JP2019091875A - プリント回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな体積を有する放熱構造が内蔵されたプリント回路基板を提供する。【解決手段】プリント回路基板は、絶縁層100と、絶縁層の一面に開放された第1キャビティ200と、第1キャビティ内に、側面が絶縁層と離隔して形成された絶縁柱300と、第1キャビティ内の絶縁柱を除いた領域に形成されるめっき層400と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、プリント回路基板(printed circuit board)に関する。
プリント回路基板に実装される電子部品の集積化及薄型化により、微細パターンが含まれているプリント回路基板においての放熱特性が重要イッシューとなっている。電子部品が含まれているプリント回路基板の場合は、一定温度以上になると誤動作及び不良が起こり、これを制御できる放熱構造を形成する必要がある。現在は、ビア形態の放熱構造をフィル(fill)めっき方式により製造しており、フィルめっき方式により製造できる放熱構造の面積には限界があった。
韓国公開特許第10−2011−0029422号公報
本発明は、放熱構造が形成されたプリント回路基板を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、絶縁層と、上記絶縁層の一面に開放された第1キャビティと、上記第1キャビティ内に、側面が上記絶縁層と離隔するように形成された絶縁柱と、上記第1キャビティ内の上記絶縁柱を除いた領域に形成されるめっき層と、を含むプリント回路基板が提供される。
本発明の他の側面によれば、上下に積層される複数の絶縁層で構成されるプリント回路基板において、上記それぞれの絶縁層は、上記絶縁層を貫通するキャビティと、上記キャビティ内に、側面が上記絶縁層と離隔するように形成された絶縁柱と、上記キャビティ内の上記絶縁柱を除いた領域に形成されるめっき層と、を含むプリント回路基板が提供される。
本発明の実施例に係るプリント回路基板を示す図である。 図1のA−A'線に沿った断面を示す図である。 図1のB−B'線に沿った断面を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板を示す図である。 図11のD−D'線に沿った断面を示す図である。 図11のF−F'線に沿った断面を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板を示す図である。 本発明の実施例に係るプリント回路基板を示す図である。
本発明に係るプリント回路基板の実施例を添付図面を参照して詳細に説明し、添付図面を参照して説明するに当たって、同一または対応する構成要素には同一の図面符号を付し、これに対する重複説明を省略する。
また、以下で使用する「第1」、「第2」等の用語は、同一または対応する構成要素を区別するための識別記号に過ぎず、同一または対応する構成要素が第1、第2等の用語により限定されることはない。
また、「結合」とは、各構成要素間の接触関係において、各構成要素が物理的に直接接触する場合のみを意味するものではなく、他の構成が各構成要素の間に介在され、該他の構成に、構成要素がそれぞれ接触している場合まで包括する概念として使用する。
図1は、本発明の実施例に係るプリント回路基板を示す図であり、図2は、図1のA−A'線に沿った断面を示す図であり、図3は、図1のB−B'線に沿った断面を示す図であり、図4から図10は、本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を示す図である。
図1から図3を参照すると、本発明の実施例に係るプリント回路基板は、絶縁層100と、第1キャビティ200と、絶縁柱300と、めっき層400と、を含む。
絶縁層100は、樹脂等の絶縁物質で組成される資材であって、板状である。絶縁層100の樹脂としては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の様々な素材を用いることができ、具体的にエポキシ樹脂またはポリイミド等を用いることができる。ここで、エポキシ樹脂には、例えば、ナフタレン系エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック系エポキシ樹脂、クレゾールノボラック系エポキシ樹脂、ゴム変性型エポキシ樹脂、環型脂肪族系エポキシ樹脂、シリコン系エポキシ樹脂、窒素系エポキシ樹脂、リン系エポキシ樹脂等があり、これに限定されない。
絶縁層100は、補強材を含むことができ、補強材としては、ガラス繊維(glass cloth)、シリカ等の無機フィラー(filler)等を用いることができる。
絶縁層100は、ガラス繊維が含有されたプリプレグ(Prepreg;PPG)または無機フィラーが含有されたビルドアップフィルム(build up film)であることができる。このビルドアップフィルムとしては、ABF(Ajinomoto Build−up Film)等を用いることができる。
その他にも、絶縁層100は、誘電定数(Dk)及び誘電正接(Df)の低い材料、例えば、LCP(Liquid Crystal Polymer)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)、PPE(Polyphenylene Ether)、COP(Cyclo Olefin Polymer)、PFA(Perfluoroalkoxy)等で形成することができる。
第1キャビティ200は、絶縁層100の一面に開放され、第1キャビティ200は、絶縁層100を厚さ方向に完全に貫通しなくてもよい。以下では、第1キャビティ200が絶縁層100を厚さ方向に一部貫通する場合について説明するが、本発明がこの構造に制限されることはない。
第1キャビティ200は、CNC加工、レーザ加工、フォトリソグラフィ工程等により形成できるが、これに制限されることはない。この第1キャビティ200は、後述するめっき層400が収容される部分となる。
絶縁柱300は、第1キャビティ200内に形成され、絶縁柱300の側面は、絶縁層100と離隔する。すなわち、図2に示すように、絶縁柱300は、第1キャビティ200の内側に島(island)状に形成される。絶縁柱300は、複数形成可能であり、複数の絶縁柱300は、互いに離隔して配置される。
この絶縁柱300は、第1キャビティ200の形成時に、絶縁層100において絶縁柱300を除いた領域を除去することにより形成することができる。この場合、絶縁柱300は、絶縁層100と同じ材料で形成可能である。また、絶縁柱300の高さは、絶縁層100の厚さと実質的に同一であってもよい。ここで、実質的に同一であるとは、許容誤差を含む概念である。
しかし、絶縁柱300が必ずしも絶縁層100と同じ材料で形成される必要はなく、絶縁柱300を別途に製造した後に、第1キャビティ200内に付着することが可能であり、この場合は、絶縁層100と絶縁柱300とを互いに異なる材料で形成することができる。
絶縁柱300は、上面及び下面を有する柱状であって、その下面は、第1キャビティ200の底部に接触する。また、絶縁柱300の上面及び下面の形状は制限されず、四角形、円形、多角形等の様々な形状を有することができ、図1に示すように、絶縁柱300の横断面の形状は、頂点または尖った部分を含むことができ、辺は曲線であることができる。絶縁柱300の横断面においての辺が曲線である場合、絶縁柱300の側面が内側に陥没した曲面であってもよい。
絶縁柱300は、めっき液に含有されているめっき抑制剤Aを吸着することによりめっきが抑制され、これにより、第1キャビティ200内での側面方向へのめっきが抑制され、第1キャビティ200の底面から上方向へのめっきが施されることができる。
第1キャビティ200内での絶縁柱300の占める面積(体積)は最小であることが好ましく、これは、めっき層400の面積(体積)を最大化するためである。上述したように、絶縁柱300の横断面の辺が曲線であり、絶縁柱300の側面が内側に陥没した曲面である場合、絶縁柱300は、尖った部分を有しながら絶縁柱300の面積(体積)を最小化することができる。また、この尖った部分においてのめっき抑制剤Aの吸着率が高くなることができる。
めっき層400は、第1キャビティ200内に形成され、第1キャビティ200を充填するが、絶縁柱300を除いた領域を充填する。めっき層400は、金属からなることができ、放熱特性の向上のために熱伝導率の高い金属で形成されることができる。さらに、めっき層400は、プリント回路基板の回路と同じ金属により形成することができる。
めっき層400は、シード層を含むことができ、シード層は、無電解めっきにより形成される無電解めっき層410であって、2μm以下の厚さを有することができる。また、めっき層400は、電解めっき層420を含むことができ、電解めっき層420は、無電解めっき層410上に形成される。
シード層(無電解めっき層410)は、第1キャビティ200の側面と底部、そして絶縁柱300の側面に全面的に形成され、電解めっき層420は、無電解めっき層410を引込線として電解めっき方式により形成される。
第1キャビティ200内でのめっき層400の占める体積は、絶縁柱300が占める体積よりもずっと大きい。横断面積を考慮しても、めっき層400の占める面積は、絶縁柱300が占める面積よりもずっと大きい。これは、めっき層400が放熱機能を担い、絶縁柱300はめっき層400の形成を補助する構造物であって、最小限の面積のみ必要であるからである。
一方、本発明の実施例に係るプリント回路基板は、第2キャビティ500、電子素子600等をさらに含むことができる。
第2キャビティ500は、絶縁層100の他面に開放され、第1キャビティ200と反対側に位置する。第1キャビティ200が絶縁層100の厚さの一部を占め、第2キャビティ500が絶縁層100の厚さの残りを占めており、第1キャビティ200と第2キャビティ500とは互いに重なるように(連通するように)形成される。第1キャビティ200の横断面積と第2キャビティ500の横断面積とは、互いに同一であるか、第1キャビティ200の横断面積が第2キャビティ500の横断面積より大きくてもよい。第1キャビティ200と第2キャビティ500とが互いに接すると、第2キャビティ500がめっき層400と接することになる。これにより、第1キャビティ200に形成されるめっき層400と、第2キャビティ500に実装される電子素子600とが接触することにより、電子素子600から発生する熱がめっき層400を介して放出され得る。
電子素子600は、第2キャビティ500に実装される素子であって、受動素子、能動素子、集積回路等を含むことができる。電子素子600が接着剤により第2キャビティ500に実装される場合は、電子素子600とめっき層400との間の接着剤により接することができる。この場合、接着剤は熱伝導率の大きい導電性接着剤であってもよい。
以下では、図4から図10を参照して、本発明の実施例に係るプリント回路基板の製造方法を説明する。
図4を参照すると、絶縁層100に第1キャビティ200及び絶縁柱300が形成される。第1キャビティ200及び絶縁柱300は、CNC加工、レーザ加工等により形成可能であり、絶縁柱300の領域を除いた部分を加工することにより、第1キャビティ200を形成できる。また、絶縁層100が感光性である場合は、露光及び現像を含むフォトリソグラフィ工程により第1キャビティ200を形成できる。
図5は、図4のC−C'線に沿った断面を示す図である。図6から図10においてもC−C'の断面の状態を示す。
図5を参照すると、第1キャビティ200は、絶縁層100の厚さ方向の全体を貫通せず、一部のみを貫通しており、絶縁柱300の側面は、絶縁層100と離隔して、複数の絶縁柱300が互いに離隔して配置される。
図6を参照すると、シード層として無電解めっき層410が形成される。無電解めっき層410は、第1キャビティ200の側面、底部、そして絶縁柱300の側面に形成され、絶縁層100の一面にも形成される。すなわち、無電解めっき層410は、第1キャビティ200及び絶縁柱300が形成されている絶縁層100全面に形成される。無電解めっき層410は、銅、チタン等の金属により形成可能である。
図7を参照すると、第1キャビティ200内の無電解めっき層410上に電解めっき層420が形成される。電解めっき層420は、電解めっき方式により形成可能であり、銅等の金属により形成できる。無電解めっき層410を形成するためのめっき液には、めっき抑制剤Aが含有されており、このめっき抑制剤Aは、特定領域での無電解めっき層410の形成を抑制する。めっき抑制剤Aの大部分は、絶縁層100の一面に位置する絶縁層100の表面と、絶縁柱300の表面(図7では、絶縁層100の上面及び絶縁柱300の上面)に吸着され、第1キャビティ200内部にはほとんど吸着されない。これは、絶縁層100においてめっき液と先に接する表面でのめっき抑制剤Aの吸着率が高く、めっき液の流入の深さが深いほど、めっき抑制剤Aの吸着率が低下するからである。その結果、図7に示すように、絶縁層100の一面と、絶縁柱300の(大部分の)側面を除いた表面にめっき抑制剤Aが吸着され、この過程で、めっき抑制剤Aの一部は絶縁層100の上面及び絶縁柱300の上面に近い第1キャビティ200及び絶縁柱300の側面に吸着され得る。このようなめっき抑制剤Aの影響により、無電解めっき層410の側方向への成長は抑制されるものの、めっき抑制剤Aの影響がほとんどない上方向への成長は維持される。このため、無電解めっき層410は、第1キャビティ200の底面から上方向に成長され、めっき層400の側方向への成長は抑制されるので、めっき層400にディンプル(dimple)が発生せず、成長するめっき層400の厚さは比較的均一になる。この方式によりめっき層400を形成する場合、非常に大きな面積上にめっき層400の成長を均一に実施することができ、大きい規模(体積)のめっき層400を形成することができる。
図8を参照すると、無電解めっき層410の成長が完了する。無電解めっき層410は、上方向への成長により絶縁層100の一面まで成長することができる。
図9を参照すると、無電解めっき層410が除去される。無電解めっき層410は、フラッシュエッチング等により除去されるが、この過程で、めっき抑制剤Aも除去され、電解めっき層420の最上部の一部が除去されることにより、めっき層400の厚さの偏差が低減する。
図10を参照すると、第2キャビティ500が形成され、電子素子600が実装される。第2キャビティ500は、めっき層400が第2キャビティ500を介して露出するように形成され、電子素子600はめっき層400に接して実装される。その結果、電子素子600から発生した熱がめっき層400に伝達される。ただし、電子素子600が接着剤により第2キャビティ500内に実装されることも可能であり、この場合は、電子素子600がめっき層400と直接接しなく、接着剤を介して接することができる。しかし、この場合にも接着剤が熱伝導に寄与できるように、導電性接着剤を用いることができる。つまり、いずれの場合にも電子素子600から発生する熱は、めっき層400に伝達される。
一方、第2キャビティ500が必ずしもめっき層400の形成後に形成される必要はない。第1キャビティ200及び第2キャビティ500が先に形成された後に、めっき層400が形成されてもよく、必要によって、第1キャビティ200と第2キャビティ500との間に絶縁層100の一部が残留してもよい。ただし、この場合にも、絶縁層100の残留する上記一部が熱伝達を邪魔しないように最小限の厚さを有する必要がある。
図11は、本発明の実施例に係るプリント回路基板を示す図であり、図12は、図11のD−D'線に沿った断面を示す図であり、図13は、図11のF−F'線に沿った断面を示す図である。
図11から図13に示すプリント回路基板には、図1から図10を参照して説明した内容をそのまま適用することができる。よって、以下では、図1から図10を参照して説明した内容と重複する内容については簡略に説明するが、説明しない部分が本実施例から除外されることはない。
図11を参照すると、本発明の実施例に係るプリント回路基板は、絶縁層100と、第1キャビティ200と、絶縁柱300と、めっき層400と、を含み、金属構造物700をさらに含むことができる。
絶縁層100は、樹脂等の絶縁物質で組成される資材であって、板状である。絶縁層100の樹脂は、図1から図10を参照して説明したものと同様である。
第1キャビティ200は、絶縁層100の一面に開放され、第1キャビティ200は、絶縁層100を厚さ方向に完全に貫通しなくてもよい。必要によって、第1キャビティ200は、絶縁層100を完全に貫通することができる。以下では、第1キャビティ200が絶縁層100を厚さ方向に一部貫通する場合について説明するが、本発明がこの構造に制限されることではない。第1キャビティ200は、CNC加工、レーザ加工、フォトリソグラフィ工程等により形成できるが、これに制限されない。
絶縁柱300は、第1キャビティ200内に形成され、絶縁柱300の側面は、絶縁層100と離隔している。すなわち、図12に示すように、絶縁柱300は、第1キャビティ200の内側に島(island)状に形成されている。絶縁柱300は、複数形成可能であり、複数の絶縁柱300は、互いに離隔して配置される。
絶縁柱300は、絶縁層100と同じ材料で形成することができる。また、絶縁柱300の高さは、絶縁層100の厚さと実質的に同一であってもよい。絶縁柱300は、必ずしも絶縁層100と同じ材料で形成する必要はなく、絶縁層100と絶縁柱300は、互いに異なる材料で形成されることもできる。
絶縁柱300は、上面及び下面を有する柱状であり、その下面は、第1キャビティ200の底部と接触する。また、絶縁柱300の上面及び下面の形状は、制限されず、四角形、円形、多角形等の様々な形状を有することができ、絶縁柱300の横断面の形状は、頂点または尖った部分を有することができ、辺は曲線であることができる。絶縁柱300の横断面の辺が曲線である場合は、絶縁柱300の側面が内側に陥没した曲面を有することができる。
めっき層400は、第1キャビティ200内に形成され、第1キャビティ200を充填するが、絶縁柱300を除いた領域を充填する。めっき層400は、金属により形成可能であり、放熱特性の向上のために熱伝導率の高い金属で形成することができる。または、めっき層400は、プリント回路基板の回路と同じ金属により形成可能である。
めっき層400は、シード層を含むことができ、シード層は、無電解めっきにより形成される無電解めっき層410であって、2μm以下の厚さを有することができる。また、めっき層400は、電解めっき層420を含むことができ、電解めっき層420は、無電解めっき層410上に形成される。シード層(無電解めっき層410)は、第1キャビティ200の側面と底部、そして絶縁柱300の側面に全面的に形成され、電解めっき層420は、無電解めっき層410を引込線として電解めっき方式により形成される。
金属構造物700は、めっき層400上に形成され、プリント回路基板の放熱に関与する個体の表面積を増加させるものである。金属構造物700は、めっき層400と接触し、絶縁柱300をカバーしない。絶縁柱300が複数形成される場合、金属構造物700は、複数の絶縁柱300の間に形成されることができる。
図11及び図12では、金属構造物700が長い直方体状に示されているが、この形状に限定されない。金属構造物700もめっき層400と同様に、めっき方式により形成可能であり、無電解めっき層410と電解めっき層420とを含むことができる。また、金属構造物700は、めっき層400と同じ金属で形成可能であり、例えば、めっき層400と金属構造物700は両方とも銅で形成されることができる。
本発明の実施例に係るプリント回路基板は、第2キャビティ500及び電子素子600等をさらに含むことができる。
第2キャビティ500は、絶縁層100の他面に開放され、第1キャビティ200と反対側に位置する。第1キャビティ200が絶縁層100の厚さの一部を占め、第2キャビティ500が絶縁層100の厚さの残りを占めて、第1キャビティ200と第2キャビティ500とは、互いに重なるように(連通するように)形成される。第1キャビティ200の横断面積と第2キャビティ500の横断面積とは、互いに同一であるか、第1キャビティ200の横断面積が第2キャビティ500の横断面積より大きくてもよい。
第1キャビティ200と第2キャビティ500とが互いに接すると、第2キャビティ500がめっき層400と接することになる。これにより、第1キャビティ200に形成されるめっき層400と、第2キャビティ500に実装される電子素子600とが接触することになり、電子素子600から発生する熱がめっき層400及び金属構造物700を介して放出されることができる。
電子素子600は、第2キャビティ500に実装される素子であって、受動素子、能動素子、集積回路等を含むことができる。電子素子600が接着剤により第2キャビティ500に実装される場合は、電子素子600とめっき層400との間に接着剤を介して接することができる。この場合、接着剤としては、熱伝導率の大きい導電性接着剤を用いることができる。
図14及び図15は、本発明の他の実施例に係るプリント回路基板を示す図である。図14及び図15に示すプリント回路基板では、第1キャビティが絶縁層100を厚さ方向に完全に貫通しており、第2キャビティが存在しない。以下では、第1キャビティを「キャビティ」と称し、上述した説明と重複する説明を省略し、上述した実施例との差異点を中心にして説明する。
図14を参照すると、キャビティ200が絶縁層100を厚さ方向に完全に貫通し、めっき層400の厚さが絶縁層100の厚さと実質的に同一である。
絶縁柱300は、めっき層400の内側に埋め込まれている。絶縁柱300の上面・下面は、キャビティ200を介して露出することができる。
絶縁層100上には、電子素子600が実装されることも可能であり、電子素子610は、(i)絶縁層100上の絶縁材110の内部に内蔵されるか、または(ii)絶縁材110上に実装することができる。
図14には、電子素子610が絶縁材110上に実装される(ii)の例が示されている。いずれの場合でも、電子素子610とめっき層400とは、放熱ビア800を介して接続することができる。
放熱ビア800は、電子素子610とめっき層400とを接続するために絶縁材110を貫通するビアであって、電子素子610及びめっき層400のすべてと接触する。放熱ビア800は、電気信号を伝達する役割よりも、電子素子610から発生した熱をめっき層400に伝達する役割がより大きい。よって、放熱ビア800は、回路領域に形成されている一般のビアよりも大きい体積を有することができる。
放熱ビア800は、複数形成され、複数のビアが1つのパッドにより接続可能であり、絶縁材110が複数である場合は、各絶縁材110毎に放熱ビア800が形成され、互いに異なる絶縁材110に形成されている放熱ビア800は、互いに重なるように配列されるスタック(stack)構造を有することができる。
図15を参照すると、キャビティ200が絶縁層100を厚さ方向に完全に貫通し、めっき層400の厚さが絶縁層100の厚さと実質的に同一である。
絶縁柱300は、めっき層400の内側に埋め込まれている。絶縁柱300の上面・下面はキャビティ200を介して露出することができる。
また、電子素子620は、絶縁層100内に実装されず、絶縁層100上に実装されており、ただし、めっき層400と接触するように配置される。
具体的に、プリント回路基板は、上下に積層される複数の絶縁層100で構成され、それぞれの絶縁層100は、絶縁層100を貫通するキャビティ200と、キャビティ200内に、側面が上記絶縁層100と離隔して形成された絶縁柱300と、キャビティ200内の上記絶縁柱300を除いた領域に形成されるめっき層400と、を含む。
この場合、電子素子620は、複数の絶縁層100のうち、最外層(最上層または最下層)に位置する絶縁層100'のめっき層400上に接触するように実装され、互いに異なる絶縁層100に形成されためっき層400は、互いにスタックされて熱伝達が容易になるように設計できる。図15には、互いに異なる絶縁層100に形成された絶縁柱300がスタック(stack)構造に示されているが、これに制限されない。
以上、本発明の一実施例について説明したが、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載した本発明の思想から逸脱しない範囲内で、構成要素の付加、変更、削除または追加等により本発明を様々にに修正及び変更することができ、これも本発明の権利範囲内に含まれるものといえよう。
100、100' 絶縁層
110 絶縁材
200 第1キャビティ
300 絶縁柱
400 めっき層
410 無電解めっき層
420 電解めっき層
500 第2キャビティ
600、610、620 電子素子
700 金属構造物
800 放熱ビア
A めっき抑制剤

Claims (16)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層の一面に開放された第1キャビティと、
    前記第1キャビティ内に、側面が前記絶縁層と離隔して形成された絶縁柱と、
    前記第1キャビティ内の前記絶縁柱を除いた領域に形成されるめっき層と、
    を含むプリント回路基板。
  2. 前記絶縁柱は、前記絶縁層と同じ絶縁物質で形成される請求項1に記載のプリント回路基板。
  3. 前記絶縁柱は、複数形成されており、前記複数の絶縁柱は、互いに離隔して配置される請求項1または2に記載のプリント回路基板。
  4. 前記めっき層は、
    無電解めっき層と、
    前記無電解めっき層上に形成される電解めっき層と、を含み、
    前記無電解めっき層は、前記第1キャビティの側面、底面及び前記絶縁柱の側面に形成される請求項1から3のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
  5. 前記絶縁層の他面に開放される第2キャビティと、
    前記第2キャビティ内に実装される電子素子と、をさらに含む請求項1から4のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
  6. 前記第2キャビティは、前記めっき層と接する請求項5に記載のプリント回路基板。
  7. 前記絶縁柱の体積は、前記めっき層の体積よりも小さい請求項1から6のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
  8. 前記絶縁柱の横断面積は、複数の頂点を有する図形であり、
    前記絶縁柱の側面は、内側に陥没した曲面である請求項1から7のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
  9. 前記めっき層上に形成される金属構造物をさらに含む請求項1から8のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
  10. 前記絶縁柱は、複数形成され、
    前記金属構造物は、前記複数の絶縁柱の間に形成される請求項9に記載のプリント回路基板。
  11. 前記金属構造物は、前記めっき層を形成する金属と同じ金属により形成される請求項9または10に記載のプリント回路基板。
  12. 前記絶縁層の一面に積層される絶縁材と、
    前記絶縁材の内部または前記絶縁材上に実装される電子素子と、
    前記絶縁材を貫通し、前記電子素子と前記めっき層とを接続する放熱ビアと、をさらに含む請求項1から11のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
  13. 前記第1キャビティは、前記絶縁層の一面及び他面に開放され、
    前記めっき層の厚さは、前記絶縁層の厚さと同一である請求項12に記載のプリント回路基板。
  14. 上下に積層される複数の絶縁層で構成されるプリント回路基板において、
    それぞれの前記絶縁層は、
    前記絶縁層を貫通するキャビティと、
    前記キャビティ内に、側面が前記絶縁層と離隔して形成された絶縁柱と、
    前記キャビティ内の前記絶縁柱を除いた領域に形成されるめっき層と、
    を含むプリント回路基板。
  15. 前記複数の絶縁層のうち、最外層に位置する絶縁層のめっき層上に接触するように実装される電子素子をさらに含む請求項14に記載のプリント回路基板。
  16. 互いに異なる絶縁層に形成されためっき層は、互いに接触する請求項14または15に記載のプリント回路基板。
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