JP2019093668A - 内装用中空構造板 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明において、前記表面材の厚みは、0.2mm以上とすることができる。
また、本発明において、色差計で測定された前記中空構造部の色は、L*a*b*表色系における明度(L*)が92.5以上の白色とすることができる。
更に、本発明において、前記表面材の780nmの波長における分光反射率は、70%以上とすることができる。
本発明において、「表面材」とは、空間の壁面の内側(独立空間を形成する側)にある部材のことであり、「裏面材」とは、空間の壁面の外側(独立空間を形成しない側)にある部材のことをいう。
図1は、本発明に係る内装用中空構造板1の第1実施形態の構造を模式的に示す斜視図であり、図2は、本発明に係る内装用中空構造板1の第1実施形態の断面構造を模式的に示す断面模式図である。本発明に係る内装用中空構造板1は、立壁により隔てられた中空部21が間隔をあけて複数形成された熱可塑性樹脂からなる中空構造部2と、中空構造部2を挟持する、熱可塑性樹脂からなる表面材31及び裏面材32と、を少なくとも備えている。
中空構造部2は、立壁により隔てられた中空部21が間隔をあけて複数形成された熱可塑性樹脂からなり、後述する表面材及び裏面材により挟持される。
本発明において、表面材31及び後述する裏面材32は、前述した中空構造部2を挟持する。なお、本発明では、この表面材31に対し、後述する表皮材が積層されていてもよい。
前述の通り、本発明では、色差計で測定された中空構造部2及び/又は裏面材32の色は、L*a*b*表色系における明度(L*)が60以下の灰色又は黒色であることを特徴とする。これにより、内装用中空構造板1を貼り付けることで形成された、独立空間の視認性及び遮蔽性を良好にすることができる。また、独立空間内に入った際に、ギラツキ等の目に不快な印象を与えず、意匠性も向上させることができる。
本発明では、前述した表面材31及び/又は裏面材32に、更に表皮材を積層することができる。本発明に係る内装用中空構造板1が表皮材を備えることにより、内装用中空構造板1に対し、意匠性、吸音特性、断熱性などの各種用途に応じた特性を付与することができる。
本発明に係る内装用中空構造板1は、その構成に特徴があるため、その製造方法は特に限定されない。すなわち、本発明に係る内装用中空構造板1の製造には、通常、中空構造板を製造する際に用いられる方法を、1種又は2種以上自由に選択して用いることができる。なお、図9及び10において、矢印jは内装用中空構造板1の流れ方向を示す。
まず、以下の表1及び2に示す実施例1〜8及び比較例1〜4の内装用中空構造板を作製した。実施例1〜6及び比較例1〜4の内装用中空構造板は、図1で示した構造を図9で示した製造方法により作製した。また、実施例7の内装用中空構造板は、図6で示した構造を図9で示した製造方法により作製した。更に、実施例8の内装用中空構造板は、図7及び8で示した構造を、図9で示した製造方法により作製した。
簡易型分光色差計(日本電色工業株式会社製、NF333)を用いて、測定条件を光源:D65、視野角:10°として、幅200mm、長さ300mm、厚さ0.33mmの各サンプルをn=5測定し、その平均値を求めた。なお、中空構造部は、その形状に凹凸があるため、中空構造部を形成する素材と同一の素材による厚み0.33mmの各サンプルを作成した上で、上記と同様に測定した。
携帯光沢計(スガ試験機株式会社製、HG268)を用い、測定条件を測定角度20°として、幅200mm、長さ300mm、厚さ0.33mmの各サンプルをn=5測定し、その平均値を求めた。
紫外可視分光光度計(日本分光株式会社製、V−670)を用い、JISZ8722を参考に、測定条件を波長780nmとして、幅30mm、長さ30mmの各サンプルをn=5測定し、その平均値を求めた。
ヘイズメーター(日本電色工業株式会社製、NDH200)を用い、JISK7361−1を参考に、幅65mm、長さ85mmの各サンプルをn=5測定し、その平均値を求めた。
表面材におけるギラツキは、5名の人が審査員となり、ギラツキが不快に感じた人数が3名以上で×、2名以下を○として判定した。
表面材における中空構造部の透けは、5名の人が審査員となり、中空構造部の透けが気になった人数が1名以下を◎、2名以下を○、3名以上を×として判定した。
意匠性は、200mm×200mmのサイズの各サンプルを5名の人が審査員となり、独立空間の視認性及び遮蔽性の観点から、意匠的価値が高いと判断した人数が5名を◎、3名以上を○、2名以下を×として判定した。
実施例1〜8の内装用中空構造板は、全光線透過率がいずれも5%以下であり、かつ、表面材におけるギラツキや表面材における中空構造部の透けも防止されていた。また、内装用中空構造板としての意匠性も高かった。その一方で、比較例1〜4の内装用中空構造板においては、これら全ての要件を満たすものはなかった。
2:中空構造部
21:中空部
211:上面部
212:開口部
31:表面材
32:裏面材
101:Tダイ
102:押出機
103a、103b:減圧チャンバー
104a、104b:吸引孔
R1:加熱手段が設けられたローラー
R2:成形ローラー
R3:平ローラー
D1、D2:金型
P:溶融状態の熱可塑性樹脂
θ1:中空部21の開口部212から仮想される水平面と中空部21とがなす角度
θ2:横方向の中空部21の中心同士を結んだ線と斜め方向の中空部21の中心同士を結んだ線とがなす角度
h:立壁の高さ
L:中空部21の開口部212間の最短距離
j:内装用中空構造板1の流れ方向
Claims (4)
- 立壁により隔てられた中空部が間隔をあけて複数形成された熱可塑性樹脂からなる中空構造部と、
前記中空構造部を挟持する、熱可塑性樹脂からなる表面材及び裏面材と、
を少なくとも備えた、内装用中空構造板において、
色差計で測定された前記表面材の色は、L*a*b*表色系における明度(L*)が70以上の白色であり、
前記表面材は、測定角20°における鏡面光沢度が8以下であり、かつ、
色差計で測定された前記中空構造部及び/又は前記裏面材の色は、L*a*b*表色系における明度(L*)が60以下の灰色又は黒色である、内装用中空構造板。 - 前記表面材の厚みは、0.2mm以上である、請求項1に記載の内装用中空構造板。
- 色差計で測定された前記中空構造部の色は、L*a*b*表色系における明度(L*)が92.5以上の白色である、請求項1又は2に記載の内装用中空構造板。
- 前記表面材の780nmの波長における分光反射率は、70%以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の内装用中空構造板。
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- 2017-11-27 JP JP2017226833A patent/JP6971803B2/ja active Active
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