JP2019133535A - ゲート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通路を通行する利用者の利便性を向上でき、且つ単位時間当たりに通行制御できる利用者の人数の低下が抑えられる技術を提供する。【解決手段】自動改札機1は、第1ユニット1aと、第2ユニット1bとを対向させて設置し、第1ユニット1aと、第2ユニット1bとの間に形成された改札通路における利用者の通行を制御する。第1ユニット1aには、第2ユニット1bに対向する改札通路側の側面に、該通路に沿う方向に延びる窪み部100aが形成されている。指紋読取部11aが、窪み部100aに挿入された利用者の手の画像を取得し、当該画像を処理して利用者の認証に用いる指紋データを抽出する。【選択図】図1

Description

この発明は、指紋認証による利用者の認証結果に応じて、通路における利用者の通行を制御する技術に関する。
従来、駅の改札口に設置された自動改札機には、改札通路における利用者の通行可否(駅構内への入場可否、または駅構内からの出場可否)にかかる判定を、指紋認証で行うものがあった(例えば、特許文献1参照)。この自動改札機(指紋照合改札機)は、読み取った利用者の指紋と、予め登録されている登録者の指紋との照合により、この利用者が登録者であると認証された場合、この利用者に対して改札通路の通行を許可すると判定する。反対に、この自動改札機は、読み取った利用者の指紋と、予め登録されている登録者の指紋との照合により、この利用者が登録者であると認証されなかった場合、この利用者に対して改札通路の通行を許可しないと判定する。
また、利用者の指紋を読み取る指紋読取センサには、例えば、特許文献2に示されているように、静電容量式、感熱式、電解式、超音波式、光学式等がある。
特開2001−307144号公報 特開2017− 54323号公報
特許文献1に記載されている自動改札機は、指紋検出器の読取面に当てられた利用者の指の指紋を読み取る構成であったため、利用者は、改札通路に進入するときに、一旦立ち止まって、指を指紋検出器の読取面に当てていた。特許文献1に記載されている自動改札機は、改札通路に進入する利用者を一旦立ち止まらせることが、利用者の利便性を低下させる要因になっていた。また、改札通路に進入する利用者が一旦立ち止まることが、単位時間当たりに改札処理できる利用者の人数(改札処理のスループット)を低下させる要因にもなっていた。
この発明の目的は、通路を通行する利用者の利便性を向上でき、且つ単位時間当たりに通行制御できる利用者の人数の低下が抑えられる技術を提供することにある。
この発明のゲート装置は、上記目的を達するために、以下のように構成している。
このゲート装置は、第1の筐体と、第2の筐体とを対向させて設置し、第1の筐体と第2の筐体との間に形成された通路における利用者の通行を制御する。第1の筐体には、第2の筐体に対向する通路側の側面に、該通路に沿う方向に延びる窪み部が形成されている。また、非接触指紋読取部が、窪み部に挿入された利用者の手の画像を取得し、当該画像を処理して利用者の認証に用いる指紋データを抽出する。
非接触指紋読取部は、イメージセンサ(撮像素子)によって撮像された画像に利用者の指の腹が撮像されていれば、当該画像を処理して利用者の認証に用いる指紋データを抽出する画像処理を行う。利用者は、窪み部が通路に沿う方向に延びているので、手を、指の腹がイメージセンサに対向する向きにして窪み部に挿入した状態で、通路を通行することによって、指の腹を非接触指紋読取部のイメージセンサに撮像させることができる。したがって、利用者は、通路を通行しながら、認証に用いる指紋データを非接触指紋読取部に抽出させることができる。言い換えれば、利用者は、通路に進入して通行するときに、指紋を読み取らせるために立ち止まらなくてもよい。これにより、通路を通行する利用者の利便性が向上でき、且つ単位時間当たりに通行制御できる利用者の人数の低下(スループットの低下)が抑えられる。
また、窪み部は、通路に沿う方向における一方端が第1の筐体における通路の一方の端部に達し、通路に沿う方向における他方端が第1の筐体における通路の中央部に達する位置に形成するのが好ましい。一方端は、通路を通行するときに、指紋データを非接触指紋読取部に抽出させる利用者にとっての、通路の入口側にするのがよい。このようにすれば、利用者に対する通路の通行制御がスムーズに行える。
また、通路に沿う方向における窪み部の一方端は、第1の筐体における通路の一方の側端面に連通させてもよい。このように構成すれば、利用者は、通路に進入する前に、窪み部の位置を確認することができ、通路への進入がよりスムーズに行える。
窪み部は、通路の幅方向における深さが、通路に沿う方向における通路の一方の端部側から通路の中央部に向かって徐々に浅くした形状にするのが好ましい。このように構成すれば、利用者が手を窪み部から抜くのが遅れ、通路に沿う方向における窪み部の端部に手を衝突させるのを防止できる。
さらに、窪み部は、一般的な身長の利用者が、通路を通行しているときに、手を挿入しやすい高さ、例えば通路の床面からの高さが60cm〜100cmの範囲に形成するのがよい。
この発明によれば、通路を通行する利用者の利便性を向上でき、且つ単位時間当たりに通行制御できる利用者の人数の低下が抑えられる。
この例にかかる自動改札機を示す概略図である。 図2(A)は、図1に示すC方向から見た、改札通路側の第1ユニットの側面図であり、図2(B)は、図1に示すD方向から見た、改札通路側の第2ユニットの側面図である。 この例にかかる自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。 図4(A)は、図2(A)に後述する撮像領域を示した図であり、図4(B)は、図4(A)に示すX−X方向の断面を示した図であり、図4(C)は、図4(A)に示すY方向の平面図である。 この例にかかる自動改札機の改札処理を示すフローチャートである。 図6(A)は、別の例にかかる自動改札機の改札通路側の第1ユニットの側面図であり、図6(B)は、別の例にかかる自動改札機の改札通路側の第2ユニットの側面図である。 図7(A)は、別の例にかかる自動改札機の改札通路側の第1ユニットの側面図であり、図7(B)は、別の例にかかる自動改札機の改札通路側の第2ユニットの側面図である。
以下、この発明の実施形態を、駅の改札口に設置された自動改札機を例にして説明する。
<1.適用例>
図1は、この発明の実施形態にかかる自動改札機を示す概略図である。図2(A)は、図1に示すC方向から見た、改札通路側の第1ユニットの側面図であり、図2(B)は、図1に示すD方向から見た、改札通路側の第2ユニットの側面図である。
自動改札機1が、この発明にかかるゲート装置に相当する。自動改札機1は、図1に示すように、第1ユニット1a、および第2ユニット1bを備えている。この例では、第1ユニット1aが、この発明で言う第1の筐体に相当し、第2ユニット1bが、この発明で言う第2の筐体に相当するものとして説明する。
自動改札機1は、第1ユニット1aと第2ユニット1bとを対向させて配置している。第1ユニット1aと第2ユニット1bとの間が、改札通路(この発明で言う通路に相当する。)である。改札通路における利用者の通行方向は、双方向(駅構内に入場する方向、および駅構内から出場する方向)である。この例では、図1に示すA方向が駅構内に入場する方向であり、図1に示すB方向が駅構内から出場する方向である。第1ユニット1aの外形形状と第2ユニット1bの外形形状とは、同じである。自動改札機1は、第1ユニット1aの扉21aと、第2ユニット1bの扉22bとを、改札通路を挟んで対向するように設置している。言い換えれば、自動改札機1は、第1ユニット1aの扉21bと、第2ユニット1bの扉22aとを、改札通路を挟んで対向するように設置している。
なお、改札通路における利用者の通行方向は、双方向(駅構内に入場する方向、および駅構内から出場する方向)に限らず、どちらか一方の方向にしてもよい。
また、第1ユニット1a、および第2ユニット1bのそれぞれには、改札通路側の側面に窪み部100a、100bが形成されている。窪み部100a、100bは、改札通路に沿う方向に延びる形状である。第1ユニット1aの窪み部100aは、駅構内に入場する利用者にとっての改札通路の入口側に位置する。また、第2ユニット1bの窪み部100bは、駅構内から出場する利用者にとっての改札通路の入口側に位置する。
この例にかかる自動改札機1は、窪み部100a、100bに挿入された利用者の手を撮像すると、そのフレーム画像を処理して、当該利用者の認証に用いる認証用指紋データを抽出する。自動改札機1は、抽出した認証用指紋データによる利用者の認証結果に応じて、当該利用者に対する改札通路の通行を制御する。すなわち、利用者は、手を窪み部100a、100bに挿入することによって、改札通路を通行することができる。また、窪み部100a、100bが改札通路に沿う方向に延びる形状であるので、利用者は、改札通路に進入して通行するときに、指紋を読み取らせるために立ち止まらなくてもよい。これにより、改札通路を通行する利用者の利便性が向上でき、且つ単位時間当たりに改札処理できる利用者の人数の低下(スループットの低下)が抑えられる。
<2.構成例>
図3は、この例にかかる自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。図4(A)は、図2(A)に後述する撮像領域を示した図であり、図4(B)は、図4(A)に示すX−X方向の断面を示した図であり、図4(C)は、図4(A)に示すY方向の平面図である。図4では、第1ユニット1aについて図示しているが、第2ユニット1bも第1ユニット1aと同様である。
図3に示すように、この例にかかる自動改札機1は、制御部10と、指紋読取部11a、11bと、表示部12a、12bと、利用者検知部13と、扉開閉制御部14と、通信部15と、を有している。
制御部10は、自動改札機1本体の動作を制御する。この例にかかる自動改札機1は、駅構内に入場する利用者、および駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行う。
指紋読取部11a、11bは、撮像領域を撮像するためのイメージセンサ(撮像素子)、このイメージセンサで撮像した撮像領域の画像に利用者の指の腹が撮像されていれば、その画像を処理して当該利用者の認証に用いる認証用指紋データを抽出する処理を行う画像処理プロセッサ等を有する。図4に示すように、指紋読取部11aの撮像領域は、第1ユニット1aに形成されている窪み部100aの内側に設定されている。指紋読取部11bの撮像領域は、特に図示していないが、第1ユニット1aと同様に、第2ユニット1bに形成されている窪み部100bの内側に設定されている。指紋読取部11a、11bのイメージセンサは、窪み部100a、100bの下面側(改札通路の床面側)に取り付けられている。指紋読取部11a、11bのイメージセンサは、撮像面が窪み部100a、100bの上面に対向する向きに取り付けられている。
表示部12a、12bは、改札通路を通行する利用者に対する案内メッセージ等の表示を行う。表示部12aは、第1ユニット1aに設けられ、この第1ユニット1aに設けられた表示器20aにおける画面表示を制御する。表示部12bは、第2ユニット1bに設けられ、この第2ユニット1bに設けられた表示器20bにおける画面表示を制御する。
利用者検知部13は、改札通路を通行している利用者の位置を所定時間間隔で検知し、改札通路を通行している利用者を追跡する。利用者検知部13は、改札通路に沿う方向に並べた複数の発光素子と、改札通路を挟んで各発光素子に対向する位置に配置した複数の受光素子とを有する。複数の発光素子は、第1ユニット1a、または第2ユニット1bの一方に設けられ、複数の受光素子は、第1ユニット1a、または第2ユニット1bの他方に設けられる。
扉開閉制御部14は、4枚の扉21a、22a、21b、22bの開閉状態を制御する。扉21a、22aは、第1ユニット1aに設けられ、扉21b、22bは、第2ユニット1bに設けられている。改札通路の一方の端部側(駅構内に入場する利用者にとっての改札通路の出口側)において、扉21a、22bが改札通路を挟んで対向する。また、改札通路の他方の端部側(駅構内から出場する利用者にとっての改札通路の出口側)において、扉21b、22aが改札通路を挟んで対向する。扉開閉制御部14は、改札通路の一方の端部側に位置する2枚の扉21a、22bを一組にして開閉状態を制御する。また、扉開閉制御部14は、改札通路の他方の端部側に位置する2枚の扉22a、21bを一組にして開閉状態を制御する。具体的には、自動改札機1は、駅構内に入場する利用者に対して、改札通路の通行を許可しないとき、扉開閉制御部14が扉21a、22bを閉し、利用者が駅構内に入場するのを制限する。また、自動改札機1は、駅構内から出場する利用者に対して、改札通路の通行を許可しないとき、扉開閉制御部14が扉22a、21bを閉し、利用者が駅構内から出場するのを制限する。
通信部15は、上位装置(不図示)、および他の駅務機器(自動改札機、券売機、精算機等)との間におけるデータ通信を制御する。
なお、制御部10、利用者検知部13、扉開閉制御部14、および通信部15にかかるハードウェアは、第1ユニット1aに設けてもよいし、第2ユニット1bに設けてもよい。
また、この例では特に説明しないが、自動改札機1は、公知の磁気券、非接触IC券、および2次元バーコード券の少なくとも1つを乗車券として受け付けて改札処理を行う構成を有するものであってもよい。
次に、図2、および図4を参照して、窪み部100a、100bについて詳細に説明する。第1ユニット1aに形成されている窪み部100aは、上述したように改札通路に沿う方向に延びている。第1ユニット1aに形成されている窪み部100aの一方端は、駅構内に入場する利用者にとっての改札通路入口側の端面に連通している。また、第1ユニット1aに形成されている窪み部100aの他方端は、改札通路の中央部に達している。第1ユニット1aに形成されている窪み部100aは、駅構内に入場する利用者にとっての改札通路入口側から、改札通路の中央部に向かって、改札通路の幅方向における深さが徐々に浅くなる形状である。
このように、第1ユニット1aに形成されている窪み部100aの一方端が駅構内に入場する利用者にとっての改札通路入口側の端面に連通しているので、駅構内に入場する利用者は、改札通路に進入する前に、第1ユニット1aに形成されている窪み部100aの位置を確認できる。
第2ユニット1bに形成されている窪み部100bは、上述したように改札通路に沿う方向に延びている。第2ユニット1bに形成されている窪み部100bの一方端は、駅構内から出場する利用者にとっての改札通路入口側の端面に連通している。また、第2ユニット1bに形成されている窪み部100bの他方端は、改札通路の中央部に達している。第2ユニット1bに形成されている窪み部100bは、駅構内から出場する利用者にとっての改札通路入口側から、改札通路の中央部に向かって、改札通路の幅方向における深さが徐々に浅くなる形状である。
このように、第2ユニット1bに形成されている窪み部100bの一方端が駅構内から出場する利用者にとっての改札通路入口側の端面に連通しているので、駅構内から出場する利用者は、改札通路に進入する前に、第2ユニット1bに形成されている窪み部100bの位置を確認できる。
改札通路の幅方向における窪み部100a、100bの深さはD1、利用者の手全体が入る深さである必要はなく、利用者の指が入る程度の深さ(10cm程度)であればよい。
また、窪み部100a、100bは、改札通路を通行する利用者が無理なく手を挿入できるように、下面から上面までの高さが改札通路の入口側から、改札通路の中央部に向かって徐々に低くなる形状である。窪み部100a、100bは、改札通路の入口付近で下面から上面までの高さが10cm〜15cm程度であればよく、改札通路の中央付近で5cm程度であればよい。
さらに、窪み部100a、100bは、改札通路を通行する利用者が手を挿入するときに、しゃがんだり、肩を上げたりしなくてもよい高さに形成されている。例えば、窪み部100a、100bは、改札通路の床面から、窪み部100a、100bの上面までの高さH1が85cm〜100cm程度になるよう形成されている。この高さH1は、図4(A)に示すように、改札通路の床面から、窪み部100a、100bの最も高い上面までの高さである。また、窪み部100a、100bは、改札通路の床面から、窪み部100a、100bの下面までの高さH2が60cm〜75cm程度になるよう形成されている。
<3.動作例>
この例にかかる自動改札機1の改札処理にかかる動作について説明する。図5は、この例にかかる自動改札機の改札処理を示すフローチャートである。ここでは、駅構内に入場する利用者に対する改札処理を例にして説明する。駅構内に入場する利用者は、改札通路への進入にあわせて、第1ユニット1aの窪み部100aに手を挿入する。利用者は、指の腹が指紋読取部11aのイメージセンサの撮像面に対向する状態、すなわち指の腹を改札通路の床面側に向けた状態、になるように、第1ユニット1aの窪み部100aに手を挿入する。
上述したように、第1ユニット1aに形成されている窪み部100aの一方端が駅構内に入場する利用者にとっての改札通路入口側の端面に連通しているので、駅構内に入場する利用者は、改札通路に進入する前に、第1ユニット1aに形成されている窪み部100aの位置を確認できる。したがって、利用者は、改札通路に進入するときに、立ち止まることなく、手を窪み部100aに挿入できる。利用者が手を窪み部100aに挿入した状態で、駅構内に向かって改札通路を進むと、利用者の指の腹が指紋読取部11aの撮像領域を通過する。指紋読取部11aは、適当なフレームレートで撮像領域を撮像しているので、利用者の指の腹が撮像領域を通過するときに、この利用者の指の腹が撮像されたフレーム画像を取得する。
自動改札機1は、第1ユニット1aの指紋読取部11aが利用者の指の腹を撮像したフレーム画像を取得すると、この利用者についての認証用指紋データを抽出する(s1、s2)。指紋読取部11aは、撮像領域を撮像したフレーム画像毎に、そのフレーム画像に利用者の指が撮像されているかどうかを判定している。また、指紋読取部11aは、s2では、利用者の指が撮像されていると判定したフレーム画像を処理し、予め定められている指について認証用指紋データを取得する。認証用指紋データを取得する指は、1本であってもよいし、複数本であってもよい。
自動改札機1は、指紋読取部11aが抽出した認証用指紋データを含む通行可否判定要求を図示していない認証装置(上位装置)に送信する(s3)。通信部15が、この認証装置との間における通信を制御する。自動改札機1は、通信部15において、s3で通行可否判定要求を送信した認証装置から、判定結果を受信するのを待つ。
認証装置は、自動改札機1から送信されてきた通行可否判定要求に含まれている認証用指紋データを、登録されている各登録者の登録者指紋データと照合し、利用者が登録者であるか、未登録者であるかを認証する。この認証は、公知の指紋認証であるので、ここでは詳細に説明しない。指紋認証では、より多くの指を用いることにより、認証精度を向上できる。
認証装置は、利用者が登録者であると判定したときには、利用者を特定している。認証装置は、利用者が登録者であれば、その利用者(登録者)について改札通路の通行可否を判定する。認証装置は、例えば、その利用者(登録者)の前回の改札通路の通行が入場、または出場のどちらであったかによる判定(サイクルエラーの判定)を行う。認証装置は、登録者毎に、その登録者が改札通路を通行した通行情報を登録した通行履歴情報を記憶している。通行情報には、入場時の通行情報と、出場時に通行情報がある。入場時の通行情報には、入場駅、入場時刻等が含まれている。出場時の通行情報には、出場駅、出場時刻等が含まれている。認証装置は、この利用者について、改札通路の通行を許可すると判定すると、当該利用者の通行履歴情報に、今回の改札通路の通行にかかる通行情報を追加する。一方、認証装置は、この利用者について、改札通路の通行を許可しないと判定すると、当該利用者の通行履歴情報に通行情報を追加しない。
なお、認証装置は、利用者が登録者であると認証できなければ、通行を許可しないと判定する。
認証装置は、通行可否の判定結果を自動改札機1に送信する。自動改札機1は、通信部15において、認証装置から通行可否の判定結果を受信すると(s4)、この判定結果が通行を許可するものであれば、扉開閉制御部14が扉21a、22bを開する(s5、s6)。反対に、自動改札機1は、認証装置から受信した判定結果が通行を許可しないものであれば、扉開閉制御部14が扉21a、22bを閉する(s5、s7)。自動改札機1は、s6、またはs7にかかる処理を完了すると、s1に戻る。
なお、上記の説明では、駅構内に入場する利用者に対する改札処理を例にして説明したが、駅構内から出場する利用者についても、同様の処理を行う。ただし、駅構内から出場する利用者は、第2ユニット1bに形成されている窪み部100bに手を挿入する。すなわち、駅構内から出場する利用者の指紋データの抽出は、第2ユニットに設けられている指紋読取部11bによって行われる。また、自動改札機1は、扉開閉制御部14が扉22a、21bを開閉することによって、駅構内から出場する利用者の改札通路の通行を制御する。
この自動改札機1は、改札通路に利用者が進入していないとき、指紋読取部11aが、指紋読取部11bよりも先に利用者の手を撮像したと判定すると、駅構内に入場する利用者に対する改札処理を実行し、反対に指紋読取部11bが、指紋読取部11aよりも先に利用者の手を撮像したと判定すると、駅構内から出場する利用者に対する改札処理を実行する。また、自動改札機1は、指紋読取部11a、11bが手を撮像したと判定していない利用者が、改札通路の所定の位置に達すると、この利用者を無札者として、改札通路の通行を禁止する。
このように、この例にかかる自動改札機1では、駅構内に入場する利用者は、第1ユニット1aに形成された窪み部100aに手を挿入することによって、改札通路を通行することができる。また、窪み部100aが改札通路に沿って延びているので、利用者は立ち止まることなく通行できる。さらに、窪み部100aは、駅構内に入場する利用者にとっての改札通路入口側の端面に連通しているので、利用者は改札通路に進入する前に、窪み部100aの位置を確認でき、改札通路に進入する際に、手を窪み部100aにスムーズに挿入できる。したがって、改札通路を通行する利用者の利便性が向上でき、且つ単位時間当たりに改札処理できる利用者の人数の低下(スループットの低下)が抑えられる。
さらに、窪み部100a、100bは、通路改札の幅方向における深さが、通路に沿う方向における改札通路の一方の端部側から改札通路の中央部に向かって徐々に浅くした形状にしているので、利用者が窪み部から手を抜くのが遅れ、通路に沿う方向における窪み部の端部に手を衝突させるのを防止できる。
<4.変形例>
第1ユニット1aの窪み部100a、および第2ユニット1bの窪み部100bは、図6に示すように、改札通路の入口側の端面まで連通していない形状であってもよい。
また、第1ユニット1aの窪み部100a、および第2ユニット1bの窪み部100bは、図7に示すように、改札通路の入口側の端面から、出口側の端面まで連続している形状であってもよい。
窪み部100a、100bが、図6、または図7に示す形状であっても、上述したように、利用者は、改札通路を通行するときに、立ち止まる必要がない。したがって、改札通路を通行する利用者の利便性が向上でき、且つ単位時間当たりに改札処理できる利用者の人数の低下(スループットの低下)が抑えられる。
また、窪み部100a、100bの形状は、上記した例に限らず、利用者が改札通路を通行するときに、立ち止まる必要がない形状であれば、どのような形状であってもよい。
また、この発明は、上記した自動改札機に限らず、セキュリティエリアにおける入退場を制御するセキュリティゲート装置、テーマパーク等の入退場を制御するゲート装置等にも適用できる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明にかかる構成と上述した実施形態にかかる構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
第1の筐体(1a)と、第2の筐体(1b)とを対向させて設置し、前記第1の筐体(1a)と前記第2の筐体(1b)との間に形成された通路における利用者の通行を制御するゲート装置(1)において、
前記第1の筐体(1a)には、前記第2の筐体(1b)に対向する前記通路側の側面に、該通路に沿う方向に延びる窪み部(100a)が形成され、
前記窪み部(100a)に挿入された利用者の手の画像を取得し、当該画像を処理して利用者の認証に用いる指紋データを抽出する非接触指紋読取部(11a)を備えているゲート装置。
1…自動改札機
1a…第1ユニット
1b…第2ユニット
10…制御部
11a、11b…指紋読取部
12a、12b…表示部
13…利用者検知部
14…扉開閉制御部
15…通信部
20a、20b…表示器
21a、21b、22a、22b…扉
100a、100b…窪み部

Claims (6)

  1. 第1の筐体と、第2の筐体とを対向させて設置し、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間に形成された通路における利用者の通行を制御するゲート装置において、
    前記第1の筐体には、前記第2の筐体に対向する前記通路側の側面に、該通路に沿う方向に延びる窪み部が形成され、
    前記窪み部に挿入された利用者の手の画像を取得し、当該画像を処理して利用者の認証に用いる指紋データを抽出する非接触指紋読取部を備えているゲート装置。
  2. 前記通路に沿う方向における前記窪み部の一方端は、前記第1の筐体における前記通路の一方の端部に達し、
    前記通路に沿う方向における前記窪み部の他方端は、前記第1の筐体における前記通路の中央部に達している、請求項1に記載のゲート装置。
  3. 前記通路に沿う方向における前記窪み部の一方端は、前記第1の筐体における前記通路の一方の側端面に連通し、
    前記通路に沿う方向における前記窪み部の他方端は、前記第1の筐体における前記通路の中央部に達している、請求項1に記載のゲート装置。
  4. 前記第1の筐体に形成されている前記窪み部は、前記通路の幅方向における深さが、前記通路に沿う方向における前記通路の一方の端部側から前記通路の中央部に向かって徐々に浅くした形状である、請求項2、または3に記載のゲート装置。
  5. 前記窪み部は、前記通路の床面からの高さが60cm以上である位置に形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のゲート装置。
  6. 前記窪み部は、前記通路の床面からの高さが100cm以下である位置に形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載のゲート装置。
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