JP2019073230A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1のタイヤでは、トレッド部のトレッド面に、タイヤ周方向に沿って延在する4本の周方向主溝により、タイヤ周方向に延在する5本の陸部が形成され、当該陸部が、センター陸部と、ミドル陸部と、ショルダー陸部とで構成されている。特許文献1のタイヤでは、各陸部にタイヤ周方向に対して交差するラグ溝およびサイプが形成されることで、排水性や排雪性を有して雪上性能を得ることができる、とされている。さらに、特許文献1のタイヤでは、ミドル陸部において、ラグ溝の一端が周方向主溝に開口して他端がミドル陸部内で終端する第一サブ溝と、ラグ溝の一端が周方向主溝に開口して他端がミドル陸部内で終端するとともに当該ラグ溝の終端にサイプの一端が開口して他端がミドル陸部内で終端して設けられた第二サブ溝と、を個々に独立して有したことで、ミドル陸部がタイヤ周方向に連続するリブとして構成され、ミドル陸部の剛性が高くなり乾燥路操縦安定性能を得ることができ、この結果、雪上性能および乾燥路操縦安定性能を両立することができる、とされている。
また、オールシーズンタイヤでは、乾燥路面走行時の性能として、走行時の騒音の発生を抑制できること、すなわち、騒音性能が良好であることも求められている。ラグ溝が設けられたタイヤでは、走行時に周方向主溝で発生した気柱共鳴音が車両外側方向に放出されて、車外騒音が大きくなる場合がある。
前記トレッドパターンは、
タイヤセンターラインに対してタイヤ幅方向の一方の側に、互いに間隔をあけて配置され、タイヤ周方向に延びるショルダー側主溝及びセンター側主溝と、
前記ショルダー側主溝のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー陸部領域において、タイヤ幅方向外側から前記ショルダー側主溝に向かって延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第1のラグ溝と、
前記ショルダー側主溝と前記センター側主溝に挟まれたミドル陸部領域において、前記ショルダー側主溝を横切るように前記第1のラグ溝が延長した方向に沿って前記ショルダー側主溝の側から前記センター側主溝に向かって延びて前記ミドル陸部領域内で閉塞し、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第2のラグ溝と、
前記ミドル陸部領域において、前記第2のラグ溝の閉塞端から前記センター側主溝に向かって延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第1のサイプと、
前記センター側主溝のタイヤ幅方向内側に位置し、タイヤセンターラインを通るセンター陸部領域において、前記センター側主溝を横切るように前記第1のサイプが延長した方向に沿って前記センター側主溝の側から、前記センター側主溝から遠ざかるように延びて前記センター陸部領域内で閉塞し、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第3のラグ溝と、を備え、
前記第1のラグ溝、前記第2のラグ溝、前記第1のサイプ、及び前記第3のラグ溝は、タイヤ周方向に互いに間隔をあけた複数本の延長線を形成するように延在し、
前記トレッドパターンは、さらに、前記ミドル陸部領域において、隣り合う前記延長線の間のタイヤ周方向領域を、前記センター側主溝の側から前記ショルダー側主溝に向かって延びて前記ミドル陸部領域内で閉塞し、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第4のラグ溝を備える、ことを特徴とする。
前記ショルダー陸部領域において、前記第1のラグ溝と前記第5のラグ溝とのタイヤ周方向の間のタイヤ周方向領域を、前記ショルダー側主溝の側からタイヤ幅方向外側に延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された第8のサイプと、を備えることが好ましい。
以下、本発明の空気入りタイヤについて説明する。図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以降、タイヤという)10を示す外観斜視図である。図2は、タイヤ10の断面を示すタイヤ断面図である。
タイヤ10は、例えば乗用車用タイヤである。乗用車用タイヤは、JATMA YEAR BOOK 2012(日本自動車タイヤ協会規格)のA章に定められるタイヤをいう。この他、B章に定められる小型トラック用タイヤおよびC章に定められるトラック及びバス用タイヤに、タイヤ10を適用することもできる。
図2は、本実施形態のタイヤ10のプロファイル断面図である。タイヤ10は、トレッドパターンを有するトレッド部10Tと、一対のビード部10Bと、トレッド部10Tの両側に設けられ、一対のビード部10Bとトレッド部10Tに接続される一対のサイド部10Sと、を備える。
タイヤ10は、骨格材として、カーカスプライ12と、ベルト14と、ビードコア16とを有し、これらの骨格材の周りに、トレッドゴム部材18と、サイドゴム部材20と、ビードフィラーゴム部材22と、リムクッションゴム部材24と、インナーライナゴム部材26と、を主に有する。
この他に、ベルト材14bとトレッドゴム部材18との間には、ベルト14のタイヤ径方向外側からベルト14を覆う、有機繊維をゴムで被覆した2層のベルトカバー30を備える。
図3は、図1のタイヤ10のトレッドパターンの一例を示す図である。
なお、ショルダー細溝31は、ショルダー陸部領域42において、ショルダー側主溝32と間隔をあけて配置され、ショルダー側主溝32の溝幅より狭く、タイヤ周方向に延びる溝である。ショルダー細溝31は、ショルダー陸部を変形しやすくし、横力に対するエッジ効果によってスノー性能を向上させる。
なお、第4のラグ溝66は、タイヤ周方向に互いに間隔をあけた複数本の第2の延長線90を形成するように延在している。第2の延長線90は、タイヤ周方向に、第1の延長線80と交互に形成される。第2の延長線90は、例えば、第4のラグ溝66と、後述する、第2のサイプ64、第3のサイプ62、第5のラグ溝60、第6のサイプ68の少なくともいずれか1つとともに形成されてもよい。第2の延長線90は、延在方向の途中で、屈曲あるいは湾曲して延在していてもよい。途中で屈曲あるいは湾曲している場合の、屈曲あるいは湾曲した部分の前後での延在方向の角度差は30度以下である。
この場合に、トレッドパターンは、さらに、複数の第3のサイプ62を備えることが好ましい。第3のサイプ62は、ショルダー陸部領域42において、隣り合う第1の延長線80の間のタイヤ周方向領域を延びるよう、ショルダー側主溝32を横切るように第2のサイプ64が延長した方向に沿ってショルダー側主溝32の側からタイヤ幅方向外側に延び、タイヤ周方向に間隔をあけて第1のラグ溝52と交互に配置されている。ショルダー側主溝32を横切るように第2のサイプ64が延長した方向とは、図3に示す例において、上記した、第1のラグ溝52の内側部分52bの延在方向に沿った方向と略平行な方向である。このように、タイヤ周方向に隣り合う、第1のラグ溝52および第2のラグ溝54の間のタイヤ周方向の領域は、第2のサイプ64及び第3のサイプ62が設けられていることで、接地面積が大きく、路面との摩擦力が確保される。また、第3のサイプ62を備えることで、第5のラグ溝60の閉塞端とショルダー側主溝32との間の陸部の部分の剛性が下がり、路面と衝突して発生する打音が低減される。この結果、車外騒音が低減される。
接地端10a、10bは、タイヤ10を正規リムに組み付け、正規内圧を充填し、正規荷重の88%を負荷荷重とした条件において水平面に接地させたときの接地面のタイヤ幅方向の両端である。正規リムとは、JATMAに規定される「測定リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。正規内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。正規荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。
第5のラグ溝60は、ショルダー側主溝32に連通せず、ショルダー陸部領域42内で閉塞していることにより、気柱共鳴音を抑制しつつ、接地端10aのタイヤ幅方向外側まで延びていることで、荷重の大きいショルダー領域で、雪柱剪断力による、新雪路面での操縦安定性が向上する。
この場合に、トレッドパターンは、さらに、複数の第5のサイプ50を備えることが好ましい。第5のサイプ50は、ショルダー陸部領域42において、第1のラグ溝52の閉塞端から、第1の延長線80に沿ってタイヤ幅方向外側に延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置されている。第5のサイプ50が設けられていることで、ショルダー陸部が変形しやすく、第1のラグ溝52が雪柱を押し固める効果が増す。
この場合に、トレッドパターンは、さらに、複数の第7のサイプ76を備えることが好ましい。第7のサイプ76は、センター陸部領域46において、第3のラグ溝58と第6のサイプ68の間のタイヤ周方向領域を、センター側主溝34の側から、センター側主溝34から遠ざかるように延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置されている。第7のサイプ76によって、上記した、第3のラグ溝58を囲む陸部の部分の動きを分断する効果が大きくなり、第3のラグ溝が雪柱を固める効果がさらに増す。
第8のサイプ72は、図3に示す例において、ショルダー細溝31を横切って、タイヤ幅方向外側に延び、後述する接地端10aのタイヤ幅方向外側まで延びている。
第1〜第5の第ラグ溝、第1〜第8のサイプは、延在方向の端が底上げされ、延在方向の両端の間の部分より浅くなっていてもよい。
本実施形態の空気入りタイヤの効果を調べるために、タイヤのトレッドパターンを種々変更し、スノー性能、騒音性能を調べた。試作したタイヤは、サイズが225/65R17、図2に示す断面形状を有し、表1、表2、および下記に示す形態を除いて図3に示すトレッドパターンを基調とした。
表1および表2において、「第1〜第3のラグ溝と第1のサイプの配置」の欄に関して、「延長線」は、第1〜第3のラグ溝及び第1のサイプが上記説明した第1の延長線を形成するよう延在していることを意味する。
「ランダム1」は、図3に示すトレッドパターンにおいて、第1のラグ溝のショルダー側主溝側の端と、第2のラグ溝のショルダー側主溝側の端とが互いに最も離れるように、ショルダー陸部領域を、ミドル陸部領域に対してタイヤ周方向にずらした形態であって、表1に示す形態を採用した形態を意味する。
「ランダム2」は、図3に示すトレッドパターンにおいて、第1のラグ溝のショルダー側主溝側の端と、第2のラグ溝のショルダー側主溝側の端とが互いに最も離れるように、ミドル陸部領域を、ショルダー陸部領域に対してタイヤ周方向にずらした形態、言い換えると、第4のラグ溝のセンター側主溝側の端と第3のラグ溝のセンター側主溝側の端とが互いに最も接近するように、ミドル陸部領域を、ショルダー陸部領域に対してタイヤ周方向にずらした形態であって、表1に示す形態を採用した形態を意味する。
「第1のサイプなし」は、第1のサイプを設けなかった点を除いて、第1〜第3のラグ溝の配置が、上記「延長線」を満たす形態を意味する。
表1および表2において、「第5のラグ溝が主溝に貫通しているか」の欄に関して、「貫通」とは、第5のラグ溝が、ショルダー側主溝32に開口していることをいう。
他の車両が走行した後の新雪路面と圧雪路面とが混在する雪上路面のテストコースにて0〜80km/時のレンジでテストドライバーが走行したときの操舵性、直進性等について官能評価を行い、比較例1を100とする指数で示した。この指数が大きいほど、スノー性能が優れていることを意味する。指数が104以上だったものを、スノー性能に優れると評価した。
各試験タイヤを、スノー性能の評価試験で用いたのと同じ試験車両に装着し、欧州騒音規制条件(ECE R117)に準拠して車外での通過騒音を計測した。評価結果は、計測値の逆数を用い、比較例1を100とする指数で示した。この指数が大きいほど、騒音性能が優れていることを意味する。指数が100以上だったものを、騒音性能の低下を抑制できたと評価した。
実施例1と実施例2の比較から第4のラグ溝を備えることで、車外騒音が低減し、かつスノー性能がさらに向上することがわかる。
実施例2と実施例3の比較から第2のサイプを備えることで、車外騒音が低減し、かつスノー性能がさらに向上することがわかる。
実施例3と実施例4の比較から第3のサイプを備えることで、車外騒音が低減し、かつスノー性能がさらに向上することがわかる。
これらの結果から、第2〜第4のサイプを備えることで、陸部の路面に対する打音が低減し、車外騒音が低減することがわかる。
実施例5と実施例6の比較から、第1のラグ溝のタイヤ幅方向外側の端部が接地端の内側に位置していることで、車外騒音が低減することがわかる。また、第1のラグ溝のタイヤ幅方向外側の端部が接地端の外側に位置する場合と同程度のスノー性能が得られることがわかる。
実施例6と実施例7の比較から、第2ラグ溝と第4ラグ溝が延在するタイヤ幅方向の範囲が重なっていることで、スノー性が向上することがわかる。
実施例8と、実施例7、9の比較から、第2ラグ溝、第3のラグ溝、第4ラグ溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度が50°以上であることで、スノー性能が向上することがわかる。
10T トレッド部
31 ショルダー細溝
32 ショルダー側主溝
34 センター側主溝
42 ショルダー陸部領域
44 ミドル陸部領域
46 センター陸部領域
50 第5のサイプ
52 第1のラグ溝
54 第2のラグ溝
56 第1のサイプ
58 第3のラグ溝
60 第5のラグ溝
62 第3のサイプ
64 第2のサイプ
66 第4のラグ溝
68 第6のサイプ
72 第8のサイプ
74 第4のサイプ
76 第7のサイプ
Claims (12)
- トレッドパターンをトレッド部に備えた空気入りタイヤであって、
前記トレッドパターンは、
タイヤセンターラインに対してタイヤ幅方向の一方の側に、互いに間隔をあけて配置され、タイヤ周方向に延びるショルダー側主溝及びセンター側主溝と、
前記ショルダー側主溝のタイヤ幅方向外側に位置するショルダー陸部領域において、タイヤ幅方向外側から前記ショルダー側主溝に向かって延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第1のラグ溝と、
前記ショルダー側主溝と前記センター側主溝に挟まれたミドル陸部領域において、前記ショルダー側主溝を横切るように前記第1のラグ溝が延長した方向に沿って前記ショルダー側主溝の側から前記センター側主溝に向かって延びて前記ミドル陸部領域内で閉塞し、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第2のラグ溝と、
前記ミドル陸部領域において、前記第2のラグ溝の閉塞端から前記センター側主溝に向かって延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第1のサイプと、
前記センター側主溝のタイヤ幅方向内側に位置し、タイヤセンターラインを通るセンター陸部領域において、前記センター側主溝を横切るように前記第1のサイプが延長した方向に沿って前記センター側主溝の側から、前記センター側主溝から遠ざかるように延びて前記センター陸部領域内で閉塞し、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第3のラグ溝と、を備え、
前記第1のラグ溝、前記第2のラグ溝、前記第1のサイプ、及び前記第3のラグ溝は、タイヤ周方向に互いに間隔をあけた複数本の延長線を形成するように延在し、
前記トレッドパターンは、さらに、前記ミドル陸部領域において、隣り合う前記延長線の間のタイヤ周方向領域を、前記センター側主溝の側から前記ショルダー側主溝に向かって延びて前記ミドル陸部領域内で閉塞し、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第4のラグ溝を備える、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - さらに、前記ミドル陸部領域において、隣り合う前記延長線の間のタイヤ周方向領域を延びるよう、前記第4のラグ溝の閉塞端から前記ショルダー側主溝に向かって延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第2のサイプを備える、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- さらに、前記ショルダー陸部領域において、隣り合う前記延長線の間のタイヤ周方向領域を延びるよう、前記ショルダー側主溝を横切るように前記第2のサイプが延長した方向に沿って前記ショルダー側主溝の側からタイヤ幅方向外側に延び、タイヤ周方向に間隔をあけて前記第1のラグ溝と交互に配置された複数の第3のサイプを備える、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- さらに、前記ミドル陸部領域において、前記第2のラグ溝と前記第4のラグ溝とのタイヤ周方向の間のタイヤ周方向領域を、前記ショルダー側主溝の側から前記センター側主溝の側に延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第4のサイプを備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- さらに、前記ショルダー陸部領域において、隣り合う前記延長線の間のタイヤ周方向領域を延びるよう、前記ショルダー側主溝から離れた位置から、前記トレッド部の接地端のタイヤ幅方向外側まで延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第5のラグ溝を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1のラグ溝のタイヤ幅方向外側の端部は、前記トレッド部の接地端のタイヤ幅方向内側で閉塞している、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- さらに、前記ショルダー陸部領域において、前記第1のラグ溝の閉塞端から、前記延長線に沿ってタイヤ幅方向外側に延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第5のサイプを備える、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第2のラグ溝が位置するタイヤ幅方向の範囲と、前記第4のラグ溝が位置するタイヤ幅方向の範囲は部分的に重なっている、請求項1から7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第2のラグ溝、前記第3のラグ溝、及び前記第4のラグ溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度は、50°〜90°である、請求項1から8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- さらに、前記センター陸部領域において、前記センター側主溝を横切るように前記第4のラグ溝が延長した方向に沿って延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第6のサイプを備える、請求項1から9のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- さらに、前記センター陸部領域において、前記第3のラグ溝と前記第6のサイプの間のタイヤ周方向領域を、前記センター側主溝の側から、前記センター側主溝から遠ざかるように延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数本の第7のサイプを備える、請求項10に記載の空気入りタイヤ。
- さらに、前記ショルダー陸部領域において、隣り合う前記延長線の間のタイヤ周方向領域を延びるよう、前記ショルダー側主溝から離れた位置から、前記トレッド部の接地端のタイヤ幅方向外側まで延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された複数の第5のラグ溝と、
前記ショルダー陸部領域において、前記第1のラグ溝と前記第5のラグ溝とのタイヤ周方向の間のタイヤ周方向領域を、前記ショルダー側主溝の側からタイヤ幅方向外側に延び、タイヤ周方向に間隔をあけて配置された第8のサイプと、を備える、請求項1から11のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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