JP2019095780A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の位置にメタリック調を有する画像を形成する新たな技術を提供すること。【解決手段】画像形成方法は、記録媒体上に粉体を供給する工程と、記録媒体上の粉体上に被覆トナーを供給する工程と、粉体上に供給された被覆トナーを加熱して、被覆トナーを溶融させて、粉体を記録媒体に定着させる工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成方法および画像形成装置に関する。
近年、オンデマンド印刷市場において、特色印刷、高付加価値印刷の需要が高まっている。中でも、メタリック印刷やパール印刷に関する要望は特に大きく、多種多様な検討が行われている。
その方法の一つとして、トナーを接着層として利用し、金属箔、樹脂箔を転写する方法が検討されており、例えば、トナー画像を形成し、トナー部にのみ転写箔を接着する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、画像の一部のみに箔を転写する場合、残りの箔はすべて無駄になるという問題があった。
一方で、トナー中に光輝性顔料を添加する検討も行われてきた。たとえば、光輝性顔料をトナーに含有させることで、必要な部分にのみメタリック画像を形成する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この方法では、要求されるメタリック感、パール感が得られない場合がある。
特開平01−200985号公報 特開2014−157249号公報
本発明は、所望の位置にメタリック調を有する画像を形成する新たな技術を提供することを課題とする。
本発明は、上記の課題を解決するための一手段としての画像形成方法は、記録媒体上に粉体を供給する工程と、前記記録媒体上の前記粉体上に被覆トナーを供給する工程と、前記粉体上に供給された前記被覆トナーを加熱して、前記被覆トナーを溶融させて、前記粉体を前記記録媒体に定着させる工程と、を含む。
また、本発明は、上記の課題を解決するための他の手段としての画像形成装置は、記録媒体上に粉体を供給する粉体供給装置と、前記記録媒体上の前記粉体上に被覆トナーを供給するトナー供給装置と、前記粉体上に供給された前記被覆トナーを加熱して、前記被覆トナーを溶融させて、前記粉体を前記記録媒体に定着させる定着装置と、を含む。
本発明によれば、記録媒体の所定の位置にメタリック調の外観を付与することでき、メタリック調の外観を有する画像を形成できる。
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、粉体供給装置の構成を示す図である。 図3A、Bは、粉体が摺擦される様子を示す模式図である。 図4は、他の形態における画像形成装置の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、詳細に説明する。
(画像形成方法)
本実施の形態に係る画像形成方法は、記録媒体上に粉体を供給する工程と、記録媒体上の粉体上に被覆トナーを供給する工程と、粉体上に供給された被覆トナーを加熱して、被覆トナーを溶融させて、粉体を記録媒体に定着させる工程と、を含む。また、本実施の形態に係る画像形成方法は、粉体を供給する工程の前に、記録媒体上に樹脂製の画像を形成する工程と、粉体を回収する工程と、をさらに有していてもよい。
記録媒体上に粉体を供給する工程では、記録媒体上の粉体を供給するべき領域(粉体供給領域)に対して、粉体を供給する。記録媒体上に粉体を供給する方法は、適宜に選択できる。記録媒体の粉体供給領域に粉体を供給する方法の例には、後述の粉体供給装置を用いて行う方法や、篩によって散布する方法が含まれる。
記録媒体は、粉体および被覆トナーを担持可能な物体から適宜に選択できる。記録媒体の例には、薄紙から厚紙までの普通紙、上質紙、アート紙またはコート紙などの塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、プラスチックフィルムおよび布が含まれる。記録媒体の色は、例えば、形成すべき最終画像に応じて適宜に選択すればよい。
粉体は、最終画像における所望の外観として、メタリック調またはパール調を発現させることができれば適宜選択できる。粉体は、被覆トナーとは異なる粉状物である。粉体の物質的な特徴は、被覆トナーが溶融する温度でも溶融しないことが必要であり、かつ記録媒体に対する付着力を有さないことが必要である。
粉体供給領域に対する粉体による隠ぺい率は、40〜90%であることが好ましい。粉体供給領域に対する粉体による隠ぺい率が上記範囲内であれば、最終画像に所望の外観を付与できる。
粉体の形状は、任意の形状でよい。なお、粉体の形状は、記録媒体の表面に沿って配向させて、付着させる観点から、非球形状であることが好ましく、偏平形状であることが好ましい。ここで、「非球形状」とは、真球ではない形状を意味する。また、「偏平形状」とは、粉体を平面視したときに、粉体の重心を通る最小の長さを短径とし、粉体を平面視したときに重心を通る最大の長さを長径とし、長径および短径に直交する方向の最小の長さを厚みとしたときに、厚みに対する短径の比率が5以上である形状を意味する。
粉体は、金属粉を含有することが好ましい。粉体における金属粉の含有量は、2〜100質量%であることが好ましい。金属粉は、金属粉をガラスおよび樹脂などで挟み込んだもの、ガラスおよび樹脂などの表面に金属粉を蒸着または湿式被覆させたもの、ガラスおよび樹脂などの一方の面に金属粉を蒸着または湿式被覆させたものを含む。
粉体の厚みは、粉体が適切に配向したときに、所望の外観とする観点から、0.2〜15μmが好ましい。粉体の厚みが小さすぎる場合、粉体の平面方向が記録媒体の表面方法に沿わず、粉体が良好に配向しないおそれがある。一方、粉体の厚みが大きすぎる場合、粉体を摺擦する工程において、粉体が取れてしまうおそれがある。
粉体は、合成品であってもよいし、市販品であってもよい。粉体の例には、サンシャインベビー クロムパウダー、オーロラパウダー、パールパウダー(いずれも株式会社GGコーポレーション製)、ICEGEL ミラーメタルパウダー(株式会社TAT製)、ピカエース MCシャインダスト 、エフェクトC(株式会社クラチ製、「ピカエース」は同社の登録商標)、PREGEL マジックパウダー、ミラーシリーズ(有限会社プリアンファ製、「PREGEL」は同社の登録商標)、Bonnailシャインパウダー(株式会社ケイズプランイング製、「BON NAIL」は同社の登録商標)、メタシャイン(日本板硝子株式会社製、「メタシャイン」は同社の登録商標)、エルジーneo(尾池工業株式会社製)が含まれる。
記録媒体上の粉体上に被覆トナーを供給する工程では、粉体供給領域に配置された粉体を覆うように、粉体供給領域に対して被覆トナーを供給する。被覆トナーを供給する方法は、適宜に選択できる。被覆トナーを供給する方法の例には、後述のトナー供給装置を用いて行う方法や、篩によって散布する方法が含まれる。
被覆トナーは、粉体を覆うように配置され、加熱されることで溶融し、記録媒体上の粉体を記録媒体に固定する。被覆トナーは、粉体とは異なる粉状物である。被覆トナーは、一般なフルカラー画像形成装置などで使用されるカラートナーを使用できる。被覆トナーは、トナー母体粒子および外添剤を含むトナー粒子の集合体である。トナー母体粒子は、結着樹脂と、着色剤とを含む。
被覆トナーには、イエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、などの有色透明なトナー、クリアトナーなどの無色透明のトナーが含まれる。このように、被覆トナーは、有色透明なトナーまたは無色透明なトナーである場合、粉体上に被覆トナーによる画像を形成した場合であっても、粉体によるメタリック感が損なわれることがない。また、光沢度の高いメタリックから光沢度の低いメタリック(艶消しメタリック)まで幅広く調整できる。ブラックトナー、ホワイトトナーなどの不透明トナーを用いた場合でも、被覆トナーの濃度次第でメタリック感を損なわずに使用できる。また、前述したように、記録媒体上の粉体供給領域に対する粉体による隠ぺい率が90%以下であるため、適切に粉体を記録媒体に固定できる。
(被覆トナーの製造方法)
ここで、被覆トナーの製造方法について説明する。本実施の形態に使用される被覆トナーは、例えば、結着樹脂と、着色剤と必要に応じて内添剤とを用いてトナー粒子を得て、このトナー粒子に対して必要に応じて外添剤を添加することによって製造できる。
被覆トナーの製造方法の例には、乳化凝集法、粉砕法、懸濁重合法、その他の公知の方法が含まれる。なお、被覆トナーの製造方法は、製造コスト、製造安定性およびトナー粒子を小粒径化する観点から、乳化凝集法が好ましい。
ここで、「乳化凝集法」とは、乳化重合法によって製造された結着樹脂の微粒子(以下、「結着樹脂微粒子」ともいう)の分散液を、着色剤の微粒子(以下、「着色剤微粒子」ともいう。)の分散液と混合し、所望のトナー粒子径となるまで凝集させ、さらに結着樹脂微粒子間の融着を行うことにより形状制御を行って、トナー粒子を製造する方法である。ここで、結着樹脂の微粒子は、任意に離型剤、荷電制御剤などを含有していてもよい。
被覆トナーの製造方法として、乳化凝集法を用いる場合の一例を以下に示す。
乳化凝集法による被覆トナーの製造方法は、
(1)水系媒体中に着色剤微粒子が分散されてなる分散液を調製する工程と、
(2)水系媒体中に、必要に応じて内添剤を含有した結着樹脂微粒子が分散された分散液を調製する工程と、
(3)着色剤微粒子の分散液と結着樹脂微粒子の分散液とを混合して、着色剤微粒子および結着樹脂微粒子を凝集、会合、融着させてトナー粒子を形成する工程と、
(4)トナー粒子の分散系(水系媒体)からトナー粒子を濾別し、界面活性剤などを除去する工程と、
(5)トナー粒子を乾燥させる工程と、
(6)トナー粒子に外添剤を添加する工程と、
を含む。
乳化凝集法によってトナーを製造する場合、乳化重合法によって得られる結着樹脂微粒子は、組成の異なる結着樹脂より構成される2層以上の多層構造を有していてもよい。このような構成の結着樹脂微粒子は、例えば2層構造を有するものは、常法に従った乳化重合処理(第1段重合)によって樹脂粒子の分散液を調整し、この分散液に重合開始剤と重合性単量体とを添加し、この系を重合処理(第2段重合)する手法によって得ることができる。
また、乳化凝集法によってはコア−シェル構造を有するトナー粒子も得られる。具体的にコア−シェル構造を有するトナー粒子は、まず、コア粒子用の結着樹脂微粒子と着色剤微粒子とを凝集、会合、融着させてコア粒子を作製する。次いで、コア粒子の分散液中にシェル層用の結着樹脂微粒子を添加してコア粒子表面にシェル層用の結着樹脂微粒子を凝集、融着させてコア粒子表面を被覆するシェル層を形成する。
また、トナーの製造方法として、粉砕法を用いる場合の一例を以下に示す。
粉砕法による被覆トナーの製造方法は、
(1)結着樹脂、着色剤および必要に応じて内添剤をヘンシェルミキサなどにより混合する工程と、
(2)得られた混合物を押出混練機などにより加熱しながら混練する工程と、
(3)得られた混練物をハンマーミルなどにより粗粉砕処理した後、さらにターボミル粉砕機などにより粉砕処理を行う工程と、
(4)得られた粉砕物を、例えばコアンダ効果を利用した気流分級機を用いて微粉分級処理しトナー粒子を形成する工程と、
(5)トナー粒子に外添剤を添加する工程と、
を含む。
被覆トナーは、非磁性の一成分現像剤として使用できるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。なお、ブラックトナーについては、磁性を有する一成分現像剤としても使用できる。
二成分現像剤として使用する場合におけるキャリアの例には、鉄などの強磁性金属、強磁性金属とアルミニウムおよび鉛などの合金、フェライトおよびマグネタイトなどの強磁性金属の化合物などの従来公知の材料からなる磁性粒子が含まれる。また、キャリアの例には、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散したバインダー型キャリアが含まれる。コートキャリアを構成する被覆樹脂の例には、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エステル樹脂、フッ素樹脂が含まれる。また、樹脂分散型キャリアを構成する樹脂の例には、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂が含まれる。
粉体上に供給された被覆トナーを加熱して、被覆トナーを溶融させて、粉体を記録媒体に定着させる工程では、まず、加熱することによりって被覆トナーを溶融させる。このとき、粉体が溶融した被覆トナーに覆われる。そして、溶融した被覆トナーを冷却することで、記録媒体に対して付着力を有さない粉体が記録媒体に固定される。なお、記録媒体と被覆トナーとの接着性の観点から、被覆トナーの加熱と同時に加圧を行ってもよい。なお、被覆トナーによる画像は、被覆トナーの供給量の観点から、乾式の電子写真方式により形成されることが好ましい。
以上の工程により、記録媒体の表面をメタリック調またはパール調に調整できる。
なお、前述した通り、粉体を供給する工程の前に、記録媒体上に樹脂製の画像を形成する工程を有していてもよい。樹脂製の画像は、乾式および湿式の電子写真やインクジェットなどの公知の画像形成方法によって形成できるが、樹脂製画像の厚みや被覆トナーとの親和性の観点から、乾式の電子写真方式により形成されることが好ましい。樹脂製の画像は、乾式の電子写真方式によって形成されたものであることが好ましい。この場合、被覆トナーは、樹脂製の画像の上に配置される。
樹脂製の画像に使用される樹脂は、熱可塑性を有する公知の種々の樹脂から適宜に選ぶことができる。熱可塑性樹脂の例には、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合体樹脂、オレフィン系樹脂などのビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド系樹脂、カーボネート樹脂、ポリエーテル、ポリ酢酸ビニル系樹脂が含まれる。特に、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂またはポリエステル樹脂が好ましい。前述した熱可塑性樹脂は、1種類を単独で使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。
また、前述した通り、粉体を回収する工程をさらに含んでいてもよい。粉体を回収する工程では、粉体を供給する工程の後であって、前記被覆トナーを供給する工程の前に行われ、余剰な粉体を回収する。
また、粉体を供給する工程は、記録媒体上に配置された軟化した樹脂製の画像上に粉体を配置する工程と、配置された粉体を摺擦する工程と、を含んでいてもよい。
軟化した樹脂製の画像上に粉体を配置する工程では、まず、前述したように記録媒体上に形成した樹脂製の画像を軟化させる。樹脂製の画像を軟化させる方法は、適宜選択できる。樹脂製の画像を軟化させる方法の例には、加熱が含まれる。そして、軟化した樹脂製の画像の表面に粉体を供給する。最後に、配置された粉体を摺擦する。ここで、「摺擦」とは、記録媒体上の層の表面に接触しながら表面に沿って層に対して相対的に移動することを意味する。摺擦には押圧を伴うことが、層の表面に非球形粉体を配向させる観点および層に対する粉体の接着を強める観点から好ましい。「押圧」とは、層の表面に対して交差する方向(例えば垂直方向)に層の表面を押すことを意味する。これにより、粉体を樹脂製の画像の表面に付着させることができるとともに、余剰な粉体を除去できる。
また、粉体を摺擦する工程は、記録媒体の搬送方向に沿う直線と、粉体を摺擦する摺擦部材の長軸方向に沿う直線と、が交わる状態で摺擦することが好ましい。これにより、粉体を適切に摺擦できる。
また、粉体を摺擦する工程では、摺擦部材を粉体の配向方向に沿って往復させることが好ましい。これにより、粉体の配向方向が揃うため、最終画像の外観を良好にできる。
(画像形成装置の構成)
前述した画像形成方法は、例えば、以下に示す画像形成装置により実施できる。
画像形成装置1は、粉体供給装置70と、トナー供給装置と、定着装置と、を含む。
粉体供給装置70は、記録媒体S上に粉体を供給できれば、粉体の性状に応じて公知の装置を用いることができる。粉体供給装置70には、例えば特開2013−178452号公報に記載されている粉末供給手段を用いることができる。
トナー供給装置は、粉体上に被覆トナーを供給できれば、被覆トナーの性状に応じて公知の装置を使用できる。本実施の形態では、トナー供給装置として、一般のトナー画像形成装置10に搭載された画像形成部Y、M、C、Kを使用した例について説明する。
また、定着装置は、粉体および被覆トナーを記録媒体S上に定着できれば、公知の装置を使用できる。本実施の形態では、一般のトナー画像形成装置10に搭載された定着部を使用した例について説明する。
さらに、記録媒体(用紙)S上には、樹脂製の画像が形成されていてもよいし、記録媒体S上に何も形成されていなくてもよい。本実施の形態では、記録媒体Sの上には何も形成されていない。
以下の説明では、画像形成装置として、粉体供給装置70と、トナー画像形成装置10と、を有する例について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の模式図である。図2は、粉体供給装置70の構成を示す模式図である。図3A、Bは、粉体が摺擦される様子を示す模式図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、粉体供給装置70と、トナー供給装置と、定着装置と、を含む。図2に示されるように、第1供給装置70は、摺擦ローラ74と、粉体供給部98と、塗料粉末回収部99と、を有する。
粉体供給部98は、粉体200の供給手段として、記録媒体S上に体200を供給するための装置である。粉体供給部98は、粉体200を収容するための容器98aと、容器98aの開口部まで粉体200を搬送するための搬送スクリュー98bと、粉体200を容器98aから取り出すためのブラシローラ98cと、ブラシローラ98cに保持される粉体200を弾き飛ばすためのフリッカー98dとを有する。粉体200は、前述した扁平な粒子形状を有している。
容器98aの開口部は、ブラシローラ98cに保持される粉体200の量を規制するために、ブラシローラ98cのブラシの先端に接触する大きさに形成されている。フリッカー98dは、板状の部材であり、ブラシローラ98cと接触する位置に配置されている。ブラシローラ98cへのフリッカー98dの食い込み量は、例えば粉体200の供給量やブラシの偏摩耗などを考慮して決めることができ、ブラシローラ98cのブラシ毛長やブラシ密度は、例えば形粉体200の供給量やそのボタ落ちなどを考慮して決めることができる。
フリッカー98dは、ブラシローラ98cと接触する位置に固定されていてもよいが、ブラシローラ98cの停止時にフリッカー98dがブラシローラ98cから離間するように、フリッカー98dが移動可能に構成されていてもよい。
摺擦ローラ74は、記録媒体Sの搬送方向と垂直な方向(紙面に対して垂直な方向)に回転軸を有し、図中の矢印の方向へ回転自在に構成されており、付勢部材(不図示)により付勢されるように構成されている。摺擦ローラ74は、例えば、円筒状の芯金と、その外周面上に配置されている樹脂製のスポンジなどの弾性層とを有している。摺擦ローラ74の軸方向の長さは、記録媒体Sの幅よりも長い。
塗料粉末回収部99は、例えば、粉体供給部98から供給された粉体200のうちの余剰の粉体200を吸引するための集粉器である。集粉器は、記録媒体Sの搬送路から適当な高さの位置で吸引口が開口するように配置されており、例えば、粉体200を吸引するが記録媒体Sを吸引しない適度な出力で運転するように構成されている。
トナー画像形成装置10は、公知のカラープリンタと同様の構成を有しており、例えば、画像読取部、画像形成部、記録媒体搬送部、給紙部、制御部および定着部27を有する。
画像読取部は、光源11、光学系12、撮像素子13および画像処理部14を有する。
画像形成部は、イエロー(Y)トナーからなる画像を形成する画像形成部Yと、マゼンタ(M)トナーからなる画像を形成する画像形成部Mと、シアン(C)トナーからなる画像を形成する画像形成部Cと、黒(K)色トナーからなる画像を形成する画像形成部Kと、中間転写ベルト26と、を有する。なお、Y、M、CおよびKは、トナーの色を表している。
画像形成部Yは、回転体としての感光体ドラム21、ならびにその周囲に配置された帯電部22、光書込部23、現像装置24およびドラムクリーナー25を有している。画像形成部M、C、Kも、画像形成部Yと同じ構成を有している。中間転写ベルト26は、複数のローラにより巻回され、走行可能に支持されている。
記録媒体搬送部は、送り出しローラ31、さばきローラ32、搬送ローラ33、ループローラ34、レジストローラ35、排紙ローラ36および用紙反転部37を備える。給紙部は、記録媒体Sを収容している複数の給紙トレイ41、42、43を有する。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)を有する。CPUは、ROMに記憶されたプログラムにしたがって、画像読取部、画像形成部、記録媒体搬送部、給紙部、および表面処理装置を制御し、演算結果等をRAMに記憶する。また、制御部は、外部から受信された印刷データを解析して、ビットマップ形式の画像データを生成し、画像データに基づく画像を記録媒体S上に形成する制御を行う。
粉体供給装置70に搬送された記録媒体Sの粉体供給領域には、粉体供給部98により粉体が供給される。粉体供給部98では、容器98aに収容されている粉体200が搬送スクリュー98bによってブラシローラ98cまで搬送される。ブラシローラ98cは、例えば反時計回りに回転し、かつ粉体200を捕捉する。ブラシローラ98cに捕捉された粉体200はフリッカー98dによって弾き飛ばされ、記録媒体S上に供給される。
摺擦ローラ74は、記録媒体Sに向けて付勢されているとともに、図中の矢印方向に回転している。摺擦ローラ74は、記録媒体Sの搬送方向とは反対の向きに回転している。摺擦ローラ74は、樹脂製画像100上の粉体200を適度な力(例えば10kPa程度)で押圧しつつ回転し、よって摺擦ローラ74の表面は、粉体200が供給されている記録媒体Sの表面を摺擦する。これにより記録媒体Sの表面には、この表面に沿う方向に粉体200が配列して付着する。
なお、記録媒体S上の粉体供給領域外に存在する余剰の粉体200は、集粉器による空気の流れにより集粉器に吸引され、記録媒体Sおよび上記搬送路から除去される。
このように、摺擦によって粉体200が記録媒体Sの表面に倒れ、粉体200の平面方向と上記表面とが実質的に平行になる(図3A、B参照)。
粉体供給装置70で粉体200が供給された記録媒体Sは、トナー画像形成装置10に搬送される。
トナー画像形成装置10における画像読取部では、光源11から照射された光は、読取面に載置された原稿に照射され、その反射光は光学系12のレンズおよび反射鏡を介して、読取り位置に移動した撮像素子13に結像する。撮像素子13は、原稿からの反射光の強度に応じて電気信号を生成する。生成された電気信号は、画像処理部14において、アナログ信号からディジタル信号に変換された後、補正処理、フィルター処理、画像圧縮処理等が施され、画像データとして画像処理部14のメモリに記憶される。こうして、画像読取部は、原稿の画像を読み取り、画像データを記憶する。
画像形成部では、感光体ドラム21は、ドラムモーターにより所定の速度で回転する。帯電部22は、感光体ドラム21の表面を所望の電位に帯電させ、光書込部23は、画像データに基づいて、画像情報信号を感光体ドラム21に書き込み、感光体ドラム21に画像情報信号に基づく潜像を形成する。そして潜像は現像装置24により現像され、感光体ドラム21上に可視画像である被覆トナー像が形成される。このようにして、YMCKの各画像形成部の感光体ドラム21に、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒色の未定着の被覆トナー画像が形成される。こうして、画像形成部は、電子写真方式の画像形成プロセスを用いて被覆トナー画像を形成する。
YMCKの各画像形成部により形成された各色の被覆トナー画像は、走行する中間転写ベルト26上に一次転写部により逐次転写される。こうして、中間転写ベルト26上に、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒色の各色のトナー層が重畳したカラートナー画像が形成される。
記録媒体搬送部では、記録媒体Sは、送り出しローラ31およびさばきローラ32によって給紙部の給紙トレイ41、42、43から一枚ずつ搬送経路に送り出される。搬送経路に送り出された記録媒体Sは、搬送ローラ33によって搬送経路に沿ってループローラ34およびレジストローラ35を経て2次転写ローラに搬送される。そして、記録媒体S上に中間転写ベルト26上の被覆トナー画像が転写される。
被覆トナー画像が転写された記録媒体Sに、定着部27にて熱と圧力とが加えられることにより、記録媒体S上の被覆トナー画像が被覆トナーによる画像として記録媒体Sに定着される。こうして、記録媒体S上に被覆トナーによる画像が作製される。被覆トナーによる画像が形成された記録媒体Sは、排紙ローラ36を経て外部に排出される。
なお、定着がなされた記録媒体Sを用紙反転部37に導いて記録媒体Sの表裏を反転して排出することができる。これにより、記録媒体Sの両面に画像を形成することができる。
したがって、最終画像では、粉体200の層による視覚効果と、記録媒体Sおよび被覆トナー層による画像(下地画像)の視覚効果とが合わさった外観として、メタリック調またはパール調の外観が得られる。
図4は、他の形態に係る画像形成装置の模式図である。図4に示されるように、他の形態に係る画像形成装置1は、粉体供給装置70と、トナー供給装置と、定着装置とに加え、記録媒体S上に樹脂製の画像を形成する樹脂製画像形成装置を、さらに有する。樹脂製画像形成装置は、記録媒体Sの上に樹脂製の画像を形成できれば、公知の装置を使用できる。本実施の形態では、樹脂製画像形成装置として、一般のトナー画像形成装置(第1トナー画像形成装置10’)に搭載された画像形成部を使用した例について説明する。
図4に示されるように、他の形態に係る画像形成装置1’は、第1トナー画像形成装置10’と、粉体供給装置70と、第2トナー画像形成装置10と、を有する。
第1トナー画像形成装置10’および第2トナー画像形成装置10は、前述のトナー画像形成装置と同様の構成である。本実施の形態に係る画像形成装置1’における粉体供給装置70は、ヒータをさらに有している。
第1トナー画像形成装置10’において、前述した被覆トナー層と同様に、粉体供給領域に対して、樹脂製の画像が形成される。樹脂製の画像が形成された記録媒体Sは、粉体供給装置70に搬送される。記録媒体S上の樹脂製の画像は、ヒータによって記録媒体Sの裏面から加熱される。この加熱により、樹脂製の画像が適度に軟化し、樹脂製の画像の表面に粘着力が生じる。次いで、フリッカー98dによって粉体200が記録媒体S上に供給され、粉体200が摺擦ローラ74によって摺擦される。また、余剰の粉体200は、集粉器による空気の流れにより集粉器に吸引され、記録媒体Sおよび上記搬送路から除去される。
樹脂製の画像および粉体200が供給された記録媒体Sは、第2トナー画像形成装置10に搬送される。第2トナー画像形成装置10に搬送された記録媒体Sには、前述したように、被覆トナーによる画像が形成される。被覆トナーによる画像が形成された記録媒体Sは、外部に排出される。
なお、前述した画像形成装置1、1’では、粉体供給装置、トナー供給装置および定着装置は、連結されているが、それぞれ分割されていてもよい。また、例えば、粉体供給装置、トナー供給装置および定着装置は、一体の装置として構成してもよい。
本発明を、以下の実施例および比較例を用いてさらに具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例などに限定されない。
[ブラック用分散液の調製]
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に投入し、溶解、撹拌して界面活性剤水溶液を調製した。調整した界面活性剤水溶液中に、ブラック着色剤(カーボンブラック:モーガルL)15質量部を徐々に添加し、「クリアミックスWモーションCLM−0.8」(エムテクニック株式会社製、「クリアミックス」は同社の登録商標)を用いて分散処理を行って、ブラック用分散液を調製した。
ブラック用分散液中のブラック着色剤の粒径は、体積基準のメディアン径で220nmであった。なお、体積基準のメディアン径は、「MICROTRAC UPA−150」(HONEYWELL社製)を用い、下記測定条件下で測定して求めた。
サンプル屈折率:1.59
サンプル比重:1.05(球状粒子換算)
溶媒屈折率:1.33
溶媒粘度:0.797(30℃)、1.002(20℃)
0点調整:測定セルにイオン交換水を投入し調整した。
[イエロー用分散液の調製]
「カーボンブラック:モーガルL」の代わりに「C.I.ピグメントイエロー74」を用いる以外は、ブラック用分散液の調製と同様にして、イエロー用分散液を調製した。イエロー用分散液におけるイエロー着色剤の微粒子のメディアン径は、140nmであった。
[マゼンタ用分散液の調製]
「カーボンブラック:モーガルL」の代わりに「C.I.ピグメントレッド122」を用いる以外はブラック用分散液の調製と同様にして、マゼンタ用分散液を調製した。マゼンタ用分散液におけるマゼンタ着色剤の微粒子のメディアン径は、130nmであった。
[シアン用分散液の調製]
「カーボンブラック:モーガルL」の代わりに「C.I.ピグメントブルー15:3」を用いる以外はブラック用分散液の調製と同様にして、シアン用分散液を調製した。シアン用分散液におけるシアン着色剤の微粒子のメディアン径は、110nmであった。
[コア用樹脂粒子の作製]
(a)第1段重合
撹拌装置、温度センサ、冷却管および窒素導入装置を取り付けた反応容器にポリオキシエチレン−2−ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4質量部をイオン交換水3040質量部に溶解させた界面活性剤水溶液1を仕込んだ。次いで、界面活性剤水溶液1を窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、界面活性剤水溶液1の温度を80℃に昇温させた。
界面活性剤水溶液1中に、過硫酸カリウム10質量部をイオン交換水400質量部に溶解させた重合開始剤溶液1を添加し、得られた混合液の温度を75℃に昇温させた後、下記の成分を下記の量で含有する単量体混合液1を1時間かけて上記混合液に滴下した。
スチレン 532質量部
n−ブチルアクリレート 200質量部
メタクリル酸 68質量部
n−オクチルメルカプタン 16.4質量部
上記単量体混合液1を滴下後、得られた反応液を75℃にて2時間にわたり加熱、撹拌することにより重合(第1段重合)を行い、樹脂粒子A1を作製した。
(b)第2段重合
撹拌装置を取り付けたフラスコ内に、下記の成分を下記の量で含有する単量体混合液2を投入し、離型剤としてパラフィンワックス「HNP−57」(日本精蝋株式会社製)93.8質量部を添加し、90℃に加温して溶解させた。
スチレン 101.1質量部
n−ブチルアクリレート 62.2質量部
メタクリル酸 12.3質量部
n−オクチルメルカプタン 1.75質量部
一方、ポリオキシエチレン−2−ドデシルエーテル硫酸ナトリウム3質量部をイオン交換水1560質量部に溶解させた界面活性剤水溶液2を調製し、98℃に加熱した。この界面活性剤水溶液2中に樹脂粒子A1を32.8質量部添加し、さらに、上記単量体混合液2を添加した後、循環経路を有する機械式分散機「クレアミックス」(エムテクニック株式会社製)で8時間混合分散した。この混合分散により分散粒子径が340nmの乳化粒子を含有する乳化粒子分散液1を調製した。
次いで、この乳化粒子分散液1に、過硫酸カリウム6質量部をイオン交換水200質量部に溶解させた重合開始剤溶液2を添加し、得られた混合液を98℃にて12時間にわたり加熱撹拌を行うことで重合(第2段重合)を行い、樹脂粒子A2を作製し、また、当該樹脂粒子A2を含有する分散液を得た。
(c)第3段重合
上記樹脂粒子A2を含有する分散液に、過硫酸カリウム5.45質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた重合開始剤溶液3を添加し、得られた分散液に、80℃の温度条件下で、下記の成分を下記の量で含有する単量体混合液3を1時間かけて滴下した。
スチレン 293.8質量部
n−ブチルアクリレート 154.1質量部
n−オクチルメルカプタン 7.08質量部
滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌を行って重合(第3段重合)を行い、重合終了後、28℃に冷却してコア用樹脂粒子を作製した。
[シェル用樹脂粒子の作製]
コア用樹脂粒子の作製における第1段重合で使用された単量体混合液1を、下記の成分を下記の量で含有する単量体混合液4に変更した以外は同様にして、重合反応および反応後の処理を行ってシェル用樹脂粒子を作製した。
スチレン 624質量部
2−エチルヘキシルアクリレート 120質量部
メタクリル酸 56質量部
n−オクチルメルカプタン 16.4質量部
[ブラックトナー粒子の作製]
(a)コア部の作製
撹拌装置、温度センサ、冷却管および窒素導入装置を取り付けた反応容器に、下記の成分を下記の量で投入、撹拌した。得られた混合液の温度を30℃に調整後、5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を当該混合液に添加して、そのpHを8〜11に調整した。
コア用樹脂粒子 420.7質量部
イオン交換水 900質量部
ブラック用分散液 300質量部
次いで、塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を撹拌の下で30℃にて10分間かけて上記混合液に添加した。3分間放置後に混合液の昇温を開始し、上記混合液を60分間かけて65℃まで昇温させ、上記混合液中の粒子の会合を行った。この状態で粒度分布測定装置「Multisizer 3」(コールター社製)を用いて会合粒子の粒子径測定を行い、会合粒子の体積基準メディアン径が5.8μmになった時に、塩化ナトリウム40.2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解させた水溶液を上記混合液に添加して粒子の会合を停止させた。
会合停止後、さらに、熟成処理として液温を70℃にして1時間にわたり加熱撹拌を行うことにより会合粒子の融着を継続させてコア部を作製した。コア部の平均円形度を湿式フロー式粒子径・形状分析装置「FPIA2100」(シスメック株式会社製、「FPIA」は同社の登録商標)で測定したところ、0.912だった。
(b)シェルの作製
次に、上記混合液を65℃にして、シェル用樹脂粒子50質量部を当該混合液に添加し、さらに、塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を10分間かけて上記混合液に添加した。その後、上記混合液を70℃まで昇温させて1時間にわたり撹拌を行った。この様にして、コア部の表面にシェル用樹脂粒子を融着させた後、75℃で20分間熟成処理を行ってシェルを形成させた。
その後、塩化ナトリウム40.2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を添加してシェルの形成を停止した。さらに、8℃/分の速度で30℃まで冷却した。生成した粒子をろ過し、45℃のイオン交換水で繰り返し洗浄した後、40℃の温風で乾燥することにより、コア部の表面を覆うシェルを有するブラックトナー母体粒子を作製した。
(c)外添剤添加工程
ブラックトナー母体粒子に下記外添剤を添加して、「ヘンシェルミキサ」(日本コークス工業株式会社製)にて外添処理を行い、ブラックトナー粒子を作製した。
ヘキサメチルシラザン処理したシリカ微粒子 0.6質量部
n−オクチルシラン処理した二酸化チタン微粒子 0.8質量部
なお、ヘンシェルミキサによる外添処理は、撹拌羽根の周速35m/秒、処理温度35
℃、処理時間15分の条件の下で行った。また、上記外添剤の上記シリカ微粒子の粒径は、体積基準のメディアン径で12nmであり、上記二酸化チタン微粒子の粒径は、体積基準のメディアン径で20nmであった。以上の工程により、ブラックトナー粒子を作製した。
[イエロートナー粒子の作製]
ブラック用分散液の代わりにイエロー用分散液を用いる以外はブラックトナー粒子の作製と同様にして、イエロートナー粒子を作製した。
[マゼンタトナー粒子の作製]
ブラック用分散液の代わりにマゼンタ用分散液を用いる以外はブラックトナー粒子の作製と同様にして、マゼンタトナー粒子を作製した。
[シアントナー粒子の作製]
ブラック用分散液の代わりにシアン用分散液を用いる以外はブラックトナー粒子の作製と同様にして、シアントナー粒子を作製した。
[クリアトナー粒子1の作製]
ブラック用分散液の代わりに、イオン交換水281.5質量部にn−ドデシル硫酸ナトリウム18.5質量部を混合した界面活性剤水溶液を用いる以外はブラックトナー粒子の作製と同様にして、クリアトナー粒子1を作製した。
[クリアトナー粒子2の作製]
ブラック用分散液の代わりに、イオン交換水281.5質量部にn−ドデシル硫酸ナトリウム18.5質量部を混合した界面活性剤水溶液を用いること、また、シェル形成後の冷却前に1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液5mLを添加した以外はブラックトナー粒子の作製と同様にして、クリアトナー粒子2を作製した。
[現像剤の作製]
ブラックトナー粒子、イエロートナー粒子、マゼンタトナー粒子、シアントナー粒子、クリアトナー粒子1およびクリアトナー粒子2に、メチルメタクリレートとシクロヘキシルメタクリレートとの共重合体でその表面が被覆されている、体積平均粒子径40μmのフェライトキャリア粒子をトナー濃度が6質量%となる量で混合し、ブラック現像剤、イエロー現像剤、マゼンタ現像剤、シアン現像剤、クリア現像剤1およびクリア現像剤2のそれぞれを作製した。
[実施例と評価]
<実施例1>
王子製紙製PODグロスコート(坪量128g/m)に目開き100μmの金属メッシュを用いてサンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを散布した。キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX−6000を用いて倍率100倍で写真を撮影し、株式会社ニレコ製LUSEX−APにて二値化処理を行った。次いで、粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率を算出した。
(メタリック感評価)
コニカミノルタ製Accurio Press C2070用いて、上記で得られた2cm×2cmの画像に重なるように2cm×2cmのシアンベタ画像を出力した。10人の被験者が目視によってメタリック感を感じるか否かを評価した。また、色調も観察した。
(定着性評価)
メタリック感評価を行った画像の表面を、ブラシローラーを用い、100kPaの押圧力で30秒こすった(劣化試験)。劣化試験後の画像を、キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX−6000を用いて倍率100倍で写真を撮影し、株式会社ニレコ製LUSEX−APにて二値化処理を行った。下記式(1)〜(3)に基づいて、はがれ率を算出することで定着性を評価した。
式(1):
記録媒体と粉体との間でのはがれ率=
100−(劣化試験後の粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率/粉体供給後の粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率)×100
式(2):
粉体と被覆画像との間でのはがれ率=
100−(劣化試験後の被覆画像による粉体に対する隠ぺい率/劣化試験後の粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率)×100
式(3):
はがれ率=記録媒体と粉体との間でのはがれ率+粉体と被覆画像との間でのはがれ率
<実施例2>
王子製紙製PODグロスコート(坪量128g/m)にコニカミノルタ製AccurioPressC2070を用いて樹脂製の画像としてブラックベタの画像を出力した。その後、目開き100μmの金属メッシュを用いてサンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを散布した。キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX−6000を用いて倍率×100倍で写真を撮影し、株式会社ニレコ製LUSEX−APにて二値化処理を行った。次いで、粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率を算出した。メタリック感の評価は、実施例1と同様に評価した。定着性の評価におけるはがれ率は、下記式(4)〜(6)に基づいて算出した。
式(4):
樹脂製の画像と粉体との間でのはがれ率=
100−(劣化試験後の粉体による樹脂製の画像領域に対する隠ぺい率/粉体供給後の粉体による樹脂製の画像領域に対する隠ぺい率)×100
式(5):
粉体と被覆画像との間でのはがれ率=
100−(劣化試験後の被覆画像による粉体に対する隠ぺい率/劣化試験後の粉体による樹脂製の画像領域に対する隠ぺい率)×100
式(6):
はがれ率=樹脂製の画像と粉体との間でのはがれ率+粉体と被覆画像との間でのはがれ率
<実施例3>
王子製紙製PODグロスコート(坪量128g/m)にコニカミノルタ製AccurioPressC2070を用いて下地画像としてブラックベタの画像を出力した。その後、ホットプレートで画像を80℃に加熱しながら、サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した(摺擦工程)。キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX−6000を用いて倍率100倍で写真を撮影し、株式会社ニレコ製LUSEX−APにて二値化処理を行った。次いで、粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率を算出した。メタリック感の評価は、実施例1と同様に評価した。定着性の評価におけるはがれ率は、下記式(7)〜(9)に基づいて算出した。
式(7) 記録媒体と粉体との間でのはがれ率=
100−(劣化試験後の粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率/摺擦工程後の粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率)×100
式(8) 粉体と被覆画像との間でのはがれ率=
100−(劣化試験後の被覆画像による粉体に対する隠ぺい率/劣化試験後の粉体による粉体供給領域に対する隠ぺい率)×100
式(9) はがれ率=
記録媒体と粉体との間でのはがれ率+粉体と被覆画像との間でのはがれ率
<実施例4>
王子製紙製PODグロスコート(坪量128g/m)にコニカミノルタ製AccurioPressC2070を用いて下地画像としてブラックベタの画像を出力した。その後、ホットプレートで画像を80℃に加熱しながら、サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した。冷却後、付着した粉体の一部をブラシローラーによって10kPaの押圧力で摺擦することで除去した。隠ぺい率は、実施例3と同様に算出した。メタリック感の評価は、実施例1と同様に評価した。定着性の評価は、実施例3と同様に評価した。
<実施例5>
王子製紙製PODグロスコート(坪量128g/m)にコニカミノルタ製AccurioPressC2070を用いて下地画像としてブラックベタの画像を出力した。その後、ホットプレートで画像を80℃に加熱しながら、サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した。その後、100℃まで昇温し、再度サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した。隠ぺい率は、実施例3と同様に算出した。メタリック感の評価は、実施例1と同様に評価した。定着性の評価は、実施例3と同様に評価した。
<実施例6>
王子製紙製PODグロスコート(坪量128g/m)にコニカミノルタ製AccurioPressC2070を用いて下地画像としてブラックベタの画像を出力した。その後、ホットプレートで画像を80℃に加熱しながら、サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した。冷却後、付着した粉体の一部をブラシローラーによって30kPaの押圧力で摺擦した。隠ぺい率は、実施例3と同様に算出した。メタリック感の評価は、実施例1と同様に評価した。定着性の評価は、実施例3と同様に評価した。
<実施例7>
王子製紙製PODグロスコート(坪量128g/m)にコニカミノルタ製AccurioPressC2070を用いて下地画像として2cm×2cmのブラックベタの画像を出力した。その後、ホットプレートで画像を80℃に加熱しながら、サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した。その後、100℃まで昇温し、再度サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した。その後、120℃まで昇温し、再度サンシャインベビー社製ミラーパウダーD−9クロムパウダーを付着させたスポンジを用い、押圧力10kPaで摺擦した。隠ぺい率は、実施例3と同様に算出した。メタリック感の評価は、実施例1と同様に評価した。定着性の評価は、実施例3と同様に評価した。
<実施例8>
実施例3のシアンベタ画像のかわりにレッドベタ画像(イエローベタ+マゼンタベタ画像)を用いた以外は同様にしておこなった。評価結果は同じであったが、色調がレッドとなり、色調の変更ができたことを確認した。
<実施例9>
実施例3のシアンベタ画像のかわりにクリアトナー1を用いたベタ画像を用いた以外は同様にしておこなった。評価結果は同じであったが、色調が被覆定着画像形成前と同じであることを確認した。
<実施例10>
実施例3のシアンベタ画像のかわりにクリアトナー2を用いたベタ画像を用いた以外は同様にしておこなった。評価結果、色調は被覆定着画像形成前と同じであるが艶消しのメタリックとなったことを確認した。
隠ぺい率、メタリック感の評価結果、定着性の評価結果および備考を表1に示す。
Figure 2019095780
[結果]
表1に示されるように、実施例1〜10では、いずれもメタリック調の最終画像が得られた。また、実施例1〜10のいずれも定着性を有していた。これらの実施例から、記録媒体に粉体を提供した後、被覆トナーによる画像を形成することにより、適切にメタリック調の画像を得られることが分かる。
本発明によれば、メタリック調な外観を呈する画像を所望の位置に形成できる。そして、メタリック調な外観を呈する画像は、電子写真方式の画像形成装置によって形成することができる。よって、本発明によれば、上記の特殊な外観を呈する画像の形成のさらなる普及が期待される。
1、1’ 画像形成装置
10、10’ トナー画像形成装置
11 光源
12 光学系
13 撮像素子
14 画像処理部
21 感光体ドラム
22 帯電部
23 光書込部
24 現像装置
25 ドラムクリーナー
26 中間転写ベルト
27 定着部
31 送り出しローラ
32 さばきローラ
33 搬送ローラ
34 ループローラ
35 レジストローラ
36 排紙ローラ
37 用紙反転部
41〜43 給紙トレイ
70 粉末供給装置
74 摺擦ローラ
98 塗料粉末散布部
98a 容器
98b 搬送スクリュー
98c ブラシローラ
98d フリッカー
99 塗料粉末回収部
200 粉体
S 記録媒体

Claims (19)

  1. 記録媒体上に粉体を供給する工程と、
    前記記録媒体上の前記粉体上に被覆トナーを供給する工程と、
    前記粉体上に供給された前記被覆トナーを加熱して、前記被覆トナーを溶融させて、前記粉体を前記記録媒体に定着させる工程と、を含む、
    画像形成方法。
  2. 前記粉体を供給する工程における前記粉体を供給すべき領域に対する前記粉体による隠ぺい率は、40〜90%である、請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記粉体を供給する工程は、前記記録媒体上に形成された樹脂製の画像上に粉体を供給する工程である、請求項1または請求項2に記載の画像形成方法。
  4. 前記粉体を供給する工程は、
    前記記録媒体上に配置された軟化した樹脂製の画像上に粉体を配置する工程と、
    配置された前記粉体を摺擦する工程と、を含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  5. 前記粉体を供給する工程の前に、前記記録媒体上に樹脂製の画像を形成する工程をさらに有する、請求項3または請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 前記粉体を摺擦する工程は、前記記録媒体の搬送方向に沿う直線と、前記粉体を摺擦する摺擦部材の長軸方向に沿う直線と、が交わる状態で摺擦する、請求項4または請求項5に記載の画像形成方法。
  7. 前記粉体を摺擦する工程では、前記摺擦部材を前記粉体の配向方向に沿って往復させる、請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 前記摺擦部材は、変形追従性を有する、請求項6または請求項7に記載の画像形成方法。
  9. 前記摺擦部材は、スポンジである、請求項6〜8のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  10. 前記粉体を供給する工程の後であって、前記被覆トナーを供給する工程の前に、前記粉体を回収する工程をさらに有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  11. 前記粉体の形状は、非球形状である、請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成方法。
  12. 前記粉体の形状は、偏平形状である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  13. 前記粉体の厚みは、0.2〜15μmである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  14. 前記粉体は、金属粉を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  15. 前記記録媒体上に形成される樹脂製の画像と、前記粉体上に形成される前記被覆トナーによる画像と、は、いずれも乾式の電子写真方式により形成される、請求項3〜14のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  16. 記録媒体上に粉体を供給する粉体供給装置と、
    前記記録媒体上の前記粉体上に被覆トナーを供給するトナー供給装置と、
    前記粉体上に供給された前記被覆トナーを加熱して、前記被覆トナーを溶融させて、前記粉体を前記記録媒体に定着させる定着装置と、を含む、
    画像形成装置。
  17. 前記粉体供給装置は、前記記録媒体上に形成された樹脂製の画像上に粉体を供給する装置である、請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記粉体供給装置は、
    前記記録媒体上に配置された軟化した樹脂製の画像上に粉体を配置する配置装置と、
    配置した前記粉体上から、前記粉体を摺擦する摺擦装置と、を有する、
    請求項16または請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記粉体供給装置、前記トナー供給装置および前記定着装置は、それぞれ連結および分割可能に構成されている、請求項16〜18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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