JP2011172564A - 米飯食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホスホジエステラーゼを用いて米飯食品を製造する。
【選択図】なし
Description
更に米のつぶしやすさなどの軟化状態をより好ましい状態とし、且つしっとり感などの保水性をより好ましい状態とした米飯食品を提供することである。
(1) ホスホジエステラーゼを用いることを特徴とする米飯食品の製造方法。
(2) 原料生米1g当たり0.05〜1000Uのホスホジエステラーゼを米に作用させることを特徴とする発明(1)記載の米飯食品の製造方法。
(3) 原料生米1g当たり0.05〜1000Uのホスホジエステラーゼを炊飯時に添加することを特徴とする発明(2)記載の米飯食品の製造方法。
(4) ホスホジエステラーゼと、ヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを用いることを特徴とする発明(1)ないし(3)のいずれかに記載の米飯食品の製造方法。
(5) ホスホジエステラーゼと、ヘミセルラーゼを用いることを特徴とする発明(4)に記載の米飯食品の製造方法。
(6) ホスホジエステラーゼと、セルラーゼを用いることを特徴とする発明(4)に記載の米飯食品の製造方法。
(7) ホスホジエステラーゼと、α−グルコシダーゼを用いることを特徴とする発明(1)ないし(6)のいずれかに記載の米飯食品の製造方法。
(8) ホスホジエステラーゼと、トレハロースを用いることを特徴とする発明(1)ないし(3)のいずれかに記載の米飯食品の製造方法。
(9) ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.005〜500Uのヘミセルラーゼ及び/又は原料生米1g当たり0.005〜500Uのセルラーゼを用いることを特徴とする発明(4)記載の米飯食品の製造方法。
(10) ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.005〜500Uのヘミセルラーゼを用いることを特徴とする発明(5)記載の米飯食品の製造方法。
(11) ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.005〜500Uのセルラーゼを用いることを特徴とする発明(6)記載の米飯食品の製造方法。
(12) ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.5〜500Uのα−グルコシダーゼを用いることを特徴とする発明(7)記載の米飯食品の製造方法。
(13) ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.01〜30重量%のトレハロースを用いることを特徴とする発明(8)記載の米飯食品の製造方法。
(14) 乳化剤を含む発明(1)ないし(13)のいずれかに記載の米飯食品の製造方法。
(15) 原料生米に対して1.2〜15重量倍量の水を原料生米に加えて炊飯する工程を含む、発明(1)ないし(14)のいずれかに記載の米飯食品の製造方法。
(16) ホスホジエステラーゼと、ヘミセルラーゼを用いることを特徴とする発明(15)記載の米飯食品の製造方法。
(17) 発明(1)ないし(16)のいずれかに記載の方法により得られる、ホスホジエステラーゼ米飯食品。
(18) 粥である、発明(17)記載の米飯食品。
(19) ホスホジエステラーゼを有効成分として含有する米飯食品改質用の酵素製剤。
(20) ヘミセルラーゼ、セルラーゼ、α−グルコシダーゼ、トレハロース、乳化剤のいずれか1種以上を含有させる発明(19)記載の酵素製剤。
(21) ヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを含有する発明(19)記載の酵素製剤。
(22) ヘミセルラーゼを含有する発明(19)記載の酵素製剤。
(23) セルラーゼを含有する発明(19)記載の酵素製剤。
(24) 原料生米1g当たり0.05〜1000Uのホスホジエステラーゼ含有量となるように調整された発明(19)記載の米飯食品改質用の酵素製剤。
(25) 酵素製剤1g中、ホスホジエステラーゼを100〜3000U、並びにヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを100〜3000U含有する、発明(21)記載の酵素製剤。
(26) 酵素製剤1g中、ホスホジエステラーゼを100〜3000U、及びヘミセルラーゼを100〜3000U含有する、発明(22)記載の酵素製剤。
(27) 酵素製剤1g中、ホスホジエステラーゼを100〜3000U、及びセルラーゼを100〜3000U含有する、発明(23)記載の酵素製剤。
(28) ホスホジエステラーゼを用いる米飯食品の製造方法であり、加水量を1.5倍増加させてホスホジエステラーゼを用いずに製造した米飯食品と同等以下の固さを持つ米飯食品の製造方法。
(29) ホスホジエステラーゼを含有する米飯食品。
(30) ヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを含有する発明(29)記載の米飯食品。
(31) ヘミセルラーゼを含有する発明(30)記載の米飯食品。
(32) セルラーゼを含有する発明(30)記載の米飯食品。
更に、ヘミセルラーゼを併用することにより、米のつぶしやすさなどの軟化状態をより好ましい状態とした米飯食品を提供することができる。
また、セルラーゼを併用することにより、米のつぶしやすさなどの軟化状態をより好ましい状態とした米飯食品を提供することができる。
また、α−グルコシダーゼを併用することにより、しっとり感などの保水性をより好ましい状態とした米飯食品を提供することができる。
また、トレハロースを併用することにより、しっとり感などの保水性をより好ましい状態とした米飯食品を提供することができる。
また、乳化剤を併用することにより、しっとり感などの保水性をより好ましい状態とした米飯食品を提供することができる。
また、本発明によれば、好ましい食感であるホスホジエステラーゼ含有米飯食品を提供することができる。
もちもち感の付与や、米の軟化効果であれば0.05U以上で、効果がより認められるが、特に本発明の効果が顕著に現れる、通常レベルの加水量で粥様の舌と口蓋のみでつぶせる食感まで軟らかくする効果を得るには、1.5U以上の添加が望ましい。また多く加えることでの食感上の問題は特にないが、ハンドリングやコストの面から上記範囲が好ましい。
本発明において、米に作用させるセルラーゼの添加量は、本発明の効果が得られれば特に限定はないが、原料生米1g当たり0.005〜500U、好ましくは0.5〜100U、の範囲が適正である。
ヘミセルラーゼの酵素活性(キシラナーゼ活性)については0.2mol/Lクエン酸溶液(pH4.0)に希釈したキシランを基質として酵素反応によるグルコシド結合の切断に伴って増加する還元糖と3,5-ジニトロサリチル酸を40℃、10分間反応させ540nmの吸光度を測定し、検量線より求め活性を算出する。pH4.0、40℃条件下において1分間に1μmolのキシロースに相当する還元糖を生成する酵素量を1U(ユニット)と定義した。
セルラーゼの酵素活性については18mm試験管に酵素液0.5mlと0.05Mクエン酸緩衝液(pH4.8)1.0mlをとり、50mgの濾紙片(ワットマン No.1、1×6cm)を入れ、濾紙片を試験管内で撹拌し、コイル状に丸める。50℃、1時間反応後、生成した還元糖を測定する。上記条件で1分間に1μmolのグルコースに相当する還元糖を生成する量を1U(ユニット)と定義した。せんい素糖化力とも呼ばれる。
1例としてあげると、粥などの軟らかい米飯食品を炊飯したとして、それと同じ軟らかさを得られるにも関わらず、ホスホジエステラーゼやその他の酵素などを用いて本発明の米飯食品を製造したときは、約2/3〜1/3の加水量での炊飯が可能となる。このため同じ軟らかさを有しながらも、栄養価としては、本発明の米飯食品は通常の粥よりも1.5〜2.5倍の栄養価を有することとなる。
米飯食品にホスホジエステラーゼと併せて、ヘミセルラーゼ、セルラーゼ、α−グルコシダーゼ、トレハロース、乳化剤のいずれか1種以上を米に含有させる場合も、ホスホジエステラーゼと同様の方法により含有させることができる。この場合、含有させる順序は特に問わないが、同時に作用させるのが効率・効果の点で好ましい。
生米「北海道きらら397 無洗米」100gに市水を米の1.5重量倍加水となるように加え、約1時間浸漬を行った。浸漬開始時に、α−アミラーゼ、α−グルコシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼなど一般に米の軟化作用があるとされている酵素と、ホスホジエステラーゼをそれぞれ、対生米重量%で0.1%ずつ溶解させ、その後、「IHジャー炊飯器NJ-HS06-S」(三菱電機社製)の「通常」の自動コースにて炊飯した。炊飯米は、炊きあがり後20分以内、50℃以上の状態で、酵素無添加をコントロールとして官能評価を行った。官能評価項目の「軟らかさ」は口中で潰す際に感じる応力の強さであり、より詳しく記すなら、舌と口蓋のみで歯を用いないで食したときの応力がコントロールよりも弱く、つぶれやすさとしてはコントロールよりつぶれやすいものを正の値として評価を行った。「もちもち感」は噛み込んだ際にもち米のように歯にまとわりつく感覚、「保水感」は噛み込んだ際に内部からの離水がない状態をそれぞれ正の値とした。「焦げ」は炊飯米の底部における加熱による褐変の発生度合いを現しており、数値が低いほど褐変が強いことを示す。酵素無添加区分を0点として、−3点から3点までの評点法にて評価人数2人又は3人で行った。評価者は食品業務に従事している十分に訓練された専門パネルを用いた。それぞれの配合と評価結果を表1に示す。
また炊飯器の「通常」「やわらか」「早炊き」等の自動コースを変化させた加熱条件や、無洗米、白米などの米の種類を変化させた実験も行い、同様の結果が得られたことを確認した。
生米「北海道きらら397 無洗米」100gに市水を米の3.0重量倍加水となるように加え、約1時間浸漬を行った。浸漬開始時に、デオキシリボ核酸又はリボ核酸の糖とリン酸の間のホスホジエステル結合の加水分解を行う分解能を有するホスホジエステラーゼである「ヌクレアーゼ」アマノE(天野エンザイム社製)(以下NAE)、もしくは「スミチームNP」(新日本化学工業社製)(以下NSN)を添加して溶解させ、その後、「IHジャー炊飯器NJ-HS06-S」(三菱電機社製)の「やわらか」コースにて自動炊飯を行った。各試験区における酵素添加量は表2の通りである。
炊飯米は、炊きあがり後20分以内、50℃以上の状態で官能評価を行った。結果を表2に示す。官能評価は、同様の米を用いて、同様の加水量で酵素無添加系にて炊飯したものをコントロールとして評価を行った。評価項目としては「軟らかさ」「保水感」「焦げ」とした。軟らかさについては生米100gに対して5〜6倍の加水量となるように水を加えて浸漬後炊飯した「全粥」と同等の軟らかさを示すものを「◎」とし、全粥レベルには至らないものの、十分な効果が認められるものを「○」、酵素の効果が認められるものを「△」とした。また対照区と大きな変化がないものは「−」として、逆に対照区に対し好ましくない変化をしめしたものを「×」とした。
米、水、炊飯条件は実施例2と同様の条件で、他の酵素素材を併用したときの効果について確認を行った。
ホスホジエステラーゼを3U/生米g添加したうえで、ヘミセルラーゼ、α−グルコシダーゼを添加してその効果を評価した。ホスホジエステラーゼのみ添加したものを対照区1として、他の酵素素材を併用したものを試験区16〜28とした。各試験区、対照区の酵素添加量および、評価結果を表3に示す。
ホスホジエステラーゼを0.07U/生米g添加したうえで、ヘミセルラーゼ、α−グルコシダーゼを添加してその効果を評価した。ホスホジエステラーゼのみ添加したものを対照区2として、他の酵素素材を併用したものを試験区29とした。対照区、試験区の酵素添加量および、評価結果を表4に示す。
評価結果は、表3、表4とも、対照区に対して著しく改良効果があるものを「◎」、対照区に対して改良効果があるものを「○」、対照区に対して十分ではないが改良効果があるものを「△」、対照区と変化が無いものを「−」、対照区に対して好ましくない変化があるものを「×」とした。
またα−グルコシダーゼにおいては、同じくホスホジエステラーゼの軟化効果を損なうことなく、保水性が強化・改良された。とくに米飯が冷めたときにその効果が認められた。その効果は、0.65U/生米gより十分認められたが、本発明で顕著な効果をえるとした全粥相当の再現という意味では、望ましくは65U/生米g以上が好ましい結果であった。また大量に添加したときには、その酵素作用によって糖が発生するため、3250U/生米g添加した系では、焦げが発生した。
また表4にあるとおり、ヘミセルラーゼ、α−グルコシダーゼを併用した系の効果は、ホスホジエステラーゼ0.05U/生米gの系においても認められた。
米、水、炊飯条件は実施例2と同様の条件で、他の素材を併用したときの効果について確認を行った。ホスホジエステラーゼは3U/生米g添加したうえで、トレハロースまたは乳化剤を添加してその効果を評価した。各試験区、対照区の酵素添加量および、評価結果は、表5に示したとおりである。評価結果は、対照区に対して著しく改良効果があるものを「◎」、対照区に対して改良効果があるものを「○」、対照区に対して十分ではないが改良効果があるものを「△」、対照区と変化が無いものを「−」、対照区に対して好ましくない変化があるものを「×」とした。
その効果は、トレハロース添加量対生米0.01%以上で認められ、乳化剤においても対生米添加量0.005%以上で確認できた。ただし乳化剤については、添加量が増えるにつれて、独特の異風味が発生するため、添加量としては対生米1%以下が望ましいものと推定された。
ヘミセルラーゼとセルラーゼをそれぞれ添加したときの効果について確認を行った。
生米「北海道きらら397 無洗米」105gに285g市水を加え、約1時間浸漬を行った。試験区43、44は浸漬開始時に、表6に示す添加量で、α−グルコシダーゼ、ホスホジエステラーゼ、ヘミセルラーゼまたはセルラーゼを添加して溶解させ、その後それぞれ「IHジャー炊飯器NJ-HS06-S」(三菱電機社製)の「やわらか」コースにて自動炊飯を行った。
酵素無添加のものを対照区4とし、ヘミセルラーゼを添加したものを試験区43、セルラーゼを添加したものを試験区44とした。
評価結果は、対照区に対して著しく改良効果があるものを「◎」、対照区に対して改良効果があるものを「○」、対照区に対して十分ではないが改良効果があるものを「△」、対照区と変化が無いものを「−」、対照区に対して好ましくない変化があるものを「×」とした。
結果を表6に示す。
ホスホジエステラーゼとヘミセルラーゼが加水により米飯に与える影響について確認を行った。
生米「北海道きらら397 無洗米」100gに生米に対し1.5〜10重量倍加水となるように市水を加え、約1時間浸漬を行い、「IHジャー炊飯器NJ-HS06-S」(三菱電機社製)の「おかゆ」コースにて自動炊飯を行った。ホスホジエステラーゼ、ヘミセルラーゼを無添加のものを対照区5〜10として、ホスホジエステラーゼ、ヘミセルラーゼを添加したものを試験区45〜50とした。
試験区45〜50は、浸漬開始時に、ホスホジエステラーゼを3U/生米gとヘミセルラーゼ5U/生米gとなるよう添加して溶解させ、その後同様に「IHジャー炊飯器NJ-HS06-S」(三菱電機社製)の「おかゆ」コースにて自動炊飯を行った。対照区の加水量を表7に、試験区の加水量を表8に、評価結果を表9に示す。
評価結果は、対照区に対して著しく改良効果があるものを「◎」、対照区に対して改良効果があるものを「○」、対照区に対して十分ではないが改良効果があるものを「△」、対照区と変化が無いものを「−」、対照区に対して好ましくない変化があるものを「×」とした。
表10の配合に従ってホスホジエステラーゼである「スミチームNP」(新日本化学工業社製:ヌクレアーゼ活性13000U/g)と、ヘミセルラーゼである「スミチームX」(新日本化学工業社製:キシラナーゼ活性5995U/g)と、デキストリン(キャッサバ由来、DE値7〜9)とを混合し、製剤A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、Kを調製した。なお表10中の「%」は、いずれも「重量%」を示す。また、表11に酵素製剤1g中の各酵素の配合量を示す。
デキストリンのみである製剤Aを対照区11とし、製剤B〜Kについては試験区51〜60とした。
対照区11および試験区51〜60の製剤量および評価結果を表12に示す。
評価結果は、対照区に対して著しく改良効果があるものを「◎」、対照区に対して改良効果があるものを「○」、対照区に対して十分ではないが改良効果があるものを「△」、対照区と変化が無いものを「−」、対照区に対して好ましくない変化があるものを「×」とした。
Claims (32)
- ホスホジエステラーゼを用いることを特徴とする米飯食品の製造方法。
- 原料生米1g当たり0.05〜1000Uのホスホジエステラーゼを米に作用させることを特徴とする請求項1記載の米飯食品の製造方法。
- 原料生米1g当たり0.05〜1000Uのホスホジエステラーゼを炊飯時に添加することを特徴とする請求項2記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、ヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、ヘミセルラーゼを用いることを特徴とする請求項4記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、セルラーゼを用いることを特徴とする請求項4記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、α−グルコシダーゼを用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、トレハロースを用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.005〜500Uのヘミセルラーゼ及び/又は原料生米1g当たり0.005〜500Uのセルラーゼを用いることを特徴とする請求項4記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.005〜500Uのヘミセルラーゼを用いることを特徴とする請求項5記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.005〜500Uのセルラーゼを用いることを特徴とする請求項6記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.5〜500Uのα−グルコシダーゼを用いることを特徴とする請求項7記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、原料生米1g当たり0.01〜30重量%のトレハロースを用いることを特徴とする請求項8記載の米飯食品の製造方法。
- 乳化剤を含む請求項1ないし13のいずれか1項に記載の米飯食品の製造方法。
- 原料生米に対して1.2〜15重量倍量の水を原料生米に加えて炊飯する工程を含む、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼと、ヘミセルラーゼを用いることを特徴とする請求項15記載の米飯食品の製造方法。
- 請求項1ないし16のいずれか1項に記載の方法により得られる、ホスホジエステラーゼ米飯食品。
- 粥である、請求項17記載の米飯食品。
- ホスホジエステラーゼを有効成分として含有する米飯食品改質用の酵素製剤。
- ヘミセルラーゼ、セルラーゼ、α−グルコシダーゼ、トレハロース、乳化剤のいずれか1種以上を含有する請求項19記載の酵素製剤。
- ヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを含有する請求項19記載の酵素製剤。
- ヘミセルラーゼを含有する請求項19記載の酵素製剤。
- セルラーゼを含有する請求項19記載の酵素製剤。
- 原料生米1g当たり0.05〜1000Uのホスホジエステラーゼ添加量となるように調整された請求項19記載の酵素製剤。
- 酵素製剤1g中、ホスホジエステラーゼを100〜3000U、並びにヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを100〜3000U含有する、請求項21記載の酵素製剤。
- 酵素製剤1g中、ホスホジエステラーゼを100〜3000U、及びヘミセルラーゼを100〜3000U含有する、請求項22記載の酵素製剤。
- 酵素製剤1g中、ホスホジエステラーゼを100〜3000U、及びセルラーゼを100〜3000U含有する、請求項23記載の酵素製剤。
- ホスホジエステラーゼを用いる米飯食品の製造方法であり、加水量を1.5倍増加させてホスホジエステラーゼを用いずに製造した米飯食品と同等以下の固さを持つ米飯食品の製造方法。
- ホスホジエステラーゼを含有する米飯食品。
- ヘミセルラーゼ及び/又はセルラーゼを含有する請求項29記載の米飯食品。
- ヘミセルラーゼを含有する請求項30記載の米飯食品。
- セルラーゼを含有する請求項30記載の米飯食品。
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