JP2019085797A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】通気通路が設けられた上枠の外観品質を確保し、かつ障子の円滑な開閉動作を保証する。【解決手段】枠体10に対して障子20が開閉可能に配設され、枠体10の上枠11は、上方上枠部15及び下方上枠部16を備え、これら上方上枠部15及び下方上枠部16の間に通気通路17が構成された建具において、上方上枠部15と下方上枠部16との間には、通気のための空間を確保した状態で上方上枠部15及び下方上枠部16の相互に近接する方向の移動を制限する規制片部材19が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、枠体に対して障子が開閉可能に設けられた建具に関するもので、特に枠体の上枠に通気通路が設けられた建具に関するものである。
2つの空間を仕切るように設けられる建具では、障子を閉じた状態においても2つの空間で換気が可能となるように、上枠に通気通路を設けるようにしたものが提供されている。例えば、浴室用の建具では、障子を閉じることによって浴室と脱衣室との間が仕切られることになり、浴室でシャワー等の水を使用した場合にもその水が脱衣室に飛散するのを防止するようにしている。上述のように、通気通路を備えた建具によれば、障子を閉じた状態においても浴室で換気扇を駆動すれば、脱衣室から上枠の通気通路を通じて浴室に空気が供給され、浴室の換気を行うことが可能となる。
この種の建具では、上枠を上方上枠部及び下方上枠部によって構成し、互いの間に確保した間隔を通気通路として用いるようにしている。上方上枠部には、躯体に取り付けらためのヒレ部が設けられ、下方上枠部には、障子の上框に係合するレール等の障子係合部が設けられている。上方上枠部及び下方上枠部は、それぞれの端部に設けたビスホールに取付ネジを螺合することにより、縦枠との間が個別に連結されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−219955号公報
ところで、通気通路が設けられているとはいえ、外観品質を考慮した場合には、上枠の見付け方向に沿った寸法をできるだけ小さく構成することが好ましいのはいうまでもない。しかしながら、上枠の見付け方向に沿った寸法を小さく構成した場合には、上方上枠部及び下方上枠部のそれぞれに対して取付ネジの相互間に大きな距離を確保することが困難となる。このため、例えば操作ハンドルを下方に押し下げるような外力が障子に加えられると、その外力が障子の上框を介して下方上枠部に加えられることになる。この結果、下方上枠部に対して長手に沿った軸線を中心として回転するように位置ずれが招来されることになり、障子の円滑な開閉に支障を来すおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、通気通路が設けられた上枠の外観品質を確保し、かつ障子の円滑な開閉動作を保証することのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、枠体に対して障子が開閉可能に配設され、前記枠体の上枠は、上方上枠部及び下方上枠部を備え、これら上方上枠部及び下方上枠部の間に通気通路が構成された建具において、前記上方上枠部と前記下方上枠部との間には、通気のための空間を確保した状態で前記上方上枠部及び前記下方上枠部の相互に近接する方向の移動を制限する規制片部材が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、規制片部材を介して上方上枠部及び下方上枠部が互いに当接した状態となる。従って、障子を介して下方上枠部に外力が加えられた場合にも、上方上枠部によって下方上枠部の位置ずれが抑えられるようになり、上枠の見付け寸法を小さく構成して外観品質を向上させた建具にあっても、障子の円滑な開閉動作を保証することができるようになる。
また本発明は、上述した建具において、前記通気通路の一方の開口端部には、上縁の軸部を介して回転することにより前記通気通路の開口面積を変化させる弁体が設けられており、前記規制片部材において前記弁体に対向する端部には、前記弁体の移動軌跡に沿った逃げ部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、通気通路に弁体を設けることにより、不必要時に通気通路を介した通気を防止することができる。しかも、規制片部材に逃げ部が設けてあるため、規制片部材を弁体の近くまで設けることができ、見込み方向においてより広い範囲で上方上枠部と下方上枠部とが相互に近接する方向の移動を制限することができる。
また本発明は、上述した建具において、前記規制片部材において前記通気通路の上流側に位置する端部には、前記通気通路の上流に向けて漸次狭幅となるように尖端面が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、尖端面によって通気通路を通過する通気への影響が抑えられ、通気通路が低下する事態を防止することができる。
また本発明は、上述した建具において、前記規制片部材と、前記上方上枠部及び前記下方上枠部の少なくとも一方の上枠部との間には、ネジ孔にネジを螺合することによって互いの間を結合させるネジ結合機構と、突起を係合孔に挿入することによって互いに係合する係合機構とが設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、突起を係合孔に挿入することにより、ネジ孔にネジを螺合する際の規制片部材の回転が阻止されるため、ネジを螺合する際の作業を容易に実施することが可能となる。
本発明によれば、規制片部材を介して上方上枠部及び下方上枠部が互いに当接した状態となる。従って、障子を介して下方上枠部に外力が加えられた場合にも、上方上枠部によって下方上枠部の位置ずれが抑えられるようになり、上枠の見付け寸法を小さく構成して外観品質を向上させた建具にあっても、障子の円滑な開閉動作を保証することができるようになる。
本発明の実施の形態1である建具を浴室側から見た図である。 図1に示した建具の縦断面図である。 図1に示した建具の上枠を分解して示す断面斜視図である。 図1に示した建具に適用する規制片部材を示したもので、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 本発明の実施の形態2である建具を浴室側から見た図である。 図5に示した建具の縦断面図である。 図5に示した建具に適用する規制片部材を示したもので、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 本発明の実施の形態3である建具を浴室側から見た図である。 図8に示した建具の縦断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である建具を示したものである。ここで例示する建具は、浴室と脱衣室との間に設けられる浴室用の引戸であり、枠体10に対して3枚の障子20がそれぞれ左右にスライド可能となるように配設したものである。枠体10は、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13,14を四周枠組みすることによって構成してある。障子20は、それぞれが矩形状を成す面材21の四周に上框22、下框23及び左右の縦框24,25を装着することによって構成したものである。面材21としては、ガラス等の透光性を有したものを適用している。これら3枚の障子20は、隣接するものの縦框24,25を互いに見込み方向に重ね合わせた場合に枠体10の開口を閉塞することのできる大きさを有している。図には明示していないが、左右に配置される障子20には、縦框24,25において脱衣室側に位置する部位及び浴室側に位置する部位にそれぞれ操作ハンドル26が設けてある。
ここで、見込み方向とは、図2中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った平面については、見込み面と称する場合がある。また、実施の形態においては、見付け方向という用語も用いる。見付け方向とは、上枠11や下枠12のように左右に沿った部材の場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向であり、縦枠13,14のように上下に沿った部材の場合、見込み方向に直交した左右に沿う方向である。見付け方向に沿った平面については、見付け面と称する場合がある。
それぞれの障子20には、上框22の上面に上方ガイド溝22aが設けてあるとともに、下框23の下面に下方ガイド溝23aが設けてある。上方ガイド溝22aは、上框22の長手に沿って延在した凹所である。上方ガイド溝22aの両端部は、左右の縦框24,25の上端部に設けたガイド用切欠24a,25aを介して障子20の両端に開口している。同様に、下方ガイド溝23aは、下框23の長手に沿って延在した凹所であり、左右の縦框24,25の下端部に設けたガイド用切欠24b,25bを介して障子20の両端に開口している。
一方、枠体10には、上枠11の下面に3本の上方レール部11aが設けてあるとともに、下枠12の上面に3本の下方レール部12aが設けてある。上方レール部11aは、上枠11の長手に沿って互いに平行となるように延在したものである。下方レール部12aは、下枠12において個々の上方レール部11aに対向する部位に下枠12の長手に沿って延在したものである。上述した3枚の障子20は、上方ガイド溝22aに上方レール部11aが配置され、かつ下方ガイド溝23aに下方レール部12aが配置されており、枠体10に対して左右にスライドすることが可能である。
図2及び図3に示すように、この建具では、枠体10の上枠11が互いに独立した上方上枠部15及び下方上枠部16を備えている。これら上方上枠部15及び下方上枠部16は、互いの間に隙間を確保した状態で左右の縦枠13,14の上端部間に取り付けてある。上方上枠部15及び下方上枠部16は、アルミニウム合金等の金属もしくは樹脂によって成形した押し出し形材であり、長手方向(押し出し方向)の全長にわたってほぼ一様な断面形状を有するように構成してある。上方上枠部15は、上枠11の上方部を構成するもので、見込み方向に沿った寸法が左右の縦枠13,14とほぼ同じとなるように構成してある。これに対して下方上枠部16は、上枠11の下方部を構成するもので、見込み方向に沿った寸法が左右の縦枠13,14よりも小さく構成してある。
以下、上方上枠部15及び下方上枠部16を含む枠体10の上部構成について詳述し、併せて本願発明の特徴部分について説明を行う。なお、以下においては便宜上、浴室と脱衣室の間に設けられている状態でそれぞれの方向を特定することとする。
上方上枠部15は、上方枠基部15a、上方ガイド壁部15b、下向見付け壁部15c及び上向見付け壁部15dを一体に成形したものである。上方枠基部15aは、上方上枠部15において脱衣室側に配置される部分であり、見込み方向に沿ってほぼ水平に延在している。上方ガイド壁部15bは、上方枠基部15aから浴室に向けて漸次下方となるように延在した後、浴室側に位置する縁部が下方に向けて湾曲し、さらに浴室に向けてほぼ水平に突出したものである。上方枠基部15aと上方ガイド壁部15bとの接続部分には、下方に開口するように弁体用ポケット15eが設けてある。弁体用ポケット15eは、後述する弁体18の支持軸部18aを支持するための凹溝であり、上方上枠部15の長手に沿った全長に形成してある。下向見付け壁部15cは、上方ガイド壁部15bの浴室側に位置する縁部から下方に向けてほぼ垂直に延在した部分である。上向見付け壁部15dは、上方ガイド壁部15bの浴室側に位置する縁部から浴室に向けて漸次上方に延在した後、上方に向けてほぼ鉛直に延在している。上向見付け壁部15dと上方ガイド壁部15bとの間には、互いに間に中空の筒状部を構成するように上方補強壁部15fが設けてある。この上方上枠部15は、上方枠基部15aの浴室側に位置する部分の上面、上方ガイド壁部15bの浴室側に位置する湾曲部の上面及び上方補強壁部15fにそれぞれビスホール15gを有しており、縦枠13,14を介してこれらのビスホール15gに取付ネジ(図示せず)を螺合することによって縦枠13,14との間が連結してある。
下方上枠部16は、下方ガイド壁部16a、弁座部16b及び上述した3本の上方レール部11aを一体に成形したものである。下方ガイド壁部16aは、脱衣室側から浴室に向けてほぼ水平に延在した後、浴室に向けて漸次下方となるように延在したものである。弁座部16bは、下方ガイド壁部16aの脱衣室側に位置する縁部から上方に向けてほぼ鉛直に延在した部分である。3本の上方レール部11aは、それぞれが鉛直方向に沿って延在した薄板状部分であり、下方ガイド壁部16aの脱衣室側に位置する縁部、浴室側に位置する縁部及び中間となる部分に設けてある。隣接する上方レール部11aの上端部間には、下方ガイド壁部16aとの間にそれぞれ中空の筒状部を構成するように下方補強壁部16cが設けてある。この下方上枠部16は、脱衣室側に位置する上方レール部11aと下方ガイド壁部16aとの隅部及び浴室側に位置する上方レール部11aと下方補強壁部16cとの隅部にそれぞれビスホール16dを有しており、縦枠13,14を介してこれらのビスホール16dに取付ネジ(図示せず)を螺合することによって縦枠13,14との間が連結してある。
図からも明らかなように、下方上枠部16は、下方ガイド壁部16aと上方上枠部15の上方ガイド壁部15bとの間に隙間を確保するとともに、浴室側に位置する上方レール部11aと上方上枠部15の下向見付け壁部15cとの間に隙間を確保することにより、上方上枠部15との間に、脱衣室と浴室との間を連通する通気通路17を構成している。下方上枠部16の弁座部16bは、上方上枠部15の弁体用ポケット15eに対してほぼ鉛直下方に位置している。
さらに、枠体10の上枠11には、弁体18及び規制片部材19が設けてある。弁体18は、通気通路17の開口面積を脱衣室側の端部において変化させるためのものである。本実施の形態1では、円柱状を成す支持軸部18aと、支持軸部18aの周面から径方向に延在した薄板状の弁本体部18bとを有し、支持軸部18aを介して弁体用ポケット15eに支持させた弁体18を例示している。この弁体18は、図2中の実線で示すように、通常状態において弁本体部18bが支持軸部18aから垂下した場合に、弁本体部18bの先端縁部に配設したモヘアを介して下方上枠部16の弁座部16bに当接することのできる寸法に構成してある。
規制片部材19は、通気通路17において上方上枠部15と下方上枠部16との間に介在するブロック状部材である。本実施の形態1では、PP(ポリプロピレン)等の硬質樹脂を材料として射出成形した規制片部材19を適用し、図1に示すように、相互間に通気のための空間を確保した状態で上枠11の互いにほぼ等間隔となる3位置に配設してある。
より具体的に説明すると、規制片部材19は、図2及び図4に示すように、上方ガイド壁部15bと下方ガイド壁部16aとの間において脱衣室側の上方レール部11aと中間の上方レール部11aとの間に位置する部分から、下向見付け壁部15cの上端部と浴室側の上方レール部11aの上端部との間にまで配置される寸法を有したもので、上壁部19a、2つの側壁部19b、前壁部19c、後壁部19d及び底壁部19eを有している。上壁部19aは、矩形の平板状を成すものである。2つの側壁部19bは、上壁部19aの両側から下方に向けて延在した平板状を成すものである。図からも明らかなように、2つの側壁部19bは、上壁部19aにおいて浴室側に位置する縁部よりも浴室側に突出している。前壁部19cは、上壁部19a及び左右の側壁部19bにおいて脱衣室側に位置する部分を覆うように設けたものである。後壁部19dは、上壁部19aにおいて浴室側に位置する部分から下方に向けて延在したものである。底壁部19eは、後壁部19dの下端部から浴室側に向けて延在した部分である。規制片部材19において上方上枠部15に対向する部分、つまり、上壁部19aの上面、2つの側壁部19bの上端面は、上方ガイド壁部15b及び下向見付け壁部15cの形状に倣って形成してあり、それぞれに当接することが可能である。同様に、規制片部材19において下方上枠部16に対向する部分、つまり、前壁部19cの下端面、2つの側壁部19bの下端面及び底壁部19eは、下方ガイド壁部16a及び上方レール部11aの上端部の形状に倣って形成してあり、それぞれに当接することが可能である。
この規制片部材19には、前壁部19cに尖端面19f及び逃げ部19gが設けてある。尖端面19fは、前壁部19cにおいて2つの側壁部19bに連結される部分に設けたもので、互いの間隔が脱衣室側に向けて漸次小さくなるように形成してある。逃げ部19gは、弁体18が回転した場合に弁体18との干渉を防止するためのもので、弁体用ポケット15eの軸心を中心線とした円筒の凹状に構成してある。
また、規制片部材19には、上壁部19aに突起19h及びネジ孔19jが設けてある。突起19hは、先端がテーパ状を成す円柱状部材であり、上壁部19aにおいて脱衣室側となる部位から上方に向けて突出している。ネジ孔19jは、上壁部19aにおいて突起19hよりも浴室側となる部位に設けてある。図からも明らかなように、上方上枠部15において突起19hに対応する部位には係合孔15hが設けてあり、ネジ孔19jに対応する部位にはネジ挿通孔15jが設けてある。係合孔15hは、規制片部材19の突起19hを挿入することのできる大きさに形成したものである。ネジ挿通孔15jは、規制片部材19のネジ孔19jに螺合されるネジSの軸部を挿通可能、かつ頭部を挿通不可とする大きさに形成してある。
上述した規制片部材19は、縦枠13,14の相互間に下方上枠部16を取り付ける以前の状態で、突起19hを係合孔15hに挿入するとともに、ネジ挿通孔15jを介してネジ孔19jにネジSを螺合することにより、上壁部19aの上面及び2つの側壁部19bの上端面を上方ガイド壁部15b及び下向見付け壁部15cに当接させた状態で上方上枠部15に取り付けてある。このとき、規制片部材19の取り付けには、ネジSを1本だけ螺合するようにしている。従って、規制片部材19を取り付ける際の作業時間を短縮化することができる。しかも、突起19hが係合孔15hに挿入された状態であるため、上方上枠部15に対して規制片部材19が回転することはなく、ネジSの螺合作業を煩雑化することなく規制片部材19の向きを正確に規定することが可能となる。しかる後、左右の縦枠13,14の間に下方上枠部16を取り付ければ、互いの間に規制片部材19を介在させ、かつ脱衣室と浴室との間に通気通路17を確保した状態で上枠11を構成することができる。
上記のように構成した建具では、障子20によって枠体10の開口を閉じた状態においても上枠11の通気通路17を通じて浴室と脱衣室とが連通された状態にある。ここで、図2中の実線で示すように、通常の状態においては弁本体部18bが自重によって支持軸部18aから垂下し、弁本体部18bの先端縁部に配設したモヘアを介して下方上枠部16の弁座部16bに当接した状態にある。この状態においては、通気通路17がほぼ閉じているため、浴室で湯を使用した場合にも、その湯気が脱衣室に漏出するおそれはない。上述の状態から、例えば浴室の図示せぬ換気扇を駆動する等して浴室の圧力が脱衣室よりも低下した場合には、図2中の2点鎖線で示すように、支持軸部18aを中心として弁体18の弁本体部18bが浴室側に回転し、通気通路17の開口面積が拡大した状態となる。これにより、通気通路17を通じて脱衣室の空気が浴室の内部に供給され、浴室を短時間に換気することができるようになる。浴室の換気が終了し、図示せぬ換気扇を停止させると、弁体18の弁本体部18bが自重によって脱衣室側に回転し、再び図2中の実線で示す状態に復帰することになる。
さらにこの建具では、上方上枠部15と下方上枠部16との間に規制片部材19を設けるようにしているため、下方上枠部16に対して長手に沿った軸線を中心として回転するように外力が加えられた場合にも、規制片部材19及び上方上枠部15を介してこれが防止されることになる。従って、外観品質の向上を図るべく上枠11の見付け方向に沿った寸法を小さく構成する結果、下方上枠部16のビスホール16d相互間に大きな寸法を確保できない場合であっても、縦枠13,14に対して下方上枠部16が上方に位置ずれを来すおそれがなくなる。これにより、例えば、操作ハンドル26を下方に押し下げるような外力が障子20に加えられ、その外力が上方レール部11aを介して下方上枠部16に加えられたとしても、縦枠13,14に対して下方上枠部16がその位置を維持するようになり、障子20の円滑な開閉を保証することができる。
特に、実施の形態1では、規制片部材19の脱衣室側に位置する前壁部19cに逃げ部19gが設けてあるため、弁体18に近接した部分にまで規制片部材19を配置することが可能であり、下方上枠部16の位置ずれをより確実に防止することができる。しかも、上述したように、規制片部材19において脱衣室側に位置する端部には、尖端面19fが設けてある。従って、規制片部材19が通気通路17を通過する空気の流れを妨げることはなく、通気通路17を通じた換気の効率に大きな影響を与えるおそれもない。
(実施の形態2)
図5及び図6は、本発明の実施の形態2である建具を示したものである。ここで例示する建具は、浴室と脱衣室との間に設けられる浴室用の引戸であり、枠体40に対して1枚の固定面材41が配設してあるとともに、2枚の障子50がそれぞれ左右にスライド可能となるように配設してある。枠体40は、上枠42、下枠43及び左右の縦枠44,45を四周枠組みし、さらに上枠42と下枠43との間に縦枠44,45に対して平行となるように縦骨46を設けることによって構成してある。本実施の形態2では、脱衣室から見た場合に左右の縦枠44,45の間において右側の縦枠(以下、区別する場合に右縦枠45という)からほぼ1/3となる位置に縦骨46が設けてあり、縦骨46と右縦枠45との間に固定面材41が設けてある。障子50は、それぞれが矩形状を成す面材51の四周に上框52、下框53及び左右の縦框54,55を装着することによって構成したものである。上述した枠体40の固定面材41としては、非透光性を有したもの適用し、一方、障子50の面材51としては、透光性を有したものを適用している。これら2枚の障子50は、縦框54,55を互いに見込み方向に重ね合わせた場合に脱衣室から見て左側の縦枠(以下、区別する場合に左縦枠44という)と縦骨46との間の開口を閉塞することのできる大きさを有している。それぞれの障子50の上框52に上方ガイド溝52aが設けてあるとともに、下框53に下方ガイド溝53aが設けてある点は、実施の形態1と同様である。図5中の符号56は、障子50の縦框54に設けた操作ハンドルである。
一方、枠体40には、上枠42の下面に2本の上方レール部42aが互いに平行となるように設けてあるとともに、下枠43の上面において上方レール部42aに対向する部位に2本の下方レール部43aが設けてある。上述した2枚の障子50は、上方レール部42a及び下方レール部43aを介してそれぞれ枠体40に対して左右にスライドすることが可能である。
また、この建具においても、枠体40の上枠42は、互いに独立した上方上枠部47及び下方上枠部48を備えて構成してある。但し、図には明示していないが、上方上枠部47及び下方上枠部48の間に通気通路49が確保してあるのは、枠体40において縦骨46と左縦枠44との間の開口に対応する部分のみとなる。縦骨46と右縦枠45との間においては、浴室側に位置する部分において上方上枠部47と下方上枠部48とが互いに連結してあり、脱衣室と浴室との間を連通していない。さらに、通気通路49が設けられた上方上枠部47は、脱衣室側の部分と浴室側の部分とが別体に構成してあり、これら別体に構成した部分を互いに係合させることによって、上方枠基部47a、上方ガイド壁部47b、下向見付け壁部47c及び上向見付け壁部47dを構成している。上方枠基部47aと上方ガイド壁部47bとの間の弁体用ポケット47eには、弁体60が支持軸部60aを介して回転可能に支持させてある。上方上枠部47のビスホール47fも実施の形態1と同様の位置に設けてある。下方上枠部48については、上方レール部42aが2本となっている以外、実施の形態1のものとほぼ共通であり、下方ガイド壁部48a、弁座部48b、下方補強壁部48c及びビスホール48dを有して構成してある。
この上枠42には、左縦枠44と縦骨46とのほぼ中間となる部位にのみ規制片部材61が設けてある。規制片部材61は、図6及び図7に示すように、上方ガイド壁部47bと下方ガイド壁部48aとの間において脱衣室側の上方レール部42aと浴室側の上方レール部42aとの間に位置する部分から、下向見付け壁部47cの上端部との間にまで配置される寸法を有したもので、実施の形態1と同様、上壁部61a、2つの側壁部61b、前壁部61c、後壁部61d及び底壁部61eを有して構成してある。これら上壁部61a、側壁部61b、前壁部61c、後壁部61d及び底壁部61eは、上方上枠部47及び下方上枠部48の形状に倣った形状を成しており、上方上枠部47の下面及び下方上枠部48の上面に当接することが可能である。規制片部材61がPP(ポリプロピレン)等の硬質樹脂を材料として射出成形したものである点、前壁部61cに尖端面61fと逃げ部61gとが設けてある点及び上壁部61aに突起61hとネジ孔61jとが設けてある点は、実施の形態1と同様である。また、上方上枠部47において規制片部材61の突起61hに対応する部位に係合孔47hが設けてあり、ネジ孔61jに対応する部位にネジ挿通孔47jが設けてある点も実施の形態1と同様である。つまり、規制片部材61の突起61hを係合孔47hに挿入した状態でネジ挿通孔47jを介してネジ孔61jにネジSを螺合することにより、上方上枠部47に規制片部材61が取り付けてある。
上記の構成を有する建具では、通常の状態においては弁体60の弁本体部60bが自重によって支持軸部60aから垂下し、図6中の実線で示すように、弁本体部60bの先端縁部に配設したモヘアを介して下方上枠部48の弁座部48bに当接した状態にある。この状態においては、通気通路49がほぼ閉じているため、浴室で湯を使用した場合にも、その湯気が脱衣室に漏出するおそれはない。上述の状態から、例えば浴室の図示せぬ換気扇を駆動する等して浴室の圧力が脱衣室よりも低下した場合には、図6中の2点鎖線で示すように、支持軸部60aを中心として弁体60の弁本体部60bが浴室側に回転し、通気通路49の開口面積が拡大した状態となる。これにより、通気通路49を通じて脱衣室の空気が浴室の内部に供給され、浴室を短時間に換気することができるようになる。浴室の換気が終了し、換気扇を停止させると、弁体60の弁本体部60bが自重によって脱衣室側に回転し、再び図6中の実線で示す状態に復帰することになる。
さらにこの建具では、上方上枠部47と下方上枠部48との間に規制片部材61を設けるようにしているため、下方上枠部48に対して長手に沿った軸線を中心として回転するように外力が加えられた場合にも、規制片部材61及び上方上枠部47を介してこれが防止されることになる。従って、外観品質の向上を図るべく上枠42の見付け方向に沿った寸法を小さく構成する結果、下方上枠部48のビスホール48d相互間に大きな寸法を確保できない場合であっても、縦枠44,45に対して下方上枠部48が上方に位置ずれを来すおそれがなくなる。これにより、例えば、操作ハンドル56を下方に押し下げるような外力が障子50に加えられ、その外力が上方レール部42aを介して下方上枠部48に加えられたとしても、縦枠44,45に対して下方上枠部48がその位置を維持するようになり、障子50の円滑な開閉を保証することができる。特に、実施の形態2では、規制片部材61の脱衣室側に位置する前壁部61cに逃げ部61gが設けてあるため、弁体60に近接した部分にまで規制片部材61を配置することが可能であり、下方上枠部48の位置ずれをより確実に防止することができる。しかも、規制片部材61において脱衣室側に位置する端部には、尖端面61fが設けてある。従って、規制片部材61が通気通路49を通過する空気の流れを妨げることはなく、通気通路49を通じた換気の効率に大きな影響を与えるおそれもない。
(実施の形態3)
図8及び図9は、本発明の実施の形態3である建具を示したものである。ここで例示する建具は、浴室と脱衣室との間に設けられる浴室用の引戸であり、枠体70に対して1枚の固定面材71が配設してあるとともに、1枚の障子80が左右にスライド可能となるように配設してある。枠体70は、上枠72、下枠73及び左右の縦枠74,75を四周枠組みし、さらに上枠72と下枠73との間に縦枠74,75と平行となるように縦骨76を設けることによって構成してある。本実施の形態3では、左右の縦枠74,75の間のほぼ中間となる位置に縦骨76が設けてあり、脱衣室から見て右側の縦枠75と縦骨76との間に固定面材71が設けてある。障子80は、矩形状を成す面材81の四周に上框82、下框83及び左右の縦框84,85を装着することによって構成したもので、脱衣室から見て左側の縦枠74と縦骨76との間の開口を閉塞することのできる大きさを有している。上述した枠体70の固定面材71としては、非透光性を有したもの適用し、一方、障子80の面材81としては、透光性を有したものを適用している。障子80の上框82に上方ガイド溝82aが設けてあるとともに、下框83に下方ガイド溝83aが設けてある点は、実施の形態1と同様である。図8中の符号86は、障子80の縦框84に設けた操作ハンドルである。
一方、枠体70には、上枠72の下面に上方レール部72aが設けてあるとともに、下枠73の上面において上方レール部72aに対向する部位に下方レール部73aが設けてある。上述した障子80は、上方レール部72a及び下方レール部73aを介して枠体70に対して左右にスライドすることが可能である。
また、この建具においても、枠体70の上枠72は、互いに独立した上方上枠部77及び下方上枠部78を備えて構成してある。但し、実施の形態2と同様、上方上枠部77及び下方上枠部78の間に通気通路79が確保してあるのは、縦骨76と脱衣室から見て左側の縦枠74との間の開口に対応する部分のみとなる。さらに、通気通路79が設けられた上方上枠部77は、脱衣室側の部分と浴室側の部分とが別体に構成してあり、これら別体に構成した部分を互いに係合させることによって、上方枠基部77a、上方ガイド壁部77b、下向見付け壁部77c及び上向見付け壁部77dを構成している。上方枠基部77aと上方ガイド壁部77bとの間の弁体用ポケット77eには、弁体90が支持軸部90aを介して回転可能に支持させてある。上方上枠部77のビスホール77fも実施の形態1と同様の位置に設けてある。下方上枠部78については、上方レール部72aが1本となっており、この上方レール部72aを基準として下方ガイド壁部78a、弁座部78b及び下方補強壁部78cが構成してある。下方上枠部78のビスホール78dについては、上方レール部72aと下方ガイド壁部78aとの隅部及び浴室側において下方ガイド壁部78aと下方補強壁部78cとが連結する部分にそれぞれ設けてある。
この上枠72には、左側の縦枠74と縦骨76とのほぼ中間となる部位にのみ規制片部材91が設けてある。規制片部材91は、上方ガイド壁部77bと下方ガイド壁部78aとのほぼ中間となる部分から、下向見付け壁部77cの上端部との間にまで配置される寸法を有したものである。規制片部材91が上方上枠部77の下面と下方上枠部78の上面とに当接することが可能である点、規制片部材91がPP(ポリプロピレン)等の硬質樹脂を材料として射出成形したものである点、脱衣室側に位置する端部に尖端面91aと逃げ部91bとが設けてある点及び上方上枠部77に対向する部位に突起91cとネジ孔91dとが設けてある点は、実施の形態1と同様である。また、上方上枠部77において規制片部材91の突起91cに対応する部位に係合孔77hが設けてあり、ネジ孔91dに対応する部位にネジ挿通孔(図示せず)が設けてある点も実施の形態1と同様である。つまり、規制片部材91の突起91cを係合孔77hに挿入した状態で上方上枠部77のネジ挿通孔(図示せず)を介してネジ孔91dにネジSを螺合することにより、上方上枠部77に規制片部材91が取り付けてある。
上記の構成を有する建具では、通常の状態においては弁本体部90bが自重によって支持軸部90aから垂下し、図9中の実線で示すように、弁本体部90bの先端縁部に配設したモヘアを介して下方上枠部78の弁座部78bに当接した状態にある。この状態においては、通気通路79がほぼ閉じているため、浴室で湯を使用した場合にも、その湯気が脱衣室に漏出するおそれはない。上述の状態から、例えば浴室の図示せぬ換気扇を駆動する等して浴室の圧力が脱衣室よりも低下した場合には、図9中の2点鎖線で示すように、支持軸部90aを中心として弁体90の弁本体部90bが浴室側に回転し、通気通路79の開口面積が拡大した状態となる。これにより、通気通路79を通じて脱衣室の空気が浴室の内部に供給され、浴室を短時間に換気することができるようになる。浴室の換気が終了し、換気扇を停止させると、弁体90の弁本体部90bが自重によって脱衣室側に回転し、再び図9中の実線で示す状態に復帰することになる。
さらにこの建具では、上方上枠部77と下方上枠部78との間に規制片部材91を設けるようにしているため、下方上枠部78に対して長手に沿った軸線を中心として回転するように外力が加えられた場合にも、規制片部材91及び上方上枠部77を介してこれが防止されることになる。従って、外観品質の向上を図るべく上枠72の見付け方向に沿った寸法を小さく構成する結果、下方上枠部78のビスホール78d相互間に大きな寸法を確保できない場合であっても、縦枠74,75に対して下方上枠部78が上方に位置ずれを来すおそれがなくなる。これにより、例えば、操作ハンドル86を下方に押し下げるような外力が障子80に加えられ、その外力が上方レール部72aを介して下方上枠部78に加えられたとしても、縦枠74,75に対して下方上枠部78がその位置を維持するようになり、障子80の円滑な開閉を保証することができる。特に、実施の形態3では、規制片部材91の脱衣室側に位置する端部に逃げ部91bが設けてあるため、弁体90に近接した部分にまで規制片部材91を配置することが可能であり、下方上枠部78の位置ずれをより確実に防止することができる。しかも、上述したように、規制片部材91において脱衣室側に位置する端部には、尖端面91aが設けてある。従って、規制片部材91が通気通路79を通過する空気の流れを妨げることはなく、通気通路79を通じた換気の効率に大きな影響を与えるおそれもない。
なお、上述した実施の形態1〜実施の形態3では、いずれも建具として脱衣室と浴室との間に設けられる建具を例示しているが、その他の用途に用いられるものにももちろん適用することが可能である。また、建具としては枠体10,40,70に対して障子20,50,80が開閉可能に配設されたものであれば必ずしも引戸である必要はない。さらに、上枠11,42,72に設けた通気通路17,49,79は、必ずしも弁体18,60,90を備えている必要はない。なお、弁体18,60,90が設けられていない場合には、通気通路17,49,79の一方の開口端から他方の開口端にわたる部位の全長に規制片部材19,61,91を設けることが可能であり、下方上枠部16,48,78の位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、上述した実施の形態1〜実施の形態3では、いずれも規制片部材19,61,91に突起19h,61h,91cを設ける一方、対応する上方上枠部15,47,77に係合孔15h,47h,77hを設けるようにしているが、突起19h,61h,91cと係合孔15h,47h,77hとによる係合機構は係合孔15h,47h,77hを規制片部材19,61,91に設け、かつ突起19h,61h,91cを上方上枠部15,47,77に設けても良い。さらに、上方上枠部15,47,77を介して規制片部材19,61,91にネジSを螺合するようにしているが、上方上枠部15,47,77からのネジSに代えて、あるいは上方上枠部15,47,77からのネジSに加えて下方上枠部16,48,78から規制片部材19,61,91にネジを螺合するようにしても良い。なお、実施の形態1〜実施の形態3において示した通気通路17,49,79に設ける規制片部材19,61,91の個数は、例示のためであって、上記の例に限定されないのはいうまでもない。
10,40,70 枠体、11,42,72 上枠、15,47,77 上方上枠部、16,48,78 下方上枠部、15h,47h,77h 係合孔、15j,47j ネジ挿通孔、17,49,79 通気通路、18,60,90 弁体、19,61,91 規制片部材、19f,61f,91a 尖端面、19g,61g,91b 逃げ部、19h,61h,91c 突起、19j,61j,91d ネジ孔、20,50,80 障子、S ネジ

Claims (4)

  1. 枠体に対して障子が開閉可能に配設され、
    前記枠体の上枠は、上方上枠部及び下方上枠部を備え、これら上方上枠部及び下方上枠部の間に通気通路が構成された建具において、
    前記上方上枠部と前記下方上枠部との間には、通気のための空間を確保した状態で前記上方上枠部及び前記下方上枠部の相互に近接する方向の移動を制限する規制片部材が設けられていることを特徴とする建具。
  2. 前記通気通路の一方の開口端部には、上縁の軸部を介して回転することにより前記通気通路の開口面積を変化させる弁体が設けられており、
    前記規制片部材において前記弁体に対向する端部には、前記弁体の移動軌跡に沿った逃げ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記規制片部材において前記通気通路の上流側に位置する端部には、前記通気通路の上流に向けて漸次狭幅となるように尖端面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  4. 前記規制片部材と、前記上方上枠部及び前記下方上枠部の少なくとも一方の上枠部との間には、ネジ孔にネジを螺合することによって互いの間を結合させるネジ結合機構と、突起を係合孔に挿入することによって互いに係合する係合機構とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
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