JP2019096266A - 待ち時間出力装置、待ち時間出力システム、及びプログラム - Google Patents

待ち時間出力装置、待ち時間出力システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗毎に適切な待ち時間を把握することができる待ち時間出力装置、待ち時間出力システム、及びプログラムを提供する。【解決手段】待ち時間出力装置20は、飲食物を提供する複数の店舗が集合した領域における店舗毎に、注文を行う順番待ちをしている待ち人数と、注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数とを特定する特定部32と、特定部32により特定された待ち人数から、注文を行う順番待ちを開始してから注文を行うまでの注文待ち時間を導出し、特定部32により特定された注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数から、注文を行ってから調理が完了するまでの調理待ち時間を導出し、注文待ち時間と調理待ち時間とを合計した店舗毎の待ち時間を導出する導出部34と、導出部34により導出された店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を出力する出力部36と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、待ち時間出力装置、待ち時間出力システム、及びプログラムに関する。
ショッピングセンターや百貨店等の商業施設では、飲食物を提供する複数の店舗が集合した領域が設けられている場合がある。この領域は、一般的にフードコートとも呼ばれ、複数の店舗が集中して設置され、客席が共通化されている。このフードコートによれば、各店舗を省スペース化できる上に、利用者は複数の店舗の中から所望のメニューを提供する店舗を自由に選択することができる。
上記フードコートにおいては、利用者は店舗毎の待ち時間がどの程度なのか分からないため、一見して混雑している店舗を回避してしまう傾向がある。しかし、店舗によっては、実際にはそれほど待たずに注文できる場合もあり、店舗側からすると、せっかくの商機を逃すことになり、望ましくない。
これに対して、例えば、特許文献1には、商業施設における順番待ちを管理する技術が記載されている。この技術によれば、順番待ちをしている利用者の現在の待ち時間の情報が表示されるため、利用者は入店までの待ち時間を把握することが可能となる。
特開2017−16569号公報
ところで、上述のフードコート等のように複数の店舗が集合した領域では、長居しない利用者が比較的多いため、飲食物の注文を行ってから調理が完了するまでに時間がかかると、利用者から苦情が出る事態に発展する可能性がある。そこで、注文を行ってから調理が完了するまでに時間がかかる場合には、予め利用者の了承を得ておくことで、上記事態を回避出来る場合がある。従って、利用者に対して、注文を行うまでの注文待ち時間のみならず、注文を行ってから調理が完了するまでの調理待ち時間も含めた適切な待ち時間を提示することが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであって、店舗毎に適切な待ち時間を把握することができる待ち時間出力装置、待ち時間出力システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の待ち時間出力装置は、飲食物を提供する複数の店舗が集合した領域における店舗毎に、注文を行う順番待ちをしている待ち人数と、注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数とを特定する特定部と、前記特定部により特定された前記待ち人数から、注文を行う順番待ちを開始してから注文を行うまでの注文待ち時間を導出し、前記特定部により特定された前記注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数から、注文を行ってから調理が完了するまでの調理待ち時間を導出し、前記注文待ち時間と前記調理待ち時間とを合計した前記店舗毎の待ち時間を導出する導出部と、前記導出部により導出された前記店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を出力する出力部と、を備えている。
この発明によれば、調理待ち時間を考慮しない場合と比較して、店舗毎に適切な待ち時間を把握することができる。
また、請求項2に記載の待ち時間出力装置は、請求項1に記載の発明において、前記複数の店舗の各々に対応付けて、前記注文待ち時間の1人当たりの平均である平均注文待ち時間を含む平均注文待ち時間テーブルを記憶した記憶部を更に備え、前記導出部が、前記店舗毎の前記待ち人数に、前記平均注文待ち時間テーブルから抽出される前記平均注文待ち時間を乗じることにより、前記注文待ち時間を導出する。
この発明によれば、待ち人数及び平均注文待ち時間のみを用いた簡単な演算で注文待ち時間を導出することができる。
また、請求項3に記載の待ち時間出力装置は、請求項2に記載の発明において、前記記憶部が、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、前記導出部が、前記店舗毎の前記注文数に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記複数の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間の平均を示す平均調理待ち時間を乗じることにより、前記調理待ち時間を導出する。
この発明によれば、注文数及び平均調理待ち時間のみを用いた簡単な演算で調理待ち時間を導出することができる。
また、請求項4に記載の待ち時間出力装置は、請求項2に記載の発明において、前記記憶部が、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、前記導出部が、前記店舗毎に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計することにより、前記調理待ち時間を導出する。
この発明によれば、基準調理待ち時間を合計するだけの簡単な演算で調理待ち時間を導出することができる。
また、請求項5に記載の待ち時間出力装置は、請求項2に記載の発明において、前記記憶部が、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、前記導出部が、前記店舗毎に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計した時間に、飲食物の調理を担当する調理担当者の能力に応じた係数を乗じることにより、前記調理待ち時間を導出する。
この発明によれば、調理担当者の能力を考慮しない場合と比較して、より高い精度で調理待ち時間を導出することができる。
また、請求項6に記載の待ち時間出力装置は、請求項2に記載の発明において、前記記憶部が、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、前記導出部が、前記店舗毎に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計した時間を、飲食物の調理を担当する調理担当者の数で除することにより、前記調理待ち時間を導出する。
この発明によれば、調理担当者の数を考慮しない場合と比較して、より高い精度で調理待ち時間を導出することができる。
また、請求項7に記載の待ち時間出力装置は、請求項2〜6のいずれか1項に記載の発明において、前記記憶部が、注文を行う順番待ちの受け付け毎に生成される受付情報に対応付けて、注文を行う順番待ちを受け付けた状態、注文を受け付けた状態、注文を受け付けた飲食物の調理が完了した状態、及び当該飲食物の提供が完了した状態のいずれかを示す注文状態情報を含む注文状態管理テーブル、及び、前記店舗毎に注文を受け付けた飲食物に対応付けて、調理が完了しているか否かを示す調理状態情報を含む調理状態管理テーブルを更に記憶しており、前記特定部が、前記注文状態管理テーブルに含まれる注文状態情報に基づいて前記待ち人数を特定し、前記調理状態管理テーブルに含まれる調理状態情報に基づいて前記注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数を特定する。
この発明によれば、注文状態情報及び調理状態情報を考慮しない場合と比較して、待ち人数、及び、注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数をより適切に特定することができる。
また、請求項8に記載の待ち時間出力装置は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、表示端末装置と通信する通信部を更に備え、前記出力部が、前記通信部を介して、前記複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗についての前記待ち時間情報を前記表示端末装置に出力する。
この発明によれば、表示端末装置を参照することで店舗の待ち時間情報を容易に把握することができる。
また、請求項9に記載の待ち時間出力装置は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、前記領域の利用者が所有する携帯端末装置と通信する通信部を更に備え、前記出力部が、前記携帯端末装置からの要求に応じて、前記通信部を介して、前記複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗についての前記待ち時間情報を前記携帯端末装置に出力する
この発明によれば、携帯端末装置を参照することで店舗の待ち時間情報を容易に把握することができる。
また、請求項10に記載の待ち時間出力装置は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明において、前記出力部が、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物を示すメニューのうち、前記待ち時間が短いメニューを優先して出力する。
この発明によれば、待ち時間の短いメニューを容易に把握することができる。
また、請求項11に記載の待ち時間出力装置は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明において、前記出力部が、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物を示すメニューを分類して得られる分類項目のうち、前記待ち時間が短い分類項目を優先して出力する。
この発明によれば、待ち時間の短い分類項目を容易に把握することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項12に記載の待ち時間出力システムは、請求項1〜11のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置と、前記待ち時間出力装置と通信可能に接続され、かつ前記領域の利用者が所有する携帯端末装置と、を備えた待ち時間出力システムであって、前記携帯端末装置は、前記領域内に設けられたビーコン送出装置から送出されるビーコン信号を検出した場合に、前記待ち時間出力装置に対して、前記待ち時間情報の出力を要求し、前記待ち時間出力装置の出力部は、前記携帯端末装置からの前記要求に応じて、前記待ち時間情報を前記携帯端末装置に出力する。
この発明によれば、本発明に係る待ち時間出力装置を備えているため、店舗毎に適切な待ち時間を把握することができる。
更に、上記目的を達成するために、請求項13に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1〜11のいずれか1項に記載に待ち時間出力装置が備える特定部、導出部、及び出力部として機能させる。
この発明によれば、本発明に係る待ち時間出力装置と同様に作用するため、店舗毎に適切な待ち時間を把握することができる。
本発明によれば、店舗毎に適切な待ち時間を把握することができる。
第1の実施形態に係る待ち時間出力システムの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る注文管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る待ち時間出力装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る待ち時間出力装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る注文状態管理テーブルの一例を示す模式図である。 実施形態に係る調理状態管理テーブルの一例を示す模式図である。 実施形態に係る平均注文待ち時間テーブルの一例を示す模式図である。 実施形態に係る基準調理待ち時間テーブルの一例を示す模式図である。 実施形態に係る表示端末装置の店舗一覧画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係る表示端末装置の全店舗メニュー画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係る表示端末装置の全店舗メニュー画面の他の例を示す正面図である。 実施形態に係る表示端末装置の全店舗メニュー画面の他の例を示す正面図である。 第1の実施形態に係る待ち時間出力システムの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 第1の実施形態に係るプログラムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る待ち時間出力システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る携帯端末装置の店舗一覧画面、メニュー選択画面、及び注文画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係る携帯端末装置の全店舗メニュー画面及び注文画面の一例を示す正面図である。 第2の実施形態に係る待ち時間出力システムの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る待ち時間出力システム90の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る待ち時間出力システム90は、待ち時間出力装置20と、フードコートFC内の各店舗に各々設けられた複数の注文管理装置10と、を備えている。
本実施形態に係るフードコートFCは、例えば、ショッピングセンターや、百貨店等の商業施設に設けられている。フードコートFCには、表示端末装置40が設置されている。フードコートFCは、飲食物を提供する複数の店舗(本実施形態ではA店〜H店の8店舗)が集中した領域の一例である。なお、本実施形態では、店舗形態として、複数の店舗で客席が共通化されたフードコートを適用した場合について説明するが、複数の店舗の各々について客席が設けられた店舗形態でも適用可能である。
本実施形態に係る待ち時間出力装置20には、例えば、サーバコンピュータ等が適用される。待ち時間出力装置20は、ネットワークN1を介して、複数の注文管理装置10及び表示端末装置40の各々と接続されている。ネットワークN1には、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等が適用される。
本実施形態に係る表示端末装置40は、待ち時間出力装置20から入力される待ち時間情報を表示する。表示端末装置40は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示部を備える。本実施形態では、表示端末装置40がフードコートFC内に設置されているが、表示端末装置40は、例えば、フードコートFC外の入口付近等に設置されていてもよいし、フードコートFCを利用する利用者の自宅に設置されていてもよく、あるいは、利用者が携帯して所有する携帯端末装置でもよく、設置場所は特に限定されるものではない。
図2は、第1の実施形態に係る注文管理システム92の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る注文管理システム92は、フードコートFCの各店舗内に設けられており、注文管理装置10と、受付端末装置12と、調理指示装置14と、会計装置16と、を備えている。なお、上記の図1では、受付端末装置12、調理指示装置14、会計装置16、及びネットワークN2の図示を省略している。
本実施形態に係る注文管理装置10には、例えば、サーバコンピュータ等が適用される。注文管理装置10は、店舗内に構築されたLAN等のネットワークN2を介して、受付端末装置12、調理指示装置14、及び会計装置16の各々と接続される。
受付端末装置12は、注文を行う順番待ち(以下、単に「順番待ち」という。)を行う利用者から順番待ちの依頼を受け付ける。このとき、受付端末装置12は、利用者から順番待ちを行う人数についても入力を受け付ける。以下では、この人数を「受付人数」という。受付端末装置12は、順番待ちの受け付け毎に、受付情報の一例である受付番号を生成し、これら受付番号及び受付人数を含む情報を注文管理装置10に送信し、かつ、受付番号が記載された整理券を印刷する。
また、受付端末装置12は、順番待ちを受け付けた場合に、個別の受付番号を自動的に生成する。この際、店舗の利用者が1人の場合には、当該利用者に対して1つの受付番号が生成され、利用者が家族連れ等のグループである場合には、当該グループに対して1つの受付番号が生成される。また、受付端末装置12により印刷された整理券は利用者が所持し、この整理券の受付番号の順番で注文の受け付けが行われる。
会計装置16は、店舗の接客担当者により操作され、利用者からの注文を受け付けて、会計処理を行い、受け付けた注文の注文内容を含む注文情報を注文管理装置10に送信する。会計装置16には、例えば、POS(Point Of Sales)レジスタ等が適用される。
注文管理装置10には、店舗を特定するための情報の一例である店舗番号が予め記憶されている。また、注文管理装置10は、受付端末装置12から送信されてくる受付番号及び受付人数を含む情報を登録し、かつ、会計装置16から送信されてくる注文情報を登録する。ここでいう注文情報には、注文内容として、利用者が注文した飲食物及びその注文数を示す情報が含まれる。また、注文情報には、上記の受付番号も含まれる。注文管理装置10は、受付番号に対応付けて、注文状態(例えば、後述する順番待ち受付済、注文済、調理済、及び提供済等)を示す情報を登録する。注文管理装置10は、注文状態を示す情報を、受付端末装置12、調理指示装置14、及び会計装置16の各々から取得する。注文管理装置10は、注文状態を示す情報を待ち時間出力装置20に送信し、かつ、注文状態が変化した場合、変化後の注文状態を示す情報を待ち時間出力装置20に送信する。
また、注文管理装置10は、利用者毎の注文情報に基づいて、利用者毎に提供すべき飲食物及びその注文数を示す調理指示データを生成し、生成した調理指示データを調理指示装置14に送信する。調理指示装置14は、注文管理装置10から受信した調理指示データを表示することによって、厨房の調理担当者に対して利用者毎に提供すべき飲食物及びその注文数を指示する。店舗の調理担当者は、調理指示装置14に表示された調理指示データに従って飲食物を準備して利用者に提供する。
図3は、第1の実施形態に係る待ち時間出力装置20の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る待ち時間出力装置20は、制御部21と、記憶部22と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、を備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)21A、ROM(Read Only Memory)21B、RAM(Random Access Memory)21C、及び入出力インターフェース(I/O)21Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O21Dには、記憶部22と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O21Dを介して、CPU21Aと相互に通信可能とされる。
制御部21は、待ち時間出力装置20の一部の動作を制御するサブ制御部として構成されてもよいし、待ち時間出力装置20の全体的な動作を制御するメイン制御部の一部として構成されてもよい。制御部21の各ブロックの一部又は全部には、例えば、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路又はIC(Integrated Circuit)チップセットが用いられる。上記各ブロックに個別の回路を用いてもよいし、一部又は全部を集積した回路を用いてもよい。上記各ブロック同士が一体として設けられてもよいし、一部のブロックが別に設けられてもよい。また、上記各ブロックのそれぞれにおいて、その一部が別に設けられてもよい。制御部21の集積化には、LSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサを用いてもよい。
記憶部22としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部22には、本実施形態に係る各種処理を実行するためのプログラム22Aが記憶される。なお、このプログラム22Aは、ROM21Bに記憶されていてもよい。また、記憶部22には、注文状態管理テーブル22B、調理状態管理テーブル22C、平均注文待ち時間テーブル22D、及び基準調理待ち時間テーブル22Eが記憶される。
プログラム22Aは、例えば、待ち時間出力装置20に予めインストールされていてもよい。また、プログラム22Aは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して配布し、待ち時間出力装置20に適宜インストールすることで実現してもよい。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
表示部23には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ等が用いられる。操作部24には、待ち時間出力装置20の操作者から各種の指示を受け付けるための操作キー群が設けられている。通信部25は、ネットワークN1に接続されており、複数の注文管理装置10及び表示端末装置40の各々とネットワークN1を介して通信を行う。
本実施形態に係る待ち時間出力装置20のCPU21Aは、記憶部22に記憶されているプログラム22AをRAM21Cに書き込んで実行することにより、図4に示す各部として機能する。
図4は、第1の実施形態に係る待ち時間出力装置20の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係る待ち時間出力装置20のCPU21Aは、取得部30、特定部32、導出部34、出力部36、及び更新部38として機能する。
本実施形態に係る取得部30は、表示端末装置40からの待ち時間要求を取得する。なお、表示端末装置40は、フードコートFCの利用者により待ち時間を要求するものとして予め定められた操作が行われた場合に、待ち時間要求を待ち時間出力装置20に送信する。
本実施形態に係る特定部32は、取得部30により取得された待ち時間要求に応じて、フードコートFCにおける店舗毎に、注文を行う順番待ちをしている待ち人数と、注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数とを特定する。
本実施形態に係る導出部34は、特定部32により特定された待ち人数から、注文を行う順番待ちを開始してから注文を行うまでの注文待ち時間を導出する。また、導出部34は、特定部32により特定された注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数から、注文を行ってから調理が完了するまでの調理待ち時間を導出する。更に、導出部34は、これら導出した注文待ち時間と調理待ち時間とを合計した店舗毎の待ち時間を導出する。
本実施形態に係る出力部36は、導出部34により導出された店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を表示端末装置40に出力する。なお、本実施形態では、表示端末装置40からの待ち時間要求をトリガとした場合について説明するが、店舗毎の待ち時間を定期的に導出し、この導出の度に、店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を表示端末装置40に出力するようにしてもよい。
次に、図5〜図8を参照して、注文状態管理テーブル22B、調理状態管理テーブル22C、平均注文待ち時間テーブル22D、及び基準調理待ち時間テーブル22Eを具体的に説明する。
図5は、本実施形態に係る注文状態管理テーブル22Bの一例を示す模式図である。
図5に示すように、注文状態管理テーブル22Bには、上述した店舗番号、受付番号、受付人数、及び注文状態情報が記憶される。
上記の店舗番号、受付番号、及び受付人数は、注文管理装置10から取得される。上記の注文状態情報とは、受付番号に対応付けられ、注文を行う順番待ちを受け付けた状態、注文を受け付けた状態、注文を受け付けた飲食物の調理が完了した状態、及び当該飲食物の提供が完了した状態のいずれかの状態を示す情報である。なお、ここでいう「提供」とは、調理された飲食物が利用者に提供されることを意味する。図5に示す例では、「順番待ち受付済」が「注文を行う順番待ちを受け付けた状態」を示し、「注文済」が「注文を受け付けた状態」を示す。また、「調理済」が「注文を受け付けた飲食物の調理が完了した状態」を示し、「提供済」が「当該飲食物の提供が完了した状態」を示す。
図6は、本実施形態に係る調理状態管理テーブル22Cの一例を示す模式図である。
図6に示すように、調理状態管理テーブル22Cには、上述した店舗番号、受付番号、メニュー番号、メニュー名、及び調理状態情報が記憶される。
上記の店舗番号、受付番号、メニュー番号、及びメニュー名は、注文管理装置10から取得される。なお、メニュー番号及びメニュー名は、注文を受け付けた飲食物を示している。上記の調理状態情報とは、メニュー番号に対応付けられ、調理が完了しているか否かを示す情報である。図6に示す例では、調理が完了していないことを示す「未調理」、調理が完了していることを示す「調理済」、及び飲食物の提供が完了していることを示す「提供済み」のいずれか1つが対応付けられる。
図7は、本実施形態に係る平均注文待ち時間テーブル22Dの一例を示す模式図である。
図7に示すように、平均注文待ち時間テーブル22Dには、上述した店舗番号、店名、及び平均注文待ち時間が記憶される。
上記の店舗番号及び店名は、注文管理装置10から取得される。上記の平均注文待ち時間とは、各店舗に対応付けられ、注文待ち時間の1人当たりの平均を示す時間である。この平均注文待ち時間は、店舗毎に過去の実績から予め決定しておくとよい。例えば、A店で10人の利用者が順番待ちをしている場合に、最初(1番目)の利用者が注文を行ってから、最後(10番目)の利用者が注文を行うまでに要した時間を計測し、計測した時間を利用者数(ここでは10)で除して得られた時間を、A店における1人当たりの平均注文待ち時間とする。
図8は、本実施形態に係る基準調理待ち時間テーブル22Eの一例を示す模式図である。
図8に示すように、基準調理待ち時間テーブル22Eには、上述した店舗番号、メニュー番号、メニュー名、及び基準調理待ち時間が記憶される。
上記の店舗番号、メニュー番号、及びメニュー名は、注文管理装置10から取得される。上記の基準調理待ち時間とは、各店舗で提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けられており、調理待ち時間の基準となる時間である。この基準調理待ち時間は、店舗毎に過去の実績から予め決定しておくとよい。例えば、A店の「チキンカレー」を調理する場合に調理担当者の平均的な調理時間を計測し、計測した調理時間を「チキンカレー」の基準調理待ち時間とする。同様にして、A店で提供可能な全てのメニューについて基準調理待ち時間を予め決定しておく。
次に、上記で説明した各テーブルを参照して、特定部32、導出部34、及び更新部38の具体的な動作について説明する。
本実施形態に係る更新部38は、注文管理装置10から送信されてくる注文状態を示す情報に基づいて、図5に示す注文状態管理テーブル22Bの注文状態情報を逐次更新する。
一方、特定部32は、注文状態管理テーブル22Bに含まれる注文状態情報に基づいて待ち人数を特定する。具体的に、特定部32は、店舗毎に、注文状態情報として「順番待ち受付済」が対応付けられている受付番号を注文状態管理テーブル22Bから抽出し、抽出した受付番号に対応する受付人数を計数することにより、待ち人数を特定する。
また、更新部38は、注文状態管理テーブル22Bの注文状態情報に基づいて、図6に示す調理状態管理テーブル22Cの調理状態情報を逐次更新する。具体的に、図5に示す注文状態情報が「注文済」であれば、図6に示す調理状態情報は「未調理」となる。また、図5に示す注文状態情報が「調理済」であれば、図6に示す調理状態情報は「調理済」となる。また、図5に示す注文状態情報が「提供済」であれば、図6に示す調理状態情報は「提供済」となる。
一方、特定部32は、調理状態管理テーブル22Cに含まれる調理状態情報に基づいて注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数を特定する。具体的に、特定部32は、店舗毎に、調理状態情報として「未調理」が対応付けられているメニュー番号を抽出し、抽出したメニュー番号の数を計数することにより、注文済みでかつ未調理の飲食物の注文数を特定する。
本実施形態に係る導出部34は、店舗毎の待ち人数に、図7に示す平均注文待ち時間テーブル22Dから抽出される平均注文待ち時間を乗じることにより、注文待ち時間を導出する。一例として、A店について、待ち人数をN、平均注文待ち時間をTAVRとした場合、注文待ち時間Tは、以下に示す式(1)により導出される。他の店舗についても同様にして注文待ち時間Tが導出される。
=N×TAVR ・・・(1)
また、導出部34は、店舗毎に、注文済みでかつ未調理の飲食物の注文数に、図8に示す基準調理待ち時間テーブル22Eから抽出される複数の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間の平均を示す平均調理待ち時間を乗じることにより、調理待ち時間を導出する。この平均調理待ち時間は、待ち時間を出力する度に基準調理待ち時間から導出してもよいし、基準調理待ち時間から予め導出しておき基準調理待ち時間テーブル22Eに記憶しておいてもよい。一例として、A店について、注文数をM、平均調理待ち時間をTAVCとした場合、調理待ち時間Tは、以下に示す式(2)により導出される。なお、この例の場合、平均調理待ち時間TAVCは、A店で提供可能な全てのメニューの基準調理待ち時間を平均した時間である。他の店舗についても同様にして調理待ち時間Tが導出される。
=M×TAVC ・・・(2)
また、導出部34は、店舗毎に、基準調理待ち時間テーブル22Eから抽出される注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計することにより、調理待ち時間を導出するようにしてもよい。一例として、A店について、注文済みでかつ未調理の飲食物が「チキンカレー」、「ハンバーグカレー」、及び「カツカレー」である場合を想定する。「チキンカレー」の基準調理待ち時間をTRC1、「ハンバーグカレー」の基準調理待ち時間をTRC2、及び「カツカレー」の基準調理待ち時間をTRC3(分)とした場合、調理待ち時間Tは、以下に示す式(3)により導出される。
=TRC1+TRC2+TRC3 (3)
また、導出部34は、店舗毎に、基準調理待ち時間テーブル22Eから抽出される注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計した時間に、飲食物の調理を担当する調理担当者の能力に応じた係数を乗じることにより、調理待ち時間を導出してもよい。一例として、A店について、この係数をαとした場合に、調理待ち時間Tは、以下に示す式(4)により導出される。なお、調理担当者の能力に応じた係数αは、予め記憶部22に記憶されている。
=(TRC1+TRC2+TRC3)×α (4)
また、導出部34は、店舗毎に、基準調理待ち時間テーブル22Eから抽出される注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計した時間を、飲食物の調理を担当する調理担当者の数で除することにより、調理待ち時間を導出してもよい。一例として、A店について、調理担当者の数をPとした場合に、調理待ち時間Tは、以下に示す式(5)により導出される。なお、調理担当者の数Pは、予め記憶部22に記憶されている。
=(TRC1+TRC2+TRC3)/P (5)
次に、図9〜図12を参照して、出力部36から出力される待ち時間情報の具体例を説明する。
図9は、本実施形態に係る表示端末装置40の店舗一覧画面の一例を示す正面図である。
図9に示す店舗一覧画面には、フードコートFCの店舗毎の待ち時間を含む待ち時間情報が表示されている。
表示端末装置40の店舗一覧画面には、フードコートFC内の複数の店舗がフードコートFCでの店舗の配置を反映して表示される。そして、この店舗一覧画面には、店舗毎に、待ち時間情報として、注文待ち時間、調理待ち時間、待ち時間、及び待ち組が表示される。なお、待ち組とは、順番待ちをしている利用者に対応する受付番号の数により特定される情報であり、注文管理装置10から取得される。フードコートFCの利用者は、表示端末装置40の店舗一覧画面に表示される各店舗の待ち時間を確認することで、各店舗の混み具合を把握し、利用する店舗を選択することができる。
図10は、本実施形態に係る表示端末装置40の全店舗メニュー画面の一例を示す正面図である。
図10に示す全店舗メニュー画面には、フードコートFCの全店舗で提供可能なメニューのうち、待ち時間が短いメニューが上から順に優先的に表示されている。
なお、図10に示す各店舗のメニュー毎の調理待ち時間は、図9に示す店舗毎に導出された調理待ち時間に、メニュー毎の基準調理待ち時間を加算した時間として示される。
図11は、本実施形態に係る表示端末装置40の全店舗メニュー画面の他の例を示す正面図である。
図11に示す全店舗メニュー画面には、フードコートFCの全店舗で提供可能な分類項目のうち、待ち時間が短い分類項目が上から順に優先的に表示されている。
上記の分類項目とは、例えば、「カレー類」、「ハンバーグ類」、「ラーメン類」等のような飲食物のカテゴリーを示す項目である。「カレー類」という分類項目には、一例として、「チキンカレー」や、「ビーフカレー」、「ポークカレー」等の様々な種類のカレーが包含される。「ハンバーグ類」や「ラーメン類」等の分類項目についても同様である。
なお、各店舗の分類項目毎の調理待ち時間は、図9に示す店舗毎に導出された調理待ち時間に、分類項目毎の基準調理待ち時間を加算した時間として示される。ここでいう基準調理待ち時間には、分類項目に含まれる各メニューの基準調理待ち時間を平均した時間を用いてもよいし、分類項目に含まれる各メニューの基準調理待ち時間の最小値又は最大値を用いてもよい。
図12は、本実施形態に係る表示端末装置40の全店舗メニュー画面の他の例を示す正面図である。
図12に示す全店舗メニュー画面には、図10に示す画面例と同様に、フードコートFCの全店舗で提供可能なメニューのうち、待ち時間が短いメニューが上から順に優先的に表示されている。
図12に示す全店舗メニュー画面では、表示したメニューについての残数、あるいは、残数の有無が表示される点で、図10に示す画面例と相違する。
次に、図13を参照して、第1の実施形態に係る待ち時間出力システム90の具体的な動作を説明する。
図13は、第1の実施形態に係る待ち時間出力システム90の動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、ステップS1では、表示端末装置40が、フードコートFCの利用者の操作に従って、待ち時間要求を待ち時間出力装置20に送信する。
ステップS2では、待ち時間出力装置20が、表示端末装置40からの待ち時間要求を取得する。
ステップS3では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS2で取得した待ち時間要求に応じて、店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を表示端末装置40に出力する。
ステップS4では、表示端末装置40が、上記ステップS3で出力された待ち時間情報を入力し、入力した待ち時間情報を、一例として店舗一覧画面(図9参照)として表示する。フードコートFCの利用者は、表示端末装置40に表示された店舗一覧画面を確認して、利用する店舗を選択する。
ステップS5では、上記で選択された店舗の受付端末装置12が、フードコートFCの利用者の操作に従って、整理券を発行又は受付番号の表示を行い、注文の順番待ちを受け付ける。受付端末装置12は、注文の順番待ちを受け付けると、受付番号及び受付人数を含む情報を注文管理装置10に送信する。そして、ステップS5aでは、注文管理装置10が、受付番号及び受付人数を記憶すると共に、店舗番号、受付番号、及び受付人数を含む情報を待ち時間出力装置20に送信する。
ステップS6では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS5aで送信された店舗番号、受付番号、及び受付人数を含む情報を受信し、受信した情報を注文状態管理テーブル22B(図5参照)に登録する。この場合、注文状態管理テーブル22Bの注文状態情報は、「順番待ち受付済」として登録される。そして、待ち時間出力装置20は、待ち人数を受付人数分だけインクリメントし、注文待ち時間を更新する。
ステップS7では、会計装置16が、フードコートFCの利用者からの注文を受け付け、会計処理を行い、注文情報を注文管理装置10に送信する。この注文情報には、受付番号、メニュー番号、及びメニュー名が含まれている。
ステップS8では、注文管理装置10が、上記ステップS7で送信された注文情報を受信し、受信した注文情報を登録する。
ステップS9では、注文管理装置10が、上記ステップS8で登録した注文情報に基づいて、調理指示装置14に対して、調理を指示する。
ステップS10では、注文管理装置10が、上記ステップS8で登録した注文情報に基づいて、待ち時間出力装置20に対して、注文登録の通知を行う。この注文登録の通知には、店舗番号、受付番号、メニュー番号、及びメニュー名が含まれている。
ステップS11では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS10での注文登録の通知に基づいて、注文状態管理テーブル22Bの対応する店舗番号及び受付番号の注文状態情報を、「順番待ち受付済」から「注文済」に更新し、通知の内容を調理状態管理テーブル22C(図6参照)に登録する。この場合、調理状態管理テーブル22Cの調理状態情報は、「未調理」として登録される。そして、待ち時間出力装置20は、現時点の調理待ち時間に、「未調理」として登録されたメニュー分の基準調理待ち時間を加算して、調理待ち時間を更新する。
一方、ステップS12では、調理指示装置14が、上記ステップS9で指示された調理の内容を表示する。
ステップS13では、調理担当者が、調理指示装置14に表示された調理の内容に従って、飲食物の調理を行う。調理指示装置14は、調理担当者から、飲食物の調理が完了したことを示す情報の入力を受け付ける。
ステップS14では、調理指示装置14が、上記ステップS13での飲食物の調理が完了したことを示す情報の入力に応じて、注文管理装置10に対して、調理完了の通知を行う。
ステップS15では、注文管理装置10が、上記ステップS14での調理完了の通知に基づいて、対応する飲食物の調理が完了したことを登録する処理を行う。
ステップS16では、注文管理装置10が、待ち時間出力装置20に対して、対応する飲食物の調理が完了したことの通知を行う。
ステップS17では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS16での飲食物の調理が完了したことの通知に基づいて、通知の内容を調理状態管理テーブル22Cに登録する。この場合、調理状態管理テーブル22Cの対応する店舗番号及び受付番号の調理状態情報は、「未調理」から「調理済」に更新される。そして、待ち時間出力装置20は、現時点の調理待ち時間から、「調理済」に更新された分の基準調理待ち時間を減算して、調理待ち時間を更新する。
次に、図14を参照して、第1の実施形態に係る待ち時間出力装置20の作用を説明する。なお、図14は、第1の実施形態に係るプログラム22Aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、表示端末装置40からの待ち時間要求をトリガとした場合について説明するが、店舗毎の待ち時間を定期的に導出し、この導出の度に、店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を表示端末装置40に出力するようにしてもよい。
まず、待ち時間出力装置20の電源がオンされると、本実施形態に係るプログラム22Aが起動され、以下の各処理を実行する。
図14のステップ100では、取得部30が、表示端末装置40から、待ち時間要求を取得したか否かを判定する。待ち時間要求を取得したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ102に移行し、待ち時間要求を取得していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ100で待機となる。
ステップ102では、特定部32が、上記ステップ100で取得した待ち時間要求に応じて、フードコートFCにおける店舗毎に、注文を行う順番待ちをしている待ち人数と、注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数とを特定する。
ステップ104では、導出部34が、上記ステップ102で特定した待ち人数から、注文を行う順番待ちを開始してから注文を行うまでの注文待ち時間を導出し、特定した注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数から、注文を行ってから調理が完了するまでの調理待ち時間を導出する。
ステップ106では、導出部34が、更に、上記ステップ104で導出した注文待ち時間と調理待ち時間とを合計した店舗毎の待ち時間を導出する。
ステップ108では、導出部34が、フードコートFCの全店舗について待ち時間の導出が終了したか否かを判定する。全店舗について待ち時間の導出が終了したと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ110に移行し、全店舗について待ち時間の導出が終了していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ102に戻り処理を繰り返す。
ステップ110では、出力部36が、フードコートFCの各店舗について導出した待ち時間を示す待ち時間情報を表示端末装置40に出力して、本プログラム22Aによる一連の処理を終了する。
このように本実施形態によれば、注文を行うまでの注文待ち時間のみならず、注文を行ってから調理が完了するまでの調理待ち時間も含めた適切な待ち時間を把握することができる。このため、店舗側からすれば、せっかくの商機を逃すことがなく、更に、飲食物の提供が遅い等の苦情の発生を抑制することができる。
なお、注文時に飲食物の提供形態を指定可能としてもよい。例えば、複数の飲食物を同時に提供する、複数の飲食物を出来た順に提供する、子供の注文を優先的に提供する、時間を指定して提供する、等の提供形態を指定することが考えられる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、表示端末装置40に待ち時間情報を表示する形態について説明したが、本実施形態では、利用者が所有する携帯端末装置に待ち時間情報を表示させ、更には、携帯端末装置から注文まで行う形態について説明する。
図15は、第2の実施形態に係る待ち時間出力システム94の構成の一例を示すブロック図である。
図15に示すように、本実施形態に係る待ち時間出力システム94は、待ち時間出力装置20と、複数の注文管理装置10と、を備えている。なお、上記第1の実施形態に係る待ち時間出力システム90と同一の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
本実施形態に係るフードコートFCには、ビーコン送出装置42と、2次元コード44とが設けられている。ビーコン送出装置42は、一例として、ビーコン信号を一定周期で発信するビーコン発信器を含む。このビーコン信号は、定期的に繰り返し送出される。2次元コード44には、一例として、QR(登録商標)コード等が用いられる。また、2次元コード44に代えて、1次元バーコード等を用いてもよい。2次元コード44の配置場所は、フードコートFC内であればよいが、一例として、フードコートFC内の柱や壁等に配置してもよい。
本実施形態に係る待ち時間出力装置20は、ネットワークN1を介して、利用者が所有する携帯端末装置46と通信可能に接続される。携帯端末装置46には、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末装置等の携帯可能な端末装置が適用される。携帯端末装置46には、本実施形態に係る待ち待ち時間表示サービスを利用するためのアプリケーション・プログラム46A(以下、待ち時間表示アプリ46Aという。)が記憶される。なお、この待ち時間表示アプリ46Aは、例えば、待ち時間出力装置20によって待ち時間表示サービスを提供するWebサイトからダウンロードすること等で取得される。
まず、ビーコン送出装置42から送出されるビーコン信号を検出する場合について説明する。フードコートFCの利用者がフードコートFC内で携帯端末装置46に記憶されている待ち時間表示アプリ46Aを起動させる。携帯端末装置46は、ビーコン信号を検出する機能を備えている。待ち時間表示アプリ46Aは、待ち時間出力装置20へのアクセス機能を備え、携帯端末装置46が検出したビーコン信号の通知を受けて、携帯端末装置46を待ち時間出力装置20にアクセスさせる。なお、待ち時間表示アプリ46Aの起動パターンには、上記のように、フードコートFCの利用者が起動するパターンと、ビーコン信号を受信して携帯端末装置46が起動するパターンとがある。つまり、携帯端末装置46は、ビーコン送出装置42から送出されているビーコン信号を検出することで、この検出に連動して、待ち時間表示アプリ46Aを介して待ち時間出力装置20にアクセスする。この場合、ビーコン信号の検出をトリガとして、待ち時間要求が携帯端末装置46から待ち時間出力装置20に送信される。この待ち時間要求を受信した待ち時間出力装置20は、店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を携帯端末装置46に出力する。
次に、2次元コード44を読み取る場合について説明する。上記と同様に、フードコートFCの利用者がフードコートFC内で携帯端末装置46に記憶されている待ち時間表示アプリ46Aを起動させる。待ち時間表示アプリ46Aは、2次元コード44の読取機能と、待ち時間出力装置20へのアクセス機能とを備えている。つまり、待ち時間表示アプリ46Aを起動させ、2次元コード44を読み取ることで、この読取に連動して、待ち時間出力装置20にアクセスする。この場合、2次元コード44の読取をトリガとして、待ち時間要求が携帯端末装置46から待ち時間出力装置20に送信される。この待ち時間要求を受信した待ち時間出力装置20は、店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を携帯端末装置46に出力する。
図16は、本実施形態に係る携帯端末装置46の店舗一覧画面、メニュー選択画面、及び注文画面の一例を示す正面図である。
図16に示す例の場合、携帯端末装置46には店舗一覧画面が表示されている。この店舗一覧画面は、上述の図9を参照して説明した店舗一覧画面と同様である。この店舗一覧画面は、店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を表示する画面である。そして、利用者が店舗一覧画面から所望の店舗(この例ではA店)を選択すると、選択された店舗で提供可能なメニューの一覧がメニュー選択画面として表示される。そして、利用者がメニュー選択画面からメニューを選択すると、選択されたメニューの一覧が注文画面として表示される。なお、この注文画面ではメニューの注文数が入力可能とされている。そして、利用者が注文画面の「注文」ボタンを押圧操作すると、注文情報が待ち時間出力装置20に送信され、注文が受け付けられる。一方、利用者が注文画面の「中止」ボタンを押圧操作すると、注文はキャンセルされ、店舗一覧画面に戻る。
図17は、本実施形態に係る携帯端末装置46の全店舗メニュー画面及び注文画面の一例を示す正面図である。
図17に示す例の場合、携帯端末装置46には全店舗メニュー画面が表示されている。この全店舗メニュー画面は、上述の図10を参照して説明した全店舗メニュー画面と同様である。この全店舗メニュー画面は、全店舗のメニューのうち待ち時間が短いメニューを優先的に表示する画面である。そして、利用者が全店舗メニュー画面から所望の店舗のメニュー(この例ではG店のカットステーキ)を選択すると、選択された店舗のメニューが注文画面として表示される。なお、この注文画面では選択メニューの注文数が入力可能とされている。そして、利用者が注文画面の「注文」ボタンを押圧操作すると、注文情報が待ち時間出力装置20に送信され、注文が受け付けられる。一方、利用者が注文画面の「中止」ボタンを押圧操作すると、注文はキャンセルされ、全店舗メニュー画面に戻る。
ここで、待ち時間表示アプリ46Aを用いることで、利用者の属性情報を待ち時間出力装置20に登録することが可能となる。属性情報として、例えば、利用者の家族構成や、年齢、好きな飲食物等を予め登録しておく。これにより、全店舗メニュー画面を表示する場合に、利用者の属性情報に応じたメニュー表示を行うことが可能となる。
次に、図18を参照して、第2の実施形態に係る待ち時間出力システム94の具体的な動作を説明する。
図18は、第2の実施形態に係る待ち時間出力システム94の動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、ステップS21では、フードコートFCの利用者が所有する携帯端末装置46が、待ち時間表示アプリ46Aを起動させ、ビーコン送出装置42から送出されるビーコン信号の検出、あるいは、2次元コード44の読取を行い、待ち時間要求を待ち時間出力装置20に送信する。
ステップS22では、待ち時間出力装置20が、携帯端末装置46からの待ち時間要求を取得する。
ステップS23では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS22で取得した待ち時間要求に応じて、店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を携帯端末装置46に出力する。
ステップS24では、携帯端末装置46が、上記ステップS23で出力された待ち時間情報を入力し、入力した待ち時間情報を、一例として店舗一覧画面(図16参照)として表示する。
ステップS25では、携帯端末装置46が、利用者の操作に従って、上記店舗一覧画面から注文を行い、注文情報を待ち時間出力装置20に送信する。この注文情報には、店舗番号、受付番号、受付人数、メニュー番号、及びメニュー名が含まれている。
ステップS26では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS25で送信された注文情報を受信し、受信した注文情報に含まれる店舗番号、受付番号、及び受付人数を注文状態管理テーブル22B(図5参照)に登録する。この場合、注文状態管理テーブル22Bの注文状態情報は、「順番待ち受付済」として登録される。そして、待ち時間出力装置20は、待ち人数を受付人数分だけインクリメントし、注文待ち時間を更新する。
ステップS27では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS26で順番待ちの登録をした受付番号が注文の順番に至った場合に、当該受付番号を含む注文情報に基づいて、注文管理装置10に対して、注文登録の通知を行う。この注文登録の通知には、店舗番号、受付番号、メニュー番号、及びメニュー名が含まれている。このとき、注文状態管理テーブル22Bの対応する店舗番号及び受付番号の注文状態情報は、「順番待ち受付済」から「注文済」に更新され、対応する店舗番号、受付番号、メニュー番号、及びメニュー名を調理状態管理テーブル22C(図6参照)に登録する。この場合、調理状態管理テーブル22Cの調理状態情報は、「未調理」として登録される。そして、待ち時間出力装置20は、現時点の調理待ち時間に、「未調理」として登録されたメニュー分の基準調理待ち時間を加算して、調理待ち時間を更新する。
ステップS28では、注文管理装置10が、上記ステップS27での注文登録の通知に基づいて、注文を登録する。
ステップS29では、注文管理装置10が、上記ステップS28で登録した注文内容に基づいて、調理指示装置14に対して、調理を指示する。
ステップS30では、調理指示装置14が、上記ステップS29で指示された調理の内容を表示する。
ステップS31では、調理担当者が、調理指示装置14に表示された調理の内容に従って、飲食物の調理を行う。調理指示装置14は、調理担当者から、飲食物の調理が完了したことを示す情報の入力を受け付ける。
ステップS32では、調理指示装置14が、上記ステップS31での飲食物の調理が完了したことを示す情報の入力に応じて、注文管理装置10に対して、調理完了の通知を行う。
ステップS33では、注文管理装置10が、上記ステップS32での調理完了の通知に基づいて、対応する飲食物の調理が完了したことを登録する処理を行う。
ステップS34では、注文管理装置10が、待ち時間出力装置20に対して、対応する飲食物の調理が完了したことの通知を行う。
ステップS35では、待ち時間出力装置20が、上記ステップS34での飲食物の調理が完了したことの通知に基づいて、通知の内容を調理状態管理テーブル22Cに登録する。この場合、調理状態管理テーブル22Cの対応する店舗番号及び受付番号の調理状態情報は、「未調理」から「調理済」に更新される。そして、待ち時間出力装置20は、現時点の調理待ち時間から、「調理済」に更新された分の基準調理待ち時間を減算して、調理待ち時間を更新する。
ステップS36では、待ち時間出力装置20が、携帯端末装置46に対して、調理が完了したことを通知する。
ステップS37では、携帯端末装置46が、上記ステップS36での調理が完了したことの通知に基づいて、調理完了を示す情報を表示する。
このように本実施形態によれば、利用者が所有する携帯端末装置を利用することで、待ち時間の表示だけでなく、携帯端末装置から所望の店舗のメニューを選択して注文することができる。このため、利用者の利便性を向上させることができる。
以上、実施形態として待ち時間出力装置及び待ち時間出力システムを例示して説明した。実施形態は、待ち時間出力装置が備える各部の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムの形態としてもよい。実施形態は、このプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体の形態としてもよい。
その他、上記実施形態で説明した待ち時間出力装置の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。実施形態は、例えば、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって実現してもよい。
10 注文管理装置
12 受付端末装置
14 調理指示装置
16 会計装置
20 待ち時間出力装置
21 制御部
22 記憶部
22A プログラム
22B 注文状態管理テーブル
22C 調理状態管理テーブル
22D 平均注文待ち時間テーブル
22E 基準調理待ち時間テーブル
23 表示部
24 操作部
25 通信部
30 取得部
32 特定部
34 導出部
36 出力部
38 更新部
40 表示端末装置
42 ビーコン送出装置
44 2次元コード
46 携帯端末装置
46A 待ち時間表示アプリケーション・プログラム
90、94 待ち時間出力システム
92 注文管理システム

Claims (13)

  1. 飲食物を提供する複数の店舗が集合した領域における店舗毎に、注文を行う順番待ちをしている待ち人数と、注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数とを特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記待ち人数から、注文を行う順番待ちを開始してから注文を行うまでの注文待ち時間を導出し、前記特定部により特定された前記注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数から、注文を行ってから調理が完了するまでの調理待ち時間を導出し、前記注文待ち時間と前記調理待ち時間とを合計した前記店舗毎の待ち時間を導出する導出部と、
    前記導出部により導出された前記店舗毎の待ち時間を示す待ち時間情報を出力する出力部と、
    を備えた待ち時間出力装置。
  2. 前記複数の店舗の各々に対応付けて、前記注文待ち時間の1人当たりの平均である平均注文待ち時間を含む平均注文待ち時間テーブルを記憶した記憶部を更に備え、
    前記導出部は、前記店舗毎の前記待ち人数に、前記平均注文待ち時間テーブルから抽出される前記平均注文待ち時間を乗じることにより、前記注文待ち時間を導出する請求項1に記載の待ち時間出力装置。
  3. 前記記憶部は、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、
    前記導出部は、前記店舗毎の前記注文数に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記複数の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間の平均を示す平均調理待ち時間を乗じることにより、前記調理待ち時間を導出する請求項2に記載の待ち時間出力装置。
  4. 前記記憶部は、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、
    前記導出部は、前記店舗毎に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計することにより、前記調理待ち時間を導出する請求項2に記載の待ち時間出力装置。
  5. 前記記憶部は、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、
    前記導出部は、前記店舗毎に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計した時間に、飲食物の調理を担当する調理担当者の能力に応じた係数を乗じることにより、前記調理待ち時間を導出する請求項2に記載の待ち時間出力装置。
  6. 前記記憶部は、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物の各々に対応付けて、前記調理待ち時間の基準となる基準調理待ち時間を含む基準調理待ち時間テーブルを更に記憶しており、
    前記導出部は、前記店舗毎に、前記基準調理待ち時間テーブルから抽出される前記注文済みでかつ未調理の飲食物の各々に対応する基準調理待ち時間を合計した時間を、飲食物の調理を担当する調理担当者の数で除することにより、前記調理待ち時間を導出する請求項2に記載の待ち時間出力装置。
  7. 前記記憶部は、注文を行う順番待ちの受け付け毎に生成される受付情報に対応付けて、注文を行う順番待ちを受け付けた状態、注文を受け付けた状態、注文を受け付けた飲食物の調理が完了した状態、及び当該飲食物の提供が完了した状態のいずれかを示す注文状態情報を含む注文状態管理テーブル、及び、前記店舗毎に注文を受け付けた飲食物に対応付けて、調理が完了しているか否かを示す調理状態情報を含む調理状態管理テーブルを更に記憶しており、
    前記特定部は、前記注文状態管理テーブルに含まれる注文状態情報に基づいて前記待ち人数を特定し、前記調理状態管理テーブルに含まれる調理状態情報に基づいて前記注文済みでかつ未調理の飲食物及び注文数を特定する請求項2〜6のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置。
  8. 表示端末装置と通信する通信部を更に備え、
    前記出力部は、前記通信部を介して、前記複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗についての前記待ち時間情報を前記表示端末装置に出力する請求項1〜7のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置。
  9. 前記領域の利用者が所有する携帯端末装置と通信する通信部を更に備え、
    前記出力部は、前記携帯端末装置からの要求に応じて、前記通信部を介して、前記複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗についての前記待ち時間情報を前記携帯端末装置に出力する請求項1〜7のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置。
  10. 前記出力部は、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物を示すメニューのうち、前記待ち時間が短いメニューを優先して出力する請求項1〜9のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置。
  11. 前記出力部は、前記店舗毎に提供可能な複数の飲食物を示すメニューを分類して得られる分類項目のうち、前記待ち時間が短い分類項目を優先して出力する請求項1〜9のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置と、前記待ち時間出力装置と通信可能に接続され、かつ前記領域の利用者が所有する携帯端末装置と、を備えた待ち時間出力システムであって、
    前記携帯端末装置は、前記領域内に設けられたビーコン送出装置から送出されるビーコン信号を検出した場合に、前記待ち時間出力装置に対して、前記待ち時間情報の出力を要求し、
    前記待ち時間出力装置の出力部は、前記携帯端末装置からの前記要求に応じて、前記待ち時間情報を前記携帯端末装置に出力する待ち時間出力システム。
  13. コンピュータを、請求項1〜11のいずれか1項に記載の待ち時間出力装置が備える特定部、導出部、及び出力部として機能させるためのプログラム。
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