JP5367538B2 - 複合樹脂パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複合樹脂パネル及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、十分な遮光機能又は視界制御機能を発揮させ得るとともに、基板と帯板との色目の違いにより奥行感のある立体的なグラデーション模様を有する意匠性に優れ、且つ生産性に優れた複合樹脂パネル及びその製造方法に関する。
従来より、テレビジョン受信機やパーソナルコンピュータのディスプレイ画面まわりの外装材として、基板の表面に塗装を施してなる樹脂パネルを用いることが一般に知られている。しかし、この樹脂パネルでは、塗装により表面模様を形成しているので、奥行きのある立体的なグラデーション模様が表現されず意匠性の低いものとなっていた。
また、従来の樹脂パネルの製造方法として、異なる2色の樹脂を同時に押出成形して樹脂パネルを製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1及び2等参照)。この特許文献1及び2には、透明樹脂からなる基板と、この基板内に互いに平行に埋設される不透明樹脂からなる複数の帯板と、を備え、遮光機能又は視界制御機能を有する樹脂パネルが開示されている。
しかし、上記特許文献1及び2の樹脂パネルでは、基板が透明樹脂からなり、複数の帯板が不透明樹脂からなっており、複数の帯板の端縁が基板の表面に露出することなく埋設されているため、各帯板による遮光機能又は視界制御機能が十分でなく、基板の表面からみると各帯板の端縁が単純な縞模様となり、やはり奥行きのある立体的なグラデーション模様が表現されず意匠性の低いものとなっていた。
特開平11−262947号公報 特開平8−142149号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、十分な遮光機能又は視界制御機能を発揮させ得るとともに、基板と帯板との色目の違いにより奥行感のある立体的なグラデーション模様を有する意匠性に優れ、且つ生産性に優れた複合樹脂パネルを提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.着色透明の第1樹脂からなる基板と、
前記基板に設けられ、不透明の第2樹脂からなる帯板と、を備え、
前記帯板の端縁は前記基板の表面に露出しており、
前記基板及び前記帯板の色目の違いによるグラデーション模様を表示可能な化粧部材であり、該化粧部材は、テレビジョン受信機、パーソナルコンピュータ又はゲーム機の化粧部材であることを特徴とする複合樹脂パネル。
2.前記基板には、該基板の平面に傾斜して互いに平行に複数の前記帯板が設けられている上記1.記載の複合樹脂パネル。
3.前記第1樹脂及び前記第2樹脂のそれぞれは、光拡散剤を含んでいる上記1.又は2.に記載の複合樹脂パネル。
4.前記基板の表面には不透明又は着色透明の加飾部材が積層されている上記2.記載の複合樹脂パネル。
5.家電製品の外装材として用いられる上記1.乃至4.のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
6.前記第1樹脂及び前記第2樹脂を同時に押出成形して成形されている上記1.乃至5.のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
7.前記第1樹脂及び前記第2樹脂は、それぞれ独立して、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ASA樹脂及びAES樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種である上記1.乃至6.のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
8.前記基板の厚さ(t1)は0.5〜10mmであり、前記帯板の厚さ(t2)は10μm〜3mmである上記1.乃至7.のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
9.前記複数の帯板のうちの隣接する一対の帯板のそれぞれの端部は前記基板の平面方向に離間しており、その離間間隔(s1)は0を超えて10mm以下である上記2.記載の複合樹脂パネル。
10.前記複数の帯板のうちの隣接する一対の帯板のそれぞれの端部は前記基板の平面方向に重なっており、その重なり間隔(s2)は0〜5mmである上記2.記載の複合樹脂パネル。
11.前記帯板の前記基板の平面に対する傾斜角度(θ)は10〜70度である上記1.乃至10.のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
12.上記1.乃至11.のいずれか一項に記載の複合樹脂パネルの製造方法であって、
第1押出機から押し出される前記第1樹脂と第2押出機から押し出される前記第2樹脂とを金型内で合流させ、該金型から押し出される合流物をサイジングダイを通過させて前記複合樹脂パネルを得ることを特徴とする樹脂複合パネルの製造方法。
本発明の複合樹脂パネルによると、着色透明又は無色透明の第1樹脂からなる基板と、前記基板に設けられ、不透明又は着色透明の第2樹脂からなる帯板と、を備え、前記帯板の端縁が基板の表面に露出しているので、着色透明又は無色透明の基板と不透明又は着色透明の帯板との重なりによって、基板を表面からみると十分な遮光機能又は視界制御機能を発揮させることができる。また、基板と帯板の色目を異ならせれば、奥行感のある立体的なグラデーション模様が表現され意匠性に優れる。なお、上記遮光機能とは、複合樹脂パネルの一方の表面側からの光が他方の表面側に透過するのを遮る機能を意図する。また、上記視界制御機能とは、複合樹脂パネルの一方の表面側からみて他方の表面側にあるものを見え難くしたり見え易くしたりする機能を意図する。
また、前記第1樹脂が着色透明樹脂であり、前記第2樹脂が不透明樹脂であるので、着色透明の基板と不透明の帯板との重なりによって、より明確なグラデーション模様が表現され意匠性を更に高めることができる。
また、前記基板に、該基板の平面に傾斜して互いに平行に複数の前記帯板が設けられている場合は、各帯板に対応して複数のグラデーション模様が連続して表現され意匠性を更に高めることができる。
また、前記基板の表面に、不透明又は着色透明の加飾部材が積層されている場合は、基板をみる角度によっては、隣接する一対の帯板の間に形成される隙間を介して加飾部材がみえ、表面模様として縞模様が加わって表示される。そのため、表面模様の意匠性を更に高めることができる。
また、家電製品の外装材として用いられる場合は、家電製品の外装材として好適な複合樹脂パネルを提供することができる。
また、前記第1樹脂及び前記第2樹脂を同時に押出成形して成形される場合は、更に生産性を高めることができる。
また、前記第1樹脂及び前記第2樹脂が、それぞれ独立して、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ASA樹脂及びAES樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種である場合は、耐候性に優れる複合樹脂パネルとすることができる。
また、前記基板の厚さ(t1)が0.5〜10mmであり、前記帯板の厚さ(t2)が10μm〜3mmである場合は、樹脂使用量を抑えつつより明確なグラデーション模様を表現できる。
また、前記複数の帯板のうちの隣接する一対の帯板のそれぞれの端部は前記基板の平面方向に離間しており、その離間間隔(s1)が0を超えて10mm以下である場合は、各帯板の端部の離間により遮光効果を抑えて可視効果をより高めることができる。
また、前記複数の帯板のうちの隣接する一対の帯板のそれぞれの端部は前記基板の平面方向に重なっており、その重なり間隔(s2)が0〜5mmである場合は、各帯板の端部の重なりにより可視効果を抑えて遮光効果をより高めることができる。
さらに、前記帯板の前記基板の平面に対する傾斜角度(θ)が1070度である場合は、遮光効果と可視効果とのバランスを幅広く設定することができる。
本発明の複合樹脂パネルの製造方法によると、第1押出機から押し出される第1樹脂と第2押出機から押し出される第2樹脂とが金型内で合流され、この金型から押し出される合流物がサイジングダイを通過して複合樹脂パネルが得られる。これにより、異形形状の複合樹脂パネルを得ることができる。なお、上記サイジングダイの通過口の横幅は、通常、金型の出口の横幅より小さな値とされている。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例1に係る複合樹脂パネルを備えるテレビジョン受信機を示す正面図である。 図1のII−II線断面拡大図である。 上記複合樹脂パネルの縦断面図である。 上記複合樹脂パネルの正面図であり、(a)は複合樹脂パネルを正面から略真っ直ぐにみた状態を示し、(b)は複合樹脂パネルを正面やや上方から見下ろしてみた状態を示す。 参考例に係る複合樹脂パネルを備えるフェンスの縦断面図である。 上記複合樹脂パネルの正面図であり、(a)は複合樹脂パネルを正面から略真っ直ぐにみた状態を示し、(b)は複合樹脂パネルを正面やや下方から見上げてみた状態を示す。 更にその他の形態の複合樹脂パネルの縦断面図である。 更にその他の形態の複合樹脂パネルの縦断面図である。 参考例の複合樹脂パネルの縦断面図である。 上記複合樹脂パネルの製造方法を説明するための説明図である。 金型及びサイジングダイを示す平面図である。 樹脂パネルにおける透過率とあおり角度との相関を示す測定方法を説明するための説明図である。 樹脂パネルにおける透過率とあおり角度との相関を示すグラフである。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。尚、本明細書において、無色透明及び着色透明における透明とは、JIS K−7375に準じて測定した全光線透過率が0.1%以上(好ましくは0.5%以上、より好ましくは1.0%以上)をいい、不透明とは、JIS K−7375に準じて測定した全光線透過率が0.1%未満(好ましくは0.05%未満、より好ましくは0.01%未満)をいう。
1.複合樹脂パネル
本実施形態1.に係る複合樹脂パネルは、着色透明又は無色透明の第1樹脂からなる基板と、この基板に設けられ、不透明(着色不透明)又は着色透明の第2樹脂からなる帯板と、を備え、この帯板の端縁は基板の表面に露出していることを特徴とする。
上記複合樹脂パネルの用途としては、例えば、(1)テレビジョン受信機、パーソナルコンピュータ、ゲーム機の外枠及び化粧部材、照明装置のカバー等の家電製品の外装材、(2)フェンス、窓枠、ブラインド、浴室部材(例えば、カウンター部材など)等の建築用品、(3)文房具、パーテーション等の事務用品、(4)テーブル、イス等の家具、(5)自動車等の内装又は外装部材等の車両用品等を挙げることができる。
上記(1)〜(5)形態では、例えば、複合樹脂パネルの背面側に光源を配置すれば、複合樹脂パネルをイルミネーション部材として好適に使用することができる。また、上記(1)〜(5)形態では、例えば、基材の厚さ方向の一方の表面側に帯板を設け、基材の厚さ方向の他方の表面側を光源からの光を導く導光部として用いれば、複合樹脂パネルをイルミネーション部材として好適に使用することができる(例えば、図8参照)。この場合、導光部として用いる他方の表面側の表面に遮光層(例えば、蒸着層など)を設けることが好ましい。
上記「基板」の形状、大きさ、使用樹脂等は特に問わず、上記複合樹脂パネルの用途等に応じて適宜選択される。この基板の厚さ(t1)は、例えば、0.5〜10mm(好ましくは1〜5mm、特に2〜3.5mm)であることができる(例えば、図3参照)。特に、上記複合樹脂パネルが家電製品の外装材として用いられる場合には、基板の厚さ(t1)が1〜5mm(好ましくは2〜3.5mm、特に2〜3mm)であることが好ましい。また、この基板の形状としては、例えば、平板状、湾曲板状、屈曲板状、異形板状等を挙げることができる。
上記第1樹脂は、着色透明又は無色透明の樹脂である。この第1樹脂が着色透明の樹脂である場合、第1樹脂は着色材料を含有する樹脂である。
この第1樹脂を形成する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂(PMMA等のメタクリル酸メチル系樹脂等)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ASA樹脂(ASA)、AES樹脂(AES)、MAS樹脂(MAS)、ポリエチレン樹脂(PE)、EVA樹脂(EVAC)、ポリプロピレン樹脂(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリスチレン樹脂(PS)、AS樹脂(SAN)、ABS樹脂(ABS)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、塩化ビニリデン樹脂(PVDC)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)等を挙げることができる。
また、上記第1樹脂として、エラストマー系樹脂を用いることもできる。このエラストマー系樹脂としては、例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、シリコーン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等が挙げられる。
これらの樹脂は、単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。特に、上記複合樹脂パネルが家電製品の外装材として用いられる場合には、第1樹脂として、アクリル樹脂(特にPMMA)、ポリスチレン樹脂(PS)、MAS樹脂(MAS)等を採用することが好ましい。
着色材料としては、有機顔料、無機顔料、染料のいずれでもよい。例えば、アゾ系染料(モノアゾ系染料、ジアゾ系染料、ビスアゾ系染料、トリスアゾ系染料及びスチルベン系染料等)、アントラキノン系染料、ペリレン系染料、ペリノン系染料、メチン系染料、フタロシアニン系染料、キナクリドン系染料、ジオキサジン系染料、チオインジゴ系染料、イソインドリノン系染料、キノフタロン系染料、染料レーキ、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、蛍光顔料、酸化チタン、カーボンブラック、群青、紺青、べんがら、カドミウムレッド、モリブデンオレンジ、黄色酸化鉄、黄鉛、チタンイエロー、クロムグリーン、酸化クロム、コバルトブルー、マンガンバイオレット等が挙げられる。これらは、単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。
これらの着色材料うち、酸化チタン、カーボンブラック及び群青等が好ましい。
また、上記第1樹脂には、光拡散剤を添加することができる。第1樹脂に光拡散剤を含有させることにより、光を拡散させる樹脂にすることができる。この光拡散剤としては、有機微粒子、炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム及びガラス等が挙げられる。これらは単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。
上記の光拡散剤のうち、均一な光拡散性能を有し、しかも全光透過率がよく、機械的強度に優れていることから、有機微粒子が好ましい。この有機粒子としては、架橋ポリメチルメタクリレート、架橋ポリスチレン、架橋メチルメタクリレート−スチレン共重合体及びシリコン等の有機重合体粉体が挙げられる。
上記「帯板」の形状、大きさ、使用樹脂等は特に問わず、上記複合樹脂パネルの用途等に応じて適宜選択される。この帯板の基板の平面に対する傾斜角度(θ)は、例えば、1〜90度(好ましくは10〜70度、特に30〜50度)であることができる(例えば、図3参照)。また、この帯板の厚さ(t2)は、例えば、10μm〜3mm(好ましくは30μm〜1mm、特に50μm〜0.5mm)であることができる(例えば、図3参照)。特に、上記複合樹脂パネルが家電製品の外装材として用いられる場合には、帯板の厚さ(t2)が30μm〜1mm(好ましくは40μm〜0.3mm、特に50μm〜0.1mm)であることが好ましい。また、この帯板の形状としては、例えば、平板状、湾曲板状、屈曲板状、異形板状等を挙げることができる。
上記第2樹脂は、着色透明又は着色不透明の樹脂であり、第2樹脂は、着色材料を含有する樹脂である。第2樹脂を着色透明、又は着色不透明の樹脂とするには、用いる着色材料とその配合量により、透明樹脂又は不透明樹脂にすることができる。
上記第2樹脂を形成する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂(PMMA等のメタクリル酸メチル系樹脂等)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ASA樹脂(ASA)、AES樹脂(AES)、MAS樹脂(MAS)、ポリエチレン樹脂(PE)、EVA樹脂(EVAC)、ポリプロピレン樹脂(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリスチレン樹脂(PS)、AS樹脂(SAN)、ABS樹脂(ABS)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、塩化ビニリデン樹脂(PVDC)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)等を挙げることができる。
また、上記第2樹脂として、エラストマー系樹脂を用いることもできる。このエラストマー系樹脂としては、例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、シリコーン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等が挙げられる。
これらの樹脂は、単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。特に、上記複合樹脂パネルが家電製品の外装材として用いられる場合には、第2樹脂として、アクリル樹脂(特にPMMA)、ポリスチレン樹脂(PS)、ABS樹脂等を採用することが好ましい。
着色材料としては、有機顔料、無機顔料、染料のいずれでもよい。例えば、アゾ系染料(モノアゾ系染料、ジアゾ系染料、ビスアゾ系染料、トリスアゾ系染料及びスチルベン系染料等)、アントラキノン系染料、ペリレン系染料、ペリノン系染料、メチン系染料、フタロシアニン系染料、キナクリドン系染料、ジオキサジン系染料、チオインジゴ系染料、イソインドリノン系染料、キノフタロン系染料、染料レーキ、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、蛍光顔料、酸化チタン、カーボンブラック、群青、紺青、べんがら、カドミウムレッド、モリブデンオレンジ、黄色酸化鉄、黄鉛、チタンイエロー、クロムグリーン、酸化クロム、コバルトブルー、マンガンバイオレット等が挙げられる。これらは、単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。
これらの着色材料うち、酸化チタン、カーボンブラック及び群青等が好ましい。
また、上記第2樹脂には、光拡散剤を添加することができる。第2樹脂に光拡散剤を含有させることにより、光を拡散させる樹脂にすることができる。この光拡散剤としては、有機微粒子、炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム及びガラス等が挙げられる。これらは単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。
上記の光拡散剤のうち、均一な光拡散性能を有し、しかも全光透過率がよく、機械的強度に優れていることから、有機微粒子が好ましい。この有機粒子としては、架橋ポリメチルメタクリレート、架橋ポリスチレン、架橋メチルメタクリレート−スチレン共重合体及びシリコン等の有機重合体粉体が挙げられる。
更に、上記第2樹脂には、メタリック顔料を添加することができる。第2樹脂にメタリック顔料を含有させることにより、所謂メタリック調の樹脂にすることができる。このメタリック顔料としては、アルミニウム微粉末及びパールマイカ等が挙げられる。これらは単独であるいは2つ以上を組み合わせて用いることができる。
第1樹脂を着色透明とする場合、並びに第2樹脂を着色透明又は着色不透明の樹脂とする場合、樹脂と着色材料とを混合することにより得られる。この混合方法は、特に限定されず、公知の混合方法によることができる。
また、樹脂と着色材料との配合割合は、複合樹脂パネルの用途に応じて適宜選択することができる。
ここで、本実施形態1.の複合樹脂パネルとしては、例えば、基板に、この基板の平面に傾斜して互いに平行に複数の帯板が設けられている形態を挙げることができる。
上述の形態において、上記複数の帯板としては、例えば、(1)隣接する一対の帯板のそれぞれの端部が基板の平面方向に離間しており、その離間間隔(s1)が0を超えて10mm以下(好ましくは0.5〜5mm、特に1〜2mm)である形態(例えば、図3参照)、(2)隣接する一対の帯板のそれぞれの端部が基板の平面方向に重なっており、その重なり間隔(s2)が0〜5mm(好ましくは0.05〜2mm、特に0.1〜0.5mm)である形態(例えば、図5参照)等を挙げることができる。
また、本実施形態1.の複合樹脂パネルとしては、例えば、上記第1樹脂が着色透明樹脂であり、上記第2樹脂が不透明樹脂である形態を挙げることができる。これにより、着色透明の基板と不透明の帯板との重なりによって、基板を表面からみて帯板の視界側にある基板の量が増える方向(P)に向かって段々と濃くなるグラデーション模様(m1)が表示される(例えば、図3及び図4参照)。なお、このグラデーション模様の調整は、例えば、上記第1及び第2樹脂の着色濃度、厚さ等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを変更することにより実施することができる。
また、本実施形態1.の複合樹脂パネルとしては、例えば、上記基板の表面には不透明又は着色透明の加飾部材が積層されている形態を挙げることができる。この加飾部材の構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。この加飾部材は、例えば、不透明又は着色透明の第3樹脂からなることができる。この第3樹脂としては、例えば、上記第2樹脂の構成を適用することができる。
また、上記複合樹脂パネルは、例えば、上記第1樹脂及び第2樹脂を同時に押出成形して成形されていることができる。
2.複合樹脂パネルの製造方法
本実施形態2.に係る複合樹脂パネルの製造方法は、上記実施形態1.の複合樹脂パネルの製造方法であって、第1押出機から押し出される上記第1樹脂と第2押出機から押し出される上記第2樹脂とを金型内で合流させ、この金型から押し出される合流物をサイジングダイを通過させて上記複合樹脂パネルを得ることを特徴とする(例えば、図10及び図11参照)。
上記製造方法によると、異形形状の複合樹脂パネルを得ることができる。この異形形状の複合樹脂パネルによる利点としては、例えば、(1)帯板の方向を簡単に識別できるように外観に印、判別形状等を付けることができること、(2)他の複合樹脂パネルに連結できるように連結部を形成できること、(3)本体への装着用の溝、突起を付けることができること、(4)寸法(特に巾寸法)が安定すること、(5)後工程で巾をスリットする必要がないため材料ロスが少ないこと、(6)光または模様を拡散・屈折させ得るように表面に凹凸を付けることができること、(7)中空形状とすることもできること等を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例1により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例1では、本発明に係る「複合樹脂パネル」としてテレビジョン受信機の外枠(即ち、家電製品の外装材)として用いられる形態を例示する。また、参考例では、本発明に係る「複合樹脂パネル」としてフェンスとして用いられる形態を例示する。
<実施例1>
(1)テレビジョン受信機の構成
本実施例に係るテレビジョン受信機1は、図1に示すように、正面矩形状の表示部本体2と、この表示部本体2を支持する支持スタンド3と、を備えている。この表示部本体2は、液晶パネル4により構成される表示画面4aと、この表示画面4aの外周部を覆い液晶パネル4を支持する外枠5と、を有している。この外枠5は、図2に示すように、外枠本体7(本発明に係る「加飾部材」として例示する。)と、この外枠本体7の前面側に取り付けられる平板状の複合樹脂パネル10と、を有している。この外枠本体7は、黒色系の着色材料として、カーボンブラックを加えてなる黒色不透明のアクリル樹脂からなっている。
上記複合樹脂パネル10は、図3に示すように、平板状の基板11と、この基板11に基板11の平面に傾斜して互いに平行に設けられる平板状の複数(図3中に5つ)の帯板12と、を備えている。この基板11は、メタクリル酸メチル系樹脂に、青色系の着色材料として、群青を加えてなる青色透明のアクリル樹脂(本発明に係る「第1樹脂」として例示する。)からなっている。
また、各帯板12は、メタクリル酸メチル系樹脂に、白色系の着色材料として、酸化チタンを加えてなる白色不透明のアクリル樹脂(本発明に係る「第2樹脂」として例示する。)からなっている。また、各帯板12の端縁は基板11の両側の表面に露出している。
上記基板11の厚さt1は約2mmとされている。また、各帯板12の基板11の平面に対する傾斜角度θは約40度とされている。また、各帯板12の厚さt2は約50μmとされている。さらに、複数の帯板12のうちの隣接する一対の帯板12におけるそれぞれの近接する端部は基板の平面方向に離間しており、その離間間隔s1は約1mmとされている。
上記複合樹脂パネル10は、青色透明のアクリル樹脂と白色不透明のアクリル樹脂とを同時に押出成形して成形されている。具体的には、図10及び図11に示すように、第1押出機51から押し出される青色透明のアクリル樹脂51aと第2押出機52から押し出される白色不透明のアクリル樹脂52aとを金型53内で合流させ、この金型53から押し出される合流物53aをサイジングダイ54を通過させ、公知の引取装置55(例えば、キャタピラ式引取機等)で引き取って、青色透明の基板11及び白色不透明の各帯板12を備える上記複合樹脂パネル10が得られることとなる。上記サイジングダイの通過口の横幅は、金型の出口の横幅より小さな値とされている(図11参照)。
(2)テレビジョン受信機の作用
次に、上記構成のテレビジョン受信機1の作用について説明する。
テレビジョン受信機1を利用する利用者が外枠5を正面からみると(図3中に破線矢印で示す。)、複合樹脂パネル10において、傾斜状の複数の帯板12により十分な視界制御機能が発揮されて利用者の視界から外枠本体7が隠された状態となる。そして、青色透明の基板11と傾斜状の白色不透明の各帯板12との重なりによって、基板11を表面からみて各帯板12毎において帯板12の視界側にある基板11の量が増える方向Pに向かって段々と濃くなるグラデーション模様m1(図3及び図4参照)が表示される。
また、図4(a)に示すように、複合樹脂パネル10を正面から真っ直ぐにみると、隣接する一対の帯板12の間に形成される隙間s1を介して黒色不透明の外枠本体7がみえ、表面模様としてグラデーション模様m1に加えて黒色の縞模様m2が表示される。一方、図4(b)に示すように、複合樹脂パネル10を正面やや上方から見下ろしてみると、各帯板12の隙間がなくなり表面模様としてグラデーション模様m1のみが表示される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の複合樹脂パネル10によると、白色不透明の帯板12を、その端縁が青色透明の基板11の表面に露出するように基板11に設けたので、青色透明の基板11と白色不透明の帯板12との重なりによって、基板11を表面からみて十分な視界制御機能を発揮させ得るとともに、基板11と帯板12との色目の違いにより奥行感のある立体的で明確なグラデーション模様m1が表現され意匠性に優れる。特に、本実施例では、基板11に、この基板11の平面に傾斜して互いに平行に複数の帯板12を設けたので、各帯板12に対応して複数のグラデーション模様m1が連続して表現され意匠性を更に高めることができる。
また、本実施例では、基板11の表面に黒色不透明の外枠本体7が積層されているので、複合樹脂パネル10をみる角度によっては、隣接する一対の帯板12の間に形成される隙間を介して外枠本体7が見え、表面模様としてグラデーション模様m1に加えて黒色の縞模様m2が表示される。そのため、表面模様の意匠性を更に高めることができる。
また、本実施例では、青色透明のアクリル樹脂と白色不透明のアクリル樹脂とを同時に押出成形して複合樹脂パネル10を得るようにしたので、更に生産性を高めることができる。
また、本実施例では、基板11及び各帯板12としてアクリル樹脂を採用したので、テレビジョン受信機1の外枠5としての耐候性に優れる複合樹脂パネル10とすることができる。
また、実施例では、基板11の厚さt1を約2mmとし、各帯板12の厚さt2を約50μmとしたので、樹脂使用量を抑えつつより明確なグラデーション模様を表現できる。
また、本実施例では、複数の帯板12のうちの隣接する一対の帯板12のそれぞれの近接する端部を基板11の平面方向に離間させ、その離間間隔s1を約1mmとしたので、各帯板の端部の離間により遮光効果を抑えて可視効果をより高めることができる。
さらに、本実施例では、帯板12の基板11の平面に対する傾斜角度θを約40度としたので、各帯板12により更に十分な視界制御機能を発揮させることができる。
また、本実施例では、第1押出機51から押し出される青色透明のアクリル樹脂51aと第2押出機52から押し出される白色不透明のアクリル樹脂とを金型53内で合流させ、この金型53から押し出される合流物53aをサイジングダイ54を通過させるようにしたので、異形形状の複合樹脂パネル10を得ることができる。
参考例
(1)フェンスの構成
参考例に係るフェンス1’は、図5に示すように、複合樹脂パネル10’を具備している。この複合樹脂パネル10’は、平板状の基板11’と、この基板11’に基板11’の平面に傾斜して互いに平行に設けられる平板状の複数(図中に6つ)の帯板12’と、を備えている。この基板11’は、無色透明の樹脂(本発明に係る「第1樹脂」として例示する。)からなっている。また、各帯板12’は、不透明又は着色透明の樹脂(本発明に係る「第2樹脂」として例示する。)からなっている。また、各帯板12’の端縁は基板11’の両側の表面に露出している。
上記基板11’の厚さt1は約2mmとされている。また、各帯板12’の基板11’の平面に対する傾斜角度θは約40度とされている。また、各帯板12’の厚さt2は約50μmとされている。さらに、複数の帯板12’のうちの隣接する一対の帯板12’のそれぞれの近接する端部は基板11’の平面方向に重なっており、その重なり間隔s2は約0.1mmとされている。なお、上記複合樹脂パネル10’は、上記実施例1の複合樹脂パネル10と略同様にして得られる。
(2)フェンスの作用
次に、上記構成のフェンス1’の作用について説明する。
図6(a)に示すように、フェンス1’即ち複合樹脂パネル10’を正面から真っ直ぐにみると(図5中に破線矢印で示す。)、各帯板12’の間に隙間がないため各帯板12’により遮光効果と視界制御機能とが発揮されて利用者の視界からフェンス1’の向こう側が隠された状態となる。一方、図6(b)に示すように、フェンス1’即ち複合樹脂パネル10’を正面やや下方から見上げてみると、各帯板12の間に形成される隙間を介して光が多く取り入れられると共にフェンス1’の向こう側が見える。
(3)参考例の効果
以上より、本参考例の複合樹脂パネル10’によると、複数の帯板12’のうちの隣接する一対の帯板12’のそれぞれの近接する端部を基板11の平面方向に重ならせ、その重なり間隔s2を約0.1mmとしたので、各帯板12’の端部の重なりにより可視効果を抑えて遮光効果をより高めることができる。
なお、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例1では、隣接する一対の帯板12のそれぞれの近接する端部を基板11の平面方向に所定の離間間隔s1で離間させてなる複合樹脂パネル10を例示したが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、隣接する一対の帯板12’のそれぞれの近接する端部を基板11’の平面方向に所定の重なり間隔s2(例えば、約0.1mm)で重ねてなる複合樹脂パネル10’としてもよい。この場合、上記実施例1と略同様の作用・効果を奏することに加えて、図6(a)に示すように、複合樹脂パネル10を正面から真っ直ぐにみると、各帯板12の間に隙間がないため表面模様としてグラデーション模様m1のみが表示される一方、図6(b)に示すように、複合樹脂パネル10を正面やや下方から見上げてみると、各帯板12の間に形成される隙間を介して黒色不透明の外枠本体7がみえ、表面模様としてグラデーション模様m1に加えて黒色の縞模様m2が表示される。
また、上記実施例1では、基板11に複数の帯板12を設けてなる複合樹脂パネル10を例示したが、これに限定されず、例えば、図7に示すように、基板31に1つの帯板32を設けてなる複合樹脂パネル30としてもよい。この場合であっても、着色透明の基板31と着色不透明の帯板32との重なりによって、基板31を表面からみて十分な遮光機能又は視界制御機能を発揮させ得るとともに、奥行きのある立体的で明確なグラデーション模様m1が表現され意匠性に優れる。
また、上記実施例1では、基板の厚さ方向の略全長にわたって帯板を設ける形態を例示したが、これに限定されず、例えば、図8に示すように、基材41の厚さ方向の一方の表面側41aに帯板42を設け、基材41の厚さ方向の他方の表面側41bをパネルの側端部に設けられる光源(例えば、発光ダイオード等)からの光を導く導光部として用いる複合樹脂パネル40としてもよい。これにより、複合樹脂パネルをイルミネーション部材として好適に使用することができる。この場合、導光部として用いる他方の表面側41bの表面に遮光層43を設けることが好ましい。イルミネーション効果をより高め得るためである。
さらに、上記実施例1では、基板11の表面に黒色不透明の外枠本体7(加飾部材)を積層してなる複合樹脂パネル10を例示したが、これに限定されず、基板11の表面に加飾部材が積層されない複合樹脂パネル10としてもよい。
なお、参考例の複合樹脂パネルとしては、例えば、図9に示すように、着色透明の第1樹脂からなる第1基板21と、この第1基板21に形成された傾斜面21aに当接する傾斜面22aを有し、不透明又は着色透明の第2樹脂からなる第2基板22と、を備える複合樹脂パネル20を挙げることができる。これにより、第1及び第2基板21,22により十分な遮光機能又は視界制御機能を発揮させることができる。また、着色透明の第1基板と不透明又は着色透明の第2基板との重なりによって、第1基板を平面からみると、第1基板21の厚さが大きくなる方向Pに向かって段々と濃くなるグラデーション模様m1が表示される。そのため、表面模様の意匠性を高めることができる。さらに、押出成形等により成形することができるので、従来のような煩雑な塗装作業を必要とせず生産性に優れる。なお、上記第1樹脂及び第2樹脂としては、例えば、上述の実施形態1.の複合樹脂パネルの第1樹脂及び第2樹脂の構成を適用することができる。
上記参考例では、上記第2樹脂は不透明樹脂であることが好ましい。また、第1及び第2基板21,22の縦断面が同じ形状の直角三角形であり、第1及び第2基板21,22の各傾斜面21a,22aの各基板21,22の平面に対する傾斜角Sが1〜20度(好ましくは1〜10度、特に2〜4度)であることが好ましい。第1基材21を表面からみると更に明確な濃淡のグラデーション模様が表示され、表面模様の意匠性を更に高めることができるためである。
<実験例1〜3及び比較例1>
ここで、図13を用いて、実験例1〜3の複合樹脂パネル及び比較例1の樹脂パネルについて透過率とあおり角度との相関を示す測定結果について説明する。なお、本測定では、図12に示すように、変角分光光度計(村上色彩研究所製)を用いてパネルのあおり角度を−65°から65°まで5°刻みで変えて各角度毎の透過率を測定した。
実験例1の複合樹脂パネルとして、アクリル製で無色透明の基板11と、アクリル製で白色不透明の帯板12と、を備えるパネルを採用した。この帯板12は、角度θが30°とされ、隙間s1が0.3mmとされ、厚さが0.6mmとされている(図12参照)。また、実験例2の複合樹脂パネルとして、アクリル製で無色透明の基板11と、アクリル製で白色不透明の帯板12と、を備えるパネルを採用した。この帯板12は、角度θが40°とされ、隙間s1が0.1mmとされ、厚さが0.05mmとされている(図12参照)。また、実験例3の複合樹脂パネルとして、アクリル製で無色透明の基板11と、アクリル製で白色不透明の帯板12と、を備えるパネルを採用した。この帯板12は、角度θが90°とされ、隙間s1が1mmとされ、厚さが1mmとされている(図12参照)。さらに、比較例1の樹脂パネルとして、ASA製で薄緑色透明の基板11のみを備えるパネルを採用した。
実験例1の複合樹脂パネルでは、あおり角度0°で10%を超える透過率であり、緯度35°における冬至から夏至までの太陽の南中高度に相当するあおり角度、約30〜80°(測定値は65°まで)において透過率が高くルーバー効果が極めて顕著に現れている。また、実験例2の複合樹脂パネルでは、あおり角度0°で約1%の透過率であり、緯度35°における冬至から夏至までの太陽の南中高度に相当するあおり角度、約30〜80°(測定値は65°まで)において透過率が高くルーバー効果が極めて顕著に現れている。さらに、実験例3の複合樹脂パネルでは、あおり角度0°で30%を超える透過率であり、あおり角度−20〜20°において透過率が高くルーバー効果が極めて顕著に現れている。これに対して、比較例1の樹脂パネルでは、あおり角度0°で約3%の透過率(最高値)であり、全体として透過率に顕著な差はみられない。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
遮光機能又は視界制御機能を有する複合樹脂パネルとして広く利用される。
1;テレビジョン受信機、5;外枠、7;外枠本体、10,10’,30,40;複合樹脂パネル、11,11’,31,41;基板、12,12’,32,42;帯板、t1;基板の厚さ、t2;帯板の厚さ、θ;帯板の傾斜角度、s1;離間間隔、s2;重なり間隔。

Claims (12)

  1. 着色透明の第1樹脂からなる基板と、
    前記基板に設けられ、不透明の第2樹脂からなる帯板と、を備え、
    前記帯板の端縁は前記基板の表面に露出しており、
    前記基板及び前記帯板の色目の違いによるグラデーション模様を表示可能な化粧部材であり、該化粧部材は、テレビジョン受信機、パーソナルコンピュータ又はゲーム機の化粧部材であることを特徴とする複合樹脂パネル。
  2. 前記基板には、該基板の平面に傾斜して互いに平行に複数の前記帯板が設けられている請求項1記載の複合樹脂パネル。
  3. 前記第1樹脂及び前記第2樹脂のそれぞれは、光拡散剤を含んでいる請求項1又は2に記載の複合樹脂パネル。
  4. 前記基板の表面には不透明又は着色透明の加飾部材が積層されている請求項2記載の複合樹脂パネル。
  5. 家電製品の外装材として用いられる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
  6. 前記第1樹脂及び前記第2樹脂を同時に押出成形して成形されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
  7. 前記第1樹脂及び前記第2樹脂は、それぞれ独立して、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ASA樹脂及びAES樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
  8. 前記基板の厚さ(t1)は0.5〜10mmであり、前記帯板の厚さ(t2)は10μm〜3mmである請求項1乃至7のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
  9. 前記複数の帯板のうちの隣接する一対の帯板のそれぞれの端部は前記基板の平面方向に離間しており、その離間間隔(s1)は0を超えて10mm以下である請求項2記載の複合樹脂パネル。
  10. 前記複数の帯板のうちの隣接する一対の帯板のそれぞれの端部は前記基板の平面方向に重なっており、その重なり間隔(s2)は0〜5mmである請求項2記載の複合樹脂パネル。
  11. 前記帯板の前記基板の平面に対する傾斜角度(θ)は10〜70度である請求項1乃至10のいずれか一項に記載の複合樹脂パネル。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の複合樹脂パネルの製造方法であって、
    第1押出機から押し出される前記第1樹脂と第2押出機から押し出される前記第2樹脂とを金型内で合流させ、該金型から押し出される合流物をサイジングダイを通過させて前記複合樹脂パネルを得ることを特徴とする樹脂複合パネルの製造方法。
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