JP3215919U - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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信治 葉山
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Abstract

【課題】片面側の凹形状を物品収容空間側に配置でき、物品輸送時の内容積を大きくすることができる組み立て式コンテナを提供する。【解決手段】パレット10上に複数の側板14、15、16、17が周壁状に立設される組立形状下でこれらに取り囲まれた物品収容空間18が形成される組み立て式コンテナであって、側板14−17が、外周枠部41a、61aを有する枠材41、61と、それらの片面側に一体的に結合された側面材42、62とを含んで構成されるとともに、外周枠部41a、61aが、枠材41、61の内周側に開く凹状の横断面形状をなしており、組立形状下の側面材42、62が、枠材41、61に対して物品収容空間18側から離れる外面側に位置するとともに、組立形状下の外周枠部41a、61aが、物品収容空間18側に近い内面側部分の内周縁側で側面材42に最も近接する曲げ形状を有している。【選択図】図1

Description

本考案は、物流搬送用の組み立て式コンテナに関し、特に物品収容空間を複数の側板で取り囲む組み立て式コンテナに関する。
従来、輸送時や荷役作業時にはパレット上に周壁状に側板を立設して内部に物品収容空間を有するコンテナ形状に組み立てる一方、返送時等には側板を分解したり折り畳んだりしてコンテナサイズを縮小できるようにした組み立て式コンテナが多用されている。
そのような組み立て式コンテナとしては、例えばフォークリフトでの取り扱いが可能なパレットの上面に下金枠を固定し、その下金枠の内側に四面のパネル状の側板を立設して内部に物品収容空間を形成することで、所定のコンテナ形状とするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコンテナでは、図9に示すように、各パネル状の側板101の外周部分を横断面が折り曲げ形状をなす比較的高剛性の枠材102で構成し、その枠材102に相対的に薄く軽量な側面材103を一体に結合させている。また、固定板104の内側縁部104aを枠材102の縦枠部分102aと横枠部分102bの間のスリット部分102cに挿入する状態で、固定板104を枠材102にリベット固定するようになっている。
実用新案登録第3201465号公報
しかしながら、上述のような従来の組み立て式コンテナにあっては、枠材102とそれに一体に結合された側面材103とで構成されるパネル状の側板101が片面側で平坦に、他の片面側で凹形状になるものであり、かつ、各側板101の物品収容空間側の面が平坦となる立設形態が採られていたため、コンテナ内部の容積が狭められてしまうという問題があった。
すなわち、枠材同士や枠材と他の側板との連結(相互の固定)構造上の要請あるいは側板の曲げ加工上の要請等といった面から、外周側の枠材の横断面が枠材の内周側にあるいは物品収容空間側に開く曲げ形状となる場合に、物品収容空間側に位置する各側板の内壁面が平坦面側とされることで、コンテナ内部の容積が狭められていた。
そこで、本考案は、片面側の凹形状を物品収容空間側に配置でき、物品輸送時の内容積を大きくすることができる組み立て式コンテナを提供することを目的とする。
本考案は、上記目的達成のため、パレット上に複数の側板が周壁状に立設される組立形状下で前記複数の側板に取り囲まれた物品収容空間が形成される組み立て式コンテナであって、前記側板が、外周枠部を有する枠材と、前記枠材の片面側に一体的に結合された側面材とを含んで構成されるとともに、前記外周枠部が、前記枠材の内周側に開く凹状の横断面形状をなしており、前記組立形状下の前記側面材が、前記枠材に対して前記物品収容空間側から離れる外面側に位置するとともに、前記組立形状下の前記外周枠部が、前記物品収容空間側に近い内面側部分の内周縁側で前記側面材に最も近接する曲げ形状を有している。
本考案では、パレット上に複数の側板が周壁状に立設される組立形状下で、側面材が枠材の外面側に位置する。したがって、その組立形状下で、複数の側板に取り囲まれた物品収容空間が枠材の外周枠部で囲まれた凹状部分に入り込み、物品収容空間の容積が増大することになる。しかも、その組立形状下の外周枠部が、物品収容空間側に近い内面側部分の内周縁側で側面材に最も近接する曲げ形状を有しているので、枠材の曲げ剛性が高められるとともに、収容物品等の保護機能も高まることになる。
本考案においては、前記外周枠部が、前記組立形状下の鉛直方向の上方側と下方側とで互いに異なる凹断面形状を有しているものであってもよい。また、前記外周枠部が、前記内面側部分の内周縁側よりも外周側に互いに平行な内外の平行面部を有しているものであってもよい。さらに、前記複数の側板が、前記組立形状下で四面の角筒状をなすとともに、互いに対面する一対の第1の側板と、該第1の側板の間で互いに対面する一対の第2の側板とによって構成されていてもよい。勿論、本考案の組み立て式コンテナは、組立形状下で複数の側板の鉛直方向の上端側に係合する上蓋を併有するものであってもよい。
本考案においては、また、前記外周枠部が、前記鉛直方向上方側の前記内面側部分にて前記外面に対し略平行な平行部分と、該平行部分に一体に結合するとともに前記内周縁側に近付くほど前記側面材に近接するよう前記平行部分に対し傾斜した傾斜部分とを有していてもよい。あるいは、前記外周枠部が、前記鉛直方向下方側の前記内面側部分にて前記外面に対し略平行な平行部分と、該平行部分に一体に結合するとともに前記内周縁側で前記側面材に近接するよう前記平行部分に対し略直交する直交部分とを有していてもよい。外周枠部が傾斜部分を有する前者の場合、側板をコンテナの開方向に回動させて収容物を外に出し易くすることができ、外周枠部が直交部分を有する後者の場合、内容物が傷付くのを有効に抑制できることになる。
本考案によれば、片面側の凹形状を物品収容空間側に配置でき、物品輸送時の内容積を大きくすることができる組み立て式コンテナを提供することができる。
本考案の一実施の形態に係る組み立て式コンテナの複数の側板をパレット上に周壁状に立設する段階を示す斜視図である。 図1中の側板同士の相互連結による固定部分を拡大した部分拡大斜視図である。 本考案の一実施の形態に係る組み立て式コンテナのパレット上に立設された周壁状の側板の縦断面図である。 本考案の一実施の形態に係る組み立て式コンテナにおける側板の外面図である。 本考案の一実施の形態に係る組み立て式コンテナにおける側板の内面図である。 図4中のVI−VI断面図である。 本考案の一実施の形態に係る組み立て式コンテナの上蓋装着状態の側面図である。 本考案の他の実施の形態に係る組み立て式コンテナにおける側板の要部断面図である。 従来例の組み立て式コンテナの部分分解斜視図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図7は、本考案の一実施の形態に係る組み立て式コンテナを示している。
まず、構成について説明する。
図1ないし図7に示すように、本実施形態の組み立て式コンテナ1(以下、単にコンテナ1という)は、パレット10と、そのパレット10上に固定された下金枠20と、下金枠20内でパレット10上に載置される底板13と、下金枠20の内側に接するよう四角筒状(四面構成の周壁状)に立設される複数の側板14、15、16、17と、これら周壁状に立設された複数の側板14−17の上端開口部分を上方から塞ぐ上蓋19(図7参照)と、を有している。
このコンテナ1は、パレット10上に複数の側板14−17が周壁状に立設された組立形状下で、複数の側板14−17に取り囲まれた物品収容空間18を形成するものであり、その物品収容空間18内に所定の物品(例えば、収容形状がコンテナ1の内容積に応じて変化し得る物品もしくは物品群)を収容できるようになっている。
パレット10は、コンテナ1の基台であって、フォークリフト等による荷役作業が可能な運搬台であり、その台部11の形状や脚部12の配置は任意である。
下金枠20は、複数の金属部材を用い溶接によって一体化された矩形枠体であり、パレット10の上面に重ねられて固定されている。この下金枠20は、コンテナ1の組立時に建て付けられ相互に連結される四つの側板14−17の各下辺部を外側に広がらないように支持するようになっている。
また、下金枠20は、コンテナ1の返送等のために周壁状の四つの側板14−17の連結が解かれる分解時においてもパレット10に固定されたままであり、分解された四つの側板14−17を底板13上の所定高さ位置に倒して収納できるようになっている。
具体的には、下金枠20は、パレット10上の四隅に配置される四つのコーナー金具21と、パレット10上に平行に対向配置され、四つのコーナー金具21に一体に結合された一対の第1の連結金枠22と、第1の連結金枠22に対し直交するよう四つのコーナー金具21に一体に結合され、互いに平行に対向する一対の第2の連結金枠23と、を有している。
ここで、四隅のコーナー金具21は、4面の角筒状に相互連結された側板14−17の四隅の各下部を案内し、およびパレット10上に係止する状態に保持することできる公知のものであり、一対の第1の連結金枠22および一対の第2の連結金枠23と協働して、角筒状に相互連結された側板14−17の下部を位置決め保持するようになっている。
側板14−17は、コンテナ1の組立形状下で四角筒状のパネル形状をなすよう、互いに対面する一対の第1の側板14、15と、これら第1の側板14、15の間で互いに対面する一対の第2の側板16、17とによって構成されている。
第1の側板14、15は、それぞれ、外周枠部41aを有する枠材41と、枠材41の片面側に一体的に結合された側面材42とを含んで構成されている。また、第2の側板16、17は、それぞれ、外周枠部61aを有する枠材61と、枠材61の片面側に一体的に結合された側面材62とを含んで構成されている。
また、複数の側板14―17は、コンテナ1の組立形状下における側面材42、62が枠材41、61に対して物品収容空間18側から離れる外面側に位置するように形状設定されており、第1の側板14、15は枠材41の内方の略全域に及ぶ凹状部分C1を、第2の側板16、17は枠材61の内方の略全域に及ぶ凹状部分C2を、それぞれ物品収容空間18側に開くように形成している。
枠材41、61の外周枠部41a、61aは、それぞれ一対の平行な縦枠部分43、63と、それぞれ一対の平行な横枠部分44、64とを有しており、枠材41、61のそれぞれの隅部における縦枠部分43、63および横枠部分44、64の近接端部同士は、連結金具45、65によって連結されている。
図1および図2に示すように、第1の側板14は、その枠材41の両側端側で一対の縦枠部分43に沿って延びる一対の所定幅の固定板51を有しており、側板14−17が角筒状に立設されるとき、第1の側板14の一対の固定板51は、第2の側板16、17の一方の側端部外面部分にそれぞれ当接するとともに、各第2の側板16、17の一方の側端部外面部分に設けられた位置決めピン52を嵌合させることで、第2の側板16、17に対して鉛直方向の位置決めがなされるようになっている。
同様に、第1の側板15も、その枠材41の両側端側に一対の所定幅の固定板51を有しており、側板14−17が角筒状に立設されるとき、一対の固定板51を介して、第2の側板16、17に対して鉛直方向の位置決めがなされるようになっている。
また、各第2の側板16、17の両側端部外面部分に設けられた一対の位置決めピン52の近傍には、対応する位置決めピン52に嵌合する固定板51に抜け止め係合して、その第2の側板16または17を第1の側板14または15に対して位置決め固定することができる固定機構70が装着されている。
図2に示すように、この固定機構70は、例えば丸落とし金具タイプのもので、各第2の側板16、17に固定された固定金具71と、固定金具71に摺動可能に保持され、対応する位置決めピン52に接近する固定側停止位置と位置決めピン52から離隔する解除側停止位置とに移動可能なストッパ付のスライドピン72とを有している。
図3ないし図6に示すように、第1の側板14、15の枠材41は、それぞれの外周枠部41aが内周側に開く凹状の横断面形状をなしており、同様に、第2の側板16、17の枠材61は、それぞれの外周枠部61aが枠材61の内周側に開く凹状の横断面形状をなしている。
そして、コンテナ1の組立形状下において、第1の側板14、15の側面材42は、それぞれ対応する枠材41に対して物品収容空間18側から離れる外面側(図6中の右側)に位置し、同様に、第2の側板16、17の側面材62も、それぞれ対応する枠材61に対して物品収容空間18側から離れる外面側に位置している。
枠材41の外周枠部41aの各横枠部分44は、物品収容空間18側に近いそれぞれの内面側部分44aの内周縁44b側で側面材42に最も近接する曲げ形状を有している。また、外周枠部41aの各縦枠部分43は、固定板51で構成されているが、横枠部分44と略同様に物品収容空間18側に近い内面側部分の曲げ先端側で側面材42に最も近接する曲げ形状を有していてもよい。
さらに、枠材41の外周枠部41aにおいては、一対の平行な横枠部分44のうちコンテナ1の組立形状下の鉛直方向の上方側の横枠部分44Uと下方側の横枠部分44Lとが、互いに異なる凹断面形状を有している。
具体的には、図6に示すように、各枠材41の上方側の横枠部分44Uは、その内面側部分44aのうち内周縁44b側の曲げ先端部分44cよりも外周側で、互いに平行な内外の平行面部44d、44eを有する略コの字形の横断面形状をなしている。そして、上方側の横枠部分44Uの曲げ先端部分44cは、内面側部分44aの平行面部44dに対して曲げ内側の角度θ1が180°未満、例えば135°以下となっている。すなわち、上方側の横枠部分44Uは、外周枠部41aの鉛直方向上方側の内面側部分44aにて外面に対し略平行な外側の平行面部44d(平行部分)と、その平行面部44dに一体に結合するとともに内周縁44b側に近付くほど側面材42に近接するよう平行面部44dに対し傾斜した傾斜部分とを有している。
一方、各枠材41の下方側の横枠部分44Lは、その内面側部分44gのうち内周縁44h側の曲げ先端部分44iよりも外周側で、互いに平行な内外の平行面部44j、44kを有する略コの字形の横断面形状をなしている。そして、下方側の横枠部分44Lの曲げ先端部分44iは、内面側部分44gの平行面部44jに対して曲げ内側の角度θ2が角度θ1より小さい角度(曲げは大きくなる角度)、例えば90°程度となっている。すなわち、下方側の横枠部分44Lは、鉛直方向下方側の内面側部分44gにて側面材42の外面に対し略平行な平行面部44j(平行部分)と、その平行面部44jに一体に結合するとともに内周縁44h側で側面材42に近接するよう平行面部44jに対し略直交する直交部分とを有している。
枠材41の外周枠部41aの各縦枠部分43は、例えば上方側の横枠部分44Uと同様な横断面形状を有しているが、下方側の横枠部分44Lと同様な横断面形状を有するものであってもよいし、その内面側部分の内周縁側で側面材42に最も近接する他の曲げ形状となってもよい。
また、外周枠部41aの各横枠部分44(上方側の横枠部分44Uもしくは下方側の横枠部分44L)は、それぞれ内外の平行面部44d、44e、44j、44kのうち外面側の平行面部44e、44kが内周側(図3中の上下方向)に広くなっており、外面側の平行面部44e、44kが側面材42に例えばスポット溶接(図4、図6中の黒丸部)により一体的に結合されている。同様に、外周枠部41aの各縦枠部分43も、外面側の平行面部(符号なし)が側面材42にスポット溶接により一体的に結合されている。
図7に示すように、本実施形態のコンテナ1においては、組立形状下で角筒状に立設される複数の側板14−17の上端開口部分は、上蓋19によって上方から塞がれるが、上蓋19には、その上蓋19を四つの側板14−17の上端面から外れないように固定するためのゴム掛け式掛止機構30が設けられている。
ゴム掛け式掛止機構30は、略四角形の上蓋19の対向する二辺部の外面に沿って設けられ、その両端を上蓋19の枠部19fに係止されたゴムバンド31と、このゴムバンド31に保持されたフック付係止金具32と、対向する一対の側板14、15あるいは側板16、17の上部中央に設けられフック付係止金具32が離脱可能に係止される輸送時上蓋係止用の第1の固定側係止金具33と、下金枠20の前後または左右の一対の外側面中央部に設けられフック付係止金具32が離脱可能に係止される返送時上蓋係止用の第2の固定側係止金具34とを有している。なお、図1に示すように、一対の側板16、17あるいは側板14、15の上部中央に他の蓋部固定機構35を設けてもよい。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、パレット10上に複数の側板14−17が角筒状に立設される組立形状下で、それぞれの側面材42、62が枠材41、61の外面側に位置する。したがって、そのコンテナ1の組立形状下で、複数の側板14−17に取り囲まれた物品収容空間18が第1の側板14、15の凹状部分C1および第2の側板16、17の凹状部分C2に入り込むことによって、物品収容空間18の容積が増大することになる。
しかも、そのコンテナ1の組立形状下の第1の側板14、15における枠材41の外周枠部41aが、物品収容空間18側に近い内面側部分44a、44gの曲げ先端部分で側面材42に最も近接する曲げ形状を有し、第2の側板16、17も略同様な曲げ形状を有しているので、枠材41、61の曲げ剛性が高められるとともに、コンテナ1内の収容物品等に対する保護機能も高まることになる。
また、本実施形態では、外周枠部41a、61aが、コンテナ1の組立形状下における複数の側板14−17の鉛直方向の上方側の横枠部分44Uと下方側の横枠部分44Lとでそれぞれ内周側に開くものの互いに異なる凹断面形状を有している。したがって、角筒状に相互連結される複数の側板14−17の上部と下金枠20により案内保持される複数の側板14−17の下部とで要求されるそれぞれの剛性や組立作業時の取扱いの容易性等に適した断面形状が容易に設定できる。
さらに、本実施形態では、枠材41、61の外周枠部41a、61aが、曲げ先端部分44c、44i等よりも外周側に互いに平行な内外の平行面部44d、44e、44j、44k等を有しており、各側板14−17の鉛直方向の上端面L1および下端面L2、L3(図3参照)がそれぞれ平坦に形成される。したがって、下金枠20による安定支持や上蓋19の安定装着が可能となる。
加えて、複数の側板14−17が、組立形状下で四面の角筒状をなすとともに、互いに対面する一対の第1の側板14、15と、これら第1の側板14、15の間で互いに対面する一対の第2の側板16、17とによって構成されている。したがって、第1の側板14、15の下端面L2と第2の側板16、17の下端面L3の高さを相違させることで、例えば下端面L3の高さが低い第2の側板16、17の下端部が内方側に入り込むのを下金枠20によって規制するとともに、それら第2の側板16、17によって他の一対の第1の側板14、15の下端部が内方側に入り込むのを規制することができ、角筒状に相互連結される複数の側板14−17からなる周壁の剛性を高めることができる。勿論、第2の側板16、17側の凹状部分C2を下方側に広くできることはいうまでもない。
また、本実施形態の組み立て式コンテナ1は、組立形状下で複数の側板14−17の鉛直方向の上端側に係合する上蓋19を併有している。したがって、複数の側板14−17からなる周壁の上部開口を閉止するだけでなく、複数の側板14−17の上端部が外方側に変位するのをより確実に規制でき、軽量なパネル状の側板14−17を用いながらも、高剛性の組み立て式コンテナ1を提供することができる。
本実施形態では、また、枠材41の鉛直方向上端側に位置する外周枠部41aの曲げ先端部分44cが、平行面部44dから内周縁44b側に近付くほど側面材42に近接するよう平行面部44dに対し傾斜した傾斜部分を有しているので、側板14をコンテナ1の開方向に回動させて収容物を外に出し易くすることができる。しかも、枠材41の鉛直方向下端側に位置する外周枠部41aの曲げ先端側部分44iが、内周縁44h側で側面材42に近接するよう平行面部44jに対し略直交する直交部分となっているので、コンテナ1の内容物が外周枠部41aに接触して傷付くことも有効に抑制できることになる。
このように、本実施形態においては、側板14−17の枠材41、61が内側(内周側および内面側)に開く凹断面形状を有するような場合でも、側板14−17の片面側の凹状部分C1、C2のような凹形状を物品収容空間18側に配置でき、物品輸送時の内容積を大きくすることができる組み立て式コンテナを提供することができる。
なお、上述の一実施形態においては、側板14−17の枠材41、61に側面材42、62をスポット溶接等により一体的に結合させるものとしたが、図8に示すように、第1の側板14、15の枠材41は、側面材42と同一の板金素材で一体に形成され、その周辺部を曲げ加工されたものであってもよいし、第2の側板16、17の枠材61も、側面材62と同一の板金素材で一体に形成され、その周辺部を曲げ加工されたものでもよい。
また、上述の一実施形態においては、組み立て式コンテナ1は、複数、例えば4枚の平坦なパネル状の側板14―17によって角筒状(上蓋19を含め直方体形状)のコンテナ1を構成するものとしたが、平坦な3枚以上の側板によって多角形の筒状の周壁が形成されるものであってもよいし、湾曲、例えば円弧端面に湾曲した複数の側板によって円筒状その他の非多角形の筒状の周壁を有するようにしてもよい。
さらに、上述の一実施形態においては、固定機構70をいわゆる丸落とし金具タイプのものとしたが、隣り合う側板同士を相互に拘束する任意の係止機構を採用することができることは勿論である。さらに、第1の側板14、15の凹状部分C1および第2の側板16、17の凹状部分C2は、それぞれ仕切り板や他の枠材によって複数に分割されてもよい。
以上説明したように、本考案の組み立て式コンテナは、片面側の凹形状を物品収容空間側に配置でき、物品輸送時の内容積を大きくすることができる組み立て式コンテナを提供することができるものであり、物品収容空間を複数の側板で取り囲む組み立て式コンテナ全般に有用である。
1 コンテナ(組み立て式コンテナ)
10 パレット
11 台部
12 脚部
13 底板
14、15 側板(第1の側板)
16、17 側板(第2の側板)
18 物品収容空間
19 上蓋
19f 枠部
20 下金枠
21 コーナー金具
22 第1の連結金枠
23 第2の連結金枠
30 ゴム掛け式掛止機構
31 ゴムバンド
32 フック付係止金具
33 第1の固定側係止金具
34 第2の固定側係止金具
41、61 枠材
41a、61a 外周枠部
42、62 側面材
43、63 縦枠部分
44、64 横枠部分
44a、44g、63a、64a 内面側部分
44b、44h 内周縁
44c、44i、63c、64c 曲げ先端部分
44d、44e、44j、44k 平行面部
44L 横枠部分(下方側の横枠部分)
44U 横枠部分(上方側の横枠部分)
45、65 連結金具
51 固定板
52 位置決めピン
70 固定機構
71 固定金具
72 スライドピン
C1、C2 凹状部分
θ1、θ2 曲げ内側の角度

Claims (6)

  1. パレット上に複数の側板が周壁状に立設される組立形状下で前記複数の側板に取り囲まれた物品収容空間が形成される組み立て式コンテナであって、
    前記側板が、外周枠部を有する枠材と、前記枠材の片面側に一体的に結合された側面材とを含んで構成されるとともに、前記外周枠部が、前記枠材の内周側に開く凹状の横断面形状をなしており、
    前記組立形状下の前記側面材が、前記枠材に対して前記物品収容空間側から離れる外面側に位置するとともに、前記組立形状下の前記外周枠部が、前記物品収容空間側に近い内面側部分の内周縁側で前記側面材に最も近接する曲げ形状を有していることを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. 前記外周枠部が、前記組立形状下の鉛直方向の上方側と下方側とで互いに異なる凹断面形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記外周枠部が、前記内面側部分の内周縁側よりも外周側に互いに平行な内外の平行面部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 前記複数の側板が、前記組立形状下で四面の角筒状をなすとともに、互いに対面する一対の第1の側板と、該第1の側板の間で互いに対面する一対の第2の側板とによって構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の組み立て式コンテナ。
  5. 前記外周枠部が、前記鉛直方向上方側の前記内面側部分にて前記外面に対し略平行な平行部分と、該平行部分に一体に結合するとともに前記内周縁側に近付くほど前記側面材に近接するよう前記平行部分に対し傾斜した傾斜部分とを有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の組み立て式コンテナ。
  6. 前記外周枠部が、前記鉛直方向下方側の前記内面側部分にて前記外面に対し略平行な平行部分と、該平行部分に一体に結合するとともに前記内周縁側で前記側面材に近接するよう前記平行部分に対し略直交する直交部分とを有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の組み立て式コンテナ。
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