JP2019070257A - 間仕切壁における引戸装置 - Google Patents

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【課題】天レールと地レールとの間に所定間隔で立設した支柱の表裏両面又は片面に係止具にてパネル板を上方変位可能に係合し、上下スラブの層間変位に対して面内でロッキング変位可能としてなる耐震性間仕切壁において、設けられた引戸に阻害されず、地震時のパネル板の上下変位を許容してパネル板のせり上がりを防止することが可能な引戸装置を提供する。【解決手段】出入り口を開閉する外付けの引戸29を吊支するレール部材30を、複数の支柱6にわたって横設するに当り、パネル板7間の目地部、または端部部材とパネル板間の目地部に設けたスペーサ部材を介在させて、レール部材30と前記パネル板7との間に所定の隙間を形成して取付け、ロッキング時に、パネル板7の上下変位を許容するとともに、レール部材30のスペーサ部材に対する面内方向の相対変位を許容してなる。【選択図】図3

Description

本発明は、耐震性間仕切装置における引戸装置に関わり、さらに詳しくは耐震性間仕切装置において引戸にも耐震性を備えた引戸装置に関するものである。
従来から、複数の支柱を所定の間隔毎に隣設し、支柱間にパネル板を設けることで間仕切壁とし、間仕切壁の一部に引戸を設けることで開閉扉を設けることは周知である。
たとえば特許文献1のように、間仕切壁装置の複数の支柱にわたりレール部材を横設し、該レール部材に引戸を吊支して水平移動可能とし、支柱間に設けられた解放部を出入口とする引戸装置が提供されている。
また、東日本大震災において多くの吊り天井構造体が落下し、破損したことを受け、間仕切装置について、地震振動対策を施す方法も多数検討されている。特に長周期の地震振動により生じる層間変位により、一度持ち上がった間仕切装置のパネル板が元に戻らず、パネル板が左右傾斜に伴い徐々に持ち上がり、やがてパネル板の上端が天井に衝突したり、パネル板の他側が支柱から脱落してしまうことがある。
そこで、上スラブの下面側に構築した吊り天井構造体と下スラブの上面側に構築したフロア構造体との間に設け、前記吊り天井構造体の下面に取付けた天レールと前記フロア構造体の上面に取付けた地レールとの間に、所定間隔で立設した支柱の表裏両面又は片面に係止具にてパネル板を上方変位可能に係合し、上下スラブの層間変位に対して面内でロッキング変位可能としてなる耐震性間仕切壁は本出願人から既に提供されている。
また、特許文献2のように、間仕切装置のパネル板と連結部材との間に所定の隙間を設けることで、地震時のパネル板の上下変位を許容してパネル板のせり上がりを防止することが可能な耐震性間仕切装置などが提供されている。
特開2009−174293号公報 特開2015−094109号公報
一方、間仕切壁の構造自体や特許文献2のように直角に連結する連結部についてのみ地震振動対策を施したとしても、引戸装置の引戸の吊止め用レールを直接パネル板にネジ止めしあるいは支柱にネジ止めしてレールでパネル板を押さえつけてしまうと、レールは複数のパネル板を固定してしまい、レールによって固定された複数にパネル板は地震振動により同時に振動してしまい、パネル板が元の位置に復帰することができなくなってしまう。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み解決しようとするところは、所定の間隔で立設された複数の支柱に引戸の吊止め用のレール部材を、スペーサ部材を介在させて横設し、該レール部材とパネル板の間に所定の隙間を設けることで、地震時のパネル板の上下変位を許容してパネル板のせり上がりを防止することが可能な間仕切装置における引戸装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、以下に構成する間仕切壁における引戸装置を提供する。
(1)
上スラブの下面側に構築した吊り天井構造体と下スラブの上面側に構築したフロア構造体との間に設け、前記吊り天井構造体の下面に取付けた天レールと前記フロア構造体の上面に取付けた地レールとの間に、所定間隔で立設した支柱の表裏両面又は片面に係止具にてパネル板を上方変位可能に係合し、上下スラブの層間変位に対して面内でロッキング変位可能としてなる耐震性間仕切壁であって、一対の支柱間を解放して出入り口とし、該出入り口を開閉する外付けの引戸を吊支するレール部材を、複数の支柱にわたって横設するに当り、パネル板間の目地部、または端部部材とパネル板間の目地部に設けたスペーサ部材を介在させて、前記レール部材と前記パネル板との間に所定の隙間を形成して取付け、ロッキング時に、前記パネル板の上下変位を許容するとともに、前記レール部材のスペーサ部材に対する面内方向の相対変位を許容してなることを特徴とする間仕切壁における引戸装置。
(2)
一対の支柱間を解放して出入り口とし、該出入り口を構成する両支柱及び一方の支柱に隣接する他の支柱の3本の支柱の上部で表裏一側面に渡り、前記出入り口を閉鎖しうる横幅を有する引戸を吊支したレール部材を、該3本の支柱に設置されたパネル板間の目地部、または端部部材とパネル板間の目地部に設けたスペーサ部材を介在させて横設する(1)記載の間仕切壁における引戸装置。
(3)
前記レール部材に設けられた穴をネジが挿通して前記支柱にレール部材が横設され、該穴が支柱毎に上下二箇所ずつ設けられ、かつ、上側の穴もしくは下側の穴が全て横長穴となっており、前記支柱のロッキング変位時に前記横長穴内で前記ネジの横方向変位を許容する(1)又は(2)記載の間仕切壁における引戸装置。
(4)
前記レール部材に設けられた穴をネジが挿通して前記支柱にレール部材が横設され、該穴が支柱毎に上下二箇所ずつ設けられ、かつ、上側の穴もしくは下側の全ての穴の直径が、挿通されるネジの軸部の直径の2倍以上とし、該大径穴を用いて前記レール部材を支柱に取り付けるネジとして、前記大径穴より大きなワッシャーを頭部に介在させたネジ、前記大径穴より大きな頭部を有する大頭ネジ、前記大径穴より大きなフランジを頭部に備えたフランジボタンキャップネジの内から選ばれた1種又は2種以上を用い、前記支柱のロッキング変位時に前記大径穴内で前記ネジの横方向変位を許容する(1)記載の間仕切壁における引戸装置。
以上にしてなる本発明の間仕切壁における引戸装置は、以下に示す効果を奏する。
(1)の構成によれば、上スラブの下面側に構築した吊り天井構造体と下スラブの上面側に構築したフロア構造体との間に設け、前記吊り天井構造体の下面に取付けた天レールと前記フロア構造体の上面に取付けた地レールとの間に、所定間隔で立設した支柱の表裏両面又は片面に係止具にてパネル板を上方変位可能に係合し、上下スラブの層間変位に対して面内でロッキング変位可能としてなる耐震性間仕切壁であって、一対の支柱間を解放して出入り口とし、該出入り口を開閉する外付けの引戸を吊支するレール部材を、複数の支柱にわたって横設するに当り、パネル板間の目地部、または端部部材とパネル板間の目地部に設けたスペーサ部材を介在させて、前記レール部材と前記パネル板との間に所定の隙間を形成して取付け、ロッキング時に、前記パネル板の上下変位を許容するとともに、前記レール部材のスペーサ部材に対する面内方向の相対変位を許容してなるので、大きな地震振動、特に長周期の地震振動によって生じる層間変位により、間仕切装置は支柱やパネル板が上下方向にずれるような大きな力が働いて、パネル板がせりあがっても、レール部材に阻害されることなく、隙間の存在によって自重により元の位置に復帰することができる。
(2)の構成によれば、前記耐震性間仕切壁における引戸装置において、一対の支柱間を解放して出入り口とし、該出入り口を構成する両支柱及び一方の支柱に隣接する他の支柱の3本の支柱の上部で表裏一側面に渡り、前記出入り口を閉鎖しうる横幅を有する引戸を吊支したレール部材を、該3本の支柱に設置されたパネル板間の目地部、または端部部材とパネル板間の目地部に設けたスペーサ部材を介在させて横設することで、前記引戸装置において出入り口を構成するための最低限の支柱の本数を定め、小型の同装置を提供することができる。
(3)の構成によれば、前記レール部材に設けられた穴をネジが挿通して前記支柱にレール部材が横設され、該穴が支柱毎に上下二箇所ずつ設けられ、かつ、上側の穴もしくは下側の穴が全て横長穴とし、前記支柱のロッキング変位時に前記横長穴内で前記ネジの横方向変位を許容することで、該レールが横方向変位の力を吸収し、前記パネル板がせりあがるのを防ぐことができる。
(4)の構成によれば、前記レール部材に設けられた穴をネジが挿通して前記支柱にレール部材が横設され、該穴が支柱毎に上下二箇所ずつ設けられ、かつ、上側の穴もしくは下側の全ての穴の直径が、挿通されるネジの軸部の直径の2倍以上とし、該大径穴を用いて前記レール部材を支柱に取り付けるネジとして、前記大径穴より大きなワッシャーを頭部に介在させたネジ、前記大径穴より大きな頭部を有する大頭ネジ、前記大径穴より大きなフランジを頭部に備えたフランジボタンキャップネジの内から選ばれた1種又は2種以上を用い、前記支柱のロッキング変位時に前記大径穴内で前記ネジの横方向変位を許容することで、該レールが横方向変位の力を吸収し、前記パネル板がせりあがるのを防ぐことができる。
間仕切壁における引戸装置の略正面図である。 該引戸装置の地震時の変位状態を示す説明図である。 該引戸装置の要部縦断面図である。 該引戸装置のレール部材の要部縦断面図である。 図4のV−V線断面図である。 該引戸装置のレール部材及び間仕切壁の部分分解斜視図である。 該引戸装置のレール部材及び間仕切壁の部分分解斜視図である。 該引戸装置のレール部材のネジ止め箇所の略正面図である。 該引戸装置のレール部材のネジ止め箇所の、地震時の変位状態の略正面図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る間仕切装置における引戸装置の略正面図、図2は地震時の変位状態を示す図、図3は本発明の要部縦断面を示し、図4及び5はレール部材30の要部縦及び横断面図、図6及び図7はレール部材30及び間仕切壁の部分分解斜視図である。
まず図1〜3に示す通り、本実施形態の耐震性間仕切装置は、上スラブSUの下面側に構築するとともに、構造壁Wとの間に所定のクリアランスG1を設けた耐震性の吊り天井構造体1と、下スラブSDの上面側に構築したフロア構造体2との間に設け、前記吊り天井構造体1の下面に取付けた天レール4と前記フロア構造体2の上面に取付けた地レール5との間に、上端部は前記天レール4、下端部は前記地レール5の変位に追従可能となるように、複数の支柱6,…を所定間隔毎に立設するとともに、支柱6,6間にそれぞれパネル板7を上方変位可能に係止具8で係止して複数の支柱6,…とパネル板7,…が一連化したパネル構造体3を形成し、地震時の上下スラブSU,SDの層間変位に対してパネル構造体3が面内でロッキング変位可能とし、つまりパネル面内で支柱6,…及びパネル板7,…が左右に傾斜しても、該パネル板7の上端と天レール4の天井取付面との間に、正面視略三角形若しくは略台形の上部空間G3が残るように構成したものである。
前記パネル構造体3は、該支柱6の上端部は前記天レール4、該支柱6の下端部は前記地レール5の変位に追従可能とし、前記支柱6,6間に前記パネル板7を上方変位可能に複数の係止具8,…で係止し、上下スラブSU,SDの層間変位に対して面内でロッキング変位可能としたものである。ここで、「ロッキング」とは、複数の支柱6,…が平行を保ってパネル面内で左右に傾斜し、それに応じてパネル板7,…も左右に傾斜する動作を示している。
本実施形態では、前記吊り天井構造体1は、新基準の耐震性を備えていることを前提とする。前記吊り天井構造体1は、図2に示すように、上スラブSUから垂下した複数の吊支部材12,…によって、縦横に張り巡らした天井支持レール13,…を吊下げ状に保持し、隣接する吊支部材12,12間をクロス状にブレース14を設けて強度を高め、前記天井支持レール13,…で天井パネル15,…を支持した構造である。
次に、図1及び3に基づいて、前記パネル構造体3を詳しく説明する。先ず、前記吊り天井構造体1の天井パネル15の下面に沿って下向き開放の断面略コ字形の天レール4を取付け、前記フロア構造体2の上面に前記天レール4と平行になるように上向き開放の断面略コ字形の地レール5を取付ける。
そして、下端にアジャスター16を取付けた支柱6の上端部に設けた天保持金具17を前記天レール4の天レール凹溝18内に嵌合するとともに、前記アジャスター16を前記地レール5の地レール凹溝19内に嵌挿し、地レール5の底面に載置する。そして、前記支柱6の表裏両面の面板20には上下方向に所定間隔毎に係止孔21,… を2列設けられ、前記係止具8を係止できるようになっている。そして、前記支柱6の係止孔21に係止した係止具8に、前記パネル板7の側縁部裏面に設けた係合孔22を係止して装着している。
次に図4〜7に基づいて、レール部材30について詳しく説明する。レール部材30はレール基板31、レールカバー32、及びガイドレール33からなる。該レールカバー32はレール基板側壁34に天ネジ35によってネジ止めされることで固定される。そして、レール基板凹部36及び下板部37にはそれぞれ凹部ネジ穴38と下板部ネジ穴39が設けられ、上板部40には、前記ガイドレール33が設けられる。ここで、前記凹部ネジ穴38または該下板部ネジ穴39は、横長穴や大径穴でもよい。なお、大径穴は、挿通されるネジの軸部の直径の二倍より大きいものであることが好ましい。ネジにワッシャー57を同時に挿通することや、該大径穴よりも大きな頭部有する大頭ネジを使用することや、該大径穴よりも大きなフランジを有するフランジボタンキャップネジを使用することなどにより、ネジの横方向変位を許容しつつ、該レール部材30を前記支柱6に安定して固定できる。
引戸29の上端にはガイドローラー板材41が設けられ、該板材には水平回転可能なガイドローラー42が設けられる。該板材と該引戸29は吊支ネジ43により固定され、該前記ガイドレール33は該ガイドローラー42を受け入れることにより、該引戸29を吊支するとともに該ガイドローラー42を案内する。なお引戸29の下部には、引戸下部ローラー44が設けられ、床面上を該引戸下部ローラー44が水平回転することで、引戸29を左右方向に移動可能とする。ガイドレール33の端部よりレール基板端部寄りの下板部37にストッパー45を設け、前記引戸29が全開時に前記ガイドローラー42がガイドレール33の端部を乗り越えて、該引戸29が落下することを防止する。
前記レール部材30は、スペーサ部材46を介在させて、前記支柱6にネジ止めされる。前記スペーサ部材46には上部ネジ穴47、中部ネジ穴48、下部ネジ穴49が設けられており、前記凹部ネジ穴38と該上部ネジ穴47を上ネジ50が挿通してネジ止めされ、前記下板部ネジ穴39と該下部ネジ穴49を下ネジ51が挿通して同じくネジ止めされる。該中部ネジ穴48は、支柱6に直接ネジ止めされる。スペーサ部材46とレール基板31の間には挟み込み板52が挟み込まれる。該挟み込み板52には、挟み込み板上部ネジ穴53、及び挟み込み板下部ネジ穴54が設けられ、該挟み込み板上部ネジ穴53と前記凹部ネジ穴38及び上部ネジ穴47が、挟み込み板下部ネジ穴54と前記下板部ネジ穴39及び下部ネジ穴49が、一組となり、それぞれネジが挿通される。なお、前記凹部ネジ穴38または前記下板部ネジ穴39が横長穴や大口径穴である場合、該挟み込み板上部ネジ穴53または該挟み込み板下部ネジ穴54も同形状の穴となっている。
また、図8及び図9を使い、下ネジ51の横方向変位について説明する。平常時は、上ネジ50と下ネジ51は略垂直に目地部56に接続されている。また、通常時は、凹部ネジ穴38および下板部ネジ穴39のほぼ中心部に、それぞれ上ネジ50と下ネジ51は配置される。仮に地震が発生してもそれぞれのネジが強固に固定されているので、レール部材30が落下することは原則として起こりがたい。しかし、特に横揺れや、長周期の振動が発生し、支柱がロッキング変位した場合、変位により生じた運動エネルギーがネジに集中し、ネジの破損を起こす可能性がある。そこで、凹部ネジ穴38または下板部ネジ穴39のいずれかを横長穴にすることで(図9では、下板部ネジ穴39が横長穴になっている)、ネジの横方向変位を許容し、ネジの破損を回避することができる。図9にある通り、地震が発生し、支柱6が左方向に傾くと、平常時と比べ、下ネジ51と上ネジ50の位置に水平方向のフレ角θが生じる。このフレ角θを、下ネジ51が横長穴である下板部ネジ穴39の左端部60及び右端部61間を水平移動することで吸収し、下ネジ51が破損して、レール部材30が落下することを防ぐ。なお、凹部ネジ穴38又は下板部ネジ穴39が大口径穴の場合も同様であるが、上ネジ50又は下ネジ51は、左右方向のみならず円周方向変位も可能となる。
前記支柱6の面板20の左右両側にパネル板7を係止することにより、前記面板20上に二枚のパネル板端部58が設置されることとなり、かつ、両端部は互いに接していない。その結果、該両パネル板端部58及び面板20により形成される略直方体の空間が目地部56であり、該目地部56に前記スペーサ部材46を介在させ、前記支柱6、スペーサ部材46、挟み込み板52、及びレール部材30をネジ止めする。ここで、レール部材30とパネル体の間には隙間G4が設けられ、レール部材30が直接パネル体に接触しないことで、パネル体のロッキングを可能とする。
SU:上スラブ
SD:下スラブ
G1:クリアランス
G3:上部空間
G4:隙間
1 吊り天井構造体
2 フロア構造体
3 パネル構造体
4 天レール
5 地レール
6 支柱
7 パネル板
8 係止具
12 吊支部材
13 天井支持レール
14 ブレース
15 天井パネル
16 アジャスター
17 天保持金具
18 天レール凹溝
19 地レール凹溝
20 面板
21 係止孔
22 係合孔
29 引戸
30 レール部材
31 レール基板
32 レールカバー
33 ガイドレール
34 レール基板側壁
35 天ネジ
36 レール基板凹部
37 下板部
38 凹部ネジ穴
39 下板部ネジ穴
40 上板部
41 ガイドローラー板材
42 ガイドローラー
43 吊支ネジ
44 引戸下部ローラー
45 ストッパー
46 スペーサ部材
47 上部ネジ穴
48 中部ネジ穴
49 下部ネジ穴
50 上ネジ
51 下ネジ
52 挟み込み板
53 挟み込み板上部ネジ穴
54 挟み込み板下部ネジ穴
56 目地部
57 ワッシャー
58 パネル板端部
60 左端部
61 右端部
θ フレ角θ

Claims (4)

  1. 上スラブの下面側に構築した吊り天井構造体と下スラブの上面側に構築したフロア構造体との間に設け、前記吊り天井構造体の下面に取付けた天レールと前記フロア構造体の上面に取付けた地レールとの間に、所定間隔で立設した支柱の表裏両面又は片面に係止具にてパネル板を上方変位可能に係合し、上下スラブの層間変位に対して面内でロッキング変位可能としてなる耐震性間仕切壁であって、一対の支柱間を解放して出入り口とし、該出入り口を開閉する外付けの引戸を吊支するレール部材を、複数の支柱にわたって横設するに当り、パネル板間の目地部、または端部部材とパネル板間の目地部に設けたスペーサ部材を介在させて、前記レール部材と前記パネル板との間に所定の隙間を形成して取付け、ロッキング時に、前記パネル板の上下変位を許容するとともに、前記レール部材のスペーサ部材に対する面内方向の相対変位を許容してなることを特徴とする間仕切壁における引戸装置。
  2. 一対の支柱間を解放して出入り口とし、該出入り口を構成する両支柱及び一方の支柱に隣接する他の支柱の3本の支柱の上部で表裏一側面に渡り、前記出入り口を閉鎖しうる横幅を有する引戸を吊支したレール部材を、該3本の支柱に設置されたパネル板間の目地部、または端部部材とパネル板間の目地部に設けたスペーサ部材を介在させて横設する請求項1記載の間仕切壁における引戸装置。
  3. 前記レール部材に設けられた穴をネジが挿通して前記支柱にレール部材が横設され、該穴が支柱毎に上下二箇所ずつ設けられ、かつ、上側の穴もしくは下側の穴が全て横長穴となっており、前記支柱のロッキング変位時に前記横長穴内で前記ネジの横方向変位を許容する請求項1又は2記載の間仕切壁における引戸装置。
  4. 前記レール部材に設けられた穴をネジが挿通して前記支柱にレール部材が横設され、該穴が支柱毎に上下二箇所ずつ設けられ、かつ、上側の穴もしくは下側の全ての穴の直径が、挿通されるネジの軸部の直径の2倍以上とし、該大径穴を用いて前記レール部材を支柱に取り付けるネジとして、前記大径穴より大きなワッシャーを頭部に介在させたネジ、前記大径穴より大きな頭部を有する大頭ネジ、前記大径穴より大きなフランジを頭部に備えたフランジボタンキャップネジの内から選ばれた1種又は2種以上を用い、前記支柱のロッキング変位時に前記大径穴内で前記ネジの横方向変位を許容する請求項1又は2記載の間仕切壁における引戸装置。



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