JP2019089668A - シリコン単結晶の製造装置および製造方法 - Google Patents

シリコン単結晶の製造装置および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコン単結晶の中心軸と直交する断面における抵抗率分布の均一性を向上できるシリコン単結晶の製造装置の提供。【解決手段】フローティングゾーン法を用いたシリコン単結晶の製造装置1は、シリコン原料素材SLを加熱して得られた溶融帯域Mを凝固させてシリコン単結晶SMの成長を行う機能を有し、略円環状の下面の外縁が当該下面の内縁よりも下側に位置する形状に形成された誘導加熱コイル41と、溶融帯域Mにドープガスを吹き付けるドープガス吹付手段6と、溶融帯域Mにおけるドープガスの供給位置よりも下方の外周部に冷却ガスを吹き付ける冷却ガス吹付手段7とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、シリコン単結晶の製造装置および製造方法に関する。
シリコン単結晶の製造方法として、フローティングゾーン法が知られている。
フローティングゾーン法とは、多結晶シリコンからなる原料ロッドの一部を誘導加熱コイルで加熱して溶融帯域を形成し、溶融帯域を表面張力で支えながら溶融帯域の上方および下方にそれぞれ位置する原料ロッドおよびシリコン単結晶を下方に移動させることにより、シリコン単結晶を徐々に成長させる方法である。
このようなフローティング法を用いたシリコン単結晶製造装置の誘導加熱コイルとして、下面の外縁が当該下面の内縁よりも下側に位置する形状に形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−177254号公報
しかしながら、特許文献1のような装置でシリコン単結晶を成長させると、外周部にドーパントが十分に取り込まれず、外周部の抵抗率が中心部の抵抗率よりも高くなってしまい、シリコン単結晶の中心軸と直交する断面における抵抗率分布の均一性が悪くなるおそれがある。
本発明の目的は、シリコン単結晶の中心軸と直交する断面における抵抗率分布の均一性を向上できるシリコン単結晶の製造装置および製造方法を提供することにある。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、以下の知見を得た。
図6に示すように、シリコン単結晶SMの成長中において、溶融帯域Mにおける二点鎖線で示す外周部M1から、誘導加熱コイル41の下面412までの最短距離D1は、他の部分から下面412までの最短距離よりも短くなっている。このため、外周部M1は、その内側の部分よりも高温になり、上下方向の温度勾配も当該内側の部分よりも大きくなる。そして、当該温度勾配に起因して強い対流C10が発生する。また、対流C10の他にも、溶融帯域Mの温度分布に対応する対流Cが発生している。
外周部M1に強い対流C10が発生すると、外周部M1におけるドープガスの拡散境界層が薄くなり、外周部M1に取り込まれるドープガス量が減少する。その結果、外周部M1の抵抗率が高くなり、抵抗率分布の均一性が悪くなってしまうと推測した。
本発明者は、以上の知見に基づき本発明を完成させた。
すなわち、シリコン単結晶の製造装置は、フローティングゾーン法を用いたシリコン単結晶の製造装置であって、シリコン原料素材を加熱して得られた溶融帯域を凝固させてシリコン単結晶の成長を行う機能を有し、略円環状の下面の外縁が当該下面の内縁よりも下側に位置する形状に形成された誘導加熱コイルと、前記溶融帯域にドープガスを吹き付けるドープガス吹付手段と、前記溶融帯域における前記ドープガスの供給位置よりも下方の外周部に冷却ガスを吹き付ける冷却ガス吹付手段とを備えていることを特徴とする。
本発明のシリコン単結晶の製造方法は、フローティングゾーン法を用いたシリコン単結晶の製造方法であって、シリコン原料素材を加熱して得られた溶融帯域を凝固させてシリコン単結晶の成長を行う機能を有し、略円環状の下面の外縁が当該下面の内縁よりも下側に位置する形状に形成された誘導加熱コイルを用い、前記溶融帯域にドープガスを吹き付けるとともに、前記溶融帯域における前記ドープガスの供給位置よりも下方の外周部に冷却ガスを吹き付けて、前記外周部を冷却しつつ前記シリコン単結晶を成長させることを特徴とする。
本発明によれば、溶融帯域におけるドープガスの供給位置よりも下方の外周部に冷却ガスを吹き付けて当該外周部を冷却することで、当該外周部における上下方向の温度勾配を、図6に示す構成よりも小さくすることができる。したがって、当該外周部の対流が弱くなり(外周部が淀み)、ドープガスの拡散境界層が厚くなり、外周部に取り込まれるドープガス量が増加する。その結果、外周部の抵抗率が低くなり、抵抗率分布の均一性を向上できる。
本発明のシリコン単結晶の製造装置において、前記誘導加熱コイルは、前記略円環状の内縁から外縁にかけて設けられたスリットを有し、前記冷却ガス吹付手段は、前記誘導加熱コイルの中心と前記スリットの前記外縁側の端部とを結ぶ仮想線を基準にした場合、上面視における前記仮想線とのなす角度が135°以上225°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付け可能に配置されていることが好ましい。
本発明のシリコン単結晶の製造方法において、前記誘導加熱コイルは、前記略円環状の内縁から外縁にかけて設けられたスリットを有し、前記製造方法は、前記誘導加熱コイルの中心と前記スリットの前記外縁側の端部とを結ぶ仮想線を基準にした場合、上面視における前記仮想線とのなす角度が135°以上225°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付けることが好ましい。
誘導加熱コイルによる溶融帯域の温度は、スリット下方に位置する部分が最も高くなる。このため、外周部におけるスリット下方に位置する部分に、冷却ガスを吹き付けても、当該外周部を冷却することができず、抵抗率分布の均一性を向上できないおそれがある。
これに対し、本発明では、上面視における仮想線とのなす角度が135°以上225°以下の範囲に位置する溶融帯域の外周部、つまり誘導加熱コイルの中心に対してスリットの反対側の部分であって、スリット下方よりも温度が低い部分に冷却ガスを吹き付けることで、外周部を冷却することができ、抵抗率分布の均一性を向上できる。
本発明のシリコン単結晶の製造装置において、前記冷却ガス吹付手段は、前記仮想線とのなす角度が175°以上185°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付け可能に配置されていることが好ましい。
本発明のシリコン単結晶の製造方法において、前記仮想線とのなす角度が175°以上185°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付けることが好ましい。
本発明によれば、スリットから最も離れた部分であって、温度が最も低い部分に冷却ガスを吹き付けることで、外周部を効果的に冷却することができ、抵抗率分布の均一性をより向上できる。
本発明のシリコン単結晶の製造装置において、前記冷却ガス吹付手段は、前記シリコン単結晶の固液界面の外縁と、当該外縁よりも5mm上方の位置との間に、前記冷却ガスを吹き付け可能に配置されていることが好ましい。
本発明のシリコン単結晶の製造方法において、前記シリコン単結晶との固液界面の外縁と、当該外縁よりも5mm上方の位置との間に、前記冷却ガスを吹き付けることが好ましい。
固液界面の外縁よりも下方に冷却ガスを吹き付ける場合、溶融帯域の外周部に直接吹き付けられる冷却ガスがほとんど無いため、外周部を冷却できないおそれがある。また、固液界面の外縁から上方に5mm超離れた位置に冷却ガスを吹き付ける場合、外周部に適切な量の冷却ガスを吹き付けることができず、外周部を冷却できないおそれがある。
これに対し、本発明によれば、上記範囲に冷却ガスを吹き付けることで、外周部を効果的に冷却することができ、抵抗率分布の均一性を向上できる。
本発明のシリコン単結晶の製造装置において、前記冷却ガス吹付手段の吹き付け位置の高さを調整する高さ調整手段を備えていることが好ましい。
1つの誘導加熱コイルを使用して複数のシリコン単結晶を製造すると、誘導加熱コイルが劣化して加熱能力が落ちてしまう。加熱能力が劣化すると、溶融帯域が薄くなり固液界面が上昇するため、固液界面よりも下方に冷却ガスを吹き付けてしまうことになり、外周部を冷却できないおそれがある。
これに対し、本発明では、誘導加熱コイルの劣化に応じて、冷却ガス吹付手段の吹き付け位置の高さを、外周部に冷却ガスを直接吹き付け可能な位置に調整することができ、抵抗率分布の均一性を向上できる。
本発明のシリコン単結晶の製造方法において、前記冷却ガスを吹き付ける冷却ガスノズルの先端と前記外周部との距離が5mm以上15mm以下となる位置から、500cc/min以上1000cc/min以下の流速で前記冷却ガスを吹き付けることが好ましい。
本発明によれば、冷却ガスノズルの先端と外周部との距離が5mm以上10mm以下となる位置において、500cc/min未満の流速で冷却ガスを吹き付ける場合、冷却ガス量が少ないため、外周部を十分に冷却できないおそれがある。また、上記位置において、1000cc/minを超える流速で冷却ガスを吹き付ける場合、外周部における冷却ガスの吹き付け部分が急冷によって固化してしまい、シリコン単結晶の形が崩れてしまうおそれがある。
これに対し、本発明では、上記位置において、500cc/min以上1000cc/min以下の流速で冷却ガスを吹き付けることで、外周部を十分に冷却でき、抵抗率分布の均一性を向上できるとともに、シリコン単結晶の形が崩れることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るシリコン単結晶の製造装置を示す模式図。 誘導加熱コイルに対する冷却ガスノズルの配置位置の説明図。 溶融帯域における対流の発生状況を示す模式図。 本発明の実施例に係る実験1における冷却ガスノズルの配置位置とシリコン単結晶の抵抗率分布との関係を表すグラフ。 前記実施例に係る実験2における冷却ガスの吹き付けの有無とシリコン単結晶の抵抗率分布との関係を表すグラフであり、(A)は冷却ガスを吹き付けた場合、(B)は冷却ガスを吹き付けない場合を示す。 本発明の課題の説明図。
[実施形態]
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
〔シリコン単結晶の製造装置の構成〕
図1に示すように、シリコン単結晶の製造装置1は、フローティングゾーン法(FZ法)を用いてシリコン単結晶SMを製造する装置であって、上軸2と、下軸3と、加熱手段4と、単結晶保持具5と、ドープガス吹付手段6と、冷却ガス吹付手段7と、高さ調整手段8と、チャンバ9とを備えている。
上軸2は、シリコン原料素材SLを回転可能および昇降可能に支持する。
下軸3は、種結晶SCを回転可能および昇降可能に支持する。
加熱手段4は、誘導加熱コイル41と、高周波電源42と、コイル冷却手段43とを備えている。
誘導加熱コイル41は、シリコン原料素材SLを加熱して得られた溶融帯域Mを凝固させて、シリコン単結晶SMの成長を行う機能を有する。
図2に示すように、誘導加熱コイル41は、銅または銀を主成分とする材料によって、上面視でスリット411を有する略C字状に形成されている。また、図3に示すように、誘導加熱コイル41の下面412は、その外縁が内縁よりも下側に位置するように傾斜している。誘導加熱コイル41の上面413は、外縁と内縁とが同じ高さに位置している。なお、上面413は、外縁が内縁よりも上側に位置するように傾斜していてもよいし、下面412と平行であってもよい。誘導加熱コイル41の外周面におけるC字状の両端側(スリット411近傍)の位置には、一対の電源端子414が設けられている。
高周波電源42は、電源端子414に接続された導線421を介して誘導加熱コイル41に高周波電流FCを流す。
コイル冷却手段43は、冷却水供給管432を介して誘導加熱コイル41の中空部415に冷却水Wを供給することで、誘導加熱コイル41を冷却し、この冷却に利用した冷却水Wを冷却水排出管433から排出する冷却水供給手段431を備えている。
単結晶保持具5は、成長が進んで大型化したシリコン単結晶SMを支える。
ドープガス吹付手段6は、誘導加熱コイル41の上面413上に配置されたドープガスノズル61と、このドープガスノズル61の端部に接続されたドープガスボンベ62と、ドープガスボンベ62から供給されるドープガスガスの流量を制御するドープガス流量制御手段63とを備え、ドープガスノズル61を介して溶融帯域Mにドープガスを吹き付け可能に構成されている。
ドープガスとしては、PH、Bが例示できる。
冷却ガス吹付手段7は、溶融帯域Mにおけるドープガスガスの供給位置よりも下方の外周部に冷却ガスを吹き付ける。冷却ガスとしては、Arガス、Heガス、ArガスベースのPHガスが例示できる。
冷却ガス吹付手段7は、誘導加熱コイル41の下面412より下側に配置された冷却ガスノズル71と、この冷却ガスノズル71の端部に接続された冷却ガスボンベ72と、冷却ガスボンベ72から供給される冷却ガスの流量を制御する冷却ガス流量制御手段73とを備えている。
冷却ガスノズル71は、図2に示すように、誘導加熱コイル41の中心とスリット411の外縁側の端部とを結ぶ仮想線Lを基準(0°)にした場合、上面視における仮想線Lと当該冷却ガスノズル71の中心軸71Cとのなす角度(以下、「冷却位置角度」という)θが135°以上225°以下の範囲、より好ましくは175°以上185°以下の範囲、さらに好ましくは180°の位置に位置する溶融帯域Mの外周部M1に、冷却ガスを吹き付け可能に配置されていることが好ましい。本実施形態では、冷却ガスノズル71は、図2に実線で示す位置に配置され、冷却位置角度θが180°の位置に対応する外周部M1に冷却ガスを吹き付ける。
冷却ガスノズル71は、図3に示すように、シリコン単結晶SMの固液界面SM1の外縁SM11と、当該外縁SM11よりも5mm上方の位置との間(図3に示す吹付範囲高さD2が0mm以上5mm以下の範囲)に、冷却ガスを吹き付け可能に配置されている。
冷却ガスノズル71は、冷却ガスノズル71の先端と溶融帯域M外周部とのノズル離間距離D3が5mm以上15mm以下となる位置から、500cc/min以上1000cc/min以下の流速で冷却ガスを吹き付け可能に配置されている。
ノズル離間距離D3が5mmより小さいと、溶融帯域M表面への冷却ガスの作用により溶融帯域Mが振動し、融液が吹きこぼれる不具合や急冷によって固化してしまいシリコン単結晶SMが崩れてしまうおそれがある。また、ノズル離間距離D3が15mmより大きいと、溶融帯域Mの冷却効果が小さくなり、シリコン単結晶SMの抵抗率分布の均一化向上の効果が小さくなる。
冷却ガスノズル71の内径は、1mm以上3mm以下であることが好ましい。冷却ガスノズル71の材質は、誘導加熱コイル41と接触させないように使用するのであれば、ステンレスであることが好ましく、接触させる可能性があれば、少なくとも誘導加熱コイル41と接触し得る部分が石英であることが好ましい。
高さ調整手段8は、冷却ガスノズル71の吹き付け位置の高さを調整する。高さ調整手段8としては、上部に冷却ガスノズル71が固定された当該高さ調整手段8を昇降させるという構成が例示できる。この場合、冷却ガスノズル71における高さ調整手段8で支持された部分よりも冷却ガス流量制御手段73側の部分が、フレキシブルになっていることが好ましい。
チャンバ9は、少なくとも、上軸2と、下軸3と、誘導加熱コイル41と、単結晶保持具5と、ドープガスノズル61および冷却ガスノズル71の一部と、高さ調整手段8とを収容する。
〔シリコン単結晶の製造方法〕
次に、上述の製造装置1を用いたシリコン単結晶SMの製造方法について説明する。
まず、図1に示すように、チャンバ9内の上軸2にシリコン原料素材SLを固定するとともに、下軸3に種結晶SC(単結晶)を固定する。シリコン原料素材SLは、モノシランなどのシリコン原料を精製して得られた高純度多結晶シリコンであってもよいし、単結晶シリコンであってもよい。
また、高さ調整手段8を用いて、冷却ガスノズル71の高さ位置を、吹付範囲高さD2が0mm以上5mm以下の範囲となるように調整する。この高さ位置の調整は、直前の製造バッチにおける外縁SM11の位置を参考にして行うことが好ましい。また、高さ位置の確認は、カメラの撮影画像を用いてもよいし、目視によって行ってもよい。
次に、チャンバ9内にArガスを供給するとともに、誘導加熱コイル41に高周波電流FCを流しつつ、誘導加熱コイル41の中空部415に冷却水を循環させ、シリコン原料素材SLを誘導加熱コイル41で溶融して、当該シリコン原料素材SLの下部に溶融帯域Mを形成する。そして、溶融帯域Mを種結晶SCに接触させ、径を絞ったネック部を形成して無転位化する。その後、上軸2と下軸3とを同一方向、あるいは、反対方向に回転させながら、誘導加熱コイル41の位置は固定したままで、ドープガス吹付手段6で溶融帯域Mにドープガスを吹き付けつつ、シリコン原料素材SLおよびシリコン単結晶SMを下降させ、溶融帯域Mをシリコン原料素材SLの下端から上端まで移動させることで、種結晶SC上にシリコン単結晶SMを成長させる。
上述のシリコン単結晶SMの成長中、冷却ガス吹付手段7は、溶融帯域Mにおけるドープガスの供給位置よりも下方の外周部M1に冷却ガスを吹き付け、当該外周部M1を冷却する。
この冷却によって、外周部M1における上下方向の温度勾配が、図6に示す場合よりも小さくなり、図3に示すように、当該外周部M1に、対流C10よりも弱い対流C1が発生する(図3では、対流C1を図6の対流C10よりも細い線で図示することによって、対流C1が対流C10よりも弱いことを表している)。その結果、ドープガスの拡散境界層が厚くなり、外周部M1に取り込まれるドープガス量が増加する。この取り込まれるドープガス量の増加によって、外周部M1の抵抗率が低くなり、シリコン単結晶SMの抵抗率分布の均一性が向上する。
また、冷却ガス吹付手段7は、図2に示すように、冷却位置角度θが180°となる位置から、冷却ガスを外周部M1に向けて吹き付ける。
誘導加熱コイル41におけるスリット411を挟んだ両側部分には、他の部分と異なり対向電流FC1によって電流密度が高いため、この部分の磁束密度は他の部分と比べて最も強くなる。このため、外周部M1におけるスリット411の下方、つまり仮想線Lの下方に位置する部分は、最も高温となる。一方で、外周部M1における誘導加熱コイル41の中心に対してスリット411の反対側の部分の下方、つまり冷却位置角度θが180°の位置の下方に位置する部分は、最も低温となる。
本実施形態では、外周部M1における最も低温の部分に冷却ガスを吹き付けることによって、外周部M1を効果的に冷却することができ、抵抗率分布の均一性がより向上する。
また、冷却ガス吹付手段7は、固液界面SM1の外縁SM11と、外縁SM11よりも3mm上方の位置との間に冷却ガスを吹き付ける。これにより、溶融帯域Mの外周部M1に適切な量の冷却ガスを直接吹き付けることができ、外周部M1を効果的に冷却することができ、抵抗率分布の均一性がより向上する。
さらに、冷却ガス吹付手段7は、500cc/min以上1000cc/min以下の流速で、冷却ガスを外周部M1に向けて吹き付けることが好ましい。
この流速制御によって、500cc/min未満の場合のように、冷却ガス量の不足によって外周部M1を十分に冷却できないという不具合が抑制され、1000cc/minを超える場合のように、外周部M1の急冷に伴う固化によってシリコン単結晶SMの形が崩れるという不具合が抑制される。
[変形例]
なお、本発明は上記実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の改良ならびに設計の変更などが可能である。
例えば、誘導加熱コイル41を上方へ移動させることで、溶融帯域Mをシリコン原料素材SLの上端に向かって移動させてもよい。
次に、本発明を実施例および比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
[実験1:冷却ガスノズルの配置位置とシリコン単結晶の抵抗率分布との関係について]
〔実験例1〕
まず、図1に示すシリコン単結晶の製造装置1に、内径が1mmの冷却ガスノズル71を、冷却位置角度θが115°、吹付範囲高さD2が3mm、ノズル離間距離D3が10mmとなる位置に配置した。そして、直径が150mmのシリコン単結晶SMを、溶融帯域Mにドープガスを吹き付けつつ、外周部M1におけるドープガスの吹き付け位置よりも下方の位置に、流速が800cc/minの冷却ガスを吹き付けながら成長させた。ドープガスとしてPHを用い、シリコン単結晶SMの狙いの抵抗率を50Ω・cmとした。
上記条件で1本のシリコン単結晶SMを製造し、当該シリコン単結晶SMから10枚のウェーハを切り出した。そして、各ウェーハにおける面内抵抗率のばらつきを評価した。
ばらつきの評価指標として、RRG(Radial Resistivity Gradient)を用いた。RRGとは、ウェーハの中心を通る直線上の複数の位置で測定した抵抗率の最大値と最小値の差を、最小値で除した値を百分率で表したものである。すなわち、抵抗率の最大値をρmax、最小値をρminとすると、RRGは、下記式(1)で表される。
RRG=(ρmax−ρmin)/ρmin×100(%)…(1)
そして、全てのウェーハにおけるRRGの平均値を、実験例1のRRGとして求めた。
〔実験例2〜6〕
冷却位置角度θを、実験例2では154.5°、実験例3では180°、実験例4では205.5°、実験例5では245°、実験例6では270°としたこと以外は、実験例1と同様の条件でシリコン単結晶SMを製造し、実験例1と同じ枚数のウェーハにおけるRRGの評価結果に基づいて、実験例2〜6のRRGを求めた。
〔評価〕
実験例1〜6の冷却位置角度とRRGとの関係を図4に示す。
図4に示すように、冷却位置角度θが180°の実験例3のRRGが最も小さいことが確認できた。実験例3のRRGが最も小さかった理由は、以下のように推測できる。
外周部M1における誘導加熱コイル41の中心に対してスリット411の反対側部分の下方は、他の部分と比べて最も低温となっている。この最も低温の部分に冷却ガスを吹き付けることによって、外周部M1を効果的に冷却でき、実験例1,2,4〜6と比べて対流C1を最も弱くできる。これにより、ドープガスの拡散境界層が厚くなって、外周部M1に取り込まれるドープガス量が増加し、抵抗率分布の均一性が向上した(RRGが小さくなった)と推測できる。
また、冷却ガスノズル71の配置位置が、冷却位置角度θが180°の位置から誘導加熱コイル41の周方向に沿ってスリット411に近づくにしたがって、RRGが大きくなることが確認できた。その理由は、以下のように推測できる。
冷却ガスノズル71の配置位置を、実験例3の位置から、誘導加熱コイル41の周方向に沿ってスリット411の下方に近づけるにしたがって、外周部M1の温度が高くなり、これに伴い、外周部M1を効果的に冷却できなくなり、対流C1も徐々に強くなる。その結果、スリット411の下方に近づくにしたがって、外周部M1に取り込まれるドープガス量が増加し、抵抗率分布の均一性が低下した(RRGが大きくなった)と推測できる。
なお、上記のような抵抗率分布の変化の推測結果から、冷却ガスノズル71の配置位置を、冷却位置角度θが90°の位置から0°の位置に近づけるにしたがって、あるいは、270°の位置から360°(0°)の位置に近づけるにしたがって、RRGが徐々に大きくなると推測できる。
また、冷却位置角度θが0°の位置であっても、誘導加熱コイル41の電流密度が高いため温度が高く、冷却ガスの吹き付けによる溶融帯域Mの冷却効果が小さくなるが、冷却ガスによって外周部M1が冷却されることから、冷却ガスを吹き付けない場合と比べて、RRGが低くなり抵抗率分布の均一性が向上すると推測できる。
[実験2:冷却ガスの吹き付けの有無とシリコン単結晶の抵抗率分布との関係について]
〔実験例7〕
実験1の実験例3と同じ条件で1本のシリコン単結晶SMを製造し、当該シリコン単結晶SMから10枚のウェーハを切り出した。そして、各ウェーハにおけるウェーハの中心を通る直線上の複数の位置で抵抗率を測定し、面内抵抗率のばらつきを評価した。その結果を図5(A)に示す。
なお、図5(A)の縦軸(Deviation from the average Resistivity)は、ウェーハの全測定点の抵抗率の平均値を0として、各測定点が平均値からどれだけばらついているかを示し、以下の式(1)に基づき算出される。
各測定点/全測定点の平均値×100(%) … (1)
また、図5(A)の横軸(Position)は、抵抗率の測定位置を示し、「Center」がウェーハの中心、「E5」がウェーハの外縁から5mm内側の位置を示す。
〔実験例8〕
冷却ガスを溶融帯域Mの外周部M1に吹き付けなかったこと以外は、実験例7と同じ条件で1本のシリコン単結晶SMを製造した。そして、各シリコン単結晶SMから10枚切り出したウェーハの抵抗率を実験例7と同じように測定し、面内抵抗率のばらつきを評価した。その結果を図5(B)に示す。
〔評価〕
図5(A),(B)に符号Fで示すウェーハ外周部の抵抗率を比較すると、冷却位置角度θが180°となる位置から外周部M1を吹き付けた実験例7は、ウェーハ中心部とほぼ同じ抵抗率であったが、冷却ガスを吹き付けていない実験例8は、ウェーハ中心部よりも約10%高くなっていることが確認できた。
このことから、溶融帯域Mの外周部M1に冷却ガスを吹き付けつつシリコン単結晶SMを製造することで、冷却ガスを吹き付けない場合と比べて外周部の抵抗率が低くなり、抵抗率分布の均一性を向上できることが確認できた。
1…シリコン単結晶の製造装置、6…ドープガス吹付手段、7…冷却ガス吹付手段、8…高さ調整手段、41…誘導加熱コイル、71…冷却ガスノズル、411…スリット、412…下面、L…仮想線、M…溶融帯域、M1…外周部、SL…シリコン原料素材、SM…シリコン単結晶。

Claims (10)

  1. フローティングゾーン法を用いたシリコン単結晶の製造装置であって、
    シリコン原料素材を加熱して得られた溶融帯域を凝固させてシリコン単結晶の成長を行う機能を有し、略円環状の下面の外縁が当該下面の内縁よりも下側に位置する形状に形成された誘導加熱コイルと、
    前記溶融帯域にドープガスを吹き付けるドープガス吹付手段と、
    前記溶融帯域における前記ドープガスの供給位置よりも下方の外周部に冷却ガスを吹き付ける冷却ガス吹付手段とを備えていることを特徴とするシリコン単結晶の製造装置。
  2. 請求項1に記載のシリコン単結晶の製造装置において、
    前記誘導加熱コイルは、前記略円環状の内縁から外縁にかけて設けられたスリットを有し、
    前記冷却ガス吹付手段は、前記誘導加熱コイルの中心と前記スリットの前記外縁側の端部とを結ぶ仮想線を基準にした場合、上面視における前記仮想線とのなす角度が135°以上225°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付け可能に配置されていることを特徴とするシリコン単結晶の製造装置。
  3. 請求項2に記載のシリコン単結晶の製造装置において、
    前記冷却ガス吹付手段は、前記仮想線とのなす角度が175°以上185°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付け可能に配置されていることを特徴とするシリコン単結晶の製造装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造装置において、
    前記冷却ガス吹付手段は、前記シリコン単結晶の固液界面の外縁と、当該外縁よりも5mm上方の位置との間に、前記冷却ガスを吹き付け可能に配置されていることを特徴とするシリコン単結晶の製造装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造装置において、
    前記冷却ガス吹付手段の吹き付け位置の高さを調整する高さ調整手段を備えていることを特徴とするシリコン単結晶の製造装置。
  6. フローティングゾーン法を用いたシリコン単結晶の製造方法であって、
    シリコン原料素材を加熱して得られた溶融帯域を凝固させてシリコン単結晶の成長を行う機能を有し、略円環状の下面の外縁が当該下面の内縁よりも下側に位置する形状に形成された誘導加熱コイルを用い、
    前記溶融帯域にドープガスを吹き付けるとともに、前記溶融帯域における前記ドープガスの供給位置よりも下方の外周部に冷却ガスを吹き付けて、前記外周部を冷却しつつ前記シリコン単結晶を成長させることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  7. 請求項6に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
    前記誘導加熱コイルは、前記略円環状の内縁から外縁にかけて設けられたスリットを有し、
    前記製造方法は、前記誘導加熱コイルの中心と前記スリットの前記外縁側の端部とを結ぶ仮想線を基準にした場合、上面視における前記仮想線とのなす角度が135°以上225°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付けることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  8. 請求項7に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
    前記仮想線とのなす角度が175°以上185°以下の範囲に位置する前記溶融帯域の外周部に、前記冷却ガスを吹き付けることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
    前記シリコン単結晶との固液界面の外縁と、当該外縁よりも5mm上方の位置との間に、前記冷却ガスを吹き付けることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  10. 請求項6から請求項9のいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
    前記冷却ガスを吹き付ける冷却ガスノズルの先端と前記外周部との距離が5mm以上15mm以下となる位置から、500cc/min以上1000cc/min以下の流速で前記冷却ガスを吹き付けることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
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