JP2019068570A - モータ、及び、ステータ - Google Patents

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宏徳 連記
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Abstract

【課題】タクトタイムが短く、量産性が向上でき、低コスト化が可能な巻線を提案する。【解決手段】モータは、複数のコアセグメントを有する。複数のコアセグメントは、第1の相を有する第1のコイル(COw)と、第2の相を有する第2のコイル(COv)と、第3の相を有する第3のコイル(COu)と、を備える。第1、第2、及び、第3のコイル(COw、COv、COu)の各々は、モータの中心軸に直交する径方向に延びるティース部(No.1〜No.9)に巻回される。第1及び第3のコイル(COw,COu)の巻回方向は、共に、第1の巻回方向(CW)である。第2のコイル(COv)の巻回方向は、第1の巻回方向(CW)と異なる第2の巻回方向(CCW)である。【選択図】図14

Description

本発明は、モータ、及び、ステータに関する。
ブラシレスDC(BLDC)モータなどのモータは、例えば、複数のスロット間のスペース、即ち、スロット溝を狭くすることで、小型化及び低コスト化を図る。ここで、スロット溝とは、ワイヤが巻回される2つのティース部間の空間のことである。
しかし、スロット溝が狭くなると、ティース部にワイヤを巻回する巻線工程の高速化及び高品質化が課題となる。なぜなら、この場合、巻線機の巻線ノズルの動きを高速化すればするほど、巻線ノズルの動作のフレが大きくなり、巻線ノズルがステータコアに接触するおそれがあるからである。
ストレートコアは、この課題を解決するために有効である。ストレートコアは、コアバック部と、ティース部とを有し、直線状に延びるコアバック部に対して、垂直方向にティース部が延びる。ティース部は、等間隔に並んでいる。ストレートコアは、巻線工程後にティース部が中心軸に向かう方向に丸められ(カーリング処理)、リングコアとなる。ストレートコアの巻線工程は、カーリング処理を行う前の状態で行われる。巻線工程(カーリング処理前)でのスロット溝は、カーリング処理後のスロット溝よりも広いため、ストレートコアは、巻線工程の高速化に適している。
ここで、モータに使用されるリングコアは、ストレートコアをカーリング処理したカーリングタイプと、円状に打ち抜いた電磁鋼板を積層した丸コアタイプと、がある。
一方、巻線ノズルがステータコアに接触するという問題は、ワイヤをターミナル部の外部端子に巻回するときにも発生する。ここで、ターミナル部とは、モータの外部端子が設けられる部分のことである。モータの外部端子とは、モータを駆動する駆動信号、例えば、U相、V相、又は、W相の交流信号を、モータの外部(例えば、制御装置)から入力する入力端子のことである。
巻線工程において、ワイヤは、ティース部に巻回される前又は後にターミナル部の外部端子に巻回される。この時、ティース部が突出する方向とターミナル部の外部端子が延びる方向とが直交していると、巻線工程において、巻線機は、巻線ノズルの向きを90°変えなければならない。従って、上述のように、巻線機の巻線ノズルの動きを高速化すると、巻線ノズルの動作のフレが大きくなり、巻線ノズルがステータコアに接触するおそれが発生する。
このようなことから、従来では、巻線ノズルの動きを高速化することが難しい。その結果、巻線工程のタクトタイムが長なり、モータの量産性が向上できず、モータの低コスト化が十分に実現されない。
特許文献1は、ストレートコアに対する巻線工程において、ワイヤを複数のティース部に直列に巻回することにより、U相コイル、V相コイル、及び、W相コイルのうちの1つを形成する技術を開示する。
特開2006−87278号公報
特許文献1に開示される技術では、U相コイル、V相コイル、及び、W相コイルのうちの1つを形成する場合、ワイヤは、複数のティース部に直列に巻回された後、直ちにカットされる。即ち、各相のコイルの形成は、独立である。この場合、巻線ノズルは、1つの相のコイルを形成するために、ストレートコアの一方側から他方側に移動しなければならない。従って、3つの相のコイルを形成するためには、巻線ノズルは、ストレートコア上を、最低、3往復しなければならない。
このように、特許文献1に開示される技術では、巻線ノズルの動きが大きくなり、結果として、巻線時のタクトタイムが長なり、モータの量産性が向上できず、低コスト化が十分に実現されない。
本発明は、巻線ノズルの動きが小さく、タクトタイムが短く、モータの量産性が向上でき、さらに、低コスト化が可能な技術を提案する。
本願の例示的な第1の発明に係わるモータは、中心軸まわりに回転可能なロータと、中心軸を取り囲む周方向に配置されるリングコアと、前記ロータ及び前記リングコアを取り囲むハウジングと、を備える。前記ロータの少なくとも一端は、中心軸が延びる軸方向において前記ハウジングから突出する。前記リングコアは、複数のコアセグメントと、前記複数のコアセグメントを周方向に連結する複数の連結部と、を備える。前記複数のコアセグメントは、第1の相を有する第1のコイルと、第2の相を有する第2のコイルと、第3の相を有する第3のコイルと、を備える。前記第1、第2、及び、第3のコイルの各々は、中心軸に直交する径方向に延びるティース部に巻回される。前記第1及び第3のコイルの巻回方向は、共に、第1の巻回方向である。前記第2のコイルの巻回方向は、前記第1の巻回方向と異なる第2の巻回方向である。
本願の例示的な第1の発明によれば、巻線ノズルの動きが小さく、タクトタイムが短く、モータの量産性が向上でき、さらに、低コスト化が可能な技術を実現できる。
可能となる。
図1Aは、モータの外形の例を示す図である。 図1Bは、図1Aのモータの断面を示す図である。 図2は、第1のハウジングの外形の例を示す図である。 図3は、ステータ及びロータの外形の例を示す図である。 図4は、ステータの例を示す図である。 図5は、リングコアの例を示す図である。 図6は、インシュレータの例を示す図である。 図7は、絶縁部とターミナル部との関係を示す図である。 図8は、ステータの例を示す図である。 図9は、ストレートコアの例を示す図である。 図10は、インシュレータの例を示す図である。 図11は、巻線機の例を示す図である。 図12は、巻線工程の例を示す図である。 図13は、巻線機の動作の例を示す図である。 図14は、各相コイルと巻回方向との関係を示す図である。 図15は、各相コイルと巻回順序との関係を示す図である。 図16は、仕上工程の例を示す図である。 図17は、モータの組立工程の例を示す図である。 図18は、モータユニットの外形の例を示す図である。 図19は、図18のXIX−XIX線に沿う断面図である。 図20は、図18のモータユニットを裏面から見た図である。 図21は、制御基板の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。
実施形態では、その説明を分かり易くするため、本発明の主要部以外の構造又は要素については、簡略化又は省略して説明する。また、図面において、各要素の寸法、形状、数などについても、一例であり、これに限定されるという主旨ではない。
また、以下の説明では、軸方向は、モータのロータ(シャフト)が延びる方向、即ち、ロータの中心軸が延びる方向と定義する。また、径方向は、ロータの中心軸に直交する方向と定義し、周方向は、ロータの中心軸を取り囲む方向と定義する。周方向は、ロータを中心に1周が360°である。
また、軸方向フロント側は、モータの回転出力を取り出す側、例えば、ロータの一端が第1のハウジングから突出する側と定義する。これに対し、モータのリア側とは、フロント側とは反対側、例えば、モータの回転を検出するセンサが配置される側と定義する。モータは、一般的に、フロント側を上側とし、リア側を下側として描かれることが多い。そのため、フロント側は、上側と称され、リア側は、下側と称される場合がある。しかし、本明細書では、上側/下側は、何かを基準に上下を定めるものではなく、単に、上側は、フロント側を意味し、下側は、リア側を意味するものとする。
また、フロント側を上側とし、リア側を下側とした場合において、左側/右側についても、何かを基準に左右を定めるものではない。図面を用いた説明上、フロント側を上側とし、リア側を下側とした場合に、ロータの中心軸よりも左側を、単に、左側とし、ロータの中心軸よりも右側を、単に、右側とする。
さらに、径方向内側とは、ロータの中心軸に向かう側を意味し、径方向外側とは、ロータの中心軸から遠ざかる側を意味する。
また、本明細書では、「xxが〜方向に延びる」とは、xxが〜方向に平行に延びる、即ち、〜方向に対して0°の方向に延びる場合に加えて、〜方向に対して、0°よりも大きく、かつ、45°よりも小さい範囲で、斜め方向に延びる場合も含む。また、「xxが〜方向に直交する」とは、xxが〜方向に対して90°の方向に延びる場合に加えて、〜方向に対して、45°よりも大きく、かつ、135°よりも小さい範囲内の方向に延びる場合も含む。
<モータ>
図1A、図1B、図2、図3、及び、図4は、モータの例を示す。図1Aは、モータの外形の例を示す。図1Bは、図1Aのモータの断面を示す。図2は、第1のハウジングの外形の例を示す。図3は、ステータ及びロータの外形の例を示す。図4は、図3からステータを抽出して示す。
モータは、中心軸Jを中心に回転可能なロータ11と、中心軸Jを取り囲む周方向に配置されるリングコア12と、リングコア12を巻回するワイヤ13と、リングコア12及びワイヤ13間を絶縁するインシュレータ14と、ロータ11、リングコア12、ワイヤ13、及び、インシュレータ14を取り囲む第1のハウジング10と、を備える。
モータの種類は、特に限定されない。モータは、例えば、ブラシレスモータ、サーボモータ、ステッピングモータ、リラクタンストルクモータなど、から選択可能である。また、モータは、例えば、U相、V相、及び、W相の3つのコイルを備える3相同期モータであるのが望ましい。
ここで、U相コイルとは、ロータ11を回転させる磁界を発生する複数のコイルのうちU相入力信号により駆動されるコイルのことである。また、V相コイルとは、ロータ11を回転させる磁界を発生する複数のコイルのうちV相入力信号により駆動されるコイルのことである。さらに、W相コイルとは、ロータ11を回転させる磁界を発生する複数のコイルのうちW相入力信号により駆動されるコイルのことである。
モータは、ロータ11の回転を制御する制御装置が第1のハウジング10内に配置される機電一体モータでもよいし、又は、ロータ11の回転を制御する制御装置が第1のハウジング10外に配置されてもよい。また、モータは、インナーロータタイプでもよいし、又は、アウターロータタイプでもよい。
以下では、インナーロータタイプのブラシレスモータを例に説明する。
第1のハウジング10は、例えば、金属又は金属合金を備える。但し、第1のハウジング10は、導電体に限られず、絶縁体でもよい
ロータ11は、中心軸Jに平行な軸方向に延びる。ロータ11は、ロータコア111を備える。ロータコア111は、コア部111Aと、磁極部(ロータマグネット)111Bと、を備える。このロータ11は、磁極部111Bがコア部111Aの径方向外側の表面に配置される表面磁石型(Surface Permanent Magnet:SPM)であるが、埋込磁石型(Interior Permanent Magnet:IPM)であってもよい。
磁極部111Bは、フェライト磁石、アルニコ磁石、サマコバ磁石、ネオジウム磁石などの磁石を備える。磁気センサSENは、磁極部111Bの軸方向の漏れ磁束を検出する。磁気センサSENは、この漏れ磁束を検出可能な素子、例えば、ホール素子、磁気抵抗素子など、を含む。
ロータ11は、軸受(ベアリング)112により支持される。軸受112の種類は、特に限定されない。例えば、軸受112は、転がり軸受、すべり軸受などを採用できる。スラストワッシャーTWは、ロータ11の軸方向に働く力(推力)を受け止める軸受として機能する。
ロータ11のフロント側の一端は、軸方向において第1のハウジング10から突出する。ロータ11のリア側の他端は、中心軸Jが延びる軸方向において第1のハウジング10内に存在する。但し、ロータ11のリア側の他端も、第1のハウジング10から突出していてもよい。
リングコア12は、複数のコアセグメントSEGと、複数のコアセグメントSEGを周方向に連結する複数の連結部COMと、を備える。リングコア12は、例えば、複数の電磁鋼板を軸方向に積み重ねた構造を有する。これら複数の電磁鋼板は、カシメ(caulking)などにより互いに連結される。
本例では、複数のコアセグメントSEGの数は、9個である。即ち、モータは、9スロットタイプである。例えば、ロータ11に一体化されるロータコア111の磁極数が8個の場合、モータは、8極9スロットタイプモータとなる。但し、モータの磁極数及びスロット数は、一例であり、これに限定されることはない。3相同期モータの場合、複数のコアセグメントSEGの数は、一般的には、3×n(nは、1以上の自然数)である。
また、例えば、モータの回転を滑らかにするには、モータの磁極数及びスロット数は、多いのが望ましい。しかし、この場合、モータの小型化が進むと、スロット溝が狭くなり、巻線ノズルがステータコアに接触するおそれが生じる。従って、本例は、スロット数が比較的多いモータ、例えば、スロット数が9個以上のモータに特に有効である。
複数のコアセグメントSEGの各々は、コアバック部15と、コアバック部15から中心軸Jに直交する径方向内側に突出し、ワイヤ13が巻回されるティース部16と、ティース部16の径方向先端に配置され、ティース部16の先端から周方向に延伸するアンブレラ部UMBと、を備える。例えば、図5は、図4のリングコア12の詳細を示す。
図5から明らかなように、コアバック部15は、径方向内側を向く面である第1の面部S1と、径方向外側を向く面である第2の面部S2と、第2の面部S2に配置される第1の連結部F1と、を備える。第1の連結部F1は、径方向内側に窪む凹形状であり、軸方向に延びる。
また、アンブレラ部UMBの周方向の幅は、ティース部16の周方向の幅よりも広い。アンブレラ部UMBは、ティース部16での磁気飽和を抑える効果を有する。即ち、コイルに流す電流を大きくしても磁束密度が増加しない磁気飽和は、ティース部16内での磁束密度が過密過ぎることにある。アンブレラ部UMBは、この磁束密度の過密を解消するため、ティース部16での磁気飽和が十分に抑えられる。
アンブレラ部UMBの径方向内側を向く表面は、例えば、中心軸を中心にした曲面を有する。この場合、アンブレラ部UMBからロータ11に作用する界磁束(magnetic flux)が概ね均一になる。従って、この曲面は、モータの回転を滑らかにする効果を有する。
複数の連結部COMの各々は、軸方向に延びる裂け目部Gと、裂け目部Gの縁に沿う2つの凸部Tと、を備える。2つの凸部Tは、それぞれ、例えば、径方向内側に向かって次第に先細るテーパ形状である。また、2つの凸部Tは、互いに接触する。これら裂け目部G及び凸部Tは、リングコア12がカーリングタイプである場合に有効な要素である。
これら裂け目部G及び凸部Tは、カーリング処理を行い易くする効果を有する。裂け目部Gが塑性変形し、2つの凸部T同士が接触する構成は、リングコア12を円形、例えば、真円にし易い。
尚、連結部COM’は、ストレートコアの両端に相当する部分である。ストレートコアがカーリング処理によりリングコア12に変形されるとき、連結部COMは、曲がり、連結部COM’の両端は、互いに連結される。連結部COM’の両端は、例えば、レーザ溶接、カシメなどの接合技術により固定される。連結部COM’の形状は、連結部COMと同じでもよいし、又は、異なってもよい。
インシュレータ14は、リングコア12及びワイヤ13間に配置される絶縁部ISRと、絶縁部ISRに連結されるターミナル部TER1と、を備える。例えば、図6及び図7は、図4のインシュレータ14の詳細を示す。
図6及び図7から明らかなように、絶縁部ISRは、例えば、ティース部16の周方向を向く2つの面を覆う側面部E1と、ティース部16の軸方向を向く2つの面を覆う上下面部E2と、を備える。また、絶縁部ISRは、コアバック部15の径方向内側を向く面である第1の面部S1及び径方向外側を向く面である第2の面部S2を覆う。これにより、ティース部16及びワイヤ13間の絶縁が実現される。
尚、絶縁部ISRは、例えば、ティース部16の下半分を覆う下側インシュレータ17と、ティース部16の上半分を覆う上側インシュレータ18と、から構成されてもよい。
絶縁部ISRは、さらに、コアバック部15の第1の連結部F1に連結される第2の連結部F2を備える。この場合、インシュレータ14は、コアバック部15を径方向外側の面と径方向内側の面の両面(第1及び第2の面部S1,S2)から挟み込み、かつ、第2の連結部F2が第1の連結部F1に連結されることにより、リングコア12に固定される。
第1の連結部F1は、例えば、凹形状であり、第2の連結部F2は、例えば、凸形状である。この場合、インシュレータ14は、第2の連結部F2が第1の連結部F1に篏合されることにより、リングコア12に容易に固定される。また、第1の連結部F1が軸方向に延び、第2の連結部F2が軸方向に沿って、第1の連結部F1に挿入可能であれば、モータの組み立て工程において、インシュレータ14は、リングコア12にさらに容易に固定できる。
ターミナル部TER1は、軸方向において、複数のコアセグメントSEGのうちの1つに対応する絶縁部ISRに連結される。ターミナル部TER1は、端子を保持する。本例では、端子は、3つの外部端子U,V,Wである。但し、ターミナル部TER1が保持する外部端子の数は、これに限られない。ターミナル部TER1が保持する外部端子の数は、1つでもよいし、2つでもよいし、又は、4つ以上でもよい。
本例は、3相同期モータを想定するため、ターミナル部TER1が保持する複数の外部端子は、U相入力信号を入力する外部端子U、V相入力信号を入力する外部端子V、及び、W相入力信号を入力する外部端子Wである。すなわち、ロータの回転は、3相入力信号により制御され、端子は、3相入力信号が入力される3つの外部端子である。また、U相コイル、V相コイル、及び、W相コイルがいわゆるスター結線される場合、ターミナル部TER1は、これら複数の外部端子U,V,Wに加えて、又は、これら複数の外部端子U,V,Wに変えて、コモン端子を保持していてもよい。
ターミナル部TER1は、第1の端面部Q1を有する。第1の端面部Q1は、軸方向におけるターミナル部TER1の2つの端面のうち軸方向上側に位置する端面である。複数のコアセグメントSEGは、第2の端面部Q2を有する。第2の端面部Q2は、軸方向における複数のコアセグメントSEGの2つの端面のうち軸方向下側に位置する端面である。また、軸方向において、第1の端面部Q1は、第2の端面部Q2よりも軸方向下側に位置する。これは、ターミナル部TER1が軸方向に複数のコアセグメントSEGから離れて配置されることを意味する。
この場合、ターミナル部TER1は、ステータコアの軸方向下側(リア側)に位置する。ターミナル部TER1が軸方向下側に位置すると、モータの外部端子U,V,Wがロータのフロント側とは反対側に位置する。
ターミナル部TER1は、第1のハウジング10の径方向内側から第1のハウジング10の径方向外側に向けて突出する第1の突出部PJ1を備える。また、第1のハウジング10は、第1の突出部PJ1が挿入される第1のスリットSLT1を備える。第1のスリットSLT1は、第1のハウジング10の側面を径方向に貫通する貫通孔である。第1の突出部PJ1は、第1のハウジング10の径方向内側から第1のハウジング10の径方向外側に向けて、第1のスリットSLT1を経由して突出する。
従って、インシュレータ14がリングコア12に固定され、かつ、ターミナル部TER1の第1の突出部PJ1が第1のハウジング10の第1のスリットSLT1に接触することにより、リングコア12および複数のコアセグメントSEGの周方向の位置合わせが正確に行える。
複数の外部端子U,V,Wは、金属製の棒体(metal bar)である。複数の外部端子U,V,Wは、第1の端部EP1及び第2の端部EP2を有する。第1の端部EP1は、ターミナル部TER1から径方向内側に延びた複数の外部端子U,V,Wの先端部分である。これは、ティース部16が突出する方向と、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1が延びる方向とが同じ、即ち、径方向内側に向かう方向であることを意味する。また、ワイヤ13は、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1に直接巻回される。
この場合、巻線工程において、ティース部16に巻回されるワイヤ13の巻回面と、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1に巻回されるワイヤ13の巻回面とは、平行となる。
ここで、ワイヤ13の巻回面とは、ワイヤ13がティース部16又は第1の端部EP1に1周分巻回された場合に、その1周分のリング状のワイヤ13を含む平面のことである。この定義では、ティース部16又は第1の端部EP1に巻回されるワイヤ13の巻回面は、複数存在することになるが、これら複数の巻回面は、いずれも、実質的に平行となる。巻線工程は、後述するように、例えば、図8に示すストレートコアの状態で行われる。図8において、第1、第2、及び、第3の方向を、それぞれ、X軸方向、Y軸方向、及び、Z軸方向とした場合、ティース部16に巻回されるワイヤ13の巻回面SF1と、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1に巻回されるワイヤ13の巻回面SF2とは、いずれも、X−Z平面に平行となる。尚、第1、第2、及び、第3の方向については、図8のストレートコアの説明において詳述する。
従って、巻線工程において、例えば、巻線機は、巻回ノズルの向きを変える必要がない。これは、巻線ノズルの動きを高速化することにより製造タクトタイムが短縮されることを意味する。また、ワイヤ13は、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1に直接巻回される。従って、モータ内部の配線構造が簡単化される。
このように、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1がターミナル部TER1から径方向内側に向かって延びることは、モータの小型化及び低コスト化が同時に実現されることを意味する。
尚、重要な点は、ティース部16に巻回されるワイヤ13の巻回面と、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1に巻回されるワイヤ13の巻回面とが平行であることにある。従って、例えば、ティース部がコアバック部から径方向外側に突出するアウターロータタイプの場合、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1も、これに合わせて、ターミナル部TER1から径方向外側に延びるのが望ましい。
また、ティース部16を巻回するワイヤ13の巻回方向と、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1を巻回するワイヤ13の巻回方向とは、同じでもよいし、又は、異なってもよい。但し、ティース部16を巻回するワイヤ13の巻回方向と、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1を巻回するワイヤ13の巻回方向とが同じであれば、さらに巻線工程の簡略化が図られる。
ここで、巻回方向とは、ティース部16の先端側からティース部16を見たとき、又は、外部端子U,V,Wの先端側から外部端子U,V,Wを見たときに、ワイヤ13がティース部16又は外部端子U,V,Wに巻かれる向きのことである。
また、ティース部16の先端とは、ティース部16の付け根、即ち、ティース部16がコアバック部15と結合される部分とは反対側の先端のことである。また、外部端子U,V,Wの先端とは、外部端子U,V,Wの付け根、即ち、外部端子U,V,Wがターミナル部TER1から突出する部分とは反対側の先端のことである。巻回方向は、右巻き(CW:clockwise)と、左巻き(CCW:counter-clockwise)とがある。
さらに、ワイヤ13は、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1において、径方向外側から径方向内側に向かって、巻回されるのが望ましい。この構成によると、外部端子U,V,Wにモーメント荷重が掛かり難くなるからである。その結果、外部端子U,V,Wに対するワイヤ13の巻回時に、外部端子U,V,Wが変形することを抑制できる。
外部端子U,V,Wの第2の端部EP2は、ターミナル部TER1の第1の突出部PJ1から軸方向に延びる部分である。第2の端部EP2が第1の突出部PJ1から軸方向に延びると、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1の向きと、外部端子U,V,Wの第2の端部EP2の向きとが異なることになる。即ち、外部端子U,V,Wは、ターミナル部TER1内において、折れ曲がった形状を有する。
結果として、外部端子U,V,Wの第2の端部EP2は、コアバック部15と径方向に間隙をもって対向する。
この場合、本例のモータは、例えば、モータを制御する制御基板が中心軸Jに直交する面内に配置されるシステム(モータユニット)に有効である。なぜなら、このようなシステムでは、モータと制御基板との電気的接続が容易化されるからである。尚、これについては、モータユニットの項目で詳述する。
複数の外部端子U,V,Wは、周方向において、所定幅内に並んで配置されるのが望ましい。周方向における複数の外部端子U,V,Wの幅を所定幅H1とし、周方向における1つの連結部COMからそれに隣り合う連結部COMまでの幅をコアバック幅H2とした場合、所定幅H1は、コアバック幅H2よりも小さいのが望ましい。これは、ターミナル部TER1と絶縁部ISRとの連結のし易さ、及び、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1へのワイヤ13の巻回のし易さ、を考慮したものである。
尚、本例では、ターミナル部TER1の数は、1つであるが、これに限られない。ターミナル部TER1の数は、2つ以上でもよい。この場合、複数のターミナル部の各々は、例えば、図6及び図7から想定できるように、1つのコアセグメントSEGに対応する絶縁部ISRにそれぞれ連結される。但し、複数のターミナル部が互いに干渉しないように、複数のターミナル部は、互いに離れたコアセグメントSEGに対応する絶縁部ISRにそれぞれ連結されるのが望ましい。
複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1が延びる方向は、径方向であり、例えば、互いに平行に延びる。但し、これら複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1は、厳密に、平行に延びていなくてもよい。例えば、複数の外部端子U,V,Wのうちの1つ、例えば、中央の外部端子Vは、径方向に延び、残りの外部端子U,Wは、外部端子Vに概ね平行となるように延びていてもよい。
磁気センサSENは、回路基板CB上に実装される。また、回路基板CBは、センサ端子Tsenを有する。センサ端子Tsenは、磁気センサSENにより検出される回転角を出力する。回路基板CBは、第1のハウジング10の径方向内側から第1のハウジング10の径方向外側に向けて突出する第2の突出部PJ2を備える。また、第1のハウジング10は、第2の突出部PJ2が挿入される第2のスリットSLT2を備える。
センサ端子Tsenは、外部端子U,V,Wと同様に、金属製の棒体である。センサ端子は、例えば、第2の突出部PJ2から軸方向に沿って延びる。
例えば、モータの回転角及び回転速度がモータ外部の制御装置により制御される場合、モータは、ロータ11の回転角を示す信号を制御装置に出力しなければならない。従って、この場合、モータは、例えば、ホール素子、磁気抵抗効果素子などの磁気センサSENにより検出された回転角を出力するセンサ端子Tsenを備えるのが望ましい。
尚、センサ端子Tsenも、外部端子U,V,Wの第2の端部EP2と同様に、軸方向に延びているのが望ましい。
以上、説明したように、本例によれば、モータの小型化及び低コスト化を十分に実現可能となる。
<ステータ(ストレートコア)>
図8は、ステータの例を示す。図9は、図8からストレートコアを抽出して示す図である。図10は、図8からインシュレータを抽出して示す図である。
本例のステータは、例えば、図1乃至図7のモータに使用される。このステータは、ストレートコアタイプである。このタイプのステータは、既に述べたように、カーリング処理によりリングコアに変形された後、モータのステータとして使用される。
以下の説明において、第1の方向とは、複数のコアセグメントが連結される方向であり、ストレートコアがモータのステータとして使用されたときにリングコアの周方向に対応する。第2の方向とは、ティース部が延びる方向であり、ストレートコアがモータのステータとして使用されたときにリングコアの径方向に対応する。第2の方向内側とは、第2の方向のティース部の先端側を意味し、第2の方向外側とは、第2の方向のティース部の付け根側を意味する。ティース部の付け根とは、ティース部がコアバック部と結合される部分のことであり、ティース部の先端とは、ティース部の付け根とは反対側の先端のことである。第3の方向とは、第1及び第2の方向に直交する方向であり、ストレートコアがモータのステータとして使用されたときにリングコアの軸方向に対応する。第3の方向下側とは、第3の方向のターミナル部側を意味し、第3の方向上側とは、第3の方向のターミナル部側とは反対側を意味する。但し、ここでの内/外及び下/上とは、単に説明を簡略化するためのものであり、常に、内/外及び下/上でなければならないということではない。
また、以下では、ストレートコアに特徴的な要素を説明し、それ以外の要素については、図1乃至図7のモータで付した符号と同じ符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
ストレートコア12’は、複数のコアセグメントSEGと、複数のコアセグメントSEGを第1の方向に連結する複数の連結部COMと、を備える。ストレートコア12’は、例えば、複数の電磁鋼板を軸方向に積み重ねた構造を有する。これら複数の電磁鋼板は、カシメなどにより互いに連結される。
複数のコアセグメントSEGの各々は、コアバック部15と、コアバック部15から第1の方向に直交する第2の方向に突出し、ワイヤ13が巻回されるティース部16と、ティース部16の第2の方向先端に配置されるアンブレラ部UMBと、を備える。複数のコアセグメントSEGは、第1の相を有する第1のコイルと、第2の相を有する第2のコイルと、第3の相を有する第3のコイルと、を備える。第1、第2、及び、第3のコイルの各々は、中心軸に直交する径方向となる第2の方向に延びるティース部に巻回される。
図9から明らかなように、コアバック部15は、第2の方向内側を向く面である第1の面部S1と、第2の方向外側を向く面である第2の面部S2と、第2の面部S2に配置される第1の連結部F1と、を備える。第1の連結部F1は、第2の方向内側に窪む凹形状であり、第3の方向に延びる。
複数の連結部COMの各々は、第3の方向に延びる溝部G’と、溝部G’の縁に沿う2つの凸部Tと、を備える。2つの凸部Tは、それぞれ、例えば、第2の方向内側に向かって次第に先細るテーパ形状を有する。これら溝部G’及び凸部Tは、カーリング処理を行い易くする効果を有する。溝部G’が塑性変形し、2つの凸部T同士が接触する構成は、リングコア12を円形、例えば、真円にし易い。
インシュレータ14は、リングコア12及びワイヤ13間に配置される絶縁部ISRと、絶縁部ISRに連結されるターミナル部TER1と、を備える。
図10から明らかなように、絶縁部ISRは、例えば、ティース部16の第1の方向を向く2つの面を覆う側面部E1と、ティース部16の第3の方向を向く2つの面を覆う上下面部E2と、を備える。また、絶縁部ISRは、コアバック部15の第2の方向内側を向く面である第1の面部S1及び第2の方向外側を向く面である第2の面部S2を覆う。これにより、ティース部16及びワイヤ13間の絶縁が実現される。すなわち、インシュレータ14は、リングコア及びワイヤ間を絶縁する。または、インシュレータ14は、リングコア及びコイル間を絶縁する。
絶縁部ISRは、さらに、コアバック部15の第1の連結部F1に連結される第2の連結部F2を備える。この場合、インシュレータ14は、コアバック部15を第2の方向外側の面と第2の方向内側の面の両面(第1及び第2の面部S1,S2)から挟み込み、かつ、第2の連結部F2が第1の連結部F1に連結されることにより、ストレートコア12’に固定される。
ターミナル部TER1は、複数の外部端子U,V,Wを保持する。本例では、ターミナル部TER1は、3つの外部端子を保持する。また、ターミナル部TER1は、第1の端面部Q1を有する。第1の端面部Q1は、第3の方向におけるターミナル部TER1の2つの端面部のうち第3の方向上側に位置する端面部である。
一方、複数のコアセグメントSEGは、第2の端面部Q2を有する。第2の端面部Q2は、第3の方向における複数のコアセグメントSEGの2つの端面部のうち第3の方向下側に位置する端面部である。そして、第3の方向において、第1の端面部Q1は、第2の端面部Q2よりも第3の方向下側に位置する。
複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1は、ターミナル部TER1から第2の方向内側に延びる。従って、ティース部16が突出する方向と、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1が延びる方向とは、同じ、即ち、第2の方向内側である。また、ワイヤ13は、複数の外部端子U,V,Wの第1の端部EP1に直接巻回される。
従って、巻線工程において、製造タクトタイムの短縮を図ることができる。
尚、ティース部16を巻回するワイヤ13の巻回方向(CW又はCCW)と、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1を巻回するワイヤ13の巻回方向(CW又はCCW)とは、同じでもよいし、又は、異なってもよい。また、ワイヤ13は、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1の先端に次第に近づくように、例えば、図8の矢印Dに示すように、第2の方向外側から第2の方向内側に向かって、外部端子U,V,Wの第1の端部EP1に巻回されるのが望ましい。
外部端子U,V,Wの第2の端部EP2は、ターミナル部TER1から第3の方向に延びる。また、外部端子U,V,Wの第2の端部EP2は、コアバック部15と第2の方向に間隙をもって対向する。さらに、複数の外部端子U,V,Wが第1の方向の所定幅H1内に並んで配置される場合、所定幅H1は、コアバック部15の第1の方向のコアバック幅H2よりも小さいのが望ましい。
以上、説明したように、本例のステータ(ストレートコア)を用いれば、モータの小型化及び低コスト化を十分に実現可能となる。
<巻線工程>
図11は、巻線機の例を示す。
巻線機21は、制御部22と、記憶部23と、駆動部24と、巻線ノズル25と、ワイヤ供給部26と、を備える。
制御部22は、ステータ(ストレートコア)27に対する巻線工程を制御する。記憶部23は、例えば、巻線工程を実行するプログラムを記憶する。制御部22は、このプログラムに基づき、巻線工程を実行する。駆動部24は、制御部22からの制御信号を受け、実際に巻線ノズル25を駆動する。ワイヤは、ワイヤ供給部26から供給される。
図12は、巻線工程の例を示す。図13は、巻線機の動作の例を示す。
図13の巻線機の動作(フローチャート)は、図12の巻線工程に対応する。ステータ27は、図8乃至図10のステータ(ストレートコア)である。
巻線工程STwは、以下により実行される。
まず、ワイヤ13は、W相入力信号の入力端子としての外部端子Wに巻回される(巻き始めSTART)(ステップST01)。外部端子Wに対するワイヤ13の巻回方向は、右巻き(CW)である。リードピンP1は、第3の方向から視て、ティース部No.3に重なる位置に設けられる。これにより、ワイヤ13は、第3方向に沿って、ティース部No.3に巻き始められる。すなわち、ワイヤ13は、ティース部No.3の周方向側面に対して、平行に延びつつ巻回される。その結果、本例では、ワイヤ13をスロット溝の空間を無駄にすることなく、ティース部No.3に巻回することができる。この後、巻線機は、第1の相を有する第1のコイル、例えば、W相コイルを形成する。第1のコイルは、複数のコイルを備える。即ち、ワイヤ13は、リードピンP1を経由した後、図12に示す左側から3番目、6番目、及び、9番目のティース部に、順次、巻回される(ステップST02)。図12に示す左側から3番目、6番目、及び、9番目のティース部に対するワイヤ13の巻回方向も、右巻き(CW)である。
図12に示す左から9番目のティース部に対するワイヤ13の巻回が終了したら、巻線機は、次に、第2の相を有する第2のコイル、例えば、V相コイルを形成する。第2のコイルは、複数のコイルを備える。即ち、ワイヤ13は、中間端子MとしてのリードピンP2に巻回された後、図12に示す左側から8番目、5番目、及び、2番目のティース部に、順次、巻回される(ステップST03〜ST04)。図12に示す左側から8番目、5番目、及び、2番目のティース部に対するワイヤ13の巻回方向は、例えば、左巻き(CCW)である。
図12に示す左から2番目のティース部に対するワイヤ13の巻回が終了したら、ワイヤ13は、次に、V相入力信号の入力端子としての外部端子Vに巻回される(ステップST05)。外部端子Vに対するワイヤ13の巻回方向は、例えば、左巻き(CCW)である。外部端子∨は、第3の方向から視て、ティース部No.2に重なる位置に設けられる。これにより、ワイヤ13は、外部端子∨に張力による荷重を与えることなく、外部端子∨に巻回される。
この後、ワイヤ13は、リードピンP3を経由した後、U相入力信号の入力端子としての外部端子Uに巻回される(ステップST06)。外部端子Uに対するワイヤ13の巻回方向は、例えば、右巻き(CW)である。
次に、巻線機は、第3の相を有する第3のコイル、例えば、U相コイルを形成する。第3のコイルは、複数のコイルを備える。即ち、ワイヤ13は、リードピンP4を経由した後、図12に示す左側から1番目、4番目、及び、7番目のティース部に、順次、巻回される(ステップST07)。図12に示す左側から1番目、4番目、及び、7番目のティース部に対するワイヤ13の巻回方向は、例えば、右巻き(CW)である。リードピンP4は、第3の方向から視て、ティース部No.1に重なる位置に設けられる。すなわち、ワイヤ13は、ティース部No.1の周方向側面に対して、平行に延びつつ巻回される。その結果、本例では、ワイヤ13をコイルエンドの空間を無駄にすることなく、ティース部No.3に巻回することができる。
図12に示す左から7番目のティース部に対するワイヤ13の巻回が終了したら、巻線機は、最後に、ワイヤ13の先端をリードピンP2に括り付ける(ステップST08)。
この後、ワイヤ13がカットされ、巻線工程が終了する(ステップST09)。
ストレートコアに巻回されるワイヤ13のうち、1つのティース部に巻回されたコイルから他の1つのティース部に巻回されたコイルまでの部分は、渡り線(crossover wire)Pcwと呼ばれる。巻線機は、渡り線Pcwがインシュレータ14のワイヤガイドGDの径方向内側を経由するように、巻線ノズルの動きを制御する。この場合、渡り線の撓み又は緩みの発生が抑制される。
尚、図12において、渡り線は、3番目のティース部、6番目のティース部、及び、9番目のティース部の間を結ぶ部分のみを示す。その他の部分は、図面を分かり易くするため、省略する。
なお、リードピンP1〜P4は、ステータ27とは独立に設けられる。リードピンP1〜P4は、巻線機に設けられる治具等であってよい。
さらに、図10から明らかなように、ワイヤガイドGDは、インシュレータ14の一部であり、インシュレータ14の絶縁部ISRから第3の方向上側又は第3の方向下側に延びる板状である。すなわち、インシュレータ14、複数のコアセグメントSEGの第3の方向下側の端部に位置するワイヤガイドGDを有する。複数のコイルは、ワイヤガイドGDの第2の方向内側を経由して互いに直列接続される。ワイヤガイドGDによって、渡り線Pcwとハウジング10との絶縁を行う。
図14は、各相コイルと巻回方向との関係を示す。また、図15は、各相コイルと巻回順序との関係を示す。ここで説明する巻回順序及び巻回方向は、図12及び図13で説明した巻回順序及び巻回方向に対応する。
ティース部は、No.1からNo.9までの9個存在すると仮定する。また、モータは、3相同期モータを仮定する。U、V、及び、Wは、それぞれ、モータの外部端子(ピン)又は相を示す。Mは、巻線工程時に使用する中間端子(ピン)を示す。中間端子Mは、図12のリードピンP2に対応する。
U相コイルCOuは、ティース部No.1,No.4,No.7に直列に巻回される。また、V相コイルCOvは、ティース部No.2,No.5,No.8に直列に巻回される。さらに、W相コイルCOwは、ティース部No.3,No.6,No.9に直列に巻回される。第1、第2、及び、第3のコイルの各々は、複数のコイルを備え、複数のコイルは、複数のコアセグメントSEGの第3の方向又は軸方向の一方側の端部を経由して互いに直列接続される。
また、U相コイルCOuの巻回方向及びW相コイルCOwの巻回方向は、第1の巻回方向(CW)であり、V相コイルCOvの巻回方向は、第2の巻回方向(CCW)である。但し、第1の巻回方向がCCWであり、第2の巻回方向がCWであってもよい。ここで重要な点は、3相コイルのうち、2つ相(例えば、U相及びW相)のコイルの巻回方向が同じであり、かつ、残りの1つの相(例えば、V相)のコイルの巻回方向が先の2つの相のコイルの巻回方向と異なる、という点にある。すなわち、第1及び第3のコイルの巻回方向は、共に、第1の巻回方向であり、第2のコイルの巻回方向は、第1の巻回方向と異なる第2の巻回方向である。
この場合、巻線工程において、ワイヤの切断無しに、全ての相のコイルをいわゆる一筆書きで形成できる。その結果、巻線機の巻線ノズルの余分な動きがなくなり、タクトタイムが短縮される。
例えば、U相コイルCOu及びW相コイルCOwの各々は、ストレートコア上において巻線ノズルを右方向に移動させる過程で形成できる。また、V相コイルCOvは、ストレートコア上において巻線ノズルを左方向に移動させる過程で形成できる。これは、3相コイルの全てが巻線ノズルを1.5往復(右方向→左方向→右方向)させることにより形成できることを意味する。
従って、本例の巻線技術は、例えば、1つの相のコイルを形成するために巻線ノズルがストレートコア上を1往復しなければならない、即ち、3相コイルを形成するために巻線ノズルがストレートコア上を3往復しなければならない従来の巻線技術と比べて、巻線ノズルの動きを大幅に少なくできる。結果として、タクトタイムが短く、モータの量産性が向上でき、さらに、低コスト化が可能な巻線技術が実現される。
また、本例の巻線技術によれば、各相のコイルは、巻線ノズルを一方向(右方向又は左方向)に移動させるのみで形成できる。これは、各相において、渡り線の長さが均一化されることを意味する。従って、各相において、駆動電流又は駆動電圧の大きさにばらつきが発生しない。
尚、外部端子U,V,Wに対するワイヤの巻回方向は、各相のコイルの巻回方向と同じでもよいし、又は、異なってもよい。
例えば、外部端子Wに対するワイヤの巻回方向は、W相コイルCOwの巻回方向と同じ(例えば、CW)にできる。また、外部端子Vに対するワイヤの巻回方向は、V相コイルCOvの巻回方向と同じ(例えば、CCW)にできる。さらに、外部端子Uに対するワイヤの巻回方向は、U相コイルCOuの巻回方向と同じ(例えば、CW)にできる。
ワイヤは、例えば、外部端子W、ティース部No.3,No.6,No.9(W相)、中間端子M、ティース部No.8,No.5,No.2(V相)、外部端子V、外部端子U、ティース部No.1,No.4,No.7(U相)、及び、中間端子Mの順番で直列に巻回される。その結果、巻線機の無駄な動きが解消される。
ワイヤは、外部端子Wに巻回された後、ティース部No.3に巻回される。そのため、ワイヤは、W相コイルCOwのうちのひとつのコイルを構成する。すなわち、W相コイルCOwの一端W2は、外部端子Wに巻回される。したがって、第1のコイルの一端は、第1の巻回方向で前記第1の外部端子に巻回される。また、ワイヤは、ティース部No.2に巻回された後、外部端子Vに巻回される。そのため、ワイヤは、V相コイルCOvのうちのひとつのコイルを構成する。すなわち、V相コイルCOvの一端V1は、外部端子Vに巻回される。したがって、第2のコイルの一端は、第2の巻回方向で前記第2の外部端子に巻回される。次に、ワイヤは、外部端子Vに巻回された後、外部端子Uに巻回される。そして、ワイヤは、外部端子Uに巻回された後、ティース部No.1に巻回される。すなわち、U相コイルCOuの一端U2は、外部端子Uに巻回される。したがって、第3のコイルの一端は、第1の巻回方向で第3の外部端子に巻回される。
ここで、3相同期モータとして機能させるには、例えば、U相コイルCOu、V相コイルCOv、及び、W相コイルCOwが、いわゆるスター結線となる必要がある。
従って、図14及び図15に示す巻線工程が行われた後、ワイヤは、外部端子Uと外部端子Vとの間で切断される。その結果、図16に示す通り、外部端子Uの巻き始めU1と、外部端子Vの巻き終わりV2が形成される。外部端子Uの巻き始めU1と、外部端子Vの巻き終わりV2とは、第1方向において、間隙を持って対向する。すなわち、第2の外部端子に巻回される第2のコイルの一端と第3の外部端子に巻回される第3のコイルの一端とは、互いに間隙をもって対向する。なお、外部端子Wを第1の外部端子とし、外部端子Vを第2の外部端子をとし、外部端子Uを第3の外部端子とすると、インシュレータは、第1のコイルの一端が巻回される第1の外部端子と、第2のコイルの一端が巻回される第2の外部端子と、第3のコイルの一端が巻回される第3の外部端子と、を備える。
外部端子Uの巻き始めU1は、外部端子Uの径方向内側の先端に位置する。外部端子Vの巻き終わりV2は、外部端子Vの径方向内側の先端に位置する。すなわち、第2の外部端子の巻き始めは、第2の外部端子における径方向内側に位置し、第3の外部端子の巻き終わりは、前記第3の外部端子における径方向内側に位置する。これにより、外部端子にかかるモーメント荷重が低減され、ワイヤを外部端子に巻回する場合における外部端子の変形を抑制することができる。
図15から明らかなように、スター結線されたモータのステータ(ストレートコア)が形成される。また、後述するように、U相コイルCOu、V相コイルCOv、及び、W相コイルCOwは、中間端子Mの部分において互いに電気的に接続される。
図16は、仕上工程の例を示す。
ステータ(ストレートコア)に対する巻線工程STwが完了した後、仕上工程STfが実行される。
コモン端子Cは、U相コイル、V相コイル、及び、W相コイルがいわゆるスター結線される場合、コモン端子(コモンノード)を示す。図16のコモン端子Cは、図8のコモン端子C、及び、図13乃至図15の中間端子(ピン)Mの部分に対応する。
また、巻線工程STwが完了した時点では、ワイヤ13は、外部端子U,V,Wに巻回されているだけで、外部端子U,V,Wに確実に固定されていない。また、ワイヤ13は、エナメル線、ポリウレタン線、ポリエステル線などの導体を絶縁膜で覆った構造を有する。
従って、外部端子U,V,Wに巻回されるワイヤ13は、例えば、仕上工程STfにおいて、半田付けなどの作業により、外部端子U,V,Wに固定される。また、ワイヤ13の表面を覆う絶縁膜は、半田付け時の熱により剥離されるため、ワイヤ13と外部端子U,V,Wとの電気的接続が確保される。同様に、コモン端子Cについても、ワイヤ13を覆う絶縁膜は、半田付けなどの作業により剥離される。
<モータの組立工程>
図17は、モータの組立工程の例を示す。
まず、ストレートコアとインシュレータとが組み立てられる。ストレートコアは、例えば、図9のストレートコア12’である。また、インシュレータは、例えば、図10のインシュレータ14である。ストレートコア12’とインシュレータ14の組み立て後、巻線工程STw及び仕上工程STfが行われる。
巻線工程STw及び仕上工程STfが終了すると、例えば、図8のステータ(ストレートコア)が完成する。
次に、カーリング工程STcが行われる。カーリング工程STcは、カーリング装置により実行される。カーリング工程STcを終えたステータは、例えば、図4のステータと同じである。最後に、組立工程STaにより、ロータ、カーリング処理されたステータ、及び、第1のハウジングなど、が組み合されることにより、モータが完成する。
<適用例>
以下、実施形態に係わるモータの出力が減速ギアなどのギアを介してシャフト(出力軸)から出力されるシステム(モータユニット)の例を説明する。
図18は、モータユニットの外形の例を示す。図19は、図18のXIX−XIX線に沿う断面図である。図20は、図18のモータユニットを裏面Bから見た図である。図21は、制御基板の例を示す。
モータ30は、例えば、図1乃至図7のモータである。制御基板31は、中心軸Jに直交する面内に配置される。、制御基板31は、軸方向に貫通する貫通孔であるホール部Hを有する。モータ30の外部端子U,V.Wの第2の端部EP2は、制御回路31を貫通する。
制御装置32及びドライバ33は、制御基板31上に搭載される。制御装置32は、例えば、モータ30の回転を制御する制御信号を出力する。制御信号は、例えば、PWM(pulse width modulation)信号である。ドライバ33は、制御信号を受けて、モータ30を駆動する駆動信号を出力する。駆動信号は、例えば、複数の電界効果トランジスタのオン/オフにより生成される駆動電流である。
また、モータ30が3相同期モータである場合、駆動信号は、3相(U相、V相、及び、W相)交流信号である。
シャフト34は、モータユニットの出力軸AXとして機能する。シャフト34は、出力軸AXを中心に回転可能である。ギア35は、モータ30のロータ11及びシャフト34間を機械的に接続する。ギア35は、例えば、減速ギアである。
第2のハウジング36は、モータ30、制御基板31、シャフト34、及び、ギア35を取り囲む。第2のハウジング36は、例えば、金属又は金属合金を備える。但し、第2のハウジング36は、導電体に限られず、絶縁体でもよい。第2のハウジング36は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などから選択可能である。第2のハウジング36は、マグネシウムを含んでいてもよい。
シャフト34の少なくとも一端は、第2のハウジング36から突出する。
また、モータ30の外部端子U,V.Wの第2の端部EP2は、軸方向に延び、かつ、制御基板31は、モータ30の中心軸Jに直交する面内に配置される。この場合、モータ30の外部端子U,V.Wの第2の端部EP2は、制御基板31のホール部Hに挿入し易くなる。従って、モータ30と制御基板31との接続が容易化される。
(むすび)
以上、説明したように、本発明の実施形態によれば、巻線ノズルの動きが小さく、タクトタイムが短く、モータの量産性が向上でき、さらに、低コスト化が可能な巻線技術を実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することを意図しない。これら実施形態は、上述以外の様々な形態で実施することが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更など、を行える。これら実施形態及びその変形は、本発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明及びその均等物についても、本発明の範囲及び要旨に含まれる。
10: 第1のハウジング、 11: ロータ、 12: リングコア、 12’: ストレートコア、 13: ワイヤ、 14: インシュレータ、 15: コアバック部、 16: ティース部、 17: 下側インシュレータ、 18: 上側インシュレータ、J: 中心軸、 TER1: ターミナル部、 PJ1: 第1の突出部、 PJ2: 第2の突出部、 U,V,W: 外部端子、 TW: スラストワッシャー、 SEN: 磁気センサ、 Tsen: センサ端子、 SLT1: 第1のスリット、 SLT2: 第2のスリット、 SEG: コアセグメント、 COM: 連結部、 F1: 第1の連結部、 F2: 第2の連結部、 G: 裂け目部、 G’: 溝部、 T: 凸部、 ISR: 絶縁部、 CB: 回路基板。

Claims (12)

  1. 中心軸まわりに回転可能なロータと、
    中心軸を取り囲む周方向に配置されるリングコアと、
    前記ロータ及び前記リングコアを取り囲むハウジングと、
    を備え、
    前記ロータの少なくとも一端は、中心軸が延びる軸方向において前記ハウジングから突出し、
    前記リングコアは、複数のコアセグメントと、前記複数のコアセグメントを周方向に連結する複数の連結部と、を備え、
    前記複数のコアセグメントは、第1の相を有する第1のコイルと、第2の相を有する第2のコイルと、第3の相を有する第3のコイルと、を備え、
    前記第1、第2、及び、第3のコイルの各々は、中心軸に直交する径方向に延びるティース部に巻回され、
    前記第1及び第3のコイルの巻回方向は、共に、第1の巻回方向であり、
    前記第2のコイルの巻回方向は、前記第1の巻回方向と異なる第2の巻回方向である、
    モータ。
  2. 前記第1、第2、及び、第3のコイルの各々は、複数のコイルを備え、
    前記複数のコイルは、前記複数のコアセグメントの軸方向一方側の端部を経由して互いに直列接続される、
    請求項1に記載のモータ。
  3. リングコア及び前記コイル間を絶縁するインシュレータをさらに備え、
    インシュレータは、前記複数のコアセグメントの軸方向の一方側の端部に位置するワイヤガイドを有し、
    前記複数のコイルは、前記ワイヤガイドの径方向内側を経由して互いに直列接続される、
    請求項2に記載のモータ。
  4. 前記インシュレータは、前記第1のコイルの一端が巻回される第1の外部端子と、前記第2のコイルの一端が巻回される第2の外部端子と、前記第3のコイルの一端が巻回される第3の外部端子と、を備え、
    前記第2の外部端子に巻回される前記第2のコイルの一端と前記第3の外部端子に巻回される前記第3のコイルの一端とは、互いに間隙をもって対向する、
    請求項2又は3に記載のモータ。
  5. 前記第1のコイルの一端は、前記第1の巻回方向で前記第1の外部端子に巻回される、
    請求項4に記載のモータ。
  6. 前記第2のコイルの一端は、前記第2の巻回方向で前記第2の外部端子に巻回される、
    請求項4に記載のモータ。
  7. 前記第3のコイルの一端は、前記第1の巻回方向で前記第3の外部端子に巻回される、
    請求項4に記載のモータ。
  8. 前記第2の外部端子の巻き始めは、前記第2の外部端子における径方向内側に位置し、
    前記第3の外部端子の巻き終わりは、前記第3の外部端子における径方向内側に位置する、
    請求項4乃至7のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 前記第1の巻回方向は、右巻きであり、前記第2の巻回方向は、左巻きである、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータ。
  10. 前記複数のコアセグメントの数は、3×n(nは、1以上の自然数)である、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載のモータ。
  11. モータのステータであって、
    中心軸を取り囲む周方向に配置されるリングコアを備え、
    前記リングコアは、複数のコアセグメントと、前記複数のコアセグメントを周方向に連結する複数の連結部と、を備え、
    前記複数のコアセグメントは、第1の相を有する第1のコイルと、第2の相を有する第2のコイルと、第3の相を有する第3のコイルと、を備え、
    前記第1、第2、及び、第3のコイルの各々は、中心軸に直交する径方向に延びるティース部に巻回され、
    前記第1及び第3のコイルの巻回方向は、共に、第1の巻回方向であり、
    前記第2のコイルの巻回方向は、前記第1の巻回方向と異なる第2の巻回方向である、
    ステータ。
  12. モータのステータであって、
    第1の方向に延びるストレートコアを備え、
    前記ストレートコアは、複数のコアセグメントと、前記複数のコアセグメントを第1の方向に連結する複数の連結部と、を備え、
    前記複数のコアセグメントは、第1の相を有する第1のコイルと、第2の相を有する第2のコイルと、第3の相を有する第3のコイルと、を備え、
    前記第1、第2、及び、第3のコイルの各々は、中心軸に直交する径方向に延びるティース部に巻回され、
    前記第1及び第3のコイルの巻回方向は、共に、第1の巻回方向であり、
    前記第2のコイルの巻回方向は、前記第1の巻回方向と異なる第2の巻回方向である、
    ステータ。

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