JP2019104219A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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一也 永田
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Abstract

【課題】複数の版胴を備える孔版印刷装置において、孔版原紙が版胴に斜めに巻き付けられるのを抑制する。【解決手段】孔版印刷装置は、孔版原紙に感熱穿孔を施す製版部20と、孔版原紙が巻き付けられる版胴41a,42aと、版胴41a,42aに対して孔版原紙を供給する位置を含む複数の位置に移動する製版部20をガイドするガイド部材(可動ラック歯車31)と、このガイド部材(可動ラック歯車31)の位置を調整する位置調整機構35と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、孔版印刷装置に関する。
従来、孔版印刷装置では、製版部において感熱穿孔が施された孔版原紙(マスタ)は、円筒形状の版胴に巻き付けられた状態(着版された状態)で版胴とともに回転し、用紙は、版胴の接線方向に搬送される。また、用紙がプレスローラによって孔版原紙に対してプレスされることで、版胴内部から染み出されるインクが孔版原紙を通って用紙に転写される。
このような孔版印刷装置において、版胴の回転軸とプレスローラの回転軸とが平行になるように印刷ドラムを移動させる位置調整機構と、この位置調整機構による版胴の移動に連動して孔版原紙の供給方向が版胴の周方向に平行になるように製版部を移動させる連結板と、を有する孔版印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−8768号公報
ところで、孔版印刷装置において、孔版原紙に感熱穿孔を施す単一の製版部と、用紙に両面印刷又は多色印刷を行うための2つの版胴と、これらの2つの版胴の各々に対して孔版原紙を供給する複数の位置に移動する製版部をガイドする一対のラック歯車及び一対のレールと、を備える孔版印刷装置が知られている。ラック歯車は、装置筐体に移動不能に固定されているため、部品のばらつき等に起因して版胴に対して製版部が斜めになった場合、製版部を版胴との平行をとるように調整することができない。
用紙と版胴との平行がとれていても、版胴と製版部との平行がとれていないと、版胴に巻き付けられた孔版原紙が、版胴及び用紙に対して斜めになる。また、孔版原紙が版胴に斜めに巻き付けられると、クランプ部による孔版原紙のクランプミスが発生し、孔版原紙にシワがつくことがある。
現状、版胴は位置決めピンの移動で装置筐体に対して斜め調整可能であるが、製版部に合わせて版胴の傾きを調整した場合、版胴と用紙との平行が崩れることによって、印刷シワ(用紙のシワ)が生じるなど、印刷性能に影響が出る。また、製版部自体の傾きは、部品の出来上がり精度に依存し、調整することが出来ない。
この点、上述のように版胴の移動に連動して製版部を移動させる連動機構を用いることは構造が複雑化する場合がある。
本発明の目的は、孔版原紙が版胴に斜めに巻き付けられるのを簡素な構成で抑制することができる孔版印刷装置を提供することである。
1つの態様では、孔版印刷装置は、孔版原紙に感熱穿孔を施す製版部と、前記孔版原紙が巻き付けられる版胴と、前記版胴に対して前記孔版原紙を供給する位置を含む複数の位置に移動する前記製版部をガイドするガイド部材と、前記ガイド部材の位置を調整する位置調整機構と、を備える。
前記態様によれば、孔版原紙が版胴に斜めに巻き付けられるのを簡素な構成で抑制することができる。
孔版印刷装置を示す構成図である。 孔版印刷装置の制御構成を示すブロック図である。 製版部、可動ラック歯車等を示す斜視図である。 製版部、可動ラック歯車等を示す平面図である。 製版部、可動ラック歯車等を示す正面図である。 図5のA部拡大図である。 位置調整機構を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る孔版印刷装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、孔版印刷装置1を示す構成図である。
図1に示すように、孔版印刷装置1は、装置筐体2と、画像読取部10と、製版部20と、ガイド部材の一例である一対のラック歯車(可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32)と、一対のレール33,34と、第1の印刷部41と、第2の印刷部42と、第1の排版部51と、第2の排版部52と、給紙部60と、反転部70と、排紙部80と、を備える。
画像読取部10は、原稿の片面(表面)又は両面(表面及び裏面)から画像情報を読み取るスキャナを有し、装置筐体2の上部に配置されている。
製版部20は、原紙収容部21と、サーマルヘッド22と、プラテンローラ23と、原紙送りローラ24と、原紙カッタ25と、移動用モータ26(図2参照)と、を有し、孔版原紙Sに感熱穿孔を施す。
原紙収容部21は、ロール状に巻かれた孔版原紙Sを収容する。
サーマルヘッド22は、例えば原稿読取部10によって読み取られた画像情報に基づき、孔版原紙Sに対して感熱穿孔を施す。
プラテンローラ23は、サーマルヘッド22との間で孔版原紙Sを挟持する。
原紙送りローラ24は、感熱穿孔が施された孔版原紙Sを搬送する。
原紙カッタ25は、原紙送りローラ24により搬送される孔版原紙Sを1版ごとに切断する。
図2に示す移動用モータ26は、例えばパルスモータであり、後述する図4に示す駆動ローラ27a,27b及びピニオン歯車27c,27dを回動させることによって、可動ラック歯車31、固定ラック歯車32、及びレール33,34に沿って、製版部20を移動方向Dに移動させる。これにより、製版部20は、第1の印刷部41の版胴41aに対して孔版原紙Sを供給する位置と第2の印刷部42の版胴42aに対して孔版原紙Sを供給する位置とに移動する。ここで、移動用モータ26は、ピニオン歯車27c,27dを回動させる移動用駆動手段(移動用アクチュエータ)の一例として機能する。なお、図1では、移動過程の製版部20を二点鎖線で示し、第2の印刷部42の版胴42aに対して孔版原紙Sを供給する位置の製版部20を実線で示す。
図3〜図5は、可動ラック歯車31、製版部20等を示す斜視図、平面図、及び正面図である。
製版部20は、レール33,34に沿って回動する駆動ローラ27a,27b及び従動ローラ28a,28bを有する。また、製版部20は、駆動ローラ27a,27bと同軸上に配置されたピニオン歯車27c,28cを有する。このピニオン歯車27c,28cは、可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32に沿って回動する。上述のように、駆動ローラ27a,27b及びピニオン歯車27c,27dは、移動用モータ26の駆動によって回動する。
可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32は、製版部20のピニオン歯車27c,27dに噛み合う歯が上面に形成されている。また、可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32は、製版部20の移動方向Dに直交する幅方向において、レール33及びレール34の内側に配置されている。なお、可動ラック歯車31及びレール33は、孔版印刷装置1の正面側に配置され、固定ラック歯車32及びレール34は、孔版印刷装置1の背面側に配置されている。
可動ラック歯車31は、レール33に設けられた移動方向Dに長い長孔33aにおいて連結部材36によってレール33に連結されている。これにより、可動ラック歯車31は、連結部材36が長孔33a内を移動方向Dに移動できる長さだけ、図5及び図7に示す後述する位置調整機構35によって、移動方向Dにおける位置が調整可能になっている。一方、固定ラック歯車32は、レール34に移動不能に固定されている。また、レール33,34は、図1に示す装置筐体2に固定されている。
なお、レール33,34の配置が省略され、可動ラック歯車31がレール33を介さずに移動方向Dに移動可能に装置筐体2に対して直接的に固定され、固定ラック歯車32がレール34を介さずに移動不能に装置筐体2に対して直接的に固定されていてもよい。また、固定ラック歯車32が可動ラック歯車31と同様に移動方向Dに移動(調整)可能であってもよい。また、ラック歯車(可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32)が省略される場合、駆動ローラ27a,27bをガイドするレール33,34の位置が調整可能であってもよい。この場合、レール33,34がガイド部材の一例として機能する。
図7は、位置調整機構35を模式的に示す図である。
図7に示すように、位置調整機構35は、調整用モータ35aと、動力伝達歯車35b,35cと、調整用ラック歯車35dと、を有し、可動ラック歯車31を移動方向Dに移動させる。
調整用モータ35aは、例えばパルスモータであり、可動ラック歯車31を移動方向Dに移動させる調整用駆動手段(調整用アクチュエータ)の一例として機能する。
動力伝達歯車35bは、調整用モータ35aの駆動軸35a−1の外周面に形成された歯と噛み合うことで回動し、動力伝達歯車35cは、動力伝達歯車35bと噛み合うことで回動する。
調整用ラック歯車35dは、可動ラック歯車31に固定されており、動力伝達歯車35cの回動に伴って、可動ラック歯車31とともに移動方向Dに移動する。つまり、動力伝達歯車35cは、調整用ピニオン歯車として機能する。なお、位置調整機構35による可動ラック歯車31の移動方向Dにおける位置の調整量は、一例ではあるが、例えば数mm以下である。
なお、可動ラック歯車31と調整用ラック歯車35dとの噛み合いや位置調整機構35内の噛み合いによって生じるバックラッシュの影響を抑えるために、可動ラック歯車31は、例えば装置筐体2に対して一端を固定された引っ張りバネ99の他端に固定されることによって、装置筐体2側に引っ張られていることが望ましい。この引っ張りバネ99は、固定ラック歯車32と装置筐体2との間にも設けられてもよい。なお、引っ張りバネ99は、弾性体の一例にすぎず、可動ラック歯車31を移動方向Dに付勢する弾性体であれば、圧縮バネなどの他の弾性体が用いられてもよい。
また、位置調整機構35は、例えば調整用モータ35aの駆動軸35a−1に設けられた歯が調整用ラック歯車35dに直接的に噛み合う構成などの他の構成によって、可動ラック歯車31を製版部20の移動方向Dに移動させてもよい。また、位置調整機構35は、可動ラック歯車31(ガイド部材)を移動方向Dに限らず、他の方向に移動させることで可動ラック歯車31の位置を調整してもよい。
図5及び図6(図5のA部拡大図)に示すように、傾き検出センサ97,98は、製版部20の傾きを検出するために配置されている。例えば、傾き検出センサ97,98は、製版部20の正面側及び背面側の各々に配置され、検出光Lの反射光を検出することにより距離を測定する測距センサである。制御部91は、製版部20の背面側に配置された傾き検出センサ98が検出する版胴41a,42a(例えば回転停止時)の背面側端部との距離を基準として、製版部20の正面側に配置された傾き検出センサ97が検出する版胴41a,42a(例えば回転停止時)の正面側端部との距離が上記の基準となる距離よりも大きく(例えば所定差以上大きく)又は小さく(例えば所定差以上小さく)なっていることで、製版部20の傾きを検出するとよい。
なお、傾き検出センサ97,98は、製版部20の傾きを検出するためには、製版部20に配置されていなくともよく、例えば、版胴41a,42aやその他の部材に配置されて製版部20との距離を検出してもよい。また、傾き検出センサ97,98は、製版部20と版胴41a,42aとの距離を検出するのに代えて、製版部20と用紙Pや他の部材との距離を検出することで、結果として製版部20の傾きを検出するために用いられてもよい。
後述する制御部91は、傾き検出センサ97,98の検出結果に基づき位置調整機構35(調整用モータ35a)の調整量を制御する。制御部91が調整用モータ35aを稼動させ可動ラック歯車31の位置を調整するタイミングは、特に制限されないが、一例としては、版胴41a及び版胴42aが孔版原紙Sの排版時に回転している間である。
なお、孔版印刷装置1の処理の流れの一例としては、後述する操作パネル部94においてユーザの操作によって製版開始キーが押下され、製版部20が一方の版胴41a(又は版胴42a)に対して孔版原紙Sを供給する位置に移動し、第1の排版部51(又は第2の排版部52)が排版処理を行い、画像読取部10が画像情報の読取りを行い、製版部20が製版(感熱穿孔)を行い、孔版原紙Sが版胴41a(又は版胴42a)によって着版されるという流れである。
両面印刷時又は2色印刷時には、その後、さらに、製版部20が他方の版胴42a(又は版胴41a)に対して孔版原紙Sを供給する位置に移動し、第2の排版部52(又は第1の排版部51)が排版処理を行い、製版部20が製版処理を行い、孔版原紙Sが版胴41a(又は版胴42a)によって着版される。
そして、用紙Pは、給紙部60から給紙が行われ、後述する第1の印刷部41及び第2の印刷部42のうち少なくとも一方において印刷が行われ、排紙部80に排紙される。
上述の可動ラック歯車31の位置を調整するタイミングは、版胴41a,42aが孔版原紙Sの排版時に回転している間に限らず、例えば、排版処理後で且つ、製版処理前或いは着版処理前など、特に制限されない。なお、可動ラック歯車31の位置調整が排版処理中、又は、排版処理後で且つ製版処理前若しくは着版処理前であれば、ファーストプリント時間(製版開始キー押下から用紙Pの排出までの時間)に影響を与えない。
制御部91が位置調整機構35の調整量を制御した場合、制御部91は、その調整量(例えば、第1回目の調整前の値との比較値)を操作パネル部94に表示させてユーザに通知してもよい。或いは、制御部91は、傾き検出センサ97,98によって検出された製版部20の傾きを操作パネル部94に表示させて、ユーザに位置調整機構35の調整量の設定を促してもよい。また、位置調整機構35は、操作パネル部94に製版部20の傾きを表示させない場合であっても、ユーザ(或いは管理者)が操作パネル部94において設定する調整量に基づき、制御部91によって調整量を制御されてもよい。
図4に示すように、製版部20には、孔版印刷装置1の背面側において、例えばL字状の被検出片29が設けられている。この被検出片29は、移動検出センサ95,96によって、製版部20の移動方向Dにおける位置を検出するために用いられる。なお、移動検出センサ95,96は、移動方向Dにおける位置が異なる複数箇所に配置され、各々が発光部及び受光部を有する。制御部91は、移動検出センサ95,96の検出光が被検出片29によって遮光されたことに基づき、製版部20の移動方向Dにおける位置を検出する。
図1に戻り、第1の印刷部41は、版胴41aと、クランプ部41bと、プレスローラ41cと、搬送ベルト41dと、を有する。
版胴41aは、孔版原紙Sが巻き付けられ、図1における反時計回りに回転する。
クランプ部41bは、版胴41aの外周面に配置され、孔版原紙Sの先端をクランプする。
プレスローラ41cは、版胴41aの下方に配置され、用紙Pを版胴41a(孔版原紙S)に向けてプレスするプレス位置(図1参照)と、プレス位置から下方に退避した退避位置とに移動する。
搬送ベルト41dは、第1の印刷部41において印刷が行われた用紙Pを反転部70へ搬送する。
第2の印刷部42は、版胴42aと、クランプ部42bと、プレスローラ42cと、4次給紙ローラ42dと、を有する。版胴42a、クランプ部42b、及びプレスローラ42cは、第1の印刷部41の版胴41a、クランプ部41b、及びプレスローラ41cと同様である。4次給紙ローラ42dは、後述する反転部70によって反転された用紙Pを版胴42aとプレスローラ42cとの間に搬送する。
なお、本実施の形態では、孔版印刷装置1は、第1の印刷部41及び第2の印刷部42のそれぞれに配置された計2つの版胴41a,42aを備えるが、例えば多色印刷を行うために、3つ以上の版胴を備えてもよい。この場合、製版部20は、3つ以上の版胴の各々に対して孔版原紙Sを供給する3つ以上の位置に移動することになり、この移動時の製版部20を、可動ラック歯車31、固定ラック歯車32などがガイドすることになる。また、孔版印刷装置1は、単一の版胴のみを備えてもよい。この場も、製版部20は、単一の版胴に対して孔版原紙Sを供給する位置や、この孔版原紙Sを供給する位置から退避した位置などの複数の位置に移動してもよい。
第1の排版部51は、第1の印刷部41の版胴41aの外周面からクランプ部41bによるクランプが解除された孔版原紙Sを引き剥がし、引き剥がされた孔版原紙Sを収容する。同様に、第2の排版部52は、第2の印刷部42の版胴42aの外周面からクランプ部42bによるクランプが解除された孔版原紙Sを引き剥がし、引き剥がされた孔版原紙Sを収容する。
給紙部60は、用紙Pが積層される給紙台61と、この給紙台61から最上部に位置する用紙Pを搬送する1次給紙ローラ62と、この1次給紙ローラ62によって搬送される用紙Pを第1の印刷部41の版胴41aとプレスローラ41cとの間に搬送する一対の2次給紙ローラ63と、を有する。
反転部70は、反転ベルト71と、補助部材72と、ローラ73,74と、吸引部75と、載置台76と、中間搬送ベルト77と、吸引部78と、3次給紙ローラ79と、を有する。
反転ベルト71は、半円筒形状の補助部材72と一方が駆動ローラである2つのローラ73,74とに架け渡されることで半円筒形状を呈し、第1の印刷部41において片面の印刷が行われた用紙Pを搬送する。なお、2つのローラ73,74は、補助部材72の中心軸と平行に配置され、補助部材72の平面部分(図1における左側の面)における上下両端のそれぞれの近傍に位置する。吸引部75は、反転ベルト71の内部に配置され、用紙Pを反転ベルト71側に吸引する。
吸引部75が、反転ベルト71の上方に搬送された用紙Pのうち印刷が行われていない裏面を吸引し、反転ベルト71が、図1における時計回りに回転しながら用紙Pを搬送することで、用紙Pは、載置台76上で上下の向きが反転する。
積載台76には、複数枚の用紙Pが積載可能である。これにより、第1の印刷部41において片面(表面)に印刷が行われた用紙Pが、載置台76において一時的に滞留することで、インクの乾燥時間が確保される。
中間搬送ベルト77は、多孔構造に形成され、内部に配置された吸引部78によって吸引された積載台76の最下部の用紙Pから順に、用紙Pを1枚ずつ搬送する。
一対の3次給紙ローラ79は、中間搬送ベルト77によって搬送される用紙Pを、第2の印刷部42へ向けて搬送する。
なお、反転部70は、第1の印刷部41及び第2の印刷部42を用いて用紙Pに両面印刷を行うために配置されるが、第1の印刷部41及び第2の印刷部42が互いに異なる色のインクボトルを収容し、用紙の同一面に印刷が行われる場合には、反転部70を介さずに、第1の印刷部41から第2の印刷部42への用紙Pが直接搬送されることになる。
排紙部80は、第2の印刷部42によって印刷が行われた用紙Pを搬送する排紙ベルト81と、用紙Pが積層される排紙台82と、を有する。
図2に示すように、孔版印刷装置1は、制御部91と、ROM(Read only memory)92と、RAM(Random Access Memory)93と、操作パネル部94と、を更に備える。
制御部91は、孔版印刷装置1全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit)を有する。制御部91は、孔版印刷装置1用の制御プログラムを読み出して実行する。
ROM92は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。なお、ROM92として、フラッシュメモリ等の、電力供給の停止に対して記憶データが不揮発性であるメモリを使用してもよい。
RAM93は、例えば、制御部91が各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。
操作パネル部94は、例えば装置筐体2の上部に配置されている。また、操作パネル部94は、孔版印刷装置1の各種操作を行うための操作キーなどを有することで、孔版印刷装置1の入力部として機能する。
以上説明した本実施の形態では、孔版印刷装置1は、孔版原紙Sに感熱穿孔を施す製版部20と、孔版原紙Sが巻き付けられる1つ以上の版胴41a,42aと、版胴41a,42aに対して孔版原紙Sを供給する位置を含む複数の位置に移動する製版部20をガイドするガイド部材の一例である可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32と、可動ラック歯車31の位置を調整する位置調整機構35と、を備える。これにより、部品のばらつき等に起因して製版部20が版胴41a,42aに対して斜めになった場合に、版胴41a,42aと製版部20との平行を調整することができる。更には、可動ラック歯車31(ガイド部材)の位置を調整する位置調整機構35を用いた簡素な構成で、版胴41a,42aと製版部20との平行を調整することができる。よって、本実施の形態によれば、孔版原紙Sが版胴41a,42aに斜めに巻き付けられるのを簡素な構成で抑制することができる。また、このように孔版原紙Sが版胴41a,42aに斜めに巻き付けられるのを抑制することができることによって、印刷シワなどを抑制し、印刷性能を高めることもできる。また、クランプ部41b,42bによる孔版原紙Sのクランプミスが発生し、孔版原紙Sにシワがつくのを抑制することもできる。また、版胴41a,42aが別の版胴に交換される場合であっても、交換された版胴に対しても孔版原紙Sが斜めに巻き付けられるのを抑制することができる。また、孔版印刷装置1ごとに版胴41a,42aと製版部20との平行を調整することができる。
また、本実施の形態では、版胴41a,42aは、複数備えられ、ガイド部材の一例である可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32は、複数の版胴41a,42aの各々に対して孔版原紙Sを供給する複数の位置に移動する製版部20をガイドする。これにより、複数の版胴41a,42aと製版部20との平行を調整することができる。そのため、孔版原紙Sが複数の版胴41a,42aの各々に斜めに巻き付けられるのを簡素な構成で抑制することができる。
また、本実施の形態では、ガイド部材がラック歯車である可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32を有し、製版部20は、可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32に沿って移動するピニオン歯車27c,27dと、このピニオン歯車27c,27dを回動させる移動用駆動手段(移動用アクチュエータ)の一例である移動用モータ26と、を有する。位置調整機構35は、可動ラック歯車31及び固定ラック歯車32を製版部20の移動方向Dに移動させる調整用駆動手段(調整用アクチュエータ)の一例である調整用モータ35aを有する。そのため、可動ラック歯車31及び位置調整機構35を用いた簡素な構成で、孔版原紙Sが版胴41a,42aに斜めに巻き付けられるのを抑制することができる。
また、本実施の形態では、孔版印刷装置1は、製版部20の傾きを検出するための傾き検出センサ97,98と、この傾き検出センサ97,98の検出結果に基づき位置調整機構35の調整量を制御する制御部91と、を備える。このように制御部91によって自動で位置調整機構35が可動ラック歯車31の位置の調整を行うため、ユーザの手を煩わさずに、孔版原紙Sが版胴41a,42aに斜めに巻き付けられるのを抑制することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
孔版原紙に感熱穿孔を施す製版部と、
前記孔版原紙が巻き付けられる版胴と、
前記版胴に対して前記孔版原紙を供給する位置を含む複数の位置に移動する前記製版部をガイドするガイド部材と、
前記ガイド部材の位置を調整する位置調整機構と、
を備えることを特徴とする孔版印刷装置。
[付記2]
前記版胴は、複数備えられ、
前記ガイド部材は、前記複数の版胴の各々に対して前記孔版原紙を供給する複数の位置に移動する前記製版部をガイドする
ことを特徴とする付記1記載の孔版印刷装置。
[付記3]
前記ガイド部材は、ラック歯車を有し、
前記製版部は、前記ラック歯車に沿って移動するピニオン歯車と、当該ピニオン歯車を回動させる移動用駆動手段と、を有し、
前記位置調整機構は、前記ラック歯車を前記製版部の移動方向に移動させる調整用駆動手段を有する、
ことを特徴とする付記1又は2記載の孔版印刷装置。
[付記4]
前記製版部の傾きを検出するための傾き検出センサと、
前記傾き検出センサの検出結果に基づき前記位置調整機構の調整量を制御する制御部と、
を更に備えることを特徴とする付記1乃至3記載の孔版印刷装置。
1 孔版印刷装置
2 装置筐体
10 画像読取部
20 製版部
21 原紙収容部
22 サーマルヘッド
23 プラテンローラ
24 原紙送りローラ
25 原紙カッタ
26 移動用モータ
27a,27b 駆動ローラ
27c,27d ピニオン歯車
28a,28b 従動ローラ
29 被検出片
31 可動ラック歯車
32 固定ラック歯車
33,34 レール
33a 長孔
35 位置調整機構
35a 調整用モータ
35a−1 駆動軸
35b 動力伝達歯車
35c 動力伝達歯車
35d 調整用ラック歯車
36 連結部材
41 第1の印刷部
41a 版胴
41b クランプ部
41c プレスローラ
41d 搬送ベルト
42 第2の印刷部
42a 版胴
42b クランプ部
42c プレスローラ
42d 4次給紙ローラ
51 第1の排版部
52 第2の排版部
60 給紙部
61 給紙台
62 1次給紙ローラ
63 2次給紙ローラ
70 反転部
71 反転ベルト
72 補助部材
73,74 ローラ
75 吸引部
76 載置台
77 中間搬送ベルト
78 吸引部
79 3次給紙ローラ
80 排紙部
81 排紙ベルト
82 排紙台
91 制御部
92 ROM
93 RAM
94 操作パネル部
95,96 移動検出センサ
97,98 傾き検出センサ
99 引っ張りバネ
D 製版部20の移動方向
S 孔版原紙(マスタ)
P 用紙

Claims (4)

  1. 孔版原紙に感熱穿孔を施す製版部と、
    前記孔版原紙が巻き付けられる版胴と、
    前記版胴に対して前記孔版原紙を供給する位置を含む複数の位置に移動する前記製版部をガイドするガイド部材と、
    前記ガイド部材の位置を調整する位置調整機構と、
    を備えることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記版胴は、複数備えられ、
    前記ガイド部材は、前記複数の版胴の各々に対して前記孔版原紙を供給する複数の位置に移動する前記製版部をガイドする
    ことを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 前記ガイド部材は、ラック歯車を有し、
    前記製版部は、前記ラック歯車に沿って移動するピニオン歯車と、当該ピニオン歯車を回動させる移動用駆動手段と、を有し、
    前記位置調整機構は、前記ラック歯車を前記製版部の移動方向に移動させる調整用駆動手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の孔版印刷装置。
  4. 前記製版部の傾きを検出するための傾き検出センサと、
    前記傾き検出センサの検出結果に基づき前記位置調整機構の調整量を制御する制御部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3記載の孔版印刷装置。
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