JP2019086074A - プラネタリギアの組付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイド部材と他の部材との干渉をより確実に防ぐとともに、確実に芯出しを行うことができるプラネタリギアの組付け装置を提供する。【解決手段】プラネタリギア100の組付け装置200は、プラネタリギア100のシャフト孔101Aの軸方向に沿ってシャフト孔101Aに出し入れ可能なガイド部材201と、ガイド部材201を軸周りに回動させるロータリーアクチュエータ203と、を備え、ガイド部材201は、棒状の部材であって、ガイド部材201の断面形状は、シャフト孔101Aの直径と同じ直径を有する円の対向する一対の円周と、当該一対の円周の一方の円周の端部と他方の円周の端部との間に延びる一対の直線と、によって囲まれる形状である。【選択図】図1
Description
本発明は、プラネタリギアの組付け装置に関する。
特許文献1には、プラネタリギアのシャフト孔にプラネタリ軸を挿入する際に、当該プラネタリ軸を案内するガイド部材(ノックアウト26)が記載されている。また、特許文献1に記載のガイド部材は、当該ガイド部材が他の部材と干渉するのを防ぐため、切欠面を有する。具体的には、特許文献1に記載のガイド部材は、円柱形状の一部が切り欠かれた形状を有している。
特許文献1に記載のガイド部材は、円柱形状の一部のみが切り欠かれた形状を有しているため、ピニオンギアのシャフト孔の近傍に配置された他の部材がある場合には、当該他の部材とガイド部材とが干渉してしまって、当該ガイド部材をピニオンギアのシャフト孔に挿入できない場合がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、ガイド部材と他の部材との干渉をより確実に防ぐとともに、確実に芯出しを行うことができるプラネタリギアの組付け装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係るプラネタリギアの組付け装置は、プラネタリギアのシャフト孔の軸方向に沿って前記シャフト孔に出し入れ可能なガイド部材と、前記ガイド部材を前記軸周りに回動させる回動機構と、を備える。また、前記ガイド部材は、棒状の部材である。また、前記ガイド部材の断面形状は、前記シャフト孔の直径と同じ直径を有する円の対向する一対の円周と、当該一対の円周の一方の円周の端部と他方の円周の端部との間に延びる一対の直線と、によって囲まれる形状である。
本発明に係るプラネタリギアの組付け装置においては、ガイド部材の断面形状は、前記シャフト孔の直径と同じ直径を有する円の対向する一対の円周と、当該一対の円周の一方の円周の端部と他方の円周の端部との間に延びる一対の直線と、によって囲まれる形状である。すなわち、前記ガイド部材の側面は、互いに対向する一対の円周面と、互いに対向する一対の平坦面と、を有している。換言すれば、前記ガイド部材は、前記シャフト孔の直径と同じ直径を有する円柱の対向する円周部分が切り欠かれた形状を有している。そのため、回動機構が、ガイド部材の平坦面(前記円柱が切り欠かれた部分)が他の部材側に位置するように当該ガイド部材を回動させてプラネタリギアのシャフト孔に出し入れすることにより、ガイド部材と他の部材との干渉を避けることができる。また、回動機構が、シャフト孔に挿入されたガイド部材を回動させることにより、ガイド部材の円周面(前記円柱が切り欠かれていない円周部分)がシャフト孔の内面に当接しながら回動することとなり、プラネタリギアの芯出しを確実に行うことができる。これにより、ガイド部材と他の部材との干渉をより確実に防ぐとともに、確実に芯出しを行うことができるプラネタリギアの組付け装置を提供することができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るプラネタリギア100を模式的に示す部分断面図である。なお、図1において、断面を示すハッチングは一部省略されている。図1に示すように、プラネタリギア100のピニオンギア101のシャフト孔101Aにはピニオンシャフト102が挿通されている。また、当該ピニオンシャフト102は、ワッシャー103のシャフト孔、及び、プラネタリキャリア104のピニオンシャフト孔に挿通されている。そして、プラネタリキャリア104は、ピニオンシャフト102の軸を回動軸として回動可能に当該ピニオンシャフト102を保持する。このようにして、プラネタリギア100のピニオンギア101、ピニオンシャフト102、及び、ワッシャー103は、プラネタリキャリア104に組み付けられている。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るプラネタリギア100を模式的に示す部分断面図である。なお、図1において、断面を示すハッチングは一部省略されている。図1に示すように、プラネタリギア100のピニオンギア101のシャフト孔101Aにはピニオンシャフト102が挿通されている。また、当該ピニオンシャフト102は、ワッシャー103のシャフト孔、及び、プラネタリキャリア104のピニオンシャフト孔に挿通されている。そして、プラネタリキャリア104は、ピニオンシャフト102の軸を回動軸として回動可能に当該ピニオンシャフト102を保持する。このようにして、プラネタリギア100のピニオンギア101、ピニオンシャフト102、及び、ワッシャー103は、プラネタリキャリア104に組み付けられている。
図2は、本実施の形態1に係るプラネタリギア100の組付け装置200のガイド部材201を模式的に示す上面図及び側面図である。また、図3〜図6は、本実施の形態1に係るプラネタリギア100の組付け装置200におけるプラネタリギア100の組付け方法の一例を示す部分断面図である。なお、図2の左側にガイド部材201の上面図を示し、図2の右側にガイド部材201の側面図を示す。また、図3〜図6において、断面を示すハッチングは一部省略されている。また、図3〜図5の上側には、ピニオンギア101のシャフト孔101Aに挿入されたガイド部材201の上面視断面図を示す。また、本実施の形態1において、上側は、プラネタリキャリア104側及び後述する押込みヘッド202側であり、下側は、後述するハブ300側である。
ガイド部材201は、プラネタリギア100のピニオンギア101のシャフト孔101Aの軸方向に沿って当該シャフト孔101Aに出し入れ可能な部材である。具体的には、図2に示すように、ガイド部材201は、棒状の部材である。
また、ガイド部材201のシャフト孔101Aに挿入される挿入部201Aの断面形状は、シャフト孔101Aの直径と実質的に同じ直径を有する円の対向する一対の円周と、当該一対の円周の一方の円周の端部と他方の円周の端部との間に延びる一対の直線と、によって囲まれる形状である。換言すれば、ガイド部材201の挿入部201Aの側面は、互いに対向する一対の円周面と、互いに対向する一対の平坦面と、を有している。さらに換言すれば、ガイド部材201の挿入部201Aは、シャフト孔101Aの直径と実質的に同じ直径を有する円柱の対向する円周部分が切り欠かれた形状を有している。
また、ガイド部材201のシャフト孔101Aに挿入されない非挿入部201Bの断面形状は、ガイド部材201の挿入部201Aの断面形状の内接円と実質的に同じ形状である。
また、ガイド部材201の上側の先端部201Cは、先端に向かうにつれて幅及び奥行が狭くなったテーパー形状を有する。ガイド部材201の先端部201Cが当該テーパー形状を有することにより、ガイド部材201がピニオンギア101のシャフト孔101A及びワッシャー103のシャフト孔に挿入される際に、ピニオンギア101及びワッシャー103の芯出しを行うことができる。また、先端部201Cの当該テーパー形状によって、ピニオンギア101のシャフト孔101Aに挿入されるピニオンシャフト102の芯出しを行うことができる。
また、ガイド部材201のシャフト孔101Aに挿入される挿入部201Aの断面形状は、シャフト孔101Aの直径と実質的に同じ直径を有する円の対向する一対の円周と、当該一対の円周の一方の円周の端部と他方の円周の端部との間に延びる一対の直線と、によって囲まれる形状である。換言すれば、ガイド部材201の挿入部201Aの側面は、互いに対向する一対の円周面と、互いに対向する一対の平坦面と、を有している。さらに換言すれば、ガイド部材201の挿入部201Aは、シャフト孔101Aの直径と実質的に同じ直径を有する円柱の対向する円周部分が切り欠かれた形状を有している。
また、ガイド部材201のシャフト孔101Aに挿入されない非挿入部201Bの断面形状は、ガイド部材201の挿入部201Aの断面形状の内接円と実質的に同じ形状である。
また、ガイド部材201の上側の先端部201Cは、先端に向かうにつれて幅及び奥行が狭くなったテーパー形状を有する。ガイド部材201の先端部201Cが当該テーパー形状を有することにより、ガイド部材201がピニオンギア101のシャフト孔101A及びワッシャー103のシャフト孔に挿入される際に、ピニオンギア101及びワッシャー103の芯出しを行うことができる。また、先端部201Cの当該テーパー形状によって、ピニオンギア101のシャフト孔101Aに挿入されるピニオンシャフト102の芯出しを行うことができる。
図3〜図6に示すように、本実施の形態1に係る組付け装置200は、上述のガイド部材201の他に、押込みヘッド202、回動機構としてのロータリーアクチュエータ203を備える。
ロータリーアクチュエータ203は、油圧アクチュエータ、空圧アクチュエータ、電動アクチュエータ等であり、ガイド部材201をピニオンギア101のシャフト孔101Aの軸方向に沿って出し入れしたり、ガイド部材201の当該軸を回動軸としてガイド部材201を回動させたりする。
押込みヘッド202は、図示しないアクチュエータ等によって駆動され、ピニオンシャフト102をピニオンギア101のシャフト孔101Aに押し込む。
次に、本実施の形態1に係るプラネタリギア100の組付け方法について、図3乃至図6を参照しながら、説明する。
まず、図3に示すように、ロータリーアクチュエータ203によって、ガイド部材201の挿入部201Aの平坦面の一方が、ピニオンギア101のシャフト孔101Aの下方に位置するハブ300(他の部材)に対向するようにガイド部材201が回動され、次いで、ガイド部材201がピニオンギア101のシャフト孔101Aに挿入され、次いで、ガイド部材201がワッシャー103のシャフト孔に挿入される。
まず、図3に示すように、ロータリーアクチュエータ203によって、ガイド部材201の挿入部201Aの平坦面の一方が、ピニオンギア101のシャフト孔101Aの下方に位置するハブ300(他の部材)に対向するようにガイド部材201が回動され、次いで、ガイド部材201がピニオンギア101のシャフト孔101Aに挿入され、次いで、ガイド部材201がワッシャー103のシャフト孔に挿入される。
次に、ガイド部材201の挿入部201Aがピニオンギア101のシャフト孔101A及びワッシャー103のシャフト孔に完全に挿入された後、図4及び図5に示すように、ロータリーアクチュエータ203によって、ガイド部材201が回動される。具体的には、ロータリーアクチュエータ203は、ガイド部材201を例えば180°正回転させる。これにより、ガイド部材201の円周面がシャフト孔101A及びワッシャー103のシャフト孔の内面に当接しながら回動することとなり、ピニオンギア101及びワッシャー103の芯出しを行うことができる。
次に、ガイド部材201の先端部201Cがピニオンシャフト102の下端に当接する。次いで、図6に示すように、ロータリーアクチュエータ203によって、ガイド部材201の挿入部201Aの平坦面の一方がハブ300に対向するように、ガイド部材201が回動される。具体的には、ロータリーアクチュエータ203は、ガイド部材201を例えば180°逆回転させる。次いで、押込みヘッド202がピニオンシャフト102を下側に向かって押し込む。これにより、ピニオンシャフト102がガイド部材201によって案内されながら、ワッシャー103のシャフト孔及びピニオンギア101のシャフト孔101Aに挿入される。
以上に説明した、実施の形態1に係るプラネタリギア100の組付け装置200においては、ガイド部材201の挿入部201Aの断面形状は、シャフト孔101Aの直径と実質的に同じ直径を有する円の対向する一対の円周と、当該一対の円周の一方の円周の端部と他方の円周の端部との間に延びる一対の直線と、によって囲まれる形状である。すなわち、ガイド部材201の挿入部201Aの側面は、互いに対向する一対の円周面と、互いに対向する一対の平坦面と、を有している。換言すれば、ガイド部材201の挿入部201Aは、シャフト孔101Aの直径と実質的に同じ直径を有する円柱の対向する円周部分が切り欠かれた形状を有している。そのため、ロータリーアクチュエータ203が、ガイド部材201の平坦面(上記円柱が切り欠かれた部分)の一方がハブ300(他の部材)側に位置するように当該ガイド部材201を回動させてピニオンギア101のシャフト孔101Aに出し入れすることにより、ガイド部材201とハブ300との干渉を避けることができる。また、ロータリーアクチュエータ203が、シャフト孔101Aに挿入されたガイド部材201を回動させることにより、ガイド部材201の円周面(上記円柱が切り欠かれていない円周部分)がシャフト孔101Aの内面に当接しながら回動することとなり、ピニオンギア101とワッシャー103の芯出しを確実に行うことができる。これにより、ガイド部材201と他の部材との干渉をより確実に防ぐとともに、確実に芯出しを行うことができるプラネタリギア100の組付け装置200を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明に係るガイド部材201と同様の形状を有するガイド部材を用いてプラネタリギア100のサンギア(図示省略)のシャフト孔へシャフトが挿入されてもよい。
100 プラネタリギア
101 ピニオンギア
101A シャフト孔
102 ピニオンシャフト
103 ワッシャー
200 組付け装置
201 ガイド部材
201A 挿入部
201B 非挿入部
201C 先端部
202 押込みヘッド
203 ロータリーアクチュエータ(回動機構)
300 ハブ(他の部材)
101 ピニオンギア
101A シャフト孔
102 ピニオンシャフト
103 ワッシャー
200 組付け装置
201 ガイド部材
201A 挿入部
201B 非挿入部
201C 先端部
202 押込みヘッド
203 ロータリーアクチュエータ(回動機構)
300 ハブ(他の部材)
Claims (1)
- プラネタリギアのシャフト孔の軸方向に沿って前記シャフト孔に出し入れ可能なガイド部材と、
前記ガイド部材を前記軸周りに回動させる回動機構と、
を備え、
前記ガイド部材は、棒状の部材であって、
前記ガイド部材の断面形状は、前記シャフト孔の直径と同じ直径を有する円の対向する一対の円周と、当該一対の円周の一方の円周の端部と他方の円周の端部との間に延びる一対の直線と、によって囲まれる形状である、プラネタリギアの組付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017214054A JP2019086074A (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | プラネタリギアの組付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017214054A JP2019086074A (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | プラネタリギアの組付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019086074A true JP2019086074A (ja) | 2019-06-06 |
Family
ID=66762664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017214054A Pending JP2019086074A (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | プラネタリギアの組付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2017
- 2017-11-06 JP JP2017214054A patent/JP2019086074A/ja active Pending
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