JP2019076499A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】背側部における排泄物の漏れ防止性に優れる吸収性物品を提供すること。【解決手段】吸収性物品100は、背側部Bの幅方向Yにおける少なくとも中央部に、該幅方向Yに延びる弾性部材19が配された弾性領域20を有し、長手方向Xにおける該弾性領域20と吸収性コア14aとの間に弾性部材19が配されていない非弾性領域25を有している。表面シート12は、非弾性領域25と重なる部位に凹凸領域Fを有している。凹凸領域Fは、凸部41が所定のパターンで形成されており、且つ複数の凸部41間を通って長手方向Xに連続する縦溝部51と、複数の凸部41間を通って幅方向Yに連続する横溝部55とを有している。縦溝部51は、蛇行の程度が横溝部55より大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつ、尿とりパッド、失禁パッド、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
従来、排泄物の表面シート上での流れを抑制したり流れる方向を特定の方向に制御する等の目的で、使い捨ておむつ等の吸収性物品の表面シートにおける肌対向面側を立体的な形状とする技術が知られている。
例えば、本出願人は、先に、吸収性物品の表面シートとして、積層された第1シート及び第2シートが複数の接合部において互いに接合されており、且つ第1シートが、前記接合部以外の部位において第2シートから離れる方向に突出して、着用者の肌側に向かって突出した凸部を形成している複合シートを用いることを提案している(特許文献1)。
また、パンツ型使い捨ておむつにおいて、ウエスト開口部とレッグ開口部との間に、おむつの幅方向に延びる弾性部材を配したものが知られている。
例えば、本出願人は、先に、腹側部及び/又は背側部におけるウエスト開口部とレッグ開口部との間に左右一対のサイド伸縮領域を有しており、一対のサイド伸縮領域間における、該サイド伸縮領域の中心位置よりもウエスト開口部側に吸収体が配されていない、吸収性物品を提案している(特許文献2)。
特開2017−93732号公報 特開2007−29479号公報
使い捨ておむつ等の吸収性物品は、流動性のある軟便等の排泄物が背側部の吸収性コアの端部から背側部のウエスト周縁部側に移動し、吸収性コアに吸収されずに漏れることがあるため、このような排泄物の漏れを防止することが求められている。特許文献1及び特許文献2の吸収性物品は、上記の背側部における排泄物の漏れを防止することに改善の余地があった。
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、凹凸領域を有する表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収性コアを具備し、着用者の前後方向に対応する長手方向及び該長手方向と直交する幅方向を有し、着用者の腹側に配される腹側部、着用者の背側に配される背側部、及びそれらの間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、前記背側部の前記幅方向における少なくとも中央部に、該幅方向に延びる弾性部材が配された弾性領域を有し、前記長手方向における該弾性領域と前記吸収性コアとの間に前記弾性部材が配されていない非弾性領域を有しており、前記表面シートは、前記非弾性領域と重なる部位に凹凸領域を有しており、前記凹凸領域は、着用者の肌側に向かって突出する凸部が所定のパターンで形成されており、且つ複数の前記凸部間を通って前記長手方向に連続する縦溝部と、複数の前記凸部間を通って前記幅方向に連続する横溝部とを有しており、前記縦溝部は、蛇行の程度が前記横溝部より大きい、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、背側部における排泄物の漏れ防止性に優れる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての使い捨ておむつの基本構成を示す平面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図1に示すおむつの背側部を説明するための斜視図である。 図4は、第1実施形態の使い捨ておむつの表面シート(複合シート)を示す平面図である。 図5は、図4に示す表面シート(複合シート)の中央領域を拡大して示す拡大平面図である。 図6は、図5に示す中央領域の厚み方向に沿う断面を示す拡大断面図であり、図6(a)は、図5のIII−III線に沿い且つ凸部の頂部を通る断面図、図6(b)は、図5のIV−IV線に沿う断面図である。 図7は、図4に示す表面シート(複合シート)のサイド領域を示す図であり、図7(a)は、該サイド領域を拡大して示す拡大平面図であり、図7(b)は、厚み方向に沿う断面を示す拡大断面図である。 図8(a)は、図4に示す表面シート(複合シート)の中央領域Mを20mm四方に切り取ったものを示す平面図である。図8(b)は、図8(a)に示す複合シートにおける、縦溝部に沿って測定した長さ及び横溝部に沿って測定した長さを説明する説明図である。図8(c)は、図8(a)に示す凸部の周囲に形成された凹部を示す拡大平面図である。 図9は、図1に示す使い捨ておむつの背側部において形成されたポケット部を示す斜視図である。 図10は、図9に示すポケット部周辺の厚み方向に沿う断面を示す拡大断面図である。 図11は、本発明に係る弾性領域、非弾性領域、及び吸収性コアの位置関係を模式的に示す平面図である。 図12は、図4に示す表面シート(複合シート)のサイド領域S,Sにおける縦溝部及び横溝部を示す平面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつ100(以下、単におむつ100ともいう)の基本的な構造が示されている。
おむつ100は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート12、液不透過性の裏面シート13、及び両シート12,13間に配置された吸収体14を具備する。裏面シート13に関し、液不透過性とは、液難透過性も含む概念であり、裏面シート13が液を全く通さない場合の他、撥水性のシート等からなる場合等も含まれる。
おむつ100は、着用者の前後方向に対応する長手方向Xと、おむつ100を、図1に示すように平面状に広げた状態において、該長手方向Xと直交する幅方向Yとを有している。また、おむつ100は、長手方向Xに、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A、着用時に着用者の背側に配される背側部B、及び腹側部Aと背側部Bとの間に位置する股下部Cに有している。本実施形態のおむつ100は、股下部Cが幅方向Yの内方に括れており、幅方向Yにおける股下部Cの長さが、腹側部A及び背側部Bの各幅方向Yにおける長さに比して短い。おむつ100は、展開型の使い捨ておむつであり、背側部Bの両側縁部にファスニングテープ17が設けられており、腹側部Aの外表面に、そのファスニングテープ17を止着するランディングゾーン18が設けられている。
おむつ100における吸収体14は、吸収性コア14aと該吸収性コア14aを包むコアラップシート14bとを備えている。吸収性コア14aは、例えばパルプ繊維等の吸液性繊維の積繊体や、吸液性繊維と吸水性ポリマーとの混合積繊体から構成することができる。吸液性繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等のセルロース系の親水性繊維が挙げられる。セルロース系の親水性繊維以外に、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂からなる繊維を界面活性剤等により親水化したものを用いることもできる。コアラップシート14bとしては、例えば、ティッシュペーパーや透水性の不織布が用いられる。コアラップシート14bは、1枚で吸収性コア14aの全体を包んでいても良いし、2枚以上を組み合わせて吸収性コア14aを包んでいても良い。裏面シート13としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布とのラミネートシート等が用いられる。
おむつ100の長手方向Xの両側には、立体ギャザー用弾性部材15aを有する立体ギャザー形成用のシート15が配されており、その立体ギャザー用弾性部材15aの収縮により、着用状態における股下部Cに、着用者の肌側に向かって起立する立体ギャザーが形成される。また、股下部Cにおける脚周りに配される部位には、レッグ部弾性部材16が伸長状態で配されており、その収縮により、着用状態における股下部Cに着用者の脚周りへのフィット性を向上させるレッグギャザーが形成される。
おむつ100は、背側部Bの幅方向Yにおける少なくとも中央部に、該幅方向Yに延びる弾性部材19a,19bが配された弾性領域20を有している。弾性領域20は、ウエスト周縁部に沿って幅方向Yに伸縮する領域であり、図3に示すように、ウエスト周縁部側に配されたウエスト部弾性領域22と、長手方向Xにおいて該ウエスト部弾性領域22よりも吸収性コア14a側に配された胴回り部サイド弾性領域24とを有している。ウエスト部弾性領域22は、幅方向Yにおいて該弾性領域22の全域に延びるウエスト部弾性部材19aを有している。胴回り部サイド弾性領域24は、ウエスト部弾性部材19aの長さよりも短い胴回り部サイド弾性部材19bを有しており、幅方向Yにおける吸収性コア14aの両側に配されている。以下、ウエスト部弾性部材19a及び胴回り部サイド弾性部材19bを纏めて弾性部材19ともいう。
弾性領域20は、幅方向Yに延びる弾性部材19a,19bが伸張状態で固定されることにより、幅方向Yに伸縮する。本実施形態において弾性領域20は、矩形の基材シート21aを二つ折りして2枚重ねとし、2枚のシート間に糸ゴム等からなる複数本の弾性部材19a,19bを伸長状態で接合固定したシート片21(図1参照)により形成されている。シート片21は、長手方向aとそれに直交する幅方向bを有する矩形状のものである。シート片21は、基材シート21aの長手方向aの全域にわたって一方向へ延びるように配設された、第1の弾性部材19aと、基材シート21aの長手方向の前部域及び後部域にのみ一方向へ延びるように配設された第2の弾性部材19bとの2種類を含んでいる。弾性領域20において、第1の弾性部材19aはウエスト部弾性部材となり、第2の弾性部材19bは胴回り部サイド弾性部材19bとなる。第2の弾性部材19bは、基材シート21aの長手方向の中央域では、非弾性化されている。本実施形態のおむつ100は、吸収体14と裏面シート13との間にシート片21が配されており、幅方向におけるシート片21の両側部分が、表面シート12及び裏面シート13に接合されている。弾性領域20は、複数の弾性部材が表面シート12と裏面シート13とによって伸張状態で挟持固定されて形成されても良い。
おむつ100は、長手方向Xにおける弾性領域20と吸収性コア14aとの間に弾性部材19が配されていない非弾性領域25を有している。より具体的には、おむつ100は、図3に示すように、長手方向Xにおいて、ウエスト部弾性領域22と吸収性コア14aの背側部B側の端部14a1との間に非弾性領域25を有している。非弾性領域25は、吸収性コア14aの幅方向Y両側に位置する一対の胴回り部サイド弾性領域24間に配されている。
表面シート12は、非弾性領域25と重なる部位に凹凸領域Fを有している。本実施形態の使い捨ておむつ100における表面シート12は、図4に示す凹凸領域Fを有する複合シート10から構成されている。本実施形態の複合シート10は、図4に示すように、幅方向Yの中央に位置する中央領域M及び該中央領域Mの両側に位置する一対のサイド領域S,Sを有しており、該中央領域M及び一対のサイド領域S,Sを含む複合シート10の全体に、凹凸領域Fを有している。中央領域Mにおける凹凸領域を中央凹凸領域F1、及びサイド領域Sにおける凹凸領域をサイド凹凸領域F2ともいう。また、中央凹凸領域F1及びサイド凹凸領域F2を纏めて、「凹凸領域F」ともいう。本実施形態において、非弾性領域25は中央凹凸領域F1と重なっている。
中央凹凸領域F1及び一対のサイド凹凸領域F2を含む凹凸領域Fは、図4に示すように、不織布等の繊維シートからなる凸部4が複数形成されている領域である。以下、中央凹凸領域F1における凸部4を中央凸部41、及びサイド凹凸領域F2における凸部4をサイド凸部43ともいう。中央凹凸領域F1における中央凸部41は、図4に示すように、所定のパターンで形成されている。中央凹凸領域F1は、複数の中央凸部41間を通って長手方向Xに連続する縦溝部51と、複数の中央凸部41間を通って幅方向Yに連続する横溝部55とを有している。
本実施形態における中央凹凸領域F1は、図8(c)に示すように所定のパターンで形成された中央凸部41をそれぞれ囲む環状凹部36を有している。また、中央凹凸領域F1は、複数の環状凹部36が、長手方向X及び幅方向Yに連続している。個々の凸部を囲む環状凹部36は、図8(c)に示すように、中央凸部41の幅方向Yの両側に位置する一対の縦部36aと、中央凸部41の長手方向Xの両側に位置する一対の横部36bとを有し、横部36bの中央に縦部36aの一端が結合している。幅方向Yに隣り合う環状凹部36どうしは、幅方向Yに隣り合う中央凸部41間の縦部36aを共有している。長手方向Xに隣り合う環状凹部36どうしは、長手方向Xに隣り合う中央凸部41間の横部36bを共有している。
図8(a)は、所定の長さで四方に切り取った複合シート10の中央領域Mを示す平面図である。
縦溝部51は、図8(a)に示すように、長手方向Xに隣り合う複数の環状凹部36の一部どうしが連続することにより形成されている。具体的には、縦溝部51は、一方の横部36bの半分部分、該一方の横部に結合している一方の縦部36a、該一方の縦部に結合している他方の横部36bの半分部分、及び該他方の横部に結合している他方の縦部36aの順に長手方向Xに沿って連続している。
横溝部55は、図8(a)に示すように、幅方向Yに隣り合う複数の環状凹部36の一部どうしが連続することにより形成されている。具体的には、横溝部55は、幅方向Yに隣り合う環状凹部36において、幅方向Yに隣り合う横部36bどうしが結合して幅方向Yに連続している。このように、縦溝部51及び横溝部55は、複数の中央凸部41それぞれの周囲の一部を通って連続している。
縦溝部51及び横溝部55は、図8(a)に示すように、それぞれ蛇行している。縦溝部51は、幅方向Yへの蛇行の程度が横溝部55より大きい。蛇行の程度の大小は、例えば以下の測定によって決めることができる。
一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する各溝部51,55の長さを、縦溝部51については該縦溝部51に沿って測定し、横溝部55については該横溝部55に沿って測定する〔図8(b)参照〕。これら測定した長さを、縦溝部51の蛇行長さL5及び横溝部55の蛇行長さL7とする。一辺の長さLに対する溝部51,55の蛇行の長さの比が大きいほど、蛇行の程度が大きく、小さいほど蛇行の程度が小さいと判断する。一辺の長さLは、長手方向Xに隣り合う凸部4間のピッチ、及びに幅方向Yに隣り合う凸部4間のピッチの何れか大きい方以上とし、好ましくは20mmとする。凹凸領域上に一辺の長さLが20mmの正方形の領域を設定できない場合、一辺の長さLができるだけ20mmに近い正方形の領域を設定する。正方形の領域の設定及び溝部51,55の蛇行長さL5,L7の測定は、デジタルカメラ等により撮像した凹凸領域の画像に対する画像処理により行うことも好ましい。
本実施形態における縦溝部51の蛇行長さL5は、横溝部55の蛇行長さL7に比して長い。
おむつ100は、背側部Bに弾性領域20と非弾性領域25とを有し、また表面シート12が非弾性領域25と重なる部位に中央凹凸領域F1を有しており、該凹凸領域F1の縦溝部51が横溝部55よりも蛇行の程度が大きい。斯かる構成を具備することにより、おむつ100は、図9及び図10に示すように、非弾性領域25と凹凸領域Fとが重なる部分においてポケット部Pを形成することができる。より具体的には、非弾性領域25は、弾性領域20(ウエスト部弾性領域22)と吸収性コア14aとの間に配されているところ、吸収性コア14aが配されている部位に比して低剛性であり、幅方向Yに対して屈曲し易い。他方、表面シート12は、その凹凸領域Fにおける縦溝部51が横溝部55に比して蛇行の程度が大きく、溝部に沿って測定した長さも長いことにより、長手方向Xに沿った曲げ剛性よりも、幅方向Yに沿った曲げ剛性の方が低くなるため、幅方向Yに対して屈曲し易い。おむつ100は、上記構成を有する非弾性領域25と凹凸領域Fとが重なっており、該重なった部分においておむつ100が幅方向Yに対して屈曲することで、図10に示すように、非肌対向面側に窪んだポケット部Pが形成される。ポケット部Pは、背側部B側の吸収性コア14aの端部よりもウエスト周縁部側に移動した排泄物を、その凹部に捕捉するため、背側部Bにおける排泄物の漏れを効果的に抑制することができる。このような効果を以下、漏れ防止効果ともいう。
上記の漏れ防止効果をより確実に奏させる観点から、縦溝部51の蛇行長さL5は、横溝部55の蛇行長さL7に対して、好ましくは110%以上、より好ましくは120%以上であり、また好ましくは300%以下、より好ましくは200%以下であり、また好ましくは110%以上300%以下、より好ましくは120%以上200%以下である。
前述の一辺の長さLを20mmとした場合、縦溝部51の蛇行長さL5は、好ましくは25mm以上、より好ましくは30mm以上であり、また好ましくは80mm以下、より好ましくは60mm以下であり、また好ましくは25mm以上80mm以下、より好ましくは30mm以上60mm以下である。
縦溝部51の蛇行の程度を大きくする観点から、中央凸部41は、幅方向Yの長さL1が長手方向Xの長さL2より長いことが好ましい。中央凸部41は、幅方向Yの長さL1〔図6(a)参照〕の長手方向Xの長さL2〔図6(b)参照〕に対する比(L1/L2)が、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.5以上であり、また好ましくは6.0以下、より好ましくは4.0以下であり、また好ましくは1.1以上6.0以下、より好ましくは1.5以上4.0以下である。中央凸部41の幅方向Yの長さL1は、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上であり、また好ましくは30mm以下、より好ましくは15mm以下であり、また好ましくは3mm以上30mm以下、より好ましくは5mm以上15mm以下である。
前述の通り、非弾性領域25と凹凸領域Fとが重なった部分にポケット部Pが形成される。以下、非弾性領域25と凹凸領域Fとが重なった部分Pa(図11参照)をポケット予定部Paともいう。ポケット部Pの形成が容易に行われる観点から、ポケット予定部Paは、幅方向Yの長さW1(図11参照)の長手方向Xの長さLP(図11参照)に対する比(W1/LP)が、好ましくは1以上、より好ましくは2以上であり、また好ましくは15以下、より好ましくは10以下であり、また好ましくは1以上15以下、より好ましくは2以上10以下である。ポケット予定部Paの長手方向Xの長さLPは、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上であり、また好ましくは80mm以下、より好ましくは60mm以下であり、また好ましくは10mm以上80mm以下、より好ましくは15mm以上60mm以下である。ポケット予定部Paの幅方向Yの長さW1は、吸収性コア14aの同方向Yの長さW5と概ね等しいか、又はそれよりも若干短くなっている。尚、吸収性コア14aの幅方向Yの長さW5(図11参照)は、背側部Bにおける吸収性コア14aの幅方向Yの最大長さである。
本実施形態の凹凸領域Fにおいては、積層された第1シート1及び第2シート2が、複数の接合部3において互いに接合されており、且つ第1シート1が、接合部3以外の部位において第2シート2から離れる方向に突出して中央凸部41を形成している。
また、本実施形態において、表面シート12の凹凸領域Fを構成している複合シート10は、図6に示すように、第2シート2側の面がほぼ平坦であり、第1シート1側に、凸部4と凸部4間の環状凹部36により起伏の大きな凹凸が形成されている。
表面シート12は、中央凹凸領域F1に、図4及び図5に示すように、凸部が該長手方向Xに沿って並んだ凸部列R1を有し、該凸部列R1における中央凸部41,41間に、エンボス加工により圧密化された部分31,32を部分的に有していることが好ましい。
本実施形態においては、エンボス加工により圧密化された部分31,32として、ヒートエンボス加工により、第1シート1と第2シート2との間が融着された第1接合部31と、同じくヒートエンボス加工により、第1シート1と第2シート2との間が融着された第2接合部32とを有している。前述の環状凹部36は、長手方向Xに長い形状を有する第1接合部31、及び幅方向Yに間欠的に形成された第2接合部32によって形成されている。
本実施形態における複合シート10の一対のサイド領域S,Sは、図7(a)及び図7(b)に示すように、第1シート1が、接合部3以外の部位において第2シート2から離れる方向に突出して形成された凸部4として、中央領域Mの中央凸部41よりも幅方向Yの長さが短いサイド凸部43が千鳥配置で形成されたサイド凹凸領域F2を有している。サイド凹凸領域F2には、間隔を空けて近接配置された一対の接合部35,35からなる接合部対34が、サイド凸部43と接合部対34とが、幅方向Yにそれぞれ一定の間隔で交互に配された幅方向複合列J2及びサイド凸部43と接合部対34とが、長手方向Xにそれぞれ一定の間隔で交互に配された長手方向複合列J1を、それぞれ複数形成されるように形成されている。このように、サイド領域S,Sは、中央領域Mと異なるパターンで形成されたサイド凸部43を有している。
サイド領域S,Sのサイド凹凸領域F2は、図12に示すように、複数のサイド凸部43間を通って長手方向Xに連続する縦溝部52と、複数のサイド凸部43間を通って幅方向Yに連続する横溝部56とを有している。前述の通り、サイド領域S,Sは、サイド凸部43が中央領域Mと異なるパターンで形成されているところ、該領域S,Sにおける縦溝部52及び横溝部56もそれぞれ、中央領域Mと異なるパターンで形成されている。また、サイド領域S,Sにおける横溝部56は、該サイド領域S,Sの縦溝部52と同程度、又は該縦溝部52に比して大きく蛇行している(図12参照)。斯かる構成により、サイド領域S,Sを長手方向Xに屈曲し易くなり、幅方向Yにおけるポケット部Pの両側に肌側に盛り上がる一対の堰き止め構造部Pb,Pbが形成されて、漏れ防止効果をより向上させることができる(図9参照)。サイド領域S,Sの縦溝部52及び横溝部56の蛇行の程度は、次の方法により求めることができる。前述した中央凹凸領域F1における縦溝部51の蛇行長さL5及び横溝部55の蛇行長さL7のように、一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する各溝部52,56の長さを測定する。これら測定した長さを、縦溝部52の蛇行長さ及び横溝部56の蛇行長さとする。サイド領域S,Sにおいて、縦溝部52の蛇行長さは、横溝部56の蛇行長さ以下であることが好ましく、該横溝部56の蛇行長さに比して短いことがより好ましい。
サイド領域S,Sにおいて縦溝部52よりも横溝部56の蛇行の程度を大きくする観点から、隣り合うサイド凸部43間に、接合部35が設けられている範囲の長手方向Xの長さL8よりも幅方向Yの長さL9が長いことが好ましい〔図7(a)参照〕。例えば、本実施形態におけるサイド領域S,Sは、長手方向Xに隣り合うサイド凸部43間に1個の接合部35が、幅方向Yに隣り合うサイド凸部43間に2個の接合部35(接合部対34)がそれぞれ形成されており、隣り合うサイド凸部43間において、長手方向Xよりも幅方向Yに長い範囲で接合部35が設けられている。接合部35が設けられている範囲の長手方向Xの長さL8は、長手方向Xにおいて隣り合うサイド凸部43間に接合部35が存する範囲の長手方向Xの長さであり、接合部35が設けられている範囲の幅方向Yの長さL9は、幅方向Yにおいて隣り合うサイド凸部43間に接合部35が存する範囲の幅方向Yの長さである。
前述の堰き止め構造部Pb,Pbを容易に形成する観点から、サイド領域S,Sにおける縦溝部52の蛇行の程度が、中央領域Mにおける縦溝部51の蛇行の程度よりも小さいことが好ましい。各溝部51,52は、前述のように、一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する各溝部51,52の長さを測定することにより、蛇行の程度を求めることができる。前記領域は、サイド領域S,S及び中央領域Mそれぞれに設定した上で、前述の溝部51,52の蛇行長さを求める。
おむつ100は、幅方向Yにおける非弾性領域25の両側に、一対の胴回り部サイド弾性領域24を有している。胴回り部サイド弾性領域24は、複合シート10のサイド領域S,Sと部分的に重なっている。即ち、胴回り部サイド弾性部材19bが、複合シート10のサイド領域S,Sと部分的に重なっている。斯かる構成により、前述の堰き止め構造部Pbを容易に形成して、漏れ防止効果をより向上させることができる。このように、複合シート10のサイド領域S,Sは、少なくともその一部が弾性領域20と重なっていることが好ましい。
おむつ100における前述の立体ギャザーは、長手方向Xに収縮する立体ギャザー用弾性部材15aにより、着用者の肌側に向かって起立するように形成され、表面シート12のサイド領域S,Sに立体ギャザー形成用のシート15の固定端が接合されている。おむつ100は、立体ギャザー形成用のシート15が接合されることにより、サイド領域S,Sが長手方向Xに屈曲しやすくなり、長手方向Xに収縮する立体ギャザー用弾性部材15aにより、さらに長手方向Xに屈曲し易く、背側部Bにおいて前述のポケット部Pを容易に形成することができる。また、図9に示すように、幅方向Yにおけるポケット部Pの両側縁側に立体ギャザーが形成されるため、漏れ防止効果を一層高めることができる。
おむつ100は、幅方向Yにおける背側部Bの少なくとも中央部に、非弾性領域25を有しており、該非弾性領域25は、表面シート12として用いられる複合シート10の中央凹凸領域F1と重なっている。また、おむつ100は、幅方向Yにおける吸収体14の中央部と中央領域Mとが重なるように表面シート12が配されている。中央凹凸領域F1の中央凸部41は、図5に示すように千鳥状に配されている。斯かる構成により、中央凹凸領域F1の側部において幅方向Yに対し、背側部Bの端部側に向かって斜め方向に屈曲しやすくなるため、ポケット部Pに不規則な皺が形成されることを効果的に抑制して、ポケット部Pの成形性を向上させる。このように、凹凸領域Fには、凸部4が千鳥配置で形成されていることが好ましい。
本実施形態の吸収性コア14aは、背側部Bにおいて、幅方向Yの両側に一対の角部14cを有している。図1及び図11に示すように、背側部Bの角部14cは、その輪郭が幅方向Yの外方から内方に向かって斜めに形成されている。斯かる構成により、堰き止め構造部Pbが、長手方向Xにおいて吸収性コア14aの角部14cと側縁14dとの境まで延在するため、漏れ防止効果を向上させることができる。このように、吸収性コア14aは、背側部Bの角部14cが斜めに切り欠かれていることが好ましい。
本実施形態における複合シート10の第1シート1のように、凸部4を形成する繊維シートとしては、例えば不織布、織布及び編み地などが用いられ、好ましくは不織布である。第1シート1と部分的に接合されて複合シート10を形成する第2シート2としては、不織布、織布及び編み地等の繊維シートやフィルムなどの各種材質からなるシート材料を用いることができる。第1シート1と第2シート2を構成するシート材料の種類は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。第2シート2を構成するシート材料は、メッシュ等であっても良い。
第1シート1又は第2シート2を構成するシート材料として不織布を用いる場合の不織布としては、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらの不織布を2種以上組み合わせた積層体や、これらの不織布とフィルム等とを組み合わせた積層体を用いることもできる。これらのなかでも、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることが好ましい。第1シート1及び第2シート2を構成するシート材料として用いる不織布の坪量は、好ましくは10g/m以上、より好ましくは15g/m以上であり、また好ましくは40g/m以下、より好ましくは35g/m以下である。不織布の坪量は10g/m以上40g/m以下であることが好ましく、15g/m以上35g/m以下であることが更に好ましい。
不織布を構成する繊維としては、各種の熱可塑性樹脂からなる繊維を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸アルキルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上のブレンド物として用いることができる。また、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型などの複合繊維の形態で用いることができる。
本実施形態における表面シート12の中央凹凸領域F1について更に説明すると、該凹凸領域F1には、図5に示すように、中央凸部41として、平面視横長形状の中央凸部41が、長手方向X及び幅方向Yに分散した状態に形成されている。より詳細には、中央凸部41は、図4に示すように、千鳥状に配置されており、複数の中央凸部41が一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した長手方向凸部列R1が、幅方向Yに複数列形成されており、幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R1どうしは、中央凸部41の配置位置が、長手方向Xに半ピッチ分ずれている。また幅方向Yにおいて隣り合う長手方向凸部列R1の中央凸部41は、その一部分どうしが、長手方向Xに交互に配されるように重複している。
また凹凸領域Fにおいては、複数の中央凸部41が一定の間隔で幅方向Yに沿って直列した幅方向凸部列R2が、長手方向Xに複数列形成されている。
長手方向凸部列R1における、長手方向Xに隣り合う中央凸部41間には、図5に示すように、長手方向Xの長さbが幅方向Yの長さaより長い縦長の第1接合部31が形成されている。また幅方向凸部列R2における、幅方向Yに隣り合う中央凸部41間に、第1接合部31が位置している。幅方向Yに隣り合う中央凸部41間の第1接合部31は、幅方向に隣り合う長手方向凸部列R1における中央凸部41間に位置する第1接合部31である。縦長の第1接合部31は、長手方向Xの長さbが幅方向Yの長さaの、好ましくは1.2倍以上、より好ましくは1.5倍以上であり、また好ましくは5.0倍以下、より好ましくは3.0倍以下であり、また好ましくは1.2倍以上5.0倍以下、より好ましくは1.5倍以上3.0倍以下である。
また個々の中央凸部41は、第1接合部31と第1接合部31よりも長手方向の長さが短い第2接合部32とに周囲を囲まれている。個々の中央凸部41は、周囲を、4つ以上の接合部3に囲まれていることによって、個々の中央凸部41を囲む凹部30が形成されている。また複数の中央凸部41を囲む凹部30どうしが連続して、凹凸領域Fにおける中央凸部41以外の部分に網目状に連続する連続凹部が形成されている。
第1シート1及び第2シート2等、第1シート1と第2シート2との接合部を接合部3と総称すると、個々の中央凸部41を囲んでいる接合部3の数は、好ましくは4個以上、より好ましくは8個以上であり、また好ましくは20個以下、より好ましくは16個以下である。これらの個数の接合部3は、中央凸部41を長手方向Xの両側から挟む対又は中央凸部41を幅方向Yの両側から挟む対として設けられていることが好ましい。
第2接合部32は、長手方向Xの長さdが、第1接合部31の長手方向の長さbの、好ましくは20%以上85%以下、より好ましくは30%以上70%以下である。また第2接合部32は、幅方向Yの長さcは、第1接合部31の幅方向Yの長さaの、好ましくは0.8以上1.2以下であり、より好ましくは0.9以上1.1以下である。
中央凸部41間やサイド凸部43間には、中央凸部41又はサイド凸部43を形成する第1シート(シート材料)が部分的に圧密化された圧密化部を有していることが好ましく、本実施形態のように、中央凸部41又はサイド凸部43が、第1シート1と第2シート2との接合部3を有する複合シート10から形成されている場合、その接合部が、エンボス加工等により部分的に加圧して圧密化された部分であることが、好ましい。
中央凹凸領域F1を幅方向Yに屈曲しやすくする効果が一層確実に奏され、排泄物を中央凸部41間の凹部で補足する効果が一層確実に奏されるようにする観点から、中央凸部41の高さH1〔図6(a)参照〕は、好ましくは0.6mm以上、更に好ましくは1.0mm以上であり、また好ましくは5.0mm以下、更に好ましくは4.0mm以下であり、また好ましくは0.6mm以上5.0mm以下、更に好ましくは1.0mm以上4.0mm以下である。
サイド凹凸領域F2,F2を長手方向Xに屈曲しやすくする効果が一層確実に奏されるようにする観点から、サイド凸部43の高さH3〔図7(b)参照〕は、好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは1.0mm以上であり、また好ましくは5.0mm以下、更に好ましくは4.0mm以下であり、また好ましくは0.5mm以上5.0mm以下、更に好ましくは1.0mm以上4.0mm以下である。
凹凸領域Fが、第1シート1と第2シート2との接合部3を有する複合シート10で形成されている場合、凸部4の高さは、第2シート2の下面から、第1シート1の上面までの距離と定義される〔図6及び図7(b)参照〕。また高さは、デジタルマイクロスコープ(Keyence製)を用いて各凸部断面を観察し、第2シート2の下面と凸部の頂部との最短距離を計測して得られた値とする。
凹凸領域Fが、単層のシート材料から形成されている場合、凸部の高さは、長手方向Xに隣り合う凸部の頂部どうしを結ぶ直線と、凸部間に位置する最も該直線から離れた部位の下面との高低差を、凸部の高さとする。
前述した構成の複合シート10を製造するには、特開2015−112343号公報や特許文献1に記載の方法と同様にして、帯状の第1シート1を、周面が互いに噛み合い形状となっている第1ロールと第2ロールとの間に供給して、第1シート1を凹凸形状に変形させた後、第1シート1を第1ロールの周面部に沿わせて噛み合い部分から移動させた後、第2シート2を第1シート1に重ね合わせるように供給して両シート1,2を、第1ロールにおける凸部とヒートロールとの間で加熱下に挟圧して部分的に接合させる。そして、その際、第1シートの中央部と側部とで、第1ロール及び第2ロールの凹凸形状、及び第1ロールとヒートロールで形成する接合部のパターンを異ならせる。なお、第1ロールと第2ロールとの噛み合い部に噛み込ませて第1シート1を凹凸形状に変形させる際には、第1シートをロール内部方向に向けて吸引して、第1シート1の凹凸形状への変形を促進させることが好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前述した各実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、表面シート12に用いる複合シート10は、中央領域Mとは異なるパターンで凸部が形成されたサイド領域S,Sを有しないものであっても良く、全域に亘って、中央領域Mと同様の構成を有する複合シート10を表面シート12として用いても良い。
また、前述した実施形態においては、図4に示すように、中央凸部41を有する凹凸領域Fが、おむつ100の長手方向の全長に亘るように形成されていたが、本発明の吸収性物品においては、凸部4を有する凹凸領域Fが、背側部Bのみに形成されていれば良く、例えば、背側部B及び股下部Cのみ、又は背側部B及び腹側部Aのみに形成されていても良い。
また凸部4を囲む接合部3や他の接合部の形状、それらの配置は、適宜に決定することができる。個々の接合部の形状は、長方形や正方形の他、円形、楕円形、長円形、三角形、四角形、五角形、六角形、星形、ハート形等、任意の形状を採用し得る。
また、本発明の吸収性物品は、展開型の使い捨ておむつに代えて、パンツ型(プルオンタイプ)の使い捨ておむつであっても良く、また、パンツ型又は通常の非パンツ型の生理用ナプキンであっても良く、失禁パッド、パンティライナー等であっても良い。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
凹凸領域を有する表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収性コアを具備し、着用者の前後方向に対応する長手方向及び該長手方向と直交する幅方向を有し、着用者の腹側に配される腹側部、着用者の背側に配される背側部、及びそれらの間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、
前記背側部の前記幅方向における少なくとも中央部に、該幅方向に延びる弾性部材が配された弾性領域を有し、前記長手方向における該弾性領域と前記吸収性コアとの間に前記弾性部材が配されていない非弾性領域を有しており、
前記表面シートは、前記非弾性領域と重なる部位に凹凸領域を有しており、
前記凹凸領域は、着用者の肌側に向かって突出する凸部が所定のパターンで形成されており、且つ複数の前記凸部間を通って前記長手方向に連続する縦溝部と、複数の前記凸部間を通って前記幅方向に連続する横溝部とを有しており、
前記縦溝部は、蛇行の程度が前記横溝部より大きい、吸収性物品。
<2>
一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する、前記縦溝部の該縦溝部に沿って測定した長さL5が、該領域内に存する、前記横溝部の該横溝部に沿って測定した長さL7に比して長い、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する、前記縦溝部の該縦溝部に沿って測定した長さL5は、該領域内に存する、前記横溝部の該横溝部に沿って測定した長さL7に対して、110%以上、好ましくは120%以上であり、また300%以下、好ましくは200%以下であり、また110%以上300%以下、好ましくは120%以上200%以下である、前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
一辺が20mmの正方形の領域内に存する、前記縦溝部の該縦溝部に沿って測定した長さL5は、25mm以上、好ましくは30mm以上であり、また80mm以下、好ましくは60mm以下であり、また25mm以上80mm以下、好ましくは30mm以上60mm以下である、前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品。
<5>
前記縦溝部及び前記横溝部は、複数の前記凸部それぞれの周囲の一部を通って連続している、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記凸部は、前記幅方向の長さが前記長手方向の長さより長い、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
前記凸部は、前記幅方向Yの長さL1の前記長手方向Xの長さL2に対する比(L1/L2)が、1.1以上、好ましくは1.5以上であり、また6.0以下、好ましくは4.0以下であり、また1.1以上6.0以下、好ましくは1.5以上4.0以下である、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記非弾性領域と前記凹凸領域とが重なった部分Paは、前記幅方向の長さW1の前記長手方向の長さLPに対する比(W1/LP)が、1以上、好ましくは2以上であり、また15以下、好ましくは10以下であり、また1以上15以下、好ましくは2以上10以下である、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記非弾性領域と前記凹凸領域とが重なった部分Paの前記幅方向の長さW1は、前記吸収性コアの同方向の長さW5と概ね等しいか、又はそれよりも若干長くなっている、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10>
前記表面シートは、前記幅方向におけるその中央領域の両側に位置する一対のサイド領域を有し、前記サイド領域は、前記中央領域と異なるパターンで形成された前記凸部、前記縦溝部、及び前記横溝部をそれぞれ有しており、
前記サイド領域における前記横溝部は、蛇行の程度が前記縦溝部以上である、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>
前記サイド領域において、一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する、前記縦溝部の該縦溝部に沿って測定した長さが、該領域内に存する、前記横溝部の該横溝部に沿って測定した長さ以下である、前記<10>に記載の吸収性物品。
<12>
前記サイド領域において、一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する、前記縦溝部の該縦溝部に沿って測定した長さが、該領域内に存する、前記横溝部の該横溝部に沿って測定した長さに比して短い、前記<10>又は<11>に記載の吸収性物品。
<13>
前記サイド領域における前記縦溝部の蛇行の程度が、前記中央領域における前記縦溝部の蛇行の程度よりも小さい、前記<10>〜<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
前記サイド領域における、一辺の長さLが所定長さの正方形の領域内に存する、前記縦溝部の該縦溝部に沿って測定した長さが、前記中央領域における、該所定の長さの正方形の領域内に存する、前記縦溝部の該縦溝部に沿って測定した長さに比して短い、前記<13>に記載の吸収性物品。
<15>
前記サイド領域は、少なくともその一部が前記弾性領域と重なっている、前記<10>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
前記吸収性物品の前記長手方向の両側には、弾性部材を有する立体ギャザー形成用のシートが配されており、該弾性部材の収縮により、着用状態における前記股下部に、着用者の肌側に向かって起立する立体ギャザーが形成され、前記表面シートの前記サイド領域に前記立体ギャザー形成用のシートの固定端が接合されている、前記<10>〜<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>
前記幅方向における前記非弾性領域の両側に、一対の胴回り部サイド弾性領域を有し、該胴回り部サイド弾性領域が、前記サイド領域と部分的に重なっている、前記<10>〜<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
前記凹凸領域には、前記凸部が千鳥配置で形成されている、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
前記凹凸領域には、複数の前記凸部が一定の間隔で長手方向Xに沿って直列した長手方向凸部列が、前記幅方向Yに複数列形成され、且つ複数の前記凸部が一定の間隔で前記幅方向に沿って直列した幅方向凸部列が、長手方向Xに複数列形成されており、
前記長手方向凸部列における、前記長手方向に隣り合う前記凸部間には、前記長手方向の長さbが幅方向Yの長さaより長い縦長の第1接合部が形成されており、
前記第1接合部は、前記長手方向の長さbが前記幅方向の長さaの、1.2倍以上、好ましくは1.5倍以上であり、また5.0倍以下、好ましくは3.0倍以下であり、また1.2倍以上5.0倍以下、好ましくは1.5倍以上3.0倍以下である、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
<20>
前記中央凸部は、前記第1接合部と該第1接合部よりも前記長手方向の長さが短い第2接合部とに周囲を囲まれており、該第2接合部は、前記長手方向Xの長さdが、前記第1接合部の前記長手方向の長さbの、20%以上85%以下、好ましくは30%以上70%以下である、前記<19>に記載の吸収性物品。
<21>
前記第2接合部は、前記幅方向の長さcが、前記第1接合部の前記幅方向の長さaの、好ましくは0.8以上1.2以下であり、より好ましくは0.9以上1.1以下である、前記<19>又は<20>に記載の吸収性物品。
<22>
前記凸部の高さH1は、0.6mm以上、好ましくは1.0mm以上であり、また5.0mm以下、好ましくは4.0mm以下であり、また0.6mm以上5.0mm以下、好ましくは1.0mm以上4.0mm以下である、前記<1>〜<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<23>
前記サイド領域における前記凸部の高さH3は、0.5mm以上、好ましくは1.0mm以上であり、また5.0mm以下、好ましくは4.0mm以下であり、また0.5mm以上5.0mm以下、好ましくは1.0mm以上4.0mm以下である、前記<10>〜<22>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24>
前記吸収性コアは、前記背側部の角部が斜めに切り欠かれている、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
100 使い捨ておむつ(吸収性物品)
12 表面シート
13 裏面シート
14 吸収体
10 複合シート
1 第1シート
2 第2シート
20 弾性領域
25 非弾性領域
3 接合部
31 第1接合部
32 第2接合部
4 凸部
41 中央凸部
43 サイド凸部
F 凹凸領域
M 中央領域
P ポケット部
Pa ポケット予定部
S サイド領域
R1 長手方向凸部列
R2 幅方向凸部列

Claims (9)

  1. 凹凸領域を有する表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収性コアを具備し、着用者の前後方向に対応する長手方向及び該長手方向と直交する幅方向を有し、着用者の腹側に配される腹側部、着用者の背側に配される背側部、及びそれらの間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、
    前記背側部の前記幅方向における少なくとも中央部に、該幅方向に延びる弾性部材が配された弾性領域を有し、前記長手方向における該弾性領域と前記吸収性コアとの間に前記弾性部材が配されていない非弾性領域を有しており、
    前記表面シートは、前記非弾性領域と重なる部位に凹凸領域を有しており、
    前記凹凸領域は、着用者の肌側に向かって突出する凸部が所定のパターンで形成されており、且つ複数の前記凸部間を通って前記長手方向に連続する縦溝部と、複数の前記凸部間を通って前記幅方向に連続する横溝部とを有しており、
    前記縦溝部は、蛇行の程度が前記横溝部より大きい、吸収性物品。
  2. 前記縦溝部及び前記横溝部は、複数の前記凸部それぞれの周囲の一部を通って連続している、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記凸部は、前記幅方向の長さが前記長手方向の長さより長い、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記表面シートは、前記幅方向におけるその中央領域の両側に位置する一対のサイド領域を有し、前記サイド領域は、前記中央領域と異なるパターンで形成された前記凸部、前記縦溝部、及び前記横溝部をそれぞれ有しており、
    前記サイド領域における前記横溝部は、蛇行の程度が前記縦溝部以上である、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記サイド領域における前記縦溝部の蛇行の程度が、前記中央領域における前記縦溝部の蛇行の程度よりも小さい、請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 前記サイド領域は、少なくともその一部が前記弾性領域と重なっている、請求項4又は5に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収性物品の前記長手方向の両側には、弾性部材を有する立体ギャザー形成用のシートが配されており、該弾性部材の収縮により、着用状態における前記股下部に、着用者の肌側に向かって起立する立体ギャザーが形成され、前記表面シートの前記サイド領域に前記立体ギャザー形成用のシートの固定端が接合されている、請求項4〜6の何れか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記凹凸領域には、前記凸部が千鳥配置で形成されている、請求項1〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記吸収性コアは、前記背側部の角部が斜めに切り欠かれている、請求項1〜8の何れか1項に記載の吸収性物品。
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