイパ40により、フロントカメラ21の前面を含むフロントウインドウ20の付着物を払拭することができる。
フロントグリル25の前面側には、中央部にライダ(LIDAR;Light Detection and Ranging又はLaser Imaging Detection and Ranging)26、フロントグリルカメラ27及び長距離用ミリ波レーダ28が設けられ、両端部には中距離用ミリ波レーダ29が設けられ、さらに、一対のヘッドライト30が設けられている。
ライダ26は、例えば赤外線のレーザ光をパルス状に照射し、物体に反射されて帰ってくるまでの時間から距離を計測するセンサであり、細く絞った赤外線のレーザ光を可動ミラーによって方向を変えてスキャンすることで物体の方位も検出することができる。
ライダ26は、赤外線のレーザ光を用いているため、電波の反射率が低い物体も検出でき、特に段ボール箱、木材、発泡スチロールなどの路上散乱物として走行の妨げになる物体も検出可能である。さらに、ライダ26は、高い空間分解能で距離と方位を検出できるため、物体検出だけでなく、それらの間のフリースペースの検出も可能である。
ライダ26は例えば赤外線等の光を用いているセンサであるため、センサ面に汚れが付着すると検知能力が低下するおそれがある。このため、ライダ26のセンサ面を洗浄する要請がある。
実施形態の車両では、ライダ26のセンサ面の近傍に、ライダ26のセンサ面を洗浄するために、センサ面に向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル26a及びセンサ面に向けてエアーを噴射するエアーノズル26bが設けられている。
電波センサとしてのミリ波レーダ28、29は、ミリ波と呼ばれる非常に波長の短い電波を照射し、物体に反射されて帰ってくる電波を検出することにより、物体までの距離と方向を検出することができる。
ミリ波レーダ28、29は、自らの発する電波を利用して検出しているため、光源や天候に左右されず良好な検出特性を維持でき、物体までの距離も正確に計測できる。特に長距離用ミリ波レーダ28によれば、激しい雨、濃霧や降雪時を走行中でも、前方車両を正確に検知することができる。
ミリ波レーダ28、29は電波を利用しているため、検知面に汚れや水滴等の付着物が付着したとしても、電波を通す限りは検出に支障がない。このため、検出面に対して洗浄手段を設ける必要性は低い。ただし、必要に応じてウォッシャノズルやエアーノズル等の洗浄手段を設けておくことも可能である。
フロントグリル25の中央部にはフロントグリルカメラ27が設けられている。フロントグリルカメラ27は、物体の識別が可能であり、車両や歩行者などを他の物体と区別して検出することができ、また、道路標識や路面上のレーンマークの認識も可能である。さらに、ラウンドビュー用としても用いることができる。フロントグリルカメラ27のレンズ又はレンズの前方を覆っている透光性のカバー(センサ面又は撮像面)等が泥等で汚れた場合には、画像に影が映り込むことになる。また、降雨時には水滴が付着することも想定される。この結果、画像が不明瞭になると共に、画像解析に支障をきたすことになる。このため、フロントグリルカメラ27のレンズ又はレンズの前方を覆っている透光性のカバーを洗浄する要請がある。
そこで、フロントグリルカメラ27のレンズ又はカバーを洗浄するために、フロントグリルカメラ27のレンズ又はカバーに向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル27a、及び、フロントグリルカメラ27のレンズ又はカバーに向けてエアーを噴射するエアーノズル27bが設けられている。
ヘッドライト30は、フロントグリル25の前面側の左右両側に設けられており、夜間や雨天時に車両前方を照らす。ヘッドライト30はフロントグリル25の両端部付近に設けられており、例えば悪路走行時や、降雨時には泥はね等で汚れると、光量不足となるおそれがあるため、洗浄手段を設ける要請がある。
実施形態の車両では、ヘッドライト30の近傍には、ヘッドライト30の照射面を洗浄するために、照射面に向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル30aが設けられている。なお、ヘッドライト30だけでなく、車幅灯、ウインカー等の照明に対して、ウォッシャノズルを設けることも可能である。
車両のドアミラー35には後方を撮影するドアミラーカメラ36が設けられており、運転者に対して車内に撮影した画像を表示することができる。また、ドアミラーの下方にはドアミラー下方カメラ37を設けることにより、周囲の車両や歩行者等を検出することができる。
ドアミラーカメラ36及びドアミラー下方カメラ37に対しても、洗浄手段を設けることが想定されるが、実施形態の車両では洗浄手段を設けていない。ただし、必要に応じてエアーノズル等の洗浄手段を設けておくことも可能である。
さらに、必要な場合には、ドアミラーやフェンダーミラーの反射面に対して、エアーノズル等の洗浄手段を設けることも可能である。例えば、水滴などによりミラーが見にくい場合には、エアーノズルによりエアーを噴射することにより、ミラーの反射面の水滴を吹き飛ばすことができる。
また、車両の側方には、側方ライダ38が設けられており、側方の車両や歩行者等を検出することができる。ライダは例えば赤外線等の光を用いているセンサであるため、センサ面に汚れが付着すると検知能力が低下するおそれがある。このため、側方ライダ38のセンサ面を洗浄する要請がある。
実施形態の車両では、側方ライダ38のセンサ面の近傍に、側方ライダ38のセンサ面を洗浄するために、センサ面に向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル38aやセンサ面に向けてエアーを噴射するエアーノズル(図示省略)が設けられている。
次に、リア制御部3の洗浄手段について説明する。
リアウインドウ45の中央上面の内側にはリアカメラ46が設けられている。リアカメラ46は、いわゆるインナーミラー用のカメラであり、例えばバックミラーの位置にリアカメラ46の映像を運転者に対して映し出すことにより、バックミラーの替わりに利用される。さらに、自動運転システムにおいては、リアカメラ46の映像を画像解析することにより、イメージセンサとして用いることも可能である。また、リアカメラ46には、ラウンドビュー用のカメラとしての機能を持たせることもできる。
実施形態の車両では、リアカメラ46の撮像面側に配置されているリアウインドウ45を洗浄するために、リアウインドウ45の上方中央にはウォッシャノズル46aが設けられ、リアウインドウ45の下方中央にはリアワイパ47が設けられている。ウォッシャノズル46aから洗浄液を噴射すると共に、リアワイパ47により、リアカメラ46の撮像面側を含むリアウインドウ45の汚れを払拭することができる。
また、リアカメラ46は、リアバンパ50の中央部に設けてもよい。この場合、リアカメラ46のレンズ面又はカバー面を洗浄するために、レンズ面又はカバー面に向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル及びレンズ面又はカバー面に向けてエアーを噴射するエアーノズルを設けてもよい。
リアバンパ50の中央には、ライダ52が設けられている。ライダ52は例えば赤外線等の光を用いているセンサであるため、センサ面に汚れ等の付着物が付着すると検出能力が低下するおそれがある。
そこで、実施形態の車両では、ライダ52のセンサ面の近傍に、ライダ52のセンサ面を洗浄するために、センサ面に向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル52a及びセンサ面に向けてエアーを噴射するエアーノズル52bが設けられている。
なお、実施形態の車両では、後部側方の車両や歩行者等を検出するため、後部側面にも側方ライダ56が設けられている。この側方ライダ56のセンサ面の近傍にも、側方ライダ56のセンサ面を洗浄するために、センサ面に向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル56aやセンサ面に向けてエアーを噴射するエアーノズル(図示省略)が設けられている。
また、リアバンパ50の中央には、リアカメラ53が設けられている。リアカメラ53は、後進時に運転席のモニターに表示するための車両後方の画像を撮影するために用いられる。
実施形態の車両では、リアカメラ53の近傍に、リアカメラ53のレンズ面又はカバー面を洗浄するために、レンズ面又はカバー面に向けて洗浄液を噴射するウォッシャノズル53a及びレンズ面又はカバー面に向けてエアーを噴射するエアーノズル53bが設けられている。
リアバンパ50の両端部付近、又は、リアフェンダーの後方寄りには、中距離用ミリ波レーダ55が設けられており、主として後方から側方にかけての車両の検出、又は、車間距離の測定に用いられる。
ミリ波レーダは電波を利用しているため、検知面に汚れが付着したとしても、電波を通す限りは検出に支障がない。このため、検出面に対して洗浄手段を設ける必要性は低い。そこで、実施形態では、中距離用ミリ波レーダ55には洗浄手段を設けていない。ただし、必要に応じてウォッシャノズルやエアーノズル等の洗浄手段を設けておくことも可能である。
また、ブレーキランプや後方のウインカーや後方の車幅灯に対しても、必要に応じてウォッシャノズルやエアーノズル等の洗浄手段を設けておくことも可能である。例えば、雨天に泥跳ねによりブレーキランプが汚れた場合には、エアーノズルからエアーを噴射することにより、雨水と共に泥汚れを吹き飛ばすことができる。
次にウォッシャ装置について説明する。車両のエンジンルーム内には貯蔵手段としてのウォッシャタンク12が設けられており、このウォッシャタンク12にはウォッシャタンク12内の洗浄液の残量を検知するためのレベルセンサ13が設けられている。ウォッシャタンク12には、あるいは、ウォッシャタンク12の近傍には、フロント用マルチバルブ16にウォッシャタンク12の洗浄液を供給するための加圧手段として、フロント用ウォッシャポンプ14が設けられている。フロント用ウォッシャポンプ14とフロント用マルチバルブ16との間は導通手段としてのホースで接続されている。
また、同様に、ウォッシャタンク12には、あるいは、ウォッシャタンク12の近傍には、加圧手段としてのリア用マルチバルブ17にウォッシャタンク12の洗浄液を供給するためのリア用ウォッシャポンプ15が設けられている。リア用ウォッシャポンプ15とリア用マルチバルブ17との間は導通手段としてのホースで接続されている。
フロント用マルチバルブ16には、ウォッシャタンク12からフロント用ウォッシャポンプ14によりホースを介して洗浄液が供給されている。フロント用マルチバルブ16の出力側にはそれぞれ個別に開閉制御可能な複数のバルブが設けられており、各バルブの出力側には、フロントグリル25の前面側の中央部に設けられたライダ26用のウォッシャノズル26a、フロントグリル25の前面側の中央部に設けられたフロントグリルカメラ27用のウォッシャノズル27a、左右両側のヘッドライト30用のウォッシャノズル30a、側方ライダ38のセンサ面を洗浄するためのウォッシャノズル38a、及び、フロントウインドウの前方下部に設けられているウォッシャノズル40aがそれぞれ個別に導通手段としてのホースを介して接続されている。洗浄液は加圧された状態で、ウォッシャノズル26a、ウォッシャノズル27a、ウォッシャノズル30a、ウォッシャノズル38a、及び、ウォッシャノズル40aに供給されるため、バルブが開制御された時には、対応するウォッシャノズル26a、27a、30a、38a、40aから洗浄液が洗浄対象へ噴射される。
リア用マルチバルブ17には、ウォッシャタンク12からリア用ウォッシャポンプ15によりホースを介して洗浄液が供給されている。リア用マルチバルブ17の出力側にはそれぞれ個別に開閉制御可能な複数のバルブが設けられており、各バルブの出力側には、リアウインドウ45の上方中央に設けられたウォッシャノズル46a、ライダ52のセンサ面を洗浄するためのウォッシャノズル52a、リアカメラ53のレンズ面又はカバー面を洗浄するためのウォッシャノズル53a、及び、側方ライダ56のセンサ面を洗浄するためのウォッシャノズル56aがそれぞれ個別に導通手段としてのホースを介して接続されている。洗浄液は加圧された状態で各ウォッシャノズル46a、52a、53a、56aに供給されるため、バルブが開制御された時には、対応するウォッシャノズル46a、52a、53a、56aから洗浄液が洗浄対象へ噴射される。
次に、エアーノズルについて説明する。フロント制御部2において、フロントグリル25の前面側の中央部に設けられたライダ26のセンサ面に向けてエアーを噴射するエアーノズル26b、及び、フロントグリル25の前面側の中央部に設けられたフロントグリルカメラ27のレンズ又はカバーに向けてエアーを噴射するエアーノズル27bは共に、エアーアクチュエータエアポンプ41にエアホースを介して接続されている。エアーアクチュエータエアポンプ41にて加圧されたエアーが、エアホースを介して、各エアーノズル26b、27bに供給される。
リア制御部3において、リアバンパ50の中央に設けられたライダ52のセンサ面に向けてエアーを噴射するエアーノズル52b、及び、リアバンパ50の中央に設けられたリアカメラ53のレンズ面又はカバー面に向けてエアーを噴射するエアーノズル53bは共に、エアーアクチュエータエアポンプ49にエアホースを介して接続されている。エアーアクチュエータエアポンプ49にて加圧されたエアーが、エアホースを介して、各エアーノズル52b、53bに供給される。
次に制御部について説明する。各車載センサ(フロントカメラ21やライダ26等)からの信号は運転支援用制御装置としてのADAS−ECU10に送られ、ADAS−ECU10において自動運転システムのために利用される。また、ADAS−ECU10では各車載センサから送られてきた信号を利用して、センサ面等の洗浄箇所の洗浄の必要性を判定することができる。
例えばライダのセンサ面に汚れが付着すると、汚れの付着している方位についてのみライダの出力信号が汚れの量に応じて減衰する特性がある。この特性を分析することにより、ライダのセンサ面に所定の汚れが付着しているかどうかを判定することができる。また、例えばカメラのセンサ面(カメラの撮像面)に汚れが付着すると、汚れが付着した部分だけに固定された特定の影が映ることになる。この特定の影のパターンを分析することにより、カメラのセンサ面に所定の汚れが付着しているかどうかを判定することができる。このように各車載センサの出力信号を分析することにより、その車載センサのセンサ面に汚れ等の付着物が付着したか否かを判定することができる。つまり、各カメラ及び各ライダが本発明の付着物検出部に対応している。
なお、洗浄対象となるセンサ面の汚れ等の付着物を検知するための別途付着物検出部としての付着物検知手段(図示省略)を設けることも可能である。例えば、ヘッドライトの汚れを検知するために別途の付着物検知手段を設けることもできる。この場合には、付着物検知手段の検知信号をADAS−ECU10に送信するようにしておく。
また、ヘッドライトの照射範囲及び照度(輝度)をフロントカメラ21の撮像画像から判定して、ヘッドライトに汚れが付着したことを判定することも可能である。この場合には、ヘッドライトの付着物検出手段を別途設ける必要がなくなる。
ADAS−ECU10から出力された各洗浄手段への洗浄指令は、フロントワイパECU11及びリアワイパECU48へ送信される。すなわち、フロント制御部2における洗浄制御はフロントワイパECU11により行われ、リア制御部3における洗浄制御はリアワイパECU48により行われる。
レベルセンサ13の検出信号はフロントワイパECU11に入力されている。また、フロントワイパECU11は、フロント用ウォッシャポンプ14、リア用ウォッシャポンプ15、及び、フロント用マルチバルブ16を駆動制御可能に信号線又は電源線により接続されている。例えば、フロント用マルチバルブ16の複数のバルブは、フロントワイパECU11により個別に開閉制御可能となっている。また、フロントワイパECU11は、フロント用ウォッシャポンプ14及びリア用ウォッシャポンプ15の駆動及び停止を制御可能である。さらに、フロントワイパECU11は、フロント制御部2に対応する各エアーノズル26b、27bを個別に制御可能に、信号線又は電源線により接続されている。加えて、フロントワイパECU11は、ワイパ40の制御も行うことにより、フロントウインドウの前方下部に設けられているウォッシャノズル40a及びワイパ40を用いて、フロントウインドウ20を払拭して洗浄することができる。
リアワイパECU48は、リア用マルチバルブ17を駆動制御可能に信号線又は電源線により接続されている。すなわち、リア用マルチバルブ17の複数のバルブは、リアワイパECU48により個別に開閉制御可能となっている。また、リアワイパECU48は、リア制御部3に対応する各エアーノズル52b、53bを個別に制御可能に、信号線又は電源線により接続されている。加えて、リアワイパECU48は、リアワイパ47の制御も行うことにより、リアウインドウ45の上方中央に設けられたウォッシャノズル46a及びリアワイパ47を用いて、リアウインドウ45を払拭して洗浄することができる。
なお、図1には図示されていない洗浄手段を備えている場合には、フロント制御部2に対応する洗浄手段はフロントワイパECU11により制御され、リア制御部3に対応する洗浄手段はリアワイパECU48により制御される。
実施形態の車両では、フロント制御部2の制御をフロントワイパECU11で行い、リア制御部3の制御をリアワイパECU48で行うと説明したが、本発明はこれに特定されるものではない。例えば、フロント制御部2の制御をフロントワイパECU11及びADAS−ECU10とは別の制御手段で行ってもよく、同じく、リア制御部3の制御をリアワイパECU48及びADAS−ECU10とは別の制御手段で行ってもよい。
また、実施形態の車両用洗浄システム1は、フロント制御部2及びリア制御部3の2つの制御部からなるものとして説明したが、本発明はこれに特定されるものではない。例えば、車両用洗浄システム1は、前方、側方、後方の3つの制御部から構成することもできるし、4つ以上の制御部から構成するようにしてもよい。また、実施形態のリア制御部3は車両後方に配置されたが、これに限定されることもない。例えば、リア制御部3を車両の中央の上部(鉛直方向上側)に配置してもよい。
また、実施形態の車両用洗浄システム1は、ウォッシャタンク12を1個設けるものとして説明したが、本発明はこれに特定されるものではない。例えば、ウォッシャタンク12を制御部(フロント制御部2及びリア制御部3)の配置に合わせて分散配置することも可能である。具体的には、フロント制御部2の近傍にウォッシャタンクを1個設け、さらに、リア制御部3の近傍にウォッシャタンクを1個設けて、合計2個のウォッシャタンクを設けることも可能である。これにより、車両の前後方向を接続するホースを省略することが可能となると共に、ウォッシャタンクの容量を増大させることが可能である。また、複数個にウォッシャタンクを備える場合、各ウォッシャタンク同士をホースにて接続し、どちらか一方のウォッシャタンクの容量が減った際に、他方のウォッシャタンクから一方のウォッシャタンクに洗浄液を供給するようにしてもよい。
また、実施形態では、フロントワイパECU11がリア用ウォッシャポンプ15の駆動及び停止を制御するものとして説明したが、本発明はこれに特定されるものではない。例えば、リアワイパECU48がリア用ウォッシャポンプ15の駆動及び停止を制御するようにしてもよい。この場合には、リアワイパECU48からリア用ウォッシャポンプ15まで信号線又は電源線で接続する必要があるが、例えば、上述のようにウォッシャタンク12を分散配置した場合には、配線をより短くすることが可能である。
また、実施形態では、ADAS−ECU10において各センサから送られてきた信号を利用して、センサ面等の洗浄箇所の洗浄の必要性を判定しているが、本願発明はこれに特定されるものではなく、例えば洗浄の必要性を判定するのに併せて、汚れの程度を判定するようにすることも可能である。また、ADAS−ECU10においては、車両の走行状況(走行速度や走行経路等)及び走行環境(天候や気温や路面の状況等)も把握することができるので、これらの情報(汚れの程度、走行状況又は走行環境等)を用いることにより、状況に応じて洗浄シーケンスを変更することも可能である。この場合、洗浄シーケンスの変更に係る制御は、ADAS−ECU10が行うことにしてもよいし、その制御の一部又は全部をフロントワイパECU11及びリアワイパECU48が行うようにしてもよい。
また、実施形態では、ADAS−ECU10において各センサから送られてきた信号を利用して、センサ面等の洗浄箇所の洗浄の必要性を判定しているが、本願発明はこれに特定されるものではなく、例えばフロントワイパECU11及びリアワイパECU48が洗浄の必要性の判定に係る演算の一部又は全部を行うようにすることもできる。例えば、フロントワイパECU11及びリアワイパECU48が洗浄の必要性の判定に係る演算の一部を行うようにすると、その分だけADAS−ECU10の演算負荷が軽減される。各ECUの演算負荷の状況に応じて、洗浄の必要性の判定に係る演算の負荷を、各ECUに割り当てるようにすることができる。
ここで、実施形態の作用・効果を説明するために、図2には比較例が示されている。図2を用いて比較例について説明する。なお、図2は比較例に係る車両用洗浄システムの模式平面図である。また、図2においては、図1に示した実施形態と同一の構成部分には同一の参照符合を付与してその詳細な説明は省略する。さらに、図2においては、エアホースは図示省略した。
比較例の車両では、ウォッシャタンク12には、あるいは、ウォッシャタンク12の近傍には、第1〜第3ウォッシャポンプ61〜63が設けられている。第1ウォッシャポンプ61は、フロントグリル25の前面側の中央部に設けられたライダ26用のウォッシャノズル26a、車両の側方に設けられた側方ライダ38用のウォッシャノズル38a、及び、フロントウインドウ20の前方下部に設けられているウォッシャノズル40aに共通に接続されている。第2ウォッシャポンプ62は、フロントグリル25の前面側の中央部に設けられたフロントグリルカメラ27用のウォッシャノズル27a、及び、左右両側のヘッドライト30用のウォッシャノズル30aに共通に接続されている。第3ウォッシャポンプ63は、リアウインドウ45の上方中央に設けられたウォッシャノズル46a、後部側面に設けられている側方ライダ56用のウォッシャノズル56a、リアバンパ50の中央に設けられているライダ52用のウォッシャノズル52a、及び、リアバンパ50の中央に設けられているリアカメラ53用のウォッシャノズル53aに共通に接続されている。
比較例では、第1〜第3ウォッシャポンプ61〜63は、複数のウォッシャノズルに対して共通に接続されているため、ウォッシャポンプが作動されると、共通に接続されている全てのウォッシャノズルから洗浄液が噴射されるため、洗浄液の消費量が多くなってしまう。
また、比較例では、第1〜第3ウォッシャポンプ61〜63から各ウォッシャノズルまでの間をホースで接続しているが、このホースの本数が多く、また、ホース長が長くなってしまう。
図2から明らかなように、比較例では全ての洗浄手段の制御をADAS−ECU10が行っている。このため、比較例ではADAS−ECU10に多くの信号線又は電源線が集中してしまい、配線が困難となる。さらに、信号線又は電源線の数も多く、かつ、信号線又は電源線の長さも長くなってしまう。
加えて、ADAS−ECU10は自動運転システムの制御演算を行っているところ、比較例ではさらに全ての洗浄手段の制御をADAS−ECU10が行うことになるが、ADAS−ECU10に対して、これ以上の機能追加を行うことは負荷の増大につながり、ADAS−ECU10処理機能の低下や故障につながるおそれがある。
次に、実施形態の車両用洗浄システム1の作用を説明する。
ADAS−ECU10は各車載センサから送られてきた信号を利用して、センサ面等の洗浄箇所の洗浄の必要性を判定する。洗浄が必要である場合には、洗浄が必要である洗浄箇所に対応する洗浄手段を特定して、ADAS−ECU10はフロントワイパECU11又はリアワイパECU48に特定の洗浄手段を駆動するように制御指令を送信する。このとき、フロント制御部2に対応する洗浄手段はフロントワイパECU11により制御され、リア制御部3に対応する洗浄手段はリアワイパECU48により制御される。
これにより、洗浄手段を自動で制御することが可能となり、運転者が意識しなくとも自動運転に必要なセンサ類のセンサ面の汚れ等の付着物を洗浄(除去)することができる。したがって、センサ類の検知能力の低下により自動運転や運転支援に支障をきたすおそれを低減することができる。しかも、運転者が意識しなくとも自動でセンサ類の洗浄が可能となる。
また、ADAS−ECU10は各センサから送られてきた信号を利用して、センサ面等の洗浄箇所の洗浄の必要性を判定しているので、洗浄が必要な洗浄箇所だけを適切に特定することが可能となる。
また、フロントワイパECU11とフロント制御部2に対応する洗浄手段との間の配線、及び、リアワイパECU48とリア制御部3に対応する洗浄手段との間の配線は、比較例に比べるとその本数を低減することができると共に、その配線距離も短くすることができる。
また、車両用洗浄システム1をフロント制御部2とリア制御部3とに分けることにより、比較例と比べてポンプとウォッシャノズルとの間のホースの本数を少なくすることができると共に、そのホース長を短くすることができる。
また、実施形態の車両用洗浄システム1では、フロント制御部2の制御はフロントワイパECU11が行い、リア制御部3の制御はリアワイパECU48が行うため、ADAS−ECU10の演算負荷の増大を抑えることができる。かつ、既存のフロントワイパECU11及びリアワイパECU48を洗浄システムの制御に用いることができるため、新たに洗浄専用のECUを増設する必要がなくなる。
さらに、実施形態では、フロントワイパECU11及びリアワイパECU48に対する洗浄指令配線だけを付加すればすむため、比較例と比べると、ADAS−ECU10への信号線又は電源線の集中を低減することができると共に、その信号線又は電源線の配線長も短くすることができる。
また、ウォッシャタンク12を制御部の配置に合わせて分散配置することも可能である。具体的には、フロント制御部2にウォッシャタンクを1個設け、さらに、リア制御部3にウォッシャタンクを1個設けて、合計2個のウォッシャタンクを設けることも可能である。これにより、車両の前後方向を接続するホースを省略することが可能となると共に、ウォッシャタンクの容量を増大させることが可能である。
さらに、例えば、リアワイパECU48がリア用ウォッシャポンプ15の駆動及び停止を制御するようにしてもよく、この場合には、リアワイパECU48からリア用ウォッシャポンプ15まで信号線又は電源線で接続する必要があるが、例えば、上述のようにウォッシャタンク12を分散配置した場合には、配線をより短くすることが可能である。
さらに、加圧手段としてのフロント用マルチバルブ16及びリア用マルチバルブ17がフロント制御部2及びリア制御部3にそれぞれ分散して設けられている。加圧手段が分散配置されることにより、特に、フロントワイパECU11、リアワイパECU48及びウォッシャタンク12の分散配置と合わせて加圧手段を分散配置することにより、配線や配管を省略したり、配線及び配管の長さをより短くしたりすることができる。また、洗浄箇所の配置に合わせて、フロントワイパECU11、リアワイパECU48、ウォッシャタンク12、フロント用マルチバルブ16及びリア用マルチバルブ17を機能的かつ合理的に分散配置することが可能である。
フロント用マルチバルブ16及びリア用マルチバルブ17はそれぞれ、フロントワイパECU11及びリアワイパECU48により個別に開閉制御可能な複数のバルブを備えているため、各ウォッシャノズルに対して個別に洗浄液を送り、各ウォッシャノズルからの洗浄液の噴射を個別に制御することができる。このために、洗浄液の消費量を比較例に比べて大幅に低減可能である。
洗浄対象としては、ライダ、カメラ、ヘッドライト、カメラセンサ、イメージセンサ及び赤外線センサ等の光学センサに加え、ヘッドライト等の照明及びドアミラー等のミラー等を含めた光学装置だけに限らず、ミリ波レーダ等のレーダや超音波センサ等の光学センサ以外のセンサ等も含めることができる。これにより、各種センサを洗浄対象に含めることができるので、特に自動運転システムを搭載した車両に対して実施形態の車両用洗浄システム1は有効である。
加えて、フロント制御部2の制御をフロントワイパECU11がまとめて行い、リア制御部3の制御はリアワイパECU48がまとめて行うことにより、フロント制御部2の制御及びリア制御部3の制御をそれぞれ集約して行えるために、効率的な制御が可能となり、制御アルゴリズムを簡略化しやすく、また、演算負荷を低減しやすい。
洗浄手段としては、ウォッシャノズル、エアーノズル、ウォッシャノズル及びエアーノズルの組み合わせ、又は、ワイパ及びウォッシャノズルの組み合わせがある。フロントワイパECU11又はリアワイパECU48から信号線又は電源線を介して送られてくる駆動指令に応じて、ウォッシャノズルからは洗浄液を、エアーノズルからはエアーを、それぞれ洗浄面に対して噴射する。
また、ワイパ40はフロントワイパECU11によって、リアワイパ47はリアワイパECU48によって、それぞれ所定の速さと間隔でフロントウインドウ20又はリアウインドウ45を払拭するように制御される。この際の払拭の速さ及び間隔は、フロントワイパECU11又はリアワイパECU48によって、それぞれ可変に制御される。
そして、ウォッシャノズルから洗浄液を噴射するパターン、エアーノズルから空気を噴射するパターン、すなわち、洗浄シーケンスは、洗浄対象、汚れの程度、走行状況、環境状況に応じて変更することが可能である。すなわち、ADAS−ECU10は、洗浄対象に対する洗浄が必要か否かの情報のみでなく、汚れの程度、走行状況、及び、環境状況を把握することも可能であり、これにより状況に応じて洗浄シーケンスを変更することが可能である。
洗浄シーケンスとしては、例えば次のようなパターンが挙げられる。
(1)所定時間連続して噴射するパターン
(2)所定時間噴射と所定時間の休止とを交互に複数回繰り返すパターン
(3)ウォッシャノズルからの洗浄液の噴射だけのパターン
(4)エアーノズルからの空気の噴射だけのパターン
(5)ウォッシャノズルからの噴射の後に、エアーノズルを噴射するパターン
(6)ワイパ又はリアワイパの駆動だけのパターン
(7)ウォッシャノズルからの洗浄液の噴射とワイパ又はリアワイパの駆動とを組み合わせたパターン
(8)上記複数のパターンを組み合わせたパターン
洗浄シーケンスには、洗浄のタイミングや、洗浄の優先順位も含まれている。
洗浄のタイミングとしては、ADAS−ECU10が各センサから送られてきた信号を利用して、特定のセンサ面等の洗浄対象の洗浄が必要であると判定し、フロントワイパECU11又はリアワイパECU48に特定の洗浄手段を駆動するように制御指令を送信することによって、ウォッシャノズル又はエアーノズルに駆動信号が送られた時が挙げられる。しかしながら、本発明はこれだけに特定されるものではなく、例えば、イグニッションオン時や、走行中の一定時間間隔で洗浄指令を発するようにすることもできる。また、降雨時はエアーノズルの噴射だけで洗浄を行ったり、また、降雨時に水滴を除去するために、所定間隔でエアーノズルの噴射を行ったりすることもできる。
さらに、洗浄の優先順位としては、同時に複数箇所の洗浄指令が発せられた時に、走行状態に応じてどの洗浄箇所を優先して洗浄するかを決定することを含んでいる。ウォッシャタンクの容量や、電源電力の制限のために、同時に複数箇所を洗浄することが困難な場合がある。この場合には、緊急度の高い洗浄箇所を優先して洗浄することになる。例えば一般道を前進走行している時には、衝突回避動作用のセンサであるフロントグリル25の前面側中央部に設けられたライダ26を優先して洗浄する。
また、同じ洗浄対象に対して、所定回数以上の洗浄を行っても、洗浄の必要性があるとの判定結果が覆らない時(付着物が除去できない時)には、手動洗浄等のメンテナンスが必要であることを運転者に報知する警報手段を設けることもできる。
車両用洗浄システム1を搭載した車両では、運転者が意識しなくとも光学センサ等の洗浄対象の洗浄が行われるため、運転者が認識している以上に洗浄液が消費され、洗浄液が不足するおそれがある。そこで、ウォッシャタンク12に設けられたレベルセンサ13の検出値に応じて、洗浄液の残量を運転者に報知する手段を設けておくことも有効である。これにより、運転者は洗浄液の残量を常時確認することができる。
実施形態の車両には示されていないが、例えば超音波センサを車両の前方、後方又は側方に設置してもよい。超音波センサは周囲に超音波を発しながら他車両等の障害物を検知するものであり、主として走行中の車線に入ってくる車両を検知するために用いられている。他に、駐車支援システムにおける障害物検知にも用いられる。超音波センサは音波を利用しているため、例えセンサ面に対して汚れが付着したとしても、音波が伝達されている限りは障害物の検知が可能である。このため、超音波センサのセンサ面を洗浄する要請は小さい。ただし、必要に応じて、ウォッシャノズルやエアーノズル等の洗浄手段を設けることも可能である。
なお、実施形態のエアーノズル26b、27bはエアーアクチュエータエアポンプ41から、エアーノズル52b、53bはエアーアクチュエータエアポンプ49から、それぞれ圧送された空気を各洗浄対象に噴射しているが、本願発明はこれに特定されるものではない。例えば、エアーアクチュエータエアポンプは各エアーノズルに対応して1つ設けられていてもよいし、車両の前方に1つかつ車両の後方に1つ設けられていてもよい。車両の前方と後方とに各1つエアーアクチュエータエアポンプを設ける場合、車両前方に配置されるエアーノズルに対しては車両前方に設けられるエアーポンプから空気が供給され、車両後方に配置されるエアーノズルに対しては車両後方に設けられるエアーポンプから空気が供給される。
なお、車両に配置された各車載センサの位置は、実施形態で説明した位置に限定されるものではない。さらに、実施形態ではフロント用マルチバルブ16及びリア用マルチバルブ17を設けた例を示したが、本発明はこれに特定されるものではない。例えば、これらのマルチバルブに換えてフロント用ウォッシャポンプ14ないしリア用ウォッシャポンプ15にそれぞれ複数個のバルブを設け、これらの複数個のバルブをそれぞれワイパECU11、48によって制御することにより、所定のウォッシャノズルに洗浄液を供給するようにしてもよい。
1…車両用洗浄システム 2…フロント制御部 3…リア制御部
10…ADAS−ECU 11…ワイパECU 12…ウォッシャタンク
13…レベルセンサ 14…フロント用ウォッシャポンプ
15…リア用ウォッシャポンプ 16…フロント用マルチバルブ
17…リア用マルチバルブ 20…フロントウインドウ 21…フロントカメラ
25…フロントグリル 26…ライダ 26a…ウォッシャノズル
26b…エアーノズル 27…フロントグリルカメラ 28…長距離用ミリ波レーダ
29…中距離用ミリ波レーダ 30…ヘッドライト 30a…ウォッシャノズル
35…ドアミラー 36…ドアミラーカメラ 37…ドアミラー下方カメラ
38…側方ライダ 38a…ウォッシャノズル 40…ワイパ
40a…ウォッシャノズル 41…エアーアクチュエータエアポンプ
45…リアウインドウ 46…リアカメラ 46a…ウォッシャノズル
47…リアワイパ 48…リアワイパECU
49…エアーアクチュエータエアポンプ 50…リアバンパ 52…ライダ
52a…ウォッシャノズル 52b…エアーノズル 53…リアカメラ
53a…ウォッシャノズル 53b…エアーノズル 55…中距離用ミリ波レーダ
56…側方ライダ 56a…ウォッシャノズル 61…第1ウォッシャポンプ
62…第2ウォッシャポンプ 63…第3ウォッシャポンプ

Claims (8)

  1. 車両に搭載された車載センサを含む洗浄対象を洗浄するためのシステムであって、
    前記洗浄対象を洗浄する複数の洗浄手段と、
    前記洗浄手段を自動で制御可能な制御装置と、を含み
    前記制御装置は、前記車載センサからの信号を演算処理する運転支援用制御装置とは別に設けられていることを特徴とする車両用洗浄システム。
  2. 前記制御装置は複数設けられるとともに分散配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用洗浄システム。
  3. 前記制御装置は少なくとも車両の前方及び後方に分散配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用洗浄システム。
  4. 前記制御装置はワイパ制御装置と兼用されていることを特徴とする請求項1〜3のいずいれか1項に記載の車両用洗浄システム。
  5. 前記洗浄対象の付着物の付着状況を検出する付着物検出部をさらに含み、
    前記制御装置は前記付着物検出部にて前記洗浄対象に付着物が付着していることを検出した信号により前記洗浄手段を自動で制御可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずいれか1項に記載の車両用洗浄システム。
  6. 前記制御装置は前記洗浄手段の洗浄シーケンスを制御可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずいれか1項に記載の車両用洗浄システム。
  7. 洗浄液を加圧する加圧手段をさらに含み、
    前記加圧手段は複数の前記洗浄手段に対して、それぞれバルブを介して洗浄液を選択的に分配することを特徴とする請求項1〜6のいずいれか1項に記載の車両用洗浄システム。
  8. 前記車両は運転支援装置又は自動運転装置が搭載されていることを特徴とする請求項1〜7のいずいれか1項に記載の車両用洗浄システム。
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