JP2019082733A5 - 定着装置 - Google Patents
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Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファックス、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に搭載される定着装置に関するものである。
そこで、本発明の目的は、上記のような構成の装置においても、フィルム端部折れが発生することなくフィルム寄り力を低減させ、フィルムの耐久性能を満足させるような定着装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る像加熱装置の代表的な構成は、筒状のフィルムと、前記フィルムの外面に接触し、前記フィルムとの間に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するローラと、前記フィルムの長手方向における端面と対向する位置に配置されており、前記フィルムの前記長手方向の端部の内面と対向し前記フィルムの回転を案内する案内面と、前記フィルムの前記長手方向の端面と対向する対向面と、を有し、前記フィルムが前記長手方向へ移動したときに前記フィルムの前記端面が前記対向面と接触することで前記フィルムの前記長手方向への移動を規制する規制部材と、を有し、画像が形成された記録材を前記ニップ部で挟持搬送しつつ画像を記録材に定着する定着装置において、前記定着装置を前記長手方向に見たとき、前記対向面は、前記ニップ部における記録材の搬送方向において前記ニップ部の中央を通るラインよりも下流側に位置する第1領域と、前記搬送方向において前記第1領域よりも上流側に位置する第2領域と、を有し、前記長手方向において、前記第1領域は前記第2領域よりも前記フィルムの前記端面から退避しており、前記定着装置を前記長手方向に見たとき、前記対向面の前記第2領域と、前記フィルムが回転するときに前記フィルムの前記内面と接触する前記案内面の接触領域は、いずれも、前記ニップ部の前記中央を通るラインよりも上流側から下流側に亘って設けられており、且つ前記ニップ部の前記中央を通るラインよりも上流側の部分が下流側の部分よりも前記フィルムの回転方向における長さが長く、前記定着装置を前記長手方向に見たとき、前記第2領域の前記回転方向における上流端は、前記接触領域の上流端よりも前記回転方向の下流の位置又は前記接触領域の上流端と前記回転方向において同じ位置に位置することを特徴とする。
本発明によれば、可撓性を有する中空の第1の回転体(フィルム)の端部折れが発生することなく第1の回転体の寄り力を低減させ、第1の回転体の耐久性能を満足させるような定着装置を提供することができる。
図10の(a)、(b)、(c)は、フランジ40を、それぞれ、内面側、側面側、天面側から見た図である。(d)は縦断面図である。これらの図に示すように、フランジ40は、規制面(規制部、鍔座:第1の面、対向面)40a、ガイド面(ガイド部:第2の面、案内面)40b、加圧受け部40c、嵌着部40d、嵌着縦溝部40e、を有する。
これにより、ヒータ20を有するガイド部材29と加圧ローラ26とが加圧ローラ26の弾性層26bの弾性に抗してフィルム25を挟んで所定の加圧力をもって圧接する。本実施例の定着装置Cにおいては、ヒータ20、或いはヒータ20とガイド部材29の一部がフィルム25の内面に接触する当接する摺動部材(バックアップ部材、ニップ形成部材)として機能している。そのため、図8のように、フィルム25と加圧ローラ26との間に用紙搬送方向A1に関して所定幅のニップ部Nが形成される。
また、実施例1のフランジ40Rの規制面40aは、上流側と下流側とにそれぞれフィルム25の端部から離れる方向に傾きを持たせる形状部(以降、テーパ形状部と称する)
Tj(第3領域)とTk(第1領域)を有している。上流側と下流側のテーパ形状部TjとTkの開始位置は、上流側は40cj、下流側は40ckで示している。
Tj(第3領域)とTk(第1領域)を有している。上流側と下流側のテーパ形状部TjとTkの開始位置は、上流側は40cj、下流側は40ckで示している。
テーパ形状部TjとTkの逃げ角度(傾斜角度)は、図中に上流側θTj、下流側θTkで示している。上流側のテーパ形状部Tjの逃げ角度θTjと下流側のテーパ形状部Tkの逃げ角度θTkは異なる。実施例1では、下流側のテーパ形状部Tkの角度θTkが上流側のテーパ形状部Tjの角度θTjよりも小さい。換言すれば、θTjがθTkよりも大きくなるように設定されている。こうすることで、逃げテーパ部付近においてフィルム25の局所当たりを防ぐことができる。
これら上流側と下流側のテーパ形状部Tj、Tkの開始位置40cj(フィルム25の回転方向において第2領域の下流端)、40ck(フィルム25の回転方向において第2領域の上流端)で挟まれる領域Zr(第2領域)でフィルム端面25dと規制面40aが接触する。即ち、領域Zrは、フィルム25の回転時に、規制面40aとフィルム25の端面25dとが摺接する接触領域(以下、第1の接触領域と称す)である。そして、この第1の接触領域Zrは前述の第2の接触領域Jrと実質同じ位置になっている。
即ち、フランジ40Rは、フィルム25の回転時に、第1の接触領域Zrと、第2の接触領域Jrがフィルム25の周方向において実質同じ位置となるように、規制面40aがフィルム端面25dから離れる(退避する)形状部Tj、Tkを有する。そして、第1の接触領域Zr及び第2の接触領域Jrは共にニップ部Nにおける用紙Pの搬送方向A1において上流側から下流側に亘って設けられている。
比較例2のフランジ40Rは、下流側のテーパ形状部Tkのテーパ開始位置40ckがフランジ40Rのガイド部40bの頂点からニップ線と平行になるように形成されている。このとき、フィルム25の端面25dとフランジ40の規制面40aとが摺接する第1の接触領域(第2領域)は図の矢印Zrで示す領域(フィルム25の回転方向における領域Zrの上流端(40ck)が、フィルム25の回転方向における第2の接触領域Jrの上流端よりも回転方向の下流の位置となる領域Zr)となり、フィルム25の内周とガイド面40bとが摺接する第2の接触領域Jrよりも狭い領域となる。その結果、フィルム25にかかる単位面積当たりの寄り力が大きくなり、フィルム25の座屈が発生しやすくなる。
また、比較例2の定着装置においては、比較例1の定着装置で問題が発生した100k枚のプリントを行った時点での評価は良好(〇)であり、150k枚のプリントを行った時点で、フィルム25の端部にて、長手方向に複数の亀裂が入り、ラッパ状に広がっていた。そしてその結果、フィルム25の走行が不安定になり、紙搬送が乱れ画像不良が発生した。ラッパ状に広がった理由は、フィルム端部に単位面積あたりに受ける寄り力が大きいことである。耐久による基層の摩耗の進行や熱による劣化により、フィルムの強度が低下し、耐久後半にて座屈が発生したものである。
Claims (8)
- 筒状のフィルムと、
前記フィルムの外面に接触し、前記フィルムとの間に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するローラと、
前記フィルムの長手方向における端面と対向する位置に配置されており、前記フィルムの前記長手方向の端部の内面と対向し前記フィルムの回転を案内する案内面と、前記フィルムの前記長手方向の端面と対向する対向面と、を有し、前記フィルムが前記長手方向へ移動したときに前記フィルムの前記端面が前記対向面と接触することで前記フィルムの前記長手方向への移動を規制する規制部材と、
を有し、画像が形成された記録材を前記ニップ部で挟持搬送しつつ画像を記録材に定着する定着装置において、
前記定着装置を前記長手方向に見たとき、前記対向面は、前記ニップ部における記録材の搬送方向において前記ニップ部の中央を通るラインよりも下流側に位置する第1領域と、前記搬送方向において前記第1領域よりも上流側に位置する第2領域と、を有し、
前記長手方向において、前記第1領域は前記第2領域よりも前記フィルムの前記端面から退避しており、
前記定着装置を前記長手方向に見たとき、前記対向面の前記第2領域と、前記フィルムが回転するときに前記フィルムの前記内面と接触する前記案内面の接触領域は、いずれも、前記ニップ部の前記中央を通るラインよりも上流側から下流側に亘って設けられており、且つ前記ニップ部の前記中央を通るラインよりも上流側の部分が下流側の部分よりも前記フィルムの回転方向における長さが長く、
前記定着装置を前記長手方向に見たとき、前記第2領域の前記回転方向における上流端は、前記接触領域の上流端よりも前記回転方向の下流の位置又は前記接触領域の上流端と前記回転方向において同じ位置に位置する、
ことを特徴とする定着装置。 - 前記第1領域は、前記回転方向の下流に向かうにつれて前記フィルムの前記端面に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記対向面は、更に、前記回転方向において前記第2領域よりも下流側に位置する第3領域を有し、前記長手方向において、前記第3領域は前記第2領域よりも前記フィルムの前記端面から退避していることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記第1領域は、前記回転方向の下流に向かうにつれて前記フィルムの前記端面に近づくように傾斜しており、前記第3領域は、前記回転方向の下流に向かうにつれて前記フィルムの前記端面から離れるように傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
- 前記第1領域の傾斜角度は前記第3領域の傾斜角度よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
- 前記定着装置は更に、前記フィルムの内面に接触し前記フィルムを介して前記ローラと共に前記ニップ部を形成するニップ形成部材を有することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載の定着装置。
- 前記定着装置を前記長手方向に見たとき、前記接触領域と前記ニップ形成部材によって形成されるガイド領域Gの前記回転方向における長さをLg、前記フィルムの内周面の長さをLfとすると、内面使用率Rgf(=Lg/Lf)が95〜99.8%の範囲内であることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
- 前記ニップ形成部材はヒータを有することを特徴とする請求項6又は7に記載の定着装置。
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JP2019034621A Active JP6790150B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | 定着装置 |
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