JP2019104316A - 車両用ホイールおよびその製造方法 - Google Patents
車両用ホイールおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019104316A JP2019104316A JP2017236923A JP2017236923A JP2019104316A JP 2019104316 A JP2019104316 A JP 2019104316A JP 2017236923 A JP2017236923 A JP 2017236923A JP 2017236923 A JP2017236923 A JP 2017236923A JP 2019104316 A JP2019104316 A JP 2019104316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- wheel
- vehicle wheel
- cutting
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 9
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims abstract description 140
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 55
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 abstract description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 9
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 9
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 6
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 5
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 2
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 2
- 229910000861 Mg alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
Description
したがって、これまでにない新しい意匠性を有する車両用ホイールを得ることができる。
このように切削加工により平滑性や光沢感が与えられた平坦な面に対して研磨加工が施されることで、多数の研磨筋目による光の反射の効果を高めることができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による車両用ホイール(以下、ホイール)を図1、図2に示す。図1、図2の符号AXは、ホイール10の回転軸心を示す。図2の紙面の右方向は、ホイール10を車両に装着した状態において車幅方向の内側から外側に向かう方向(車両外方向)である。以下の説明では、車両外方向側のことを「車両外側」と記載する。
ホイール10の車両外側の面は、意匠面31である。意匠面31は、車両外側から見える部分であって、ホイール10の見栄えを決めるデザイン部分であり、リム部11およびディスク部12を含む。つまり、意匠面31は、リム部11の車両外側の面およびディスク部12の車両外側の面から構成されている。
切削面33は、塗装したあと、意匠面31の一部を塗膜ごと切削加工して得られる面である。この切削面33は、金属光輝面であり、塗装面32との対比により光輝感が強調されている。第1実施形態では、切削面33は、ハブ取付部26の車両外側に設けられている。
これに対して、研磨加工は、形状を変えない加工法であり、装飾を目的とした加工である。図1、図3に示すように、研磨筋目35は、回転方向と交差する円弧状の筋目である。これは、上述の回転方向の切削筋目とは異なる。
研磨面34は複数の研磨痕36を有している。各研磨痕36は、規則的に配置されることで幾何学模様を描いている。第1実施形態では、各研磨痕36は、研磨面34の全体に隙間なく平行に並ぶように配置されている。
ホイール10は、図5に示す各工程を経て製造される。
鋳造工程S1では、鋳造によりホイール10の概形が形成される。
加工工程S2では、例えば切削加工等によりリム部11およびボルト挿通孔29等が形成される。
塗装工程S3では、全体に塗装が施される。
切削工程S4では、意匠面31の一部に切削加工により切削面33および複数の平坦な面が形成される。この平坦な面は、切削面33と同じ金属面であって、後に研磨面34になる面である。それぞれの平坦な面は、互いに周方向に離間している。
研磨工程S5では、回転方向と交差する多数の研磨筋目35が研磨加工により上記平坦な面に形成され、各研磨面34に同種の幾何学模様が描かれる。
最終塗装工程S6では、クリア塗膜が施される。
以上説明したように、ホイール10は、軽合金製であり、筒状のリム部11と、リム部11の内側に設けられているディスク部12とを備えている。リム部11の車両外側の面およびディスク部12の車両外側の面から構成されている意匠面31は、研磨面34を有している。研磨面34は、平坦な面であり、ホイール10の回転方向と交差する多数の研磨筋目35が形成されている。
これに対して、第1実施形態では、研磨面34の周囲に形成された切削面33および塗装面32は、研磨面34の縁に接続している接続部分も含めて、研磨面34に対して車両内側に位置している。これにより、研磨工具が研磨面34の周囲の部分と干渉することが抑制されるので、研磨面34の縁まで研磨加工することができる。
このように切削加工により平滑性や光沢感が与えられた平坦な面に対して研磨加工が施されることで、多数の研磨筋目35による光の反射の効果を高めることができる。
本発明の第2実施形態では、図6、図7に示すように、ホイール40の意匠面41は、研磨面42を有している。研磨面42は、回転軸心AXに垂直な平面上にはなく、その平面に対して傾いている。すなわち、径方向内側にいくほど車両内側に位置するように傾いている。研磨面42は、各スポーク43に1つずつ設けられている。各研磨面42は、同一平面上にない。
本発明の第3実施形態では、図8、図9に示すように、ホイール50の意匠面51は、研磨面52を有している。1つのスポーク54には、2つの研磨面52と1つの突起55とが設けられている。突起55は、2つの研磨面52の間に位置しており、研磨面52よりも車両外側に突出している。
このように突起55がある場合であっても、研磨面52と突起55との間に空間があることで、研磨面52を研磨加工するときに突起55を加工しないように避けることができ、また、研磨面52の縁まで研磨加工することができる。
本発明の第4実施形態では、図10、図11に示すように、ホイール60の意匠面61は、研磨面62を有している。研磨面62は、1つのスポーク63に2つ設けられている。この2つの研磨面62は互いに周方向に離間して配置されており、それらの間には溝64が形成されている。溝64が形成されることによって、2つの研磨面62の間には空間がある。つまり、一方の研磨面62に対して他方の研磨面62側に隣接する位置に空間が設けられている。
本発明の第5実施形態では、図12、図13に示すように、ホイール70の意匠面71は、切削面72および研磨面73を有している。切削面72は、ハブ取付部26およびスポーク74の車両外側の面である。研磨面73は、スポーク74の中央に形成されている。切削面72と研磨面73との間には溝75が形成されている。
これにより、切削面72と、研磨面73の研磨加工前の金属光輝面とを切削加工で同時に形成することができる。また、切削面72と研磨面73との間に空間があることで、研磨面73を研磨加工するとき、切削面72を加工しないように避けることができる。
他の実施形態では、研磨筋目は、円弧状に限らず、他の形状であってもよい。例えば、図14、図15、図16に示すように研磨筋目81が直線状であってもよい。図14では、一定方向に延びる研磨筋目81が並ぶように形成されている。図15では、研磨筋目81が方向関係なくランダムに並ぶように形成されている。図16では、あるまとまった数の一定方向に延びる研磨筋目81が集まることで研磨痕82を形成している。各研磨痕82は、格子状に配置されることで幾何学模様を描いている。
また、研磨筋目は、図18、図19に示すように円形状であってもよい。図18、図19では、あるまとまった数の研磨筋目91が同心状に並ぶことで研磨痕92、93を形成している。図18では、同心円状の複数の研磨痕92は、うろこ状の幾何学模様を描いている。図19では環状の複数の研磨痕93は、グリッド状に配置されることで幾何学模様を描いている。
他の実施形態では、研磨筋目により図形や文字が描かれてもよいし、複数種類の模様が描かれてもよい。
他の実施形態では、研磨面は、ホイールの軸心に垂直な第1平面上に位置するものと、第1平面に平行な第2平面上に位置するものとが混在していてもよい。また、研磨面は、第1平面上に位置するものと、第1平面に対して傾いているものとが混在していてもよい。
他の実施形態では、研磨面は、スポーク部およびリム部の一方に位置していてもよい。
他の実施形態では、研磨面は、リム部のリムフランジ部に対して車両内側に位置していてもよい。研磨面に対して車両外側に位置する突起は、例えばリムフランジ部等であってもよい。
他の実施形態では、研磨面は、金属面に限らず、めっき又はアルマイト処理などの表面処理が施された面であってもよい。
他の実施形態では、2つの研磨面の間にある空間、研磨面と突起との間にある空間、研磨面と切削面との間にある空間は、溝により設けられるものに限らず、孔により設けられるものであってもよい。
他の実施形態では、鋳肌への塗装に限らず、切削面に塗装されてもよい。
他の実施形態では、塗装面の塗装は、切削加工前に限らず、切削加工後に部分的に行われてもよい。
他の実施形態では、クリア塗装は、無色に限らず、有色であってもよい。
他の実施形態では、ディスク部は、スポークタイプに限らず、メッシュタイプ等の他のタイプであってもよい。
他の実施形態では、ホイールは、鋳造に限らず、鍛造により製造されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
11・・・リム部
12・・・ディスク部
31、41、51、61、71・・・意匠面
34、42、52、62、73・・・研磨面
35、81、85、91・・・研磨筋目
Claims (6)
- 筒状のリム部と、前記リム部の内側に設けられているディスク部とを備える軽合金製の車両用ホイールであって、
前記リム部の車両外側の面および前記ディスク部の車両外側の面から構成されている意匠面の一部は、研磨面を有しており、
前記研磨面は、平坦な面であり、前記車両用ホイールの回転方向と交差する多数の研磨筋目が形成されている車両用ホイール。 - 前記研磨面の周囲に形成された面のうち、少なくとも前記研磨面の縁に接続している接続部分は、前記研磨面に対して車両内側に位置している請求項1に記載の車両用ホイール。
- 前記意匠面は、前記研磨面よりも前記車両外側に突出している突起を有しており、
前記研磨面と前記突起との間には空間がある請求項2に記載の車両用ホイール。 - 前記車両用ホイールの回転軸心に垂直な同一平面上に複数の前記研磨面があり、
各前記研磨面の間には空間がある請求項2または3に記載の車両用ホイール。 - 前記意匠面は、前記車両用ホイールの回転軸心に垂直な同一平面上において周方向に並ぶ前記研磨面および切削面を有しており、
前記研磨面と前記切削面との間には空間がある請求項請求項2に記載の車両用ホイール。 - 筒状のリム部と、前記リム部の内側に設けられているディスク部とを備える軽合金製の車両用ホイールの製造方法であって、
前記リム部の車両外側の面および前記ディスク部の車両外側の面から構成されている意匠面の一部に切削加工により平坦な面を形成する切削工程と、
前記車両用ホイールの回転方向と交差する多数の研磨筋目を研磨加工により前記平坦な面に形成する研磨工程と、
を含む車両用ホイールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017236923A JP6506380B1 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | 車両用ホイールおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017236923A JP6506380B1 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | 車両用ホイールおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6506380B1 JP6506380B1 (ja) | 2019-04-24 |
JP2019104316A true JP2019104316A (ja) | 2019-06-27 |
Family
ID=66324295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017236923A Active JP6506380B1 (ja) | 2017-12-11 | 2017-12-11 | 車両用ホイールおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6506380B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7227996B2 (ja) * | 2021-03-09 | 2023-02-22 | 中央精機株式会社 | 車両用ホイールの製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009029333A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Chuo Motor Wheel Co Ltd | 車両用ホイールの表面処理方法 |
JP2017100603A (ja) * | 2015-12-03 | 2017-06-08 | トピー工業株式会社 | スチール製車両用ホイールおよびその表面仕上げ方法 |
JP2017226330A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 株式会社レイズエンジニアリング | 車両用ホイール |
-
2017
- 2017-12-11 JP JP2017236923A patent/JP6506380B1/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009029333A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Chuo Motor Wheel Co Ltd | 車両用ホイールの表面処理方法 |
JP2017100603A (ja) * | 2015-12-03 | 2017-06-08 | トピー工業株式会社 | スチール製車両用ホイールおよびその表面仕上げ方法 |
JP2017226330A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 株式会社レイズエンジニアリング | 車両用ホイール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6506380B1 (ja) | 2019-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6715102B2 (ja) | 車両用ホイールの製造方法 | |
JP5610049B1 (ja) | 車両用ホイール | |
JP6611578B2 (ja) | スチール製車両用ホイールおよびその表面仕上げ方法 | |
WO2015088022A1 (ja) | 旭光文字板及び旭光文字板を備えた自動車用メータ | |
JP6506380B1 (ja) | 車両用ホイールおよびその製造方法 | |
JP4546103B2 (ja) | 高速に回転する工具の駆動のためのタービン羽根車 | |
US5457886A (en) | Method of making a wheel cover simulating aluminum wheel sculpture | |
JP6807912B2 (ja) | 車両用ホイールの製造方法 | |
EP2628611A1 (en) | A method for producing a disc of a vehicle wheel | |
JP2003320818A (ja) | タイヤ | |
JP6501857B1 (ja) | 車両用ホイールおよびその製造方法 | |
JP6708905B2 (ja) | 車両ホイール | |
US11684983B2 (en) | Method for producing vehicle wheels | |
JP2003252011A (ja) | タイヤ | |
WO2001039909A1 (fr) | Roue forgee en alliage leger et son procede de fabrication | |
JP7397892B2 (ja) | 車両用ホイールの製造方法 | |
JP7227996B2 (ja) | 車両用ホイールの製造方法 | |
JP7137232B2 (ja) | 車両用ホイール | |
JP7210013B2 (ja) | 車両用ホイール及びその加飾方法 | |
JP7144861B2 (ja) | 車両用ホイールのロゴ部形成方法 | |
US20230182501A1 (en) | Wheel, wheel series, and method of manufacturing wheel series | |
JP2024122947A (ja) | 微小機械留め具要素の製造方法、微小機械留め具要素のくぼみを作成するための形成工具、及び微小機械留め具要素 | |
SU956098A1 (ru) | Способ получени детали с отверстием и бортом вокруг него | |
JP6185832B2 (ja) | 旭光文字板及び当該旭光文字板を備えた自動車用メータ | |
JP2019166854A (ja) | タイヤホイール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181226 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190123 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6506380 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R157 | Certificate of patent or utility model (correction) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |