JP2019080539A - 電動リールのモータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動リールのモータ制御装置において、モータの出力を迅速かつ容易に調節できるようにするモータ制御装置の提供。【解決手段】リール本体1に回転自在に装着されたスプール2をモータ3で駆動する電動リール100のモータ制御装置は、第1押圧操作部11と、モータ制御手段と、を備えている。第1押圧操作部は、リール本体に設けられている。モータ制御手段は、第1押圧操作部11を押圧する持続時間及び押圧力に応じて、モータ3の出力を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置、特に、リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置に関する。
一般に、釣り糸巻き上げ時のスプールの回転をモータで行う電動リールは、リール本体と、リール本体に回転自在に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、スプールを巻き上げ方向に回転させるモータと、を備えている。この種の電動リールにおいて、スプールの巻き上げ速度を変更するための操作部に、圧力センサを用いたものが知られている(特許文献1)。また、特許文献2には、モータの回転速度をスイッチの操作時間に応じて増速または減速させる速度調整スイッチを設けたものが開示されている。
特開平10−337138号公報 特開平10−108602号公報
特許文献1の操作部は、押圧力に応じてモータの回転速度を調節するため、特に速度を微小に加速又は減速させるときの押圧力の加減が難しい。このため、速度を微調節したい場合に、意図した以上の押圧力が生じてしまい、モータの回転速度の加減速が急激になるおそれがある。また、特許文献2の速度調整スイッチは、スイッチの操作時間に応じてモータの回転速度が変化するため、迅速かつ容易に所望するモータの回転速度を得ることが難しい。
本発明の課題は、電動リールのモータ制御装置において、モータの出力を迅速かつ容易に調節できるようにすることにある。
本発明の一側面に係る電動リールのモータ制御装置は、リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、第1押圧操作部と、モータ制御手段と、を備えている。第1押圧操作部は、リール本体に設けられている。モータ制御手段は、第1押圧操作部を押圧する持続時間及び押圧力に応じて、モータの出力を制御する。
この電動リールのモータ制御装置では、第1押圧操作部を押圧する持続時間及び押圧力に応じて、モータの出力が制御される。このため、例えば、持続時間が所定時間範囲内において、押圧力に関係なくモータの出力が所定値だけ増加又は減少するように制御することで、モータの出力の微調節が容易にできる。また、例えば、所定時間範囲を超えてからは、押圧力に応じてモータの出力が増加又は減少するように制御することで、モータの出力を迅速かつ容易に調節できる。
好ましくは、モータ制御手段は、持続時間が所定時間範囲内において、モータの出力を所定値だけ増加又は減少させる。この場合は、所定時間範囲内において、モータの出力の微調節を容易にできる。
好ましくは、モータ制御手段は、持続時間が所定時間範囲を越えた第1時間範囲において、押圧力に応じてモータの出力を増加又は減少させる。この場合は、第1時間範囲において、例えば、押圧力が大きくなるほどモータの出力を大きく増加又は大きく減少するように制御することで、モータの出力を迅速かつ容易に調節できる。
好ましくは、モータ制御手段は、第1時間範囲を超えた第2時間範囲において、押圧力に応じて設定された時間間隔でモータの出力を所定値だけ増加又は減少させる。この場合は、第2時間範囲において、例えば、押圧力が大きくなるほど短い時間間隔でモータの出力を所定値だけ増加又は減少させることで、微調節を含めたモータの出力の調節を容易にできる。
好ましくは、モータ制御手段は、持続時間が所定時間範囲を越えた第1時間範囲内において、押圧力に応じて設定された時間間隔でモータの出力を所定値だけ増加又は減少させる。この場合は、第1時間範囲において、例えば、押圧力が大きくなるほど短い時間間隔でモータの出力を所定値だけ増加又は減少させることで、微調節を含めたモータの出力の調節を容易にできる。
好ましくは、モータ出力は、モータの回転速度である。この場合は、モータの回転速度を迅速かつ容易に調節できる。
好ましくは、モータ出力は、モータのトルクである。この場合は、モータのトルクを迅速かつ容易に調節できる。
好ましくは、リール本体に設けられた第2押圧操作部をさらに備え、モータ制御手段は、持続時間に応じてモータの出力を増加させ、第2押圧操作部を押圧する持続時間及び押圧力に応じてモータの出力を減少させる。この場合は、2つの操作部によって、モータの出力の調節を容易にできる。
本発明によれば、電動リールのモータ制御装置において、モータ出力を迅速かつ容易に調節できる。
本発明の一実施形態が採用された電動リールの斜視図。 カウンタケースの平面図。 電動リールの制御系の構成を示すブロック図。 モータ制御処理の流れを示すフローチャート。 モータ制御処理の流れを示すフローチャート。 モータ制御処理の流れを示すフローチャート。 モータ制御処理の流れを示すフローチャート。 モータ制御処理の流れを示すフローチャート。 モータ出力段階値のリセット処理の流れを示すフローチャート。
本発明の一実施形態を採用した電動リール100は、図1に示すように、外部電源から供給された電力によりモータ駆動される電動リールである。また、電動リール100は、糸繰り出し長さ又は糸巻き取り長さに応じて仕掛けの水深を表示する水深表示機能を有する。
電動リール100は、釣竿に装着可能なリール本体1と、リール本体1の内部に配置されたスプール2と、スプール2を糸巻き取り方向に回転駆動するモータ3と、リール本体1の側方に配置されたスプール2の回転用のハンドル4と、水深表示用のカウンタケース5と、を主に備えている。
リール本体1は、フレーム6と、フレーム6の一方側を覆う第1側カバー7aと、フレーム6の他方側を覆う第2側カバー7bと、フレーム6の前部を覆う図示しない前カバーと、を有している。また、リール本体1の内部には、スプール2に連動して動作する図示しないレベルワインド機構や、モータ3及びハンドル4の回転をスプール2に伝達する図示しない回転伝達機構等が設けられている。
スプール2は、第1側カバー7aと第2側カバー7bとの間で、リール本体1に回転自在に装着されている。モータ3は、スプール2の内部に配置されている。
ハンドル4は、第1側カバー7aの中央下部に回転自在に支持されている。また、ハンドル4の支持部分の上方には、クラッチ操作部材9が揺動自在に配置されている。クラッチ操作部材9は、モータ3及びハンドル4とスプール2との間に設けられた図示しないクラッチをオン、オフ操作するための部材である。
カウンタケース5は、リール本体1の前側の上部に配置され、フレーム6を構成する第1側板6a及び第2側板6bに固定されている。カウンタケース5の上面部には、液晶ディスプレイを有する表示部10が設けられている。表示部10の後方側には、図1及び図2に示すように、第1押圧操作部11と、第2押圧操作部12と、カウンタケース5から上方向に突出した3つの操作スイッチ13と、が配置されている。本実施形態では、第1及び第2押圧操作部11,12は、左右方向の中央からハンドル4とは反対側に偏倚して配置されている。また、第1押圧操作部11と第2押圧操作部12とは、上下方向に隣接して配置されている。3つの操作スイッチ13は、主に電動リール100の各種設定をする際に使用される。カウンタケース5の内部には、各種の制御を行う制御部21(図3参照)が収容されている。
第1及び第2押圧操作部11,12は、図3に示すように、それぞれ圧力センサ11a,12aを有している。圧力センサ11a,12aは、第1及び第2押圧操作部11,12を押圧する力(以下、押圧力と記す)に応じたレベルの電気信号を出力する部材であり、押圧力の大きさに応じた検出値を電気信号として後述する制御部21のモータ制御部22に出力する。
制御部21は、図3に示すように、機能構成としてモータ3を制御するモータ制御部22と、表示部10を制御する表示制御部23と、を有している。モータ制御部22は、モータ3をPWM駆動するモータ駆動回路24を介して、第1及び第2押圧操作部11,12の押圧操作に応じてモータ3の駆動を制御する。詳細には、モータ制御部22は、第1押圧操作部11又は第2押圧操作部12を押圧する持続時間及び押圧力に応じて、モータ3の出力(以下、モータ出力と記す)を制御する。本実施形態では、モータ制御部22は、第1押圧操作部11を押圧している間、押圧力に応じてモータ出力を増加させ、第2押圧操作部12を押圧している間、押圧力に応じてモータ出力を減少させる。また、モータ制御部22は、第1押圧操作部11又は第2押圧操作部12の押圧を停止したときのモータ出力を維持する。
制御部21には、第1及び第2押圧操作部11,12、及び操作スイッチ13が接続されている。また、制御部21には、表示部10、スプール2の回転速度及び回転方向を検出するためのスプールセンサ25、及び記憶部26が接続されている。記憶部26は、例えば不揮発性メモリであり、棚位置の情報及び船縁停止位置の情報などの電動リール100の各種設定情報が記憶されている。
<モータ制御処理>
次に、電動リール100の電源がオン状態のとき、制御部21のモータ制御部22によって行われるモータ制御処理の流れの一例を、図4乃至図8に示すフローチャートに従って説明する。ここでは、モータ出力は0からNmaxのNmax+1段階に制御されている。0段はモータ3の停止状態であり、Nmax段はモータ3が最大出力で駆動されている状態である。
また、圧力センサ11a,12aから出力される押圧力の下限値及び上限値(例えば、下限値30グラム、上限値2キログラム)が設定されている。そして、その下限値と上限値の範囲内を任意の段階に分割(例えば、31等分)したうえで、それぞれの段階に対応するモータ出力段階の増加数及び減少数が設定されている。なお、押圧力が大きくなるほど、モータ出力段階の増加数及び減少数が大きくなるように設定しておくことが好ましい。
ここでは、モータ3をPWM方式で制御しており、最大出力はデューティ比100%である。モータ出力は、例えばモータ3の回転速度である。なお、ここでは負荷がかかってスプール2の回転速度が低下した時は、所定の回転速度を保つようにフィードバック制御されている。
はじめに、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押圧された場合のモータ制御処理の流れを、図4、図5、及び図6を参照して説明する。
ステップS1で、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押圧されたか否かを判定する。具体的には、例えば第1押圧操作部11の圧力センサ11aからの出力を検出することによって第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されたか否かを判定する。第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されたと判定すると、ステップS2に移行する。押圧力P1が30gに満たない程度の出力しか検出されなかった場合は、誤操作を避けるために押圧されていないものとしてその出力を無視する。なお、ここでは、例えば抵抗フィルム型の圧力センサを用いて、出力としての電圧が押圧力と比例するように回路を構成している。
ステップS2で、第1押圧操作部11が押圧されている持続時間T1(以下、単に「持続時間T1」と記す)の計測を開始する。なお、ここでの持続時間T1とは、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で持続して押圧されている時間のことをいう。
ステップS3で、現在のモータ出力段階N0を読み込み、ステップS4に移行する。
ステップS4で、モータ出力段階N0がNmax未満か否かを判定する。すなわち、ここでは、現在のモータ3が最大出力で回転しているか否かを判定する。最大出力で回転していると判定すると、これ以上出力を増加させることが出来ないため、ステップS5に移行して、現在のモータ出力を維持する。すなわち、この場合はモータ出力maxを維持する。モータ出力段階N0がNmax未満であると判定すると、ステップS6に移行する。
ステップS6で、モータ出力段階N0を1段階増加させたモータ出力段階N1に設定して、ステップS7に移行する。
ステップS7で、ステップS6で設定したモータ出力段階N1がNmax未満か否かを判定する。すなわち、ここでは、現在のモータ3が最大出力で回転しているか否かを判定する。最大出力で回転していると判定すると、ステップS5に移行して、最大出力でモータ出力を維持する。モータ出力段階N0がNmax未満であると判定すると、ステップS8に移行する。
ステップS8で、第1押圧操作部11の押圧が持続されているか否かを判定する。押圧が持続されていないと判定すると、ステップS5に移行して、ステップS6で設定したモータ出力段階N1を維持する。押圧が持続されていると判定すると、ステップS9に移行する。
ステップS9で、持続時間T1が100ms未満か否かを判定する。持続時間T1が100ms未満であると判定すると、ステップS8に戻り、第1押圧操作部11の押圧が持続されているか否かを判定する。持続時間T1が100ms以上であると判定すると、図5に示すステップS10に移行する。
ステップS10で、第1押圧操作部11の押圧力P1を検出して、ステップS11に移行する。
ステップS11で、ステップS10で検出した押圧力P1に対応するモータ出力段階の段階増加数M1を記憶部26から読み出して、ステップS12に移行する。
ステップS12で、図4に示すステップS3で読み込んだモータ出力段階N0に段階増加数M1を加えたものがNmax未満か否かを判定する。Nmax以上であるときは、ステップS13に移行して、現在のモータ出力段階N1をNmaxに設定する。その後、図4に示すステップS5に移行して、現在のモータ出力を維持する。すなわち、この場合はモータ出力maxを維持する。ステップS12で、モータ出力段階N0に段階増加数M1を加えたものがNmax未満であるときは、ステップS14に移行する。
ステップS14で、ステップS3で読み込んだモータ出力段階N0に段階増加数M1を増加したモータ出力段階を新たなモータ出力段階N1として設定する。具体的には、例えばモータ出力段階N0が「4」であり、第1押圧操作部11が300g〜400gの押圧力P1で押された場合、その押圧力P1の範囲に対応してあらかじめ設定された段階増加数(例えば「5」)を加えて、モータ出力段階N1を「9」に設定する。その後、ステップS15に移行する。
ステップS15で、第1押圧操作部11の押圧が持続されているか否かを判定する。押圧が持続されていないと判定すると、図4に示すステップS5に移行して、現在のモータ出力段階N1を維持する。押圧が持続されていると判定すると、ステップS16に移行する。
ステップS16で、持続時間T1が300ms未満か否かを判定する。持続時間T1が300ms未満であると判定すると、ステップS17に移行する。
ステップS17で、第1押圧操作部11の押圧力P1を検出して、ステップS18に移行する。
ステップS18で、検出した押圧力P1に対応するモータ出力段階の段階増加数M2を記憶部26から読み出して、ステップS19に移行する。
ステップ19で、ステップS3で読み込んだモータ出力段階N0に段階増加数M2を増加したモータ出力段階が、現在のモータ出力段階N1よりも大きいか否かを判定する。大きくないと判定すると、ステップS15に戻る。具体的には、例えば、モータ出力段階N0が「4」、段階増加数M2が「3」、現在のモータ出力段階N1が9の場合、4(N0)+3(M2)>9(N1)となり、現在のモータ出力段階N1を維持したままステップS15に戻る。大きいと判定すると、ステップS20に移行する。具体的には、例えば、段階増加数M2が7の場合、4(N0)+7(M2)>9(N1)となり、ステップS20に移行する。すなわち、さらに強い力で第1押圧操作部11が押圧された場合はステップS20に移行する。
ステップS20で、ステップS3で読み込んだモータ出力段階N0に段階増加数M2を増加したモータ出力段階がNmax未満か否かを判定する。Nmax未満であると判定すると、ステップS21に移行する。
ステップS21で、ステップS3で読み込んだモータ出力段階N0に段階増加数M2を増加したモータ出力段階を新たなモータ出力段階N1(例えば「11」)として設定して、ステップS15に戻る。
ステップS20で、ステップS3で読み込んだモータ出力段階N0に段階増加数M2を増加したモータ出力段階がNmax以上であると判定すると、ステップS22に以降して、現在のモータ出力段階N1をNmaxに設定する。その後、図4に示すステップS5に移行して、現在のモータ出力を維持する。すなわち、この場合はモータ出力maxを維持する。
ここでは、第1押圧操作部11の押圧が持続され、かつステップS16で持続時間T1が300ms以上であると判定されるまでの間、まず、ステップS14で、ステップS11で読み出した段階増加数M1がステップS3で読み込んだモータ出力段階N0に加算される。次に、ステップS18で読み出した段階増加数M2がステップS14で加算した段階増加数M1を超えたとき、モータ出力段階N1が新たに設定される。その後は、新たにステップS18で読み出した段階増加数M2がステップS21で加算した段階増加数M2を超えたとき、モータ出力段階N1が新たに設定される。すなわち、加算した段階増加数に対応する押圧力P1よりも強い押圧力P1で押圧される毎に、モータ出力段階N1が新たに設定され、押圧力P1が小さくなれば、それまでの段階増加数を加えたモータ出力段階が維持される。
ステップS16で、持続時間T1が300ms以上であると判定すると、図6に示すステップS26に移行する。
ステップS26で、現在のモータ出力段階N1を1段階増加したモータ出力段階を新たなモータ出力段階N2として設定する。その後、ステップS27に移行する。
ステップS27では、ステップS26で1段階増加したモータ出力段階N2がNmax未満か否かを判定する。すなわち、ここでは、現在のモータ3が最大出力で回転しているか否かを判定する。最大出力で回転していると判定すると、ステップS5に移行して、最大出力でモータ出力を維持する。モータ出力段階N2がNmax未満であると判定すると、ステップS28に移行する。
ステップS28で、持続時間T1をリセットして、再度持続時間T1の計測を開始する。その後、ステップS29に移行する。
ステップS29で、第1押圧操作部11の押圧力P1を検出して、ステップS30に移行する。
ステップS30で、ステップS29で検出した押圧力P1に対応する時間間隔TIを記憶部26から読み出して、ステップS31に移行する。ここでは、押圧力P1に応じて例えば5段階(10ms,30ms,50ms,100ms,300ms)の時間間隔TIが設定されている。なお、時間間隔TIは、押圧力P1が大きくなるほど、時間間隔TIが短くなるように設定しておくことが好ましい。
ステップS31で、ステップS28で新たに計測を開始した持続時間T1がステップS30で読み出した時間間隔TIを越えたか否かを判定する。超えていると判定すると、ステップS26に戻り、現在のモータ出力段階N2を1段階増加した段階に設定する。超えていないと判定すると、ステップS32に移行する。
ステップS32で、第1押圧操作部11の押圧が持続されているか否かを判定する。押圧が持続されていないと判定すると、ステップS5に移行して、現在のモータ出力段階N2を維持する。押圧が持続されていると判定すると、ステップS29に戻る。ここでは、押圧力P1が途中で変化した場合であっても、ステップS29に戻り、第1押圧操作部11の押圧力P1を検出して、押圧力P1に対応する時間間隔TIを読み出す。これにより、ステップS16で、持続時間T1が300ms以上であると判定した後は、押圧力P1を変化させるだけでモータ出力段階N2の増加速度を調整することができる。
次に、ステップS1で第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押圧されていないと判定した場合のモータ制御処理の流れを図4、図7及び図8を参照して説明する。
ステップS1で、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押圧されていないと判定すると、ステップS41に移行する。
ステップS41で、第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押圧されたか否かを判定する。具体的には、第1押圧操作部11と同様に、第2押圧操作部12の圧力センサ12aからの出力を検出することによって第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押されたか否かを判定する。第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押されたと判定すると、ステップS42に移行する。押圧力P2が30gに満たない程度の出力しか検出されなかった場合は、誤操作を避けるために押圧されていないものとしてその出力を無視する。その後、ステップS5に移行して、現在のモータ出力段階を維持する。なお、ここでは、例えば抵抗フィルム型の圧力センサを用いて、出力としての電圧が押圧力と比例するように回路を構成している。
ステップS42で、第2押圧操作部12が押圧されている持続時間T2(以下、単に「持続時間T2」と記す)の計測を開始する。なお、ここでの持続時間T2とは、第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で持続して押圧されている時間のことをいう。
ステップS43で、現在のモータ出力段階N0を読み込み、ステップS44に移行する。
ステップS44で、ステップ43で読み込んだモータ出力段階N0が1以上であるか否かを判定する。すなわち、モータ3が駆動しているか否かを判定する。モータ出力段階N0が0であれば、出力減少のための第2押圧操作部12の操作は意味がないため、モータ制御処理は実行されない。すなわち、モータ出力0の状態を維持する。モータ出力段階N0が1以上であると判定すると、ステップS45に移行する。
ステップS45で、モータ出力段階N0を1段階減少させたモータ出力段階N1に設定して、ステップS46に移行する。
ステップS46では、ステップS6で設定したモータ出力段階N1が1以上であるか否かを判定する。すなわち、モータ3が駆動しているか否かを判定する。モータ出力段階N1が0であれば、ステップS5に移行して、モータ出力が0の状態を維持する。モータ出力段階N1が1以上であると判定すると、ステップS47に移行する。
ステップS47で、第2押圧操作部12の押圧が持続されているか否かを判定する。押圧が持続されていないと判定すると、ステップS5に移行して、現在のモータ出力段階N1を維持する。押圧が持続されていると判定すると、ステップS48に移行する。
ステップS48で、持続時間T2が100ms未満か否かを判定する。持続時間T2が100ms未満であると判定すると、ステップS47に戻る。持続時間T2が100ms以上であると判定すると、図7に示すステップS49に移行する。
ステップS49で、第2押圧操作部12の押圧力P2を検出して、ステップS50に移行する。
ステップS50で、ステップS49で検出した押圧力P2に対応するモータ出力段階の段階減少数L1を記憶部26から読み出して、ステップS51に移行する。
ステップS51で、図4に示すステップS43で読み込んだモータ出力段階N0に段階減少数L1を減算したものが1以上であるか否かを判定する。1未満であれば、ステップS52に移行して、モータ出力段階N1を0に設定する。すなわち、モータ3の駆動を停止する。その後、ステップS5に移行して、モータ出力0の状態を維持する。1以上であれば、ステップS53に移行する。
ステップS53で、ステップS43で読み込んだモータ出力段階N0に段階減少数L1を減算したモータ出力段階を新たなモータ出力段階N1として設定する。具体的には、例えばモータ出力段階N0が「15」であり、第2押圧操作部12が300g〜400gの押圧力P2で押された場合、その押圧力P2の範囲に対応してあらかじめ設定された段階減少数(例えば「5」)を減算して、モータ出力段階N1を「10」に設定する。その後、ステップS54に移行する。
ステップS54で、第2押圧操作部12の押圧が持続されているか否かを判定する。押圧が持続されていないと判定すると、ステップS5に移行して、現在のモータ出力段階N1を維持する。押圧が持続されていると判定すると、ステップS55に移行する。
ステップS55で、持続時間T2が300ms未満か否かを判定する。持続時間T2が300ms未満であると判定すると、ステップS56に移行する。
ステップS56で、第2押圧操作部12の押圧力P2を検出して、ステップS57に移行する。
ステップS57で、ステップS56で検出した押圧力P2に対応するモータ出力段階の段階減少数L2を記憶部26から読み出して、ステップS58に移行する。
ステップS58で、図4に示すステップS43で読み込んだモータ出力段階N0に段階減少数L2を減算したモータ出力段階が、現在のモータ出力段階N1よりも小さいか否かを判定する。モータ出力段階小さくないと判定すると、ステップS54に戻る。具体的には、例えば、モータ出力段階N0が「15」、段階減少数L2が3、現在のモータ出力段階N1が「10」の場合、15(N0)−3(L2)<10(N1)となり、現在のモータ出力段階N1を維持したままステップS54に戻る。小さいと判定すると、ステップS59に移行する。具体的には、例えば、段階減少数L2が「7」の場合、15(N0)−7(L2)<10(N1)となり、ステップS59に移行する。すなわち、さらに強い力で第2押圧操作部12が押圧された場合はステップS59に移行する。
ステップS59で、ステップS43で読み込んだモータ出力段階N0に段階減少数L2を減算したモータ出力段階が1以上であるか否かを判定する。1以上であると判定すると、ステップS60に移行する。
ステップS60で、ステップS45で設定されたモータ出力段階N1に段階減少数L2を減算したモータ出力段階を新たなモータ出力段階N1(例えば「8」)として設定して、ステップS54に戻る。
ステップS59で、ステップS43で読み込んだモータ出力段階N0に段階減少数L2を減算したモータ出力段階が1未満であると判定すると、ステップS61に移行して、モータ出力段階N1を0に設定する。すなわち、モータ3の駆動を停止する。その後、ステップS5に移行して、モータ出力0の状態を維持する。
ここでは、第2押圧操作部12の押圧が持続され、かつステップS55で持続時間T2が300ms以上であると判定されるまでの間、まず、ステップS53で、ステップS50で読み出した段階減少数L1がステップS43で読み込んだモータ出力段階N0から減算される。次に、ステップS57で読み出した段階減少数L2がステップS53で減算した段階減少数L1を超えたとき、モータ出力段階N1が新たに設定される。その後は、新たにステップS18で読み出した段階減少数L2がステップS60で減算した段階減少数L2を超えたとき、モータ出力段階N1が新たに設定される。すなわち、減算した段階減少数に対応する押圧力P2よりも強い押圧力P2で押圧される毎に、モータ出力段階N1が新たに設定され、押圧力P2が小さくなれば、それまでの段階減少数を減算したモータ出力段階が維持される。
ステップS55で、持続時間T2が300ms以上であると判定すると、図8に示すステップS62に移行する。
ステップS62で、現在のモータ出力段階N1を1段階減算したモータ出力段階を新たなモータ出力段階N2として設定する。その後、ステップS63に移行する。
ステップS63で、ステップS62で1段階減算したモータ出力段階N2が1以上であるか否かを判定する。すなわち、モータ3が駆動しているか否かを判定する。モータ出力段階N2が0であれば、ステップS5に移行して、モータ出力0の状態を維持する。モータ出力段階N2が1以上であると判定すると、ステップS64に移行する。
ステップS64で、第2押圧操作部12が押圧されている持続時間T2をリセットして、再度持続時間T2の計測を開始する。その後、ステップS65に移行する。
ステップS65で、第2押圧操作部12の押圧力P2を検出して、ステップS66に移行する。
ステップS66で、ステップS25で検出した押圧力P2に対応する時間間隔TIを記憶部26から読み出して、ステップS67に移行する。なお、押圧力P2に対応する時間間隔TIは、押圧力P1に対応する時間間隔TIと同様であり、押圧力P2に応じて例えば5段階(10ms,30ms,50ms,100ms,300ms)の時間間隔TIが設定されている。
ステップS67で、ステップS64で新たに計測を開始した持続時間T2がステップS66で読み出した時間間隔TIを越えたか否かを判定する。超えていると判定すると、ステップS62に戻り、現在のモータ出力段階N2を1段階減算した段階に設定する。超えていないと判定すると、ステップS68に移行する。
ステップS68で、第2押圧操作部12の押圧が持続されているか否かを判定する。押圧が持続されていないと判定すると、ステップS5に移行して、現在のモータ出力段階N2を維持する。押圧が持続されていると判定すると、ステップS65に戻る。ここでは、押圧力P2が途中で変化した場合であっても、ステップS65に戻り、第2押圧操作部12の押圧力P2を検出して、押圧力P2に対応する時間間隔TIを読み出す。これにより、ステップS55で持続時間T2が300ms以上であると判定した後は、モータ出力段階N2が1段階ずつ減算される速度を、押圧力P2を変化させるだけで調節できる。
次に、図9を参照して、モータ制御部22のモータ出力段階の段階値のリセット処理について説明する。なお、モータ制御部22は、上述したモータ制御処理中に仕掛けが船縁停止位置に到達したとき、モータ出力を停止するように構成されている。また、船縁停止位置の情報は、周知の方法で、記憶部26にあらかじめ記憶されている
ステップS71で、現在のモータ出力段階N0が1以上であるか否かを判定する。すなわち、モータ3が駆動しているか否かを判定する。モータ3が駆動していなければ、モータ出力段階の段階値のリセット処理は実行されない。モータ出力段階N0が1以上であると判定すると、ステップS72に移行する。
ステップS72で、仕掛けが船縁停止位置に到達したか否かを判定する。到達していなければ、モータ出力段階値のリセット処理は実行されない。仕掛けが船縁停止位置に到達したと判定すると、ステップS73に移行する。
ステップS73で、モータ出力を停止、すなわち、モータ3の駆動を停止する。その後、ステップS74に移行する。
ステップS74で、モータ出力段階N0を0に設定する。すなわち、モータ出力段階の段階値をリセットする。
上記構成のモータ制御処理では、以下の効果を得ることができる。モータ制御部22は、第1押圧操作部11又は第2押圧操作部12が押圧された持続時間T1,T2が所定時間範囲(本実施形態では100ms未満の範囲)内において、モータ出力段階を1段階増加、又は1段階減少させる。すなわち、第1押圧操作部11又は第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P1,P2で押圧されると、その押圧力P1,P2の大きさに関係なく、モータ出力段階を1段階増加、又は減少させる。例えば、モータ出力段階を2段階増加させる場合は、所定時間範囲内の押圧操作を2回行う。これにより、モータ出力段階の微調整が容易にできる。
また、モータ制御部22は、持続時間T1,T2が所定時間範囲を超えた第1時間範囲(本実施形態では、100ms以上300ms未満の範囲)内において、押圧力P1,P2に応じてモータ出力段階を増加、又は減少させる。これにより、モータ出力段階を急激に増加又は減少させることができる。
さらに、モータ制御部22は、持続時間T1,T2が第1時間範囲を超えた第2時間範囲(本実施形態では300ms以上の範囲)内において、押圧力P1,P2に応じた時間間隔TIでモータ出力段階を1段階増加、又は1段階減少させる。これにより、第1押圧操作部11又は第2押圧操作部12を押し続けたままの状態で、さらにモータ出力段階の調節ができる。
また、仕掛けが船縁停止位置に到達すると、モータ出力段階の段階値がリセット処理されるため、モータ出力を調節する従来のレバー式、又はダイヤル式の操作部材のように、わざわざ操作部材をモータ出力停止位置に戻す必要がない。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<その他の実施形態>
(a)前記実施形態では、所定時間範囲を100ms未満、第1時間範囲を100ms以上300ms未満、第2時間範囲を300ms以上にそれぞれ設定していたが、これらの時間範囲は特に限定されるものではない。例えば、所定時間範囲を50ms以上100ms未満としてもよい。この場合は、モータ制御処理において、持続時間T1,T2が50ms以上か否かを判定する必要がある。
(b)前記実施形態では、モータ出力を31段階に分割して制御していたが、モータ出力を段階で制御するのでなく、例えばデューティ比そのものを押圧時間と押圧力に応じて制御してもよい。この場合、例えば所定時間範囲内の押圧操作でディーティ比を2%ずつ増減させ、所定時間範囲を超えてからは押圧力に応じてディーティ比を10%、25%、50%と増減させてもよい。あるいは、デューティ比によらず、例えば、所定時間範囲内の押圧操作で現状の電流値(出力)を所定比率増減させるように制御してもよい。
(c)前記実施形態では、押圧力P1及び押圧力P2に対応する時間間隔TIを同様の構成にしていたが、時間間隔TIを、押圧力P1及び押圧力P2に対応する時間間隔を互いに異なる時間間隔にしてもよい。また、押圧力P1及び押圧力P2に対応する時間間隔は、前記実施形態に限定されるものではない。
(d)前記実施形態では、第2時間範囲内において、押圧力P1,P2に応じた時間間隔TIでモータ出力段階を1段階増加、又は1段階減少させていたが、第2時間範囲を必ずしも設ける必要はない。例えば、所定時間を超えた後は、常に押圧力P1,P2に応じてモータ出力段階を増加、又は減少させてもよい。
(e)前記実施形態では、第1時間範囲内において、押圧力P1,P2に応じてモータ出力段階を増加、又は減少させていたが、所定時間範囲内において、押圧力P1,P2に応じた時間間隔でモータ出力段階を1段階増加、又は1段階減少させてもよい。すなわち、所定時間を越えた後は、常に押圧力P1,P2に応じた時間間隔でモータ出力段階を1段階増加、又は1段階減少させてもよい
(f)前記実施形態では、第1押圧操作部11及び第2押圧操作部12の2つの押圧操作部でモータ出力を調節していたが、例えばモータ出力が増加する出力増加モード及びモータ出力が減少する出力減少モードの2つのモードを切替可能な1つの押圧操作部を設けて、モータ出力を調節してもよい。
(g)圧力センサ11a,12aは感圧素子のような単体部品でなく、大きなばね定数のばねで押圧された部材の微小な変位量に応じて出力するものであってもよい。
(h)前記実施形態では、モータ出力としてスプール2の回転速度を検出してフィードバック制御していたが、モータ3に供給される電流値を制御して巻き上げトルクが所定値となるようにしてもよい。あるいはスプール2の糸巻径を算出して張力が所定値になるように制御してもよい。
(i)前記実施形態における、圧力センサ11a,12aから出力されている電気信号に応じてモータ3を回転させるときの制御方法を、所定のスプール回転速度で制御するか、所定のトルク値で制御するか、の2つから任意に選択できるようにしてもよい。
(j)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12は、カウンタケース5から突出していてもよい。
(k)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12は、リール本体1の上面または側面に配置されていてもよい。また、第1及び第2押圧操作部11,12が配置される面は、一方が他方に対して傾斜していてもよいし、曲面上に配置されていてもよい。これらは前後に配置されることが望ましいが、親指の揺動に合わせて左右や斜め方向に配置してもよい。
(l)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12を単一の揺動操作具を用いて操作可能に構成してもよい。
(m)前記実施形態において、圧力センサ11a,12aから出力される押圧力の下限値と上限値の範囲内を任意の段階で分割するときは、その範囲を均等に分割しなくてもよい。例えば、押圧力が小さいとき、すなわちモータ出力段階の増加数及び減少数が低い段階に対応する押圧力の範囲を、高い段階の範囲に比べて大きくしてもよい。
(n)前記実施形態では、圧力センサ11a,12aが検出する押圧力の下限値と上限値(例えば、下限値30グラム、上限値2キログラム)が予め設定されていたが、下限値や上限値、すなわち押圧力の閾値を釣り人が任意に設定できるようにしてもよい。このとき、モータ3が停止状態で第1及び第2押圧操作部11,12が所定以上の押圧力で操作されると押圧力の閾値を設定する押圧力設定モードに移行するようにしてもよい。
(o)前記実施形態では、第1押圧操作部11の操作の有無に続いて第2押圧操作部12の操作の有無を判定していたが、第1及び第2押圧操作部11,12の両方の圧力センサ11a,12aからの出力を比較して、出力の大きい方、すなわち押圧力の大きい方を有効な押圧操作として判断してもよい。
1 リール本体
2 スプール
3 モータ
11 第1押圧操作部
12 第2押圧操作部
100 電動リール

Claims (8)

  1. リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、
    前記リール本体に設けられた第1押圧操作部と、
    前記第1押圧操作部を押圧する持続時間及び押圧力に応じて、前記モータの出力を制御するモータ制御手段と、
    を備えた、電動リールのモータ制御装置。
  2. 前記モータ制御手段は、前記持続時間が所定時間範囲内において、前記モータの出力を所定値だけ増加又は減少させる、
    請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  3. 前記モータ制御手段は、前記持続時間が前記所定時間範囲を越えた第1時間範囲内において、前記押圧力に応じて前記モータの出力を増加又は減少させる、
    請求項2に記載の電動リールのモータ制御装置。
  4. 前記モータ制御手段は、前記第1時間範囲を超えた第2時間範囲内において、前記押圧力に応じて設定された時間間隔で前記モータの出力を所定値だけ増加又は減少させる、
    請求項3に記載の電動リールのモータ制御装置。
  5. 前記モータ制御手段は、前記持続時間が前記所定時間範囲を越えた第1時間範囲内において、前記押圧力に応じて設定された時間間隔で前記モータの出力を所定値だけ増加又は減少させる、
    請求項2に記載の電動リールのモータ制御処理。
  6. 前記モータの出力は、前記モータの回転速度である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  7. 前記モータの出力は、前記モータのトルクである、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  8. 前記リール本体に設けられた第2押圧操作部をさらに備え、
    前記モータ制御手段は、前記持続時間に応じて前記モータの出力を増加させ、前記第2押圧操作部を押圧する持続時間及び押圧力に応じて前記モータの出力を減少させる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
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