JP2019073330A - 食品容器および発熱具 - Google Patents
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Abstract
Description
底部および前記底部の周縁から立設する側壁部を有し、上部に開口を有する容器本体と、
前記容器本体の内部に設置される中皿体であって、発熱シートが載置される発熱シート載置面を構成する水平方向に対して傾斜する傾斜面部、および前記容器本体の内部に設置された状態において最も下方に位置する最深部を有する中皿体と、
前記容器本体の前記開口を覆うための蓋体と、を備え、
前記発熱シートには、長尺の開封具により開封される水袋であって液体が封入される不透水性の水袋と、前記開封具により開封される発熱剤袋であって前記水袋に封入される前記液体と発熱反応する発熱剤が封入される不透水性の発熱剤袋と、が横並びに形成され、
前記中皿体は、前記発熱シートの前記発熱剤袋が前記水袋よりも前記最深部の近くに位置した状態で、前記発熱シートが前記発熱シート載置面に載置されるように構成される。
前記中皿体は、前記発熱シート載置面に前記発熱シートが載置された状態で、前記発熱シートが有する被係合部と係合する発熱シート係合部を有する。
上記(2)の構成によれば、中皿体が発熱シート係合部を有することによって、発熱剤袋が水袋よりも中皿体の最深部の近くに位置した状態で発熱シートを発熱シート載置面に設置することができる。
前記発熱シート係合部は、前記発熱シート載置面側から突起するように前記傾斜面部に設けられる。
上記(3)の構成によれば、発熱シート係合部は、傾斜面部に設けられた突起部である。よって、例えば、発熱シートにおける水袋や発熱剤袋が形成されていない縁部などに、穴部といった突起部に係合可能な被係合部を形成しておくことにより、中皿体の発熱シート係合部に発熱シートの被係合部を簡易に取り付けることができる。
前記傾斜面部は、一方向に沿って下降するように傾斜する。
上記(4)の構成によれば、傾斜面部が、少なくとも一方向に下降(傾斜)することにより、開封された水袋から流出する液体を最深部に導くように構成される。これによって、最深部により近い側に位置する発熱剤に液体を適切に導くことができる。液体と発熱剤とが接触しない部分が生じるのを防止し、発熱剤と液体との発熱反応をより適切に生じさせることができる。
前記傾斜面部は、一方向に沿って下降すると共に、前記一方向に対して直交する方向における前記傾斜面部の中央に向かって下降するように傾斜する部分を有する。
上記(5)の構成によれば、傾斜面部が、一方向およびその直交方向の2方向に傾斜する部分を有することによって、開封された水袋から流出する液体を点状に形成された最深部に導くように構成される。これによって、最深部により近い側に位置する発熱剤に水袋から流出する液体をより適切に導くことができる。
液体が封入される不透水性の水袋と、前記水袋に封入される前記液体と発熱反応する発熱剤が封入される不透水性の発熱剤袋と、が一方向に沿って横並びに形成される発熱シートと、
前記発熱シートに接続されるとともに、前記一方向に沿って引っ張られることで前記水袋および前記発熱剤袋を開封するように構成された開封具と、を備える。
前記発熱剤袋は、透水性の袋に前記発熱剤を封入した発熱剤パックをそれぞれ収容するための第1小袋部および第2小袋部と、
前記第1小袋部の内部と前記第2小袋部の内部とを連通する小袋連通路を形成する小袋連通路部を有する小袋接続部と、を有し、
前記小袋連通路は、平面視において、前記一方向に交差する交差方向に沿って前記開封具と交差するように延在する。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
以下、食品容器1の上記の構成要素の各々について、図1〜図3を用いて説明する。
幾つかの実施形態では、図3に示すように、中皿体3は、発熱シート載置面Sに発熱シート6sが載置された状態(以下、適宜、発熱シート設置状態)で、発熱シート6sが有する被係合部66と係合する発熱シート係合部8を有する。そして、中皿体3の発熱シート係合部8に発熱シート6sが係合させることにより、発熱シート6sは、自動的に、発熱剤袋63が水袋61よりも最深部32の近くに位置した状態で中皿体3(収容部3c)に位置決め(固定)される。よって、発熱シート設置状態においては、傾斜面部31には、傾斜の上方から下方に沿って(以下、適宜、傾斜方向)、発熱シート係合部8、第1端部シート部65w、水袋61が並ぶ。さらに、発熱剤袋63が並んでいても良い。この際、発熱具6において、開封具6pは、発熱剤袋63よりも水袋61を先に開封するように発熱シート6sに設置されている。このように、最初に引き裂かれる水袋61側の第1端部シート部65wが発熱シート係合部8に固定されていることによって、開封具6pによる発熱シート6sの開封がより容易に行われるようにしている。
幾つかの実施形態では、発熱シート6sの発熱剤袋63は、透水性の袋に発熱剤Eを収容した複数の発熱剤パック7をそれぞれ封入する複数(N個)の小袋部(Nは2以上の整数)を有しても良い。より具体的には、図4に示すように、発熱シート6sの発熱剤袋63は、透水性の袋に発熱剤Eを封入した発熱剤パック7をそれぞれ収容するための第1小袋部63aおよび第2小袋部63bと、第1小袋部63aの内部と第2小袋部63bの内部とを連通する小袋連通路64cを形成する小袋連通路部64pを有する小袋接続部64と、を有する。図4に示す実施形態では、発熱シート6sは、発熱シート設置状態において、小袋連通路64cが収容部3cの最深部32の上方(真上)に位置するように構成されている。換言すれば、発熱シート設置状態では、平面視において、小袋連通路64cは最深部32に重なるような位置にある。なお、図4に示す実施形態では、発熱シート設置状態においては、発熱シート6sは、傾斜面部31などに沿って載置されることにより曲げられた状態になる部分があり、その曲げられた部分を小袋連通路64cの少なくとも一部が構成していても良い。また、小袋連通路64cは、図4(a)に示すような平面視において、一方向(引張方向P)に交差する交差方向(図4では直交方向V)に沿って開封具6pと交差するように延在する。
2 容器本体
21 内部
22 底部
23 側壁部
24 係止部
3 中皿体
3c 収容部
31 傾斜面部
31a 第1平面
31b 第2平面
31c 第3平面
31d 第4平面
32 最深部
34 設置部
4 収容部カバー体
41 構成部材
42 締結部材
5 蓋体
6 発熱具
6p 開封具
6s 発熱シート
61 水袋
62 連結シート部
63 発熱剤袋
63a 第1小袋部
63b 第2小袋部
64 小袋接続部
64p 小袋連通路部
64c 小袋連通路
64s シート状部
64sa 第1シート状部
64sb 第2シート状部
65 端部シート部
65w 第1端部シート部(水袋側)
65e 第2端部シート部(発熱剤袋側)
66 被係合部(発熱シート側)
7 発熱剤パック
7a 第1の発熱剤パック
7b 第2の発熱剤パック
8 発熱シート係合部(中皿体側)
81 突起部
9 盛付皿
W 液体(水)
E 発熱剤
S 発熱シート載置面
P 引張方向
V 直交方向
Lp 第1仮想線
Lv 第2仮想線
L 離間距離
G 隙間
Claims (7)
- 底部および前記底部の周縁から立設する側壁部を有し、上部に開口を有する容器本体と、
前記容器本体の内部に設置される中皿体であって、発熱シートが載置される発熱シート載置面を構成する水平方向に対して傾斜する傾斜面部、および前記容器本体の内部に設置された状態において最も下方に位置する最深部を有する中皿体と、
前記容器本体の前記開口を覆うための蓋体と、を備え、
前記発熱シートには、長尺の開封具により開封される水袋であって液体が封入される不透水性の水袋と、前記開封具により開封される発熱剤袋であって前記水袋に封入される前記液体と発熱反応する発熱剤が封入される不透水性の発熱剤袋と、が横並びに形成され、
前記中皿体は、前記発熱シートの前記発熱剤袋が前記水袋よりも前記最深部の近くに位置した状態で、前記発熱シートが前記発熱シート載置面に載置されるように構成されることを特徴とする食品容器。 - 前記中皿体は、前記発熱シート載置面に前記発熱シートが載置された状態で、前記発熱シートが有する被係合部と係合する発熱シート係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の食品容器。
- 前記発熱シート係合部は、前記発熱シート載置面側から突起するように前記傾斜面部に設けられることを特徴とする請求項2に記載の食品容器。
- 前記傾斜面部は、一方向に沿って下降するように傾斜することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の食品容器。
- 前記傾斜面部は、一方向に沿って下降すると共に、前記一方向に対して直交する方向における前記傾斜面部の中央に向かって下降するように傾斜する部分を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の食品容器。
- 液体が封入される不透水性の水袋と、前記水袋に封入される前記液体と発熱反応する発熱剤が封入される不透水性の発熱剤袋と、が一方向に沿って横並びに形成される発熱シートと、
前記発熱シートに接続されるとともに、前記一方向に沿って引っ張られることで前記水袋および前記発熱剤袋を開封するように構成された開封具と、を備えることを特徴とする発熱具。 - 前記発熱剤袋は、透水性の袋に前記発熱剤を封入した発熱剤パックをそれぞれ収容するための第1小袋部および第2小袋部と、
前記第1小袋部の内部と前記第2小袋部の内部とを連通する小袋連通路を形成する小袋連通路部を有する小袋接続部と、を有し、
前記小袋連通路部は、平面視において、前記一方向に交差する交差方向に沿って前記開封具と交差するように延在することを特徴とする請求項6に記載の発熱具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7212401B1 (ja) | 2021-09-02 | 2023-01-25 | 大介 尾城 | 食品容器 |
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2017
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