JP2019073680A - 硬化性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(1).ポリオキシエチレン鎖を含有する(メタ)アクリル酸エステル単位と加水分解性シリル基を含有する(メタ)アクリル酸エステル単位と(メタ)アクリル酸アルキルエステル単位を含有する加水分解性シリル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)と、分子鎖末端に加水分解性シリル基を有する有機重合体(B)と、融点が20℃以上の第1級及び/又は第2級アミン(C)を含有し、前記(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)におけるポリオキシエチレン鎖を含有する(メタ)アクリル酸エステル単位の割合が50〜95質量%であることを特徴とする硬化性組成物、
(2).有機重合体(B)の主鎖が、ポリオキシアルキレン系重合体、および(メタ)アクリル酸エステル系重合体、及び、飽和炭化水素系重合体からなる群から選択される1種以上である(1)に記載の硬化性組成物、
(3).(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)を構成するポリオキシエチレン鎖を含有する(メタ)アクリル酸エステルを形成するアルコール残基が、末端がC1〜24のアルキル基で封鎖されたポリエチレングリコール残基である(1)または(2)に記載の硬化性組成物、
(4).(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)の重量平均分子量が12,000〜20,000である(1)〜(3)のいずれかに記載の硬化性組成物、
(5).融点が20℃以上の第1級及び/又は第2級アミン(C)が、C12〜24のアルキル基を有する(1)〜(4)のいずれかに記載の硬化性組成物、
(6).(1)〜(5)のいずれかに記載の硬化性組成物をサイディングボードの目地へ施工することを特徴とする防水工法、
(7).(1)〜(5)のいずれかに記載の硬化性組成物を施工した親水性の外壁、
に関する。
本発明における重合体とは以下の定義に準ずる。重合体とは、その重合体の製造工程によって得られる重合体成分全てを含有するものであり、分子量や構造、置換基の数、などが異なる成分を含む。重合体の同定には平均分子量や分子量分布、一分子あたりに平均して含有される置換基の導入量(平均の個数や含有率)を使用する。また、本発明の説明においては、便宜的に代表的な分子構造を記載する場合もある。
本発明は、ポリオキシエチレン鎖と加水分解性シリル基を含有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)を必須成分として使用する。
CH2=C(R1)COO(CH2CH2O)n−R2 (1)
(式中、R1は、水素原子またはメチル基、R2は、水素原子または炭素原子数1から24の置換あるいは非置換のアルキル基、炭素原子数6から20のアリール基、炭素原子数7から20のアラルキル基である。nは1から100の整数である)で表すことができる。R2は、炭素原子数1から24の置換あるいは非置換のアルキル基であることが好ましい。すなわち、(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)を構成するポリオキシエチレン鎖を含有する(メタ)アクリル酸エステルを形成するアルコール残基は、末端が炭素原子数1〜24のアルキル基で封鎖されたポリエチレングリコール残基であることが好ましい。
−SiX3 (2)
(式中、Xはヒドロキシ基または加水分解性基であり、3個のXは同一であっても良く、異なっていてもよい)
−SiR3X2 (3)
(R3は、炭素原子数1から20の置換あるいは非置換のアルキル基、炭素原子数6から20のアリール基、炭素原子数7から20のアラルキル基、または、−OSiR’3(R’は、それぞれ独立に炭素原子数1から20の炭化水素基である)で示されるトリオルガノシロキシ基である。また、Xは前記と同じであり、2個のXは同一であっても良く、異なっていてもよい。)
本発明は、分子鎖末端に反応性ケイ素基を有する有機重合体(B)を使用する。有機重合体(B)の反応性ケイ素基は、一般式(4):
−SiR4 3−aXa (4)
(R4は、それぞれ独立に炭素原子数1から20の置換あるいは非置換のアルキル基、炭素原子数6から20のアリール基、炭素原子数7から20のアラルキル基、または、−OSiR’3(R’は、それぞれ独立に炭素原子数1から20の炭化水素基である)で示されるトリオルガノシロキシ基である。また、Xは、それぞれ独立にヒドロキシ基または加水分解性基である。更に、aは1から3の整数である)で表される。
−R5−O− (5)
(R5は、炭素原子数1から14の直鎖状もしくは分岐アルキレン基である)で示される繰り返し単位を有する重合体であり、重合体の全ての繰り返し単位中に一般式(5)で表される繰り返し単位が50重量%以上存在することが好ましい。一般式(5)におけるR5は、炭素原子数1から14の、更には2から4の、直鎖状もしくは分岐アルキレン基が好ましい。一般式(5)で示される繰り返し単位の具体例としては、
−CH2O−、−CH2CH2O−、−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH(C2H5)O−、−CH2C(CH3)2O−、−CH2CH2CH2CH2O−
等が挙げられる。ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖骨格は、1種類だけの繰り返し単位からなってもよいし、2種類以上の繰り返し単位からなってもよい。特にシーリング材等に使用される場合には、プロピレンオキシド重合体を主成分とする重合体から成るものが非晶質であることや比較的低粘度である点から好ましい。
−CH2−C(R6)(COOR7)− (6)
(R6は水素原子またはメチル基、R7は炭素原子数1から8のアルキル基を示す)で表される炭素原子数1から8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体単位と、下記一般式(7):
−CH2−C(R6)(COOR8)− (7)
(R6は前記に同じ、R8は炭素原子数9以上のアルキル基を示す)で表される炭素原子数9以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体単位からなる共重合体に、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体をブレンドして製造する方法である。
−NR9−C(=O)− (8)
(R9は有機基または水素原子を表す)で表される基である。この構造は極性が比較的高いため、硬化物の強度や基材への接着性が高くなる傾向にあり望ましい。
W−R10−SiR4 3−aXa (9)
(R4、X、aは前記と同じ。R10は2価の有機基であり、より好ましくは炭素原子数1から20の炭化水素基である。Wはヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプト基およびアミノ基(1級または2級)から選ばれた活性水素含有基である)で表されるケイ素化合物のW基を反応させる方法により製造されるものを挙げることができる。この製造方法に関連した、有機重合体の公知の製造法を例示すると、特公昭46−12154号(米国特許3632557号)、特開昭58−109529号(米国特許4374237号)、特開昭62−13430号(米国特許4645816号)、特開平8−53528号(EP0676403)、特開平10−204144号(EP0831108)、特表2003−508561(米国特許6197912号)、特開平6−211879号(米国特許5364955号)、特開平10−53637号(米国特許5756751号)、特開平11−100427号、特開2000−169544号、特開2000−169545号、特開2002−212415号、特許第3313360号、米国特許4067844号、米国特許3711445号、特開2001−323040号等が挙げられる。
O=C=N−R10−SiR4 3−aXa (10)
(R10、R4、X、aは前記に同じ)で示される反応性ケイ素基含有イソシアネート化合物とを反応させることにより製造されるものを挙げることができる。この製造方法に関連した、有機重合体の公知の製造法を例示すると、特開平11−279249号(米国特許5990257号)、特開2000−119365号(米国特許6046270号)、特開昭58−29818号(米国特許4345053号)、特開平3−47825号(米国特許5068304号)、特開平11−60724号、特開2002−155145号、特開2002−249538号、WO03/018658、WO03/059981等が挙げられる。
融点が20℃以上の第1級及び/又は第2級アミン(C)は、次のようなものが例として挙げられるが、これらに限定されるわけではない。第1級アミンとしては、モノアミンとして、ラウリルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、ステアリルアミン、ノナデシルアミン、などを挙げることができ、中でもラウリルアミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ステアリルアミンが好ましい。ジアミンとしては、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタン、ヘキサメチレンジアミン、1,7−ジアミノヘプタン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、1,11−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノドデカン、1,13−ジアミノトリデカン、1,14−ジアミノテトラデカン、1,15−ジアミノペンタデカン、1,16−ジアミノヘキサデカン、1,17−ジアミノヘプタデカン、1,18−ジアミノオクタデカン、1,19−ジアミノノナデカン、1,20−ジアミノエイコサン、1,21−ジアミノヘンティコサン、1,22−ジアミノドコサン、1,23−ジアミノトリコサン、1,24−ジアミノテトラコサン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、フェニレンジアミン、3,4−キシリジンなどを挙げることができ、中でも1,4−ジアミノブタン、ヘキサメチレンジアミン、1,8−ジアミノオクタンが好ましい。上記融点が20℃以上の第1級及び/又は第2級アミンはC12〜24のアルキル基を有することが防汚性や入手性から好ましい。
本発明の組成物には、添加剤として、シラノール縮合触媒、充填剤、接着性付与剤、可塑剤、溶剤、希釈剤、タレ防止剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、物性調整剤、粘着付与樹脂、エポキシ基を含有する化合物、光硬化性物質、酸素硬化性物質、エポキシ樹脂、その他の樹脂、を添加しても良い。また、本発明の硬化性組成物には、硬化性組成物又は硬化物の諸物性の調整を目的として、必要に応じて各種添加剤を添加してもよい。このような添加物の例としては、たとえば、表面性改良剤、発泡剤、硬化性調整剤、難燃剤、シリケート、ラジカル禁止剤、金属不活性化剤、オゾン劣化防止剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、防かび剤などが挙げられる。
本発明では、分子鎖末端に加水分解性シリル基を有する有機重合体(B)の加水分解性シリル基を加水分解・縮合させる反応を促進し、重合体を鎖延長または架橋させる目的で、シラノール縮合触媒を使用しても良い。
本発明の組成物には、種々の充填剤を配合することができる。充填剤としては、重質炭酸カルシウム、膠質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、クレー、タルク、酸化チタン、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、結晶性シリカ、溶融シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸、カーボンブラック、酸化第二鉄、アルミニウム微粉末、酸化亜鉛、活性亜鉛華、PVC粉末、PMMA粉末、ガラス繊維およびフィラメント等が挙げられる。
本発明の組成物には、接着性付与剤を添加することができる。
接着性付与剤としては、シランカップリング剤、シランカップリング剤の反応物を添加することができる。
本発明の組成物には、可塑剤を添加することができる。可塑剤の具体例としては、ジブチルフタレート、ジイソノニルフタレート(DINP)、ジヘプチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ジイソデシルフタレート(DIDP)、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル化合物;ビス(2−エチルヘキシル)−1,4−ベンゼンジカルボキシレートなどのテレフタル酸エステル化合物;1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニルエステルなどの非フタル酸エステル化合物;アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチル、コハク酸ジイソデシル、アセチルクエン酸トリブチルなどの脂肪族多価カルボン酸エステル化合物;オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチルなどの不飽和脂肪酸エステル化合物;アルキルスルホン酸フェニルエステル;リン酸エステル化合物;トリメリット酸エステル化合物;塩素化パラフィン;アルキルジフェニル、部分水添ターフェニルなどの炭化水素系油;プロセスオイル;エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸ベンジルなどのエポキシ可塑剤、などをあげることができる。
本発明の組成物には、必要に応じてタレを防止し、作業性を良くするためにタレ防止剤を添加しても良い。また、タレ防止剤としては特に限定されないが、例えば、ポリアミドワックス類;水添ヒマシ油誘導体類;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム等の金属石鹸類等が挙げられる。これらタレ防止剤は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
本発明の組成物には、酸化防止剤(老化防止剤)を使用することができる。酸化防止剤を使用すると硬化物の耐候性を高めることができる。酸化防止剤としてはヒンダードフェノール系、モノフェノール系、ビスフェノール系、ポリフェノール系が例示できる。酸化防止剤の具体例は特開平4−283259号公報や特開平9−194731号公報にも記載されている。
本発明の組成物には、光安定剤を使用することができる。光安定剤を使用すると硬化物の光酸化劣化を防止できる。光安定剤としてベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系、ベンゾエート系化合物等が例示できるが、特にヒンダードアミン系が好ましい。
本発明の組成物には、紫外線吸収剤を使用することができる。紫外線吸収剤を使用すると硬化物の表面耐候性を高めることができる。紫外線吸収剤としてはベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチレート系、置換トリル系及び金属キレート系化合物等が例示できるが、特にベンゾトリアゾール系が好ましく、市販名チヌビンP、チヌビン213、チヌビン234、チヌビン326、チヌビン327、チヌビン328、チヌビン329、チヌビン571(以上、BASF製)が挙げられる。
本発明の硬化性組成物には、必要に応じて生成する硬化物の引張特性を調整する物性調整剤を添加しても良い。物性調整剤としては特に限定されないが、例えば、フェノキシトリメチルシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン等のアルキルアルコキシシラン類;ジフェニルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシランなどのアリールアルコキシシラン類;ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラン等のアルキルイソプロペノキシシラン;トリス(トリメチルシリル)ボレート、トリス(トリエチルシリル)ボレートなどのトリアルキルシリルボレート類;シリコーンワニス類;ポリシロキサン類等が挙げられる。前記物性調整剤を用いることにより、本発明の組成物を硬化させた時の硬度を上げたり、逆に硬度を下げ、破断伸びを出したりし得る。上記物性調整剤は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
本発明には、基材への接着性や密着性を高める目的、あるいはその他必要に応じて粘着付与樹脂を添加できる。粘着付与樹脂としては、特に制限はなく通常使用されているものを使うことが出来る。
本発明の組成物においてはエポキシ基を含有する化合物を使用できる。エポキシ基を有する化合物を使用すると硬化物の復元性を高めることができる。エポキシ基を有する化合物としてはエポキシ化不飽和油脂類、エポキシ化不飽和脂肪酸エステル類、脂環族エポキシ化合物類、エピクロルヒドリン誘導体に示す化合物及びそれらの混合物等が例示できる。具体的には、エポキシ化大豆油、エポキシ化あまに油、ビス(2−エチルヘキシル)−4,5−エポキシシクロヘキサン−1,2−ジカーボキシレート(E−PS)、エポキシオクチルステアレ−ト、エポキシブチルステアレ−ト等があげられる。エポキシ基を含有する化合物は分子鎖末端に加水分解性シリル基を有する有機重合体(B)100重量部に対して0.5〜50重量部の範囲で使用するのがよい。
本発明の組成物には光硬化性物質を使用できる。光硬化性物質を使用すると硬化物表面に光硬化性物質の皮膜が形成され、硬化物のべたつきや硬化物の耐候性を改善できる。この種の化合物には有機単量体、オリゴマー、樹脂或いはそれらを含む組成物等多くのものが知られており、代表的なものとしては、アクリル系又はメタクリル系不飽和基を1ないし数個有するモノマー、オリゴマー或いはそれ等の混合物である不飽和アクリル系化合物、ポリケイ皮酸ビニル類あるいはアジド化樹脂等が使用できる。
本発明の組成物には酸素硬化性物質を使用することができる。酸素硬化性物質には空気中の酸素と反応し得る不飽和化合物を例示でき、空気中の酸素と反応して硬化物の表面付近に硬化皮膜を形成し表面のべたつきや硬化物表面へのゴミやホコリの付着を防止するなどの作用をする。酸素硬化性物質の具体例には、キリ油、アマニ油などで代表される乾性油や、該化合物を変性して得られる各種アルキッド樹脂;乾性油により変性されたアクリル系重合体、エポキシ系樹脂、シリコン樹脂;ブタジエン、クロロプレン、イソプレン、1,3−ペンタジエンなどのジエン系化合物を重合または共重合させて得られる1,2−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、C5〜C8ジエンの重合体などの液状重合体などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
本発明の組成物にはエポキシ樹脂を併用することができる。エポキシ樹脂を添加した組成物は特に接着剤、殊に外壁タイル用接着剤として好ましい。エポキシ樹脂としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂類またはノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、粘着剤、建造物・船舶・自動車・道路などのシーリング材、接着剤、型取剤、防振材、制振材、防音材、発泡材料、塗料、吹付材などに使用できる。本発明の硬化性組成物を硬化して得られる硬化物は、柔軟性および接着性に優れることから、これらの中でも、シーリング材または接着剤として用いることがより好ましい。
送液システム:東ソー製HLC−8120GPC
カラム:東ソー製TSK−GEL Hタイプ
溶媒:THF
分子量:ポリスチレン換算
測定温度:40℃
フラスコに、イソブタノールを添加し105℃に加熱し、窒素置換を行った後、攪拌しながら、窒素雰囲気下で、表1に示すアクリル酸エステル系単量体と重合開始剤とイソブタノールの溶液を5時間かけて滴下し、その後1時間後重合を行った。得られたポリアクリル系重合体のイソブタノール溶液から、加熱減圧下でイソブタノールを除去することにより、透明で粘稠な液体を得た。以上により、表1に示す分子量と粘度(東京計器(株)製RE80形粘度計を用い、測定温度23.0℃、3°×R14ローターで測定)の反応性ケイ素基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体を得た。
NKエステルM−90G:メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール#400(新中村化学工業(株)製)
NKエステル S−20E:ポリエチレングリコール#880メタクリルステアリルエーテル(新中村化学工業(株)製)
BA:アクリル酸ブチル
DSMA:メタクリル酸3−(メチルジメトキシシリル)プロピル
TSMA:メタクリル酸3−(トリメトキシシリル)プロピル
SMA:メタクリル酸ステアリル
IBA:イソブタノール
V−59:2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(和光純薬工業(株)製)
数平均分子量が約2,000のポリオキシプロピレングリコールを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒にてプロピレンオキサイドの重合を行い、両末端に水酸基を有する数平均分子量17,000のポリオキシプロピレンを得た。続いてこの水酸基末端ポリオキシプロピレンの水酸基に対して1.2倍当量のNaOMeのメタノール溶液を添加してメタノールを留去し、更に塩化アリルを添加して末端の水酸基をアリル基に変換した。未反応の塩化アリルを減圧脱揮により除去した。得られた未精製のアリル基末端ポリオキシプロピレン100重量部に対し、n−ヘキサン300重量部と、水300重量部を混合攪拌した後、遠心分離により水を除去し、得られたヘキサン溶液に更に水300重量部を混合攪拌し、再度遠心分離により水を除去した後、ヘキサンを減圧脱揮により除去した。以上により、末端部位にアリル基を有する、GPCでのポリスチレン換算の数平均分子量が約17,000であるポリオキシプロピレン重合体を得た。得られたアリル基を有するポリオキシプロピレン重合体100重量部に対し、白金ビニルシロキサン錯体の白金含量3wt%のイソプロパノール溶液36ppmを触媒として、ジメトキシメチルシラン1.3重量部と90℃で2時間反応させ、重合体1分子中に平均約1.2個のジメトキシメチルシリル基を分子鎖末端に有するポリオキシプロピレン系重合体(ポリマーB−1)を得た。
数平均分子量14,600(上記と同じ方法にて測定)のポリオキシプロピレングリコールとn−ブタノールをそれぞれ重量比で10:1の割合で混合したものを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒にてプロピレンオキシドの重合を行い、数平均分子量7,700のポリプロピレンオキシドの混合物を得た(数平均分子量6,500のポリオキシプロピレングリコールモノブチルエーテルと、数平均分子量18,000のポリオキシプロピレングリコール(重量比は9:1))。続いて、この水酸基を有するポリプロピレンオキシドの水酸基に対して1.2倍当量のNaOMeのメタノール溶液を添加してメタノールを留去し、更に塩化アリルを添加して末端の水酸基をアリル基に変換した。得られた未精製のアリル基を有するポリプロピレンオキシド100重量部に対し、n−ヘキサン300重量部と、水300重量部を混合攪拌した後、遠心分離により水を除去し、得られたヘキサン溶液に更に水300重量部を混合攪拌し、再度遠心分離により水を除去した後、ヘキサンを減圧脱揮により除去した。以上により、片末端にのみアリル基が導入された成分が主成分であり、GPCでのポリスチレン換算の数平均分子量が約7,700であるポリオキシプロピレン重合体の混合物を得た。得られたアリル基を有するポリオキシプロピレン重合体100重量部に対し、白金ビニルシロキサン錯体の白金含量3wt%のイソプロパノール溶液36ppmを触媒として、ジメトキシメチルシラン1.9重量部と90℃で2時間反応させ、重合体1分子中に平均約0.9個のジメトキシメチルシリル基を分子鎖末端に有するポリオキシプロピレン系重合体(ポリマーB−2)を得た。
数平均分子量が約2,000のポリオキシプロピレングリコールを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒にてプロピレンオキサイドの重合を行い、両末端に水酸基を有する数平均分子量27,900(上記と同じ方法にて測定)、分子量分布Mw/Mn=1.21のポリプロピレンオキシドを得た。続いてこの水酸基末端ポリプロピレンオキシドの水酸基に対して1.2倍当量のNaOMeのメタノール溶液を添加してメタノールを留去し、更に塩化アリルを添加して末端の水酸基をアリル基に変換した。未反応の塩化アリルは減圧脱揮により除去した。得られた未精製のアリル基を有するポリプロピレンオキシド100重量部に対し、n−ヘキサン300重量部と、水300重量部を混合攪拌した後、遠心分離により水を除去し、得られたヘキサン溶液に更に水300重量部を混合攪拌し、再度遠心分離により水を除去した後、ヘキサンを減圧脱揮により除去した。以上により、末端部位にアリル基を有する数平均分子量27,900(上記と同じ方法にて測定)、分子量分布Mw/Mn=1.21のポリプロピレンオキシドを得た。得られたアリル基を有するポリプロピレンオキシド100重量部に対して白金ビニルシロキサン錯体の白金含量3wt%のイソプロパノール溶液36ppmを触媒として、ジメトキシメチルシラン0.9重量部と90℃で2時間反応させ、重合体1分子中に平均約1.6個のジメトキシメチルシリル基を分子鎖末端に有するポリオキシプロピレン系重合体(ポリマーB−3)を得た。
攪拌機付ステンレス製反応容器の内部を脱酸素し、臭化第一銅1.07g、アクリル酸n−ブチル14.1g、アクリル酸エチル2.2g、アクリル酸ステアリル3.7gを仕込み、加熱攪拌した。重合反応溶媒としてアセトニトリル8.95g、開始剤として2,5−ジブロモアジピン酸ジエチル1.07gを添加、混合し、混合液の温度を約80℃に調節した段階でペンタメチルジエチレントリアミンを添加し、重合反応を開始した。アクリル酸n−ブチル56.5g、アクリル酸エチル8.6g、アクリル酸ステアリル14.9gの混合物を逐次添加し、重合反応を進めた。重合途中、適宜ペンタメチルジエチレントリアミンを追加し、重合速度を調整した。重合時に使用したペンタメチルジエチレントリアミンの総量は0.14gであった。重合が進行すると重合熱により内温が上昇するので内温を約80℃〜約90℃に調整した。単量体転化率(重合反応率)が約95%以上の時点で未反応の単量体及び重合用アセトニトリルを減圧脱揮して除去し、重合体濃縮物を得た。
表2〜5に示す(A)成分、(B)成分、表面処理膠質炭酸カルシウム(白石工業(株)製、商品名:白艶華CCR)、重質炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)商品名;ホワイトンSB)、酸化チタン(石原産業(株)製、商品名:タイペークR−820)、チクソ性付与剤(楠本化成(株)製、商品名:ディスパロン6500)、光安定剤(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、商品名:チヌビン770)、紫外線吸収剤(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、商品名:チヌビン326)を計量、混合して充分混練りした後、小型3本ペイントロールに3回通した。この後、120℃で2時間減圧脱水を実施、50℃以下に冷却後、脱水剤としてビニルトリメトキシシラン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、商品名:Silquest A−171)、接着性付与剤としてγ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、商品名:Silquest A−1120)、硬化触媒としてジブチル錫ビスアセチルアセトネート(日東化成工業(株)製、商品名:ネオスタンU−220H)、(C)成分であるラウリルアミン(和光純薬工業(株)製)をフタル酸エステル系可塑剤(ジェイ・プラス(株)製、商品名:DIDP)に溶解させたものを加えて混練し、硬化性組成物を得た。
上記硬化性組成物を厚さ10mmのシート状試験体にして、23℃、50%RHの条件で7日間硬化させた。硬化させたシート状試験体をミノルタ(株)製測色計CR−300を使用し、曝露開始前と各曝露期間でL*、a*、b*値を測定し、表に記載の曝露期間でのL*と曝露開始前のL*から明度差(ΔL)を算出した。ΔLの絶対値が小さい(0に近い)ほど汚染物質の付着による色相変化が小さく、耐汚染性に優れることを示す。表4では12ヶ月屋外曝露を行ったことからΔLが大きくなったため、目視による官能評価も実施した。官能評価の結果は○が一番良好で、汚れが少なく、△、×の順で美観が悪く、汚れが大きくなることを意味する。
Claims (7)
- ポリオキシエチレン鎖を含有する(メタ)アクリル酸エステル単位と加水分解性シリル基を含有する(メタ)アクリル酸エステル単位と(メタ)アクリル酸アルキルエステル単位を含有する加水分解性シリル基含有(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)と、
分子鎖末端に加水分解性シリル基を有する有機重合体(B)と、
融点が20℃以上の第1級及び/又は第2級アミン(C)を含有し、
前記(メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)におけるポリオキシエチレン鎖を含有する(メタ)アクリル酸エステル単位の割合が50〜95質量%であることを特徴とする硬化性組成物。 - 有機重合体(B)の主鎖が、ポリオキシアルキレン系重合体、および(メタ)アクリル酸エステル系重合体、及び、飽和炭化水素系重合体からなる群から選択される1種以上である、請求項1に記載の硬化性組成物。
- (メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)を構成するポリオキシエチレン鎖を含有する(メタ)アクリル酸エステルを形成するアルコール残基が、末端がC1〜24のアルキル基で封鎖されたポリエチレングリコール残基である、請求項1または2に記載の硬化性組成物。
- (メタ)アクリル酸エステル系重合体(A)の重量平均分子量が12,000〜20,000である、請求項1〜3のいずれかに記載の硬化性組成物。
- 融点が20℃以上の第1級及び/又は第2級アミン(C)が、C12〜24のアルキル基を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性組成物をサイディングボードの目地へ施工することを特徴とする防水工法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性組成物を施工した親水性の外壁。
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