JP2019099189A - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の側板を高剛性に結合できる小型かつ簡素な側板固定機構を有する組み立て式コンテナを提供する。【解決手段】組み立て式コンテナは、第2の側板16に、第1の側板14に近接する両端部の上縁側にそれぞれ第1の側板14に対し略平行でかつ外方に向って突出する板状突出部材68が設けられるとともに、第2の側板16に近接する第1の側板14の端部に、第2の側板16の両端部の上縁側を外方から覆う固定板51が固定されている。固定板51は、第2の側板16の板状突出部材68を内方側から挿入可能な縦スリット52を有し、板状突出部材68は、縦スリット52に挿入された状態で固定板51より外方側に位置する貫通孔68aを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、物流搬送用の組み立て式コンテナに関し、特に物品収容空間を複数の側板で取り囲む組み立て式コンテナに関する。
従来、輸送時や荷役作業時にはパレット上に周壁状に側板を立設して内部に物品収容空間を有するコンテナ形状に組み立てる一方、返送時等には側板を分解したり折り畳んだりしてコンテナサイズを縮小できるようにした組み立て式コンテナが多用されている。
そのような組み立て式コンテナとしては、例えばフォークリフトでの取り扱いが可能なパレットの上面に下金枠を固定し、その下金枠の内側に四面のパネル状の側板を立設して内部に物品収容空間を形成することで、所定のコンテナ形状とするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコンテナでは、四面の側板を構成する一対の第1の側板と、第1の側板に直交する一対の第2の側板の間を連結する機構として、例えば、図14に示すような側板固定スピンドル部480が採用されていた。
この側板固定スピンドル部480においては、組み立て式コンテナが組み立てられ、第1の側板410に設置した縦補強枠421の押え板426の内側に第2の側板440の右側枠452の外面が接面した状態で、第2の側板440の右側枠452に設置されている拡がり防止ピン465が、第1の側板410の押え板426に設置されている広がり防止ピン用孔435に嵌入する。
この状態で、操作部484を操作してスピンドル482を突出位置に配置すると、スピンドル先端部483が第2の側板440の右側枠452の外面側の位置に達する。このとき、スピンドル482と、右側枠452の外面との間には、第1の側板410の縦補強枠421の押え板426が挟持された状態となり、第2の側板440が内側に傾倒することが防止される。
この従来の組み立て式コンテナでは、側板固定スピンドル部480を一対の第2の側板440の上枠443近傍の左右両端にそれぞれ設け、各側板固定スピンドル部480ごとに、拡がり防止ピン465が拡がり防止ピン用孔435に嵌入した状態で、操作部484でスピンドル先端部483が上記突出位置まで突出するよう操作することによって、各一対の第1の側板410と第2の側板440を四隅で連結してパレット上に周壁状に立設する組立状態とすることができる。
実用新案登録第3201465号公報
上述したように、従来の組み立て式コンテナは、側板固定スピンドル部480が、第1の側板410と第2の側板440との連結時に、拡がり防止ピン465を押え板426の拡がり防止ピン用孔435に嵌入させ、この状態で、スピンドル482を突出位置になるよう操作して当該スピンドル先端部483との間に押え板426を挟持する構造であった。
この構造によれば、例えば、図14に示すようにスピンドル482を突出位置になるよう操作している状態で、第2の側板440が内側に倒れると、つまり矢印A方向に動くと、押え板426全体でスピンドル先端部483が外方に押されることとなった。同様に、上記の状態で、第1の側板410が内側に倒れると、つまり矢印C方向に動くときにも拡がり防止ピン用孔435、拡がり防止ピン465に大きな負荷がかかることとなった。
そのため、第1の側板410の押え板426が図14中の矢印C方向に大きく突出してしまう動き、および第2の側板440の同図中A方向への動きを規制するためには、側板固定スピンドル部480のスピンドル482および金枠494を同図中C方向に長くする必要があった。このため、従来の組み立て式コンテナは、側板固定スピンドル部480を高剛性でコンパクトなものとすることができないという問題があった。
そこで、本発明は、複数の側板を高剛性に結合できる小型かつ簡素な側板固定機構を有する組み立て式コンテナを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的達成のため、パレット上に対向する一対の第1の側板と該第1の側板に直交する一対の第2の側板とが周壁状に立設され、両側板に取り囲まれた物品収容空間が内方に形成される組み立て式コンテナであって、前記第2の側板の少なくとも一方に、前記第1の側板に近接する両端部の上縁側にそれぞれ前記第1の側板に対し略平行でかつ外方に向って突出する板状突出部材が設けられるとともに、前記第2の側板の少なくとも一方に近接する前記第1の側板のそれぞれの少なくとも一方側の端部に、前記第2の側板の前記両端部の上縁側を外方から覆う固定板部が固定されており、前記固定板部は、前記第2の側板の前記板状突出部を内方側から挿入可能な縦スリットを有し、前記板状突出部は、前記縦スリットに挿入された状態で前記固定板部より外方側に位置する貫通孔を有している構成である。
本発明では、板状突出部の貫通孔に何らかの抜止め用の部材をかんぬき状に通すことで、板状突出部を固定板に対して抜け止めすることができる。しかも、第1の側板の両端部上縁側の板状突出部を第2の側板の縦スリットに挿入するので、固定板に対する板状突出部の抜止め方向の力が板状突出部の板面方向となり、かつ、その抜止め方向の力は、第2の側板から第1の側板を覆うように片持ち支持される固定板の基端部に作用することになることで、強固な抜止めが可能となる。
本発明においては、前記第2の側板の少なくとも一方の前記両端部の上縁側に、前記貫通孔を貫通するよう前記板状突出部に挿入されて前記板状突出部を前記固定板に対して抜け止めする側板固定位置と、前記貫通孔から離脱して前記板状突出部の前記固定板に対する抜け止めを解除する固定解除位置とに変位可能な一対の抜け止め部材が設けられている構成としてもよい。
また、本発明においては、前記第2の側板の少なくとも一方の前記上縁側に、前記一対の抜け止め部材を側板固定位置と固定解除位置とに変位可能に支持するとともに、前記一対の抜け止め部材が前記側板固定位置にあるとき、前記一対の抜け止め部材の前記側板固定位置側への変位を制限する側板固定機構が設けられているようにしてもよい。
また、本発明において、前記第1および第2の側板が、外周枠部を有する枠材と、前記枠材の片面側に一体的に結合された側面材とを含んで構成されるとともに、前記外周枠部が、前記枠材の内周側に開く凹状の横断面形状をなしており、前記第1および第2の側板が前記パレット上に周壁状に立設される組立形状下の前記側面材が、前記枠材に対して前記物品収容空間側から離れる外面側に位置するとともに、前記組立形状下の前記外周枠部が、前記物品収容空間側に近い内面側部分の内周縁側で前記側面材に最も近接する曲げ形状を有している構成であってもよい。
本発明によれば、複数の側板を高剛性に結合できる小型かつ簡素な側板固定機構を有する組み立て式コンテナを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る組み立て式コンテナの複数の側板をパレット上に周壁状に立設する段階を示す斜視図である。 図1中の第1と第2の側板同士の相互連結による第1の側板の左上端部上縁側と第2の側板の右上端部上縁側との固定部分を拡大した部分拡大斜視図である。 図1中の第1と第2の側板同士の相互連結による第2の側板の左上端部上縁側と第1の側板の右上端部上縁側との固定部分を拡大した部分拡大斜視図である。 図2中のVII−VII断面図である。 本発明の一実施の形態に係る組み立て式コンテナの連結機構による連結手順を示す第1および第2の側板の部分拡大斜視図である。 図5の連結手順に続く連結手順を示す第1および第2の側板の部分拡大斜視図である。 図6の連結手順に続く連結手順を示す第1および第2の側板の部分拡大斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る組み立て式コンテナのパレット上に立設された周壁状の側板の縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る組み立て式コンテナにおける側板の外面図である。 本発明の一実施の形態に係る組み立て式コンテナにおける側板の内面図である。 図9中のVI−VI断面図である。 本発明の一実施の形態に係る組み立て式コンテナの上蓋装着状態の側面図である。 本発明の他の実施の形態に係る組み立て式コンテナにおける側板の要部断面図である。 従来例の組み立て式コンテナの側板同士の相互連結による固定部分を拡大した部分拡大斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図12は、本発明の一実施の形態に係る組み立て式コンテナを示している。
まず、構成について説明する。
図1ないし図12に示すように、本実施の形態の組み立て式コンテナ1(以下、単にコンテナ1という)は、パレット10と、そのパレット10上に固定された下金枠20と、下金枠20内でパレット10上に載置される底板13と、下金枠20の内側に接するよう四角筒状(四面構成の周壁状)に立設される複数の側板14、15、16、17と、これら周壁状に立設された複数の側板14−17の上端開口部分を上方から塞ぐ上蓋19(図12参照)と、を有している。
このコンテナ1は、パレット10上に複数の側板14−17が周壁状に立設された組立形状下で、複数の側板14−17に取り囲まれた物品収容空間18を形成するものであり、その物品収容空間18内に所定の物品(例えば、収容形状がコンテナ1の内容積に応じて変化し得る物品もしくは物品群)を収容できるようになっている。
パレット10は、コンテナ1の基台であって、フォークリフト等による荷役作業が可能な運搬台であり、その台部11の形状や脚部12の配置は任意である。
下金枠20は、複数の金属部材を用い溶接によって一体化された矩形枠体であり、パレット10の上面に重ねられて固定されている。この下金枠20は、コンテナ1の組立時に建て付けられ相互に連結される四つの側板14−17の各下辺部を外側に広がらないように支持するようになっている。
また、下金枠20は、コンテナ1の返送等のために周壁状の四つの側板14−17の連結が解かれる分解時においてもパレット10に固定されたままであり、分解された四つの側板14−17を底板13上の所定高さ位置に倒して収納できるようになっている。
具体的には、下金枠20は、パレット10上の四隅に配置される四つのコーナー金具21と、パレット10上に平行に対向配置され、四つのコーナー金具21に一体に結合された一対の第1の連結金枠22と、第1の連結金枠22に対し直交するよう四つのコーナー金具21に一体に結合され、互いに平行に対向する一対の第2の連結金枠23と、を有している。
ここで、四隅のコーナー金具21は、4面の角筒状に相互連結された側板14−17の四隅の各下部を案内し、およびパレット10上に係止する状態に保持することできる公知のものであり、一対の第1の連結金枠22および一対の第2の連結金枠23と協働して、角筒状に相互連結された側板14−17の下部を位置決め保持するようになっている。
側板14−17は、コンテナ1の組立形状下で四角筒状のパネル形状をなすよう、互いに対面する一対の第1の側板14、15と、これら第1の側板14、15の間で互いに対面する一対の第2の側板16、17とによって構成されている。
第1の側板14、15は、それぞれ、外周枠部41aを有する枠材41と、枠材41の片面側に一体的に結合された側面材42とを含んで構成されている。また、第2の側板16、17は、それぞれ、外周枠部61aを有する枠材61と、枠材61の片面側に一体的に結合された側面材62とを含んで構成されている。
また、複数の側板14―17は、コンテナ1の組立形状下における側面材42、62が枠材41、61に対して物品収容空間18側から離れる外面側に位置するように形状設定されており、第1の側板14、15は枠材41の内方の略全域に及ぶ凹状部分C1を、第2の側板16、17は枠材61の内方の略全域に及ぶ凹状部分C2を、それぞれ物品収容空間18側に開くように形成している。
枠材41、61の外周枠部41a、61aは、それぞれ一対の平行な縦枠部分43、63と、それぞれ一対の平行な横枠部分44、64とを有しており、枠材41、61のそれぞれの隅部における縦枠部分43、63および横枠部分44、64の近接端部同士は、連結金具45、65によって連結されている。
図1および図2に示すように、第1の側板14は、その枠材41の両側端側で一対の縦枠部分43に沿って延びる一対の所定幅の固定板51を有しており、側板14−17が角筒状に立設されるとき、第1の側板14の一対の固定板51は、当該一対の固定板51にそれぞれ対応して設けられる固定機構70によって、第2の側板16、17に対して鉛直方向の位置決めがなされ、かつ、内側と外側のいずれにも倒れることがない状態で連結されるようになっている。
同様に、第1の側板15も、その枠材41の両側端側に一対の所定幅の固定板51を有しており、側板14−17が角筒状に立設されるとき、該一対の固定板51にそれぞれ対応して設けられる固定機構70によって、当該一対の固定板51を介して、第2の側板16、17に対して鉛直方向の位置決めがなされ、かつ、内側と外側のいずれにも倒れることがない状態で連結されるようになっている。
固定機構70は、図2ないし図7に示すように、例えば、第1の側板14、15の両端部の上縁側に設けた各一対の板状突出部材68を、第1の側板14、15と隣合う第2の側板16、17の固定板51に設けた各一対の縦スリット52に挿入した状態で、板状突出部材68の貫通孔68aに対して抜け止め部材をかんぬき状に通すことで、板状突出部材68を固定板51に対して抜け止めするタイプのものである。
固定機構70において、第2の側板16、17には、第1の側板14、15に近接する左右両端部の上縁側にそれぞれ第1の側板14、15に対し略平行でかつ外方に向って突出する各一対の板状突出部材68が設けられている。板状突出部材68は、例えば、矩形状の薄板金属部材からなり、第2の側板16、17の例えば縦枠部分63に溶接等により取り付けられている。
板状突出部材68は、第1の側板14、15の各一対の固定板51にそれぞれ設けられる後述の縦スリット52に挿入された状態で当該固定板51より外方側に位置する貫通孔68aを有している。図2は、上述した板状突出部材68のうちの第2の側板16の第1の側板14に近接する右端部の上縁側に設けた板状突出部材68を含む固定機構70の構造を示し、図3は、第2の側板16の第1の側板15に近接する左端部の上縁側に設けた板状突出部材68を含む固定機構70の構造を示している。
第1の側板14、15の左右両端部には、近接する第2の側板16、17の左右両端部の上縁側を外方からそれぞれ覆う一対の固定板51が設けられる。この一対の固定板51には、それぞれ、第1の側板14、15の板状突出部材68を内方側から挿入可能な縦スリット52が設けられる。縦スリット52のうち、第1の側板14の第2の側板16に近接する左端部に設けられた固定板51と該固定板51に設けられた縦スリット52は図2に示され、第1の側板15の第2の側板17に近接する右端部に設けられた固定板51と該固定板51に設けられた縦スリット52は図3に示されている。
固定機構70は、板状突出部材68を固定板51に対して抜け止めする抜け止め部材としての側板固定スピンドル部71を備えている。側板固定スピンドル部71は、スピンドル73と該スピンドル73の軸に対して略直角な連結された操作部74を有するスピンドル本体72と、スピンドル本体72を保持するスピンドル保持部75を有している。側板固定スピンドル部71は、例えば、スピンドル本体72およびスピンドル保持部75を含む金具で構成され、スピンドル保持部75の後述する基材76により溶接等により第2の側板16、17の横枠部分64等に取り付けられている。
スピンドル保持部75は、当該スピンドル保持部75を、第2の側板16、17の、例えば、横枠部分64または縦枠部分63若しくは両者に跨って取り付けるための基材76、基材76の長手方向両端部に当該基材76の上面に垂直に立設された2枚の支持板77a、77b、基材76の短手方向端部に当該基材76の上面に垂直に立設された平板部79を有する。支持板77a、77bには、スピンドル73を軸方向(例えば、図5の矢印C方向およびD方向)に移動可能に挿通する挿通孔78a、78bが設けられる。
平板部79には、操作部74を軸方向の2箇所の位置で固定保持する溝79a、79bが設けられる。なお、スピンドル73を軸方向に移動させるには、操作部74が平板部79と干渉しないよう、当該スピンドル73を軸方向に回動させて当該操作部74を側面材62から引き起こす必要がある。
平板部79において、溝79aはスピンドル73を側板固定位置に固定するためのものであり、溝79bはスピンドル73を固定解除位置に固定するためのものである。側板固定位置は、例えば、図2、図3に示すように、板状突出部材68が固定板51の縦スリット52に挿入された状態において、スピンドル73を、貫通孔68aを貫通するよう板状突出部材68に挿入させて、板状突出部材68を固定板51に対して抜け止めされた状態にすることが可能な位置である。固定解除位置は、例えば、図6に示すように、板状突出部材68が固定板51の縦スリット52に挿入された状態において、スピンドル73を、貫通孔68aから離脱させて、板状突出部材68の固定板51に対する抜け止めが解除された状態にすることが可能な位置である。
固定機構70は、スピンドル73が側板固定位置に固定された状態で、操作部74の先端部分74aを固定する先端固定部80をさらに有する。先端固定部80は、例えば、図2ないし図7に示すように、第2の側板16、17の側面材62上で、かつ、側板固定位置に固定された操作部74がその軸中心に側面材62に平行となるように回動された際に先端部分74aと係合可能な位置に設けられている。先端固定部80は、例えば、図4に示すように、側面材62上に固定された基端部81と、側面材62から徐々に離れるように基端部81から延びる固定板部82とを有し、固定板部82の先端には側面材62から離れる側に折り返された折り返し部83が形成されている。先端固定部80は、例えば薄板状の金属部材で構成され、基端部81が例えばスポット溶接等により側面材62上に取り付けられている。
先端固定部80は、側板固定位置に固定された操作部74がその軸中心に側面材62に接するまで回動された際に、図3に示すように、操作部74の先端部分74aを固定板部82と側面材62の間に挟持する状態に受け入れ、操作部74を、側面材62から所定の操作力以下の力では引き起こすことができず、かつ、側面材62上での固定解除位置方向へ移動できない状態で側面材62上に保持する。上述の如く先端固定部80に保持されている操作部74は、上記所定の操作力を超える力で側面材62から引き起こすように操作することで上記保持状態を解除することができる。
上述したように、固定機構70の側板固定スピンドル部71において、スピンドル73は、本発明における抜け止め防止部材を構成し、板状突出部材68が縦スリット52に挿入された状態で、貫通孔68aを貫通するよう板状突出部材68に挿入されて板状突出部材68を固定板51に対して抜け止めする側板固定位置と、貫通孔68aから離脱して板状突出部材68の固定板51に対する抜け止めを解除する固定解除位置とに変位可能なものである。
また、上記抜け止め防止部材としてスピンドル73を有する側板固定スピンドル部71は、固定板51、縦スリット52、貫通孔68aを有する板状突出部材68とともに本発明における側板固定機構を構成し、第1の側板14、15の左右両端の上縁側に、一対の抜け止め部材を側板固定位置と固定解除位置とに変位可能に支持するとともに、一対の抜け止め部材が側板固定位置にあるとき、一対の抜け止め部材の側板固定位置側への変位を制限するようになっている。
図8ないし図11に示すように、第1の側板14、15の枠材41は、それぞれの外周枠部41aが内周側に開く凹状の横断面形状をなしており、同様に、第2の側板16、17の枠材61は、それぞれの外周枠部61aが枠材61の内周側に開く凹状の横断面形状をなしている。
そして、コンテナ1の組立形状下において、第1の側板14、15の側面材42は、それぞれ対応する枠材41に対して物品収容空間18側から離れる外面側(図11中の右側)に位置し、同様に、第2の側板16、17の側面材62も、それぞれ対応する枠材61に対して物品収容空間18側から離れる外面側に位置している。
また、枠材41の外周枠部41aの各横枠部分44は、物品収容空間18側に近いそれぞれの内面側部分44aの内周縁44b側で側面材42に最も近接する曲げ形状を有している。
さらに、枠材41の外周枠部41aにおいては、一対の平行な横枠部分44のうちコンテナ1の組立形状下の鉛直方向の上方側の横枠部分44Uと下方側の横枠部分44Lとが、互いに異なる凹断面形状を有している。
具体的には、図11に示すように、各枠材41の上方側の横枠部分44Uは、その内面側部分44aのうち内周縁44b側の曲げ先端部分44cよりも外周側で、互いに平行な内外の平行面部44d、44eを有する略コの字形の横断面形状をなしている。そして、上方側の横枠部分44Uの曲げ先端部分44cは、内面側部分44aの平行面部44dに対して曲げ内側の角度θ1が180°未満、例えば135°以下となっている。すなわち、上方側の横枠部分44Uは、外周枠部41aの鉛直方向上方側の内面側部分44aにて外面に対し略平行な外側の平行面部44d(平行部分)と、その平行面部44dに一体に結合するとともに内周縁44b側に近付くほど側面材42に近接するよう平行面部44dに対し傾斜した傾斜部分とを有している。
一方、各枠材41の下方側の横枠部分44Lは、その内面側部分44gのうち内周縁44h側の曲げ先端部分44iよりも外周側で、互いに平行な内外の平行面部44j、44kを有する略コの字形の横断面形状をなしている。そして、下方側の横枠部分44Lの曲げ先端部分44iは、内面側部分44gの平行面部44jに対して曲げ内側の角度θ2が角度θ1より小さい角度(曲げは大きくなる角度)、例えば90°程度となっている。すなわち、下方側の横枠部分44Lは、鉛直方向下方側の内面側部分44gにて側面材42の外面に対し略平行な平行面部44j(平行部分)と、その平行面部44jに一体に結合するとともに内周縁44h側で側面材42に近接するよう平行面部44jに対し略直交する直交部分とを有している。
枠材41の外周枠部41aの各縦枠部分43は、例えば上方側の横枠部分44Uと同様な横断面形状を有しているが、下方側の横枠部分44Lと同様な横断面形状を有するものであってもよいし、その内面側部分の内周縁側で側面材42に最も近接する他の曲げ形状となってもよい。
また、外周枠部41aの各横枠部分44(上方側の横枠部分44Uもしくは下方側の横枠部分44L)は、それぞれ内外の平行面部44d、44e、44j、44kのうち外面側の平行面部44e、44kが内周側(図8中の上下方向)に広くなっており、外面側の平行面部44e、44kが側面材42に例えばスポット溶接(図9、図11中の黒丸部)により一体的に結合されている。同様に、外周枠部41aの各縦枠部分43も、外面側の平行面部(符号なし)が側面材42にスポット溶接により一体的に結合されている。
図12に示すように、本実施の形態のコンテナ1においては、組立形状下で角筒状に立設される複数の側板14−17の上端開口部分は、上蓋19によって上方から塞がれるが、上蓋19には、その上蓋19を四つの側板14−17の上端面から外れないように固定するためのゴム掛け式掛止機構30が設けられている。
ゴム掛け式掛止機構30は、略四角形の上蓋19の対向する二辺部の外面に沿って設けられ、その両端を上蓋19の枠部19fに係止されたゴムバンド31と、このゴムバンド31に保持されたフック付係止金具32と、対向する一対の側板14、15あるいは側板16、17の上部中央に設けられフック付係止金具32が離脱可能に係止される輸送時上蓋係止用の第1の固定側係止金具33と、下金枠20の前後または左右の一対の外側面中央部に設けられフック付係止金具32が離脱可能に係止される返送時上蓋係止用の第2の固定側係止金具34とを有している。なお、図1に示すように、一対の側板16、17あるいは側板14、15の上部中央に他の蓋部固定機構35を設けてもよい。
次に、第1の側板14、15と第2の側板16、17間の隣り合う側板間の連結について説明する。ここでは簡単のために、図2に示した固定機構70による第1の側板14と第2の側板16間での連結手順について図5ないし図7を参照して説明する。
第1の側板14、15と第2の側板16、17間を連結するためには、まず、第1の側板14、15をそれぞれ第1の連結金枠22の上でかつそれぞれの左右両端のコーナー金具21の内側に立設した状態とする一方、第2の側板16、17をそれぞれ第2の連結金枠23の上でかつそれぞれの左右両端のコーナー金具21の内側に立設した状態とする。この状態において、第1の側板14、15および第2の側板16、17は、図5に示すように、隣合う側板同士が連結されておらず、それぞれ、内側に倒れるような動きが可能となっている。すなわち、第1の側板14、15は図5の矢印C方向とその逆の矢印D方向へ動く可能性があり、第2の側板16、17は図5の矢印C方向およびD方向に直交する矢印A方向とその逆の矢印B方向へ動く可能性がある。
この状態から、図2に示す固定機構70により第1の側板14と第2の側板16間を連結する場合は、図5において、まず、第2の側板16を板状突出部材68の上端部が第1の側板14の固定板51の内側位置となるまで内側につまり矢印A方向に倒す。次いで、この状態から、第1の側板14を内側に、つまり矢印C方向に倒していくと、その途中で、縦枠部分43の内側部分が第2の側板16の縦枠部分63の外周辺に当接し、それ以上倒れない状態となる。この状態で、第2の側板16を矢印B方向に引き戻すと、図6に示すように、第1の側板14の固定板51の内側に第2の側板16の縦枠部分63の外面が接面し、かつ、板状突出部材68が第1の側板14の固定板51の縦スリット52に嵌入した状態となる。
板状突出部材68が固定板51の縦スリット52に嵌入した状態(図6参照)とされた後、さらに、図6に示すように、スピンドル73を溝79bから抜け出るよう軸中心に矢印E方向へ回動させ、操作部74が平板部79に干渉しない状態としたうえで、操作部74が溝79a上の位置になるまで矢印D方向に移動させる。この操作により、固定機構70は、図7に示すように、板状突出部材68の貫通孔68aにスピンドル73の先端部73aがかんぬき状に通された状態となる。
板状突出部材68の貫通孔68aにスピンドル73の先端部73aがかんぬき状に通された状態(図7参照)で、さらに、図7に示すように、操作部74を操作してスピンドル73を矢印F方向に操作部74が側面材62に当接するまで軸中心に回動させる。この間、操作部74が先端固定部80の折り返し部83を押圧しつつ当該折り返し部83を通り過ぎて側面材62に当接するまで回動されると、図2、図4に示すように、操作部74の先端部分74aが固定板部82と側面材62の間に保持された状態に当該操作部74が側面材62上に固定される。
図5ないし図7においては、図2に示す固定機構70による第1の側板14と第2の側板16との連結について述べたが、図3に示す固定機構70による第1の側板15と第2の側板16との連結についても同様に行うことができる。また、第2の側板16の両端部上縁に一対の固定機構70を設けた場合にも、同様の連結動作が可能である。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施の形態の組み立て式コンテナ1は、パレット10上に対向する一対の第1の側板14、15と該第1の側板14、15に直交する一対の第2の側板16、17とが周壁状に立設され、両側板に取り囲まれた物品収容空間18が内方に形成されるものである。
この組み立て式コンテナ1においては、各一対の第1の側板14、15と第2の側板16、17を連結して固定する固定機構70は、第2の側板16、17の少なくとも一方に、第1の側板14、15に近接する両端部の上縁側にそれぞれ第1の側板14、15に対し略平行でかつ外方に向って突出する板状突出部材68が設けられるとともに、第2の側板16、17の少なくとも一方に近接する第1の側板14、15のそれぞれの少なくとも一方側の端部に、第2の側板16、17の両端部の上縁側を外方から覆う固定板51が固定されている。この組み立て式コンテナ1において、固定板51は、第2の側板16、17の板状突出部材68を内方側から挿入可能な縦スリット52を有し、板状突出部材68は、縦スリット52に挿入された状態で固定板51より外方側に位置する貫通孔68aを有する構成となっている。
この構成により、本実施の形態の組み立て式コンテナ1においては、板状突出部材68の貫通孔68aに何らかの抜止め用の部材をかんぬき状に通すことで、板状突出部材68を固定板51に対して抜け止めすることができる。しかも、第2の側板16、17の両端部上縁側の板状突出部材68を第1の側板14、15の固定板51の縦スリット52に挿入するので、固定板51に対する板状突出部材68の抜止め方向の力が板状突出部材68の板面方向、つまり、図6、図7における矢印C方向、D方向となる。しかも、その抜止め方向の力は、第1の側板14、15から第2の側板16、17を覆うように片持ち支持される固定板51の基端部に作用することになる。このため、固定板51に対する板状突出部材68の強固な抜止めが可能となる。
また、本実施の形態の組み立て式コンテナ1においては、第2の側板16、17の少なくとも一方の両端部の上縁側に、貫通孔68aを貫通するよう板状突出部材68に挿入されて該板状突出部材68を固定板51に対して抜け止めする側板固定位置と、貫通孔68aから離脱して板状突出部材68の固定板51に対する抜け止めを解除する固定解除位置とに変位可能な一対の抜け止め部材としてスピンドル73が設けられている。この構成により、本実施の形態では、一対のスピンドル73を板状突出部材68の貫通孔68aに貫通させる簡素な抜止め構造となる。
また、本実施の形態の組み立て式コンテナ1においては、第2の側板16、17の少なくとも一方の上縁側に、一対のスピンドル73を側板固定位置と固定解除位置とに変位可能に支持するとともに、一対のスピンドル73が側板固定位置にあるとき、一対のスピンドル73の側板固定位置側への変位を制限する固定機構70が設けられている。
この構成により、一対のスピンドル73を板状突出部材68の貫通孔68aに係合および離脱させる小型で簡素な固定機構70を実現でき、軽量で高負荷剛性の組み立て式コンテナ1を行使できる。よって、本実施の形態においては、複数の側板を高剛性に結合できる小型かつ簡素な固定機構70を有する組み立て式コンテナ1を提供することが可能となる。
なお、上述の一実施の形態においては、第2の側板16、17の少なくとも一方の上部両端部の上縁側に、一対の抜け止め部材や側板固定機構(固定機構70)を配置する構成としているが、第2の側板16、17の双方の上部両端部の上縁側に、一対の抜け止め部材や側板固定機構を配置する構成とし得ることは勿論である。
また、上述の一実施の形態においては、第2の側板16、17側に、一対の抜け止め部材や側板固定機構を配置する構成としているが、第1の側板14、15側に、一対の抜け止め部材や側板固定機構を配置する構成としてもよい。
また、上述の一実施の形態においては、抜け止め部材を、断面円形の直線棒状体(スピンドル73)としているが、曲線部を有する棒状体としてもよい。また、抜け止め部材は、板状突出部材68の貫通孔68aの形状によっては断面矩形の平板状部材であってもよい。
また、上述の一実施の形態においては、側板固定機構(固定機構70)を、板状突出部材68の貫通孔68aに何らかの抜止め用の部材をかんぬき状に通すことで、板状突出部材68を固定板51に対して抜け止めする構成としたが、抜け止め用の部材を側板固定位置と固定解除位置とに変位可能に支持するとともに、抜け止め用の部材が側板固定位置にあるとき、抜け止め部材の側板固定位置側への変位を制限するものであれば、小型かつ簡素な構成とする配慮下で任意の機構を採用することができる。
また、本実施の形態の組み立て式コンテナ1においては、パレット10上に複数の側板14−17が角筒状に立設される組立形状下で、それぞれの側面材42、62が枠材41、61の外面側に位置する。したがって、そのコンテナ1の組立形状下で、複数の側板14−17に取り囲まれた物品収容空間18が第1の側板14、15の凹状部分C1および第2の側板16、17の凹状部分C2に入り込むことによって、物品収容空間18の容積が増大することになる。
しかも、そのコンテナ1の組立形状下の第1の側板14、15における枠材41の外周枠部41aが、少なくとも物品収容空間18側に近い内面側部分44aの曲げ先端部分で側面材42に最も近接する曲げ形状を有し、第2の側板16、17も略同様な曲げ形状を有しているので、枠材41、61の曲げ剛性が高められるとともに、コンテナ1内の収容物品等に対する保護機能も高まることになる。
また、本実施の形態では、外周枠部41a、61aが、コンテナ1の組立形状下における複数の側板14−17の鉛直方向の上方側の横枠部分44Uと下方側の横枠部分44Lとでそれぞれ内周側に開くものの互いに異なる凹断面形状を有している。したがって、角筒状に相互連結される複数の側板14−17の上部と下金枠20により案内保持される複数の側板14−17の下部とで要求されるそれぞれの剛性や組立作業時の取扱いの容易性等に適した断面形状が容易に設定できる。
さらに、本実施の形態では、枠材41、61の外周枠部41a、61aが、曲げ先端部分44c等よりも外周側に互いに平行な内外の平行面部44d、44e、44j、44k等を有しており、各側板14−17の鉛直方向の上端面L1および下端面L2、L3(図8参照)がそれぞれ平坦に形成される。したがって、下金枠20による安定支持や上蓋19の安定装着が可能となる。
加えて、複数の側板14−17が、組立形状下で四面の角筒状をなすとともに、互いに対面する一対の第1の側板14、15と、これら第1の側板14、15の間で互いに対面する一対の第2の側板16、17とによって構成されている。したがって、第1の側板14、15の下端面L2と第2の側板16、17の下端面L3の高さを相違させることで、例えば下端面L3の高さが低い第2の側板16、17の下端部が内方側に入り込むのを下金枠20によって規制するとともに、それら第2の側板16、17によって他の一対の第1の側板14、15の下端部が内方側に入り込むのを規制することができ、角筒状に相互連結される複数の側板14−17からなる周壁の剛性を高めることができる。勿論、第2の側板16、17側の凹状部分C2を下方側に広くできることはいうまでもない。
また、本実施の形態の組み立て式コンテナ1は、組立形状下で複数の側板14−17の鉛直方向の上端側に係合する上蓋19を併有している。したがって、複数の側板14−17からなる周壁の上部開口を閉止するだけでなく、複数の側板14−17の上端部が外方側に変位するのをより確実に規制でき、軽量なパネル状の側板14−17を用いながらも、高剛性の組み立て式コンテナ1とすることができる。
本実施の形態では、また、枠材41の鉛直方向上端側に位置する外周枠部41aの曲げ先端部分44cが、平行面部44dから内周縁44b側に近付くほど側面材42に近接するよう平行面部44dに対し傾斜した傾斜部分を有しているので、側板14をコンテナ1の開方向に回動させて収容物を外に出し易くすることができる。しかも、枠材41の鉛直方向下端側に位置する外周枠部41aの曲げ先端側部分44iが、内周縁44h側で側面材42に近接するよう平行面部44jに対し略直交する直交部分となっているので、コンテナ1の内容物が外周枠部41aに接触して傷付くことも有効に抑制できることになる。
このように、本実施の形態においては、側板14−17の枠材41、61が内側(内周側および内面側)に開く凹断面形状を有するような場合でも、側板14−17の片面側の凹状部分C1、C2のような凹形状を物品収容空間18側に配置でき、物品輸送時の内容積を大きくすることができる。
なお、上述の一実施の形態においては、側板14−17の枠材41、61に側面材42、62をスポット溶接等により一体的に結合させるものとしたが、図13に示すように、第1の側板14、15の枠材41は、側面材42と同一の板金素材で一体に形成され、その周辺部を曲げ加工されたものであってもよいし、第2の側板16、17の枠材61も、側面材62と同一の板金素材で一体に形成され、その周辺部を曲げ加工されたものでもよい。
また、上述の一実施の形態においては、組み立て式コンテナ1は、複数、例えば4枚の平坦なパネル状の側板14―17によって角筒状(上蓋19を含め直方体形状)のコンテナ1を構成するものとしたが、平坦な3枚以上の側板によって多角形の筒状の周壁が形成されるものであってもよいし、湾曲、例えば円弧端面に湾曲した複数の側板によって円筒状その他の非多角形の筒状の周壁を有するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の組み立て式コンテナは、複数の側板を高剛性に結合できる小型かつ簡素な側板固定機構を有する組み立て式コンテナを提供することができるものであり、物品収容空間を複数の側板で取り囲む組み立て式コンテナ全般に有用である。
1 コンテナ(組み立て式コンテナ)
10 パレット
11 台部
12 脚部
13 底板
14、15 側板(第1の側板)
16、17 側板(第2の側板)
18 物品収容空間
19 上蓋
19f 枠部
20 下金枠
21 コーナー金具
22 第1の連結金枠
23 第2の連結金枠
30 ゴム掛け式掛止機構
31 ゴムバンド
32 フック付係止金具
33 第1の固定側係止金具
34 第2の固定側係止金具
41、61 枠材
41a、61a 外周枠部
42、62 側面材
43、63 縦枠部分
44、64 横枠部分
44a、44g、63a、64a 内面側部分
44b、44h 内周縁
44c、44i、63c、64c 曲げ先端部分
44d、44e、44j、44k 平行面部
44L 横枠部分(下方側の横枠部分)
44U 横枠部分(上方側の横枠部分)
45、65 連結金具
51 固定板(固定板部、側板固定機構)
52 縦スリット(側板固定機構)
68 板状突出部材(側板固定機構)
68a 貫通孔(側板固定機構)
70 固定機構
71 側板固定スピンドル部(抜け止め部材、側板固定機構)
73 スピンドル
73a 先端部
74 操作部
74a 先端部分
75 スピンドル保持部
80 先端固定部
82 固定板部
C1、C2 凹状部分
θ1、θ2 曲げ内側の角度

Claims (4)

  1. パレット上に対向する一対の第1の側板と該第1の側板に直交する一対の第2の側板とが周壁状に立設され、両側板に取り囲まれた物品収容空間が内方に形成される組み立て式コンテナであって、
    前記第2の側板の少なくとも一方に、前記第1の側板に近接する両端部の上縁側にそれぞれ前記第1の側板に対し略平行でかつ外方に向って突出する板状突出部材が設けられるとともに、
    前記第2の側板の少なくとも一方に近接する前記第1の側板のそれぞれの少なくとも一方側の端部に、前記第2の側板の前記両端部の上縁側を外方から覆う固定板部が固定されており、
    前記固定板部は、前記第2の側板の前記板状突出部を内方側から挿入可能な縦スリットを有し、前記板状突出部は、前記縦スリットに挿入された状態で前記固定板部より外方側に位置する貫通孔を有していることを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. 前記第2の側板の少なくとも一方の前記両端部の上縁側に、前記貫通孔を貫通するよう前記板状突出部に挿入されて前記板状突出部を前記固定板に対して抜け止めする側板固定位置と、前記貫通孔から離脱して前記板状突出部の前記固定板に対する抜け止めを解除する固定解除位置とに変位可能な一対の抜け止め部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記第2の側板の少なくとも一方の前記上縁側に、前記一対の抜け止め部材を側板固定位置と固定解除位置とに変位可能に支持するとともに、前記一対の抜け止め部材が前記側板固定位置にあるとき、前記一対の抜け止め部材の前記側板固定位置側への変位を制限する側板固定機構が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 前記第1および第2の側板が、外周枠部を有する枠材と、前記枠材の片面側に一体的に結合された側面材とを含んで構成されるとともに、前記外周枠部が、前記枠材の内周側に開く凹状の横断面形状をなしており、
    前記第1および第2の側板が前記パレット上に周壁状に立設される組立形状下の前記側面材が、前記枠材に対して前記物品収容空間側から離れる外面側に位置するとともに、前記組立形状下の前記外周枠部が、前記物品収容空間側に近い内面側部分の内周縁側で前記側面材に最も近接する曲げ形状を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組み立て式コンテナ。
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