JP3129686U - リターナブルコンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】返送時に体積を小さくしてかつ仕切り材を納めることができるようにするとともに、底の方に物を収納したり、底の方に収納された物を取り出したりする作業を容易にする。
【解決手段】直方体を形成するように4面の下板S1B,S2B,S3B,S4Bがパレット部1に立設され、各下板S1B,S2B,S3B,S4Bには上板S1A,S2A,S3A,S4Aが下板S1B,S2B,S3B,S4Bに対して180度折りたたみできるように連結されてなり、上板S2A,S4Aは、蝶番の片方の翼板10aを上下にスライド可能とした平蝶番により下板S2B,S4Bに連結され、上板S2A,S4Aを内側に90度折りたたむことができる。
【選択図】図1
【解決手段】直方体を形成するように4面の下板S1B,S2B,S3B,S4Bがパレット部1に立設され、各下板S1B,S2B,S3B,S4Bには上板S1A,S2A,S3A,S4Aが下板S1B,S2B,S3B,S4Bに対して180度折りたたみできるように連結されてなり、上板S2A,S4Aは、蝶番の片方の翼板10aを上下にスライド可能とした平蝶番により下板S2B,S4Bに連結され、上板S2A,S4Aを内側に90度折りたたむことができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、物品を収納して搬送するときに使用され、用済み後には折りたたんで体積を小さくして返送することができるリターナブルコンテナに関するものである。
例えば、自動車のエアバッグ本体など小型の部品類は、1個のコンテナに複数個かつ多段に収納されて搬送される。
かかる部品類の搬送には、返送時に折りたたんで体積を小さくすることができるように折りたたみ式のリターナブルコンテナが用いられる(例えば特開2004−359281号公報参照)。
特開2004−359281号公報
1個のリターナブルコンテナに複数個かつ多段に収納するためには仕切り材を必要とするが、従来の折りたたみ式のリターナブルコンテナは、折りたたんだ状態で内部に物を収納する余地がなく、返送時に仕切り材を収納するような考慮がなされていなかった。
そのため、仕切り材は、リターナブルコンテナとは別個にまとめられ、又はリターナブルコンテナを折りたたむことなくその中に仕切り材を納めて返送するほかなかったのである。また、リターナブルコンテナが大型化すると、底の方に物を収納したり、底の方に収納された物を取り出したりする作業がやりにくくくなる。
そのため、仕切り材は、リターナブルコンテナとは別個にまとめられ、又はリターナブルコンテナを折りたたむことなくその中に仕切り材を納めて返送するほかなかったのである。また、リターナブルコンテナが大型化すると、底の方に物を収納したり、底の方に収納された物を取り出したりする作業がやりにくくくなる。
請求項1の考案が解決しようとする課題は、返送時に体積を小さくしてかつ仕切り材を納めることができるようにするとともに、底の方に物を収納したり、底の方に収納された物を取り出したりする作業を容易にすることである。
かかる課題を解決したリターナブルコンテナは、フォークリフトのフォーク挿入作業ができない場合がある。そこで、請求項2及び3の考案が解決しようとする課題は、返送時に体積を小さくしてかつ仕切り材を納めることができるようにしてかつフォークリフトによる荷扱い作業を容易にすることである。
請求項1の考案は、直方体を形成するように4面の下板S1B、S2B、S3B、S4Bがパレット部1に立設され、各下板S1B、S2B、S3B、S4Bには上板S1A、S2A、S3A、S4Aが下板S1B、S2B、S3B、S4Bに対して180度折りたたみできるように連結されてなるリターナブルコンテナである。
請求項2の考案は、請求項1のリターナブルコンテナにおけるフォークリフトのフォーク挿入面Xに位置する上板S2A,S4Aを、起立状態から外側に180度及び内側に90度折りたたみ可能に連結されることを特徴とする。
折りたたみ可能な連結手段としては、耐久性や強度の観点から蝶番が好ましく用いられる。そして、上板S2A,S4Aを内側に90度折りたたむことは片方の翼板10aを上下にスライド可能とした平蝶番により連結することにより実現される。
そして、フォークリフトのフォーク挿入面に位置する上板の一方(S2A又はS4A)はその折りたたみの位置Lが他方(S4A又はS2A)の折りたたみ位置より板厚分だけ低い位置に形成されるのが好ましい。
本考案のリターナブルコンテナは、上板S1A、S2A、S3A、S4Aを折りたたむことができるので、上板S1A、S2A、S3A、S4Aを折りたたむことにより底の方に物を収納したり、底の方に収納された物を取り出したりする作業を容易にすることができる。そして、下板により構成される空間内に仕切り材を収納して返送することが可能となる。
本考案になるリターナブルコンテナにおいて、上板S1A、S2A、S3A、S4Aを下板S1B、S2B、S3B、S4Bに対して180度折りたたんだとき上板の上縁がパレット部の載置面近くまで垂下するようにするのが好ましい。しかしながら、返送時に上板が垂下したままであると垂下した上板によってフォークリフトのフォーク挿入口が閉塞されてしまう。上板S2A,S4Aを内側に90度折りたたむことにより、かかる問題点も解消される。
フォークリフトのフォーク挿入面に位置する上板一方(S2A又はS4A)はその折りたたみの位置Lが他方(S4A又はS2A)の折りたたみ位置より板厚分だけ低い位置に形成することにより、上板を内側に折りたたんだときに、上板相互が斜めになった状態で重ならないようにできる。
以下、本考案のリターナブルコンテナの構成及びその使用方法を図1〜図6により説明する。
図1は本考案リターナブルコンテナから、収納された物(ただし当該物の図示は省略した)を取り出す作業における初期状態を示す斜視図である。
なお、図1において蓋11は浮かせた状態で図示されているが、輸送中は側面板の上縁に密着され、適宜の固定手段12によって固定されるものである。
なお、図1において蓋11は浮かせた状態で図示されているが、輸送中は側面板の上縁に密着され、適宜の固定手段12によって固定されるものである。
パレット部1は、例えばアルミニウムなどで構成され、角パイプ1aの上に断面L字形のフレーム1bを4周に配置固定し、その上に底板が固定されている。なお、4隅にはガセット1cを配置固定して補強されている。角パイプ1a、フレーム1b、ガセット1cの材質としては、アルミニウム、スチールが好ましい。
側面板はS1は上板S1B及び上板S1Aから構成される。
下板S1Bは、パレット部1のガセット1cに立設した2本の縦フレーム1d,1dと該縦フレーム1d,1dの上端間に横架された横フレーム1e及びパレット部に、プラスチックダンボール板1fをリベットにより固着して構成される。
他の下板S2B、S3B及びS4Bも同様の構成である。そして、これら4枚の下板S1B、S2B、S3B及びS4B並びにパレット部の底板により直方体状の空間を形成する。
なお、フォークリフトのフォーク挿入側からみて背面を構成する下板S4Bは、フォークリフトのフォーク挿入側の側面を構成する下板S2Bよりも板厚分だけ、上縁が低くなる寸法となっている。
この実施の形態においては、長手方向の側面がフォーク挿入面とされているが、これに限るものではない。
他の下板S2B、S3B及びS4Bも同様の構成である。そして、これら4枚の下板S1B、S2B、S3B及びS4B並びにパレット部の底板により直方体状の空間を形成する。
なお、フォークリフトのフォーク挿入側からみて背面を構成する下板S4Bは、フォークリフトのフォーク挿入側の側面を構成する下板S2Bよりも板厚分だけ、上縁が低くなる寸法となっている。
この実施の形態においては、長手方向の側面がフォーク挿入面とされているが、これに限るものではない。
上板S1Aは、上板フレーム1gにプラスチックダンボール板1hを固着してなり、下板S1Bとは別体に構成されるほか、下板S1Bと同様に構成される。
他の上板S2A、S3A及びS4Aも同様である。そして、これら4枚の上板のうちフォークリフトのフォーク挿入側の側面を構成する上板S2A及びその背面の上板S4Aは、翼板が取り付け面に対してスライド可能とした平蝶番により下板S2B、S4Bに連結され、他の上板S1A及びS3Aは通常の蝶番10により下板S1B、S3Bに連結される。
なお、翼板10aのスライド長は、少なくとも上板S2A、S4Aの板厚と同じ長さが必要とされる。
さらに、フォークリフトのフォーク挿入側前面にある上板S2Aには取っ手13を設けておくのが好ましい。
4枚の上板S1A、S2A、S3A及びS4Aは、コーナー部において隣接する上板間を嵌め外し自在の固定手段により連結され、起立状態を保持するようにされる。
他の上板S2A、S3A及びS4Aも同様である。そして、これら4枚の上板のうちフォークリフトのフォーク挿入側の側面を構成する上板S2A及びその背面の上板S4Aは、翼板が取り付け面に対してスライド可能とした平蝶番により下板S2B、S4Bに連結され、他の上板S1A及びS3Aは通常の蝶番10により下板S1B、S3Bに連結される。
なお、翼板10aのスライド長は、少なくとも上板S2A、S4Aの板厚と同じ長さが必要とされる。
さらに、フォークリフトのフォーク挿入側前面にある上板S2Aには取っ手13を設けておくのが好ましい。
4枚の上板S1A、S2A、S3A及びS4Aは、コーナー部において隣接する上板間を嵌め外し自在の固定手段により連結され、起立状態を保持するようにされる。
蓋11は、リターナブルコンテナの開口部を閉塞する機能を有すればよく、例えば、側面板と同様にプラスチックダンボール板11aとアルミニウムフレーム材11bとで構成される。
次に、荷受け先で本考案リターナブルコンテナから収納された物を取り出し、その後返送するまでの過程を説明する。なお、以下の説明において前側、背面、右側、左側は、図面上における前側、背面、右側、左側を意味しており、相対的である。
A)まず蓋11を取り外す(図1参照)。
B)次に、前側の上板S2Aと左右の上板S1A及びS3Aとの間の固定を解除して、上板S2Aを前面外側に倒すように折りたたむ(図2参照)。
C)収納された物を取り出す。ただし、上方に積み込まれた物の状態によっては、この後の、D)又はE)の過程の後に取り出すようにすることもできる。
D)次に、左側の上板S1Aと背面側の上板S4Aとの間の固定を解除して、上板S1Aを左側面外側に倒すように折りたたむ(図3参照)。
上記B)又はC)の過程は逆順であっても差し支えないことはいうまでもない。
E)次に、右側の上板S3Aと背面側の上板S4Aとの間の固定を解除して、上板S3Aを左側面外側に、また、背面側の上板S4Aを背面外側に倒すように折りたたむ(図4参照)。
B)次に、前側の上板S2Aと左右の上板S1A及びS3Aとの間の固定を解除して、上板S2Aを前面外側に倒すように折りたたむ(図2参照)。
C)収納された物を取り出す。ただし、上方に積み込まれた物の状態によっては、この後の、D)又はE)の過程の後に取り出すようにすることもできる。
D)次に、左側の上板S1Aと背面側の上板S4Aとの間の固定を解除して、上板S1Aを左側面外側に倒すように折りたたむ(図3参照)。
上記B)又はC)の過程は逆順であっても差し支えないことはいうまでもない。
E)次に、右側の上板S3Aと背面側の上板S4Aとの間の固定を解除して、上板S3Aを左側面外側に、また、背面側の上板S4Aを背面外側に倒すように折りたたむ(図4参照)。
F)かくして収納された物を全て取り出した後、仕切り材をコンテナの中に収納する。
G)フォークリフトのフォーク挿入側からみて背面側の上板S4Aを引き起こす。
H)上板S4Aを引き起した状態から上方に引き上げて内側に倒すように折りたたむ。
I)フォークリフトのフォーク挿入側の上板S2Aを引き起こす(図5参照)。
J)上板S2Aを上板S4Aの上に倒すように折りたたむ(図6参照)。
K)蓋11をかぶせ、固定する。
L)左右の上板S1A及びS3Aを固定する。この過程はC)又はD)の後すぐであってもよい。
G)フォークリフトのフォーク挿入側からみて背面側の上板S4Aを引き起こす。
H)上板S4Aを引き起した状態から上方に引き上げて内側に倒すように折りたたむ。
I)フォークリフトのフォーク挿入側の上板S2Aを引き起こす(図5参照)。
J)上板S2Aを上板S4Aの上に倒すように折りたたむ(図6参照)。
K)蓋11をかぶせ、固定する。
L)左右の上板S1A及びS3Aを固定する。この過程はC)又はD)の後すぐであってもよい。
かくして、体積をほぼ2分の1にして返送することができる。
1 パレット部
1a 角パイプ
1b フレーム
1c ガセット
1d 縦フレーム
1e 横フレーム
1f、1h プラスチックダンボール板
1g 上板フレーム
S1A、S2A、S3A、S4A 上板
S1B、S2B、S3B、S4B 下板
10 蝶番
10a 翼板
11 蓋
12 固定手段
13 取っ手
1a 角パイプ
1b フレーム
1c ガセット
1d 縦フレーム
1e 横フレーム
1f、1h プラスチックダンボール板
1g 上板フレーム
S1A、S2A、S3A、S4A 上板
S1B、S2B、S3B、S4B 下板
10 蝶番
10a 翼板
11 蓋
12 固定手段
13 取っ手
Claims (4)
- 直方体を形成するように4面の下板がパレット部に立設され、各下板には上板が下板に対して180度折りたたみできるように連結されてなるリターナブルコンテナ。
- フォークリフトのフォーク挿入面に位置する上板が起立状態から外側には180度及び内側には90度折りたたみ可能に連結されてなる請求項1に記載のリターナブルコンテナ。
- 上板が下板に蝶番によって連結され、フォーク挿入面に位置する上板を連結する蝶番は片方の翼板が上下にスライド可能に取り付けられてなる請求項1又は2に記載のリターナブルコンテナ。
- フォークリフトのフォーク挿入側に位置する上板の一方はその折りたたみの位置が他方の折りたたみ位置より板厚だけ低い位置に形成されてなる請求項1、2又は3に記載のリターナブルコンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010199U JP3129686U (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | リターナブルコンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006010199U JP3129686U (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | リターナブルコンテナ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016527155A (ja) * | 2013-08-12 | 2016-09-08 | ゾディアック シーツ ユーエス エルエルシィ | 複数座席輸送コンテナ |
GB2599190A (en) * | 2020-09-21 | 2022-03-30 | New Inventions Ltd | Electrical back box |
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2006
- 2006-12-15 JP JP2006010199U patent/JP3129686U/ja not_active Expired - Fee Related
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