JP2019067153A - 演算装置、工作システム、演算方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

演算装置、工作システム、演算方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットと工作機械との干渉を防止する演算装置、工作システム、演算方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】演算装置は、工作機械の動作、並びに前記工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する。演算装置は、前記工作機械のテーブルに配置したワークの位置を含むパラメータを設定する設定部と、該設定部にて設定したパラメータに基づいて、前記工作機械内における前記ロボットの移動領域を演算する演算部と、該演算部にて演算した前記移動領域、及び予め定めた前記ロボットの移動を禁止する移動禁止領域が重畳するか否か判定する判定部と、該判定部にて前記移動領域及び移動禁止領域が重畳すると判定した場合、重畳を報知する報知部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、工作機械及びワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する演算装置、該演算装置を含む工作システム、演算方法及びコンピュータプログラムに関する。
特許文献1は、工作機械と、該工作機械に対し、ワークの搬入及び搬出を行うロボットと、数値制御装置とを開示する。ロボットがワークの搬入及び搬出を行うので、作業者は工作機械内に侵入する必要が無い。作業者が工作機械に侵入する場合に比べて、特許文献1の工作機械の安全性は高い。
特開平1−133111号公報
工作機械は、ワークを保持するテーブル及び工具マガジンを駆動する。また工作機械内には、冷却液を供給する配管が配置してある。配管の位置及び工具マガジンの寸法は、工作機械の機種によって異なる。工具及びワークの寸法は作業毎に異なる。ロボットの移動経路を設定する場合、作業者は、配管の位置、工具マガジンの寸法、工具又はワークの寸法を考慮する。しかし、作業者の考慮が不十分な場合、ロボットがワーク、工具又は配管に干渉する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ロボットと工作機械との干渉を防止する演算装置、工作システム、演算方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る演算装置は、工作機械の動作、並びに前記工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する演算装置において、前記工作機械のテーブルに配置したワークの位置を含むパラメータを設定する設定部と、該設定部にて設定したパラメータに基づいて、前記工作機械内における前記ロボットの移動領域を演算する演算部と、該演算部にて演算した前記移動領域、及び予め定めた前記ロボットの移動を禁止する移動禁止領域が重畳するか否か判定する判定部と、該判定部にて前記移動領域及び移動禁止領域が重畳すると判定した場合、重畳を報知する報知部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、ワークの位置を含むパラメータに基づいて、工作機械内におけるロボットの移動領域を演算する。移動領域と移動禁止領域とが重畳する場合、即ちロボットが工作機械に干渉する場合、その旨、報知する。
本発明に係る演算装置は、前記報知部は、画像を表示する表示部を備え、前記表示部に、前記移動領域及び移動禁止領域の重畳部分を表示することを特徴とする。
本発明においては、移動領域と移動禁止領域との重畳部分を表示部に表示する。作業者は、重畳部分を示す画像を視認し、直感的に干渉領域を認識することができる。
本発明に係る演算装置は、前記演算部は、前記パラメータに基づいて、前記テーブルに配置したワークから離れた第一位置と、前記テーブルに配置したワークに接近した第二位置とを演算し、演算した前記第一位置及び第二位置に基づいて、前記移動領域を演算することを特徴とする。
本発明においては、第一位置及び第二位置に基づいて、移動領域を演算する。
本発明に係る工作システムは、工作機械と、該工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットと、前述したいずれかの演算装置とを備え、前記演算装置は、前記工作機械及びロボットの制御を並行して実行することを特徴とする。
本発明においては、工作機械及びロボットの制御を並行して実行し、サイクルタイムの短縮を図る。
本発明に係る演算方法は、工作機械の動作、並びに前記工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する演算方法において、前記工作機械のテーブルに配置するワークの位置を含むパラメータを設定し、設定したパラメータに基づいて、前記工作機械内における前記ロボットの移動領域を演算し、演算した前記移動領域、及び予め定めた前記ロボットの移動を禁止する移動禁止領域が重畳するか否か判定し、前記移動領域及び移動禁止領域が重畳すると判定した場合、重畳を報知することを特徴とする。
本発明においては、ワークの位置を含むパラメータに基づいて、工作機械内におけるロボットの移動領域を演算する。移動領域と移動禁止領域とが重畳する場合、即ちロボットが工作機械に干渉する場合、その旨、報知する。
本発明に係るコンピュータプログラムは、工作機械の動作、並びに前記工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する演算装置で実行可能なコンピュータプログラムであって、前記工作機械のテーブルに配置するワークの位置を含むパラメータを設定し、設定したパラメータに基づいて、前記工作機械内における前記ロボットの移動領域を演算し、演算した前記移動領域、及び予め定めた前記ロボットの移動を禁止する移動禁止領域が重畳するか否か判定し、前記移動領域及び移動禁止領域が重畳すると判定した場合、重畳を報知する処理を実行させることを特徴とする。
本発明においては、ワークの位置を含むパラメータに基づいて、工作機械内におけるロボットの移動領域を演算する。移動領域と移動禁止領域とが重畳する場合、即ちロボットが工作機械に干渉する場合、その旨、報知する。
本発明に係る演算装置、工作システム、演算方法及びコンピュータプログラムにあっては、ワークの位置を含むパラメータに基づいて、工作機械内におけるロボットの移動領域を演算する。移動領域と移動禁止領域とが重畳する場合、即ちロボットが工作機械に干渉する場合、その旨、報知する。報知後、干渉を回避する為に、作業者はパラメータを変更することができる。ロボットを実際に駆動する前に、移動領域と移動禁止領域の重畳の有無を確認し、ロボットと工作機械の干渉を防止することができる。
工作システムを略示する斜視図である。 工作システムを略示する正面断面図である。 ロボットを略示する部分拡大斜視図である。 ロボットを略示する部分拡大右側面図である。 制御装置の構成を略示するブロック図である。 制御装置による干渉確認処理を説明するフローチャートである。 表示部に表示する移動領域及び移動禁止領域の一例を示す図である。 制御装置及びロボット制御装置によるワークの交換処理を説明するフローチャートである。 制御装置及びロボット制御装置によるワークの交換処理を説明するフローチャートである。 ワークの交換処理におけるロボットの動作を説明する正面断面図である。 ワークの交換処理におけるロボットの動作を説明する正面断面図である。 ワークの交換処理におけるロボットの動作を説明する正面断面図である。 ワークの交換処理におけるロボットの動作を説明する正面断面図である。 ワークの交換処理におけるロボットの動作を説明する正面断面図である。 ワークの交換処理におけるロボットの動作を説明する正面断面図である。 ワーク1交換処理におけるロボットの動作を説明する斜視図である。
以下本発明を実施の形態に係る工作システムを示す図面に基づいて、説明する。図1は、工作システムを略示する斜視図、図2は、工作システムを略示する正面断面図である。以下の説明では、図の上下前後左右を使用する。
図1及び図2に示す如く、工作システムは、工作機械1及びロボット20を備える。工作機械1は、基台2と、該基台2に設けた立柱3とを備える。立柱3は主軸ヘッド(図示略)を上下動可能に支持する。主軸ヘッドは、上下方向を回転軸方向とした主軸4を回転可能に支持する。主軸ヘッドの上端に主軸モータ5が設けてある。
立柱3はタレット型の工具マガジン6を支持する。工具マガジン6は主軸ヘッドの前側に配置してある。工具マガジン6の周囲に複数の工具7が保持してある。主軸ヘッドの上下動によって、主軸4に対する工具7の取付及び取り外しを行う。主軸4の下方に左右方向及び前後方向に移動可能なテーブル15が配置してある。テーブル15は治具15aを備える。治具15aはワーク16の保持及び保持の解除を行う。
工作機械1の前側、後側、右側及び左側をカバー8が覆う。カバー8の前面に扉9が設けてある。扉9の右側に、作業者の操作を受け付ける操作部11及び画像を表示する表示部12が設けてある。カバー8の後側に制御装置10が設けてある。制御装置10、操作部11及び表示部12は演算装置を構成する。カバー8の右面に側面扉13が設けてある。
図3は、ロボット20を略示する部分拡大斜視図、図4は、ロボット20を略示する部分拡大右側面図である。側面扉13の右側にロボット20は配置してある。ロボット20は、支持部30、第一アーム31、第二アーム32及びハンド33を備える。
支持部30の上端部に、第一減速機31aが設けてある。第一減速機31aは第一モータ(図示略)に連結する。第一減速機31aの出力軸は前後方向を回転軸方向とし、後方に突出する。第一アーム31は第一減速機31aの後側に位置する。第一減速機31aの出力軸に第一アーム31の一端部が連結する。第一アーム31の他端部の後側に、第二減速機32aが設けてある。第二減速機32aは第二モータ(図示略)に連結する。第二減速機32aの出力軸は前後方向を回転軸方向とし、後方に突出する。第二減速機32aの出力軸に第二アーム32の一端部が連結する。第一モータの駆動によって、第一アーム31は第一減速機31aの回転軸回りに回転し、第二モータの駆動によって、第二アーム32は第二減速機32aの回転軸回りに回転する。
第二アーム32の他端部に第三減速機33aが設けてある。第三減速機33aは第三モータ(図示略)に連結する。第三減速機33aの出力軸は前後方向を回転軸方向とし、後方に突出する。第三減速機33aの出力軸にハンド33は連結する。ハンド33は、正面視L形の回転板34と、二つの把持部35とを備える。回転板34の各端部に把持部35が配置してある。把持部35は、対向する二つの板部を有する。一方の板部は回転板34に固定してあり、他方の板部は、一方の板部に対して接近及び離隔可能に、回転板34に設けてある。他方の板部が一方の板部に接近し、ワーク16を把持する。他方の板部が一方の板部から離隔し、ワーク16を離す。
ロボット20は機械前後方向に駆動するサドル41を持った駆動系40を備える。駆動系40は支持部30を支持する。基台2は、駆動系40に連結し、駆動系40を支持する。駆動系40はリニアガイド及びボールねじ(図示略)を有し、ロボット20が前後方向に直動するよう構成してある。またボールねじにカップリングを介して第四モータ(図示略)が設けてある。
第一減速機31aの上側にエアシリンダ50が設けてある。エアシリンダ50は、側面扉13とロボット20を連結する。この連結によりロボット20の前方向への駆動により側面扉13が開かれ、工作機械内へ第一アーム31、第二アーム32、ハンド33を侵入させることが可能になる。またロボット20の後方向への駆動により側面扉13が閉じる。エアシリンダ50の進退を確認するセンサ及びロボット20側に設けてあり、側面扉13の凸部を確認するセンサ、即ち側面扉13の前後位置を確認するセンサは、ロボット20とエアシリンダ50の連結を監視する。これらのセンサによって、扉開閉指令においてロボット20とエアシリンダ50の締結不良が起きた際に直ちにロボット20の動作を停止できる。
図2に示すX軸及びZ軸は、工作機械1の座標軸である。X軸及びZ軸は互いに直交する。Y軸はX軸及びZ軸に直交する。以下、X軸、Y軸及びZ軸の交点を機械原点Oという。機械原点OのZ軸位置は、例えば主軸4の原点位置である。
図2及び図4に示すA軸、B軸及びC軸は、ロボット20の座標軸である。A軸、B軸及びC軸は互いに直交する。A軸はX軸に平行であり、B軸はY軸に平行であり、C軸はZ軸に平行である。以下、A軸、B軸及びC軸の交点をロボット20原点Orという。ロボット20原点Orは、例えば第一減速機31aの回転軸上に位置し、B軸と第一減速機31aの回転軸は一致する。
図4に示すJ軸39は、第三減速機33aの回転軸である。J軸39上であって且つ第三減速機33aの後端にアーム原点Oaが設定してある。図2に示すT0は、アーム原点Oaが位置する初期位置である。初期位置T0は予め記憶部10b(図5参照)に記憶してある。T1は、テーブル15に配置したワーク16から離れており、アーム原点Oaが位置すべき第一位置である。T2は、テーブル15に配置したワーク16に接近しており、アーム原点Oaが位置すべき第二位置である。
第一位置T1のXYZ座標系の座標は、以下のように演算する。テーブル15上に配置したワーク16の上面の位置を(Xw、Yw、Zw)とする。またハンド33のX方向寸法をXhand、Y方向寸法をYhand、Z方向寸法をZhandとする。ハンド33のX、Y、Z方向寸法は、J軸39をY方向とする。またハンド33を第一位置T1に移動した場合におけるテーブル15からハンド33下端までの距離を退避高さZbhとする(図12参照)。第一位置T1のXYZ座標は、(Xw−Xhand、Yw−Yhand、Zw+Zbh−Zhand)となる。
一方、第一位置T1のABC座標系の座標は、以下のように演算する。ロボット20原点Orから見た機械原点Oの座標を(Xrobo、Yrobo、Zrobo)とすると、第一位置T1のABC座標系の座標は、(−Xrobo+(Xw−Xhand)、−Yrobo+(Yw−Yhand)、−Zrobo+(Zw+Zbh−Zhand))となる。
第二位置T2のXYZ座標系の座標は、(Xw−Xhand、Yw−Yhand、Zw−Zhand)となる。一方、第二位置T2のABC座標系の座標は、(−Xrobo+(Xw−Xhand)、−Yrobo+(Yw−Yhand)、−Zrobo+(Zw−Zhand))となる。
図5は、制御装置10の構成を略示するブロック図である。制御装置10は、CPU10a、記憶部10b、RAM10cを備える。記憶部10bは書き換え可能なメモリであり、例えばEPROM、EEPROM等である。記憶部10bはワーク16を加工する加工プログラム、ワーク16の交換を行う交換プログラム、各プログラムの実行に必要なパラメータ、移動禁止領域、初期位置T0等を記憶する。制御装置10は記憶部10bに記憶したプログラムに基づいて、工作機械1及びロボット20を制御する。制御装置10はプログラムを格納したROMを備えていてもよい。
操作部11からの信号は制御装置10に入力する。制御装置10は表示部12に表示信号を出力する。制御装置10とロボット制御装置21との間で信号は入出力する。ロボット制御装置21は、第一モータ〜第四モータ及びハンド33の駆動を制御する。ロボット制御装置21はエアシリンダ50に連結信号を出力する。ロボット20と側面扉13がエアシリンダ50により連結した後、第四モータの駆動によりロボット20の前後移動を実行し、側面扉13の開閉動作を行う。制御装置10は、治具15aに保持信号又は保持解除信号を出力する。制御装置10は、テーブル15に移動信号を出力する。制御装置10、表示部12、操作部11及びロボット制御装置21は、演算装置を構成する。制御装置10及びロボット制御装置21は一つの装置を構成してもよい。
図6は、制御装置10による干渉確認処理を説明するフローチャート、図7は、表示部12に表示する移動領域S1及び移動禁止領域S2の一例を示す図である。
CPU10aは、パラメータの設定が完了したか否か判定する(ステップS1)。作業者は工作システムの運転を行う前に、操作部11を操作し、テーブル15に配置したワーク16の位置、テーブル15の移動量、ハンド33の寸法、退避高さZbh(図12参照)、ロボット20原点Orから見た機械原点の座標等を、パラメータとして入力する。
パラメータの設定が完了していない場合、CPU10aはステップS1に処理を戻す(ステップS1:NO)。パラメータの設定が完了した場合(ステップS1:YES)、CPU10aは、入力したパラメータに基づいて、第一位置T1及び第二位置T2を演算し、演算した第一位置T1及び第二位置T2等に基づいて、ロボット20の移動領域S1を演算する。移動領域S1の演算には、前記パラメータに加えて、工具7の径、工具7の長さ、工具マガジン6における工具7の位置、工具マガジン6の直径、工作機械1の機種等の情報を使用する。工作機械1の機種によって、工作機械1に対するロボット20の位置が異なる。工具7の径、工具7の長さ、工具マガジン6における工具7の位置、工具マガジン6の直径、工作機械1の機種等の情報は予め記憶部10bに記憶してある。
演算した移動領域S1及び、ロボット20の移動を禁止する移動禁止領域S2が重畳するか否か、即ちロボット20がカバー8内に入った場合、工作機械1に干渉するか否か判定する(ステップS2)。移動禁止領域S2は、例えば配管14の周囲の領域、工具7の周囲の領域である。移動禁止領域S2は、予め記憶部10bに記憶してある。
図7のハッチングに示すように、移動領域S1と移動禁止領域S2が重畳する場合(ステップS2:YES)、CPU10aは、干渉が発生する旨、報知する(ステップS3)。例えば、表示部12に干渉が発生する旨、表示し、図7に示すように、移動領域と移動禁止領域との重畳部分を表示する。CPU10aはステップS1に処理を戻す。作業者は、干渉を避ける為に、パラメータを変更することができる。移動領域と移動禁止領域が重畳しない場合(ステップS2:NO)、CPU10aは処理を終了する。
ロボット20と工作機械1の干渉が発生しないことを確認した後、制御装置10はワーク16の加工処理を実行し、加工処理の実行後、ワーク16の交換処理を実行する。制御装置10は、ロボット制御装置21と共にワーク16の交換処理を実行する。ロボット制御装置21は、XYZ座標系の座標をABC座標系の座標に変換して使用する。
図8及び図9は、制御装置10及びロボット制御装置21によるワーク16の交換処理を説明するフローチャート、図10〜図15は、ワーク16の交換処理におけるロボット20の動作を説明する正面断面図、図16は、ワーク16の交換処理におけるロボット20の動作を説明する斜視図である。図8及び図9において、制御装置10による処理を左側に記載し、ロボット制御装置21による処理を右側に記載している。
制御装置10は、ワーク16の加工が完了したことを示す信号が入力したか否か判定する(ステップS11)。ワーク16の加工が完了したことを示す信号が入力してない場合(ステップS11:NO)、ステップS11に処理を戻す。ワーク16の加工が完了したことを示す信号が入力した場合(ステップS11:YES)、CPU10aは、加工完了信号をロボット制御装置21に出力し(ステップS12)、テーブル15に移動信号を出力する(ステップS13)。図10に示す如く、加工済みのワーク16を保持したテーブル15は、側面扉13に向けて移動する。CPU10aは、ワーク16の保持を解除する信号を治具15aに出力する(ステップS14)。治具15aは、加工済みワーク16の保持を解除する。CPU10aは、工作機械1において、ワーク16を交換する準備が完了したことを示す機械準備完了信号をロボット制御装置21に出力する(ステップS15)。
ロボット制御装置21による処理を説明する。ロボット制御装置21は、制御装置10から加工完了信号を入力したか否かを判定する(ステップS21)。即ち、ステップS12において、制御装置10が加工完了信号を出力したか否かを判定する。加工完了信号を入力していない場合(ステップS21:NO)、ステップS21に処理を戻す。加工完了信号を入力した場合(ステップS21:YES)、ロボット制御装置21は、エアシリンダ50に連結信号を出力し、第四モータに回転信号を出力して扉を開く(ステップS22)。ロボット20は側面扉13に連結した状態で前方に移動し、扉を開く。ロボット制御装置21は、第一モータ及び第二モータに回転信号を出力し、ハンド33を第一位置T1に移動する(ステップS23)。図10に示す如く、第一アーム31及び第二アーム32は回転し、カバー8の内側に入り、空の把持部35は、加工済みのワーク16の上方に位置する。
ロボット制御装置21は、制御装置10から、機械準備完了信号を入力したか否か判定する(ステップS24)。即ち、ステップS15において、制御装置10が機械準備完了信号を出力したか否か判定する。機械準備完了信号を入力していない場合(ステップS24:NO)、ロボット制御装置21は、ステップS24に処理を戻す。機械準備完了信号を入力している場合(ステップS24:YES)、第一モータ及び第二モータに回転信号を出力し、ハンド33を第二位置T2に移動し(ステップS25)、ハンド33に把持信号を出力する(ステップS26)。図11に示す如く、第一アーム31及び第二アーム32は回転し、空の把持部35は下方に移動し、加工済みのワーク16を把持する。
ロボット制御装置21は、第一モータ及び第二モータに回転信号を出力し、ハンド33を第一位置T1に移動する(ステップS27)。図12に示す如く、加工済みのワーク16を把持したハンド33は上方へ移動する。図12において、テーブル15からハンド33下端までの距離は、ワーク16をテーブル15から退避する為の退避高さZbhである。
ロボット制御装置21は、第三モータに回転信号を出力し、ハンド33を回転する(ステップS28)。図13に示す如く、ハンド33は回転し、未加工のワーク16を把持した把持部35をテーブル15の上方に配置する。ロボット制御装置21は、ハンド33を第二位置T2に配置し(ステップS29)、未加工のワーク16を把持した把持部35に把持解除信号を出力し、未加工のワーク16をテーブル15に配置する(ステップS30)。図14に示す如く、ハンド33は下降し、把持部35は未加工のワーク16を離し、テーブル15に置く。ロボット制御装置21は、第一モータ及び第二モータに回転信号を出力し、ハンド33を第一位置T1に移動する(ステップS31)。図15に示す如く、空のハンド33は上方に移動する。
ロボット制御装置21は、未加工のワーク16を加工する為の準備が完了したことを示すワーク準備完了信号を制御装置10に出力し(ステップS32)、第一モータ及び第二モータに回転信号を出力し、ハンド33を初期位置T0に移動する(ステップS33)。図16に示す如く、第一アーム31及び第二アーム32はカバー8から出る。ロボット制御装置21は、エアシリンダ50に連結解除信号を出力し、第四モータに回転信号を出力して側面扉13を閉じる(ステップS34)。ロボット20は側面扉13に連結した状態で後方に移動する。図1に示す如く、側面扉13は閉まる。ロボット制御装置21は、ロボット20の動作が完了したことを示すロボット20動作完了信号を出力し(ステップS35)、処理を終了する。
制御装置10による処理を説明する。ステップS15において、機械準備完了信号を出力したCPU10aは、ワーク準備完了信号を入力したか否か判定する(ステップS16)。即ち、ステップS32において、ロボット制御装置21がワーク準備完了信号を出力したか否か判定する。ワーク準備完了信号を入力していない場合(ステップS16:NO)、CPU10aはステップS16に処理を戻す。ワーク準備完了信号を入力した場合(ステップS16:YES)、CPU10aは治具15aに保持信号を出力し、ワーク16を保持する(ステップS17、図15参照)。CPU10aはテーブル15に移動信号を出力する(ステップS18)。未加工のワーク16を保持したテーブル15は、主軸4の下方に向けて移動する。CPU10aは、ロボット20動作完了信号が入力したか否か判定する(ステップS19)。ロボット20動作完了信号が入力していない場合(ステップS19:NO)、ステップS19に処理を戻す。ロボット20動作完了信号が入力している場合(ステップS19:YES)、CPU10aは処理を終了する。制御装置10は、未加工のワーク16を加工する処理を実行する。
実施の形態に係る工作システムにあっては、ワーク16の位置を含むパラメータに基づいて、工作機械1内におけるロボット20の移動領域を演算する。移動領域と移動禁止領域とが重畳する場合、即ちロボット20が工作機械1に干渉する場合、その旨、報知する。報知後、干渉を回避する為に、作業者はパラメータを変更することができる。ロボット20を実際に駆動する前に、移動領域と移動禁止領域の重畳の有無を確認し、ロボット20と工作機械1の干渉を防止することができる。
また移動領域と移動禁止領域との重畳部分を表示部12に表示するので、作業者は、重畳部分を示す画像を視認し、直感的に干渉領域を認識することができる。また第一位置及び第二位置に基づいて、移動領域を演算することができる。
また工作機械1の制御装置10に所定のパラメータを設定するだけで、ロボット制御装置21は工作機械1の座標系をロボットの座標系に変換し、作業者が特別な設定を行わなくても、制御装置10はロボット制御装置21と協働し、工作機械1及びロボット20の制御を並行して実行する。制御装置10及びロボット制御装置21は、ステップS12〜S15及びステップS21〜S24を並行に実行し、ステップS16〜ステップS19及びステップS32〜S35を並行に実行する。そのため、サイクルタイムの短縮を図ることができる。なお工作機械1及びロボット20の制御を並行して実行しなくてもよい。
実施の形態は、制御装置10が干渉確認処理を実行するが、外部装置、例えばパーソナルコンピュータにて干渉確認処理を実行し、干渉の有無についてシミュレーションを行ってもよい。
1 工作機械
10 制御装置
12 表示部
13 側面扉
13a 扉開閉モータ
15 テーブル
15a 治具
16 ワーク
20 ロボット
21 ロボット制御装置

Claims (6)

  1. 工作機械の動作、並びに前記工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する演算装置において、
    前記工作機械のテーブルに配置したワークの位置を含むパラメータを設定する設定部と、
    該設定部にて設定したパラメータに基づいて、前記工作機械内における前記ロボットの移動領域を演算する演算部と、
    該演算部にて演算した前記移動領域、及び予め定めた前記ロボットの移動を禁止する移動禁止領域が重畳するか否か判定する判定部と、
    該判定部にて前記移動領域及び移動禁止領域が重畳すると判定した場合、重畳を報知する報知部と
    を備えることを特徴とする演算装置。
  2. 前記報知部は、画像を表示する表示部を備え、
    前記表示部に、前記移動領域及び移動禁止領域の重畳部分を表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の演算装置。
  3. 前記演算部は、前記パラメータに基づいて、前記テーブルに配置したワークから離れた第一位置と、前記テーブルに配置したワークに接近した第二位置とを演算し、演算した前記第一位置及び第二位置に基づいて、前記移動領域を演算すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の演算装置。
  4. 工作機械と、
    該工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットと、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の演算装置と
    を備え、
    前記演算装置は、前記工作機械及びロボットの制御を並行して実行すること
    を特徴とする工作システム。
  5. 工作機械の動作、並びに前記工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する演算方法において、
    前記工作機械のテーブルに配置するワークの位置を含むパラメータを設定し、
    設定したパラメータに基づいて、前記工作機械内における前記ロボットの移動領域を演算し、
    演算した前記移動領域、及び予め定めた前記ロボットの移動を禁止する移動禁止領域が重畳するか否か判定し、
    前記移動領域及び移動禁止領域が重畳すると判定した場合、重畳を報知する
    ことを特徴とする演算方法。
  6. 工作機械の動作、並びに前記工作機械に対しワークの搬入及び搬出を行うロボットの動作を演算する演算装置で実行可能なコンピュータプログラムであって、
    前記工作機械のテーブルに配置するワークの位置を含むパラメータを設定し、
    設定したパラメータに基づいて、前記工作機械内における前記ロボットの移動領域を演算し、
    演算した前記移動領域、及び予め定めた前記ロボットの移動を禁止する移動禁止領域が重畳するか否か判定し、
    前記移動領域及び移動禁止領域が重畳すると判定した場合、重畳を報知する
    処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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