JP2019099348A - エレベータの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータにおいて高いセキュリティを実現することが可能な技術を提供する。【解決手段】エレベータの制御システムは、規制装置1と、読取装置(第1読取装置2A及び第2読取装置2Bの少なくとも何れか一方を含む)と、検出装置3と、制御装置と、を備える。規制装置1は、エレベータの乗りかご100又は乗場Hに設置され、利用者の乗降を規制することが可能である。読取装置は、乗りかご100及び乗場Hの少なくとも何れか一方に設置され、利用者が所持する記録媒体Qの読取りが可能である。検出装置3は、乗降時の利用者を検出することが可能である。制御装置は、読取装置による読取結果と、検出装置3による検出結果と、に基づいて、利用者の乗降を規制装置1で規制する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータのセキュリティを向上させる技術に関する。
近年、マンションやビル等の建物に設置されているエレベータにおいて、利用者の安全性や情報漏洩の防止などを考慮して、高いセキュリティが求められる場面が増えつつある。そこで、エレベータのセキュリティを向上させるべく、エレベータへの乗車前にカードリーダによるIC(Integrated Circuit)カードの読取りを行うことにより、ICカードを所持しない者の乗車を制限したり、ICカードから読み取った情報に基づいて利用者の行先階を制限したりすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−15320号公報
しかしながら、カードリーダによるICカードの読取りだけでは、ICカードを所持しない者がエレベータに乗車することを必ずしも制限できるとは限らない。例えば、ICカードを所持しない者が、乗車が許可された利用者の後ろに続いてエレベータに乗り込んでしまう虞がある。このため、従来の技術では、エレベータのセキュリティを向上させることに限界があった。
そこで本発明の目的は、エレベータにおいて高いセキュリティを実現することが可能な技術を提供することである。
本発明に係るエレベータの制御システムは、規制装置と、読取装置と、検出装置と、制御装置と、を備える。規制装置は、エレベータの乗りかご又は乗場に設置され、利用者の乗降を規制することが可能である。読取装置は、乗りかご及び乗場の少なくとも何れか一方に設置され、利用者が所持する記録媒体の読取りが可能である。検出装置は、乗降時の利用者を検出することが可能である。制御装置は、読取装置による読取結果と、検出装置による検出結果と、に基づいて、利用者の乗降を規制装置で規制する。
上記制御システムによれば、読取結果と検出結果とを用いて利用者の乗降を利用者ごとに管理することが可能になる。そして、利用者の降車を利用者ごとに管理することにより、記録媒体を所持する利用者を乗りかごから1人ずつ降車させることが可能になる。従って、記録媒体を所持しない者が乗りかごに乗り込んでいたとしても、その者の降車を阻止することができる。又、利用者の乗車を利用者ごとに管理することにより、記録媒体を所持する利用者を乗りかごへ1人ずつ乗車させることが可能になる。従って、記録媒体を所持しない者が乗りかごに乗り込むことを阻止することができる。
上記制御システムにおいて、制御装置は、規制処理部と、第1判断処理部と、を含んでいてもよい。ここで、規制処理部は、規制装置による乗降の規制を制御する処理部であって、乗場への乗りかごの停止時において読取装置が記録媒体を読み取ったとき、規制装置による乗降の規制を解除する。第1判断処理部は、規制の解除時に、検出装置による検出結果を用いて、利用者の乗降が正常であるか否かを判断する。そして、規制処理部は、利用者の乗降が正常であると第1判断処理部が判断したとき、別の利用者の乗降を規制装置で再び規制してもよい。これにより、別の利用者が乗降するためには、その利用者は、自身が所持する記録媒体を読取装置に読み取らせることが必要になる。
上記制御システムにおいて、検出装置は、利用者が乗降する方向において順に配置された第1検出部、第2検出部、及び第3検出部を含み、これらの検出部のうちの隣り合う何れか2つの検出部が、上記乗降する方向において規制装置の前後にそれぞれ配されていてもよい。又、第1判断処理部は、第2検出部が利用者を検出していない状態で、第1検出部及び第3検出部の何れもが利用者を検出したとき、利用者の乗降が正常でないと判断してもよい。これにより、記録媒体を所持する利用者の後ろに続いて別の者が、記録媒体を読取装置に読み取らせることなく乗降しようとした場合に、その行為を検出することが可能になる。
上記制御システムにおいて、読取装置は、乗りかごに設置された第1読取装置を含み、記録媒体には、それを所持する利用者の行先階が対応付けられていてもよい。又、制御装置は、第2判断処理部を更に含んでいてもよい。ここで、第2判断処理部は、乗場への乗りかごの停止時において第1読取装置が記録媒体を読み取ったとき、当該記録媒体に対応付けられている行先階が、乗りかごが停止している階に一致しているか否かを判断する。そして、規制処理部は、一致していると第2判断処理部が判断したとき、規制装置による降車の規制を解除してもよい。これにより、乗りかご内の利用者に対して、降車する階を1人ずつ管理することができ、その結果として、許可されていない階への利用者の降車が防止される。
上記制御システムにおいて、読取装置は、乗場に設置された第2読取装置を更に含み、制御装置は、設定処理部を更に含んでいてもよい。ここで、設定処理部は、第1読取装置及び第2読取装置の各々において読取りの有効又は無効を選択的に設定する。そして、設定処理部は、乗りかごが乗場に到着したとき、第1読取装置の読取りを有効にする一方で第2読取装置の読取りを無効にし、その後、利用者の降車が完了したとき、第2読取装置の読取りを有効にしてもよい。これにより、降車時の規制処理が完了するまで利用者の乗車が規制される。よって、利用者をスムーズに乗降させることが可能になる。
上記制御システムにおいて、乗りかごが複数設けられ、当該複数の乗りかごのそれぞれに対応させて、規制装置、第1読取装置、及び第2読取装置が1組ずつ設置されていてもよい。又、読取装置は、乗場に設置された行先階登録(呼び登録)用の第3読取装置を更に含み、制御装置は、群管理処理部と、第3判断処理部と、を更に含んでいてもよい。ここで、群管理処理部は、第3読取装置が記録媒体を読み取ったとき、当該記録媒体を複数の乗りかごの何れかに割り当てる。第3判断処理部は、乗場への乗りかごの停止時において当該乗りかごに対応する第2読取装置が記録媒体を読み取ったとき、その乗りかごが、群管理処理部によって割り当てられた乗りかごに一致しているか否かを判断する。そして、規制処理部は、一致していると第3判断処理部が判断したときに、規制装置による乗車の規制を解除してもよい。これにより、割り当てられた乗りかごとは別の乗りかごに利用者が間違って乗車することが防止される。
本発明によれば、エレベータにおいて高いセキュリティを実現することが可能になる。
第1実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。 (A)乗降口を乗りかご側から見て示した概念図、及び(B)乗降口を乗場側から見て示した概念図である。 制御システムが備えるエレベータ制御装置を概念的に示したブロック図である。 第1検出部、第2検出部、及び第3検出部による検出結果の組合せと、第1判断処理部が判断する通過中の利用者の人数と、の関係を示した図である。 第1判断処理部が判断する通過中の利用者の人数が「2人」になる場面を示した図である。 エレベータ制御装置が実行する降車時の規制処理を示したフローチャートである。 エレベータ制御装置が実行する乗車時の規制処理を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。 第3実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。 第3実施形態に係る制御システムが備える(A)群管理制御装置及び(B)エレベータ制御装置のそれぞれの構成を示したブロック図である。
[1]第1実施形態
[1−1]制御システムの構成
図1は、第1実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。図1に示される様に、エレベータは、昇降路内を上下に移動する乗りかご100と、当該乗りかご100が停止する階(停止可能階)に設けられた乗場Hと、を備える。そして、乗りかご100は、乗降口100aを開閉するためのかごドア101を有し、乗場Hには、かごドア101の動きに連動して開閉する乗場ドア201が設けられている。本実施形態では、かごドア101及び乗場ドア201のそれぞれが、乗降口100aの左右に1枚ずつ設けられている。乗降口100aの幅は、一例として1人の利用者だけが通ることのできる幅(例えば、800〜900mm)である。尚、図1では、左右のかごドア101及び乗場ドア201が符号L及びRで区別されている。
制御システムは、規制装置1と、第1読取装置2Aと、第2読取装置2Bと、検出装置3と、エレベータ制御装置4と、によって構築されている。検出装置3は、第1検出部30Aと、第2検出部30Bと、第3検出部30Cと、を含む。そして、規制装置1と、第1読取装置2Aと、第1検出部30Aと、第2検出部30Bと、が乗りかご100に設置されている。又、第2読取装置2Bと、第3検出部30Cと、が乗場Hに設置されている。以下、各部構成について、具体的に説明する。
規制装置1は、利用者の乗降を規制するゲートを乗降口100aに構成するための装置である。ここで、乗降の規制には、主に、利用者に対する乗降(即ち、ゲートの通過)の制限又は禁止が含まれる。本実施形態では、規制装置1は、乗りかご100を構成する前壁102A(乗降口100aが設けられた壁)の外側の位置において、当該前壁102Aとかごドア101との間に設置されている。又、規制装置1は、利用者の乗降を規制するための規制部材として、左右一対の開閉フラップ11L及び11Rを有している。
図2(A)は、乗降口100aを乗りかご100側から見て示した概念図であり、図2(B)は、乗降口100aを乗場H側から見て示した概念図である。図2(A)及び(B)に示される様に、開閉フラップ11L及び11Rは何れも、前壁102Aに沿う鉛直面内において、利用者の通過を禁止する水平姿勢と、利用者の通過を許可する下垂姿勢と、の間で上下に回転することが可能である。尚、図2(A)及び(B)では、水平姿勢が実線で示され、下垂姿勢が一点鎖線で示されている。そして、規制装置1は、エレベータ制御装置4(主に規制処理部41)からの指令に基づいて開閉フラップ11L及び11Rを回転させることにより、利用者の乗降を規制する。
尚、ゲートの開閉には、開閉フラップに限らず、利用者の通過を規制できる様々な規制部材(開閉バーや回転バーなど)が用いられてもよい。又、利用者の通過を規制することが可能であれば、開閉フラップ等の規制部材は、乗降口100aの左右の何れにも設けられる場合に限らず、何れか一方(右側又は左側)にのみ設けられてもよい。更に、利用者の通過の規制を強化するべく、規制部材は、上下に複数設けられてもよい。
第1読取装置2A及び第2読取装置2Bは何れも、利用者が所持する記録媒体Q(磁気カードやICカード等)の読取りが可能な装置であり、当該記録媒体Qから情報を読み取る読取り部21を有する。本実施形態では、第1読取装置2Aは、乗りかご100の前壁102Aの内面において、乗降口100aの左右に1つずつ設けられている(図2(A)参照)。又、第2読取装置2Bは、乗場H側の乗降口200aの近傍において、当該乗降口200aが設けられている壁202に1つ設けられている(図2(B)参照)。尚、乗りかご100に設置する第1読取装置2Aの位置や数は、適宜変更することが可能である。乗場Hに設置する第2読取装置2Bの位置や数についても同様である。
記録媒体Qには、当該記録媒体Qを所持する利用者を識別するための識別情報が記録されており、第1読取装置2A及び第2読取装置2Bは、それぞれの読取り部21を通じて、記録媒体Qから識別情報を読み取る。尚、読取り部21による記録媒体Qの読取り方法は、接触式のものであってもよいし、NFC(Near Field Communication)等の近距離通信で情報を読み取る非接触式のものであってもよく、特に限定されるものではない。又、記録媒体Qは、カード状のものに限らず、スティック状やチップ状のものであってもよい。更に、読取り部21との近距離通信(NFC等)が可能なスマートフォン等の携帯情報端末が、記録媒体Qとして用いられてもよい。
そして、乗場Hに設置されている第2読取装置2Bが記録媒体Qから識別情報を読み取ったとき、エレベータ制御装置4が、その識別情報を用いて記録媒体Qの認証を行う。具体的には、エレベータ制御装置4は、エレベータの利用が許可された利用者の識別情報を含んだ認証用データを有している。そして、エレベータ制御装置4は、第2読取装置2Bが読み取った識別情報を認証用データと照合する。尚、認証用データは、エレベータ制御装置4自身が有していてもよいし、制御システムが備える記憶装置(不図示)に記憶されていてもよい。又、認証用データには、後述する対応データが用いられてもよい。
照合の結果、第2読取装置2Bが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れかに一致した場合、エレベータ制御装置4は、第2読取装置2Bが読み取った識別情報を受け付ける(記録媒体Qの認証成功)。一方、第2読取装置2Bが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れとも一致しなかった場合、エレベータ制御装置4は、第2読取装置2Bが読み取った識別情報の受付けを拒否する(記録媒体Qの認証失敗)。
そして、記録媒体Qの認証に成功した場合、エレベータ制御装置4は、エレベータに対する行先階登録(呼び登録)を実行する。具体的には、エレベータ制御装置4は、行先階登録として、識別情報の読取りが実行された階(読取り実行階)と、読み取られた識別情報と、次の様な対応データにおいて当該識別情報に対応付けられている行先階と、を互いに関連付けて登録する。ここで、対応データは、複数の記録媒体Qにそれぞれ記録されている複数の識別情報と、それらの識別情報で識別される利用者(即ち、記録媒体Qを所持する利用者)ごとに許可された行先階と、が互いに対応付けられたデータである。尚、対応データは、エレベータ制御装置4自身が有していてもよいし、制御システムが備える記憶装置(不図示)に記憶されていてもよい。
上記行先階登録(呼び登録)が実行されると、エレベータ制御装置4は、乗りかご100を読取り実行階へ移動させる。
尚、行先階登録(呼び登録)は、エレベータ制御装置4で一元的に行われる場合に限らず、エレベータの複数の停止可能階に設置されている第2読取装置2Bのそれぞれにおいて個別に行われてもよい。この場合、各第2読取装置2Bは、自身が対応データを有し、その対応データを参照して登録を行ってもよいし、各第2読取装置2Bが、行先階登録の都度、エレベータ制御装置4又は記憶装置が有する対応データを参照してもよい。
他の例として、各利用者が所持する記録媒体Qには、当該利用者に許可された行先階が識別情報と共に記録されていてもよい。この場合、エレベータ制御装置4は、行先階登録(呼び登録)として、第2読取装置2Bが記録媒体Qから読み取った行先階を、識別情報に関連付けて登録する。
第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30Cは、乗降時の利用者を検出することが可能な光学センサである。本実施形態では、これらの検出部は何れも、投光部31と受光部32とが対向配置された透過型の光学センサである(図1参照)。そして、第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30Cは、利用者が乗降する方向Dcにおいて順に配置されており、各検出部を構成する投光部31及び受光部32は、乗降時に利用者が通る通路を挟んで両側にそれぞれ配されている。従って、投光部31から受光部32へ向かう光が遮断されたとき、その光の遮断を以て利用者が検知される。尚、これらの検出部には、透過型の光学センサに限らず、反射型の光学センサが用いられてもよい。
具体的には、第1検出部30Aを構成する投光部31及び受光部32は、乗りかご100の乗降口100aを構成するフレームの左右の側部にそれぞれ設けられている。第2検出部30Bを構成する投光部31及び受光部32は、かごドア101L及び101Rが閉じたときに当接する戸当り端縁にそれぞれ設けられている。第3検出部30Cを構成する投光部31及び受光部32は、乗場H側の乗降口200aの近傍において、壁202のうちの当該乗降口200aの左右の部分にそれぞれ設置されている。
この様に、第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30Cは、利用者が乗降する方向Dcにおいて順に配置されると共に、これらの検出部のうちの隣り合う第1検出部30A及び第2検出部30Bが、乗降する方向Dcにおいて規制装置1の前後にそれぞれ配されている。
エレベータ制御装置4は、利用者の降車時に、第1読取装置2Aによる読取結果と、検出装置3による検出結果と、に基づいて、利用者の降車を規制装置1で規制する。又、利用者の乗車時には、エレベータ制御装置4は、第2読取装置2Bによる読取結果と、検出装置3による検出結果と、に基づいて、利用者の乗車を規制装置1で規制する。以下、制御システムで実行される各種処理(規制処理を含む)として、主にエレベータ制御装置4が行う処理について、具体的に説明する。
[1−2]制御システムで実行される各種処理
図3は、エレベータ制御装置4を概念的に示したブロック図である。図3に示される様に、エレベータ制御装置4は、認証処理部40Aと、登録処理部40Bと、規制処理部41と、第1判断処理部42Aと、第2判断処理部42Bと、設定処理部43と、第1カウント処理部44Aと、第2カウント処理部44Bと、完了判断処理部45と、を含む。尚、エレベータ制御装置4が行う各種処理(規制処理を含む)は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロコンピュータ等の処理装置に実行させることができる。又、当該各種処理は、対応するプログラムをエレベータ制御装置4に実行させることにより、実現されてもよい。そして、その様なプログラムは、読取り可能な状態で記憶媒体(例えば、フラッシュメモリ等)に記憶されてもよいし、制御システムが備える記憶装置(不図示)に記憶されてもよい。
[1−2−1]行先階登録(呼び登録)処理
乗場Hに設置されている第2読取装置2Bが記録媒体Qから識別情報を読み取ったとき、先ず、認証処理部40Aが、その識別情報を用いて記録媒体Qの認証を行う。具体的には、認証処理部40Aは、第2読取装置2Bが読み取った識別情報を、上述した認証用データと照合する。尚、認証用データには、上述した対応データが用いられてもよい。
照合の結果、第2読取装置2Bが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れかに一致した場合、認証処理部40Aは、第2読取装置2Bが読み取った識別情報を受け付ける(記録媒体Qの認証成功)。一方、第2読取装置2Bが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れとも一致しなかった場合、認証処理部40Aは、第2読取装置2Bが読み取った識別情報の受付けを拒否する(記録媒体Qの認証失敗)。
そして、認証処理部40Aが記録媒体Qの認証に成功した場合、登録処理部40Bが、エレベータに対する行先階登録(呼び登録)を実行する。具体的には、登録処理部40Bは、行先階登録(呼び登録)として、識別情報の読取りが実行された階(読取り実行階)と、読み取られた識別情報と、上述した対応データにおいて当該識別情報に対応付けられている行先階と、を互いに関連付けて登録する。
上記行先階登録(呼び登録)が実行されると、エレベータ制御装置4は、乗りかご100を読取り実行階へ移動させる。その後、読取り実行階へ移動する乗りかご100には、当該読取実行階に到着するまでに登録された少なくとも1組の識別情報及び行先階が対応付けられる。更に、当該乗りかご100には、読取実行階から出発するまでに登録された識別情報及び行先階も対応付けられる。
尚、読取実行階に到着するまでに行先階登録(呼び登録)が完了した利用者は、乗りかご100の到着後、当該乗りかご100に乗車する際に、再度、自身の記録媒体Qを第2読取装置2Bに読み取らせて、後述する規制装置1による規制を解除する必要がある。一方、乗りかご100の到着後、登録が完了していない利用者が、自身の記録媒体Qを第2読取装置2Bに読み取らせて乗車しようとした場合、その記録媒体Qの認証が成功すれば、第2読取装置2Bによる1回の読取りで、規制の解除と、識別情報及び行先階の登録と、が実行される。
そして、第1カウント処理部44Aは、その乗りかご100に対する全ての登録数を乗車予定人数Na0としてカウントし、行先階ごとの登録数を降車予定人数Nb0としてカウントする。
尚、行先階登録(呼び登録)は、エレベータ制御装置4で一元的に行われる場合に限らず、各第2読取装置2Bが認証処理部40A及び登録処理部40Bを備えることで、第2読取装置2Bのそれぞれにおいて個別に行われてもよい。又、各利用者が所持する記録媒体Qに、当該利用者に許可された行先階が識別情報と共に記録されている場合、登録処理部40Bは、行先階登録として、第2読取装置2Bが記録媒体Qから読み取った行先階を、識別情報に関連付けて登録してもよい。
[1−2−2]規制処理
エレベータ制御装置4は、乗りかご100を停止可能階(読取り実行階、行先階を含む)の乗場Hに停止させた後、かごドア101を開く戸開動作を乗りかご100に実行させる。そして、エレベータ制御装置4は、かごドア101が全開となって戸開動作が完了した後、利用者に対する乗降の規制を実行する。以下、規制処理の詳細を説明する前に、規制処理に関連する規制処理部41、第1判断処理部42A、第2判断処理部42B、設定処理部43、第2カウント処理部44B、及び完了判断処理部45について説明する。
規制処理部41は、規制装置1による乗降の規制を制御する処理部であって、他の処理部の処理結果の少なくとも1つを用いて、利用者に対する乗降の規制と、当該規制の解除と、を選択的に実行する。ここで、他の処理部の処理結果には、認証処理部40Aによる認証結果、第1判断処理部42Aによる判断結果、及び第2判断処理部42Bによる判断結果などが含まれる。又、規制の解除には、利用者に対する乗降(即ち、ゲートの通過)の許可が含まれる。
第1判断処理部42Aは、規制の解除時に、検出装置3(第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30C)による検出結果を用いて、利用者の乗降が正常であるか否かを判断する。具体的には、以下のとおりである。
図4は、第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30Cによる検出結果(「検出」又は「未検出」)の組合せと、第1判断処理部42Aが判断する通過中の利用者の人数と、の関係を示した図である。図4に示された関係は以下のとおりである。
3つの検出部による検出結果が何れも「未検出」であった場合、第1判断処理部42Aは、通過中の利用者の人数を「0人」と判断する。
3つの検出部による検出結果が以下の3つの場合、第1判断処理部42Aは、通過中の利用者の人数を「1人」と判断する。
(1)3つの検出部による検出結果の何れか1つが「検出」であり、且つ、残りの2つの検出結果が何れも「未検出」であった場合
(2)3つの検出部のうちの隣り合う何れか2つの検出部による検出結果が「検出」であり、且つ、残りの1つの検出結果が「未検出」であった場合
(3)3つの検出部による検出結果が何れも「検出」であった場合
3つの検出部のうちの最も離れた2つの検出部(即ち、第1検出部30A及び第3検出部30C)による検出結果が「検出」であり、且つ、残りの1つの検出結果が「未検出」であった場合、第1判断処理部42Aは、通過中の利用者の人数を「2人」と判断する。
そして、規制の解除時に、第1判断処理部42Aが判断する通過中の利用者の人数が「0人」→「1人」→「0人」と推移したとき、第1判断処理部42Aは、利用者の乗降を「正常である」と判断する。一方、規制の解除時に、第1判断処理部42Aが判断する通過中の利用者の人数が「0人」→「1人」→「2人」と推移したとき、第1判断処理部42Aは、利用者の乗降を「正常でない」と判断する。
ここで、第1判断処理部42Aが判断する通過中の利用者の人数が「2人」になる場面として、記録媒体Qを所持する利用者が、認証に成功して乗りかご100から乗車又は降車しようとしたときに、その利用者の後ろに続いて別の者が、記録媒体Qの認証を受けずに乗車又は降車しようとした場合が考えられる。尚、図5は、その様な場面を示した図である。そして、その様な場面のときに第1判断処理部42Aが「正常でない」と判断することにより、上述した記録媒体Qを所持する利用者の後ろに続いて別の者が乗降しようとする行為を検出することが可能になる。
第2判断処理部42Bは、乗場Hへの乗りかご100の停止時において利用者が降車しようとしたときに、そのときの乗りかご100の停止階が、利用者に降車が許された階であるか否かを判断する。具体的には、第2判断処理部42Bは、乗場Hへの乗りかご100の停止時において第1読取装置2Aが記録媒体Qを読み取ったとき、当該記録媒体Qに対応付けられている行先階が、乗りかご100が停止している階(停止階)に一致しているか否かを判断する。
設定処理部43は、第1読取装置2A及び第2読取装置2Bの各々において読取りの有効又は無効を選択的に設定する。
第2カウント処理部44Bは、第1判断処理部42Aによる判断結果に基づいて、正常に乗車した利用者の人数を乗車人数Naとしてカウントする。又、第2カウント処理部44Bは、第1判断処理部42Aによる判断結果に基づいて、正常に降車した利用者の人数を降車人数Nbとしてカウントする。
完了判断処理部45は、第2カウント処理部44Bがカウントした乗車人数Naが、第1カウント処理部44Aがカウントした乗車予定人数Na0に一致したか否かを判断する。完了判断処理部45は、第2カウント処理部44Bがカウントした降車人数Nbが、第1カウント処理部44Aがカウントした降車予定人数Nb0に一致したか否かを判断する。
<降車時の規制処理>
図6は、エレベータ制御装置4が実行する降車時の規制処理を示したフローチャートである。戸開動作の完了後、先ず、設定処理部43が、第1読取装置2Aの読取りを有効にする(図6のステップS11)。このとき、設定処理部43は、第2読取装置2Bの読取りを無効にする(後述する図7のステップS31)。
その後、エレベータ制御装置4は、乗りかご100内の第1読取装置2Aが記録媒体Qを読み取ったか否かを判断する(図6のステップS111)。ステップS111にて「読み取った」とエレベータ制御装置4が判断したとき、設定処理部43は、第1読取装置2Aの読取を無効にする(図6のステップS112)。そして、認証処理部40Aが、その識別情報を用いて記録媒体Qの認証を行う(図6のステップS12)。具体的には、認証処理部40Aは、第1読取装置2Aが読み取った識別情報を、上述した認証用データと照合する。尚、認証用データには、上述した対応データが用いられてもよい。
照合の結果、第1読取装置2Aが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れかに一致した場合、第1読取装置2Aが読み取った識別情報を受け付ける(記録媒体Qの認証成功)。一方、第1読取装置2Aが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れとも一致しなかった場合、認証処理部40Aは、第1読取装置2Aが読み取った識別情報の受付けを拒否する(記録媒体Qの認証失敗)。
そして、認証処理部40Aが記録媒体Qの認証に成功した場合、第2判断処理部42Bが、当該記録媒体Qに対応付けられている行先階が、乗りかご100が停止している階(停止階)に一致しているか否かを判断する(図6のステップS13)。ステップS13にて「一致している」と第2判断処理部42Bが判断したとき、規制処理部41が、規制装置1を制御して開閉フラップ11L及び11Rを開くことにより、規制装置1による降車の規制を解除する(図6のステップS14)。これにより、第1読取装置2Aに自身の記録媒体Qを読み取らせた利用者は、乗りかご100から規制装置1を通過して降車することが可能になる。
一方、ステップS13にて「一致していない」と第2判断処理部42Bが判断したとき、第2判断処理部42Bは、利用者に対して、その階への降車が許可されていないことを、第1読取装置2A等に設けられたスピーカ、ランプ、モニター等を通じて報知する(図6のステップS15)。その後、ステップS11に戻って、設定処理部43が、第1読取装置2Aの読取りを有効にすることにより、第1読取装置2Aを、読取りが可能な状態で待機させる。よって、ステップS13にて「一致していない」と第2判断処理部42Bが判断した場合、規制処理部41は、開閉フラップ11L及び11Rを開かずに、降車を規制した状態を維持する。
そして、ステップS14にて規制が解除されると、第1判断処理部42Aが、検出装置3(第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30C)による検出結果を用いて、利用者の降車が正常であるか否かを判断する(図6のステップS16)。ステップS16にて利用者の降車は「正常である」と第1判断処理部42Aが判断したとき、第2カウント処理部44Bが、降車した利用者を「1人」として降車人数Nbにカウントする(図6のステップS17)。
その後、規制処理部41が、規制装置1を制御して開閉フラップ11L及び11Rを閉じることにより、別の利用者の降車を規制装置1で再び規制する(図6のステップS18)。
一方、ステップS16にて利用者の降車は「正常でない」と第1判断処理部42Aが判断したとき、第1判断処理部42Aは、規制装置1等に設けられたスピーカ、ランプ、モニター等を通じて、降車が正常でないこと(或いは、異常であること)を利用者に報知する(図6のステップS161)。ここで、降車が「正常でない」場合とは、上述した様に、第1判断処理部42Aが判断する通過中の利用者の人数が、推移する過程で「2人」になった場合である。この様な判断がなされる場面として、記録媒体Qを所持する利用者が、認証に成功して乗りかご100から降車しようとしたときに、その利用者の後ろに続いて別の者が、記録媒体Qの認証を受けずに降車しようとした場合が考えられる。
そして、この様な場面が生じたときに利用者への報知を行うことにより、後ろに続く別の者の降車を阻止することができる。一例として、後ろに続く別の者が記録媒体Qを所持する利用者であった場合には、報知により、その者が間違って別の階に降車することを防ぐことができる。他の例として、後ろに続く別の者が不審者であった場合には、報知により、その者の不審行為に防ぐことができる。
ステップS18にて降車を再び規制した後、完了判断処理部45が、第2カウント処理部44Bがカウントした降車人数Nbが、降車予定人数Nb0に一致したか否かを判断する(図6のステップS19)。ステップS19にて「一致していない」と完了判断処理部45が判断したとき、ステップS11からの処理を再び実行する。即ち、設定処理部43が、第1読取装置2Aの読取りを有効にする。これにより、乗りかご100内の別の利用者が降車するためには、その利用者は、自身が所持する記録媒体Qを第1読取装置2Aに読み取らせることが必要になる。そして、ステップS19にて「一致した」と完了判断処理部45が判断するまで、ステップS11〜S19が繰り返し実行される。
ステップS19にて「一致した」と完了判断処理部45が判断したとき、エレベータ制御装置4は、第1読取装置2Aの読取りを無効にしたまま降車時の規制処理を完了する。尚、ステップS19にて「一致していない」と完了判断処理部45が判断した場合でも、その後、第1読取装置2Aによる記録媒体Qの読取りが実行されずに所定時間が経過した場合には、エレベータ制御装置4は、強制的に降車時の規制処理を完了してもよい。
この様な降車時の規制処理によれば、第1読取装置2Aによる読取結果と検出装置3の検出結果とを用いて、利用者の降車を利用者ごとに管理することが可能になる。従って、記録媒体Qを所持する利用者を、乗りかご100から1人ずつ降車させることが可能になり、その結果として、記録媒体Qを所持しない者が乗りかご100に乗り込んでいたとしても、その者の降車を阻止することができる。よって、エレベータにおいて高いセキュリティを実現することができる。
本実施形態では、より高いセキュリティを実現させるべく、上記規制処理において、利用者が降車しようとしたときに、そのときの乗りかご100の停止階が、利用者に降車が許された階であるか否かが、第2判断処理部42Bによって判断される。そして、一致している場合にのみ、利用者の降車が許可される。従って、乗りかご100内の利用者に対して、降車する階を1人ずつ管理することができ、その結果として、許可されていない階への利用者の降車が防止される。
<乗車時の規制処理>
図7は、エレベータ制御装置4が実行する乗車時の規制処理を示したフローチャートである。戸開動作の完了後、先ず、設定処理部43が、第2読取装置2Bの読取りを無効にする(図7のステップS31)。その後、エレベータ制御装置4は、降車時の規制処理が完了したか否かを判断する(図7のステップS32)。そして、エレベータ制御装置4は、ステップS32にて「完了した」と判断できるまでステップS32を繰り返し実行する。
ステップS32にて「完了した」とエレベータ制御装置4が判断した場合、設定処理部43は、第2読取装置2Bの読取りを有効にする(図7のステップS33)。この様な処理によれば、降車時の規制処理が完了するまで利用者の乗車が規制される。これにより、利用者をスムーズに乗降させることが可能になる。
その後、エレベータ制御装置4は、乗場Hに設置された第2読取装置2Bが記録媒体Qを読み取ったか否かを判断する(図7のステップS331)。ステップS331にて「読み取った」とエレベータ制御装置4が判断したとき、設定処理部43は、第2読取装置2Bの読取を無効にする(図7のステップS332)。そして、認証処理部40Aが、その識別情報を用いて記録媒体Qの認証を行う(図7のステップS34)。具体的には、認証処理部40Aは、第2読取装置2Bが読み取った識別情報を、上述した認証用データと照合する。尚、認証用データには、上述した対応データが用いられてもよい。
照合の結果、第2読取装置2Bが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れかに一致した場合、第2読取装置2Bが読み取った識別情報を受け付ける(記録媒体Qの認証成功)。一方、第2読取装置2Bが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れとも一致しなかった場合、認証処理部40Aは、第2読取装置2Bが読み取った識別情報の受付けを拒否する(記録媒体Qの認証失敗)。
そして、認証処理部40Aが記録媒体Qの認証に成功した場合、規制処理部41が、規制装置1を制御して開閉フラップ11L及び11Rを開くことにより、規制装置1による乗車の規制を解除する(図7のステップS35)。これにより、第2読取装置2Bに自身の記録媒体Qを読み取らせた利用者は、規制装置1を通過して乗りかご100に乗車することが可能になる。
そして、ステップS35にて規制が解除されると、第1判断処理部42Aが、検出装置3(第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30C)による検出結果を用いて、利用者の乗車が正常であるか否かを判断する(図7のステップS36)。ステップS36にて利用者の乗車は「正常である」と第1判断処理部42Aが判断したとき、第2カウント処理部44Bが、乗車した利用者を「1人」として乗車人数Naにカウントする(図7のステップS37)。
その後、規制処理部41が、規制装置1を制御して開閉フラップ11L及び11Rを閉じることにより、別の利用者の乗車を規制装置1で再び規制する(図7のステップS38)。
一方、ステップS36にて利用者の乗車は「正常でない」と第1判断処理部42Aが判断したとき、第1判断処理部42Aは、規制装置1等に設けられたスピーカ、ランプ、モニター等を通じて、乗車が正常でないこと(或いは、異常であること)を利用者に報知する(図7のステップS361)。ここで、乗車が「正常でない」場合とは、上述した様に、第1判断処理部42Aが判断する通過中の利用者の人数が、推移する過程で「2人」になった場合である。この様な判断がなされる場面として、記録媒体Qを所持する利用者が、認証に成功して乗りかご100に乗車しようとしたときに、その利用者の後ろに続いて別の者が、記録媒体Qの認証を受けずに乗車しようとした場合が考えられる。
そして、この様な場面が生じたときに利用者への報知を行うことにより、後ろに続く別の者の乗車を阻止することができる。一例として、後ろに続く別の者が不審者であった場合には、報知により、その者の不審行為を防ぐことができる。
ステップS38にて乗車を再び規制した後、完了判断処理部45が、第2カウント処理部44Bがカウントした乗車人数Naが、乗車予定人数Na0に一致したか否かを判断する(図7のステップS39)。ステップS39にて「一致していない」と完了判断処理部45が判断したとき、ステップS33からの処理を再び実行する。即ち、設定処理部43が、第2読取装置2Bの読取りを有効にする。これにより、乗場Hで待機している別の利用者が乗車するためには、その利用者は、自身が所持する記録媒体Qを第2読取装置2Bに読み取らせることが必要になる。そして、ステップS39にて「一致した」と完了判断処理部45が判断するまで、ステップS33〜S39が繰り返し実行される。
ステップS39にて「一致した」と完了判断処理部45が判断したとき、エレベータ制御装置4は、第2読取装置2Bの読取りを無効にしたまま乗車時の規制処理を完了する。尚、ステップS39にて「一致していない」と完了判断処理部45が判断した場合でも、その後、第2読取装置2Bによる記録媒体Qの読取りが実行されずに所定時間が経過した場合には、エレベータ制御装置4は、強制的に乗車時の規制処理を完了してもよい。
乗車時の規制処理が完了すると、エレベータ制御装置4は、かごドア101を閉じる戸閉動作を乗りかご100に実行させる。そして、エレベータ制御装置4は、かごドア101が全閉となって戸閉動作が完了した後、乗りかご100を、登録された行先階へ移動させる。
この様な乗車時の規制処理によれば、第2読取装置2Bによる読取結果と検出装置3の検出結果とを用いて、利用者の乗車を利用者ごとに管理することが可能になる。従って、記録媒体Qを所持する利用者を、乗りかご100へ1人ずつ乗車させることが可能になり、その結果として、記録媒体Qを所持しない者が乗りかご100に乗り込むことを阻止することができる。よって、エレベータにおいて高いセキュリティを実現することができる。
[2]第2実施形態
図8は、第2実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。図8に示される様に、上記第1実施形態で説明した制御システムにおいて、規制装置1は、乗場Hにおいて、乗降口200aが設けられている壁202と乗場ドア201との間に設置され、これにより、利用者の乗降を規制するゲートを乗降口200aに構成してもよい。
この場合、第1検出部30A、第2検出部30B、及び第3検出部30Cは、利用者が乗降する方向Dcにおいて順に配置されると共に、これらの検出部のうちの隣り合う第2検出部30B及び第3検出部30Cが、乗降する方向Dcにおいて規制装置1の前後にそれぞれ配される。
具体的には、第1検出部30Aを構成する投光部31及び受光部32は、かごドア101L及び101Rの戸当り端縁にそれぞれ設けられている。第2検出部30Bを構成する投光部31及び受光部32は、左右の開閉フラップ11L及び11Rを回転可能に支持する2つの本体部の乗場ドア201側の面にそれぞれ設けられている。第3検出部30Cを構成する投光部31及び受光部32は、乗場H側の乗降口200aの近傍において、当該乗降口200aの左右両側の壁202にそれぞれ設置されている。
第2実施形態の制御システムによれば、第1実施形態と同様の規制処理を実行することができる。よって、第1実施形態と同様、エレベータにおいて高いセキュリティを実現することができる。
[3]第3実施形態
図9は、第3実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータを示す概念図である。図9に示される様に、エレベータが乗りかご100を複数備えている場合、当該複数の乗りかご100のそれぞれに対応させて、規制装置1、第1読取装置2A、及び第2読取装置2Bが1組ずつ設置されていてもよい。又、乗場Hには、第2読取装置2Bとは別に、行先階登録(呼び登録)用の第3読取装置2Cが設置されていてもよい。第3読取装置2Cは、第2読取装置2Bと同様、利用者が所持する記録媒体Q(磁気カードやIC(Integrated Circuit)カード等)の読取りが可能な装置であり、当該記録媒体Qから情報を読み取る読取り部21を有する。
本実施形態では、制御システムは、複数の乗りかご100をそれぞれ個別に制御する複数のエレベータ制御装置4と、これらのエレベータ制御装置4を一元的に管理及び制御する群管理制御装置6と、を備える。
図10(A)は、群管理制御装置6の構成を示したブロック図であり、図10(B)は、各エレベータ制御装置4の構成を示したブロック図である。図10(A)に示される様に、群管理制御装置6は、認証処理部61と、登録処理部62と、群管理処理部63と、を含む。又、図10(B)に示される様に、各エレベータ制御装置4は、第1実施形態で説明した処理部に加えて、第3判断処理部42Cを更に含む。尚、本実施形態では、各エレベータ制御装置4には登録処理部40Bが含まれておらず、その役割は群管理処理部63によって担われる。又、上述した認証用データ及び対応データは、各エレベータ制御装置4及び群管理制御装置6のそれぞれが有していてもよいし、制御システムが備える記憶装置(不図示)に記憶されているものを共有してもよい。
[3−1]行先階登録(呼び登録)処理
乗場Hに設置されている第3読取装置2Cが記録媒体Qから識別情報を読み取ったとき、先ず、認証処理部61が、その識別情報を用いて記録媒体Qの認証を行う。具体的には、認証処理部61は、第3読取装置2Cが読み取った識別情報を、上述した認証用データと照合する。尚、認証用データには、上述した対応データが用いられてもよい。
照合の結果、第3読取装置2Cが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れかに一致した場合、認証処理部61は、第3読取装置2Cが読み取った識別情報を受け付ける(記録媒体Qの認証成功)。一方、第3読取装置2Cが読み取った識別情報が、認証用データに含まれている識別情報の何れとも一致しなかった場合、認証処理部61は、第3読取装置2Cが読み取った識別情報の受付けを拒否する(記録媒体Qの認証失敗)。
そして、認証処理部61が記録媒体Qの認証に成功した場合、登録処理部62が、識別情報の読取りが実行された階(読取り実行階)と、読み取られた識別情報と、上述した対応データにおいて当該識別情報に対応付けられている行先階と、を互いに関連付けて、複数のエレベータ制御装置4のうちの何れか1つに登録する。このとき、群管理処理部63は、読取り実行階と行先階とに基づいて、その登録をどのエレベータ制御装置4に割り当てるかを決定する。即ち、群管理処理部63は、複数の乗りかご100から利用者が乗車すべき乗りかご100を選択する。
上記割当てが決定すると、登録が割り当てられたエレベータ制御装置4が、これに対応する乗りかご100を読取り実行階へ移動させる。その後、読取り実行階へ移動する乗りかご100には、当該読取実行階に到着するまでに群管理処理部63によって割り当てられた少なくとも1組の識別情報及び行先階が対応付けられる。更に、当該乗りかご100には、読取実行階から出発するまでに群管理処理部63によって割り当てられた識別情報及び行先階も対応付けられる。そして、第1カウント処理部44Aは、その乗りかご100に対する全ての登録数を乗車予定人数Na0としてカウントし、行先階ごとの登録数を降車予定人数Nb0としてカウントする。
[3−2]規制処理
本実施形態では、各エレベータ制御装置4は、第1実施形態で説明した降車時及び乗車時の規制処理に加えて、乗車時の規制処理において次の様な処理を実行することができる。即ち、乗場Hへの乗りかご100の停止時において当該乗りかご100に対応する第2読取装置2Bが記録媒体Qを読み取ったとき、認証処理部40Aによる記録媒体Qの認証成功(図7のステップS34)後、第3判断処理部42Cが、その乗りかご100が、当該記録媒体Qに割り当てられた乗りかご100に一致しているか否かを判断する。そして、規制処理部41は、「一致している」と第3判断処理部42Cが判断したときに、規制装置1による乗車の規制を解除する。
この様な乗車時の規制処理によれば、第1実施形態と同様にエレベータにおいて高いセキュリティを実現することができるだけでなく、割り当てられた乗りかご100とは別の乗りかご100に利用者が間違って乗車することが防止される。
[4]他の実施形態
上述した各実施形態の制御システムにおいて、乗りかご100及び乗場Hの少なくとも何れか一方にのみ読取装置が設置され、利用者の乗車のみが規制、或いは利用者の降車のみが規制されてもよい。
上述した各実施形態の制御システムにおいて、利用者が乗りかご100に乗車しようとして第2読取装置2Bが記録媒体Qを読み取ったとき、規制処理部41は、乗りかご100が上行きか下行きかに応じて、乗りかご100への乗車を規制してもよい。
上述した第1実施形態の制御システムにおいて、乗りかご100の移動時には、開閉フラップ11L及び11R等の規制部材は、乗りかご100内の利用者の邪魔にならない姿勢(例えば、下垂姿勢)となる様に制御されてもよい。そして、乗りかご100が停止する直前に、規制部材が元の位置(例えば、水平姿勢)に戻されてもよい。このとき、第1検出部30Aが利用者を検出している場合には、規制部材を元の位置に戻さずに、利用者に規制装置1から離れる様に促した後、第1検出部30Aが利用者を検出しなくなったときに規制部材を元の位置に戻してもよい。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 規制装置
2A 第1読取装置
2B 第2読取装置
2C 第3読取装置
3 検出装置
4 エレベータ制御装置
6 群管理制御装置
11L、11R 開閉フラップ
21 読取り部
30A 第1検出部
30B 第2検出部
30C 第3検出部
31 投光部
32 受光部
40A 認証処理部
40B 登録処理部
41 規制処理部
42A 第1判断処理部
42B 第2判断処理部
42C 第3判断処理部
43 設定処理部
44A 第1カウント処理部
44B 第2カウント処理部
45 完了判断処理部
61 認証処理部
62 登録処理部
63 群管理処理部
100 乗りかご
100a 乗降口
101、101L、101R かごドア
102A 前壁
200a 乗降口
201 乗場ドア
202 壁
H 乗場
Q 記録媒体
Dc 方向
Na 乗車人数
Nb 降車人数
Na0 乗車予定人数
Nb0 降車予定人数

Claims (6)

  1. エレベータの乗りかご又は乗場に設置され、利用者の乗降を規制することが可能な規制装置と、
    前記乗りかご及び前記乗場の少なくとも何れか一方に設置され、利用者が所持する記録媒体の読取りが可能な読取装置と、
    乗降時の利用者を検出することが可能な検出装置と、
    前記読取装置による読取結果と、前記検出装置による検出結果と、に基づいて、利用者の乗降を前記規制装置で規制する制御装置と、
    を備える、エレベータの制御システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記規制装置による乗降の規制を制御する規制処理部であって、前記乗場への前記乗りかごの停止時において前記読取装置が前記記録媒体を読み取ったとき、前記規制装置による乗降の規制を解除する規制処理部と、
    前記規制の解除時に、前記検出装置による検出結果を用いて、利用者の乗降が正常であるか否かを判断する第1判断処理部と、
    を含み、
    前記規制処理部は、利用者の乗降が正常であると前記第1判断処理部が判断したとき、別の利用者の乗降を前記規制装置で再び規制する、請求項1に記載のエレベータの制御システム。
  3. 前記検出装置は、利用者が乗降する方向において順に配置された第1検出部、第2検出部、及び第3検出部を含み、これらの検出部のうちの隣り合う何れか2つの検出部が、前記乗降する方向において前記規制装置の前後にそれぞれ配されており、
    前記第1判断処理部は、前記第2検出部が利用者を検出していない状態で、前記第1検出部及び前記第3検出部の何れもが利用者を検出したとき、利用者の乗降が正常でないと判断する、請求項2に記載のエレベータの制御システム。
  4. 前記読取装置は、前記乗りかごに設置された第1読取装置を含み、
    前記記録媒体には、それを所持する利用者の行先階が対応付けられており、
    前記制御装置は、
    前記乗場への前記乗りかごの停止時において前記第1読取装置が前記記録媒体を読み取ったとき、当該記録媒体に対応付けられている前記行先階が、前記乗りかごが停止している階に一致しているか否かを判断する第2判断処理部
    を更に含み、
    前記規制処理部は、一致していると前記第2判断処理部が判断したとき、前記規制装置による降車の規制を解除する、請求項1〜3の何れかに記載のエレベータの制御システム。
  5. 前記読取装置は、前記乗場に設置された第2読取装置を更に含み、
    前記制御装置は、
    前記第1読取装置及び前記第2読取装置の各々において読取りの有効又は無効を選択的に設定する設定処理部
    を更に含み、
    前記設定処理部は、前記乗りかごが前記乗場に到着したとき、前記第1読取装置の読取りを有効にする一方で前記第2読取装置の読取りを無効にし、その後、利用者の降車が完了したとき、前記第2読取装置の読取りを有効にする、請求項4に記載のエレベータの制御システム。
  6. 前記乗りかごが複数設けられ、当該複数の乗りかごのそれぞれに対応させて、前記規制装置、前記第1読取装置、及び前記第2読取装置が1組ずつ設置されており、
    前記読取装置は、前記乗場に設置された行先階登録用の第3読取装置を更に含み、
    制御装置は、
    前記第3読取装置が前記記録媒体を読み取ったとき、当該記録媒体を前記複数の乗りかごの何れかに割り当てる群管理処理部と、
    前記乗場への前記乗りかごの停止時において当該乗りかごに対応する前記第2読取装置が前記記録媒体を読み取ったとき、その乗りかごが、前記群管理処理部によって割り当てられた前記乗りかごに一致しているか否かを判断する第3判断処理部と、
    を更に含み、
    前記規制処理部は、一致していると前記第3判断処理部が判断したときに、前記規制装置による乗車の規制を解除する、請求項4又は5に記載のエレベータの制御システム。
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