JP2019090632A - Ic検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検査ICとバイパスコンデンサとの間の電気的距離を従来よりも短くすると共にメンテナンスフリーを実現するIC検査装置を提供することを目的とする。【解決手段】この目的を達成するため、被検査ICの電気特性検査を行うIC検査装置であって、検査用回路基板と、当該被検査ICと当該検査用回路基板とを中継するインターポーザーとを備え、当該インターポーザーが、当該被検査ICのリード端子が当接するリジット基板からなり、当該リジット基板は、バイパスコンデンサを備えることを特徴とするIC検査装置を採用する。【選択図】図1

Description

本件出願に係る発明は、IC検査装置に関する。
従来より、電子デバイスであるIC(半導体集積回路素子)は、高集積化及び高機能化が図られており、それが故に電子機器等に実装される前に電気特性の検査が行われている。ここで、被検査ICの電気特性検査を行う場合には、当該被検査ICから突出するリード端子と検査用回路基板の接続端子とを離脱可能な状態で電気的にしっかりと接続する必要がある。そこで、従来より、被検査ICの電気特性検査を行う際には、当該被検査ICと当該検査用回路基板との間に中継部品を介在させ、これら被検査ICと検査用回路基板との間の電気的接続を確実に行うこととしている。
例えば、従来より、被検査ICの電気特性検査を行う際には、特許文献1に示すような当該被検査ICを固定するための収容部を備えるICソケットを用いて、当該被検査ICと検査用回路基板との間の電気的接続を確実に行えるような試みがなされている。特許文献1には、被検査ICのリード端子が当該被検査ICの側方で外部回路と接続するように配設されているフラットタイプのものに用いるICソケットに関し、当該リード端子を挟持して被検査ICをICソケット本体に係止する一対の挟持片を有するコンタクトピンを備えたICソケットが開示されている。
また、特許文献1とは別のICソケットを用いた従来のIC検査装置の構成を図5に例示する。図5には、QFPと称されるパッケージ形態の被検査IC100を示す。図5に示す従来のIC検査装置50では、被検査IC100と検査用回路基板80との間に中継部品として、上述したICソケット60の他に、当該ICソケット60と接続して当該被検査IC100と当該検査用回路基板80とを電気的にしっかりと接続するためのアダプタ70が含まれる。このように、被検査IC100と検査用回路基板80との間に当該アダプタ70を介在させることで、当該検査用回路基板80に所定の検査電圧が供給された場合に、当該被検査IC100の電気特性検査を長時間に亘り正常に行うことが可能となる。
上述したような、被検査IC100の電気特性検査を行う際、従来よりバイパスコンデンサ(所謂「パスコン」)90が必須の構成とされる。被検査IC100の電気特性検査を高い精度で行うためには、安定した検査電圧の供給が必要であるが、当該被検査IC100への電源経路にノイズが加わると検査電圧に微小な電圧変動が生じて高精度の検査を安定して行うことが出来なくなる。しかしながら、パスコン90を当該被検査IC100の電源経路とGND経路の間に設置することで、当該電源経路に生じたノイズをGND経路に流し、当該ノイズが当該被検査IC100に流れるのを抑制することが出来る。
特開昭62−93964号公報
しかし、従来のIC検査装置50は、図5に示す如く、被検査IC100とパスコン90との間に中継部品としてICソケット60及びアダプタ70が介在されるため、当該被検査IC100と当該パスコン90との間の電気的距離が長くなる。そのため、従来のIC検査装置50では、パスコン90で当該パスコン90に至るまでの電源経路において生じたノイズを抑制したとしても、当該パスコン90より当該被検査IC100側においてノイズが発生し易くなる。ここで、図6には、図5に示す構成の検査装置を用いた場合のパスコンから被検査ICに至るまでの電源経路を示す。図6に示す如く、従来のIC検査装置50の構成では、パスコン90から被検査IC100に至るまでの電源経路が、検査用回路基板80に備わるスルーホール81、アダプタ70に備わるスプリングコネクタピン71、及びICソケット60に備わる係止コンタクト部品62からなり、多くの部品により形成されるため当該電源経路の長さが10cmにおよぶ場合もあり、ノイズが高精度の検査に悪影響を及ぼしてしまう。
また、従来のIC検査装置50では、係止コンタクト部品62により、ICソケット60に被検査IC100のリード端子101を押圧して、当該被検査IC100のリード端子101とICソケット60の接続端子61とを電気的に接続させていた。しかし、この係止コンタクト部品62は、一般的に、図6に示す如く湾曲状のバネ部の付勢力を利用したものであり、使用回数の増大に伴い、当該バネ部にヘタレが生じたり当該被検査IC100のリード端子101を押さえる部分に摩耗が生じ易い。当該係止コンタクト部品62にこのような現象が生じると、当該被検査IC100のリード端子101と当該ICソケット60の接続端子61との電気的接続が確実に行えなくなり、精度の高い検査を行うことが困難となる。よって、この場合には当該係止コンタクト部品62を新しいものに交換する必要がある。また、ICソケット60に関しても、被検査IC100の装脱着回数がおよそ4〜5万回を超えたあたりから当該係止コンタクト部品62との接触部分に摩耗が生じ易く、新しいものに交換する必要性が生じる。
本件発明は、このような事情に基づいてなされたもので、被検査ICとバイパスコンデンサとの間の電気的距離を従来よりも短くすると共にメンテナンスフリーを実現するIC検査装置を提供することを目的とする。
本件発明に係るIC検査装置は、被検査ICの電気特性検査を行うIC検査装置であって、検査用回路基板と、当該被検査ICと当該検査用回路基板とを中継するインターポーザーとを備え、当該インターポーザーが、当該被検査ICのリード端子が当接するリジット基板からなり、当該リジット基板は、バイパスコンデンサを備えることを特徴とする。
本件発明に係るIC検査装置によれば、被検査ICとパスコンとの間の電気的距離を従来よりも短くすると共にメンテナンスフリーを実現することが出来る。従って、本件発明に係るIC検査装置によれば、被検査ICとパスコンとの間の電源経路に生じるノイズを従来よりも軽減させて、高精度な電気特性検査を長期間に亘り安定して行うことが出来る。
本件発明の一実施形態に係るIC検査装置の構成を示す図である。 本件発明の一実施形態に係るICソケットを説明するための断面図である。 実施例のIC検査装置を用いて被検査ICの出力側の電極パッド部における電圧変動をシミュレーションした結果を示す図である。 比較例のIC検査装置を用いて被検査ICの出力側の電極パッド部における電圧変動をシミュレーションした結果を示す図である。 従来の一実施形態に係るIC検査装置の構成を示す図である。 図5に示す構成の検査装置を用いた場合のパスコンから被検査ICに至るまでの電源経路を示す図である。
以下、図を用いながら、本件発明に係るIC検査装置について説明する。
図1,2に示すように、本件発明に係るIC検査装置1は、被検査IC100の電気特性検査を行うために用いられ、検査用回路基板4と、当該被検査IC100と当該検査用回路基板4とを中継するインターポーザー2とを備えたものである。以下に、これら構成について説明する。
<検査用回路基板>
本件発明の検査用回路基板4は、被検査IC100と電気的に接続して、当該被検査IC100について電気特性に関する不具合の有無を確認する配線回路が備わる。また、本件発明の検査用回路基板4は、当該被検査IC100から突出したリード端子101と電気的接続がされる接続端子4aを備え、所定の検査電圧を供給すると共に、当該被検査IC100についての短絡等による異常検出信号等を送出する。なお、本件発明に係るIC検査装置1を用いて検査する被検査IC100は、その形態に関して特に限定されない。例えば、QFP(Quad Flat Package)、SOP(Small Outline Package)、SSOP(Shrink Small Outline Package)等のように、パッケージの一面に外部接続用の端子を複数露出させた表面実装型を用いることが出来る。
<インターポーザー>
本件発明のインターポーザー2は、被検査IC100に備わるリード端子101の間隔を検査用回路基板4の接続端子4a間隔に変換する中継部品であり、パスコン3を備えて、当該被検査IC100のリード端子101に接触可能に配置される。本件発明のインターポーザー2は、配線回路パターンを自由に設定出来るため、被検査IC100と検査用回路基板4との端子間ピッチが異なる場合でもこれら被検査IC100と検査用回路基板4との電気的接続を確実に行い、電気特性検査を正常に行うことが出来る。
また、本件発明のインターポーザー2は、配線回路パターンを自由に設定可能であるため、上述したパスコン3を被検査IC100と上述した検査用回路基板4との間に配置するためのスペースを確保することが出来る。すなわち、本件発明のインターポーザー2によれば、当該パスコン3を被検査IC100の直近に配置することが可能となるため、当該被検査IC100と当該パスコン3との間の電気的距離について更なる短縮化を図ることが出来る。従って、本件発明に係るIC検査装置1は、当該インターポーザー2を用いることにより、ノイズが当該被検査IC100に伝わるのを効果的に防いで電気特性検査の高精度化を図ることが出来る。
そして、本件発明のインターポーザー2は、リジット(硬質)基板からなるものである。本件発明のインターポーザー2は、リジット基板からなることで撓み難く、被検査IC100のリード端子101を直接的に接触させた場合でも当該リード端子101との電気的接続を長時間に亘り良好な状態に維持することが出来る。よって、本件発明のインターポーザー2によれば、電気特性検査を長期間安定して高い精度で行うことができ、近年の高集積化及び高機能化により端子間ピッチが狭くなった被検査IC100にも対応することが出来る。更に、本件発明のインターポーザー2は、リジット基板からなることで、撓みによる端子ピッチの変動が生じ難くなるため、従来のように被検査IC100と検査用回路基板4との間に上述したICソケット60等の中継部品を別途介在させる必要がなくなり、IC検査装置1の小型化及びメンテナンスフリーの実現を図ることが出来る。なお、本件発明のインターポーザー2の基材としては、例えばセラミックス、ポリイミド、ガラスエポキシ等の材質を採用することが出来る。
ここで、本件発明のインターポーザー2は、配線回路付きガラス基板からなることも好ましい。ガラス基板は、平滑性、加工性、可視光透過性、電気絶縁性等の特性に優れることから、IC検査装置1として好適に用いることが出来る。ガラス基板の材質に関しては、電気的絶縁性を発揮する限り特に限定されないが、コスト面や入手容易性を考慮するとホウケイ酸ガラスやソーダ石灰ガラス等を用いることが好ましい。なお、このガラス基板の厚さやサイズに関しても、特段の制限はなく、市場の要求に応じて適宜選択出来る。
ガラス基板の表面に導電金属層を形成する方法としては、無電解めっき法、物理蒸着法、無電解めっき法等を採用することが出来る。また、予めガラス基板の表面にゾル−ゲル法を用いてセラミックス材等からなる多孔質皮膜を形成し、その表面に導電金属層を設けることも出来る。当該多孔質皮膜を予めガラス基板の表面に形成することでアンカー効果が得られ、当該導電金属層をガラス基板により強固に密着させることが出来る。
配線回路付ガラス基板は、ガラス基板の表面に導電金属層を設けた後、常法に基づき当該導電金属層にエッチングレジストを設けて、エッチングパターンを露光し、現像して、エッチング加工を行い回路形成することで得ることが出来る。例えば、当該導体金属層は、銅や銅合金、ニッケルやニッケル合金等の材質とすることが出来る。
以上に本件発明に係るIC検査装置1を構成する検査用回路基板4及びインターポーザー2について説明したが、本件発明に係るIC検査装置1は、図2に示す如く、ICソケット10を更に構成に備えることも出来る。当該ICソケット10は、被検査IC100及び当該インターポーザー2を固定する収容部11aを備え、これら被検査IC100及び当該インターポーザー2を上述した検査用回路基板4と電気的に接続可能な構造を有するものである。当該ICソケット10は、当該インターポーザー2を被検査IC100のリード端子101に向けて押圧付勢すると共に当該インターポーザー2と当該検査用回路基板4との間の電気的接続を行うスプリングコネクタピン5と、当該リード端子101の当該インターポーザー2から離間する方向への移動を防止するリード端子係止部13とを備えたものとすることが出来る。
本件発明に係るIC検査装置1は、上述したICソケット10を更に構成に備えることで、被検査IC100と上述した検査用回路基板4との間における電気的接続をより確実に行うことが出来る。特に、本件発明のICソケット10は、インターポーザー2に備わる全ての接続端子2aが略均一に被検査IC100の対応するリード端子101に押し当てられるよう当該スプリングコネクタピン5を当該インターポーザー2の外縁に所定間隔毎に配することで、局所的に付勢力がかかるのを防ぎ、検査精度を向上させることが出来る。また、本件発明のICソケット10は、このようなスプリングコネクタピン5を備えることで、当該ICソケット10と当該検査用回路基板4との物理的距離を短くして、従来よりもIC検査装置1の小型化を図ることが出来る。
また、本件発明のICソケット10は、上述したスプリングコネクタピン5を備えることで、図5に示す従来のICソケット60のような係止コンタクト部品62を用いなくとも被検査IC100と検査用回路基板4との電気的接続を安定して確保することが出来る。本件発明のスプリングコネクタピン5は、先端部5a,5aがバネ5bにより直進的にストローク動作する構造を備えたものであるため、従来の係止コンタクト部品62に比べてヘタレや摩耗が生じ難い。また、本件発明のICソケット10は、当該スプリングコネクタピン5の先端部5aをリジット基板からなるインターポーザー2に接触させるため、従来のようにICソケット10が摩耗損傷する現象も生じ難い。
ここで、本件発明のICソケット10は、その形状に関して特に限定されず、被検査IC100の種類や形状等に応じて変更することが出来る。例えば、本件発明のICソケット10は、ICソケット本体11と当該ICソケット本体11に脱着自在なICソケット蓋体12とから構成されたものとすることも出来る。この場合、当該ICソケット10は、図2に例示するように、当該ICソケット蓋体12に上述したリード端子係止部13を設け、当該ICソケット蓋体12を当該ICソケット本体11に装着した場合に、当該ICソケット本体11に収容された被検査IC100及び上述したインターポーザー2が当該ICソケット本体11から脱離するのを防ぐ構成とすることが出来る。当該ICソケット蓋体12を当該ICソケット本体11に装着させる方法に関しては、特に限定されず、当該ICソケット蓋体12を当該ICソケット本体11に回転可能に軸支させる等して検査効率の向上を図ることも出来る。また、当該ICソケット10は、その材質に関して特に限定されず、例えば所望の形状を安価に製造するために樹脂材料で製造することも出来る。
本件発明のICソケット10は、上述した構成を備えることで、IC検査装置1の大型化を極力招かずに、被検査IC100とインターポーザー2との間の電気的接続を安定且つ確実に行うことが出来る。
以上に、本件発明に係るIC検査装置1について説明したが、以下に本件発明の実施例を示し、本件発明をより詳細に説明する。なお、本件発明はこれらの例により何ら限定されるものではない。
本実施例では、被検査ICの電源経路に生じるノイズの確認を行うに際して、図2に示す構成と同じ構成のIC検査装置1を採用した。具体的に、本実施例では、パスコン3を接続したリジット基板からなるインターポーザー2を被検査IC100に隣接配置したIC検査装置1を用いた。また、本実施例で用いる被検査IC100は、図5に示す被検査IC100と同じく、薄板構造のパッケージ本体の四方の縁部からL字形状の外部リード端子を突出したQFP(クアッドフラットパッケージ)と称される表面実装型ICとした。
そして、本実施例では、被検査IC100の電源経路に生じるノイズの確認を行うに際し、当該被検査IC100の出力側の電極パッド部でどの程度の電圧変動が生じるかシミュレーションを行った。このシミュレーションでは、検査電圧を5Vとし、当該被検査IC100の消費電流を2A、1A、0.5Aと設定した場合における電圧変動を確認した。また、本実施例では、本シミュレーション行うに際し、高周波用パスコンとしての効果をみるために、被検査IC100への供給電流の立ち上げ及び立ち下げ時間を5μSと急峻に設定した。
図3には、上述した本実施例の条件に基づきシミュレーションを行って得られた電圧波形を示した。図3より、本実施例のIC検査装置1を用いたときの最大電圧変動は、ICの消費電力が2Aのときに約0.5V(+0V、−0.5V)であった。また、本実施例のIC検査装置1を用いたときは、被検査IC100への供給電流の立ち上げ及び立ち下げに対して、出力側の電圧が高い応答性で変化した。
比較例
本比較例では、上述した実施例と対比すべく、被検査IC100の電源経路に生じるノイズの確認を行うに際して、図5に示す構成と同じ構成のIC検査装置50を採用した。具体的に、本比較例では、被検査IC100と検査用回路基板80との間にアダプタ70を介在させ、当該被検査IC100とパスコン90との間の電気的距離が実施例よりも長い構成のIC検査装置50を用いた。また、本比較例で用いる被検査IC100は、実施例と同じものを用いた。
そして、本比較例では、上述した実施例と同じ条件でシミュレーションを行った。図4には、上述した本比較例の条件に基づきシミュレーションを行い、得られた電圧波形を示した。図4より、本比較例のIC検査装置50を用いたときの最大電圧変動は、ICの消費電力が2Aのときに約0.9V(+0.2V、−0.7V)であった。また、本比較例のIC検査装置50を用いたときは、被検査IC100への供給電流の立ち上げ及び立ち下げに対して、出力側の電圧が低い応答性で変化した。
<実施例と比較例との対比>
図3,4に示すように、ICの消費電力が2Aのときの最大電圧変動が、比較例では約0.9V(+0.2V、−0.7V)であったのに対して、実施例では約0.5V(+0V、−0.5V)に改善した。この結果より、比較例よりも実施例のIC検査装置1を用いた方が、被検査IC100の出力側の電極パッド部での電圧変動が小さくなり、被検査IC100の電源経路に生じるノイズを軽減させて高精度な電気特性検査を行えることが分かった。また、比較例よりも実施例のIC検査装置1を用いた方が、被検査IC100への供給電流の立ち上げ及び立ち下げに対して出力側の電圧が高い応答性で変化し、高周波ICを検査する場合でも好適であることが理解出来る。
以上のことから、本件発明に係るIC検査装置1によれば、従来構成のIC検査装置50に比べ、パスコン3から被検査IC100に至るまでの電源経路における寄生インダクタンス等に起因するMHz帯域のノイズの発生を効果的に抑制して、検査精度の向上を十分に図れることが分かった。
本件発明に係るIC検査装置によれば、パスコンが被検査ICの電源経路におけるノイズの発生を効果的に抑制して、検査精度の向上を十分に図ることが出来る。また、本件発明に係るIC検査装置は、被検査ICの装脱着時に摩耗やヘタレが起こり難いため、メンテナンスフリーを実現することが出来る。従って、本件発明に係るIC検査装置は、近年の高集積化及び高機能化したICであっても長期間に亘り高精度で電気特性検査を行うことができ、高品質のICを安定して提供することが出来る。
1 IC検査装置
2 インターポーザー
2a 接続端子(インターポーザー)
3 バイパスコンデンサ(パスコン)
4 検査用回路基板
4a 接続端子(検査用回路基板)
5 スプリングコネクタピン
10 ICソケット
11 ICソケット本体
12 ICソケット蓋体
13 リード端子係止部
50 IC検査装置(従来)
60 ICソケット
61 接続端子(ICソケット)
62 係止コンタクト部品
70 アダプタ
71 スプリングコネクタピン
80 検査用回路基板
81 スルーホール
90 バイパスコンデンサ(パスコン)
100 被検査IC
101 リード端子

Claims (4)

  1. 被検査ICの電気特性検査を行うIC検査装置であって、
    検査用回路基板と、当該被検査ICと当該検査用回路基板とを中継するインターポーザーとを備え、
    当該インターポーザーが、当該被検査ICのリード端子が当接するリジット基板からなり、
    当該リジット基板は、バイパスコンデンサを備えることを特徴とするIC検査装置。
  2. 前記バイパスコンデンサは、前記被検査ICと前記検査用回路基板との間に配置された請求項1に記載のIC検査装置。
  3. 前記インターポーザーは、配線回路付きガラス基板である請求項1又は請求項2に記載のIC検査装置。
  4. 前記被検査IC及び前記インターポーザーを固定する収容部を備え、
    当該インターポーザーを当該被検査ICのリード端子に向けて押圧付勢すると共に当該インターポーザーと前記検査用基板との間の電気的接続を行うスプリングピンと、
    当該リード端子の当該インターポーザーから離間する方向への移動を防止するリード端子係止部とを備えたICソケットを備えた請求項1〜請求項3のいずれかに記載のIC検査装置。
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