JP2019097561A - 酵素を用いた澱粉含有食品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高品質な澱粉含有食品を製造するための新規方法を提供すること。【解決手段】(1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを配合することを含む、澱粉含有食品の製造方法。好ましい態様において、ブランチングエンザイム、α化澱粉、グルテン、および/またはセルロースがさらに配合される。【選択図】なし

Description

本発明は、酵素を用いた澱粉含有食品の製造方法等に関する。詳細には、酵素を用いた澱粉含有食品の製造方法、酵素を用いた澱粉含有食品の改質方法、酵素を含んでなる澱粉含有食品改質用剤、および酵素を含んでなる澱粉含有食品の中間加工物に関する。
澱粉質を主原料とする澱粉含有食品(例えば、ベーカリー食品や麺食品など)は、今日、日本人の主食の地位を占めるものであるが、これらの澱粉含有食品に対する消費者の嗜好は多様化・高級化を続けており、例えば、呈味、風味、食感、棚寿命、冷凍耐性などの多岐にわたる側面においてその品質向上が求められている。
かかる背景において、消費者のニーズを満たし得る品質向上を実現するため、様々な試行錯誤が行われてきた。例えば、小麦を主原料とするベーカリー食品においては、パンの原料にセルラーゼや分岐酵素等の酵素を作用させることで、その物性を改質する方法が報告されている(特許文献1)。また、特許文献2には、トランスグルタミナーゼを添加すること等により、食感や老化等の品質を改善し得ることが教示されている。また、特許文献3には、トランスグルタミナーゼ、L−アスコルビン酸、パン類用乳化剤を用いた冷凍パンの品質改善方法等が教示されている。
特表2000−513568号公報 特開平11−276056号公報 国際公開第2014−157577号
特許文献1〜3に示されるように、消費者の多様化・高級化するニーズを満たし得る品質を備えた澱粉含有食品の製法の開発が進められてはいるものの、依然としてその目的を達成できているとは言い難い。そこで本発明の目的は、高い品質を備えた澱粉含有食品を製造するための新規方法を開発、提供することにある。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意検討した結果、α−グルコシダーゼと、リパーゼおよび/またはヘミセルラーゼとをパン生地に作用させることにより、パン生地の焼成後2日を経過しても極めて良好な食感を維持するベーカリー食品を調製できることを見出し、かかる知見に基づいてさらに研究を進めることによって本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1](1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを配合することを含む、澱粉含有食品の製造方法。
[2]ブランチングエンザイムをさらに配合することを含む、[1]の製造方法。
[3]α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに配合することを含む、[1]または[2]の製造方法。
[4](1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを配合することを含む、澱粉含有食品の改質方法。
[5]ブランチングエンザイムをさらに配合することを含む、[4]の方法。
[6]α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに配合することを含む、[4]または[5]の製造方法。
[7](1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを含んでなる、澱粉含有食品改質用剤。
[8]ブランチングエンザイムをさらに含む、[7]の剤。
[9]α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに含む、[7]または[8]の剤。
[10](1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを含む、澱粉加工食品の中間加工物。
[11]ブランチングエンザイムをさらに含む、[10]の中間加工物。
[12]α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに含む、[10]または[11]の中間加工物。
本発明によれば、「しっとり感」、「軟らかさ」、「もちもち感」といった食感を顕著に高めた澱粉含有食品(例、ベーカリー食品等)を製造することができる。特に、本発明により製造されたベーカリー食品は、パン生地の焼成後2日以上が経過しても極めて良好な食感を維持し得る。
以下、本発明を詳細に説明する。
1.澱粉含有食品の製造方法
本発明は、(1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを配合することを含む、澱粉含有食品の製造方法(以下、単に「本発明の製造方法」と称することがある)を提供する。本発明の製造方法により製造される澱粉含有食品は、「しっとり感」、「軟らかさ」、「もちもち感」等の食感に優れ、特に、製造後1〜2日後であっても当該好ましい食感が維持される点に特徴がある。
本発明の製造方法において澱粉含有食品とは、米類、小麦類、イモ類、トウモロコシ類等の澱粉を豊富に含む作物を主原料とする食品を含む。かかる食品としては、例えば、小麦を主原料とするベーカリー製品や麺製品、米を主原料とする米製品、イモ類を主原料とするイモ製品、トウモロコシ類を主原料とするトウモロコシ製品等が挙げられるが、これらに限定されない。小麦を主原料とするベーカリー製品および麺製品が好ましい。なお、本明細書における「ベーカリー製品」とは、主に小麦粉ベースの生地をオーブン等により焼成することにより製造される食品が含まれる。本明細書における「ベーカリー製品」には、例えば、パン、スポンジケーキ、ロールケーキ、マドレーヌ、フィナンシェ、パウンドケーキ、バウムクーヘン、どら焼き、クッキー、ビスケット、蒸しパン、中華まんの皮およびドーナツ等が含まれるが、これらに限定されない。また、本明細書における「麺製品」とは、小麦粉に水、塩等を加えた生地を細長く、或いは一定の形に成形したものを味付けして食される製品全般が含まれる。本明細書における「麺製品」には、例えば、ラーメン、パスタ、うどん、ちゃんぽん、焼そば、餃子の皮等が含まれるが、これらに限定されない。特に好ましくは、本発明の澱粉含有食品は、ベーカリー製品である。
本発明の製造方法に用いられるα−グルコシダーゼは、澱粉の非還元末端α−1、4−グルコシド結合を加水分解し、α−グルコースを生成する酵素である。本発明において用いられるα−グルコシダーゼは、食品に添加可能なものであり、本発明の所望の効果を得られるものであれば、いかなるα−グルコシダーゼであってもよく、また組み換え酵素を使用してもよい。本発明において用いられるα−グルコシダーゼは市販品であってもよく、具体例としては、天野エンザイム株式会社が販売する「α-グルコシダーゼ「アマノ」」等を好適に用いることができるが、これに限定されない。本発明の製造方法において用いられるαグルコシダーゼの種類は、澱粉含有食品の主原料の種類や調理時に添加される各主成分等を勘案して、適宜最適化してもよい。
α−グルコシダーゼの酵素活性の測定法は以下のように例示され、かつ、その酵素活性が定義される。すなわち、1mM α−メチル−D−グルコシド1mlに0.02M酢酸バッファー(pH5.0)1mlを加え、酵素溶液0.5ml添加して、40℃、60分間作用させた時に、反応液2.5ml中に1μgのブドウ糖を生成する酵素量を1U(ユニット)と定義する。
本発明の製造方法に用いられるα−グルコシダーゼの配合量は、澱粉含有食品に用いる各種原料やその比率、さらには該酵素を作用させる温度や時間等の条件によっても変わり得るが、本発明の製造方法の所望の効果が得られる限り特に限定されず、例えば、穀粉1g当たり、通常、0.01U以上、好ましくは0.1U以上、より好ましくは1U以上、さらに好ましくは10U以上、最も好ましくは100U以上であり、また、その上限としては、通常、60000U以下、好ましくは30000U以下、より好ましくは12000U以下、さらに好ましくは1200U以下、最も好ましくは600U以下である。なお、本明細書において「穀粉」とは、澱粉含有食品の主原料となる、澱粉質を含む穀物を挽いて調製される粉末原料を意味し、以下に限定されないが、例えば、小麦粉(薄力粉、中力粉、強力粉、全粒粉等)、大麦粉、ライ麦粉、芋粉(片栗粉、葛粉、タピオカ粉、ジャガイモ粉等)、トウモロコシ粉(コーンスターチを含む)、米粉、大豆粉、蕎麦粉等、またはこれら粉のうちの2種以上の混合物が例示される。
また、本発明の製造方法に用いられるリパーゼは、脂肪酸エステルを脂肪酸とグリセリンとに加水分解する反応の触媒となる酵素である。本発明の製造方法において用いられるリパーゼは、食品に添加可能なものであり、かつ、本発明の所望の効果を得られるものである限り特に限定されず、任意のリパーゼを使用することができる。本発明に用いられるリパーゼは、自体公知の方法により調製・精製することができるほか、市販のものを用いてもよい。市販のリパーゼとしては、例えば、リパーゼDF「アマノ」、ニューラーゼ、リパーゼR(以上、天野エンザイム社製)、リパーゼOF(名糖産業社製)、リパーゼA「アマノ」6(天野エンザイム社製)、およびリパーゼPL(名糖産業社製)等が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の製造方法において用いられるリパーゼの種類は、澱粉含有食品の主原料の種類や調理時に添加される油分あるいはリパーゼの基質特異性(例えば、リパーゼの位置特異性や脂肪酸の鎖長特異性等)、リパーゼの添加による呈味の変化等を勘案して、適宜最適化してもよい。
リパーゼの酵素活性の測定法としては、以下の方法が例示され、かつ、その酵素活性が定義される。すなわち、オリーブ油100mlと2%PVA試液150mlを乳化させ基質とし、基質5ml、マッキルベイン緩衝液(pH7.0) 4ml及び酵素液1mlを混和し、37℃にて60分間反応させ、反応停止後、生成した脂肪酸を滴定法で測定する。遊離したオレイン酸1μmolに相当する酸を遊離させる活性を1U(ユニット)と定義する。
本発明の製造方法に用いられるリパーゼの配合量は、澱粉含有食品に用いる各種原料やその比率、さらには該酵素を作用させる温度や時間等の条件によっても変わり得るが、本発明の製造方法の所望の効果が得られる限り特に限定されず、例えば、穀粉1g当たり、通常、0.0001U以上、好ましくは0.001U以上、より好ましくは0.01U以上、さらに好ましくは0.1U以上、最も好ましくは1U以上であり、また、その上限としては、通常、1000U以下、好ましくは100U以下、より好ましくは50U以下、さらに好ましくは10U以下、最も好ましくは5U以下である。
また、本発明の製造方法に用いられるヘミセルラーゼとは、ヘミセルロースを加水分解する酵素である。本発明の製造方法において用いられるヘミセルラーゼは、食品に添加可能であり、本発明の所望の効果を得られるものであれば特に限定されず、任意のヘミセルラーゼを使用することができる。かかるヘミセルラーゼの例としては、例えば、ヘミセルラーゼ「アマノ」90(天野エンザイム社製)、スミチームX(新日本化学工業社製)等の市販の酵素が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の製造方法において用いられるヘミセルラーゼの種類は、澱粉含有食品の主原料の種類や調理時に添加される各主成分等を勘案して、適宜最適化してもよい。
ヘミセルラーゼの酵素活性の測定法としては、以下の方法が例示され、かつ、その酵素活性が定義される。すなわち、10mg/mlキシラン溶液を基質とし、基質1mlと0.1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(pH4.5)3mLに酵素溶液1mLを加え、40℃、30分間反応させ、ソモギー試液2mlを加え、沸騰水浴中で20分加熱後、冷却し、ネルソン液1mlを加え、亜酸化銅の沈殿を完全に溶解するまで混和し、水を加え25mlとする。遠心分離後、500nm吸光度の変化を測定し、生成したキシロース量を算出する。1分間に1mgのキシロースに相当する還元糖を生成する酵素量を100U(ユニット)と定義する。
本発明の製造方法に用いられるヘミセルラーゼの配合量は、澱粉含有食品に用いる各種原料やその比率、さらには該酵素を作用させる温度や時間等の条件によっても変わり得るが、本発明の製造方法の所望の効果が得られる限り特に限定されず、例えば、穀粉1g当たり、通常、0.00001U以上、好ましくは0.0001U以上、より好ましくは0.001U以上、さらに好ましくは0.01U以上、最も好ましくは0.1U以上であり、また、その上限としては、通常、10000U以下、好ましくは1000U以下、より好ましくは100U以下、さらに好ましくは10U以下、最も好ましくは5U以下である。
本発明の製造方法の好ましい一態様において、本発明の製造方法においては、ブランチングエンザイムをさらに配合してもよい。
本発明の製造方法に用いられるブランチングエンザイムは、1,4−α−D−グルカン鎖の一部を受容体1,4−α−Dグルカンの6−OH基に転移させ、アミロペクチンまたはグリコーゲンのようなα−1,6結合の枝分かれ構造を生成する酵素である。本発明において用いられるブランチングエンザイムは、食品に添加可能なものであり、本発明の所望の効果を得られるものである限り、任意のブランチングエンザイムを使用することができる。かかるブランチングエンザイムの例としては、例えば、ブランチングエンザイムA(長瀬産業社製)等の市販の酵素が挙げられるが、これに限定されない。
本明細書において、ブランチングエンザイムの酵素活性は、以下のように定義される。すなわち、0.08Mリン酸バッファー(pH7.0)に溶解させた0.1%アミロースB(ナカライテスク株式会社製)50μlに、0.1Mリン酸バッファー(pH7.0)に溶解させた酵素溶液50μlを加え、50℃、30分間反応後にヨウ素試薬(0.26g Iと2.6g KIを10mlミリQ水にて溶解した液0.5mlと1N HCl 0.5mlを混ぜ、130mlに希釈した液)2mlを添加し、660nm吸光度の変化を測定する。本反応系で反応1分間に660nm吸光度を1%低下させる酵素量を1U(ユニット)と定義する。
本発明の製造方法においてブランチングエンザイムを併用する場合、その配合量は、澱粉含有食品に用いる各種原料やその比率、さらには該酵素を作用させる温度や時間等の条件によっても変わり得るが、本発明の製造方法の所望の効果が得られる限り特に限定されず、例えば、穀粉1g当たり、通常、0.00002U以上、好ましくは0.0002U以上、より好ましくは0.002U以上、さらに好ましくは0.02U以上、最も好ましくは0.2U以上であり、また、その上限としては、通常、500U以下、好ましくは100U以下、より好ましくは50U以下、さらに好ましくは10U以下、最も好ましくは5U以下である。
本発明の製造方法におけるさらに好ましい一態様として、本発明の製造方法は、さらにα化澱粉、グルテン、および/またはセルロースを配合してもよい。
本発明の製造方法に用いられるα化澱粉は、澱粉に水を加え加熱したり、アルカリ性にするなどして、これを糊化(α化)させ、乾燥させたものである。α化澱粉は、水や湯を加えることにより容易に糊状に復帰するため、簡便な食品や糊などとして一般的に使用されている。α化澱粉は自体公知の製法により調製することができるほか、様々な種類のα化澱粉が市販されている。本発明の製造方法に用いられるα化澱粉は、食品に添加可能であり、本発明の所望の効果を得られる限り特に限定されず、任意のα化澱粉を使用することができる。かかるα化澱粉の由来としては、例えば、トウモロコシ由来、小麦由来、米由来、馬鈴薯由来、甘藷由来、タピオカ由来、緑豆由来、クズ由来、カタクリ由来、ワラビ由来、サゴ由来の澱粉をα化したものであってよいが、これらに限定されない。あるいは、2種以上のα化澱粉を併用してもよい。好ましい一態様として、α化澱粉は、トウモロコシ(ワキシーやハイアミロースを含む)由来、タピオカ由来、馬鈴薯、小麦由来の澱粉をα化したものであり、最も好ましくはワキシーコーン由来の澱粉をα化したものである。
本発明の製造方法においてα化澱粉を併用する場合、その配合量は、本発明の所望の効果を得られる限り特に限定はなく、また、澱粉含有食品の種類や調理法、あるいは消費者の嗜好等によって適宜変更可能であるが、穀粉100g当たり、通常0.001g以上、好ましくは0.01g以上、より好ましくは0.1g以上、さらに好ましくは1g以上、最も好ましくは2g以上であり、また、その上限は、通常20g以下、好ましくは10g以下、より好ましくは8g以下、さらに好ましくは7g以下、最も好ましくは5g以下である。
本発明の製造方法に用いられるグルテンは、小麦粉等に水を加えて練った生地を水中で洗い流していくことで得られる粘性物質であり、主成分はグルテニンとグリアジンが結合してできるタンパク質を意味する。本発明の製造方法に用いられるグルテンは、食品に添加できるものであれば特に限定されず、市販品を用いればよい。市販されるグルテンとしては、例えば、「エマソフトM−1000」、「エマソフトEX−100」(いずれも理研ビタミン社製)、「スーパーグル」、「スーパーグル75H」(いずれも日本コロイド社製)、「A-グルSS」、「A-グルK」(グリコ栄養食品株式会社製)等が挙げられるが、これに限定されない。
本発明の製造方法においてグルテンを併用する場合、その配合量は、本発明の所望の効果を得られる限り特に限定はなく、また、澱粉含有食品の種類や調理法、あるいは消費者の嗜好等によって適宜変更可能であるが、穀粉100g当たり、通常0.0001g以上、好ましくは0.001g以上、より好ましくは0.01g以上、さらに好ましくは0.1g以上、最も好ましくは0.2g以上であり、また、その上限は、通常10g以下、好ましくは7g以下、より好ましくは5g以下、さらに好ましくは3g以下、最も好ましくは1.5g以下である。
また、本発明の製造方法に用いられるセルロースも、食品に添加し得るものであれば特に限定されず、市販品を用いればよい。市販されるセルロースとしては、例えば、「セオラス(登録商標)」(旭化成ケミカルズ株式会社製)、「コンプレッセル」(株式会社伏見製薬所製)、「NPファイバー」(日本製紙株式会社製)等が挙げられるがこれに限定されない。
本発明の製造方法においてセルロースを併用する場合、その配合量は、本発明の所望の効果を得られる限り特に限定はなく、また、澱粉含有食品の種類や調理法、あるいは消費者の嗜好等によって適宜変更可能であるが、穀粉100g当たり、通常0.0003g以上、好ましくは0.003g以上、より好ましくは0.03g以上、さらに好ましくは0.3g以上、最も好ましくは0.5g以上であり、また、その上限は、通常15g以下、好ましくは10g以下、より好ましくは7g以下、さらに好ましくは5g以下、最も好ましくは3g以下である。
本発明の製造方法において、上述した酵素等を澱粉含有食品に用いることで、所望の効果を得ることができる。各成分は、同時に用いることもできるし、順次に用いてもよい。調理の労力等の観点からは、一時的・一回的に作用させることが好ましい。例えば、澱粉含有食品がパン類などのベーカリー製品の場合を例示すると、小麦粉などの通常パン生地の調製に用いられる各種原料を容器内において混合する際、本発明の製造方法に用いられる各成分の必要量をこれに添加することで、これら成分をパン生地に作用させることができる。これら成分をパン生地に作用させる温度や時間は、本発明の所望の効果が得られる限り特に限定されないが、作用時間としては、通常1分以上、好ましくは5分以上、より好ましくは10分以上、さらに好ましくは30分以上、最も好ましくは1時間以上であり、また、上限は、通常2日以下、好ましくは1日以下、より好ましくは12時間以下、さらに好ましくは8時間以下、最も好ましくは4時間以下であり得るが、これらに限定されない。また、反応温度としては、通常、1℃以上、好ましくは4℃以上、より好ましくは10℃以上、さらに好ましくは15℃以上、最も好ましくは20℃以上であり、また上限としては、通常100℃以下、好ましくは90℃以下、より好ましくは80℃以下、さらに好ましくは70℃以下、最も好ましくは60℃以下であり得るが、これらに限定されない。さらにパン類の製法においては、ストレート法、湯種法、中種法等が知られているが、これらの任意の製法に対して、本発明の製造方法は適用可能であることは言うまでもない。
2.澱粉含有食品の改質方法
本発明は、(1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを配合することを含む、澱粉含有食品の改質方法(以下、単に「本発明の方法」と称することがある)を提供する。本発明の方法によれば、澱粉含有食品の「しっとり感」、「軟らかさ」、「もちもち感」等の食感を良好に改質することができる。好ましい一態様において、本発明の方法は、ブランチングエンザイム、α化澱粉、グルテン、および/またはセルロースをさらに配合することもできる。
本発明の方法における、α−グルコシダーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ、ブランチングエンザイム、α化澱粉、グルテン、およびセルロース、ならびにこれらの配合量等は、「1.澱粉含有食品の製造方法」に記載したものと同一である。
3.澱粉含有食品改質用剤
本発明は、(1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを含んでなる、澱粉含有食品改質用剤(以下、単に「本発明の剤」と称することがある)を提供する。本発明の剤を用いれば、澱粉含有食品の「しっとり感」、「軟らかさ」、「もちもち感」等の食感を良好に改質することができる。好ましい一態様において、本発明の剤は、ブランチングエンザイムおよび/またはα化澱粉をさらに含んでもよい。
本発明の剤における、α−グルコシダーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ、ブランチングエンザイム、α化澱粉、グルテン、およびセルロース等は、「1.澱粉含有食品の製造方法」に記載したものと同一である。
本発明の剤に配合される各酵素等の配合量は、本発明の剤を澱粉含有食品またはその原材料に添加する際に、各成分の配合量が、「1.澱粉含有食品の製造方法」の項目において説明した範囲となるよう適宜設定すればよい。なお、本発明の剤の形態は、液体状、ペースト状、顆粒状、粉末状等の任意の形態を採用し得る。
また、所望の効果が得られる限りにおいて、本発明の剤には、上記した成分以外の成分を含んでもよい。かかる成分としては、pH調整剤や、保存料、イーストフード、無機塩、酸化剤、還元剤、乳化剤、増粘剤、膨張剤等が挙げられるが、これらに限定されない。
4.澱粉含有食品の中間加工物
本発明は、(1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを含んでなる、澱粉含有食品の中間加工物(以下、単に「本発明の中間加工物」と称することがある)を提供する。本発明の中間加工物を用いれば、「しっとり感」、「軟らかさ」、「もちもち感」等の食感が良好な澱粉含有食品を製造することができる。好ましい一態様において、本発明の中間加工物は、ブランチングエンザイム、α化澱粉、グルテン、および/またはセルロースをさらに含んでもよい。本発明の中間化合物と、必要に応じてその他の成分をさらに配合したものを調理することにより、顕著に好ましい食感を備えた澱粉含有食品を製造することができる。
本発明の中間加工物における、α−グルコシダーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ、ブランチングエンザイム、α化澱粉、グルテン、およびセルロース、ならびにこれらの配合量等は、「1.澱粉含有食品の製造方法」に記載したものと同一である。
本発明の中間加工物としては、例えば、パン生地等が挙げられる。例えば、パン生地の場合は、通常、パン生地の製造に用いられる原材料に、α−グルコシダーゼ等の酵素等を適量添加するか、あるいは本発明の剤を添加することにより本発明のパン生地を調製することができる。パン生地は保存中や輸送中に酵素反応を進めさせることもできる。かかるパン生地を焼成することにより、良好な食感を備えたパンを製造することができる。なお、本発明の中間加工物は、パン類である場合は湯種や中種等であってもよい。
以下の実施例において本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
[実施例1]澱粉含有食品の品質を向上させる添加物の組合せの検討
澱粉含有食品の品質を向上させ得る添加物の組合せを検討するために、各種酵素および/またはα化澱粉を組合せたパンを調製し、その効果を検討した。
1.パン製造
パン生地は、以下の表1に示される配合を基本配合とし、これに以下表2で示される配合で各種添加物を加えて調製した。より具体的には、表1および表2に記載される全ての原材料及び各酵素および/またはα化澱粉を加え、ホームベーカリー(MK精工 HBK−101、「ふつうモード」)で焼成した。
なお、各酵素は、市販の酵素を用い、表2に示す添加量で添加した。また、α化澱粉はワキシーコーン由来(エーテル化架橋)澱粉を用いた。
2.評価
各種配合により調製されたパンは、焼成後、ビニール袋に入れ密閉し、20℃の条件下で24時間静置した状態のもの(D+1)および48時間静置した状態のもの(D+2)を用いて、「しっとり感」、「軟らかさ」、「もちもち感」の3つの食感に関して評価した。なお、本明細書において、「しっとり感」とは、パンを複数回咀嚼しても、口中の唾液を取られず保水性を保っている感じを意味する。また、「軟らかさ」とは、噛み始めに前歯で感じる抵抗の弱さ、を意味する。また、「もちもち感」とは、奥歯で複数回噛んだ際に感じる弾力を意味する。
評価は、専門パネル3名にて官能試験により行い、評価基準としては、表1に示される基本配合により調製したパン(対照)の「しっとり感」、「軟らかさ」、「もちもち感」を基準(0点)として、0点(対照と同等)〜1点(良好)〜2点(非常に良好)との評価尺度について0.1点刻みで評価した。なお、評点は専門パネル全員の評点の平均値である。
3.結果
評価結果を以下の表3に示す。
表3に示される通り、α−グルコシダーゼと、リパーゼまたはヘミセルラーゼのいずれかの酵素とを組み合わせて用いた場合(試験区1または2)、焼成後1日目および2日目のいずれにおいても、しっとり感や軟らかさが向上していることが示された。また、より多数の酵素を併用して使用することで、相乗的にパンの食感を改質できることが分かった。さらに、各種酵素に加えて、α化澱粉を添加した場合に、さらに顕著な食感改質効果を得られることが分かった。
[実施例2]α化澱粉の種類の検討
α化澱粉の種類により改質効果が異なるかどうかを検討するため、実施例1で用いたワキシーコーン由来(エーテル化架橋)澱粉(試験区8)を、タピオカ由来(アセチル化架橋)澱粉に置換してパンを製造し、その添加効果を評価した(試験区9)。なお、パン生地の配合、製造工程、および評価方法・基準等については実施例1と同様とした。本実施例において用いた酵素およびα化澱粉の詳細を以下の表4に、また結果を以下の表5に示す。
表5に示される通り、タピオカ由来のα化澱粉を用いても良好な改質効果が示された。
[実施例3]グルテンおよび/またはセルロースの添加による効果の検討
実施例1において高い効果が得られた試験区の配合に対して、さらにグルテンおよびセルロースのいずれか又は両方を添加してパンを製造し、その添加効果を評価した(試験区10〜18)。パン生地の配合、製造工程、および評価方法・基準等については実施例1と同様とした。本実施例において用いた酵素、α化澱粉、グルテン、およびセルロースの各試験区における配合量の詳細を以下の表6に、また結果を以下の表7に示す。
表7に示される通り、グルテンおよびセルロースのいずれか又は両方を添加することにより、本発明の効果をさらに高めることができた。
本発明によれば、澱粉含有食品についてより高品質の製品を製造することが可能となるため、食品製造業において極めて有用である。

Claims (12)

  1. (1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを配合することを含む、澱粉含有食品の製造方法。
  2. ブランチングエンザイムをさらに配合することを含む、請求項1記載の製造方法。
  3. α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに配合することを含む、請求項1または2記載の製造方法。
  4. (1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを配合することを含む、澱粉含有食品の改質方法。
  5. ブランチングエンザイムをさらに配合することを含む、請求項4記載の方法。
  6. α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに配合することを含む、請求項4または5記載の製造方法。
  7. (1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを含んでなる、澱粉含有食品改質用剤。
  8. ブランチングエンザイムをさらに含む、請求項7記載の剤。
  9. α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに含む、請求項7または8記載の剤。
  10. (1)α−グルコシダーゼ、および(2)リパーゼおよびヘミセルラーゼからなる群から選択される少なくとも1つを含む、澱粉加工食品の中間加工物。
  11. ブランチングエンザイムをさらに含む、請求項10記載の中間加工物。
  12. α化澱粉、グルテン、およびセルロースからなる群から選択される少なくとも1つをさらに含む、請求項10または11記載の中間加工物。
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