JP7100881B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、窓用フレームに装備される換気装置に関する。
壁の開口を縁取る開口フレームや、この開口フレームにスライド可能に支持されるか嵌め殺しに取り付けられたサッシ窓の窓フレームにおいて、これらフレームの一部となる枠部材に、換気構造を設けることは公知である。
上記換気構造には、単に枠部材に通気路を形成して自然換気を行なうタイプと、枠部材に手動式の換気調節装置を組み込むタイプがある。
自然換気を行なう場合には、風雨が強い時に雨水が屋内に吹き込んでくることがある。
また、手動式の換気調節装置を組み込んだ場合には、風雨が強い時に手動で換気調節装置の通気路を閉じる手間を要する。また通気路を開いたまま留守にした状態で風雨が強くなった時に、自然換気の場合と同様に雨水が屋内に吹き込んでくることがある。
後記の特許文献1,2では、枠部材の屋内側に換気調節装置が設けられ、屋外側に回動可能にシャッタ板が設けられており、風雨が強い時にはシャッタ板が風圧により回動して通気路を閉じるようになっており、上記の2つのタイプの欠点を補っている。
WO2015/198416号公報 特開2016-217642号公報 特開2006-328802号公報
特許文献1,2の換気装置では、枠部材と直交する方向に空気が流れるように通風路が形成され、この通風路にシャッタ板が配置されているため、枠部材の断面積が増大してしまう。さらに特許文献1,2では、換気調節装置が枠部材と直交する方向にシャッタ板と並んで配置されているため、より一層枠部材の断面積の増大を招いている。
特許文献3の換気装置では、本発明と同様に、枠部材に、その長手方向に離間した屋外側換気口と屋内側換気口が形成されており、屋外側換気口からの空気が枠部材の内部空間を経て屋内側換気口から屋内に流れ込むようになっている。しかし、風圧によって作動するシャッタ板は開示されていない。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、換気装置において、窓用フレームの一部を構成するとともに直線状に延びる枠部材と、上記枠部材に設けられた換気構造とを備え、上記枠部材は、その長手方向に延びるとともに閉断面形状で中空をなす主部を有し、上記主部は屋外側壁部と屋内側壁部を有しており、上記換気構造は、上記屋外側壁部に形成された屋外側換気口と、上記屋内側壁部に形成されるとともに上記屋外側換気口から上記枠部材の長手方向に離間した屋内側換気口と、上記屋外側換気口と上記屋内側換気口との間において上記主部の内部空間に配置され上記主部に回動可能に支持されたシャッタ板とを備え、上記シャッタ板は、風圧が弱い時には、上記主部の上記内部空間での空気の流通を許容し、風圧が強い時には、その風圧により上記主部の上記内部空間での空気の流通を遮断することを特徴とする。
上記構成によれば、風雨が強い時にシャッタ板が枠部材の主部の内部空間での空気の流通を遮断することにより、屋内に雨水が吹き込むのを防止することができる。しかも、枠部材の長手方向に延びる主部の内部空間が通気路となり、この通気路にシャッタ板が配置されているので、枠部材の断面積の増大を招かない。
好ましくは、上記シャッタ板は、その回動軸線から見て上記屋外側換気口寄りの第1部分が、上記屋内側換気口寄りの第2部分より長く形成されており、上記シャッタ板は、風圧が弱い時には、姿勢維持手段により上記枠部材の長手方向に沿う姿勢を維持されて、上記主部の上記内部空間での空気の流通を許容し、風圧が強い時には、その風圧により上記姿勢維持手段に抗して回動して、上記主部の上記内部空間での空気の流通を遮断する。
上記構成によれば、シャッタは枠部材の長手方向に沿う姿勢で空気の流通を許容するので、円滑な空気の流通を行なうことができ、また、第1部分と第2部分との受圧面積の差により、確実にシャッタ板が回動して空気の流通を遮断することができる。
好ましくは、上記姿勢維持手段は、上記シャッタ板を回動付勢するバネと、上記バネの付勢方向への上記シャッタ板の回動を規制するストッパとを含む。
上記構成によれば、シャッタ板は空気の流通を許容する姿勢を安定して維持することができる。また、バネにより、シャッタ板が空気の流通を遮断する動作時の風圧を適宜設定することができる。
好ましくは、さらに、シャッタユニットを備え、上記シャッタユニットは、上記主部の上記内部空間に配置されるユニット本体と、このユニット本体に回動可能に支持された上記シャッタ板と、上記ユニット本体に設けられた上記バネおよび上記ストッパと、を有する。
上記構成によれば、予め組み立てられたシャッタユニットを枠部材に設置するので、シャッタ板、バネおよびストッパの設置作業を簡略化することができる。
好ましくは、上記主部の上記屋内側壁部には、上記屋外側換気口と上記屋内側換気口との間に取付口が形成され、上記ユニット本体の屋内側には鍔部が形成されており、上記シャッタユニットは、上記ユニット本体が上記取付口に挿入されるとともに、上記鍔部が上記屋内側壁部に固定された状態で、上記主部の上記内部空間に配置されている。
上記構成によれば、シャッタユニットの設置作業をより一層簡略化することができる。
好ましくは、上記主部は、上記屋外側壁部と上記屋内側壁部を有するとともに、上記枠部材の長手方向および屋内外方向と直交する方向に対向する第1及び第2壁部とを有し、その断面形状が上記第1及び第2壁部の対向方向に細長い矩形をなしており、上記屋内側壁部には、上記第1壁部寄りに位置するとともに屋内に向かって突出する凸部が形成されており、上記取付口は、上記屋内側壁部において上記凸部が形成されていない領域に形成されており、上記ユニット本体は、断面矩形の筒形状をなし、上記第2壁部に接近し、上記第1壁部から離れて配置されるとともに、上記第1壁部に臨む開口部を有しており、上記シャッタ板が閉じ方向に回動する際に、上記第1部分が上記開口部から突出して上記第1壁部に当たる。
上記構成によれば、シャッタユニットが第1壁部から離れ第2壁部に接近して設置されていても、シャッタ板の第1部分がユニット本体の開口部から突出して第1壁部に当たることにより、空気の流通を遮断することができる。
上記枠部材が上下方向に延びる縦枠であり、上記屋外側換気口に対して上記屋内側換気口が上方に配置されている。
上記構成によれば、シャッタ板が空気の流通を遮断している状態において、重力の作用により、屋外側換気口からの雨水が主部の壁を伝ってシャッタ板に向かって流れるのを防止できる。
好ましくは、上記主部の上記屋内側壁部には、上記屋内側換気口を介しての空気の流通を調節する換気調節装置が設けられている。
上記構成によれば、換気調節装置により、最適な換気を実現できる。しかも、換気調節装置とシャッタ板は枠部材の長手方向に離れて配置されているので、枠部材の断面積の増大を招かない。
好ましくは、上記枠部材は、上記枠部材の長手方向に延びるとともに上記主部より屋内側に配置され屋内に向かって開放された収容空間を有し、この収容空間内に上記換気調節装置が配置されており、上記収容空間は枠部材の長手方向に延びるカバー部材により覆われており、このカバー部材には、上記換気調節装置の操作つまみに対応する箇所に操作口が形成されるとともに、上記屋内側換気口に対応する箇所に補助換気口が形成されている。
上記構成によれば、枠部材の収容空間と換気調節装置をカバー部材で覆うことにより、良好な外観を維持できる。
本発明によれば、風雨が強い時に雨水の屋内への吹き込みを防止することができるとともに、窓用フレームの枠部材の断面積増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る換気装置を備えた窓を、屋内側から見た正面図であり、(A)はカバー部材を装着した状態、(B)はカバー部材を取り外した状態をそれぞれ示す。 同窓を屋外側から見た背面図である。 図1(A)におけるIII-III矢視断面図である。 図1(A)におけるIV-IV矢視断面図である。 上記換気装置を構成する縦枠と換気調節装置とシャッタユニットを分解して示す斜視図である。 上記換気調節装置の要部を示す縦断面図である。 上記カバー部材の中間部の横断面図である。 上記シャッタユニットを分解して示す斜視図である。 上記シャッタユニットの斜視図である。 上記シャッタユニットのシャッタ板がバネに抗して回動した状態を示す斜視図である。 縦枠内のシャッタユニットを示す縦断面図であり、屋外の風圧が弱くシャッタ板が空気の流通を許容している状態を示す。 縦枠内のシャッタユニットを示す縦断面図であり、屋外の風圧が強くシャッタ板が回動して空気の流通を遮断している状態を示す。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1~図3に示すように、建物の壁1に形成された矩形をなす開口1aは、開口フレーム2により縁取られており、この開口フレーム2には、嵌め殺し状態でサッシ窓3が固定されている。
開口フレーム2は、アルミ合金製の押出型材からなる上枠2aと下枠2bと左右の縦枠2c、2dを有している。サッシ窓3は、矩形をなす窓フレーム4と、この窓フレーム4に嵌められたガラス板5とを有している。窓フレーム4も、開口フレーム2と同様に、アルミ合金製の押出型材からなる上枠4aと下枠4bと左右の縦枠4c、4dを有している。
本実施形態の窓フレーム4は、さらに左側の縦枠4cに沿って固定された追加の縦枠10(枠部材)を有しており、この縦枠10の左側部が開口フレーム2の左側の縦枠2cに挿入されている。
上記縦枠10もアルミ合金製の押出型材からなり、図3に示すように、縦枠10の長手方向に延びるとともに閉断面形状で矩形をなす中空の主部11を有している。この主部11は、互いに平行な屋外側壁部11aと屋内側壁部11bを有するとともに、互いに平行をなして左右方向(縦枠10の長手方向および屋内外方向と直交する方向)に対向する第1壁部11cと第2壁部11dとを有している。主部11は、上記壁部11a,11b,11c,11dにより閉塞された内部空間15を有している。
本実施形態では、主部11は左右方向に細長い矩形の断面形状を有している。縦枠10はさらに、主部11の屋内側壁部11bの左端部から屋内に突出する小さい断面矩形の凸部12と、主部11の右端から屋内に突出する突出壁部13とを有している。
上記凸部12と壁部13との間には、屋内側が開放された収容空間16が形成されている。
縦枠10の収容空間16は、押縁からなるカバー部材20により覆われている。このカバー部材20はアルミ合金製の押出型材からなり、裏面(屋外側の面)に左右一対の弾性爪21を有している。カバー部材20を屋内側から縦枠10の収容空間16に向かって押し込むと、弾性爪21が凸部12と突出壁部13に形成された突起12a,13aを、弾性変形を伴って乗り越えて係合する。このようにしてカバー部材20が縦枠10に装着されている。
本実施形態では、上記縦枠10に換気構造が設けられている。以下、詳述する。
図1(B)、図2に示すように、縦枠10の主部11の屋外側壁部11aの下端部には、屋外側換気口17が形成されている。この屋外側換気口17は、左右方向に延び、上下方向に間隔をおいて多数形成されている。
図4に示すように、上記主部11の屋外側壁部11aの内側には、上記屋外側換気口17を覆うパンチングメタル25が配置されている。このパンチングメタル25は、断面矩形の筒形状をなす取付部材26の屋外側の板部の内面に沿って支持されており、この取付部材26を上記主部11の下端部に嵌め込んで固定することにより、パンチングメタル25が主部11に装着されている。
屋外の空気は、屋外側換気口17、取付部材26の屋外側の板部に形成された開口26aおよびパンチングメタル25の多数の細孔を経て主部11の内部空間15に流入するようになっている。
図5に示すように、上記縦枠10の主部11の屋内側壁部11bにおいて、凸部12が形成されていない領域には、上下方向に細長い屋内側換気口18が形成されている。この屋内側換気口18は、上記屋外側換気口17より上方に配置されており、両換気口17,18は、上下方向(縦枠10の長手方向)に離間している。
上記縦枠10の主部11の屋内側壁部11bには、上記屋内側換気口18を覆うようにしてユニット化された換気調節装置30がビスにより取り付けられ、収容空間16に収容されている。
図5、図6に示すように、換気調節装置30は、細長い装置本体31と、この装置本体31の下端部において上下方向に回動操作可能に支持された操作つまみ32と、この操作つまみ32の回動操作に伴い上下方向にスライドするスライダ33と、このスライダ33に下端が連結された作動板34と、装置本体31に固定されたカム部材(図示しない)と、を有している。作動板34は装置本体31に上下方向にスライド可能にかつ上下に延びる回動軸線を中心に回動可能に支持されている。
装置本体31の屋外側の壁31aには,上記縦枠10の屋内側換気口18に対向した位置に通気口31xが形成されており、屋内側の壁31bには図5に示すように多数の通気口31yが形成されている。
操作つまみ32が図5、図6に示すように倒れている時には、作動板34が装置本体31の屋内側の壁31bに接近して通気口31yを閉じ、これにより縦枠10の屋内側換気口18での空気の流通を遮断する。
操作つまみ32に指をかけて、図6に示す矢印方向(屋内方向)に起こすように回動させると、スライダ33が下方にスライドし、作動板34も同方向にスライドする。このスライドの過程でカム部材のカム作用により作動板34が回動して装置本体31の屋内側の壁31bから離れることにより、通気口31yが開放され、屋内側換気口18での空気の流通が可能になる。
上記カバー部材20は、上記換気調節装置30および後述するシャッタユニット40を覆う。
カバー部材20は、換気調節装置30の装置本体31の屋内側の壁31bに接近しており、図1(A)に示すように、操作つまみ32に対応した位置に操作口27が形成されるとともに、上記換気調節装置30の通気口31yに対応した位置に、左右方向に延びる補助通気口28が上下に間隔をおいて多数形成されている。
換気調節装置30を開状態にする場合には、この操作口27から指を挿入して、操作つまみ32を起こす。起こされた状態の操作つまみ32はこの操作口27から屋内側に突出する。
図7に示すようにカバー部材20の裏面には、断面L字形をなす左右一対の支持突起22が形成されている。この支持突起22間には、上記補助通気口28を覆うフィルタ29が支持されている。
図5に示すように、縦枠10の主部11の屋内側壁部11bの凸部12が形成されていない領域には、屋外側換気口17と屋内側換気口18との間の中間位置において、取付口19が形成されている。この取付口19からシャッタユニット40が挿入されて主部11の内部空間15に配置されている。
図8~図12に示すように、シャッタユニット40は、断面矩形の筒形状をなすユニット本体41を有している。ユニット本体41は、断面コ字形に折り曲げられた主板42と、主板42の上下端部内面に固定された補助板43,44と、主板42の屋内側板部に固定された取付板45と、を有している。補助板43,44間に、開口部46が形成されている。
主板42の上端部および下端部の外周には、それぞれパッキン42a,42bが取り付けられている。取付板45は、パッキン42a,42bを介して主板42の屋内側板部に固定されている。取付板45の上下端部は、主板42から上下に突出しており、鍔部45a,45bとして提供されている。
ユニット本体41の内部には、シャッタ板47が、屋内外方向に延びる回動軸線を中心に回動可能に支持されている。より具体的に説明すると、図11、図12に示すように、シャッタ板47の幅方向(屋内外方向)の両側縁には、円筒形状の軸受部47aが固定されている。この軸受部47aが主板部42に固定された中空の軸部48に嵌められることにより、シャッタ板47はユニット本体41に回動可能に支持されている。
シャッタ板47は、その回動軸線より下側(屋外側換気口17側)の第1部分47xと、回動軸線より上側(屋内側換気口18側)の第2部分47yとを有している。第1部分41xは第2部分47yより長い。
第1部分47xの先端部の左側の面(第1壁部11c側の面)にはパッキン47bが取り付けられており、第2部分47yの先端部の右側の面(第2壁部11d側の面)にもパッキン47cが取り付けられている。
シャッタ板47は、中空の軸部48内に収容された捩りコイルバネ49(バネ)により、図11,12において反時計回り方向に付勢されている。捩りコイルバネ49のコイル部は上記軸部48の中央に形成された支持凸部48aに支持され、一端は軸部48の円筒部から径方向内方向に突出した係止部48bに係止され、他端は、シャッタ47の軸受部47aに形成された係止部47eに係止されている。
ユニット本体41の上側補助板43の両端部は、ユニット本体41の内部空間に向かって折り曲げられており、これら端部はストッパ43aとして提供されている。ストッパ43aの右側の面にはパッキン43bが取り付けられている。
図5に示すように、ユニット本体41を縦枠10の取付口19に挿入し、鍔部45a,45bを屋内側壁部11bの屋内側の面にビスで固定することにより、シャッタユニット40は主部11の内部空間15に収容される。このシャッタユニット40の装着状態において、主板42の右側の板部がパッキン42a,42bを介して主部11の第2壁部11dに当たり、主板42の屋外側の板部がパッキン42a,42bを介して主部11の屋外側壁部11aに当たるため、シャッタユニット40は、3面にわたり主部11の右部に気密に装着されている。
上記シャッタユニット40の装着状態において、シャッタユニット40は主部11の第1壁部11cから離れており、その開口部46が第1壁部11cを向いている。シャッタ47の回動軸線は第2壁部11d寄りに偏って配置されている。
上記換気装置において、屋外の風圧が弱い場合には、図11に示すように、シャッタ板47の第2部分47yの先端部が上記パッキン43bを介してストッパ43aに当たることにより、シャッタ板47は反時計回り方向の回動を規制されており、上下方向(縦枠10の長手方向)に沿う姿勢を有しており、内部空間15での空気の流通を許容する。そのため、屋外側換気口17、主部11の内部空間15、屋内側換気口18、換気調節装置30の通気口31x,31y、カバー部材20の補助換気口28を経て、屋外の空気を屋内に供給することができる。
通常は換気調節装置30の操作つまみ32を操作することにより、換気調節を行なう。すなわち、操作つまみ32の操作により、換気調節装置30の作動板34を閉じ位置にすれば、屋外の空気は作動板34により遮断されて換気がなされず、作動板34を開き位置にすれば、換気を行なうことができる。
屋外の風雨が強い場合には、その強い風圧が屋外側換気口17からシャッタ板47に作用し、これによりシャッタ板47は捩りコイルバネ49の付勢力に抗して時計回り方向に回動する。この回動により、シャッタ板47の第2部分47yはストッパ43aから離れて第2壁部11dに向かい、その先端部がパッキン47cを介して主板42の右側の板部に当たる。他方、シャッタ47の第1部分47xはシャッタユニット40の開口部46から突出してその先端部がパッキン47bを介して第1壁部11cに当たる。その結果、主部11の内部空間15での空気の流通を遮断できる。
したがって、風雨が強い時に作動板34を開いた状態で留守にした場合でも、上述したようにシャッタ板47が主部10の内部空間15を遮断することができるので、雨水が屋内に流れ込むのを防止することができる。
本実施形態では、縦枠10に凸部12が形成されていてシャッタユニット40が第2壁部11d寄りに偏倚した状態で装着されることを余儀なくされているが、上記シャッタ板47がシャッタユニット40の開口部46から突出して第1壁部11cに当たるので、内部空間15を遮断することができる。
本実施形態では、捩りコイルバネ49を用いることにより、シャッタ板47を遮断動作する時の風圧を適宜設定することができる。例えば風圧が150Pa~200Paの設定圧に達した時にシャッタ板47を遮断動作させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨に反しない限りにおいて種々の改変をなすことができる。
例えば、上記実施形態では、枠部材は1本の中空型材により構成されているが、複数の型材により構成され、上記実施形態と同様の中空の断面形状を得てもよい。
換気構造を設ける枠部材は、左右方向に延びる横枠であってもよい。
上記実施形態では嵌め殺しのサッシ窓3の窓フレーム4の枠部材に換気構造を設けたが、スライド可能に設けられたサッシ窓の窓フレームの枠部材に設けてもよいし、開口フレーム2の枠部材に換気構造を設けてもよい。
縦枠にシャッタ板を設ける場合、シャッタ板の縦枠に沿う姿勢を維持する姿勢維持手段は、シャッタ板に作用する重力だけでもよい。
シャッタ板の回転軸線が左右に延びていてもよい。
屋内側換気口に換気調節装置が嵌るようにして設置されていてもよい。
換気調節装置を省いて、枠部材の主部の内部空間を通気路とする自然換気を行なってもよい。
本発明は、屋内を換気するための換気装置に適用可能である。
2 開口フレーム(窓用フレーム)
4 窓フレーム(窓用フレーム)
10 縦枠(枠部材)
11 主部
11a 屋外側壁部
11b 屋内側壁部
11c 第1壁部
11d 第2壁部
15 内部空間
16 収容空間
17 屋外側換気口
18 屋内側換気口
19 取付口
20 カバー部材
27 操作口
28 補助換気口
30 換気調節装置
32 操作つまみ
40 シャッタユニット
41 ユニット本体
43a ストッパ
45a,45b 鍔部
47 シャッタ板
47x 第1部分
47y 第2部分
49 捩りコイルバネ(バネ)

Claims (5)

  1. 窓用フレームの一部を構成するとともに直線状に延びる枠部材と、上記枠部材に設けられた換気構造とを備え、
    上記枠部材は、その長手方向に延びるとともに閉断面形状で中空をなす主部を有し、上記主部は屋外側壁部と屋内側壁部を有するとともに、上記枠部材の長手方向および屋内外方向と直交する方向に対向する第1及び第2壁部とを有し、その断面形状が上記第1及び第2壁部の対向方向に細長い矩形をなしており、
    上記換気構造は、上記屋外側壁部に形成された屋外側換気口と、上記屋内側壁部に形成されるとともに上記屋外側換気口から上記枠部材の長手方向に離間した屋内側換気口と、上記屋外側換気口と上記屋内側換気口との間において上記主部の内部空間に配置され上記主部に回動可能に支持されたシャッタ板とを備え、
    上記シャッタ板は、その回動軸線から見て上記屋外側換気口寄りの第1部分が、上記屋内側換気口寄りの第2部分より長く形成されており、
    上記シャッタ板は、風圧が弱い時には、姿勢維持手段により上記枠部材の長手方向に沿う姿勢を維持されて、上記主部の上記内部空間での空気の流通を許容し、風圧が強い時には、その風圧により上記姿勢維持手段に抗して回動して、上記主部の上記内部空間での空気の流通を遮断するようになっており、
    上記姿勢維持手段は、上記シャッタ板を回動付勢するバネと、上記バネの付勢方向への上記シャッタ板の回動を規制するストッパとを含み、
    さらに、シャッタユニットを備え、上記シャッタユニットは、上記主部の上記内部空間に配置されるユニット本体と、このユニット本体に回動可能に支持された上記シャッタ板と、上記ユニット本体に設けられた上記バネおよび上記ストッパと、を有し、
    上記主部の上記屋内側壁部には、上記屋外側換気口と上記屋内側換気口との間に取付口が形成され、上記ユニット本体の屋内側には鍔部が形成されており、
    上記シャッタユニットは、上記ユニット本体が上記取付口に挿入されるとともに、上記鍔部が上記屋内側壁部に固定された状態で、上記主部の上記内部空間に配置され、
    上記ユニット本体は、断面矩形の筒形状をなし、上記第2壁部に接近し、上記第1壁部から離れて配置されるとともに、上記第1壁部に臨む開口部を有しており、
    上記シャッタ板が閉じ方向に回動する際に、上記第1部分が上記開口部から突出して上記第1壁部に当たることを特徴とする換気装置。
  2. 上記屋内側壁部には、上記第1壁部寄りに位置するとともに屋内に向かって突出する凸部が形成されており、上記取付口が、上記屋内側壁部において上記凸部が形成されていない領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 上記枠部材が上下方向に延びる縦枠であり、上記屋外側換気口に対して屋内側換気口が上方に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の換気装置。
  4. 上記主部の上記屋内側壁部には、上記屋内側換気口を介しての空気の流通を調節する換気調節装置が設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の換気装置。
  5. 上記枠部材は、上記枠部材の長手方向に延びるとともに上記主部より屋内側に配置され屋内に向かって開放された収容空間を有し、この収容空間内に上記換気調節装置が配置されており、
    上記収容空間は枠部材の長手方向に延びるカバー部材により覆われており、このカバー部材には、上記換気調節装置の操作つまみに対応する箇所に操作口が形成されるとともに、上記屋内側換気口に対応する箇所に補助換気口が形成されていることを特徴とする請求項に記載の換気装置。
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