JP2019094636A - 駐車装置のトレイ落下防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入庫した自動車を載せるリフトと、リフトが昇降する昇降路と、昇降路と格納棚との間で横行するトレイとを備え、昇降路でリフトがトレイを鉛直に通過すると、リフトとトレイとの間で自動車が載せ替えられる駐車装置において、複数の昇降路を縦に並べて、いずれかの格納階に、昇降路間を縦に移動可能な台車を設けた場合に、当該格納階のトレイが昇降路に落下することを防止する。【解決手段】トレイ落下防止装置10は、台車13を設けた格納階において、格納棚7のトレイ11が昇降路5へ横行しようとした場合にトレイ11に係合してその横行を阻止する係合位置と、トレイ11の横行に干渉しない退避位置との間で移動可能な係合部27を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、駐車装置のトレイ落下防止装置に関する。より詳しくは、本発明は、入庫した自動車を載せるリフトと、リフトが昇降する昇降路と、昇降路と格納棚との間で横行するトレイを備え、昇降路において、リフトがトレイを鉛直に通過すると、リフトとトレイとの間で自動車が載せ替えられる駐車装置のトレイ落下防止装置に関する。
このような駐車装置では、トレイが昇降路に位置する状態で、リフトとトレイは、互いに鉛直に重ならない櫛歯形状を有する。この形状により、昇降路において、リフトがトレイを鉛直に通過すると、リフトとトレイとの間で自動車が載せ替えられる。このような櫛歯式駐車装置は例えば特許文献1に記載されている。
各格納棚のトレイを、当該格納棚と昇降路との間で横行させるために、トレイを下方から支持する複数の横行ローラが設けられる。各横行ローラは、トレイの下面に接触しながら回転駆動されることにより、トレイを横行させる。横行ローラは、格納棚と昇降路に配置される。昇降路側の横行ローラは、リフトの昇降に干渉しない位置において駐車装置の静止構造体に取り付けられている。
特開2014−84562号公報
上述したような櫛歯式駐車装置において、2つの昇降路を縦に並べることが考えられる。この場合、複数の階(格納階という)において、各昇降路の横には格納棚が設けられ、各格納棚には、昇降路と当該格納棚との間で横行可能なトレイが設けられる。
また、自動車が駐車装置に対して出入りする入出庫階において、縦方向の手前側を空地に設定し、縦方向の奥側を、空地から自動車が乗り込み可能な入出庫位置に設定する。この場合、一方の昇降路は、上記空地の上方に設定されて、入出庫階よりも上方の格納階から上方へ延び、他方の昇降路は、上記奥側に設定されて、入出庫階から上方へ延びる。このような場合などにおいて、入出庫階よりも上方の格納階において、2つの昇降路の間で、自動車を縦に移動させることが必要となる。
そのために、少なくとも1つの格納階(以下で台車階という)に、昇降路間を縦方向に移動可能な台車を設ける。台車は櫛歯形状を有していることにより、昇降路において、リフトが台車を鉛直に通過すると、リフトと台車との間で自動車が載せ替えられる。
一方、台車階において、上述した昇降路側の横行ローラを昇降路に位置するように静止構造体に取り付けると、当該横行ローラは、台車の移動に干渉する。そのため、昇降路側の横行ローラは台車に取り付けられる。
この場合、台車階において、2つの昇降路のうち一方の昇降路に台車が位置している状態では、他方の昇降路には台車が位置していないので、当該他方の昇降路の横の格納棚にあるトレイが、例えば地震により当該他の昇降路へ移動してしまうことが考えられる。この場合、他方の昇降路へ横行して来たトレイは、台車に取り付けた横行ローラに支持されないので、当該他の昇降路に落下してしまう。
そこで、本発明の目的は、入庫した自動車を載せるリフトと、リフトが昇降する昇降路と、昇降路と格納棚との間で横行するトレイとを備え、昇降路でリフトがトレイを鉛直に通過すると、リフトとトレイとの間で自動車が載せ替えられる駐車装置において、複数の昇降路を縦に並べて、いずれかの格納階に、昇降路間を縦に移動可能な台車を設けた場合に、当該格納階のトレイが昇降路に落下することを防止するトレイ落下防止装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明によるトレイ落下防止装置は、縦に並んだ複数の昇降路と、各格納階において昇降路の横に設けた格納棚と、各格納棚に設けられ昇降路と該格納棚へ横行可能なトレイと、複数の格納階に含まれる台車階に設けられ各昇降路へ縦に移動可能な台車とを備え、昇降路において、トレイ又は台車を鉛直にリフトが通過すると、トレイ又は台車とリフトとの間で自動車が載せ替えられる駐車装置のトレイ落下防止装置であって、
台車階の格納棚のトレイが昇降路へ横行しようとした場合に該トレイに係合して該横行を阻止する係合位置と、該トレイの横行に干渉しない退避位置との間で移動可能な係合部を備える。
上述した本発明のトレイ落下防止装置では、台車階の格納棚のトレイが昇降路へ横行しようとした場合に、係合位置にある係合部がトレイに係合して当該横行を阻止する。したがって、台車階において、トレイが昇降路へ横行して落下してしまうことを防止できる。
また、台車階において、トレイを格納棚から昇降路の台車上へ横行させる時には、係合部を当該横行に干渉しない退避位置させることができる。これにより、トレイを格納棚から昇降路の台車上へ横行させることができる。
駐車装置を縦方向に見た図である。 図1のB−B矢視図である。 図2のIII−III矢視図であり、台車階の構成例を示す。 トレイ落下防止装置を示し、係合部が退避位置にある状態を示す。 トレイ落下防止装置を示し、係合部が係合位置にある状態を示す。 係合部をバネで係合位置へ移動させる場合の構成を示す。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(駐車装置の構成)
図1と図2は、本発明の実施形態によるトレイ落下防止装置10が適用される駐車装置20の構成例を示す。図1は、駐車装置20を水平縦方向から見た図である。図2は、図1のB−B矢視図である。なお、図1は、図2のA−A矢視図である。以下において、縦は図2の左右方向を意味し、横は図1の左右方向を意味する。
駐車装置20には、入出庫階において入出庫位置2が設定されている。入出庫位置2は、入出庫階において、奥側(図2の右側)にある。入出庫階において、入出庫位置2よりも手前側(図2の左側)は、駐車装置20の外部としての空地3となっている。入出庫階において、自動車1が空地3から入出庫口6(図2)を通って入出庫位置2に乗り込み可能であり、自動車1が入出庫位置2から入出庫口6を通って空地3へ乗り出し可能である。入出庫口6は、図示しない扉により開閉されてよい。
図2の例では、駐車装置20には、縦に並んだ2つの昇降路5が設けられている。一方の昇降路5は、駐車装置20の奥側に位置し、入出庫階から鉛直上方に延びている。他方の昇降路5は、駐車装置20の手前側に位置し、入出庫階よりも1つ上の階(後述の台車階)から鉛直上方に延びている。
駐車装置20は、格納棚7とリフト9とトレイ11と台車13を備える。
格納棚7は、図1のように、各格納階において、各昇降路5の横(図1では両側)に設けられている。なお、各格納階は、図1のように、入出庫階よりも上方に位置していてよい。
リフト9は、各昇降路5に配置される。各リフト9は、昇降路5を昇降可能である。各リフト9は、4本の索状体15(チェーンやワイヤなど)により吊るされている。4本の索状体15が、例えば図1に示す昇降駆動装置17(図1ではモータ)により昇降されることにより、リフト9が昇降駆動される。なお、ガイドレールにより、リフト9の姿勢が水平に保たれた状態でリフト9の昇降が案内されてよい。当該ガイドレールは、図1と図2では図示を省略しているが、後述の図3などではガイドレール19として図示している。
トレイ11は、各格納棚7に設けられ、当該格納棚7と昇降路5との間で横行可能である。
台車13は、複数の格納階に含まれる台車階に設けられる。図1の例では、台車階は、入出庫階の1つ上の階であるが、他の階であってもよい。台車13は、2つの昇降路5の間で縦に移動可能である。
台車階を除く各格納階において、図1のように、横行ローラ21,22が各格納棚7と各昇降路5に設けられている。詳しくは次の通りである。台車階を除く各格納階において、各格納棚7における縦方向両側に、複数の横行ローラ21が横方向に間隔をおいて配列され、各昇降路5においてリフト9の通過領域を挟む縦方向両側に、複数の横行ローラ22が、横方向に間隔をおいて配列されている。また、台車階を除く各格納階において、各昇降路5における縦方向両側の複数の横行ローラ22は、それぞれ、当該昇降路5の横の格納棚7における縦方向両側の複数の横行ローラ21と横方向に整列されている。この構成で、台車階を除く各格納階において、各格納棚7のトレイ11は、横行ローラ21,22が回転駆動されることにより、当該格納棚7と昇降路5との間を横行させられる。
図3は、図2のIII−III矢視図であり、台車階の構成例を示す平面図である。
台車階において、各格納棚7のトレイ11は、当該格納棚7と、その横に位置する台車13との間で横行可能であり、台車13へ横行すると台車13に支持される。詳しくは次の通りである。横行ローラ21,23が格納棚7と台車13に設けられている。台車階において、各格納棚7における縦方向両側に、複数の横行ローラ21が横方向に間隔をおいて配列され、台車13における縦方向両側に、複数の横行ローラ23が横方向に間隔をおいて配列されている。また、台車階において、台車13が2つの昇降路5の一方または他方に位置している時に、当該台車13における縦方向両側の複数の横行ローラ23は、それぞれ、台車13の横の格納棚7における縦方向両側の複数の横行ローラ21と横方向に整列された状態になる。この状態で、台車13の横行ローラ23と、台車13の横にある格納棚7の横行ローラ21とが回転駆動されることにより、台車13と格納棚7との間でトレイ11が横行させられる。
なお、各横行ローラ21,22,23は、トレイ11に下方から接触してトレイ11を支持するとともに、回転駆動されることでトレイ11を横行させる。昇降路5に設けられた各横行ローラ22は、駐車装置20の静止構造体25に取り付けられ、図示しない駆動装置により回転駆動され、各格納棚7の各横行ローラ21は、当該格納棚7に取り付けられ、図示しない駆動装置により回転駆動される。また、台車13の各横行ローラ23は、台車13に設けた駆動装置(図示せず)により回転駆動される。台車13の横行ローラ23や後述の車輪13bを回転駆動するための電力は、例えば、静止構造体25から台車13まで延びる電力供給ケーブルにより台車13へ供給されてよい。この電力供給ケーブルは、例えば、台車13の移動に追従できるように、静止構造体25に設けたドラムから巻き出され且つ巻き取られるようになっていてよい。
各トレイ11と各リフト9は、櫛歯形状を有する。すなわち、各トレイ11について、当該トレイ11が昇降路5に位置する状態では、当該トレイ11の櫛歯形状と当該昇降路5のリフト9の櫛歯形状とは互いに重ならない。このような櫛歯形状により、昇降路5において、リフト9がトレイ11を鉛直に通過すると、リフト9の櫛歯形状部9aとトレイ11の櫛歯形状部11aとの間で自動車1が載せ替えられる。
同様に、台車13は、櫛歯形状を有する。台車13が2つの昇降路5の一方(いずれの昇降路5でもよい)に位置している状態で、台車13の櫛歯形状は、当該昇降路5のリフト9の櫛歯形状と重ならない。このような櫛歯形状により、各昇降路5において、リフト9が台車13を鉛直に通過すると、リフト9の櫛歯形状部9aと台車13の櫛歯形状部13aとの間で自動車1が載せ替えられる。
台車13は、1対のレール14上を走行可能にレール14に設置されている。レール14は、縦方向に延びている。図3の例では、台車13には、複数の車輪13bが設けられている。これらの車輪13bが、それぞれ1対のレール14上を転動できるように1対のレール14に設置されている。各車輪13bが、図示しない駆動装置により回転駆動されると、車輪13bがレール14上を転動して台車13が縦方向に往復動可能に移動する。なお、レール14の途中箇所には、リフト9の一部が鉛直方向に通過するための隙間が設けられている。車輪13bは当該隙間を乗り越えられる寸法を有している。なお、レール14は、図3において二点鎖線で示す支持部材16を介して駐車装置20の静止構造体25に支持されていてよい。
(トレイ落下防止装置の構成)
駐車装置20は、台車階のトレイ11が昇降路5に落下することを防止するトレイ落下防止装置10を備える。トレイ落下防止装置10は、図3に示すように、台車階の各格納棚7に対応して設けられる。図4(A)は、図3の部分拡大図であり、図3における左上の格納棚7に設けられたトレイ落下防止装置10の構成例を示す。各トレイ落下防止装置10は、同じ構成を有するので、以下で、1つの格納棚7に対応するトレイ落下防止装置10の構成を説明し、他の各格納棚7に対応するトレイ落下防止装置10の構成の説明を省略する。
トレイ落下防止装置10は、係合部27と受部29と連結部31を含む可動機構26を備える。可動機構26は、静止構造体25に取り付けられている。図4(B)は、図4(A)の4B−4B矢視図である。図4(B)において、可動機構26に関連する部分を主に示し、他の部分の図示を省略している。
係合部27は、対応する格納棚7のトレイ11が昇降路5へ横行しようとした場合に当該トレイ11の被係合部11bに係合して当該横行を阻止する係合位置と、当該トレイ11の横行に干渉しない退避位置との間で移動可能である。被係合部11bは、例えばトレイ11の上面から上方に突出した突出部であってよい。図4は、係合部27が退避位置にある状態を示す。図5(A)(B)は、それぞれ、図4(A)(B)において係合部27が係合位置へ移動した状態を示す。係合部27は、例えば、係合位置と退避位置との間で、横を向く第1軸C1回りに回転可能に格納棚7に(例えば取付部32を介して)取り付けられている。なお、係合部27は、退避位置から、更に係合位置と反対側へ移動しないように、例えば、図示しないストッパーに支持されてもよい。
受部29は、対応する格納棚7の横にある昇降路5へ縦に移動して来た台車13(図4の例では後述のローラ13c)に押される。このように受部29が台車13に押され移動すると、受部29の移動に連動して係合部27が係合位置から退避位置へ移動するように、受部29は係合部27に連結されている。受部29は、図4の例では、第1軸C1に平行な第2軸C2回りに回転可能に静止構造体25に(例えば取付部34を介して)取り付けられている。すなわち、受部29は、台車13に押されると第2軸C2回りに回転する。図4において、第1軸C1と第2軸C2は、横に直交する方向に互いにずれている。
連結部31は、係合部27と受部29とを連結する。係合部27と受部29の一方(図4では係合部27)には、横に直交する方向に細長く延びている長孔27aが形成される。長孔27aに連結部31が挿入されており、連結部31は長孔27aに沿って移動可能である。これにより、第1軸C1と第2軸C2は、互いにずれていても、受部29と係合部27は互いに連動する。
受部29を介して可動機構26を押す台車13が、対応する格納棚7の横にある昇降路5から別の昇降路5へ縦方向に移動すると、可動機構26は、受部29を介して台車13に押されなくなる。その結果、係合部27が退避位置から係合位置へ移動するように、可動機構26は自重により動作する。図5のように係合部27が係合位置へ移動すると、可動機構26の自重により係合部27は係合位置に保持される。なお、係合位置の係合部27は、退避位置と反対側へ更に移動しないようにトレイ11(例えばトレイ11の上面)に支持されてよい。
トレイ落下防止装置10は、台車13に設けられた回転自在なローラ13cを備える。ローラ13cは、対応する格納棚7の横にある昇降路5へ台車13が縦に移動して来た時に受部29を押す。ローラ13cは、横を向く自身の中心軸回りに回転自在に支持部13dに支持されている。支持部13dは台車13に取り付けられている。
トレイ落下防止装置10は、1対のずれ防止部35(例えば図4(B))を備えていてよい。1対のずれ防止部35は、対応する格納棚7のトレイ11の下面に設けられ横に延びている。当該トレイ11が格納棚7に位置している状態で、1対のずれ防止部35は、格納棚7における縦方向の一方側において横方向に整列している複数の横行ローラ21を、隙間を持って縦に挟んでいる。このような1対のずれ防止部35は、格納棚7における縦方向の他方側にも設けられてよい。
(駐車装置の動作)
上述の駐車装置20では、次のように入庫動作が行われる。
図2のように、奥側の昇降路5のリフト9が入出庫階に位置している状態で、入出庫口6を通って入出庫階の入出庫位置2の床面4へ自動車1が乗り込む。この時、リフト9は、例えば、入出庫位置2の床面4よりも下方の空間8に位置していてよい。この場合、床面4には、リフト9が鉛直に通過可能な貫通穴が形成されている。すなわち、この貫通穴は、鉛直に見た場合、リフト9と同様の櫛歯形状を有する。リフト9が上昇して床面4を通過すると、当該床面4の自動車1がリフト9に載せ替えられる。
<奥側の格納棚への格納>
・台車階以外の格納階への格納
入庫した自動車1を格納する対象の格納棚7が、奥側の昇降路5の横にあり、かつ、台車階以外の格納階にある場合、自動車1を載せたリフト9は、入出庫階から対象の格納棚7のトレイ11よりも上方へ上昇させられる。この時、台車13は、手前側の昇降路5に位置している。次いで、対象の格納棚7のトレイ11が昇降路5へ横行させられる。その後、リフト9が当該トレイ11を下方へ通過することで、自動車1がリフト9からトレイ11へ載せ替えられる。このトレイ11が、対象の格納棚7へ横行させられる。これにより、自動車1が対象の格納棚7へ移動する。
・台車階の格納棚への格納
入庫した自動車1を格納する対象の格納棚7が、奥側の昇降路5の横にあり、かつ、台車階にある場合、自動車1を載せたリフト9は、入出庫階から台車13よりも上方へ上昇させられる。この時、台車13は、対象の格納棚7のトレイ11を予め載せた状態で、手前側の昇降路5に位置している。次いで、台車13が奥側の昇降路5へ移動させられる。その後、リフト9が台車13を下方へ通過することで、自動車1がリフト9から台車13上のトレイ11へ載せ替えられる。次いで、台車13の横行ローラ23と対象の格納棚7の横行ローラ21を回転駆動させることで、当該トレイ11が対象の格納棚7へ横行させられる。これにより、自動車1が対象の格納棚7へ移動する。
<手前側の格納棚への格納>
・台車階以外の格納階への格納
入庫した自動車1を格納する対象の格納棚7が、手前側の昇降路5の横にあり、かつ、台車階以外の格納階にある場合、自動車1を載せた奥側のリフト9は、入出庫階から台車13よりも上方へ上昇させられる。この時、台車13は、手前側の昇降路5に位置しており、トレイ11を載せていない。次いで、台車13が奥側の昇降路5へ移動させられる。その後、奥側のリフト9が台車13を下方へ通過することで、自動車1がリフト9から台車13へ載せ替えられる。次いで、台車13が、手前側の昇降路5へ移動させられる。この時、手前側のリフト9は、台車13よりも下方に位置している。次いで、手前側のリフト9が、台車13を上方へ通過することにより、自動車1が台車13からリフト9へ載せ替えられる。このように手前側のリフト9へ載せられた自動車1は、その後、台車階以外の奥側の格納棚7へ自動車1を格納する場合と同様の手順で対象の格納棚7へ移動させられる。
・台車階以外の格納階の場合
入庫した自動車1を格納する対象の格納棚7が、手前側の昇降路5の横にあり、かつ、台車階にある場合、自動車1を載せた奥側のリフト9は、入出庫階から台車13よりも上方へ上昇させられる。この時、台車13は、手前側の昇降路5に位置しており、対象の格納棚7のトレイ11を予め載せている。次いで、台車13が奥側の昇降路5へ移動させられる。その後、奥側のリフト9が台車13を下方へ通過することで、自動車1がリフト9から台車13上のトレイ11へ載せ替えられる。次いで、台車13が手前側の昇降路5へ縦に移動させられる。その後、台車13の横行ローラ23と対象の格納棚7の横行ローラ21を回転駆動させることで、当該トレイ11が対象の格納棚7へ横行させられる。これにより、自動車1が対象の格納棚7へ移動する。
格納棚7の自動車1を出庫させる動作は、入庫時の手順と逆の手順によりなされてよい。
(トレイ落下防止装置の動作)
台車13が一方の昇降路5(例えば奥側の昇降路5)に位置する状態では、図4に示すように、当該昇降路5の側では、受部29が台車13(ローラ13c)に押されていることにより、係合部27が退避位置に保持させられている。したがって、この状態で、当該昇降路5の横にある格納棚7のトレイ11は、係合部27に当たることなく、台車13と格納棚7との間で横行可能である。
この状態から、台車13が一方の昇降路5から他方の昇降路5へ移動すると、一方の昇降路5の側では、受部29は、台車13(ローラ13c)から解放されるので、可動機構26が自重により動作して、係合部27が退避位置から係合位置へ移動する。図5の例では、係合部27が第1軸C1回りに回転し、受部29が第2軸C2回りに回転するように、係合部27と受部29は連動する。その結果、係合部27は、図5のように、可動機構26の自重により係合位置に保持された状態になるので、当該一方の昇降路5の横にあるトレイ11が、万一、地震などで、当該昇降路5へ横行しようとした場合、当該トレイ11の被係合部11bが係合部27に係合するので、トレイ11が昇降路5へ落下することが防止される。
また、台車13が一方の昇降路5から他方の昇降路5へ移動すると、他方の昇降路5の側では、受部29が台車13(ローラ13c)に押されることにより、係合部27が係合位置から退避位置へ移動するように可動機構26が動作する。例えば、係合部27が第1軸C1回りに回転し、受部29が第2軸C2回りに回転するように、係合部27と受部29は連動する。その結果、他方の昇降路5の側では、係合部27は、受部29を介して、台車13により退避位置に保持させられた状態になる。
(効果)
以下は、本発明の実施形態による効果の一例であり、本発明を限定するものではない。
上述した本発明のトレイ落下防止装置10では、台車階において、台車13が位置していない昇降路5の横にある格納棚7のトレイ11が、昇降路5へ横行しようとした場合に、対応する係合部27は、係合位置に位置しており、トレイ11に係合して当該横行を阻止する。したがって、台車階において、トレイ11が昇降路5へ横行して落下してしまうことを防止できる。
また、台車階において、台車13が位置している昇降路5の横にある格納棚7のトレイ11が横行させられる場合には、対応する係合部27は、退避位置に位置しており、トレイ11の横行に干渉しない。したがって、トレイ11を格納棚7と昇降路5の台車13との間で横行させることができる。
受部29が台車13に押されると、受部29の移動に連動して係合部27が係合位置から退避位置へ移動するように、受部29は係合部27に連結されている。したがって、可動機構26を駆動するアクチュエータを設けなくても、係合部27を退避位置へ移動させることができる。
台車13が一方の昇降路5から他方の昇降路5へ縦に移動すると、一方の昇降路5に対応する可動機構26が自重により動作することで、係合部27が退避位置から係合位置へ移動する。したがって、可動機構26を駆動するアクチュエータを設けなくても、係合部27を係合位置へ移動させることができる。
台車13に設けられた回転自在なローラ13cが受部29を押すので、台車13と受部29との接触による両者の摩耗を抑えることができる。
係合部27と受部29とを連結する連結部31は、係合部27と受部29の一方に設けた長孔(図4(B)では長孔27a)に沿って移動可能に長孔27aに挿入されている。したがって、係合部27の回転中心である第1軸C1と受部29の回転中心である第2軸C2が互いにずれていても、受部29の回転に連動して、係合部27を、係合位置と退避位置との間で回転させることができる。
台車階において、トレイ11の下面には、1対のずれ防止部35が取り付けられ、該1対のずれ防止部35は、横に延びており、各横行ローラ21を縦に挟んでいる。したがって、係合部27がトレイ11と横に係合する箇所が1箇所であっても、トレイ11が当該箇所を中心に回転して昇降路5へ移動することを防止できる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、以下の変更例1〜3のいずれかを単独で採用してもよいし、変更例1〜3の2つ以上を任意に組み合わせて採用してもよい。この場合、以下で述べない点は、上述と同じである。
(変更例1)
図6(A)(B)は、それぞれ、図4(B)と図5(B)に対応するが、バネ37を設けた場合を示す。すなわち、トレイ落下防止装置10は、可動機構26に取り付けられたバネ37を更に備えていてもよい。バネ37の一端部は、可動機構26(図6では受部29)に連結され、バネ37の他端部は、静止構造体25又は格納棚7(図6では静止構造体25に設けたバネ支持部25a)に連結される。図6の例では、バネ37はコイルバネであり、その両端部が、それぞれ、回転可能に、受部29とバネ支持部25aに連結されている。
台車13が、一方の昇降路5へ縦に移動して来ると、台車13(ローラ13c)は、当該昇降路5に対応するバネ37の弾性力に抗して受部29を押して係合部27を係合位置から図6(A)のように退避位置に移動させる。図6(A)の例では、係合部27が退避位置にある状態で、バネ37は、可動機構26と静止構造体25との間で圧縮された状態にある。
台車13が、当該昇降路5から縦に他方の昇降路5へ移動すると、可動機構26の自重の代わりに又は当該自重に加えて、バネ37の弾性力が可動機構26に作用することで、可動機構26が動作して、係合部27が退避位置から係合位置へ移動する。その後、係合部27は、バネ37の弾性力により、係合位置に保持されてよい。
(変更例2)
可動機構26は、図4に示す構成例以外の構成を有していてもよい、例えば、第1軸C1と第2軸C2を同軸に配置してもよい。この場合、長孔27aを設けずに、係合部27と受部29とは互いに一体的に結合されていてよい。
(変更例3)
上述では、縦に並んだ昇降路5の数は、2つであったが、3つ以上であってもよい。この場合について説明する。ここで、昇降路5の数をm(mは3以上)とし、nを1〜mの数までの値をとる整数として、n列目の構成を、縦方向におけるn列目の昇降路5と同じ縦方向範囲に相当する部分の構成(該昇降路5と該昇降路5の横にある格納棚7など)とする。
1列目(最も手前の列)の構成は、上述した実施形態における手前側の昇降路5と同じ縦方向範囲に相当する部分の構成(手前側構成という)と同じあってよく、2列目以降の各列の構成は、上述した実施形態における奥側の昇降路5と同じ縦方向範囲に相当する部分の構成(奥側構成という)と同じあってよい。したがって、入出庫階において、自動車1は、1列目を通過して、2列目以降のいずれかの入出庫位置2へ乗り込める。ただし、これに限定されず、例えば、1列目〜(m−1)列目の構成が、手前側構成(すなわち、入出庫階が空地3である構成)と同じであってよく、m列目の構成が、奥側構成と同じであってもよい。この場合、自動車1は、入出庫階において、1列目〜(m−1)列目を通過して、m列目の入出庫位置2へ乗り込める。
台車階では、台車13がいずれの列の昇降路5へも縦に移動可能であり、上述したトレイ落下防止装置10は、1列目とm列目の各々の昇降路5の横にある格納棚7に対応して設けられる。それ以外の列の昇降路5の横にある格納棚7のトレイ11に対しては、本発明とは異なる手段により、その落下を防止してよい。
1 自動車、2 入出庫位置、3 空地、4 床面、6 入出庫口、5 昇降路、7 格納棚、9 リフト、9a 櫛歯形状部、10 トレイ落下防止装置、11 トレイ、11a 櫛歯形状部、11b 被係合部、13 台車、13a 櫛歯形状部、13b 車輪、13c ローラ、13d 支持部、14 レール、15 索状体、16 支持部材、17 昇降駆動装置、19 ガイドレール、20 駐車装置、21,22,23 横行ローラ、25 静止構造体、25a バネ支持部、26 可動機構、27 係合部、27a 長孔、29 受部、32 取付部、31 連結部、34 取付部、35 ずれ防止部、37 バネ、C1 第1軸、C2 第2軸

Claims (6)

  1. 縦に並んだ複数の昇降路と、各格納階において前記昇降路の横に設けた格納棚と、各前記格納棚に設けられ前記昇降路と該格納棚へ横行可能なトレイと、複数の前記格納階に含まれる台車階に設けられ各前記昇降路へ縦に移動可能な台車とを備え、前記昇降路において、前記トレイ又は前記台車を鉛直にリフトが通過すると、前記トレイ又は前記台車と前記リフトとの間で自動車が載せ替えられる駐車装置のトレイ落下防止装置であって、
    前記台車階の前記格納棚の前記トレイが前記昇降路へ横行しようとした場合に該トレイに係合して該横行を阻止する係合位置と、該トレイの横行に干渉しない退避位置との間で移動可能な係合部を備える、トレイ落下防止装置。
  2. 前記係合部と、対応する前記昇降路に縦に移動して来た前記台車に押される受部とを含む可動機構を備え、
    該受部が前記台車に押されると、該受部の移動に連動して前記係合部が前記係合位置から前記退避位置へ移動するように、前記受部は前記係合部に連結されている、請求項1に記載のトレイ落下防止装置。
  3. 前記台車が対応する前記昇降路から縦に移動すると、前記可動機構の自重により又はバネにより、前記係合部は、前記退避位置から前記係合位置へ移動する、請求項2に記載のトレイ落下防止装置。
  4. 前記台車に設けられた回転自在なローラを備え、
    前記台車が前記対応する昇降路に縦に移動させられると、前記ローラは前記受部を押す、請求項2又は3に記載のトレイ落下防止装置。
  5. 前記係合部は、前記係合位置と前記退避位置との間で、横を向く第1軸回りに回転可能であり、
    前記受部は、前記第1軸に平行な第2軸回りに回転可能であり、前記対応する昇降路へ移動して来た前記台車に押されて前記第2軸回りに回転させられ、
    前記第1軸と前記第2軸は、前記横に直交する方向に互いにずれており、
    前記可動機構は、前記係合部と前記受部とを連結する連結部を備え、
    前記係合部と前記受部の一方には、前記横に直交する方向に延びている長孔が形成され、前記連結部は該長孔に沿って移動可能に該長孔に挿入されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載のトレイ落下防止装置。
  6. 前記台車階において、前記格納棚と前記台車には、前記トレイを横行させるように駆動される横行ローラが設けられており、
    前記台車階において、該台車が対応する昇降路に来ると、前記格納棚の前記横行ローラと、前記台車の前記横行ローラとは、横に整列した状態になり、
    前記対応する昇降路の横の前記格納棚の前記トレイの下面には、1対のずれ防止部が取り付けられ、該1対のずれ防止部は、横に延びており、当該格納棚の前記横行ローラを縦に挟み、
    該トレイが縦にずれようとすると、前記ずれ防止部と前記横行ローラとの縦の係合により、該ずれが阻止される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のトレイ落下防止装置。
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